JP2721835B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP2721835B2
JP2721835B2 JP2186896A JP2186896A JP2721835B2 JP 2721835 B2 JP2721835 B2 JP 2721835B2 JP 2186896 A JP2186896 A JP 2186896A JP 2186896 A JP2186896 A JP 2186896A JP 2721835 B2 JP2721835 B2 JP 2721835B2
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恭己 森本
清英 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、走行中に目的地へ
の案内を音声および/または画面表示により行う車両用
ナビゲーション装置に係り、特に交差点接近時などの案
内点で適切な音声案内を可能にした車両用ナビゲーショ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ナビゲーション装置は、例えば特
開昭60−202307号に開示されているように、車
両が交差点の特定範囲内に進入したことを検知すること
により、その交差点での車両の進行方向等を音声、或い
は音声と表示で運転者に報知したり、また特開昭63−
21199号公報に提案されているように、交差点通過
後の所定距離走行時に音声報知するものであった。この
ような従来の装置では、ドライバーの意志に関係無く、
システムが走行途中の案内情報を提供するものであった
ため、ドライバーが必要とするときに必ずしも案内情報
が得られるとは限らなかった。そのため、目的地へ向か
うための先の情報を早目に貰ってゆとりのある運転がで
きにくかった。また、案内情報は所定の距離または時間
が経過する毎に提供されるため、必要でない場所での案
内もあって耳ざわりに感ずることもあった。更に、地
図、音声案内等のデータはCDROMに記録されている
ため、必要なデータをアクセスするのに時間が掛かり、
道案内して欲しい地点で、必要な情報がリアルタイムで
提供されるものではなかった。これらの事情に鑑みて、
例えば特開平1−173819号において、スイッチ操
作に応じて操作説明書音声を出力し、また予め設定した
ルートに応じて、交差点接近時など自動的に案内音声を
出力するもの、また特願平3−258172号におい
て、音声リクエストスイッチを操作することにより、運
転者が必要に応じて案内音声出力を要求できるものが提
案された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
運転者の操作によるリクエスト音声案内及び自動音声出
力のタイミングによる音声案内では、どちらを優先的に
出力するのか、その処理方法が提案されていなかった。
例えば、自動音声出力中にリクエスト音声を運転者が要
求した場合、あるいはリクエスト音声出力中に自動音声
出力のタイミングになった場合、どちらの音声を優先す
べきか、あるいはキャンセル(音声出力中の案内を中
止)すべきかといった問題について対処されていなかっ
た。そこで、本発明の目的は自動音声とリクエスト音声
の両者を適切に出力する機能を備えた車両用ナビゲーシ
ョン装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は予め設定された経路に基づいて案
内を行う車両用ナビゲーション装置において、車両の現
在位置を検出する現在位置検出手段と、地図情報、案内
情報を記憶する情報記憶手段と、経路情報を記憶する経
路記憶手段と、経路記憶手段に記憶された経路情報及び
現在位置検出手段で検出された車両の現在位置に基づい
て、次に案内の必要な地点に関する案内情報を、情報記
憶手段から読み出すと共に、案内情報を処理する音声出
力手段と、音声出力手段により処理された案内情報を音
声出力する出力手段とを備え、音声出力手段は自動的に
案内を報知することが要求されたかを判断する第1の判
断手段と、運転者により案内を報知することが要求され
たかを判断する第2の判断手段とを有し、第2の判断手
段による案内要求が判断されたとき、案内出力中であっ
ても当該案内に替えて、運転者から要求された案内を報
知するようにした構成にある。
