JP2721844B2 - ライニング用ゴムシートおよびそれを用いたライニング方法 - Google Patents
ライニング用ゴムシートおよびそれを用いたライニング方法Info
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Description
クなどの表面に接着するためのライニング用ゴムシート
およびそれを用いたライニング方法に関するものであ
る。
ゴムをライニングするには、ラテックスを金属表面に塗
布した後に加硫する方法と、加硫したライニング用のゴ
ムシートを金属等の被着体に接着する方法があった。
めの加硫釜が必要であり、大規模な設備を必要とする難
点があった。
をライニングできる方法であるが次のような難点を有し
ている。
するために通常「バフ仕上げ」と称する操作として、ラ
イニング用ゴムシートの接着面を、ワイヤーホイルやサ
ンドペーパー等で均一に研磨し、次いでライニング用ゴ
ムシートの表面に研磨したゴム粉末が残らないように乾
いたブラシ等でよく掃除し、必要に応じて有機溶剤で脱
脂した後に、接着剤を塗布して接着しなければならな
い。
着面を均一に研磨するために多大の時間と熟練を要し、
さらに研磨したゴム粉末が飛散して作業環境が劣悪にな
る欠点を有していた。また、研磨が不十分であると、接
着強度が低下する欠点があった。
特殊接着層を有するライニング用ゴムシートもあるが、
価格が高くなる難点があるため、一般的には使用されて
いない。
ニング用ゴムシートの欠点を改良するため鋭意研究の結
果、ライニング用ゴムシートの接着面を布またはフィル
ムで覆い、金属等に接着する際に布またはフィルムを剥
し、金属等に接着することにより、上記課題が解決され
ることを見いだし、本発明を解決するに至った。
処理を必要とせず、短時間でライニング処理を終了する
ことができ、作業環境を悪化させず、さらに接着強度の
良好なライニング用ゴムシートおよびライニング方法を
提供することにある。
成するための本発明のライニング用ゴムシートは、ライ
ニング用ゴムシートにおいて、接着面に布、フィルムま
たは紙を圧着させたことを特徴とするものであり、また
本発明のライニング方法は、接着面に布、フィルムまた
は紙を圧着させたライニング用ゴムシートから、布、フ
ィルムまたは紙を剥離し、金属またはプラスチック等の
被着体の表面にライニング用ゴムシートを接着すること
を特徴とするものである。
の天然素材繊維やポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィン、ポリ塩化ビニル等の合成繊維単独もしくはこれ
らの複合繊維を織ったものである。
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル
等の合成樹脂の単独のフィルムまはた複数の合成樹脂を
積層したフィルムを用いることができる。
成樹脂フィルムをラミネートしたものであってもよい。
るには、ゴムシートの接着面に上記の布、フィルムまた
は紙を圧着させればよい。製造方法の一般的実施態様と
しては、必要な添加剤を配合したゴム組成物を混練し、
シート状に成形し、接着面側に布、フィルムまたは紙を
加硫操作過程或は加硫終了後早い時期にロールやプレス
により圧着する方法が挙げられるが、この方法に限定さ
れないことはいうまでもない。
ゴムとしては、天然ゴムまたはスチレンゴム、イソプレ
ンゴム等のジエン系ゴム、ブチルゴム、アクリルゴム等
のオレフィン系ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、
フッ素系ゴム等がある。
のゴムに通常用いられる加硫剤、老化防止剤、可塑剤、
軟化剤、補強剤、増量剤等の添加剤を配合し、練りロー
ル、インターナルミキサー、双腕型ミキサー等の混練機
で充分に混練し、シート状に成形し、140〜190℃
で加硫すればよい。
単一層のものが製造コストの低減の点で好ましいが、ラ
イニングの目的により耐摩耗性ゴム層等と接着層ゴムの
複数の層構造を有するものであってもよい。
る被着体としては、ラッギング用のコンベアー・プーリ
ー、各種工業用ローラー、腐食や騒音防止を目的とする
建築物、トラック荷台、パワーショベルのバケット、サ
イロ下のホッパー等の金属、プラスチック等が挙げられ
る。
に優れる主な理由は、あらかじめゴム接着面が、布等で
圧着被覆されることにより、酸化されていない新しいゴ
ム面が形成されるか、あるいは布等を圧着することによ
り添加剤がブリーディングしたりマイグレーションから
防止されるためと考えられる。
(ポリエステル製布、商品名:「テトロン布」、帝人株
式会社製)をゴムシートの表面に貼付し、ローラーで加
圧して、張り合せた後、145℃で45分間加硫し、厚
さ3mm×幅 1000mm×長さ2mのライニング用
ゴムシートを製造した。
ィルム、商品名:「テトロン・フィルム」、帝人株式会
社製)を用いた他は実施例1に準じて、厚さ3mm×幅
1000mm×長さ2mのライニング用ゴムシートを製
造した。
布等の圧着されていないゴムシートを製造した。
布またはフィルムを剥離し、接着用ゴム層の接着面に自
然加硫接着剤(商品名:「SC−2000]、(株)チ
ップトップ・ジャパン製)を2回塗布、乾燥を繰り返し
た。一方、被着体の鋼材の表面に付着した錆等の不純物
を除去し、鋼材表面にライニング用ゴムシートと同様に
自然加硫接着剤を塗布した。その後鋼材の塗装面とライ
ニング用ゴムシートの塗装面を貼り合わせ、充分に圧着
した。したがって、ライニング用ゴムシートの研磨工程
を省略することができた。鋼材との接着力をJIS K
6301の90°剥離力を測定し、その結果をライニ
ングの前処理に要した時間と共に表2に示す。
を、バフ加工した後、実施例3に準じて、鋼材に貼り合
わせた。このものの接着力と、ライニングの前処理に要
した時間を表に示す。
手順に準じて、製鉄所用コンベアーラインの駆動プーリ
ー(直径400mm×長さ1000mm)にライニング
し、実際に使用した結果、6カ月を経過してもなんら問
題なく稼働した。
ライニング方法は、以下のような優れた効果を有してい
る。 (1)従来必要であったライニング用ゴムシートのバフ
加工等による研磨工程が不要となり、ライニングに要す
る時間が大幅に短縮できる。 (2)被着体とライニング用ゴムシートが均一に接着
し、接着強度が向上する。 (3)研磨によるゴム粉末が発生しないため、作業環境
が悪化することがない。 (4)ライニングに際し、熟練を必要とせず誰でも簡単
に施工できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ライニング用ゴムシートにおいて、接着
面に布、フィルムまたは紙を圧着させたことを特徴とす
るライニング用ゴムシート。 - 【請求項2】 接着面に布、フィルムまたは紙を圧着さ
せたライニング用ゴムシートから、布、フィルムまたは
紙を剥離し、被着体の表面にライニング用ゴムシートを
接着することを特徴とするライニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4910093A JP2721844B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ライニング用ゴムシートおよびそれを用いたライニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4910093A JP2721844B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ライニング用ゴムシートおよびそれを用いたライニング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255032A JPH06255032A (ja) | 1994-09-13 |
JP2721844B2 true JP2721844B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12821683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4910093A Expired - Lifetime JP2721844B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | ライニング用ゴムシートおよびそれを用いたライニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2721844B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP4910093A patent/JP2721844B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06255032A (ja) | 1994-09-13 |
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