JPH06244879A - 特殊トレーニングパターンを用いた変復調方式 - Google Patents

特殊トレーニングパターンを用いた変復調方式

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JPH06244879A
JPH06244879A JP5030238A JP3023893A JPH06244879A JP H06244879 A JPH06244879 A JP H06244879A JP 5030238 A JP5030238 A JP 5030238A JP 3023893 A JP3023893 A JP 3023893A JP H06244879 A JPH06244879 A JP H06244879A
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signal
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training
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JP5030238A
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Takashi Kako
尚 加來
Hiroyasu Murata
博康 村田
Noboru Kawada
昇 川田
Kyoko Hirao
恭子 平尾
Hideo Miyazawa
秀夫 宮澤
Yuri Jingaki
友里 仁垣
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/041Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal
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    • H04L7/046Speed or phase control by synchronisation signals using special codes as synchronising signal using a dotting sequence

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファーストポーリングタイプのモ
デム(変復調装置)に用いて好適な変復調方式に関し、
特殊なトレーニングパターンを採用することにより、短
いトレーニング時間内に、受信部での初期化処理に必要
な信号を確実に再生できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 データ送信に際して、データ送信の前に、所
要パターンのトレーニングデータを変調して送信すると
ともに、トレーニングデータを復調手段で復調し、この
復調トレーニングデータを使用して、変復調方式の受信
部での初期化処理を行なう変復調方式において、送信す
るトレーニングデータのパターン15が、信号点の位相
が180°異なるような信号を交互に配置し、途中で同
位相の信号を配置し、その後は信号点の位置が180°
異なるような信号を交互に配置するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図13〜図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図2〜図12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ファーストポーリング
タイプのモデム(変復調装置)に用いて好適な変復調方
式に関し、特にデータ送信に際して、データ送信の前
に、所要パターンのトレーニングデータを変調して送信
するとともに、このトレーニングデータを復調手段で復
調し、この復調トレーニングデータを使用して、変復調
装置の受信部での初期等化処理を行なう変復調方式に関
する。
【0003】
【従来の技術】図13は従来のオンラインシステムを示
すブロック図であるが、この図13に示すオンラインシ
ステムでは、ホスト(コンピュータ)201に通信制御
装置(CCP)202を介しモデム203が接続されて
おり、更にこのモデム203がアナログ回線204を介
して他の場所に設置された他のモデム203′に接続さ
れている。そして、このモデム203′に、端末205
が接続されている。
【0004】また、ネットワーク監視装置206が設け
られており、このネットワーク監視装置206のため
に、セカンダリチャネルが使用される。ところで、モデ
ムの状態信号は、図13に示すホスト側モデム203で
は、そのままネットワーク監視装置206に伝送できる
が、端末側のモデム203′は、ホスト側モデム203
に伝送して、ネットワーク監視装置206に伝送してい
る。
【0005】このため、メインデータに影響なく伝送す
るする必要があるため、図14に示すように、各モデム
203,203′は、例えば0.3kHz〜3.4kH
zの音声帯域を周波数分割して、メインデータのための
メインチャネルほかに、セカンダリデータのためのセカ
ンダリチャネルを設けている。なお、メイン信号につい
ては、位相偏移変調(PSK)や直交振幅変調(QA
M)等が使用される一方、セカンダリ信号については、
周波数偏移変調(FSK)が使用される。
【0006】また、モデムにおいては、データ送信に際
して、データ送信の前に、所要パターンのトレーニング
データを変調して送信するとともに、このトレーニング
データを復調手段で復調し、この復調トレーニングデー
タを使用して、変復調装置の受信部での初期化処理を行
なうようになっている。すなわち、モデムの受信部に
は、復調部のほか、ロールオフフィルタ,自動利得制御
部(AGC),自動等化部(AEQ),キャリア位相補
正部(CAPC),タイミング抽出部,キャリア検出部
等が設けられているが、データ送信開始に当たり、これ
らの初期化処理をする必要がある。かかる初期化処理に
必要な最適信号は、例えば自動利得制御部ではトーン信
号、自動等化部ではインパルス信号、キャリア位相補正
部ではトーン信号またはインパルス信号、タイミング抽
出部ではπ/π信号(位相が相互に180°異なる2種
の信号)、キャリア検出部ではトーン信号である。
【0007】そして、上記の各所に上記のような最適な
信号(最適パターン)を供給しうるように、所要パター
ンのトレーニングデータを送っているのである。次に、
上記の条件を満足するトレーニングパターンの一例を示
すと、図16(a)のようになる。すなわち、この図1
6(a)に示すトレーニングパターンは、信号点の位相
が90°異なるような信号A,Bを交互に配置した第1
の繰り返しパターン部301と、この第1の繰り返しパ
ターン部301に続いて信号A,Bに対して信号点の位
