JP2721503B2 - ムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチ - Google Patents
ムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチInfo
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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- H01H13/50—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
- H01H13/56—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
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- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/02—Details
- H01H13/04—Cases; Covers
- H01H13/08—Casing of switch constituted by a handle serving a purpose other than the actuation of the switch
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Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明はムービーカメラ、とくにビデオカメラの撮影
指示入力スイッチに関する。 背景技術 従来、例えばビデオカメラ装置における撮影スタート
／ストップボタン（以下S/Sボタンという）は、通常、
最初のボタン操作により撮影が開始され、次のボタン操
作によって撮影が終了する、いわゆるダブルアクション
スイッチを使用していた。このダブルアクションスイッ
チは、操作者が長時間の撮影を行う場合には使い勝手の
よいものであった。しかし、短時間の撮影の場合には、
上述したような第１のボタン操作および第２のボタン操
作を繰り返して行わなければならないことから、その操
作が面倒なものとなっていた。また、短時間の撮影で
は、撮影者がボタンを押した状態を維持して撮影を行
い、ボタンを放すことで撮影が終了したものと錯覚する
という問題も生じていた。 この問題を解決するものとして、S/Sボタンに、操作
している間撮影が行われ、ボタン操作を終了したとき、
つまりS/Sボタンを解放したときに撮影が終了する、い
わゆるシングルアクションスイッチを使用するものがあ
る。しかし、シングルアクションスイッチの場合には、
ダブルアクションスイッチとは逆に、短時間の撮影にお
いては使い勝手がよいが、長時間の撮影では撮影をして
いる間中S/Sボタンを操作し続けなければならないた
め、操作勝手が悪くなるという問題があった。また例え
ば、カメラ装置を三脚等に固定して撮影する場合におい
ても、シングルアクションスイッチでは撮影者自身が被
写体になることができないという欠点があった。 目 的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、操作勝
手のよいムービーカメラの撮影指示入力スイッチを提供
することを目的とする。 発明の開示 本発明によれば、ムービーカメラ装置に撮影の開始お
よび終了の指示を入力する撮影指示入力スイッチにおい
て、このスイッチは、操作者により第１の方向に押圧さ
れる押圧面を含む摺動可能な摺動部材と、摺動部材を第
１の方向とは逆の方向に弾性を与え、かつ第１の位置に
保持する弾性部材と、摺動部材を所定の位置に保持する
保持部材とを有し、摺動部材が第１の位置のときに待機
状態を維持し、第１の方向に摺動した第２の位置のとき
に撮影の指示が入力され、第３の位置に摺動されること
により保持部材が機能して保持動作が行われることを特
徴とするものである。 本発明はまた、ムービーカメラ装置に撮影の開示およ
び終了の指示を入力する撮影指示入力スイッチにおい
て、操作者により第１の方向に押圧される押圧面を含む
摺動可能な摺動部材と、摺動部材を第１の方向とは逆の
方向に弾性を与え、かつ第１の位置に保持する弾性部材
と、摺動部材を所定の位置に保持する保持部材とを有
し、摺動部材が第１の位置のときに待機状態を維持し、
第１の方向に摺動した第２の位置のときに撮影の指示が
入力され、さらに摺動部材が第２の位置のときに、保持
部材が動作されることにより摺動部材が保持されること
を特徴とするものである。 実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるムービーカメラ
