JP2721637B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2721637B2
JP2721637B2 JP5288352A JP28835293A JP2721637B2 JP 2721637 B2 JP2721637 B2 JP 2721637B2 JP 5288352 A JP5288352 A JP 5288352A JP 28835293 A JP28835293 A JP 28835293A JP 2721637 B2 JP2721637 B2 JP 2721637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置に係
り、特に表示モニタに複数の画像を表示させることがで
き、前記画像に計測マークを表示させて計測を行うこと
ができる超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から超音波診断装置には、被検体断
面を表示するBモードや運動体の時間的変化を表示させ
るMモード等が存在する。そして、医師等の診断者が診
断し易くするために1つのモニタ画面に複数の画像を表
示させることもなされており、表示される画像の数に応
じて、2Bモード、3Bモード、2Mモードというよう
に呼ばれている。
【0003】また、超音波診断装置は、例えばBモード
において、被検体のある部分の距離を測定しようとする
場合に、画面上に+、×等の計測マークを表示させて距
離等を測定する機能を有している。
【0004】ここで、複数のBモード画像を表示させ
て、距離の測定を行う場合、従来の超音波診断装置では
以下のように機能していた。
【0005】すなわち、従来の超音波診断装置によれ
ば、ある計測マークの移動範囲は計測起動時の画像状態
によっていた。すなわち、2Bモードを例にとって説明
すると、計測起動時に左右の画像のレンジが異なる(す
なわち、画像非結合状態にある)場合には、計測マーク
の移動範囲は左右のいずれかの画像のみであった。すな
わち、図11(a)に示すように、左右のレンジが異な
っている状態で左側の画像を認識している状態では、図
11(b)に示すように、左側に表示された計測マーク
は左側の画像範囲のみを移動することができる。ここ
で、左側画像の右上方の黒点は、装置が左側の画像を認
識していることを示すものである。次に、セレクトスイ
ッチを押して右側の画像を起動させた場合には、図11
(c)に示すように、計測マークの移動範囲は右側の画
像範囲のみとなる。ただし、左右のモードが同一で、レ
ンジが同じ場合には、2Bモードの場合には全画像が移
動範囲になる。
【0006】また、従来の他の実施例を図12、図13
を使用して説明する。なお、例として左右の画像におい
て、距離及び面積の異なった計測を行う場合について説
明する。まず、左右の計測対象とする画像をフリーズ状
態にして計測対象たる画像を特定する。すなわち、図1
2(a)に示すように、2Bモードスイッチを押して左
側に診断画像を表示させ、フリーズスイッチを押して画
像を固定し(図12(b))、次に、セレクトスイッチ
を押すことにより認識画像を右側に移し、フリーズスイ
ッチを押してフリーズを解除すると右側の画像がリアル
画像になるので(図12(c))、所望の画像において
フリーズスイッチを押して右側画像をフリーズさせる
(図12(d))。
【0007】次に、左側の画像において計測を行うため
に左側を認識画像とし(図12(e))、+マークスイ
ッチを押して画面上に+マークを表示し(図13
(f))、この+マークを測定部位の一方に合わせてマ
ークリファレンススイッチ(以下、「REFSW」とす
る)を押すことにより上記+マークを分離させて、測定
部位の他方に+マークを合わせて計測を実施する(図1
3(g))。次に、右側の画像で計測を行うために、セ
レクトスイッチを押して認識画像を右側にし(図13
(h))、×マークスイッチを押して画面上に×マーク
を表示させ、面積を計測をする(図13(i))。
【0008】以上のような動作をフローチャートに従っ
て説明すると、以下のようになる。すなわち、計測起動
の場合には、図14に示すように、起動する計測タイ
プ、マーク種別を決定し(ステップ040)、表示画像
モードによりレンジ、マーク移動範囲を設定する(ステ
ップ041)。例えば、、左右のモードが異なる場合
や、モードが同じでもレンジが異なる場合には、左右を
画像結合状態にはできないので、例えば、2Bモードの
場合には、左右いずれかの画像範囲内に限られ、一方、
左右のモードが同一で、レンジが同じ場合には、2Bモ
ードの場合には全画像が移動範囲になる。次に、計測処
理指示Code=起動を設定し(ステップ042)、以
下の実行レベルに移る(ステップ043)。
【0009】更に、マーク移動の場合には、図15に示
すように、マーク移動の対象となる計測タイプ、マーク
種別を決定し(ステップ050)、マーク移動量である
X,Yを設定した上で(ステップ051)、計測処理指
示Code=マーク移動を設定し(ステップ052)、
実行レベルに移行する(ステップ053)。また、マー
ク分離の場合には、図16に示すように、計測処理指示
Code=マーク分離指示を設定して(ステップ06
0)、実行レベルに移行する(ステップ061)。
【0010】実行レベルについては、図17に示すよう