相が180°異なり且つ相互には信号点の位相が90°
異なるような信号B,Cを交互に配置した第2の繰り返
しパターン部302とからなるようなパターンである。
【0008】なお、上記の信号A〜Dの位相平面上での
信号点を信号を表すのに使用した符号と同じ符号で示す
と、図8(a)のように、P1点がパターンAを示し、
P2点がパターンBを示し、P3点がパターンCを示
し、P4点がパターンDを示すものとすれば、第1の繰
り返しパターン部301は、信号点の位相が180°異
なるパターンAとパターンCを交互に配置している。
【0009】なお、その他の信号点の配置として図8
(b),(c)におけるQ1点〜Q4点,R1点〜R4
点のようなものでもよい。そして、この図16(a)の
ようなトレーニングパターンからインパルスを再生する
には、図15に示すような回路を用いる。すなわち、図
16(a)のようなトレーニングパターンを図15にa
点に入力すると、第1の和分回路401における遅延タ
ップTの出力(図15のb点参照)は図16(b)のよ
うになるので、第1の和分回路401における加算器の
出力(図15のc点参照)は図16(c)のようにな
る。さらに、この第1の和分回路401の出力(図15
のc点参照)を第2の和分回路402へ入力すると、そ
の遅延タップTの出力(図15のd点参照)は図16
(d)のようになるので、第2の和分回路402におけ
る加算器の出力(図15のe点参照)は図16(e)の
ようになる。この図16(e)の信号が図16(f)に
示すような再生インパルスになる。
【0010】なお、トーン成分やπ/π成分がBABA
・・パターンのトレーニング信号に含まれているため、
所望の演算処理を施すことにより、トーン信号やπ/π
信号の再生は可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のモデ
ムでは、高速化とは別に、マルチポイント接続を実施す
ることにより回線のコスト低減化が要求されており、こ
のためには、メインチャネルの周波数帯域を分割して、
同一回線で複数のデータを伝送する手法が有効である
が、このようにするとメインチャネルのロールオフ率が
非常に小さくなるため、ロールオフフィルタのタップ数
を多くしなければならず、このためにフィルタトランジ
ェントが大きくなる。これにより、タイミング・フィル
タの引込み時間が長くなり、従来使用していたトレーニ
ングパターンでは、トレーニング時間内にタイミング位
相を収束できないおそれがある。なお、その他、限られ
た使用帯域で変調速度を大きくとろうとした場合にも、
同様の課題が生じる。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、特殊なトレーニングパターンを採用すること
により、短いトレーニング時間内に、受信部での初期化
処理に必要な信号を確実に再生できるようにした、特殊
トレーニングパターンを用いた変復調装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1はトレーニングパター
ン(TP)発生手段であり、このトレーニングパターン
発生手段1は、送信すべきデータにトレーニングデータ
を付加するものであり、受信部16bには、このトレー
ニングデータを含んだ形でデータが送信される。
【0014】ここで、トレーニングパターンとは、デー
タ送信開始に当たり、受信部16bを構成する各装置の
初期化処理をするための信号である。このトレーニング
データのパターンとしては、信号点の位相が180°異
なるような信号を交互に配置し、途中で同位相の信号を
配置し、その後は信号点の位置が180°異なるような
信号を交互に配置したようになっている。
【0015】たとえば、トレーニングパターン15にお
いては、信号点の位相が180°異なるような信号を交
互に配置した第1の繰り返しパターン部15aと、第1
の繰り返しパターン部に続いて第1の繰り返しパターン
部15aの最後の信号と同じ位相の信号を配置した第1
の同位相信号配置部15bと、第1の同位相信号配置部
15bに続いて信号点の位相が180°異なるような信
号を交互に配置した第2の繰り返しパターン部15c
と、第2の繰り返しパターン部15cに続いて第2の繰
り返しパターン部15cの最後の信号と同じ位相の信号
を配置した第2の同位相信号配置部15dとからなるよ
うなパターンである。
【0016】また、送信部16aは、上記トレーニング
パターン発生手段1の他に変調処理の施されたディジタ
ルデータをアナログデータに変換するD/A変換手段2
をそなえている。なお、14はアナログ伝送路である。
そして、受信部16bにおいて、3は送信部16aから
入力したアナログデータをディジタルデータに変換する
A/D変換手段であり、4はA/D変換手段3でディジ
タルデータに変換された信号に対して復調処理を施す復
調手段であり、5は復調手段4からのディジタル復調信
号について帯域分離処理を施すロールオフフィルタ手段
である。
【0017】なお、6は信号の利得を制御する利得制御
手段であり、7は受信信号について等化処理を施す等化
処理手段であり、8はキャリアの位相を補正するキャリ
ア位相補正手段であり、9はキャリアを検出してデータ
が受信されたかどうかを検出するキャリア検出手段であ
り、17は復調手段4からの信号タイミングを引き込ん
で、信号タイミングがどこにあるのかを判定するタイミ
ング位相再生手段である。
【0018】また、10,11はトーン再生手段であ
り、このトーン再生手段10は、ロールオフフィルタ手
段5から出力された復調信号におけるトレーニングデー
タのパターンのうち、信号点の位相が180°異なるよ
うな信号を交互に配置した部分を用いて、利得制御手段
6を初期化処理するためのトーン信号を再生するように
なっている。
【0019】さらに、トーン再生手段11は、ロールオ
フフィルタ手段5から出力された信号におけるトレーニ
ングデータのパターンのうち、信号点の位相が180°
異なるような信号を交互に配置した部分を用いて、キャ
リア検出手段9に初期化処理を施すためのトーン信号を
再生するようになっている。12はインパルス再生手段
であるが、このインパルス再生手段12は、利得制御手
段6から出力された信号におけるトレーニングデータの
パターンのうち、信号点の位相が180°異なるような
信号を交互に配置した部分の最初の部分を用いて、第1
番目のインパルスを再生するとともに、途中の同位相信
号部分で第2番目のインパルスを再生することにより、
等化処理手段7に初期化処理を施すようになっている。
【0020】13はトーン再生手段であるが、このトー
ン再生手段13は、等化処理手段7から出力された信号
におけるトレーニングデータのパターンのうち、信号点
の位相が180°異なるような信号を交互に配置した部
分を用いて、キャリア位相補正手段8に初期化処理を施
すためのトーン信号を再生するようになっている。18