装置の撮影指示入力スイッチの実施例を詳細に説明す
る。 第１図を参照すると、本発明を適用したビデオカメラ
装置の一実施例の部分断面を含む全体図が示されてい
る。このビデオカメラ装置40は、装置40の本体下部に枢
軸30を介して装備されたグリップ24に本発明のシングル
ロックスイッチ16を配置した例であり、操作者はこのシ
ングルロックスイッチ16を操作することによって、ビデ
オカメラ装置の撮影の開始と終了の指示を入力すること
ができる。なお、本明細書において用語「シングルロッ
クスイッチ」は、操作している間撮影が行われ、ボタン
操作を解放したときに撮影が終了する、いわゆるシング
ルアクションスイッチに、ロック機構を設けたものであ
り、スイッチ自体にロック機能を有するもの、およびス
イッチ以外の機構によってロック機能をもたらすものの
双方を含むものとする。 第２図には、第１図に示されたビデオカメラ装置40の
グリップ24のケーシング10内に装備されたシングルロッ
クスイッチ16の機構部を部分的に拡大した平面図が示さ
れている。本シングルロックスイッチ16の機構は、図に
示されているように、主に操作者により操作される押圧
面100、凸部81b、Ｒ部81c、および鋭角にカットされた8
1a面を含む移動部材81と、移動部材81の凸部81bと係合
する凹部73、および鋭角にカットされた82a面を有する
ロック解除部材82、移動部材81の81a面と係合する83a面
と、ロック解除部材82の82a面と係合する83b面とが形成
され、圧縮バネ94により矢印302の方向に常に弾性が加
えられているロックスイッチ83（第４図参照）、および
移動部材81を図中の矢印300の方向に常に弾性を与えて
おくための圧縮バネ84により構成されている。 なお、ロックスイッチ83は、ビデオカメラ装置40本体
の制御部（図示せず）に撮影の開始／終了を接続するス
イッチ機能を有し、移動部材81の81a面とロックスイッ
チ83の83a面とが接触することによってスイッチが閉成
するようになっている。 また、このシングルロックスイッチ機構には、操作者
が移動部材81の押圧面100を操作した場合に、撮影動作
を開始する手前においてスイッチにいわゆる１クッショ
ンおかせるためのクッション部材85が装備されている。
クッション部材85は、グリップ24のケーシング10に固定
された指示部材86の伸縮部材86aによって移動部材81側
に押え付けられており、第３図に示されているように、
移動部材81が矢印301の方向に移動すると、移動部材81
に形成されたＲ部81cがクッション部材85に形成された
Ｒ部85aを押し上げる仕組になっている。 次に、第２図〜第９図を参照して本実施例におけるシ
ングルロックスイッチ16の動作を説明する。 第２図は、シングルロックスイッチ16が待機状態の場
合の状態図が示されており、押圧面100は、移動部材81
における押圧面100と反対側の面200に接合された圧縮バ
ネ84によって、図中の矢印300の方向に弾性が与えられ
ている。 第３図および第４図は、いわゆるシングルアクション
スイッチ動作を行う場合のシングルロックスイッチ機構
の状態を示す平面図である。操作者によって押圧面100
が矢印301の方向に軽く押され、移動部材81が移動する
と、移動部材81に形成された81a面とロックスイッチ83
に形成された83a面が接触する。移動部材81の81a面とロ
ックスイッチ83の83a面とが接触したことによって、前
述したように、ビデオカメラ装置40本体の制御部（図示
せず）に撮影の開始／終了を接続するスイッチが閉成す
る。 第５図および第６図は、シングルロックスイッチ16が
撮影状態でロックされた場合の状態図の平面図および側
面図である。押圧面100が第３図および第４図の状態か
らさらに矢印301の方向に押され、移動部材81が移動す
ると、第６図に示されているように、ロックスイッチ83
が移動部材81の81a面とロック解除部材82の82a面との間
に位置し、ロック状態になる。なお、このとき撮影の開
始／終了を接続するスイッチは、閉成状態を維持する。 第７図〜第９図には、ロック状態を解除する動作の平
面図および側面図が示されている。ロック状態の解除
は、操作者により押圧面100が第５図および第６図の状
態からさらに矢印301の方向に押されることによって行
われる。押圧面100がさらに矢印301の方向に押され、移
動部材81が移動すると、移動部材81に形成された凸部81
bに係合したロック解除部材82の凹部73により、ロック
解除部材82も矢印301の方向に移動する（第７図および
第８図）。移動部材81およびロック解除部材82がさらに
矢印301の方向に移動すると、ロック解除部材82の82a面
とロックスイッチ83の83b面とが接触し、ロックスイッ
チ83が矢印303の方向に押し込まれる（第８図）。この
結果、移動部材81とロックスイッチ83との接触状態が解
