JP2721455B2 - データ伝送装置のタイミング生成方法 - Google Patents

データ伝送装置のタイミング生成方法

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JP2721455B2
JP2721455B2 JP1201092A JP1201092A JP2721455B2 JP 2721455 B2 JP2721455 B2 JP 2721455B2 JP 1201092 A JP1201092 A JP 1201092A JP 1201092 A JP1201092 A JP 1201092A JP 2721455 B2 JP2721455 B2 JP 2721455B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/027Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図9) 発明が解決しようとする課題(図10) 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 第1の実施例の説明(図2乃至図6) (b) 第2の実施例の説明(図7乃至図8) (c) 他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、高速メインチャネルと
低速セカンダリチャネルに周波数分割された受信信号を
復調するデータ伝送装置において、受信信号からタイミ
ング成分を抽出して、内部タイミング信号を生成するタ
イミング生成方法に関する。
【0003】モデム(変復調装置)等のデータ伝送装置
では、受信信号から送信タイミング信号を再生し、相対
位相及び周波数の確立を行い、受信信号を再生する内部
タイミング信号を作成している。
【0004】近年、音声帯域を利用したアナログ回線に
も、高速データ伝送の要求が強まっており、このため、
伝送速度向上の傾向にあり、伝送速度を向上すると、タ
イミング成分の抽出が難しくなり、この対策が要求され
ている。
【0005】
【従来の技術】図9は従来技術の説明図である。図9
(A)に示すように、0.3〜3.4KHzの音声帯域
に対し、メインチャネルの他に、セカンダリチャネルが
周波数分割により設けられている。
【0006】メインチャネルは、高速データチャネルで
あり、例えば、9600bpsのQAM変調により、メ
インデータを伝送するチャネルであり、セカンダリチャ
ネルは、モデムの状態等を通知するネットワーク管理用
の50bps程度のFSKの低速データチャネルであ
る。
【0007】このような受信信号を復調するモデム受信
側は、特開昭61−82545号公報等に示されるよう
に、図9(B)の如く構成されている。受信信号は、ロ
ーパスフィルタ40で高周波数分がカットされ、A/D
(アナログ/デジタル)コンバータ41でデジタル値に
変換され、プロセッサ1に入力する。
【0008】プロセッサ1は、メインチャネル部2とセ
カンダリチャネル部3とからなり、メインチャネル部2
では、A/Dコンバータ41の出力を復調部20で復調
した後、ロールオフフィルタ部21で不要帯域の除去、
波形整形を行い、自動等化部22で波形等化し、キャリ
ア位相制御部23でジッタ等が除去され、判定部24で
判定され、メインチャネルの受信データを得る。
【0009】又、ロールオフフィルタ21の出力は、タ
イミング抽出部25でタイミング成分が抽出され、1次
積分回路26で周波数積分して、ジッタによる周波数成
分を安定化し、2次積分回路27で位相積分して、位相
誤差を安定化して、判定部28で位相誤差を判定し、こ
れにより、1/nカウンタ29の分周比を変化して、P
LL(位相同期)制御して、内部タイミング信号を作成
し、A/Dコンバータ41のサンプリングクロック等に
利用する。
【0010】一方、セカンダリチャネル部3では、A/
Dコンバータ41の出力を復調部30で復調した後、ロ
ールオフフィルタ部31で不要帯域の除去、波形整形を
行い、自動等化部32で波形等化し、キャリア位相制御
部33でジッタ等が除去され、判定部34で判定され、
セカンダリチャネルの受信データを得る。
【0011】尚、プロセッサ1の各ブロックは、プロセ
ッサ1が実行する処理を示す。このように、従来は、メ
インチャネルの信号からタイミング成分を抽出し、2次