はπ/π再生手段であるが、このπ/π再生手段18
は、復調手段4から出力された復調信号におけるトレー
ニングデータのパターンのうち、信号点の位相が180
°異なるような信号を交互に配置した部分を用いて、タ
イミング位相再生手段17に初期化処理を施すためのπ
/π信号を再生するようになっている。
【0021】
【作用】上述の本発明の特殊トレーニングパターンを用
いた変復調方式では、データ送信に際して、データ送信
の前に、所要パターンのトレーニングデータを変調して
送信するとともに、トレーニングデータを復調手段4で
復調し、この復調トレーニングデータを使用して、変復
調装置の受信部16bでの初期化処理が行なわれる。
【0022】この際、送信するトレーニングデータのパ
ターン15が、信号点の位相が180°異なるような信
号を交互に配置し、途中で同位相の信号を配置し、その
後は信号点の位置が180°異なるような信号を交互に
配置したパターンであるものを使用する。また、複数の
メインデータのための複数のメインチャネルと、セカン
ダリデータのためのセカンダリチャネルとに周波数分割
され、上記のメインデータおよびセカンダリデータの送
信に際して、データ送信の前に、所要パターンのトレー
ニングデータを変調して送信するとともに、トレーニン
グデータを復調手段で復調し、この復調トレーニングデ
ータを使用して、変復調装置の受信部での初期化処理を
行なう変復調方式においても、トレーニングデータが上
記のパターンを有するものを使用できる。
【0023】さらに詳述すると、受信部16bにおい
て、トレーニングデータのパターン15のうち、信号点
の位相が180°異なるような信号を交互に配置した部
分の最初の部分を用いて、第1番目のインパルスを再生
するとともに、途中の同位相信号部分で第2番目のイン
パルスを再生できる。また、受信部16bにおいて、ト
レーニングデータのパターン15のうち、信号点の位相
が180°異なるような信号を交互に配置した部分を用
いて、トーン信号を再生することができる。
【0024】さらに、受信部16bにおいて、トレーニ
ングデータのパターン15のうち、信号点の位相が18
0°異なるような信号を交互に配置した部分を用いて、
π/π信号を再生することもできる。また、トレーニン
グデータは、信号点の位相が180°異なるような信号
を交互に配置した第1の繰り返しパターン部15aと、
第1の繰り返しパターン部15aに続いて第1の繰り返
しパターン部15aの最後の信号と同じ位相の信号を配
置した第1の同位相信号配置部15bと、第1の同位相
信号配置部15bに続いて信号点の位相が180°異な
るような信号を交互に配置した第2の繰り返しパターン
部15cと、第2の繰り返しパターン部15cに続いて
該第2の繰り返しパターン部15cの最後の信号と同じ
位相の信号を配置した第2の同位相信号配置部15dと
からなるようなパターンにより、送信することができ
る。
【0025】なお、第2の繰り返しパターン部15cの
パターン長は、送信要求を出してから送信が可能である
旨の通知を行なうまでのトレーニング時間情報を有して
いる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。さて、図2は本発明が適用されるオンラインシス
テムのブロック図であるが、この図2に示すオンライン
システムでは、ホスト(コンピュータ)21に通信制御
装置(CCP)22を介し親局としてのモデム23が接
続されており、更にこのモデム23には、アナログ回線
24を介して他の場所に設置された子局としての複数の
モデム23′が接続されている。そして、各モデム2
3′に、端末25A〜25Cが接続されている。なお、
26はネットワーク監視装置である。
【0027】モデム23,23′は、図5に示すよう
に、例えば3つのメインデータのためのメインチャネル
と、ネットワーク監視用セタンダリデータのためのセカ
ンダリチャネルとに周波数分割して、送信すべきデータ
の前に特殊トレーニングパターンを有するトレーニング
トレーニングデータを付加して、それぞれのデータ(各
メインデータ,セカンダリデータ)を変調して送信する
とともに、受信信号を復調して各データ(メインデー
タ,セカンダリデータ)を再生するもので、これによ
り、図2に示すように、親局モデム23に対し、共通の
アナログ回線24を介して、複数の子局モデム23′を
マルチポイント接続できるようになっている。
【0028】ところで、モデム23は、上記のような機
能を発揮するために、図3に示すように、メイン/セカ
ンダリ変調部31,メイン/セカンダリ復調部32をそ
なえるとともに、通信制御装置22とのインタフェース
部33,ネットワーク監視装置26との間に介装される
コマンド解析部34をそなえている。なお、35は送信
用ローパスフィルタ、36は受信用ローパスフィルタ、
37は送信増幅器,38は受信増幅器、39,39′は
トランスである。
【0029】なお、インタフェース部33は、通信制御
装置22とモデム23との間を同期インタフェース(R
S232C)でつなぐもので、コマンド解析部34は、
ネットワーク監視装置26からのコマンドの解析とネッ
トワーク監視装置26へのレスポンスの作成を行なうも
ので、送受信データSD,RDをそのシリアルポートS
Pを介して高速シリアル転送しうる機能を有する。ま
た、コマンド解析部34は、ネットワーク監視装置26
とモデム23との間を調歩インタフェース(RS48
5)でつないでいる。
【0030】また、メイン/セカンダリ変調部31は、
マイクロプロセッサユニット(MPU)40,デジタル
シグナルプロセッサ(DSP)42,D/A変換器44
をそなえて構成されるとともに、メイン/セカンダリ復
調部32は、MPU41,DSP43,A/D変換器4
5をそなえて構成されている。なお、メイン/セカンダ
リ変調部31やメイン/セカンダリ復調部32を構成す
るMPUやDSPは、その容量や処理能力によって、適
宜複数個設けられる。
【0031】さらに、このモデム23の要部を詳細に説
明する。すなわち、図4に示すように、このモデム23
は、まずメイン/セカンダリ変調部31として、3つの
メインデータ変調部51−1,51−2,51−3およ
びセカンダリデータ変調部52をそなえるとともに、加
算部53,固定等化器54および送信アッテネータ55
をそなえている。
【0032】各メインデータ変調部51−1〜51−3
は、メインデータを変調するもので、メインチャネルの
数(3)だけ設けられていて、各メインデータ変調部5
1−1〜51−3は、スクランブラ61A,符号変換部
62A,送信用ベースバンドフィルタ63A,変調部6
4Aをそなえている。なお、図4中には、メインデータ
変調部51−1についての構成しか記載しなかったが、
他のメインデータ変調部51−2,51−3の構成も、
上記の通りの機能部を有していることは言うまでもな
い。