除され、撮影の開始／終了を接続するスイッチが開放
し、撮影が終了状態になる。その後、操作者が押圧面10
0を解放する際に移動部材81が圧縮バネ84によって矢印3
00の方向に移動し、第２図の待機状態に戻る。このと
き、ロック解除部材82も移動部材81とともに矢印300の
方向に移動するため、ロック状態が解除される（第９
図）。 第10図および第11図には、本発明のシングルロックス
イッチ16の他の機構の例が示されている。 この例では、グリップ24のケーシング10にスライダ誘
導部91、およびスライドカバー90が装備され、撮影のS/
Sボタン92は通常のシングルアクションスイッチを使用
している。通常の撮影においては、S/Sボタン92によっ
てシングルアクションスイッチ動作を行い、例えば長時
間の撮影時にはスライドカバー90をスライド誘導部91に
沿って矢印304の方向に引き上げる。スライドカバー90
が引き上げられたことによって、S/Sボタン92は撮影状
態でロックされる。ロックの解除は、スライドカバー90
をスライダ誘導部91に沿って矢印304と反対の方向に引
き下げることによって行われ、このときに撮影も同時に
終了する。 第12図および第13図には、本発明のシングルロックス
イッチ16の他の機構の例が示されている。 第12図の機構では、グリップ24のケーシング10にスイ
ッチ誘導部94、およびスイッチロック部93が装備され、
撮影のS/Sボタン92は通常のシングルアクションスイッ
チを使用している。操作者は、通常の撮影においては、
S/Sボタン92によりシングルアクションスイッチ動作を
行い、例えば長時間の撮影時にはS/Sボタン92を押した
状態でスイッチ誘導部94に沿って矢印305の方向に移動
する。S/Sボタン92は、操作者により移動されたことに
よってスイッチロック部93と係合し、撮影状態でロック
される。ロックの解除は、S/Sボタン92をスイッチ誘導
部94に沿って矢印305と反対の方向に移動することによ
って行われる。 また、第13図の機構では、S/Sボタン92に通常のシン
グルアクションスイッチを使用し、S/Sボタン92の一方
の側面には突起したスイッチロックボタン95が装備さ
れ、またグリップ24のケーシング10には、スイッチロッ
クボタン95と係合する穴96が形成されている。操作者
は、通常の撮影においては、S/Sボタン92を軽く押すこ
とによってシングルアクションスイッチ動作を行い、ロ
ックする場合には、スイッチロックボタン95を押しなが
らS/Sボタン92を深く押し込む。S/Sボタン92が深く押し
込まれると、スイッチロックボタン95と穴96が係合しロ
ック状態となる。ロックの解除は、スイッチロックボタ
ン95を押し、穴96から開放することによって行われる。 以上のように、シングルアクションスイッチにロック
機構が装備されているため、通常の撮影においては、S/
Sボタンを操作している間撮影が行われ、ボタン操作を
終了したときに撮影が終了する、いわゆるシングルアク
ションスイッチ動作を行うことができ、また、ロック機
構を働かせることによってダブルアクションスイッチ動
作と同様の効果を得ることができる。したがって、本発
明のシングルロックスイッチを使用することにより、通
常の撮影、および長時間の撮影での撮影操作を容易なも
のとすることができる。 なお、本発明によるシングルロックスイッチは、記録
機一体型ビデオカメラや分離型のビデオカメラに適用で
きることは言うまでもなく、銀塩フィルムを用いるもの
にも応用することが可能である。また、ビデオテープ等
の記録媒体を使用せず、直接モニタに出力するカメラ装
置にも適用できる。 効 果 このように本発明によれば、ムービーカメラ装置にお
ける撮影指示入力スイッチに、撮影の開始および終了の
指示を単一の操作で行えるスイッチを使用し、さらにス
イッチの撮影状態を保持するロック機能が装備されてい
るため、通常の撮影、および長時間の撮影での撮影指示
入力スイッチの操作勝手が向上する。
指示入力スイッチに関する。 背景技術 従来、例えばビデオカメラ装置における撮影スタート
／ストップボタン（以下S/Sボタンという）は、通常、
最初のボタン操作により撮影が開始され、次のボタン操
作によって撮影が終了する、いわゆるダブルアクション
スイッチを使用していた。このダブルアクションスイッ
チは、操作者が長時間の撮影を行う場合には使い勝手の
よいものであった。しかし、短時間の撮影の場合には、
上述したような第１のボタン操作および第２のボタン操
作を繰り返して行わなければならないことから、その操
作が面倒なものとなっていた。また、短時間の撮影で
は、撮影者がボタンを押した状態を維持して撮影を行
い、ボタンを放すことで撮影が終了したものと錯覚する
という問題も生じていた。 この問題を解決するものとして、S/Sボタンに、操作
