JP2721829B2 - 廃水から有機溶剤を除去する方法 - Google Patents
廃水から有機溶剤を除去する方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G21/00—Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by extraction with selective solvents
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- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機溶剤を含有する溶
剤含有塗料の製造または使用の際生ずる廃水を精製する
方法に関する。
剤含有塗料の製造または使用の際生ずる廃水を精製する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料は、非揮発性および揮発性成分類の
複雑な混合物である。非揮発性成分には、とりわけ染料
および顔料、塗膜形成剤、樹脂および可塑剤が属する。
揮発性成分は、塗料から塗膜を形成する際に高分子物質
または高分子物質の前駆物質を蒸発させる溶剤である。
溶剤の課題は、塗料がそれぞれの使用目的に適するコン
システンシーを有するように、固体のまたは粘稠なバイ
ンダー成分を溶解させそして塗料の粘度に影響を与える
ことである。
複雑な混合物である。非揮発性成分には、とりわけ染料
および顔料、塗膜形成剤、樹脂および可塑剤が属する。
揮発性成分は、塗料から塗膜を形成する際に高分子物質
または高分子物質の前駆物質を蒸発させる溶剤である。
溶剤の課題は、塗料がそれぞれの使用目的に適するコン
システンシーを有するように、固体のまたは粘稠なバイ
ンダー成分を溶解させそして塗料の粘度に影響を与える
ことである。
【0003】最近開発された新しい技術は、溶剤を含ま
ないか、または溶剤含有量が少ない塗料を製造すること
を目的としている。しかし、今日においても、塗料中に
溶剤を添加することを省けない場合が多い。この溶剤と
してどの種類のものを使うかは、それが添加される塗料
の組成によって左右される。最も多く使用される溶剤に
は、脂肪族の一価アルコール、特に3ないし5個の炭素
原子を有する脂肪族一価アルコール、例えば、プロパノ
ールおよびブタノール、並びにこのような脂肪族一価ア
ルコールと低級一価カルボン酸とのエステル、例えば、
酢酸ブチルが包含される。
ないか、または溶剤含有量が少ない塗料を製造すること
を目的としている。しかし、今日においても、塗料中に
溶剤を添加することを省けない場合が多い。この溶剤と
してどの種類のものを使うかは、それが添加される塗料
の組成によって左右される。最も多く使用される溶剤に
は、脂肪族の一価アルコール、特に3ないし5個の炭素
原子を有する脂肪族一価アルコール、例えば、プロパノ
ールおよびブタノール、並びにこのような脂肪族一価ア
ルコールと低級一価カルボン酸とのエステル、例えば、
酢酸ブチルが包含される。
【0004】廃水中で溶剤のCSB- 値(CSBなる略
語は「化学的酸素需要」の意味である)が増大する。こ
のCSB- 値は、水1リットルの酸化性成分により消費
される、酸素当量として表現される重クロム酸カリウム
の意味である。CSB- 値の測定は、標準的方法により
行われる。この測定は、例えばUlmanns Enc
yclopaedie der technische
n Chemie、第4版(1981年)第6巻、第3
76頁以下に記載されている。
語は「化学的酸素需要」の意味である)が増大する。こ
のCSB- 値は、水1リットルの酸化性成分により消費
される、酸素当量として表現される重クロム酸カリウム
の意味である。CSB- 値の測定は、標準的方法により
行われる。この測定は、例えばUlmanns Enc
yclopaedie der technische
n Chemie、第4版(1981年)第6巻、第3
76頁以下に記載されている。
【0005】廃水を慣用の精製装置中、河流または他の
排水溝中に排出する前に、廃水中の有害物質の最高濃度
に関して法規による厳しい規制に合致するために、有機
不純物のその含有率を著しく低下させなければならな
い。
排水溝中に排出する前に、廃水中の有害物質の最高濃度
に関して法規による厳しい規制に合致するために、有機
不純物のその含有率を著しく低下させなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それで、塗料の製造お
よび塗料の使用から生じる廃水中に含まれる上記のよう
な有機不純物、すなわち3ないし5個の炭素原子を有す
る脂肪族一価アルコールおよびそれの低級一価カルボン
酸エステルの濃度を低減できる方法を開発するという課
題があった。
よび塗料の使用から生じる廃水中に含まれる上記のよう
な有機不純物、すなわち3ないし5個の炭素原子を有す
る脂肪族一価アルコールおよびそれの低級一価カルボン
酸エステルの濃度を低減できる方法を開発するという課
題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、塗料の製造