【0033】ここで、スクランブラ61Aは信号をラン
ダム化するもので、符号変換部62Aはスクランブラ6
1Aからの出力について所望の符号変換を施すものであ
る。送信用ベースバンドフィルタ63Aは符号変換部6
2Aのデジタル出力のベースバンド成分を通過させるも
ので、変調部64Aは、ベースバンドフィルタ63Aの
出力を対応するメインチャネル周波数で変調するもので
ある。
【0034】また、セカンダリデータ変調部52は、セ
カンダリデータを変調するもので、調歩同期変換部6
5,スクランブラ61B,符号変換部62B,送信用ベ
ースバンドフィルタ63B,変調部64Bをそなえてい
る。ここで、調歩同期変換部65は、調歩インタフェー
スと同期インタフェースとの変換処理を施すもので、ス
クランブラ61Bはスクランブラ61Aと、符号変換部
62Bは符号変換部62Aと、送信用ベースバンドフィ
ルタ63Bは送信用ベースバンドフィルタ63Bと、変
調部64Bは変調部64Aとそれぞれ同様の機能を有す
るものである。なお、変調部64Bでの変調周波数はセ
カンダリチャネル周波数である。
【0035】なお、メインデータ変調部51−1〜51
−3におけるスクランブラ61A,符号変換部62A
と、セカンダリデータ変調部52における調歩同期変換
部65,スクランブラ61B,符号変換部62Bとは、
送信用MPU40がその機能を有し、メインデータ変調
部51−1〜51−3における送信用ベースバンドフィ
ルタ63A,変調部64Aと、セカンダリデータ変調部
52における送信用ベースバンドフィルタ63B,変調
部64Bと、加算部53,固定等化器54および送信ア
ッテネータ55とは送信用DSP42がその機能を有す
る。
【0036】さらに、このモデム23は、メイン/セカ
ンダリ復調部32として、3つのメインデータ復調部5
6−1,56−2,56−3およびセカンダリデータ変
調部57をそなえている。各メインデータ復調部56−
1〜56−3は、メインデータを復調するもので、やは
りメインチャネルの数(3)だけ設けられていて、各メ
インデータ復調部56−1〜56−3は、復調部71
A,ロールオフフィルタ(帯域分離フィルタ)72A,
自動利得制御部73A,自動等化部74A,キャリア位
相補正部75A,符号変換部76A,デスクランブラ7
7Aをそなえるとともに、タイミング再生部78Aおよ
びキャリア検出部79Aをそなえている。なお、図4中
には、メインデータ復調部56−1についての構成しか
記載しなかったが、他のメインデータ復調部56−2,
56−3の構成も、上記の通りの機能部を有しているこ
とは言うまでもない。
【0037】ここで、復調部71AはA/D変換器45
でデジタル変換された受信信号に復調処理を施すもの
で、ロールオフフィルタ72Aは復調部71Aからのデ
ジタル出力について所定周波数範囲の信号だけを通過さ
せるもので、トランスバーサルフィルタが使用される。
また、本実施例のようにメインチャネルが複数(3つ)
に分割されている場合は、帯域幅を狭くして隣接する周
波数を峻別する必要からロールオフフィルタ72Aの周
波数カットオフ特性を急峻にする必要があり、このため
ロールオフフィルタ72Aのロールオフ率(ROF率)
は小さく(例えば3〜5%程度に)設定されている。
【0038】自動利得制御部73Aは、ロールオフフィ
ルタ72Aによって帯域制限された復調信号のレベルが
所定の参照値となるようにループゲインを調整して後段
の自動等化部74Aへ入力する受信レベル自動調整手段
を構成するもので、後段の自動等化部74Aを正確に動
作させるために必要なものである。自動等化部74Aは
回線の伝送歪み等を補正するために等化処理を施すもの
であり、キャリア位相補正部75Aは自動等化部74A
の出力からキャリア位相を補正するものである。
【0039】符号変換部76Aはキャリア位相補正部7
5Aの出力から符号化された信号を復号化するもので、
デスクランブラ77Aはスクランブラでランダム処理さ
れた信号を元に戻すためのものである。タイミング再生
部78Aは、復調部71Aの出力から信号タイミングを
抽出して、信号タイミングがどこにあるのかを判定する
もので、このタイミング再生部78Aからの出力は、ロ
ールオフフィルタ72Aおよびインタフェース回路33
へ供給されるようになっている。
【0040】キャリア検出部79Aは、キャリアを検出
してデータが受信されたかどうかを検出するもので、こ
のキャリア検出部79Aの出力は図示しないシーケンサ
へ供給され、シーケンサへトリガ情報を与えるようにな
っている。また、セカンダリデータ復調部57は、セカ
ンダリデータを復調するもので、復調部71B,ロール
オフフィルタ(帯域分離フィルタ)72B,自動利得制
御部73B,自動等化部74B,キャリア位相補正部7
5B,符号変換部76B,デスクランブラ77B,同期
調歩変換部80をそなえるとともに、タイミング再生部
78Bおよびキャリア検出部79Bをそなえている。
【0041】ここで、同期調歩変換部80は、同期イン
タフェースと調歩インタフェースとの変換処理を施すも
のであるが、復調部71Bは復調部71Aと、ロールオ
フフィルタ72Bはロールオフフィルタ72Aと、自動
利得制御部73Bは自動利得制御部73Aと、自動等化
部74Bは自動等化部74Aと、キャリア位相補正部7
5Bはキャリア位相補正部75Aと、符号変換部76B
は符号変換部76Aと、デスクランブラ77Bはデスク
ランブラ77Aと、タイミング再生部78Bはタイミン
グ再生部78Aと、キャリア検出部79Bはキャリア検
出部79Aとそれぞれ同様の機能を有するものである。
【0042】しかし、セカンダリデータ復調部57にお
けるロールオフフィルタ72Bは、セカンダリチャネル
が分割されていないので、フィルタの周波数カットオフ
特性を急峻にする必要がなく、このためロールオフフィ
ルタ72Bのロールオフ率(ROF率)はメインチャネ
ル用のロールオフフィルタ72Aに比べて大きく(例え
ば30〜40%程度に)設定されている。
【0043】また、セカンダリデータ復調部57におけ
るタイミング再生部78Bは、復調部71Bの出力から
信号タイミングを抽出して、信号タイミングがどこにあ
るのかを判定するものである。そして、このタイミング
再生部78Bからの出力は、ロールオフフィルタ72B
およびA/D変換器45へ供給されるようになってい
る。従って、セカンダリデータの周波数タイミングを、
A/D変換器45によるデジタル値のサンプルタイミン
グとして用いていることになる。このようにセカンダリ
データの周波数タイミングをA/D変換器45によるデ
ジタル値のサンプルタイミングとして用いるのは、メイ
ンチャネルでのROF率が非常に小さく、メインチャネ
ルからタイミング成分の抽出を行なうことが困難である
からである。
【0044】なお、メインデータ復調部56−1〜56
−3における復調部71A,ロールオフフィルタ72
A,自動利得制御部73A,自動等化部74A,キャリ