に、計測起動の場合には、指定されたタイプの計測マー
クを指定された移動範囲の中央に表示し(ステップ07
0)、計測結果を画面上の計測結果表示エリアに表示す
る(ステップ071)。マーク移動の場合には、マーク
移動変化量(X,Y)を現在表示している位置座標
(x,y)に加算し(ステップ072)、現在表示して
いる計測マークを消去し(ステップ073)、移動後の
計測マークを表示することになる(ステップ074)。
ここで、マークの移動範囲は、計測起動時に設定された
固定データにより決まり、変更されることはない。ま
た、マーク分離の場合には、指定された計測タイプ、マ
ークを分離状態にする(ステップ075)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように計測マークの移動が認識画像のみに限定される
と、他の画像において計測を行おうとした場合に、セレ
クトスイッチを押して該他の画像に認識画像を移す必要
があり、操作が繁雑となるという問題があった。例え
ば、図11においては、図11(b)左側の画像にある
+マークは右側の画像に移動できないため、図11
(c)に示すように、認識画像を右側に移してから計測
マークを表示させる必要がある。更に、図13において
は、図13(g)の左側の画像における計測マークが右
側の画像に移動できないので、図13(h)に示すよう
にセレクトスイッチを押して一旦認識画像を右側に移し
てから計測マークを表示させて計測を行うことになる。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために創作されたものであって、ある画像において計測
後、他の画像において計測を行う場合に、認識画像を移
動させることなく計測を行うことができると共に、移動
後の計測を迅速に行うことのできる超音波診断装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示モニタに
複数の画像を表示させ、前記画像を表示した画面に計測
マークを表示して画像に関する計測を行いその計測デー
タを前記表示モニタに表示させる超音波診断装置におい
て、少なくとも前記計測マークの座標データ、移動範
囲、レンジを含む計測マークを表示させるためのマーク
表示情報を格納し、上記移動範囲が上記複数の画像間を
移動できるように設定されているマーク情報保持手段
と、計測マークの移動が画像間移動になった時点で、
記マーク移動保持手段に格納されたレンジについての情
報を上記計測マークが位置する画像のレンジに変更する
レンジ変更手段と、変更された前記レンジに基づいて画
像に関する計測を行う計測手段と、を有することを特徴
とする。
【0014】
【作用】本発明における超音波診断装置マーク情報保
持手段が、少なくとも計測マークの座標データ、移動範
囲、レンジを含む計測マークを表示させるためのマーク
表示情報を格納し、上記マーク表示手段に格納された移
動範囲が、表示モニタに複数の画像を表示させた場合
に、上記複数の画像間を移動できるように設定されてい
るので、計測マークは、例えば2Bモードにおいて、左
右の画像を自由に移動することができる。また、レンジ
変更手段は、計測マークの移動が画像間移動になった
点で、上記マーク移動保持手段に格納されたレンジにつ
いての情報を上記規則マークが位置する画像のレンジに
変更するので、計測マークが位置する画像のレンジと同
じレンジで計測値を表示する。
【0015】本発明においては、計測マークが複数の画
像間を移動できるので、認識画像を切り換える手間が省
け、また、計測マークが位置する画像にレンジを変更す
るので、正しい計測値を表示させることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
【0017】本発明における超音波診断装置は、表示モ
ニタに複数の画面を表示させて、その画面に計測マーク
(以下、「マーク」とする)を表示して計測を行い、ま
た、計測により得た計測データを表示モニタに表示させ
る機能を有するが、図1に示すように、表示状況テーブ
ル3と、マーク情報保持手段としてのTOCB5と、レ
ンジ変更手段7と、表示画像情報テーブル9とを有する
ことを特徴とする。
【0018】ここで、表示状況テーブル3は、図2に示
すように、ヘッダとこれに続く各ブロックから構成され
ており、ヘッダ10は、表示エリアにおける現表示文字
総数のデータを有する「表示文字総数」と、計測表示エ
リアのウインドウ位置についての情報を格納する「表示
エリア位置情報」等の各エリアを有し、ブロック20
は、現在選択されている計測項目の起動状態(例えば、
0:使用禁止、1:実行状態、2:待ち状態、3:スケ
ール不一致終了、4:終了)を示す「起動ステータ
ス」、距離計測、面積計測等の「計測種別」、マークの
種別(例えば、0:+、1:×、等)を示す「マーク種
別」、後述するTOCBのアドレスについての情報を格
納する「TOCBアドレス」、各計測項目の相対的な表
示優先順位についてのデータを格納する「表示順位」、
「マーク制御ブロックポインタ」、「表示制御ブロック
ポインタ」等から成り、このブロックは、画面に表示さ
れる各計測種別のマークごとに生成される。また、マー
ク制御ブロック30は、表示されているマークの現在の
位置についてのデータを格納するもので、このデータは