している間撮影が行われ、ボタン操作を終了したとき、
つまりS/Sボタンを解放したときに撮影が終了する、い
わゆるシングルアクションスイッチを使用するものがあ
る。しかし、シングルアクションスイッチの場合には、
ダブルアクションスイッチとは逆に、短時間の撮影にお
いては使い勝手がよいが、長時間の撮影では撮影をして
いる間中S/Sボタンを操作し続けなければならないた
め、操作勝手が悪くなるという問題があった。また例え
ば、カメラ装置を三脚等に固定して撮影する場合におい
ても、シングルアクションスイッチでは撮影者自身が被
写体になることができないという欠点があった。 目 的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、操作勝
手のよいムービーカメラの撮影指示入力スイッチを提供
することを目的とする。 発明の開示 本発明によれば、ムービーカメラ装置に撮影の開始お
よび終了の指示を入力する撮影指示入力スイッチにおい
て、このスイッチは、操作者により第１の方向に押圧さ
れる押圧面を含む摺動可能な摺動部材と、摺動部材を第
１の方向とは逆の方向に弾性を与え、かつ第１の位置に
保持する弾性部材と、摺動部材を所定の位置に保持する
保持部材とを有し、摺動部材が第１の位置のときに待機
状態を維持し、第１の方向に摺動した第２の位置のとき
に撮影の指示が入力され、第３の位置に摺動されること
により保持部材が機能して保持動作が行われることを特
徴とするものである。 本発明はまた、ムービーカメラ装置に撮影の開示およ
び終了の指示を入力する撮影指示入力スイッチにおい
て、操作者により第１の方向に押圧される押圧面を含む
摺動可能な摺動部材と、摺動部材を第１の方向とは逆の
方向に弾性を与え、かつ第１の位置に保持する弾性部材
と、摺動部材を所定の位置に保持する保持部材とを有
し、摺動部材が第１の位置のときに待機状態を維持し、
第１の方向に摺動した第２の位置のときに撮影の指示が
入力され、さらに摺動部材が第２の位置のときに、保持
部材が動作されることにより摺動部材が保持されること
を特徴とするものである。 実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明によるムービーカメラ
装置の撮影指示入力スイッチの実施例を詳細に説明す
る。 第１図を参照すると、本発明を適用したビデオカメラ
装置の一実施例の部分断面を含む全体図が示されてい
る。このビデオカメラ装置40は、装置40の本体下部に枢
軸30を介して装備されたグリップ24に本発明のシングル
ロックスイッチ16を配置した例であり、操作者はこのシ
ングルロックスイッチ16を操作することによって、ビデ
オカメラ装置の撮影の開始と終了の指示を入力すること
ができる。なお、本明細書において用語「シングルロッ
クスイッチ」は、操作している間撮影が行われ、ボタン
操作を解放したときに撮影が終了する、いわゆるシング
ルアクションスイッチに、ロック機構を設けたものであ
り、スイッチ自体にロック機能を有するもの、およびス
イッチ以外の機構によってロック機能をもたらすものの
双方を含むものとする。 第２図には、第１図に示されたビデオカメラ装置40の
グリップ24のケーシング10内に装備されたシングルロッ
クスイッチ16の機構部を部分的に拡大した平面図が示さ
れている。本シングルロックスイッチ16の機構は、図に
示されているように、主に操作者により操作される押圧
面100、凸部81b、Ｒ部81c、および鋭角にカットされた8
1a面を含む移動部材81と、移動部材81の凸部81bと係合
する凹部73、および鋭角にカットされた82a面を有する
ロック解除部材82、移動部材81の81a面と係合する83a面
と、ロック解除部材82の82a面と係合する83b面とが形成
され、圧縮バネ94により矢印302の方向に常に弾性が加
えられているロックスイッチ83（第４図参照）、および
移動部材81を図中の矢印300の方向に常に弾性を与えて
おくための圧縮バネ84により構成されている。 なお、ロックスイッチ83は、ビデオカメラ装置40本体
の制御部（図示せず）に撮影の開始／終了を接続するス
イッチ機能を有し、移動部材81の81a面とロックスイッ
チ83の83a面とが接触することによってスイッチが閉成
するようになっている。 また、このシングルロックスイッチ機構には、操作者
が移動部材81の押圧面100を操作した場合に、撮影動作
を開始する手前においてスイッチにいわゆる１クッショ
ンおかせるためのクッション部材85が装備されている。
クッション部材85は、グリップ24のケーシング10に固定
された指示部材86の伸縮部材86aによって移動部材81側
に押え付けられており、第３図に示されているように、
移動部材81が矢印301の方向に移動すると、移動部材81
に形成されたＲ部81cがクッション部材85に形成された