系PLL部26、27、28、29により、内部タイミ
ング信号を作成し、A/Dコンバータ41のサンプリン
グクロック等に利用して、受信信号の復調に使用してい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図10は従来技術の問
題点説明図である。ところで、図10(A)に示すよう
に、ロールオフフィルタ部21のロールオフ率が高い
と、伝送速度は、例えば、1000Baudsと遅い
が、タイミング成分の抽出が容易且つ正確である。
【0013】ところが、近年の高速伝送の要求により、
メインチャネルの伝送速度を、例えば、2000Bau
dsとすると、図10(B)に示すように、メインチャ
ネルのロールオフ率を低くしなければならず、タイミン
グ成分は、図の斜線の傾斜部のエネルギーから得るた
め、抽出が難しくなり、正確なタイミング成分の抽出が
できなくなり、精度の高いタイミングPLLが実現でき
なくなり、エラーの原因となっていた。
【0014】従って、本発明は、メインチャネルの伝送
速度を速くしても、正確なタイミング抽出を行うことが
できるデータ伝送装置のタイミング生成方法を提供する
ことを目的とする。
【0015】又、本発明は、メインチャネルの伝送速度
を速くしても、簡易な処理で正確なタイミング抽出を行
うことができるデータ伝送装置のタイミング生成方法を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、メインチャネルとセカンダ
リチャネルに周波数分割された受信データからタイミン
グ信号成分を生成して、該受信信号の再生を行うデータ
伝送装置において、該セカンダリチャネルからの受信デ
ータよりタイミング信号成分を抽出し、該タイミング
信号成分に同期した内部タイミング信号を生成すること
を特徴とする。
【0017】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記受信信号をアナログ/デジタルコンバータ41でデ
ジタル値に変換して、プロセッサ1により、前記メイン
チャネルの信号の復調処理と、前記セカンダリチャネル
の信号の復調処理を行うとともに、前記セカンダリチャ
ネルから該タイミング信号成分を抽出し、該タイミング
信号成分に同期した内部タイミング信号を生成して、前
記アナログ/デジタルコンバータ41のサンプリングク
ロックとすることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記メインチャネルの伝送速度が、前記セカンダ
リチャネルの伝送速度の整数倍であることを特徴とす
る。本発明の請求項4は、請求項1又は2又は3におい
て、前記抽出したタイミング信号成分を、周波数移動し
て、周波数移動したタイミング信号成分に同期した内部
タイミング信号を生成することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項5は、請求項4において、
前記周波数移動は、メインチャネルの周波数への周波数
移動であることを特徴とする。本発明の請求項6は、請
求項4において、前記周波数移動は、原点への周波数移
動であることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項7は、請求項1又は2又は
3又は4又は5又は6において、前記セカンダリチャネ
ルのロールオフ率を、100%としたことを特徴とす
る。本発明の請求項8は、請求項4又は5又は6又は7
において、前記抽出したタイミング信号成分をベクトル
化し、移動周波数成分を乗算して、周波数移動し、周波
数移動した信号成分をメインチャネルの伝送速度でゼロ
点抽出して、位相誤差成分を得ることを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明の請求項1では、メインチャネルの伝送
速度を速くしたことにより、メインチャネルのロールオ
フ率が低くなるため、メインチャネルからタイミング抽
出を行わずに、ロールオフ率の高いセカンダリチャネル
からタイミング抽出を行い、内部タイミングを生成する
ものである。
【0022】このため、許容できるジッタ量が大きく、
正確なタイミング抽出が可能となり、高精度のタイミン
グPLLが可能となる。本発明の請求項2では、受信信
号をアナログ/デジタルコンバータ41でデジタル値に
