JP2721893B2 - 水性インキ記録用シート - Google Patents

水性インキ記録用シート

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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主としてコンピュータ駆動画像出力装置に
より描画するのに適した水性インキ記録用シート、殊に
オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用シートに関する
ものである。
従来の技術 オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用シートとして
は、以前から、ポリエステル単体フィルムまたはそれに
二酸化珪素等のマット剤をコーティングしたマット化ポ
リエステルフィルムが用いられている。
OHP用シートへの画像の形成は、初期の頃は、印刷物
や手描き原稿を複写機を用いて複写するか、直接手描き
することにより行っていた。
近時、OHPの利用が増大するにつれ、コンピュータか
らの指令により、プリンタまたはプロッタを介して、OH
P用シートに直接所望の画像を出力する方式が普及しつ
つある。
コンピュータ駆動画像出力装置によりOHP用シートに
描画する方式には、感熱転写方式、昇華感熱転写方式、
静電方式、インパクト方式、インキジェット方式などの
種々の方式があり、このうちインキジェット方式は、低
騒音であること、高速印字が可能であること、カラー化
が容易であること、ランニングコストが安いこと、現像
および定着が不要であることなどの利点があるので、重
要性が高い。
インキジェット方式を採用する場合のインキとして
は、油性インキまたは水性インキが使用されており、油
性インキを用いる場合は、従来のポリエステル単体フィ
ルムやマット化ポリエステルフィルムからなるOHP用シ
ートを使用してもインキ受容性を有するので支障を生じ
ないが、水性インキを用いる場合は、このようなOHP用
シートはインキ受容性を欠くので不都合を生ずる。現在
普及しているコンピュータ駆動画像出力装置の大半は水
性ジェットインキを用いるものであるので、これに適し
たOPH用シートを開発することが急務となっている。
水性ジェットインキを受容するOHP用シートとして
は、透明なフィルム基材に水溶性高分子物質からなる親
水性被膜層を設けたもの(特開昭60−224578号公報)、
透明なフィルム基材にアクリル酸系重合体を塗布したも
の(特開昭61−24493号公報)、透明なフィルム基材に
高吸水性ポリマーを含有させた接着剤を塗布し、さらに
透明性を有する微粒子を塗布したもの(特開昭61−2449
4号公報)、透明なフィルム基材に液体吸収性層と液体
透過性表面層とをこの順に設けたもの(特開昭61−7868
7号公報)、透明なフィルム基材に水溶性高分子物質か
らなる親水性被膜層を設けると共に、その親水性被膜層
の表面に微細な凹凸を形成したもの(特開昭61127386号
公報)、透明なフィルム基材にポリアルキレンオキシド
とイソシアネート化合物との反応物を含有するインキ受
理層を設けたもの(特開昭61−32787号公報)、透明な
フィルム基材にポリビニルアルコールとマット剤とから
なる塗布剤をコーティングしたもの(特開昭62−32079
号公報)などが提案されている。
発明が解決しようとする課題 水性ジェットインキに適したOHP用シートとして要求
される特性としては、 表面塗布層とベースフィルムとの接着性が大きいこ
と、 積層状態で保存してもブロッキングを起こさないこ
と、 透明性が高いこと、 水性ジェットインキの乾燥、吸収性が良いこと、 描画後インキが褪色しないこと、 得られる画像が均一であること、 指紋が付着しにくいこと、 貯蔵安定性が良いこと、 などがあげられる。
従来のポリエステル単体フィルムやマット化ポリエス
テルフィルムからなるOHP用シートは、先にも述べたよ
うに水性インキを受容しないため、得られた画像が流れ
たり摩擦により簡単に剥脱してしまう。
これに対し、ポリエステルフィルムなどの透明なフィ
ルム基材に水溶性高分子物質からなる液体吸収性層を形
成させた水性ジェットインキ用のOHP用シートは、水性
インキ受容能力を有するため従来のポリエステル単体フ
ィルムやマット化フィルムからなるOHP用シートに比す
れば格段にすぐれているが、上記の要求特性を全て満た