Ｒ部85aを押し上げる仕組になっている。 次に、第２図〜第９図を参照して本実施例におけるシ
ングルロックスイッチ16の動作を説明する。 第２図は、シングルロックスイッチ16が待機状態の場
合の状態図が示されており、押圧面100は、移動部材81
における押圧面100と反対側の面200に接合された圧縮バ
ネ84によって、図中の矢印300の方向に弾性が与えられ
ている。 第３図および第４図は、いわゆるシングルアクション
スイッチ動作を行う場合のシングルロックスイッチ機構
の状態を示す平面図である。操作者によって押圧面100
が矢印301の方向に軽く押され、移動部材81が移動する
と、移動部材81に形成された81a面とロックスイッチ83
に形成された83a面が接触する。移動部材81の81a面とロ
ックスイッチ83の83a面とが接触したことによって、前
述したように、ビデオカメラ装置40本体の制御部（図示
せず）に撮影の開始／終了を接続するスイッチが閉成す
る。 第５図および第６図は、シングルロックスイッチ16が
撮影状態でロックされた場合の状態図の平面図および側
面図である。押圧面100が第３図および第４図の状態か
らさらに矢印301の方向に押され、移動部材81が移動す
ると、第６図に示されているように、ロックスイッチ83
が移動部材81の81a面とロック解除部材82の82a面との間
に位置し、ロック状態になる。なお、このとき撮影の開
始／終了を接続するスイッチは、閉成状態を維持する。 第７図〜第９図には、ロック状態を解除する動作の平
面図および側面図が示されている。ロック状態の解除
は、操作者により押圧面100が第５図および第６図の状
態からさらに矢印301の方向に押されることによって行
われる。押圧面100がさらに矢印301の方向に押され、移
動部材81が移動すると、移動部材81に形成された凸部81
bに係合したロック解除部材82の凹部73により、ロック
解除部材82も矢印301の方向に移動する（第７図および
第８図）。移動部材81およびロック解除部材82がさらに
矢印301の方向に移動すると、ロック解除部材82の82a面
とロックスイッチ83の83b面とが接触し、ロックスイッ
チ83が矢印303の方向に押し込まれる（第８図）。この
結果、移動部材81とロックスイッチ83との接触状態が解
除され、撮影の開始／終了を接続するスイッチが開放
し、撮影が終了状態になる。その後、操作者が押圧面10
0を解放する際に移動部材81が圧縮バネ84によって矢印3
00の方向に移動し、第２図の待機状態に戻る。このと
き、ロック解除部材82も移動部材81とともに矢印300の
方向に移動するため、ロック状態が解除される（第９
図）。 第10図および第11図には、本発明のシングルロックス
イッチ16の他の機構の例が示されている。 この例では、グリップ24のケーシング10にスライダ誘
導部91、およびスライドカバー90が装備され、撮影のS/
Sボタン92は通常のシングルアクションスイッチを使用
している。通常の撮影においては、S/Sボタン92によっ
てシングルアクションスイッチ動作を行い、例えば長時
間の撮影時にはスライドカバー90をスライド誘導部91に
沿って矢印304の方向に引き上げる。スライドカバー90
が引き上げられたことによって、S/Sボタン92は撮影状
態でロックされる。ロックの解除は、スライドカバー90
をスライダ誘導部91に沿って矢印304と反対の方向に引
き下げることによって行われ、このときに撮影も同時に
終了する。 第12図および第13図には、本発明のシングルロックス
イッチ16の他の機構の例が示されている。 第12図の機構では、グリップ24のケーシング10にスイ
ッチ誘導部94、およびスイッチロック部93が装備され、
撮影のS/Sボタン92は通常のシングルアクションスイッ
チを使用している。操作者は、通常の撮影においては、
S/Sボタン92によりシングルアクションスイッチ動作を
行い、例えば長時間の撮影時にはS/Sボタン92を押した
状態でスイッチ誘導部94に沿って矢印305の方向に移動
する。S/Sボタン92は、操作者により移動されたことに
よってスイッチロック部93と係合し、撮影状態でロック
される。ロックの解除は、S/Sボタン92をスイッチ誘導
部94に沿って矢印305と反対の方向に移動することによ
って行われる。 また、第13図の機構では、S/Sボタン92に通常のシン
グルアクションスイッチを使用し、S/Sボタン92の一方
の側面には突起したスイッチロックボタン95が装備さ
れ、またグリップ24のケーシング10には、スイッチロッ
クボタン95と係合する穴96が形成されている。操作者
は、通常の撮影においては、S/Sボタン92を軽く押すこ
とによってシングルアクションスイッチ動作を行い、ロ
ックする場合には、スイッチロックボタン95を押しなが
らS/Sボタン92を深く押し込む。S/Sボタン92が深く押し