【0005】また請求項2の発明は予め設定された経路
に基づいて案内を行う車両用ナビゲーション装置におい
て、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、地
図情報、案内情報を記憶する情報記憶手段と、経路情報
を記憶する経路記憶手段と、経路記憶手段に記憶された
経路情報及び現在位置検出手段で検出された車両の現在
位置に基づいて、次に案内の必要な地点に関する案内情
報を、情報記憶手段から読み出すと共に、案内情報を処
理する音声出力手段と、音声出力手段により処理された
案内情報を音声出力する出力手段とを備え、音声出力手
段は自動的に案内を報知することが要求されたかを判断
する第1の判断手段と、運転者により案内を報知するこ
とが要求されたかを判断する第2の判断手段とを有し、
第1の判断手段による案内要求が判断されたとき、案内
出力中であっても当該案内に替えて、自動的に案内を報
知するようにした構成にある。
【0006】
【発明の作用・効果】上記の構成によれば、第1の判断
手段により自動音声出力のタイミングが判断されると、
出力手段は車両の現在位置に対応した案内情報を音声出
力し、一方第2の判断手段により運転者からの案内要求
が判断されたときも同様に案内情報を音声出力する。即
ち、第1または第2の判断手段のいずれかの案内要求が
あれば、案内出力中であっても、該案内に替えて、前記
判断に基づいた案内情報が報知されるため、運転者が必
要とする適切な案内情報を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の車両用ナビゲーシ
ョン装置のハードウェア構成を示す。本発明は、運転者
と対話しながら目的地へのドライブを進めることができ
るナビゲーション装置で、予め設定された目的地に対し
てナビゲーション中に、運転者のリクエストに応じて案
内情報をリアルタイムで音声によって提供すると共に、
リクエストが無いときは交差点接近時などで事前に注意
音を発した後に自動的に音声案内するものである。本実
施例では走行中に出力される音声フレーズを、注意
音、目標物までの距離、目標物、目標物からの進
行方向、の4つの組み合わせにより構成するものとす
る。例えば、の場合は“ポーン”、の場合は“およ
そ400m”“まもなく”等、またの場合は“藤井
町”“信号”“信号のない交差点”等、更にの場合は
“を直進します”“を右折します”等である。
【0008】図1において、車両用ナビゲーション装置
はシステム全体の制御を行う演算部1と、地図、目標物
等のナビゲーション用データや音声データ等が記録され
ているCDROM2と、演算部1からの指令によりCD
ROM2から必要なデータを読み出し、音声データ用R
AM4−1(以下「音声バッファ」と記す)に書き込む
CDROMドライバ3と、音声バッファ4−1にて合成
された音声データをADPCMデコーダ4−2により音
声信号に変換する音声合成部4と、音声合成部に接続さ
れ、変換された音声信号に基づいて案内音声を出すスピ
ーカ5と、運転者の入力によるリクエストまたは自動的
にディスプレイ等に経路案内を画面表示する表示部6
と、目的地を入力したり、経路案内をリクエストしたり
する入力部7と、自車両の現在位置を確定する現在位置
測定部10、及び目的地に応じた経路データを記憶する
経路記憶部11とから構成されている。
【0009】演算部1は、目的地までの経路を算出する
経路算出部1−1と、音声案内および/または表示案内
を自動的またはリクエスト信号により実行する経路案内
部1−2とから構成されている。経路算出部1−1は、
入力部7から入力される目的地情報と現在位置測定部1
0で測定される現在地情報及びCDROMドライバ3か
らの地図情報により目的地までの経路情報を算出し、そ
の経路データを経路記憶部11に格納する。
【0010】経路案内部1−2は、現在地を目的地まで
の経路に照らし、自車両の車線上の位置に対して予め定
められた案内点に接近しているか否かを判定する機能を
備えている。すなわち、前記機能により、案内経路上の
交差点の手前所定距離の自動音声出力のタイミングが判
定される。この判定結果に基づいて、案内点で音声出力
するためのフレーズが注意音を含んで選択され、このフ
レーズを音声バッファに格納した後に、このフレーズを
ADPCMデコーダで変換して音声出力する。このと
き、始めに注意音が出され、その所定時間後、例えば