TOCB5からの情報により、逐次更新される。
【0019】ここで、「第1マークステータス」及び
「第2マークステータス」は、マークのアクティブ状態
についてのデータを格納し、カレントマークポジション
X−1とカレントマークポジションY−1、カレントマ
ークポジションX−2とカレントマークポジションY−
2がそれぞれ1つのマークの位置情報に対応する。例え
ば、距離計測を行う場合には、1つのマークを分離させ
て2つのマーク間の直線距離を計測するが、それらのマ
ークの一方が、カレントマークポジションX−1とカレ
ントマークポジションY−1、他方が、カレントマーク
ポジションX−2とカレントマークポジションY−2に
対応することになる。角度計測を行うには4つのマーク
を表示させることが必要であるが、第2マークステータ
ス以下の各カレントマークポジションは、他の2つのマ
ークの位置情報を保持するものである。また、前記表示
制御ブロックポインタは、マークの表示に関するデータ
を保持するものであり、例えば、表示ステータスは、計
測値の表示許可・不許可についての情報が格納され、表
示順位は、表示の優先順位についての情報が格納されて
いる。各ブロックは各計測種別の各マークごとに生成さ
れる。
【0020】次に、前述したTOCB5は、入力手段1
により各マークが計測起動されるごとに各マークごとに
生成され、図3及び図4に示すように構成される。マー
クの種別は、図3に示す「移動マーク登録番号」、「固
定マーク登録番号」で識別される。また、「Tool
Code」は距離計測、面積計測、角度計測等の計測種
別についての情報を格納し、「マークステータス」は、
例えば、マークが分離されているか否か等の情報が保持
される。「表示プレーン」はグラフィック用メモリの選
択に関する情報を保持し、「画像表示エリア」は、マー
クの移動範囲についての情報が格納されている。なお、
本実施例では、マークの移動範囲は複数画像が画面に表
示される場合に、上記複数画像間をマークが移動できる
ように構成されている。
【0021】また、図3における「画像Factor」
には、縦、横のレンジについての情報が格納され、「移
動マーク座標」、「固定マーク座標」には、マークの現
在位置の情報が格納されている。ここで、例えば、距離
計測を行う場合には、あるマークを表示させ、そのマー
クを2つに分離して、一方を固定し、他方を移動させて
所望の距離を計測するが、その固定されたマークについ
ての情報が「固定マーク座標」に、移動するマークにつ
いての情報が「移動マーク座標」に保持されている。ま
た、図4の「移動マーク補助線タイプ」と「固定マーク
補助線タイプ」は、主にドプラ画像における計測を容易
にするために設けられたもので、「表示ガイドポイント
間隔」は、例えば、距離計測時におけるマーク間のドッ
ト間隔を格納するものであり、「表示ガイドポイント
数」は、マーク間のポイント数についてのデータを保持
するものである。また、「計測値」は、計測された値に
ついての情報を格納するものである。
【0022】ここで、上記表示状況テーブル3における
マーク制御ブロックに格納されるマークの座標位置につ
いての情報は、上記TOCB5における「移動マーク座
標」、「固定マーク座標」のデータを取り込んで逐次更
新される。
【0023】次に、表示画像情報テーブル9には、1
B、2B、3B、4B、B/M(ここで、「B/M」は
BモードとMモードとを表示したモードを示す)等の各
モードと、各表示モードについての表示画像エリアにつ
いての座標と、上記各モードについての各画像のレンジ
情報が格納されている。例えば、2Bモードの場合で
は、左側の画像と右側の画像において、1cm当たり何
ピクセルかという情報が格納されている。
【0024】更に、レンジ変更手段7は、マークの移動
が画像間移動になるか否かを判断し、画像間移動になる
場合には、該マークが存在する画像の表示位置をTOC
B5より読み込み、該TOCB5より読み込んだマーク
が位置する画像のレンジ情報を上記表示画像情報テーブ
ル9より読み込んで、該レンジ情報に従いTOCB5内
の「画像Factor」内の情報を変更するものであ
る。この「画像Factor」には上述したように縦、
横のレンジについての情報が格納されているが、この
「画像Factor」内のレンジ情報を変更するのであ
る。
【0025】すなわち、具体的に説明すると、右側画像
において上端から下端までが5cmでスケールされ、左
側画像において上端から下端までが10cmでスケール
され、右側画像から左側画像にマークを移動させた場合
には、画像間移動になった時に画像の上端から下端まで
が10cmであるとして計測値を表示することになる。
画像間移動になるか否かの判断は、例えば、入力手段1
におけるトラックボールの回転角度を監視することによ
り判断する。ここで、レンジ情報を表示画像情報テーブ
ル9から読み込んでレンジ情報の変更を行わないと、左
側画像で計測しても依然として上端から下端までが5c
mとして計測値を表示してしまうことになることから、
上記のようにレンジ情報の変更を行うのである。
【0026】本発明に基づく超音波診断装置の作動状況
を、2Bモードにおいて距離計測を行う場合を例にとっ
て表示モニタに表れる画像の状態に従い説明する。な
お、例として左右の画像において、距離及び面積の異な
った計測を行う場合について説明する。