すものではなく、さらにその改良が望まれていた。
本発明者は、上記の要求特性を兼備した実用性の高い
水性ジェットインキ記録用シート(殊にOHP用シート)
を得るべく研究を重ねる中で、キチン系高分子をこの目
的に応用することを試み、本発明を完成するに至った。
課題を解決するための手段 本発明の水性インキ記録用シートは、透明な高分子フ
ィルム(1)の少なくとも片面に、キチン(a)、キチ
ンとキトサンとの合計量に占めるキチンの割合が5重量
%以上であるキチン−キトサン混合物(b)、および上
記(a)または(b)1重量部に対し0.7重量部以下の
他の水溶性または水分散性高分子を配合したキチン含有
高分子組成物(c)から選ばれたキチン系高分子の塗布
層(2)を設けてなるものである。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明においては、ベースフィルムとして透明な高分
子フィルム(1)を用いる。
この目的の高分子フィルム(1)としては、ポリエス
テル系フィルム、ポリプロピレン系フィルム、ポリカー
ボネート系フィルム、ポリ塩化ビニル系フィルム、ポリ
塩化ビニリデン系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポ
リスチレン系フィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリ
フェニレンオキサイド系フィルム、ポリメチルメタクリ
レート系フィルム、ポリイミド系フィルム、ポリビニル
アルコールまたはビニルアルコール共重合体系フィル
ム、再生セルロースフィルム、エーテル化またはエステ
ル化セルロースフィルムなどの単層フィルム(場合によ
り複層フィルム)が用いられる。強度、寸法安定性を上
げるため、合成樹脂フィルムの場合は二軸延伸フィルム
を用いることが多い。
高分子フィルム(1)の可視光線透過率は75%以上、
特に80%以上が適当であり、高分子フィルム(1)の厚
さは12〜150μm程度、特に25〜120μm程度が適当であ
る。
そして本発明においては、上述の高分子フィルム
(1)の少なくとも片面に、 ・ キチン(a)、 ・ キチンとキトサンとの合計量に占めるキチンの割合
が5重量%以上であるキチン−キトサン混合物(b)、
および ・ 上記(a)または(b)1重量部に対し0.7重量部
以下の他の水溶性または水分散性高分子を配合したキチ
ン含有高分子組成物(c) から選ばれたキチン系高分子の塗布層(2)を設ける。
キチンは、分子量2〜50万程度のアミノ糖からなる多
糖類の一種であって、アミノ基のアセチル化されたD−
グルコサミン基がβ−1,4で結合した直鎖分子からなる
ものであり、典型的には、カニ、エビ等の甲殻類の甲殻
を粉砕し、希塩酸で処理して炭酸カルシウムを除き、ア
ルカリ濃溶液で処理してタンパク質、その他の夾雑物を
除き、さらに必要に応じて40%塩酸に溶解し直ちに沈澱
させることにより取得できる。(化学大辞典2、縮刷
版、共立出版株式会社発行、昭和56年10月15日縮刷版第
26刷発行、745〜746頁参照) キトサンは、同様に分子量は2〜50万程度のグルコサ
ミン(2−アミノD−グルコース)からなる塩基性多糖
類であり、キチンを濃アルカリと加熱して得られるもの
である。(化学大辞典2、縮刷版、共立出版株式会社発
行、昭和56年10月15日縮刷版第26刷発行、754頁参照) 本発明においては、キチンはそれ単独で用いてもよ
く、キトサンと併用してもよい。後者の場合は、キチン
とキトサンとの合計量に占めるキチンの割合が5重量%
以上になるようにし、特にキチンとキトサンとの重量比
で5:95〜95:5の混合物が本発明の目的にとって最もバラ
ンスがとれている。
上述のキチンまたキチン−キトサン混合物には、水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸塩、ポリビニ
ルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル/無水マレイ
ン酸共重合体、ポリエチレングリコール、ポリエチレン
イミン、水溶性基を導入したアクリル系樹脂やポリエス
テル系樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、可溶性デンプン、アルギン酸ナトリウム、アラビア
ゴム、トラガントガム、ゼラチン、にかわ、カゼインな