0.2秒程で案内音声が出力される。同時に経路上の現
在地を表示部6に表示する。なお、前記機能により自動
音声出力のタイミングを判定するのは交差点通過後でも
よい。交差点通過後に自動音声出力のタイミングを判定
した場合、この判定結果に基づいて、案内点で音声出力
するための注意音を含むフレーズが選択され、音声出力
される。また、案内点の手前所定距離になってから音声
出力されてもよい。
【0011】また運転者からリクエスト信号が入力され
ると、経路案内部1−2は音声合成装置4に対して現在
地の音声案内を指令すると共に、表示部6に対して経路
上に現在地の表示を指令する。なお、表示案内は運転者
の要求、すなわち入力部7から入力される信号に応じて
表示されるように構成することもできる。CDROM2
は、ナビゲーションに必要な地図データ、音声データ等
のすべてのデータが記録されたデータベースであり、こ
のデータの内、音声データは(ADPCM方式)等の音
声圧縮方法により圧縮されて記録されている。
【0012】図2は、音声データ記録内容の一例を示し
ている。音声データの記録内容は、音声セグメント、交
差点名、目印名称、道路名称、目的地名称等のデータ種
別及び該データ種別ごとに予め設定された内容、例えば
音声セグメントであれば“ポーン”“交差点”“300
mほどで”等、また目的地名称であれば“岡崎IC(イ
ンタチェンジ)”“Aカントリークラブ”等である。音
声合成部4は、経路案内部の指令により、圧縮された音
声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成して
スピーカ5から出力する。この音声合成装置の音声バッ
ファ41には現在の走行地点から最も近い案内情報に必
要な音声データが逐一書き込まれ、一方これからの案内
情報に不必要な音声データを消去し、新たな音声データ
の書き込みを可能にしている。また音声バッファ4−1
は、フレーズの数に応じて用意され、例えばバッファ数
を20で構成される。
【0013】合成する基本的なフレーズとしては、図2
に示す音声セグメント、交差点名、目的地名、道路名称
等がある。演算部1は設定された目的地に対する道順、
走行距離及び方位により車両の現在位置を把握している
ので、その地点での地図のデータベースより、最適なフ
レーズの組み合わせを決定する。決定されたフレーズ
は、ADPCMデコーダ42によりアナログ信号に変換
され、例えば“およそ400mで”“石川町”“を右折
します”という合成された案内情報がスピーカから音声
で発せられる。
【0014】表示部6は、運転席近傍のインストルメン
トパネル内に設けられており、運転者は図3に示す画面
表示を見ることにより自車両の位置を確認し、またこれ
からの経路についての情報を得る。図示の例の場合、図
3(1)の表示画面20では選択された経路は太い線1
00で示されており、その他の道路は細い線102で示
されている。自車両の位置は丸印104で、進行方向は
くさび型矢印106で示されている。道路の表示につい
ては、線の太さによる区別に限らず色を変えることによ
り区別することもできる。
【0015】また上記の画面には、経路案内の設定及び
経路誘導中の案内や画面の切替え操作を行うための機能
ボタンが設けられている。すなわち、表示部6にはボタ
ン表示に対応してタッチパネルが設けられており、ボタ
ンタッチにより入力される信号に基づいて上記の操作が
実行されるように構成されている。このボタンやタッチ
パネルなどから構成される入力信号発生手段は入力部7
を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省
略する。区間図20には、現在地を拡大するための詳細
ボタン、案内を中止するための案内中止ボタン、現在地
を含む広い地域を表示させる広域ボタンなどが配備され
ている。
【0016】自車両の位置が進路変更すべき交差点10
8に近付くと、図3(2)に示す表示画面30に変わ
り、交差点名110とその交差点までの距離112が表
示される。また、この表示切り換えと同時に交差点での
経路誘導に対応する案内音声を発生する。このとき、自
動音声出力のタイミングであれば、注意音が発せられて
から案内音声が発生される。リクエストであれば、注意
音なしの案内音声が発生される。例えば、自動音声出力
またはリクエスト音声出力のいずれかで案内中の場合は