【0027】まず、図5に示すように、左右の計測対象
とする画像をフリーズ状態にして計測対象たる画像を特
定する。すなわち、図5(a)に示すように、2Bモー
ドスイッチを押して左側に診断画像を表示させ、フリー
ズスイッチを押して画像を固定し(図5(b))、次
に、セレクトスイッチを押すことにより認識画像を右側
に移し、フリーズスイッチを押してフリーズを解除する
と右側の画面がリアル画像になるので(図5(c))、
所望の画像においてフリーズスイッチを押して右側画像
をフリーズさせる(図5(d))。ここまでの操作は上
記従来の場合と同様である。
【0028】次に、右側の画像において計測を行う場合
には、+マークスイッチを押して+マークを表示させて
計測を行えばよいが、本実施例では、マークは画像間を
移動できるように構成されているので、左側の画像にお
いて計測を行おうとした場合でも、右側画像に表示させ
たマークを左側画像に移動させて計測を行うことができ
る。すなわち、マークは、図5(e)に示すように、両
画像間を移動できるのである。なお、マークは認識画像
に表示されるので、図5(e)においては、認識画像は
右側画像であるため、+マークスイッチを押すと+マー
クは右側画像に表示される。
【0029】つまり、右側画像において表示させたマー
クを左側画像に移動させ、左側画像において計測を行う
場合には、+マークをREFSWを押すことにより図6
(f)に示すように+マークを分離させて計測を行う。
ここで、本実施例においては、レンジ変更手段7は、マ
ークが画像間移動になったときに、該マークが存在する
画像の位置をTOCB5より読み込み、該TOCB5よ
り読み込んだマークが位置する画像のレンジ情報を上記
表示画像情報テーブル9より読み込んで、該レンジ情報
に従いTOCB5内のレンジ情報を変更するので、左側
画像のスケールに合わせた計測値として「+:5.0c
m」と表示する。次に、右側画像のおいて、計測を行う
場合には、×マークスイッチを押せば×マークが認識画
像である右側画像に表示されるので、所望の計測、例え
ば面積の計測を行う。
【0030】本実施例においては、マーク移動範囲を示
すTOCB5内の「画像表示エリア」が、複数画像が画
面に表示される場合に、上記複数画像間をマークが移動
できるように構成されているので、いちいちセレクトス
イッチを押して認識画像を変更してから計測スイッチを
表示させる必要がない。すなわち、例えば、図5(d)
の状態から左側画像にて計測を行いたい場合に、セレク
トスイッチを押すことにより一旦認識画像を左側に移し
ておく必要がない。従って、セレクトスイッチを押す操
作を省略することができ、操作性を向上させることがで
きる。更には、マークが画像間移動になった場合に、レ
ンジ情報に従いスケールを変更するので、マークの存在
する画像の正しいスケールで計測値を表示させることが
できる。
【0031】なお、上記説明においては、レンジ変更手
段7が、マークの移動が画像間移動になるか否かを判断
して、画像間移動になる場合にレンジ情報を変更する場
合について説明したが、マークが画像間を移動した後に
計測に際してマークを分離するタイミングでレンジ情報
を変更するようにしても操作性は向上する。なお、この
場合、処理速度は少々遅くなる
【0032】本発明に係る超音波診断装置の作動状態を
フローチャートに基づいて説明すると、以下のようにな
る。すなわち、図7に示すように、計測起動の場合につ
いて説明すると、まず、計測する計測タイプ、マーク種
別を決定するが、その際に、このマークに対応するTO
CBが生成され、計測タイプ、マーク種別が該TOCB
に設定される(ステップ001)。そして、表示画像モ
ードにより、予め決められた画像Factor(レン
ジ)と、マーク移動範囲がTOCB5に設定され(ステ
ップ002)、計測処理指示Code=起動が設定され
て(ステップ003)、以下の実行レベルに移行する
(ステップ004)。
【0033】また、マーク移動の場合について説明する
と、図8に示すように、マーク移動の対象となる計測タ
イプ、マーク種別の決定及びマーク移動量の設定は従来
と同様であるが(ステップ010、011)、レンジ変
更手段7が、移動データと移動するマークの現座標を加
算した結果が画像間移動になるか否かを判断して(ステ
ップ012)、画像間移動になる場合には、マークが位
置する画像のレンジ情報を上記表示画像情報テーブル9
より読み込んで、該レンジ情報に従いTOCB5内の
「画像Factor」内のレンジ情報を変更する(ステ
ップ013)。その後、計測処理指示Code=マーク
移動を設定し(ステップ014)、実行レベルに移行す
る(ステップ015)。
【0034】次に、マーク分離の場合には、マーク分離
のタイミングで、マークの表示位置座標をTOCB5よ
り検索し、その表示位置座標が位置する画像に対応した
レンジ情報に変更する(ステップ020)。その後、計
測処理指示Code=マーク分離を設定し(ステップ0
21)、実行レベルに移行する(ステップ022)。
【0035】更に、実行レベルにおいては、図10に示
すように、計測起動に際しては、TOCB5内に設定さ
れた計測タイプ、マーク種別をTOCB5内に設定され
た移動範囲(すなわち、画像表示エリアで決定される範
囲)の中央に表示するようにし(ステップ030)、更
には、起動した計測タイプ、マーク種別を表示状況テー
