JP2722564B2 - 端末機器インタフェース装置 - Google Patents

端末機器インタフェース装置

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JP2722564B2 JP63298651A JP29865188A JP2722564B2 JP 2722564 B2 JP2722564 B2 JP 2722564B2 JP 63298651 A JP63298651 A JP 63298651A JP 29865188 A JP29865188 A JP 29865188A JP 2722564 B2 JP2722564 B2 JP 2722564B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ホームコントロール装置等の遠隔制御装置
と、ホームバス等の信号伝送路で結ばれ、端末機器の運
転、停止をコントロールおよびモニターする端末機器イ
ンタフェース装置に関するものである。
従来の技術 ホームコントロールシステムの例で説明する。一般的
にホームコントロールシステムは、第2図に示すような
構成となっている。この図において、遠隔制御装置1
は、情報コンセント2を介してホームバス3に接続され
ている。端末機器4は、端末機器インタフェース装置5
に制御信号線6とモニタ信号線7で接続され、運転、停
止制御を制御信号線6よりの信号入力で行い、状態はモ
ニター信号線7より出力する。端末機器インタフェース
装置5は、情報コンセント2を介してホームバス3に接
続されている。ホームバス3は家庭内に張りめぐらさ
れ、両端を終端器8によって終端し、ホームバス3上の
各所に情報コンセント2が設けられている。又、端末機
器インタフェース装置5は、第4図に示すように構成さ
れている。送受信回路9は、情報コンセント2を介して
ホームバス3に接続され、送受信信号を変復調する。通
信制御部10は、遠隔制御装置1との間で端末機器4の運
転・停止指示およびモニター情報のやりとりを、プロト
コルに基づいてパケット交換で行う。自己アドレス設定
部11は、通信制御部10が情報をパケット交換するとき
に、パケットの宛先を判断するためのアドレス値を設定
する。機器制御部12は、通信制御部10およびキー入力検
出部よりの運転、停止指示信号を入力すると、制御出力
回路14を介して端末機器4の運転、停止を行い、モニタ
ー入力回路15より入力される端末機器4の状態が変化す
れば、通信制御部10にモニター情報を出力する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、端末機器を複数
台運転、停止させるためには、遠隔制御装置1から個々
の端末機器インタフェース装置に運転、停止指示を順番
に送らなくてはならず、操作が煩わしいという課題を有
していた。
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、遠隔制
御装置1から一台の端末機器インタフェース装置に運
転、停止指示を出力するだけで、複数台の端末機器を設
定時間ごと遅らせて連動動作させることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の端末機器インタフ
ェース装置は、運転、停止指示を受けた時、他の端末機
器インタフェース装置に、同一内容の運転、停止指示を
設定された時間遅延させた後に送信するための相手アド
レス設定部と、遅延時間を設定する遅延時間設定部とを
設けたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、通信制御部が運転、
停止指示のパケットを受信すると、機器制御部に運転、
停止指示信号を出力するとともに、相手アドレス設定部
によって設定されるアドレスへ、運転、停止指示のパケ
ットが、遅延設定部で設定された遅延時間待った後に送
信されるものである。よって相手アドレス設定部で設定
されたアドレス値を持つ端末機器インタフェース装置
へ、設定された時間遅れて順次同一内容の動作指示が伝
わっていく。
実施例 以下、本発明をホームコントロールシステムに適用し
た場合の実施例について、添付図面を用いて説明する。
第1図は、端末機器インタフェース装置のブロック図
である。送受信回路9は、情報コンセント2を介して共
通バス方式のホームバス3に接続されており、通信制御
部10よりの信号を変調してホームバス上に出力すること
と、ホームバス3上の信号を復調して通信制御部10に出
力することを行う。自己アドレス設定部11は、8ビット
のディップスイッチからなり、通信制御部10がホームバ