当該案内が中止されて、新たに要求された音声出力によ
る案内に切り換えられる。
【0017】入力部7は、目的地を入力したり、運転者
が必要な時(タイムリー)に案内情報を音声および/ま
たは画面表示によって得られるように、運転者の意志に
よりナビゲーション処理を演算部1に指令する信号(ト
リガー)を発するリクエストセンサ7−1を含んでい
る。また、入力部7は表示部6の画面上で指示すること
により、目的地を入力するように構成することもでき
る。現在位置測定部10は、衛星航法システム(GP
S)を利用したGPSレシーバ12で受信した自車両の
位置情報、方位計8からの方位情報及び距離計9からの
距離情報に基づいて自車両の現在位置を確定し、この現
在地情報を演算部1に送る。ここで、方位計8は地磁気
に基づき自車両の進行方位を検出する。また距離計9は
車輪の回転数により走行距離を検出する。
【0018】次に、音声合成ついて説明する。図4は、
本発明の第1実施例である音声合成のフローチャート
を、また図5は音声バッファの内容を示している。ここ
では、フレーズとして“およそ400mで”“藤井町”
“を右折します”を用いて説明する。車両が目的地に進
行している間、演算部1は自車両の現在位置から案内情
報に必要なフレーズを逐一選択している。まず自動音声
出力のタイミング、つまり予め定められた経路上の案内
点に自車両の現在位置が接近しているか否かを判断し
(S1)、自動音声出力のタイミングでないときは運転
者からのリクエストがあるかを判断する(S2)。ここ
で、ステップS1は自動的に案内を報知することが要求
されたかを判断する第1の判断手段を、またステップS
2は運転者により案内を報知することが要求されたかを
判断する第2の判断手段を構成する。
【0019】例えば、図3(1)に示す位置が自動音声
出力のタイミングであれば、注意音、残距離、目標物及
び進行方向で構成されるフレーズ選択(A)を行った後
に(S3)、バッファリングし(S5)、音声出力を実
行する(S6)。同時に表示画面を図3(2)に切り換
えて交差点名、交差点までの距離、及び交差点での進行
方向を表示する。ドライバがある地点で案内情報をリク
エストしたときは、案内情報として必要な残距離、目標
物及び進行方向で構成されるフレーズ選択(B)を行っ
た後に(S4)、バッファリングし(S5)、音声出力
を実行する(S6)。そしてステップS1にリターンす
る。この音声出力処理ルーチンでは音声出力の要求がス
テップS1またはS2のいずれかで判断されるまでフレ
ーズ選択は行われない。また、ステップS6の音声出力
処理を実行した後、ステップS1にリターンし、次の音
声出力の要求がされたかを判断する構成となっているの
で、音声案内中に、次の音声出力の要求が判断される
と、当該判断された案内に切り替わる。
【0020】バッファリングを図5により説明すると、
CDROMドライバはCDROMにアクセスし、選択さ
れたフレーズを音声バッファに書き込む。まずCDRO
Mドライバは予め定められたフレーズ構成に従ってアク
セスする。すなわち、注意音フレーズ“ポーン”、残距
離フレーズ“およそ400mで”、目標物フレーズ“藤
井町”、そして進行方向フレーズ“を右折します”を順
次アクセスし、音声バッファに書き込む。このように自
動音声出力またはリクエストに対する案内情報を構成す
るすべてフレーズがバッファリングされると、ADPC
Mデコーダにて音声信号に変換するための音声出力処理
が実行される。
【0021】次に、本発明のナビゲーション装置の他の
実施例を説明する。なお、上記の音声合成処理は3また
は4つのフレーズのすべてにおいてCDROMをアクセ
スし、音声データをバッファリングしているが、本実施
例は自動音声出力のタイミングまたはリクエスト後のC
DROMへのアクセスをなくし、自動音声出力のタイミ
ングまたはリクエストと同時に音声出力されるように改
良されている。図6〜8は、本実施例であるナビゲーシ
ョン装置の音声合成のフローチャートである。図9は、
音声合成処理に対応した音声バッファの内容を示してい
る。なお、音声バッファは、20フレーズの格納容量を
もっており、音声データとしてのフレーズ、選択された
フレーズであることを示す存在フラグf及びフレーズご
との使用頻度nが書き込まれる。ここで、存在フラグf
は、選択フレーズであればf=1、選択フレーズでなけ
ればf=0とする。図9(1)に示す例では、はじめに