変換して、プロセッサ1により、前記メインチャネルの
信号の復調処理と、前記セカンダリチャネルの信号の復
調処理を行うとともに、前記セカンダリチャネルから該
タイミング信号成分を抽出し、該タイミング信号成分に
同期した内部タイミング信号を生成して、前記アナログ
/デジタルコンバータ41のサンプリングクロックとす
るので、プロセッサ1の処理により、復調処理とセカン
ダリチャネルからのタイミング抽出が可能となり、A/
Dコンバータの制御でタイミング同期がとれる。
【0023】本発明の請求項3では、メインチャネルの
伝送速度が、前記セカンダリチャネルの伝送速度の整数
倍であるので、セカンダリチャネルからタイミング抽出
しても、メインチャネルと同期でき、内部タイミング信
号により、メインチャネル側を同期して、復調制御でき
る。
【0024】本発明の請求項4では、抽出したタイミン
グ信号成分を、周波数移動して、周波数移動したタイミ
ング信号成分に同期した内部タイミング信号を生成する
ので,メインチャネルの動作と同期がとり易くなる。
【0025】本発明の請求項5では、周波数移動は、メ
インチャネルの周波数への周波数移動であるので、セカ
ンダリチャネル側からタイミング抽出しても、セカンダ
リチャネル側のジッタによる影響が、メインチャネル側
に影響しない程度に小さくできる。
【0026】本発明の請求項6では、周波数移動は、原
点への周波数移動であるので、セカンダリチャネル側か
らタイミング抽出しても、位相誤差の抽出処理が容易と
なる。
【0027】本発明の請求項7では、セカンダリチャネ
ルのロールオフ率を、100%としたので、正確なタイ
ミング抽出を容易とする。本発明の請求項8では、抽出
したタイミング信号成分をベクトル化し、移動周波数成
分を乗算して、周波数移動し、周波数移動した信号成分
をメインチャネルの伝送速度でゼロ点抽出して、位相誤
差成分を得るので、周波数移動を容易に実現できる。
【0028】
【実施例】(a) 第1の実施例の説明 図2は本発明の第1の実施例構成図、図3は本発明の第
1の実施例要部構成図であり、モデム受信部を示してい
る。
【0029】図2において、図9で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してあり、25aはバンドパス
フィルタ部であり、ロールオフフィルタ部21の出力か
らタイミング成分の帯域成分を抽出するもの、25bは
二乗部であり、バンドパスフィルタ部25aの出力を二
乗して、タイミング成分のエネルギーを作成するもの、
25cはタイミング位相抽出部であり、二乗部25bの
出力からタイミング位相を抽出するもの、25dはタイ
ミング位相判定部であり、抽出したタイミング位相を判
定し、ロールオフフィルタ21のタップ係数を変化する
ものである。
【0030】これらについては、特開昭61−8254
5号公報を参照されたい。35は二乗部であり、ロール
オフフィルタ部31の出力を二乗し、信号成分のエネル
ギーを作成するもの、36はタイミング抽出部であり、
二乗部35の出力からタイミング信号成分を抽出するも
の、37はベクトル化部であり、抽出されたタイミング
信号成分をベクトル化するもの、38はタイミング位相
判定部であり、抽出したタイミング信号の位相を判定
し、ロールオフフィルタ31のタップ係数を変化するも
のである。
【0031】39は乗算部であり、抽出したタイミング
信号成分(50Hz)に1950Hzの信号を乗算し、
2000Hzのタイミング信号成分を作成するもの、5
0はゼロ点抽出部であり、2000Hzのタイミング信
号成分をボーレートクロック(2000Hz)でサンプ
ルし、サンプルした位相誤差信号を抽出するものであ
る。
【0032】51は第1積分回路であり、タップTの前
のサンプル出力と現サンプル出力とを加算器51aで加
算し、サンプル出力に加算器51bで加算して、周波数
積分し、ジッタに対する周波数成分を安定化するもの、
52は第2積分回路であり、タップTの前のサンプル出
力を加算器52aで加算して、位相積分し、位相成分を
安定化するものである。
【0033】53は判定部であり、加算器53aで第2
積分回路52の出力に「1」加算し、極性判定部(進み
判定部)53bで極性により、進み判定させ、加算器5
3cで第2積分回路52の出力に「1」減算し、極性判
定部(遅れ判定部)53dで極性により、遅れ判定さ