および塗料の使用から生じる廃水を精製する本発明の方
法によって解決される。本方法は、分子中に8個または
それ以上の炭素原子を有する一価アルコールで廃水を抽
出することを特徴としている。
および塗料の使用から生じる廃水を精製する本発明の方
法によって解決される。本方法は、分子中に8個または
それ以上の炭素原子を有する一価アルコールで廃水を抽
出することを特徴としている。
【0008】この新規な方法は、工業的に簡単に実施す
ることができ、様々な環境に容易に適合させることがで
き、そして経済性と有効性が高いという点で優れてい
る。この方法によれば、廃水中に含まれる有機不純物を
90%またはそれ以上除くことができる。
ることができ、様々な環境に容易に適合させることがで
き、そして経済性と有効性が高いという点で優れてい
る。この方法によれば、廃水中に含まれる有機不純物を
90%またはそれ以上除くことができる。
【0009】抽出剤として本発明により、分子中に8個
またはそれ以上の炭素原子を有するアルコ−ルである高
級モノアルコ−ルが使用される。8ないし16個の炭素
原子を含有する脂肪族アルコ−ルが好ましい。これは、
直鎖または枝分かれ、飽和または不飽和アルコ−ルでも
よい。純アルコ−ルを使用することは必要でない。異性
体のアルコ−ルまたは分子の種々な大きさのアルコ−ル
からなる混合物も適する。2- エチルヘキサノ−ル、
3,5,5- トリメチルヘキサノ−ル、イソオクチルア
ルコ−ル、ノニルアルコ−ル、デシルアルコ−ルおよび
イソデシルアルコ−ルおよび異性体のC8 −、 C9 −お
よびC10−アルコ−ル、特に2−エチルヘキサノ−ルの
混合物も有効である。
またはそれ以上の炭素原子を有するアルコ−ルである高
級モノアルコ−ルが使用される。8ないし16個の炭素
原子を含有する脂肪族アルコ−ルが好ましい。これは、
直鎖または枝分かれ、飽和または不飽和アルコ−ルでも
よい。純アルコ−ルを使用することは必要でない。異性
体のアルコ−ルまたは分子の種々な大きさのアルコ−ル
からなる混合物も適する。2- エチルヘキサノ−ル、
3,5,5- トリメチルヘキサノ−ル、イソオクチルア
ルコ−ル、ノニルアルコ−ル、デシルアルコ−ルおよび
イソデシルアルコ−ルおよび異性体のC8 −、 C9 −お
よびC10−アルコ−ル、特に2−エチルヘキサノ−ルの
混合物も有効である。
【0010】本発明による方法による廃水からの有機不
純物の抽出は、溶剤抽出の分野で用いられる通常の装置
において行われる。一段階または多段階で抽出装置とし
て順次接続した若干の混合機−分離機−対から構成され
ている抽出装置が有効である。同様に静的じゃま板を有
する抽出塔、例えば充填塔または可動じゃま板を有する
抽出塔、例えば攪拌式塔を使用することができ、その際
抽出剤およびキャリヤ−液体を並流させるかまたは向流
させて導入することができる。通常、常圧条件および温
度条件下に実施される。
純物の抽出は、溶剤抽出の分野で用いられる通常の装置
において行われる。一段階または多段階で抽出装置とし
て順次接続した若干の混合機−分離機−対から構成され
ている抽出装置が有効である。同様に静的じゃま板を有
する抽出塔、例えば充填塔または可動じゃま板を有する
抽出塔、例えば攪拌式塔を使用することができ、その際
抽出剤およびキャリヤ−液体を並流させるかまたは向流
させて導入することができる。通常、常圧条件および温
度条件下に実施される。
【0011】抽出剤は、蒸留により簡単に再生すること
ができ、それゆえ再使用することができる。新規方法
は、上記種類の溶剤を含有する、塗料の製造および塗料
の使用の際生ずる廃水の後処理を塗料のその他の成分に
関係なく可能にする。
ができ、それゆえ再使用することができる。新規方法
は、上記種類の溶剤を含有する、塗料の製造および塗料
の使用の際生ずる廃水の後処理を塗料のその他の成分に
関係なく可能にする。
【0012】
【実施例】新規方法を以下の例によって詳細に説明する
が、本方法は記載された実施態様に限定されてはならな
い。
が、本方法は記載された実施態様に限定されてはならな
い。
【0013】例 水98.01g中酢酸n−ブチルエステル0.58g、
n−ブタノール0.70gおよびn−プロパノール0.
71gの溶液100gを室温において5分の時間にわた
って500mlの分離ロート中で2- エチルヘキサノー
ル100gで激しく抽出する。抽出の完了後1分以内に
水性相および有機相が分離する。
n−ブタノール0.70gおよびn−プロパノール0.
71gの溶液100gを室温において5分の時間にわた
って500mlの分離ロート中で2- エチルヘキサノー
ル100gで激しく抽出する。抽出の完了後1分以内に
水性相および有機相が分離する。
【0014】有機相をガスクロマトグラフィーにより分
析し、これは酢酸n- ブチルエステル0.556g、n
- ブタノール0.628gおよびn- プロパノール0.
494gを含有し、すなわち水溶液からブチルアセテー
ト95.9%、n- ブタノール89.7%およびプロパ
ノール69.6%が除去される。
析し、これは酢酸n- ブチルエステル0.556g、n
- ブタノール0.628gおよびn- プロパノール0.