ス3を介して情報をパケット交換するための自己アドレ
スを256通り設定できる。モニター入力回路15は、モニ
ター信号線7より入力される端末機器の状態を検出し、
機器制御部12に伝える。制御出力部14は、制御出力線6
にパルス出力信号を出し、運転、停止の反転制御を行
う。キー入力検出部13は、常時キー入力を監視してお
り、キーが押されると、機器制御部12に運転、停止指示
信号を出力する。相手アドレス設定部16は、8ビットの
ディップスイッチからなり、運転、停止指示を送る相手
アドレスを256通り設定できる。通信制御部10は、受信
したパケットの解読や、送信するパケットの組み立てを
行い、他の通信制御部10との間で定められたプロトコル
に基づいて情報をやりとりを行う。運転、停止指示のパ
ケットを受信すると、まず宛先アドレスが自己アドレス
設定部11に設定されているアドレス値と一致しているか
を判定し、一致した場合は指示コマンドにしたがい機器
制御部12に運転、停止指示を出力する。さらに相手アド
レス設定部16によって設定されたアドレスへ、受信した
動作指示と同一内容の指示コマンドを含んだパケット
を、遅延時間設定部17に設定された時間経過後に送信す
る。第3図は、連動動作の動きを示すシーケンス例であ
る。遠隔制御装置(コントローラ)から端末機器インタ
フェース装置A(IFU−A)にパケットが送信される
と、パケット受信後遅延時間設定部17で設定された遅延
時間D1経過後、端末機器インタフェース装置A(IFU−
A)から端末機器インタフェース装置B(IFU−B)へ
同様の指示コマンドを含んだパケットが送信される。端
末機器インタフェース装置B(IFU−B)から端末機器
インタフェース装置C(IFU−C)へも同様にパケット
が送信される。
上記構成において、相手アドレス設定部で設定された
アドレスと、同一アドレスを自己アドレスとする別の端
末機器インタフェース装置へ、遅延時間経過後、順次同
一内容の動作指示が送られるので、設定時間間隔ごとに
複数の端末機器を連動動作させることが、一台の端末機
器インタフェース装置に指示を送るだけでできる。
発明の効果 以上のように、本発明の端末機器インタフェース装置
によれば、受信したパケットと同一内容の動作指示を、
相手アドレス設定部で設定されたアドレスを有する端末
機器インタフェース装置に、遅延設定部に設定された遅
延時間後らせてパケットとして組み立てて送信するの
で、一台の端末機器インタフェース装置に動作指示を送
信するだけで、複数の端末機器インタフェース装置を制
御することができる。また遅延時間を設定できるので、
設定時間ごと遅らせて順次動作させることも可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における端末機器インタフェ
ース装置のブロック図、第2図はホームコントロールシ
ステムの構成例を示すブロック図、第3図は連動動作を
示すシーケンス図、第4図は従来の端末機器インタフェ
ース装置のブロック図である。 10……通信制御装置、11……自己アドレス設定部、12…
…機器制御部、16……相手アドレス設定部、17……遅延
時間設定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 照恵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−187798(JP,A) 特開 平1−288037(JP,A) 特開 平2−34100(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己アドレスを設定する自己アドレス設定
    部と、送信相手を特定する相手アドレス設定部と、ホー
    ムバスを介して外部とパケット通信を行う通信制御部
    と、接続された端末機器への運転・停止制御信号の出力
    および該端末機器からのモニター信号の入力を行う機器
    制御部と、所定の遅延時間を設定する遅延時間設定部と
    で構成され、ホームバスを介して前記端末機器への運転
    ・停止指示パケットが伝送されてきた時、その内容に従
    って前記端末機器を制御するとともに、前記相手アドレ
    ス設定部で設定された自己アドレスを備えた他の端末機
    器インターフェース装置に対して、前記受信したパケッ
    トと同一内容のパケットを、前記遅延時間設定部で設定
    された時間遅延させた後に送信することを特徴とする端
    末機器インターフェース装置。
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