ア位相補正部75A,タイミング再生部78Aおよびキ
ャリア検出部79Aと、セカンダリデータ復調部57に
おける復調部71B,ロールオフフィルタ72B,自動
利得制御部73B,自動等化部74B,キャリア位相補
正部75B,タイミング再生部78Bおよびキャリア検
出部79Bとは、受信用DSP43がその機能を有し、
メインデータ復調部56−1〜56−3における符号変
換部76A,デスクランブラ77Aと、セカンダリデー
タ復調部57における符号変換部76B,デスクランブ
ラ77B,同期調歩変換部80とは受信用MPU41が
その機能を有するようになっている。
【0045】なお、子局としてのモデム23′の構成
も、親局としてのモデム23の構成とほぼ同じである。
ところで、本実施例では、複数のメインチャネルと、セ
カンダリチャネルとに周波数分割されて、メインデータ
及びセカンダリデータを送信する際、メイン及びセカン
ダリチャネルの送信系における符号変換部62A,62
Bでの符号変換で、所要のトレーニングパターンを有す
るトレーニングデータ(送信時における、受信側モデム
の初期化処理のためのデータ)を、送信すべきデータの
前に発生させることが行なわれる。
【0046】つまり、このトレーニングデータを受信側
モデムが受けると、そのトレーニングパターンに基づい
た初期化するための信号が再生され、受信側モデムの各
部において、初期化処理が施されるようになっている。
図6は送信側モデム95aより送信する、一つのメイン
チャネルのメインデータにおけるトレーニングデータの
発生及び受信側モデム95bの各部に施される初期化処
理態様を示す図である。
【0047】送信側モデム95aにおいて、95a−1
はトレーニングパターン発生手段であり、このトレーニ
ングパターン発生手段95a−1は、例えばトレーニン
グパターン96を送信すべきデータの前に付加するよう
になっており、例えば図4に示すモデム23が送信側モ
デムである場合は、符号変換部62Aがこれに該当す
る。
【0048】ここで、このトレーニングパターン96
は、第1の繰り返しパターン部96aと第1の同位相信
号配置部96bと第2の繰り返しパターン部96c第2
の同位相信号配置部96dとをそなえている。例えば、
図8(a)に示す位相平面内における信号点配置を示す
図において、P1点がパターンAを示し、P2点がパタ
ーンBを示し、P3点がパターンCを示し、P4点がパ
ターンDを示すものとすれば、第1の繰り返しパターン
部96aは、信号点の位相が180°異なるパターンA
とパターンCを交互に配置している。
【0049】また、第1の同位相信号配置部96bは、
第1の繰り返しパターン部96aに続いて第1の繰り返
しパターン部96aの最後の信号であるパターンCと同
じ位相のパターンCを配置し、第2の繰り返しパターン
部96cは、第1の同位相信号配置部96bに続いてパ
ターンCと信号点の位相が180°異なるパターンAを
交互に配置し、第2の同位相信号配置部96dは、第2
の繰り返しパターン部96cに続いて第2の繰り返しパ
ターン部96cの最後の信号と同じ位相の信号を配置す
るようになっている。
【0050】なお、送信側モデム95aにおける変調部
95a−2,D/A変換器95a−3及び受信側モデム
95bにおけるA/D変換器83は、それぞれ図4に示
したモデム23における変調部64A,D/A変換器4
4及びA/D変換器45と同様の機能を有するものであ
るため、説明は省略する。同様に、受信側モデム95b
は、復調部84,タイミング再生部85,ロールオフフ
ィルタ86,自動利得制御部87,自動等化部88,チ
ャリア位相補正部89及びキャリア検出部90をそなえ
ているが、これらは、前述の図4における復調部71
A,タイミング再生部78A,ロールオフフィルタ72
A,自動利得制御部73A,自動等化部74A,キャリ
ア位相補正部76A及びキャリア検出部90と同様の機
能を有するものであるため、説明は省略する。
【0051】ここで、受信側モデム95bにおける、デ
ータ入力に先立って行なわれる各部の初期化処理の態様
としては、タイミング再生部86はπ/π信号の入力で
あり、自動利得制御部87,キャリア位相補正部89及
びキャリア検出部90はトーン信号の入力であり、自動
等化部88ではインパルス信号の入力である。91はπ
/π信号再生手段であり、このπ/π信号再生手段91
は、送信側モデム95aからの送信信号について復調処
理の施された、復調トレーニング信号を含む信号から、
所望のトレーニングパターンを抽出する。これによりπ
/π信号を再生し、タイミング再生部85を初期化する
ものである。
【0052】たとえば、トレーニングパターン96のよ
うなトレーニング信号を送信すべきデータの前に付加さ
れた信号が受信側モデム95bに入力した場合は、復調
部84からの出力である復調信号から、トレーニングパ
ターン96における第1の繰り返しパターン部96a等
の信号部分を抽出し、この部分を利用することによりπ
/π信号を再生し、タイミング再生部85が初期化でき
るようになっている。
【0053】また、92は自動利得制御部用トーン再生
部であり、この自動利得制御部用トーン再生部92は、
送信側モデム95aからの送信信号について復調処理及
び帯域分離処理の施された、復調トレーニング信号を含
む信号から、所望のトレーニングパターンを抽出する。
これによりトーン信号を再生して、自動利得制御部87
を初期化するものである。
【0054】たとえば、送信側モデム95aよりトレー
ニングパターン96のような受信信号を入力すると、自
動利得制御部用トーン再生部92では、復調処理及び帯
域分離処理の施された信号から、トレーニングパターン
96における第1の繰り返しパターン部96aの信号部
分を抽出する。そして、一方の位相の信号を反転させる
ことにより、繰り返しパターンを連続パターンに変換し
てトーン信号として再生し、自動利得制御部87が初期
化できるようになっている。
【0055】97はキャリア検出部用トーン再生部であ
るが、このキャリア検出部用トーン再生部97について
も、上記の自動利得制御部用トーン再生部92の場合と
同様に所望のトレーニングパターンを抽出し、このトレ
ーニングパターンを用いてトーン信号を再生することに
より、キャリア検出部90を初期化するものである。ま
た、94はキャリア位相補正部用トーン再生部である
が、このキャリア位相補正部用トーン再生部94は、自
動等化部88からの出力信号より、上記の場合と同様に
所望のトレーニングパターンを抽出し、このトレーニン
グパターンを用いてトーン信号を再生することにより、
キャリア位相補正部89を初期化するものである。
【0056】93は自動等化部用インパルス再生部であ
り、この自動等化部用インパルス再生部は、自動利得制
御部87からの出力信号より、所望のトレーニングパタ
ーンを抽出し、このトレーニングパターンを用いてイン
パルス信号を再生することにより、自動等化部88を初