せ、両判定出力を加算器53eで加算して、第2積分回
路52のタップTの値をリセットするものである。
【0034】54は1/nカウンタであり、分周比可変
のカウンタで構成され、判定部53の進み信号により、
分周比を小さくし、遅れ信号により、分周比を大きくし
て、8000Hzの内部タイミング信号(サンプリング
クロック)を発生し、A/Dコンバータ41に供給する
ものである。
【0035】図3において、ベクトル化部37は、タイ
ミング成分をそのまま出力し、cosθ成分を得て、4
/Tタップ37aで、4/T遅延して、sinθ成分を
得るものである。
【0036】乗算部39は、1950Hzの信号を乗算
するため、(sinθ+jcosθ)×(sin195
0+jcos1950)=(sinθ・sin1950
−cosθ・cos1950)+j(sinθ・cos
1950+cosθ・sin1950)となるが、リア
ル成分かイマージナリ成分のいずれかで良いので、ここ
では、sinθ・cos1950を演算する乗算器39
aと、cosθ・sin1950を演算する乗算器39
bと、両乗算器39a、39bの出力を加算する加算部
39cで構成し、イマージナリ成分のみを出力する。
【0037】ゼロ点抽出部50は、2000Hzのボー
レートクロックで、乗算器39の出力をサンプリングす
るサンプリング回路で構成される。図4は本発明の第1
の実施例説明図、図5は本発明の第1の実施例周波数移
動動作説明図、図6は本発明の第1の実施例判定動作説
明図であり、メインチャネルのBauds Rate
を、2000Bauds、セカンダリチャネルのBau
ds Rateを、50Bauds、サンプリングクロ
ック(内部タイミング信号『を、8000Hzの例で説
明する。
【0038】モデム送信側から送られた受信信号は、ロ
ーパスフィルタ40で不要な高域がカットされ、800
0HzのサンプリングクロックでA/Dコンバータ41
により、デジタル値に変換される。
【0039】セカンダリチャネル部3では、この信号を
復調部30で復調し、ロールオフフィルタ部31で波形
整形される。この時、ロールオフフィルタ部31のロー
ルオフ率を100%とすると、タイミング成分を正確に
抽出できる。
【0040】ロールオフフィルタ部31の出力は、自動
等化部32で波形等化され、キャリア自動位相補正部3
3でキャリア位相が補正され、判定部34で判定され、
50Baudsの受信データが得られる。
【0041】一方、ロールオフフィルタ部31の出力
は、二乗部35で二乗され、タイミング成分のエネルギ
ーが抽出され、タイミング抽出部36でタイミング成分
が、図4(B)、図5(A)のタイミング信号のように
抽出される。
【0042】このタイミング信号は、50Hzの信号で
あり、図4(A)に示すように、タイミング信号は、2
0msの間隔となる。これにより、位相誤差を抽出する
と、図4(A)に示すように、メインチャネルは、20
00Baudsであり、信号間隔は、500μsのた
め、タイミング信号の1%(200μs)ジッタが、メ
インチャネルでは、40%のジッタとなってしまう。
【0043】このセカンダリチャネルのジッタの影響
を、メインチャネルで同一にするには、タイミング信号
の周波数を、メインチャネルの伝送速度を移動すれば良
く、先ず、タイミング信号をベクトル化部37でベクト
ル化し、図5(B)、(C)のように、乗算部39で、
1950Hzの信号を乗算し、図5(D)に示す200
0Hzのタイミング信号に周波数シフトする。
【0044】この2000Hzのタイミング信号は、図
6(A)に示すように、8000Hzのサンプリングパ
ルスでサンプリングされているから、図の黒丸の点がサ
ンプリングされていることにより、ゼロ点抽出部50で
2000Hzのクロックでサンプリングすると、図6
(A)のように、1周期の位相ずれ(遅れ、進み)が出
力される。
【0045】この信号を、1次積分回路51で周波数積
分し、2次積分回路52で位相積分して、判定部53に
入力する。判定部53では、2次積分回路52の出力を
各々加算器53a、53cで+1、−1加算して、各々
正極性判定部53b、負極性判定部53dに入力し、極
性判定により、進み、遅れ出力を発する。
【0046】ここで、加算器53a、53cで+1、−
1加算するのは、図6(B)に示すように、位相ずれが
「0」から±1以内のものを、正確に極性により、進