込まれると、スイッチロックボタン95と穴96が係合しロ
ック状態となる。ロックの解除は、スイッチロックボタ
ン95を押し、穴96から開放することによって行われる。 以上のように、シングルアクションスイッチにロック
機構が装備されているため、通常の撮影においては、S/
Sボタンを操作している間撮影が行われ、ボタン操作を
終了したときに撮影が終了する、いわゆるシングルアク
ションスイッチ動作を行うことができ、また、ロック機
構を働かせることによってダブルアクションスイッチ動
作と同様の効果を得ることができる。したがって、本発
明のシングルロックスイッチを使用することにより、通
常の撮影、および長時間の撮影での撮影操作を容易なも
のとすることができる。 なお、本発明によるシングルロックスイッチは、記録
機一体型ビデオカメラや分離型のビデオカメラに適用で
きることは言うまでもなく、銀塩フィルムを用いるもの
にも応用することが可能である。また、ビデオテープ等
の記録媒体を使用せず、直接モニタに出力するカメラ装
置にも適用できる。 効 果 このように本発明によれば、ムービーカメラ装置にお
ける撮影指示入力スイッチに、撮影の開始および終了の
指示を単一の操作で行えるスイッチを使用し、さらにス
イッチの撮影状態を保持するロック機能が装備されてい
るため、通常の撮影、および長時間の撮影での撮影指示
入力スイッチの操作勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明による撮影指示入力スイッチをムービ
ーカメラ装置に実装した実施例の部分的な断面を含む全
体図、 第２図は、第１図における撮影指示入力スイッチの機構
を示す拡大平面図、 第３図、第５図、および第７図は、第２図の撮影指示入
力スイッチの動作を示す拡大平面図、 第４図、第６図、第８図、および第９図は、第２図の撮
影指示入力スイッチの動作を示す拡大側面図、 第10図は、本発明による撮影指示入力スイッチを適用し
た他の例を示すグリップの外観側面図、 第11図は、第10図に示したグリップの外観斜視図、 第12図は、本発明による撮影指示入力スイッチの他の例
を示すグリップの外観斜視図、 第13図は、本発明による撮影指示入力スイッチの他の例
を示すグリップの外観側面図である。 主要部分の符号の説明 10……ケーシング 16……シングルロックスイッチ 24……グリップ 81……移動部材 84,94……圧縮バネ 82……ロック解除部材 83……ロックスイッチ 100……押圧面
ーカメラ装置に実装した実施例の部分的な断面を含む全
体図、 第２図は、第１図における撮影指示入力スイッチの機構
を示す拡大平面図、 第３図、第５図、および第７図は、第２図の撮影指示入
力スイッチの動作を示す拡大平面図、 第４図、第６図、第８図、および第９図は、第２図の撮
影指示入力スイッチの動作を示す拡大側面図、 第10図は、本発明による撮影指示入力スイッチを適用し
た他の例を示すグリップの外観側面図、 第11図は、第10図に示したグリップの外観斜視図、 第12図は、本発明による撮影指示入力スイッチの他の例
を示すグリップの外観斜視図、 第13図は、本発明による撮影指示入力スイッチの他の例
を示すグリップの外観側面図である。 主要部分の符号の説明 10……ケーシング 16……シングルロックスイッチ 24……グリップ 81……移動部材 84,94……圧縮バネ 82……ロック解除部材 83……ロックスイッチ 100……押圧面
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．ムービーカメラ装置に撮影の開始および終了の指示
を入力する撮影指示入力スイッチにおいて、該スイッチ
は、 操作者により第１の方向に押圧される押圧面を含む摺動
可能な摺動部材と、 該摺動部材を第１の方向とは逆の方向に弾性を与え、か
つ第１の位置に保持する弾性部材と、 前記摺動部材を所定の位置に保持する保持部材と、 前記摺動部材および保持部材とは別に設けられた、前記
摺動部材の保持を解除する保持解除部材とを有し、 前記摺動部材が第１の位置のときに待機状態を維持し、
第１の方向に摺動した第２の位置のときに撮影の指示が
入力され、第３の位置に摺動されることにより前記保持
部材が機能して保持動作が行われ、第４の位置に摺動さ
れることにより前記保持解除部材が駆動されて前記摺動
部材の保持が解除されることを特徴とするムービーカメ
ラ装置の撮影指示入力スイッチ。 ２．特許請求の範囲第１項記載の撮影指示入力スイッチ
において、前記摺動部材の第３の位置は、第２の位置か
らさらに第１の方向に摺動した位置であることを特徴と
するムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62322769A JP2721503B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | ムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチ |
| US07/284,007 US4962396A (en) | 1987-12-22 | 1988-12-13 | Single lock switch for inputting commands associated with shooting in movie camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62322769A JP2721503B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | ムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01166428A JPH01166428A (ja) | 1989-06-30 |
| JP2721503B2 true JP2721503B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=18147439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62322769A Expired - Fee Related JP2721503B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | ムービーカメラ装置の撮影指示入力スイッチ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4962396A (ja) |
| JP (1) | JP2721503B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
| US5136130A (en) * | 1991-04-02 | 1992-08-04 | Waxing Corporation Of America | Locking actuator trigger button for electrical switch |
| JP3240160B2 (ja) * | 1991-08-19 | 2001-12-17 | 富士写真フイルム株式会社 | ビデオカメラ |
| US6025574A (en) * | 1998-08-07 | 2000-02-15 | Illinois Tool Works Inc | Trigger locking pin mechanism for mig gun |
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| US3378662A (en) * | 1967-07-25 | 1968-04-16 | Carling Electric Inc | Variable speed control trigger for electric switch |
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| JPS51106870U (ja) * | 1975-02-24 | 1976-08-26 | ||
| JPS5584624A (en) * | 1978-12-22 | 1980-06-26 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | Butt fusion weld for synthetic resin pipe |
| JPS5966829U (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-04 | 松下電器産業株式会社 | プツシユスイツチ |
| JPS6274716A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-06 | Aisin Warner Ltd | ４輪駆動車の制御装置 |
-
1987
- 1987-12-22 JP JP62322769A patent/JP2721503B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-12-13 US US07/284,007 patent/US4962396A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4962396A (en) | 1990-10-09 |
| JPH01166428A (ja) | 1989-06-30 |
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