期化するものである。ところで、図7は上記自動等化部
用インパルス再生部93の構成を示すブロック図であ
る。この図7に示すように、自動等化部用インパルス再
生部93は、自動利得制御部87からの信号を、例えば
1シンボル分遅延させ、この遅延した信号と自動利得制
御部87からの信号との和を取って出力する和分回路1
01と、周波数オフセットを取り除くオフセット除去平
均化部102と、オフセット除去平均化部102からの
信号にウィンドウ処理を施すウィンドウ処理部103
と、自己相関部104と、1次近似部105と、逆マト
リクス部106と、自己相関部104からの出力と逆マ
トリクス部106とからの出力に基づいて畳み込み演算
を行ない、インパルス信号を自動等化部に出力する畳み
込み部107等をそなえて構成されている。
【0057】上述の構成により、送信に際しては、各メ
インデータはメインデータ変調部51−1〜51−3に
よって対応するメインチャネルで変調されるとともに、
セカンダリデータはセカンダリデータ変調部52によっ
てセカンダリチャネルで変調されたあと、これらの変調
部出力は、加算器53で加算され、固定等化器54,送
信アッテネータ55で所要の処理を施され、更にD/A
変換器44でアナログ信号に変換されてアナログ回線に
送られる。
【0058】このとき、例えば、メインデータ変調部5
1−1の符号変換部62Aにおける符号変換で、以下に
示すトレーニングパターンを有するトレーニングデータ
(送信時における、受信側モデムの初期化処理のための
データ)を、送信すべきデータの前に発生させる(以
後、変復調装置の送受信動作を図6を用いて説明す
る)。
【0059】つまり、例えば、図8(a)に示すパター
ンA(P1点)と、パターンAと180°位相の異なる
パターンC(P3点)とを用いることにより、トレーニ
ングパターン96として送信すべきデータの前に発生さ
せるのである。すると、変調部95a−2においては、
このトレーニングデータ96と送信すべきデータとを変
調し、D/A変換器95a−3にてアナログ信号に変換
すると、アナログ伝送路97を介することにより、これ
らのデータは受信側モデム95bに送信信号としてアナ
ログ伝送される。
【0060】そして、受信側モデム95bでは、送信側
モデム95aからの受信信号を、A/D変換器83にて
アナログ信号からディジタル信号に変換し、復調部84
にてこの受信ディジタル信号に復調処理を施す。その
後、復調処理の施された復調ディジタル信号について、
ロールオフフィルタ86により帯域分離処理が施される
が、この際、タイミング再生部85で、復調部からの復
調ディジタル信号を入力し、タイミング位相を抽出し、
このタイミング位相についての判定が行なわれている。
【0061】このとき、受信されるべき復調ディジタル
信号をタイミング再生部85に入力する前に、π/π信
号再生部91においてπ/π信号を再生し、これを入力
させることによりタイミング再生部85を初期化処理し
ている。このπ/π信号の再生方法としては、π/π信
号再生部91において、復調部からの出力である復調信
号から、トレーニングパターン96における第1の繰り
返しパターン部96a等の信号部分を抽出し、この部分
を利用することによりπ/π信号を再生している。
【0062】そして、ロールオフフィフタ86において
帯域分離処理が施されると、自動利得制御部87では、
帯域制限された復調信号のレベルが所定の参照値となる
ようにループゲインを調整する。このとき、入力する帯
域制限された復調信号が自動利得制御部87に入力する
前に、自動利得制御部用トーン再生部92にてトーン信
号を再生してこれを入力することにより自動利得制御部
87を初期化処理している。
【0063】このトーン信号の再生方法としては、自動
利得制御部用トーン再生部92が、復調処理及び帯域分
離処理の施された信号からトレーニングパターン96に
おける第1の繰り返しパターン部96aの信号部分を抽
出する。そして、第1の繰り返しパターン部96aを構
成するパターンAとパターンCのうち、一方の位相の信
号を反転させることにより、繰り返しパターンを連続パ
ターンに変換してトーン信号として再生している。
【0064】ところで、キャリア検出部90では、帯域
制限された復調信号を入力してキャリアを検出すること
によりデータが受信されたかどうかを検出しているが、
帯域制限された復調信号がキャリア検出部90に入力す
る前に、キャリア検出部用トーン信号再生部97におい
てトーン信号を再生し、これを入力させてキャリア検出
部90を初期化処理している。
【0065】ここで、キャリア検出部用トーン再生部9
7におけるトーン信号の再生方法は、自動利得制御部用
トーン再生部92と同様であるため、説明は省略する。
また、自動利得制御部87において帯域制限された復調
信号のレベルが所定の参照値となるようにループゲイン
が調整されると、自動等化部88において、回線の伝送
歪み等を補正するための等化処理が施されるが、自動利
得制御部87からの信号が自動等化部88に入力する前
に、自動等化部用インパルス信号再生部93においてイ
ンパルス信号を再生し、これを入力させて自動等化部8
8を初期化処理している。
【0066】ところで、自動等化部用インパルス信号再
生部93におけるインパルス信号の再生方法を、図7及
び図9を用いて説明する。つまり、自動利得制御部87
からの受信信号を入力すると(図9(a)参照)、和分
回路101では、この受信信号を1シンボル分遅延させ
(図9(b)参照)、この遅延した信号と自動利得制御
部87からの信号との和を取って出力する(図9(c)
参照)。
【0067】その後、オフセット除去平均化部102か
ら畳み込み部107に至る所望の処理を行なうことによ
って、図9(d)に示すようなインパルスを再生でき
る。ここで、最初のインパルス(図9(d)における
(X))と、2番目のインパルス(図9(d)における
(Y))との間隔は、周波数オフセット情報を含んでお
り、第1の繰り返しパターン部96aを長くとること
で、トレーニング信号内で十分な間隔をとることができ
るようになっている。
【0068】また、2番目のインパルス(図9(d)に
おける(Y))と、3番目のインパルス(図9(d)に
おける(Z))との間隔は、設定されたトレーニングデ
ータの長さと、第1の繰り返しパターン部96aの長さ
により決定され、トレーニングパターンにより変化させ
ることができる。従って、例えば、図10〜12におけ
る(a)のような受信信号を入力すれば、和分回路10
1では、それぞれ、図10〜12における(b)に示す
ように、受信信号を1シンボル分遅延させ、この遅延し
た信号と入力した受信信号との和を取ることにより、そ
れぞれ、図10〜12における(c)で示すような信号
を出力する。
【0069】その後、オフセット除去平均化部102か
ら畳み込み部107に至る所望の処理によって、自動等