494gを含有し、すなわち水溶液からブチルアセテー
ト95.9%、n- ブタノール89.7%およびプロパ
ノール69.6%が除去される。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−147162(JP,A) 特開 昭53−30164(JP,A) 特開 昭50−76848(JP,A) 特公 昭43−12338(JP,B1)
Claims (4)
- 【請求項1】 塗料の製造および塗料の使用から生じ
て、3ないし5個の炭素原子を有する脂肪族一価アルコ
ールおよびそれの低級一価カルボン酸エステルを含有す
る廃水の精製方法において、分子中に8個またはそれ以
上の炭素原子を有する一価アルコールで廃水を抽出する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 分子中に8ないし16個の炭素原子を有
する一価アルコールで廃水を抽出する請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 2−エチルヘキサノールで廃水を抽出す
る請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 廃水が酢酸n−ブチルエステル、n−ブ
タノールおよびn−プロパノールを含有する請求項1乃
至3記載のいずれかの方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4341014A DE4341014A1 (de) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | Verfahren zur Entfernung organischer Lösungsmittel aus Abwässern |
DE4341014:6 | 1993-12-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195065A JPH07195065A (ja) | 1995-08-01 |
JP2721829B2 true JP2721829B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=6503955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6293300A Expired - Lifetime JP2721829B2 (ja) | 1993-12-02 | 1994-11-28 | 廃水から有機溶剤を除去する方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5683585A (ja) |
EP (1) | EP0656320B1 (ja) |
JP (1) | JP2721829B2 (ja) |
KR (1) | KR950017753A (ja) |
AT (1) | ATE170501T1 (ja) |
CA (1) | CA2136600C (ja) |
DE (2) | DE4341014A1 (ja) |
ES (1) | ES2123697T3 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY159774A (en) * | 2009-07-22 | 2017-01-31 | Japan Atomic Energy Agency | Method for treatment of liquid waste of coating agent |
JP5836737B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-12-24 | 藤森工業株式会社 | Voc処理システム |
KR101371209B1 (ko) * | 2012-07-31 | 2014-03-10 | 주식회사 코원이노텍 | Pma 재생 방법 |
CN114804441A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-07-29 | 济宁阳光煤化有限公司 | 一种环境友好的clt酸废水处理方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3898291A (en) * | 1969-11-14 | 1975-08-05 | Celanese Canada Ltd | Separation of ethanol and isopropanol by solvent extraction |
FR2243158B1 (ja) * | 1973-09-12 | 1976-05-14 | Rhone Progil | |
JPS5515274B2 (ja) * | 1974-05-17 | 1980-04-22 | ||
FR2319585A1 (fr) * | 1975-07-31 | 1977-02-25 | Rhone Poulenc Ind | Procede de purification des eaux residuaires |
US4149968A (en) * | 1976-05-05 | 1979-04-17 | Kupiec Albert R | Method of converting hazardous industrial and other wastes into an inert, non-polluting and useful soil-like product |
JPS5330164A (en) * | 1976-09-02 | 1978-03-22 | Honshu Kagaku Kougiyou Kk | Treating of waste water containing phenols |
JPS54160322A (en) * | 1978-06-07 | 1979-12-19 | Nippon Kayaku Co Ltd | Separation of dichlorobenzene isomer |
US4306884A (en) * | 1980-12-18 | 1981-12-22 | Biohol Corporation | Alcohol and fuel production |
US4692432A (en) * | 1981-07-15 | 1987-09-08 | Georgia Tech Research Corporation | Two cycle process for producing fuel-grade ethanol from dilute aqueous mixtures |
US4770780A (en) * | 1984-04-25 | 1988-09-13 | Cf Systems Corporation | Liquid CO2 /cosolvent extraction |
-
1993
- 1993-12-02 DE DE4341014A patent/DE4341014A1/de not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-11-24 CA CA002136600A patent/CA2136600C/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-25 KR KR1019940031148A patent/KR950017753A/ko active IP Right Grant
- 1994-11-26 DE DE59406826T patent/DE59406826D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-11-26 ES ES94118622T patent/ES2123697T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-26 AT AT94118622T patent/ATE170501T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-11-26 EP EP94118622A patent/EP0656320B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-28 JP JP6293300A patent/JP2721829B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-04-12 US US08/631,911 patent/US5683585A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5683585A (en) | 1997-11-04 |
EP0656320A1 (de) | 1995-06-07 |
KR950017753A (ko) | 1995-07-20 |
DE59406826D1 (de) | 1998-10-08 |
CA2136600A1 (en) | 1995-06-03 |
CA2136600C (en) | 1999-05-11 |
DE4341014A1 (de) | 1995-06-08 |
EP0656320B1 (de) | 1998-09-02 |
JPH07195065A (ja) | 1995-08-01 |
ES2123697T3 (es) | 1999-01-16 |
ATE170501T1 (de) | 1998-09-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970513 |