バッファリングされたフレーズに使用頻度n=1が記録
され、まだ選択されたフレーズがないので存在フラグf
=0が記録されている。
【0022】演算部1が実行を開始すると、まずフレー
ズの中で繰り返し使用されるものは分かっているので、
使用頻度の高いフレーズ、例えば“およそ100m”
“およそ400m”“を右折します”“を左折します”
等の残距離や進む方向等を予め複数の音声バッファへバ
ッファリングし(S10)、そのフレーズの使用頻度を
“1”にセットする(S11)。次いで、設定コースと
現在地に応じた案内情報フレーズを、残距離と目標物及
び進む方向から選択する(S12)。ここでは、例え
ば、案内情報フレーズとして“ポーン”“およそ4OO
mで”“藤井町”“を右折します”が選択されるものと
する。
【0023】選択されたフレーズが変更ありか否かを判
断し(S13)、当該フレーズが変更ない場合には、自
動音声出力のタイミングであるか否かを判断する(S1
8)。当該フレーズが変更ありの場合には、前回選択さ
れたフレーズが存在しないように、すべてのバッファの
フラグをクリア(f=0)する(S14)。選択された
フレーズは既にバッファ中に存在するフレーズとそうで
ないフレーズを分ける(S15)。既にバッファ中に存
在するフレーズは消してはいけないので、図9(2)に
示すように、案内情報フレーズ“およそ400mで”“を
右折します”に対して存在フラグfを1にして使用頻度
nを+1して「2」にセットする(S16)。次いで、
選択されたフレーズのすべてがバッファ中に存在するか
否かを判断する(S17)。バッファ中に選択されたフ
レーズの全部がある場合、自動音声出力のタイミングが
チェックされる(S18)。
【0024】選択されたフレーズの全部または一部がバ
ッファ中にない場合は、バッファの空きがあるか否かを
判断する(S24)。空きがないときは、空いたバッフ
ァを作るための処理が実行される。一方、空きがあると
きは、例えば、図9(3)に示すNo.20のバッファが
空いていると仮定した場合、このバッファに選択された
フレーズが入るか、すなわちバッファのサイズが足りる
か否かをチェックする(S26)。バッファに空きがな
い場合、あるいは空きバッファのサイズが不足している
場合は、バッファに記録されている使用頻度nを参照し
て、既にバッファにあるフレーズの中から使用頻度の少
ないフレーズのバッファをクリアする(S25)。具体
的には、使用頻度nを見て、使用回数の少ない(nの小
さい)フレーズからクリアされる。通常、通過した交差
点名が再び使用されることはないので、このフレーズの
バッファが最初にクリアされる。ところで、一つのバッ
ファがクリアされると、再度サイズのチェックが行われ
る(S26)。このルーチンを繰り返すことにより、選
択されたフレーズのサイズに合ったバッファが用意され
ることになる。
【0025】バッファが用意されると、図9(4)に示
すバッファNo.20に選択されたフレーズ“藤井町”を
バッファリングし(S27)、存在フラグfを“1”に
すると共に(S28)、使用頻度nを“+1”にする
(S29)。次いでバッファリングするフレーズが残っ
ているか否かをチェックする(S30)。他にフレーズ
があれば、S24にリターンする。選択されたすべての
フレーズのバッファリングが終了すると、自動音声出力
のタイミングであるか否かが判断される(S18)。そ
のタイミングでない場合は、ドライバのリクエストがあ
るかを判断し(S19)し、リクエストがない場合はS
12にリターンする。またリクエストがある場合は、先
の処理でリクエストに応じたフレーズがバッファ中に揃
っているので、図9(5)に示す残距離、目標物、進む
方向の順番に選択する(S20)。そして、選択された
順番で連続してバッファから読み出し、ADPCMデコ
ーダにて音声に変換してスピーカから出力する(S2
1)。リクエストの場合は、注意音「ポーン」が選択さ
れないので、リアルタイムで音声案内される。
【0026】自動音声出力のタイミングで、リクエスト
されていない場合は、図9(6)に示す注意音、残距
離、目標物、進む方向の順番に選択する(S22)。そ
して、選択された順番で連続してバッファから読み出
し、ADPCMデコーダにて音声に変換してスピーカか
ら出力する(S23)。自動音声出力の場合は、始めに
注意音である「ポーン」が出され、その後に音声案内さ