化部用インパルス信号再生部93からは、それぞれ、図
10〜12における(d)に示すような、インパルス信
号を再生できる。ところで、自動等化部88において、
回線の伝送歪み等を補正するための等化処理が施される
と、キャリア位相補正部89において、キャリア位相の
補正が行なわれるが、自動等化部88からの信号がキャ
リア位相補正部89に入力する前に、キャリア位相補正
部用トーン信号再生部94においてトーン信号を再生
し、これを入力させてキャリア位相補正部89を初期化
処理している。
【0070】なお、キャリア位相補正部用トーン再生部
94におけるトーン信号の再生方法は、自動利得制御部
用トーン再生部92と同様であるため、説明は省略す
る。このように、本実施例では、送信するトレーニング
データのパターンが、信号点の位相が180°異なるよ
うな信号を交互に配置し、途中で同位相の信号を配置
し、その後は信号点の位相が180°異なるような信号
を交互に配置したパターンであるため、信号点の位相が
180°異なるような信号を交互に配置した部分を用い
て、インパルス信号,トーン信号及びπ/π信号を、短
いトレーニング時間内に、受信部での初期化処理に必要
な信号を確実に再生できる利点がある。
【0071】たとえば、インパルスの谷間を広くして、
タイミング抽出点におけるインパルスの影響を小さくす
ることができ、より正確なタイミング位相の抽出が行な
える。そして、トレーニングパターンの先頭の部分を、
最初のインパルスとし、かつ最初のインパルスと2番目
のインパルスとの間隔を離すことができ、より正確なイ
ンパルスの再生が行なえる。
【0072】さらに、図9〜12に示すように、2番目
のインパルスと3番目のインパルスとの間隔(第2の繰
り返しパターン部96cの長さ)をトレーニングパター
ンによって変化させることができ、これにより、この第
2の繰り返しパターン部96cの長さから送信要求と送
信完了の設定(RS−CS設定)の自動認識ができる。
【0073】また、インパルス再生にあたり、和分のみ
でインパルスを再生することができ、システム及びソフ
トの簡易化を図ることができる利点がある。なお、上述
の本実施例においては、トレーニングパターンを構成す
る信号としてのパターンAとパターンCは、図8(a)
に示す位相平面内における信号点配置としているが、本
発明においては図8(b)や図8(c)に示すような位
相平面内における信号点配置としてもよい。
【0074】また、上記の実施例は、メインチャネルの
周波数帯域を分割して、同一回線で複数のデータを伝送
するマルチポイント接続手法を採ったものに適用されて
いるが、他の形式のモデムにおいても、本発明の思想を
同様にして適用できることはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の特殊トレ
ーニングパターンを用いた変復調方式によれば、データ
送信に際して、データ送信の前に、所要パターンのトレ
ーニングデータを変調して送信するとともに、トレーニ
ングデータを復調手段で復調し、この復調トレーニング
データを使用して、変復調装置の受信部での初期化処理
を行なう変復調方式において、送信するトレーニングデ
ータのパターンが、信号点の位相が180°異なるよう
な信号を交互に配置し、途中でどう位相の信号を配置
し、その後は信号点の位置が180°異なるような信号
を交互に配置したパターンとすることにより、短いトレ
ーニング時間内に、受信部での初期化処理に必要な信号
を確実に再生できる利点がある。
【0076】そして、トレーニングパターンの先頭の部
分を、最初のインパルスとし、かつ最初のインパルスと
2番目のインパルスとの間隔を離すことができ、より正
確なインパルスの再生が行なえる。さらに、2番目のイ
ンパルスと3番目のインパルスとの間隔(第2の繰り返
しパターン部の長さ)をトレーニングパターンによって
変化させることができ、これにより、この第2の繰り返
しパターン部の長さから送信要求と送信完了の設定(R
S−CS設定)の自動認識ができる。
【0077】また、インパルス再生にあたり、和分のみ
でインパルスを再生することができ、システム及びソフ
トの簡易化を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例にかかるオンラインシステム
のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の要部を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の要部を詳細に示すブロック
図である。
【図5】メインチャネルとセカンダリチャネルとの周波
数帯域を説明する図である。
【図6】本発明の一実施例におけるトレーニングデータ
の発生及び受信側モデムの各部に施される初期化処理態
様を示す図である。
【図7】本発明の一実施例における自動等化部用インパ
ルス再生部の構成を示すブロック図である。
【図8】信号点配置の例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例における、トレーニングパタ
ーンによるインパルス信号の再生態様の一例を示す図で
ある。
【図10】本発明の一実施例における、トレーニングパ
ターンによるインパルス信号の再生態様の一例を示す図
である。
【図11】本発明の一実施例における、トレーニングパ
ターンによるインパルス信号の再生態様の一例を示す図
である。
【図12】本発明の一実施例における、トレーニングパ
ターンによるインパルス信号の再生態様の一例を示す図
である。
【図13】従来のオンラインシステムを示すブロック図
である。
【図14】メインチャネルとセカンダリチャネルとの周
波数帯域を説明する図である。
【図15】インパルスを再生するための和分回路を示す
図である。
【図16】トレーニングパターンの例を示す図である。
【符号の説明】