み、遅れ判定できるようにしたものである。
【0047】この進み、遅れ出力により、1/nカウン
タ54は、分周比を変え、タイミング信号に同期した8
000Hzの内部タイミング信号を発生し、各正極性判
定部53b、負極性判定部53dの出力の和を加算器5
3eでとり、2次積分回路52のタップTの値をリセッ
トする。
【0048】このようにして、セカンダリチャネルから
タイミング信号を抽出し、同期した内部タイミング信号
で、A/Dコンバータ41が受信信号をサンプルするの
で、タイミング信号に同期したサンプリングができ、メ
インチャネル2は、正確にデータを復調できる。
【0049】即ち、A/Dコンバータ41の信号を復調
部20で復調し、ロールオフフィルタ部21で波形整形
される。この時、ロールオフフィルタ部21のロールオ
フ率を4%程度とし、メインチャネルの伝送速度を、例
えば、2000Baudsに上げることができる。
【0050】ロールオフフィルタ部21の出力は、自動
等化部22で波形等化され、キャリア自動位相補正部2
3でキャリア位相が補正され、判定部24で判定され、
2000Baudsの受信データが得られる。
【0051】このようにして、メインチャネルの伝送速
度を向上させ、メインチャネルのロールオフ率を小とし
ても、セカンダリチャネルからタイミング抽出し、位相
同期した内部タイミング信号を生成できるので、メイン
チャネルのデータ復調を正確に実行できる。
【0052】又、セカンダリチャネルのタイミング信号
を、周波数シフトして、メインチャネルへのジッタ影響
を最小限にしている。 (b) 第2の実施例の説明 図7は本発明の第2の実施例構成図、図8は本発明の第
2の実施例説明図であり、図2で示したものと同一のも
のは、同一の記号で示してある。
【0053】図7において、図2との相違は、乗算部3
9において、ベクトル化部37の50Hzのタイミング
信号に、−50Hzの信号で乗算し、0Hz(原点)の
信号としており、ゼロ点抽出部50を不要とし、サンプ
リングクロックを、メインチャネルの伝送速度で200
0Baudsとしている点である。
【0054】図8で説明すると、A/Dコンバータ41
は、2000Hzのサンプリングクロックでサンプルさ
れるので、ベクトル化部37の50Hzのタイミング信
号を、原点に周波数シフトすると、図8(B)に示すよ
うに、50μs(2000Hz)で位相誤差データが得
られるから、ゼロ点抽出が不要となり、プロセッサ1の
処理が削減できる。
【0055】その他の動作は、図2のものと同一であ
る。このようにすると、プロセッサ1の処理を削減し、
且つ図2と同一の効果が得られる。
【0056】(c) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。 上述の第1の実施例では、ベクトル化部37の出力
を、50Hzのタイミング信号としたが、ベクトル処理
のタイミングにより、0Hzのタイミング信号を出力で
き、この場合には、乗算部39で、図2に示すように、
2000Hzの信号を乗算すれば、2000Hzの信号
が得られる。
【0057】メインチャネルの伝送速度を、2000
Bauds、セカンダリチャネルの伝送速度を、50B
audsとしたが、他の伝送速度であっても良い。メインチャネルの伝送速度を、セカンダリチャネルの
伝送速度の整数倍とすることができる。これは、セカン
ダリチャネルからタイミング成分を抽出し、それを利用
してメインチャネルのタイミング信号を生成するのであ
るから、メインチャネルの伝送速度をセカンダリチャネ
ルの整数倍とすることで、最も正確な同期確立を行うこ
とができる。また、メインチャネルの伝送速度をセカン
ダリチャネルの整数倍とすることで、実際のプログラム
の処理が簡単なものとなる。 周波数シフトを、2000Hz又は0Hzとしたが、
他の周波数であっても良い。
【0058】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 メインチャネルの伝送速度を速くすると、メインチャ
ネルのロールオフ率が低くなるため、メインチャネルか
らタイミング抽出を行わずに、ロールオフ率の高いセカ
ンダリチャネルからタイミング抽出を行い、内部タイミ
ングを生成するので、許容できるジッタ量が大きく、正
確なタイミング抽出が可能となり、高精度のタイミング
PLLが可能となる。