ど)や、水分散性高分子(合成樹脂エマルジョンなど)
を配合してもよい。ただし、この場合の水溶性または水
分散性高分子の併用割合は、上述のキチンまたはキチン
−キトサン混合物1重量部に対し0.7重量部以下とすべ
きである。
高分子フィルム(1)へのキチン系高分子の塗布層
(2)の形成は、キチン系高分子を酢酸水溶液、乳酸水
溶液、クエン酸水溶液等の酸性水溶液などに溶解した溶
液を高分子フィルム(1)に塗布して乾燥することによ
りなされる。この場合、塗布液中にフィラー、界面活性
剤、可塑剤、その他の添加剤を支障ない範囲で配合して
もよい。
塗布層(2)の厚さは、乾燥基準で1〜30μm程度、
特に2〜20μmが適当であり、1μm未満では水性イン
キの受容能力が不足し、一方30μmを越えても水性イン
キの受容能力はある限度以上には上がらない上、製造上
乾燥が遅くなる欠点があり、またキチンは(キトサン
も)高価であるためコスト的に不利となる。
高分子フィルム(1)へのキチン系高分子の塗布層
(2)の形成に際しては、該塗布層(2)との密着性を
向上させるため、ベースフィルムである高分子フィルム
(1)の有する撥水性を除去するための処理、たとえば
コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理等の表面処
理、界面活性剤の塗布、イソシアネート系接着剤等の接
着剤によるアンカリング等を行ってもよい。また、水性
インキ受容層を形成する塗布層(2)の側に界面活性剤
を配合して、表面張力を低下させるようにしてもよい。
第1図は本発明の水性インキ記録用シートの一例を示
した断面図であり、高分子フィルム(1)の片面にキチ
ン系高分子の塗布層(2)を設けた場合を示してある。
第2図は本発明の水性インキ記録用シートの他の一例
を示した断面図であり、高分子フィルム(1)の両面に
キチン系高分子の塗布層(2),(2)を設けた場合を
示してある。
キチン系高分子の塗布層(2)は、高分子フィルム
(1)の両面に設けた方が、片面に設けた場合よりも、
価格的には不利であるが、カーリング性改善の点では有
利である。
高分子フィルム(1)の少なくとも片面にキチン系高
分子の塗布層(2)を設けたシートの厚さは、10〜150
μm程度、特に15〜100μm程度が適当であり、また該
シートの光線透過率が80%以上となるように留意する。
上記構成を有する本発明の水性インキ記録用シート
は、水性インキジェット方式のプリンタまたはプロッタ
を装備し、コンピュータの指令により描画するためのシ
ート、特にOHP用シートとして有用であり、第2原図用
としても有用である。また、水性ペンを装着したX−Y
プロッタ等の作図シートとしても有用である。なお本発
明の記録用シートは水性インキ受容性を有するものであ
るので、自動描画に加えて、従来のように印刷物を複写
機より複写したり、水性インキによる手描操作を付加し
たり、手描きによる操作のみを行ってもよい。
作用 本発明の水性インキ記録用シートをOHP用シートなど
の目的に用いるときは、キチン系高分子の塗布層(2)
が高分子フィルム(1)の片面に形成されているとき
は、塗布層(2)の側を出力装置(プリンタやプロッ
タ)の水性ジェットインキ噴出側に向けて配置する。X
−Yプロッタ等により作図するときは、塗布層(2)の
側を水性ペンで描画する。
キチン系高分子の塗布層(2)は、水性インキを受容
すると共に、受容したインキをすみやかに乾燥する。
実 施 例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。以下
「部」とあるのは重量部である。
実施例1 高分子フィルム(1)として厚さ75μmのポリエステ
ルフィルムを用い、その片面に下記処方の塗布液を塗布
し、80℃で熱風乾燥した。得られた塗布層(2)の膜厚
は15μmであった。
(キチンおよびキトサンは、南陽化成株式会社製のもの
を使用した。) 実施例2 高分子フィルム(1)として厚さ75μmのポリエステ
ルフィルムを用い、その片面に予めコロナ放電処理を施
して表面張力を30dyne/cmとしてから、その処理面上に
下記処方の塗布液を塗布し、80℃で熱風乾燥した。得ら
れた塗布層(2)の膜厚は5μmであった。
比較例1 高分子フィルム(1)として厚さ75μmのポリエステ
ルフィルムを用い、その片面にポリビニルアルコール
(重合度1000、ケン化度88モル%)とポリビニルピロリ