1 トレーニングパターン発生手段 2 D/A変換器 3 A/D変換器 4 復調手段 5 ロールオフフィルタ手段 6 自動利得制御手段 7 自動等化手段 8 キャリア位相補正手段 9 キャリア検出手段 10,11,13 トーン再生手段 12 π/π信号再生手段 14,97 アナログ伝送路 15 トレーニングパターン 15a,96a 第1の繰り返しパターン部 15b,96b 第1の同位相信号配置部 15c,96c 第2の繰り返しパターン部 15d,96d 第2の同位相信号配置部 16a 送信部 16b 受信部 17 タイミング抽出手段 18 π/π信号発生手段 21 ホスト(コンピュータ) 22 通信制御装置 23,23′ モデム(変復調装置) 24 アナログ回線 25A〜25B 端末 26 ネットワーク監視装置 31 メイン/セカンダリ変調部 32 メイン/セカンダリ復調部 33 インタフェース部 34 コマンド解析部 35 送信用ローパスフィルタ 36 受信用ローパスフィルタ 37 送信増幅器 38 受信増幅器 39,39′ トランス 40,41 マイクロプロセッサユニット(MPU) 42,43 デジタルシグナルプロセッサ(DSP) 44 D/A変換器 45 A/D変換器 51−1〜51−3 メインデータ変調部 52 セカンダリデータ変調部 53 加算部 54 固定等化器 55 送信アッテネータ 56−1〜56−3 メインデータ復調部 57 セカンダリデータ復調部 61A,61B スクランブラ 62A,62B 符号変換部 63A,63B 送信用ベースバンドフィルタ 64A,64B 変調部 65 調歩同期変換部 71A,71B 復調部 72A,72B ロールオフフィルタ 73A,73B 自動利得制御部 74A,74B 自動等化部 75A,75B キャリア位相補正部 76A,76B 符号変換部 77A,77B デスクランブラ 78A,78B タイミング再生部 78B−1 タイミング抽出部 78B−2 タイミング位相判定部 78B−3 タイミングPLL部 79A,79B キャリア検出部 80 同期調歩変換部 83 A/D変換器 84 復調部 86 ロールオフフィルタ 87 自動利得制御部 88 自動等化部 89 キャリア位相補正部 90 キャリア検出部 91 π/π信号再生部 92 自動利得制御部用トーン信号再生部 93 自動等化部用インパルス信号再生部 94 キャリア位相補正部用トーン信号再生部 95a 送信側モデム 95a−1 トレーニングパターン発生部 95a−2 変調部 95a−3 D/A変換器 95b 受信側モデム 96 トレーニングパターン 101,401,402 和分回路 102 オフセット除去平均化部 103 ウィンドウ処理部 104 自己相関部 105 1次近似部 106 逆マトリクス部 107 畳み込み部 201 ホスト(コンピュータ) 202 通信制御装置 203,203′ モデム(変復調装置) 204 アナログ回線 205 端末 301 第1の繰り返しパターン部 302 第2の繰り返しパターン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 恭子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮澤 秀夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 仁垣 友里 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信に際して、データ送信の前
    に、所要パターンのトレーニングデータを変調して送信
    するとともに、該トレーニングデータを復調手段で復調
    し、この復調トレーニングデータを使用して、変復調方
    式の受信部での初期化処理を行なう変復調方式におい
    て、 送信するトレーニングデータのパターンが、信号点の位
    相が180°異なるような信号を交互に配置し、途中で
    同位相の信号を配置し、その後は信号点の位置が180
    °異なるような信号を交互に配置したパターンであるこ
    とを特徴とする、特殊トレーニングパターンを用いた変
    復調方式。
  2. 【請求項2】 複数のメインデータのための複数のメイ
    ンチャネルと、セカンダリデータのためのセカンダリチ
    ャネルとに周波数分割され、上記のメインデータおよび
    セカンダリデータの送信に際して、データ送信の前に、
    所要パターンのトレーニングデータを変調して送信する
    とともに、該トレーニングデータを復調手段で復調し、
    この復調トレーニングデータを使用して、変復調方式の
    受信部での初期化処理を行なう変復調方式において、 送信するトレーニングデータのパターンが、信号点の位
    相が180°異なるような信号を交互に配置し、途中で
    同位相の信号を配置し、その後は信号点の位相が180
    °異なるような信号を交互に配置したパターンであるこ
    とを特徴とする、特殊トレーニングパターンを用いた変
    復調方式。
  3. 【請求項3】 該受信部において、該トレーニングデー
    タのパターンのうち、信号点の位相が180°異なるよ
    うな信号を交互に配置した部分の最初の部分を用いて、
    第1番目のインパルスを再生するとともに、途中の同位
    相信号部分で第2番目のインパルスを再生することを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の特殊トレーニ
    ングパターンを用いた変復調方式。
  4. 【請求項4】 該受信部において、該トレーニングデー
    タのパターンのうち、信号点の位相が180°異なるよ
    うな信号を交互に配置した部分を用いて、トーン信号を
    再生することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の特殊トレーニングパターンを用いた変復調方式。
  5. 【請求項5】 該受信部において、該トレーニングデー
    タのパターンのうち、信号点の位相が180°異なるよ
    うな信号を交互に配置した部分を用いて、π/π信号を
    再生することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の特殊トレーニングパターンを用いた変復調方式。
  6. 【請求項6】 送信するトレーニングデータのパターン
    が、信号点の位相が180°異なるような信号を交互に
    配置した第1の繰り返しパターン部(15a)と、該第
    1の繰り返しパターン部(15a)に続いて該第1の繰
    り返しパターン部(15a)の最後の信号と同じ位相の
    信号を配置した第1の同位相信号配置部(15b)と、
    該第1の同位相信号配置部(15b)に続いて信号点の
    位相が180°異なるような信号を交互に配置した第2
    の繰り返しパターン部(15c)と、該第2の繰り返し
    パターン部(15c)に続いて該第2の繰り返しパター
    ン部(15c)の最後の信号と同じ位相の信号を配置し
    た第2の同位相信号配置部(15d)とからなるような
    パターン(15)であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の特殊トレーニングパターンを用いた
    変復調方式。
  7. 【請求項7】 該第2の繰り返しパターン部(15c)
    のパターン長が、送信要求を出してから送信が可能であ
    る旨の通知を行なうまでのトレーニング時間情報を有し
    ていることを特徴とする請求項6記載の特殊トレーニン
    グパターンを用いた変復調方式。
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