【0060】メインチャネルの伝送速度を速くして
も、容易タイミング同期が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例要部構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例周波数移動動作説明図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施例判定動作説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例説明図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来技術の問題点説明図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 メインチャネル部 3 セカンダリチャネル部 41 A/Dコンバータ 20、30 復調部 21、31 ロールオフフィルタ部 22、32 自動等化部 23、33 キャリア自動位相補正部 24、34 判定部 35 二乗部 36 タイミング抽出部 37 ベクトル化部 39 乗算部 50 ゼロ点抽出部 53 判定部 54 1/nカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−206948(JP,A) 特開 昭62−277828(JP,A) 特開 昭62−108643(JP,A) 特開 昭61−82545(JP,A) 特開 平2−243035(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインチャネルとセカンダリチャネルに
    周波数分割された受信データからタイミング信号成分
    生成して、該受信信号の再生を行うデータ伝送装置にお
    いて、 該セカンダリチャネルからの受信データよりタイミング
    信号成分を抽出し、該タイミング信号成分に同期した
    内部タイミング信号を生成することを特徴とするデータ
    伝送装置のタイミング生成方法。
  2. 【請求項2】 前記受信信号をアナログ/デジタルコン
    バータ(41)でデジタル値に変換して、プロセッサ
    (1)により、前記メインチャネルの信号の復調処理
    と、前記セカンダリチャネルの信号の復調処理を行うと
    ともに、前記セカンダリチャネルから該タイミング信号
    成分を抽出し、該タイミング信号成分に同期した内部タ
    イミング信号を生成して、前記アナログ/デジタルコン
    バータ(41)のサンプリングクロックとすることを特
    徴とする請求項1のデータ伝送装置のタイミング生成方
  3. 【請求項3】 前記メインチャネルの伝送速度が、前記
    セカンダリチャネルの伝送速度の整数倍であることを特
    徴とする請求項1又は2のデータ伝送装置のタイミング
    生成方法
  4. 【請求項4】 前記抽出したタイミング信号成分を、周
    波数移動して、周波数移動したタイミング信号成分に同
    期した内部タイミング信号を生成することを特徴とする
    請求項1又は2又は3のデータ伝送装置のタイミング生
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記周波数移動は、メインチャネルの周
    波数への周波数移動であることを特徴とする請求項4の
    データ伝送装置のタイミング生成方法。
  6. 【請求項6】 前記周波数移動は、原点への周波数移動
    であることを特徴とする請求項4のデータ伝送装置のタ
    イミング生成方法。
  7. 【請求項7】 前記セカンダリチャネルのロールオフ率
    を、100%としたことを特徴とする請求項1又は2又
    は3又は4又は5又は6のデータ伝送装置のタイミング
    生成方法。
  8. 【請求項8】 前記抽出したタイミング信号成分をベク
    トル化し、移動周波数成分を乗算して、周波数移動し、
    周波数移動した信号成分をメインチャネルの伝送速度で
    ゼロ点抽出して、位相誤差成分を得ることを特徴とする
    請求項4又は5又は6又は7のデータ伝送装置のタイミ
    ング生成方法。
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