ブル3に送り(ステップ031)、また、計測結果を表
示エリアに表示する(ステップ032)。また、マーク
移動においては、現在表示している位置座標にマーク移
動変化量を加算し、現在表示しているマークを消去し、
移動後のマークを表示する点は従来と同様であるが(ス
テップ033、034、035)、マークの新たな位置
座標を表示状況テーブル3に送り、データを更新する点
が異なる(ステップ036)。また、マーク分離の場合
には、指定された計測タイプ、マークを分離状態にする
(ステップ037)。
【0036】なお、上記実施例の説明は、2B画像につ
いて説明したが、これに限られず、3B、4B等のモー
ドであってもよいことはいうまでもない。例えば、4B
モードの場合には、マークは4つの画像を自由に移動で
きるものとしても、左右の画像間のみを移動できるとし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波診
断装置によれば、マーク情報保持手段における移動範囲
が、複数の画像間を移動できるように設定されているの
で、マークが複数の画像間を移動でき、認識画像を切り
換える手間を省くことができる。また、マークの移動が
画像間移動になった時点で、上記マーク情報保持手段に
格納されたレンジについての情報をマークが位置する画
像のレンジに変更するので、正しい計測値を表示させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る表示状況テーブルの構成を示す説
明図である。
【図3】本発明に係るTOCBの構成を示す説明図であ
る。
【図4】本発明に係るTOCBの構成を示す説明図であ
る。
【図5】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明する
ための説明図である。
【図6】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明する
ための説明図である。
【図7】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図8】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図9】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図10】本発明に係る超音波診断装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るための説明図である。
【図12】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るための説明図である。
【図13】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るための説明図である。
【図14】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図15】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図16】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【図17】従来における超音波診断装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力手段 3 表示状況テーブル 5 TOCB 7 レンジ変更手段 9 表示画像情報テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示モニタに複数の画像を表示させ、前
    画像を表示した画面に計測マークを表示して画像に関
    する計測を行いその計測データを前記表示モニタに表示
    させる超音波診断装置において、 少なくとも前記計測マークの座標データ、移動範囲、レ
    ンジを含む計測マークを表示させるためのマーク表示情
    報を格納し、上記移動範囲が上記複数の画像間を移動で
    きるように設定されているマーク情報保持手段と、 計測マークの移動が画像間移動になった時点で、上記マ
    ーク移動保持手段に格納されたレンジについての情報を
    上記計測マークが位置する画像のレンジに変更するレン
    ジ変更手段と、変更された前記レンジに基づいて画像に関する計測を行
    う計測手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
JP5288352A 1993-11-17 1993-11-17 超音波診断装置 Expired - Lifetime JP2721637B2 (ja)

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JPS5920155A (ja) * 1982-07-23 1984-02-01 アロカ株式会社 超音波診断装置
JPS62113512U (ja) * 1985-11-29 1987-07-20
JPH02193655A (ja) * 1989-01-24 1990-07-31 Fujitsu Ltd 超音波診断装置

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