ドン(重合度400)との重量比で5:5の混合物の5重量%
水溶液からなる塗布液を塗布し、80℃で乾燥した。得ら
れた塗布層の膜厚は20μmであった。
〈性能試験〉 上記の実施例1〜2、および比較例1で得たOHP用シ
ートにつき、ベースフィルムに対する塗布層の接着性、
透明性(全光線透過率)、積層時のブロッキング性およ
び指紋付着性を調べると共に、これらのOHP用シートに
ジェットプリンタ用水性インキを滴下して、水性インキ
の乾燥時間、インキの褪色の有無を調べた。なお、実施
例の場合の画像の均一性は良好であった。
結果を第1表に示す。
〈測定、評価条件〉 接着性は、塗布層にカッターで1mm間隔のゴバン目を
入れ、セロハン粘着テープを圧着貼付してから勢いよく
剥し、塗布層に剥離が生ずるかどうかで判定した。
全光線透過率は、分光光度計により、可視領域の波長
の光の透過率を求めた。
ブロッキング性は、OHP用シート10枚を重ねて上下か
ら0.5kg/cm2の圧をかけ、20℃、65%RHの条件下または3
0℃、80%RHの条件下に7日間放置したときのブロッキ
ングの有無で判定した。
指紋付着性は、OHP用シートを指で持ち、指紋の付着
の有無を肉眼で判別した。
インキ乾燥時間は、水性インキ滴下後経時的に指で触
り、インキが指に転着するかどうかで判定した。
インキの褪色の有無は、原インキの色と印字されたの
ち7日後のインキの色とを対比し、評価した。
実施例3 高分子フィルム(1)として厚さ75μmのポリエステ
ルフィルムを用い、その両面に予めイソシアネート系接
着剤による乾燥基準で1g/m2のアンカリング層を形成
し、その上に、キチン3部、酢酸3部および水94部から
なる処方の塗布液を塗布し、80℃で乾燥した。得られた
塗布層(2),(2)の膜厚は両面とも15μmであっ
た。
このようにして得たOHP用シートにつき、実施例1の
場合と同様にしてその性能を調べたところ、次の結果が
得られた。画像の均一性も良好であった。
・接着性:剥離しない ・全光線透過率:85% ・ブロッキング性: 20℃、65%RH なし 30℃、80%RH なし ・指紋付着性:付着を認めず ・カーリング性:なし ・インキ乾燥時間:10秒以下 ・インキ非褪色性:良好 発明の効果 本発明の水性インキ記録用シートは、ベースフィルム
である高分子フィルム(1)の少なくとも片面に、皮膜
形成能を有し、透明性が良好で、フィルム(1)との接
着力が大きく、かつ良好な水性インキ受容能を有するに
もかかわらず耐吸湿性のあるキチン系高分子の塗布層
(2)を設けた構成を有するため、コンピュータ駆動画
像出力装置により描画するためのシート、殊にOHP用シ
ートとして要求される諸特性を全て備えている。
すなわち、水性ジェットインキを確実に受容し(水性
ジェットインキ受容能)、かつ受容したジェットインキ
をすみやかに乾燥し(速乾能)、乾燥後において水性ジ
ェットインキの表示部が摩擦等によって消去するおそれ
がなく、得られる画像が均一であり(画像の均一性)、
しかもインキが褪色しにくい(褪色防止性)。
また、塗布層(2)を形成するキチン系高分子の層
は、薄層でも水性インキ受容性を持つ上、積層してもブ
ロッキングを起こさず(耐ブロッキング性)、カーリン
グを起こしにくく(耐カーリング性)、指紋が付着しに
くいのでOHPにより投影したときに指紋が映らない(指
紋付着防止性)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の水性インキ記録用シートの一例を示し
た断面図である。 第2図は本発明の水性インキ記録用シートの他の一例を
示した断面図である。 (1)……高分子フィルム、 (2)……キチン系高分子の塗布層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な高分子フィルム(1)の少なくとも
    片面に、キチン(a)、キチンとキトサンとの合計量に
    占めるキチンの割合が5重量%以上であるキチン−キト
    サン混合物(b)、および上記(a)または(b)1重
    量部に対し0.7重量部以下の他の水溶性または水分散性
    高分子を配合したキチン含有高分子組成物(c)から選
    ばれたキチン系高分子の塗布層(2)を設けてなる水性
    インキ記録用シート。
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