れる。上記の第2実施例はステップS18とステップS
19により自動音声出力とリクエスト音声出力の要求が
判断されており、その判断に基づいて音声出力処理が行
われるので、第1実施例と同じ作用効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用ナビゲーション装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
【図2】 音声データの記録内容の一例を示す図であ
る。
【図3】 表示部の表示画面の一例を示し、図3(1)
は通常の画面、図3(2)は経路案内時の画面を説明す
る図である。
【図4】 本発明の第1実施例である車両用ナビゲーシ
ョン装置の音声合成処理のフローチャートである。
【図5】 バッファのデータ内容を説明する図である。
【図6】 本発明の第2実施例である車両用ナビゲーシ
ョン装置の音声合成処理のフローチャートである。
【図7】 図6に続くフローチャートである。
【図8】 図6に続くフローチャートである。
【図9】 本発明の第2実施例である車両用ナビゲーシ
ョン装置の音声合成処理時のバッファのデータ内容を説
明する図である。
【符号の説明】 1…演算部、2…CDROM(データベース)、3…C
DROMドライバ、4…音声合成部、5…スピーカ、6
…表示部、7…入力部、8…方位計、9…距離計、10
…現在位置測定部、11…経路記憶部、12…GPSセ
ンサ、20,30…表示部の表示画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−16917(JP,A) 特開 昭63−281013(JP,A) 特開 昭62−267900(JP,A) 特開 平1−141314(JP,A) 特開 平3−154530(JP,A) 特開 昭64−16915(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された経路に基づいて案内を行
    う車両用ナビゲーション装置において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 地図情報、案内情報を記憶する情報記憶手段と、 経路情報を記憶する経路記憶手段と、 前記経路記憶手段に記憶された経路情報及び現在位置検
    出手段で検出された車両の現在位置に基づいて、次に案
    内の必要な地点に関する案内情報を、前記情報記憶手段
    から読み出すと共に、案内情報を処理する音声出力手段
    と、 前記音声出力手段により処理された案内情報を音声出力
    する出力手段とを備え、 前記音声出力手段は自動的に案内を報知することが要求
    されたかを判断する第1の判断手段と、 運転者により案内を報知することが要求されたかを判断
    する第2の判断手段とを有し、 前記第2の判断手段による案内要求が判断されたとき、
    案内出力中であっても当該案内に替えて、運転者から要
    求された案内を報知することを特徴とする車両用ナビゲ
    ーション装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された経路に基づいて案内を行
    う車両用ナビゲーション装置において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 地図情報、案内情報を記憶する情報記憶手段と、 経路情報を記憶する経路記憶手段と、 前記経路記憶手段に記憶された経路情報及び現在位置検
    出手段で検出された車両の現在位置に基づいて、次に案
    内の必要な地点に関する案内情報を、前記情報記憶手段
    から読み出すと共に、案内情報を処理する音声出力手段
    と、 前記音声出力手段により処理された案内情報を音声出力
    する出力手段とを備え、 前記音声出力手段は自動的に案内を報知することが要求
    されたかを判断する第1の判断手段と、 運転者により案内を報知することが要求されたかを判断
    する第2の判断手段とを有し、 前記第1の判断手段による案内要求が判断されたとき、
    案内出力中であっても当該案内に替えて、自動的に案内
    を報知することを特徴とする車両用ナビゲーション装
    置。
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