JP2720344B2 - Nc切削加工装置 - Google Patents

Nc切削加工装置

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JP2720344B2
JP2720344B2 JP63236352A JP23635288A JP2720344B2 JP 2720344 B2 JP2720344 B2 JP 2720344B2 JP 63236352 A JP63236352 A JP 63236352A JP 23635288 A JP23635288 A JP 23635288A JP 2720344 B2 JP2720344 B2 JP 2720344B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,VTR用シリンダにテープ走行時のガイドと
なるリード形状等のリード加工,ピストン等の非真円加
工等の切削加工を高速で行うことができるNC切削加工装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来,旋盤による高精度を要求されるリード加工につ
いては,カム倣い方式が知られている。この方式による
と,工作物のリード形状に対応するカムを主軸回転即ち
工作物の回転と同期回転させ,該カムに押付けるカムフ
ォロワがカム形状に率って前後運動をする。その動きを
刃物に伝え,工作物に目的とするリード形状を加工して
いる。
また,周知のNC旋盤を使用して工作物にリード加工を
施す方法が試みられている。該方法によれば,工作物を
取り付けた主軸を一定速度で回転させ,要求される工作
物形状に基づき数値化された情報により刃物台に取り付
けたバイトを作動させ,可変ねじ切り法で切削加工する
方法である。即ち,工作物に対して等ピッチで右ねじ切
りと左ねじ切りとを行うか,あるピッチで右ねじ切りを
行い,次にピッチを変えて左ねじ切りを行って所望の形
状に旋削加工を施している。
更に,例えば,特公昭62−43801号公報には,円形断
面形状を有する工作物の旋削加工方法及びその装置が開
示されている。上記被加工物の旋削加工方法及びその装
置を,第6図を参照して概説する。
第6図に示す旋削加工装置は,主として,工作物50を
取り付けた主軸53を有する主軸台54と,駆動ベルト61を
介して主軸53を駆動するスピンドルモータ(ACインダク
ションモータ)62と,DCサーボモータ(図示せず)によ
り駆動されるスライダ51に取り付けたバイト52と,NC制
御装置(図示せず)とを具備している。
該旋削加工装置は,スピンドルモータ62が主軸53の駆
動源となるのはリード加工以外の加工に限られる点,リ
ード加工用駆動源として低速DCサーボモータ55を設けた
点,及び主軸53の回転角検出用のポジションコーダ60を
設けた点である。DCサーボモータ55の出力軸57に歯車56
を取り付け,リード加工時には該歯車56が主軸53に取り
付けた歯車58と噛合するように構成されている。主軸53
に取り付けたプーリ59はクラッチ内蔵プーリであり,リ
ード加工時には主軸53とスピンドルモータ62との接続を
解除するように構成されている。
一方,リード加工以外の旋削加工に際しては,該クラ
ッチによりプーリ59及び駆動ベルト61を介して主軸53と
スピンドルモータ62とが接続され,歯車58と56との噛合
は,例えば,歯車56を垂直方向(第6図)に移動させる
シリンダ(図示せず)により解除される。
NC旋盤による工作物50に対するリード加工に関連して
説明すると,この旋削加工方法の実施に先立ち,旋削す
べき工作物50の加工形状(例えば,下部シリンダ用に選
択されたリードデザインに基く)に対応する主軸53の回
転角(即ち,工作物50の回転角)とバイト52の移動量と
の関係をプロットしてグラフ化し且つ常法により数値化
してNC制御装置に記憶させる。
工作物50へのリード加工はこの数値化情報に基づき主
軸53の駆動用のサーボモータ55及びスライダ51の駆動用
のサーボモータ(図示せず)を制御することにより行わ
れるが,刻々変わる主軸53の実際の回転角はポジション
コーダ60により連続的に測定され,またスライダ51の図
示X方向及びZ方向への移動によるバイト52の刻々変わ
る実際の移動量はサーボモータに内蔵されたポジション
コーダにより連続的に測定され,これらの測定値はNC制
御装置の記憶情報と比較され,この比較情報に基き,上
記両サーボモータが制御される。
上記制御によりバイト52の移動速度と主軸53の回転速
度との合成速度が一定となされるが,実際にはバイト52
の移動速度が一定となるように制御される。その結果,
深い切込み旋削加工時には,主軸53の回転速度が相対的
に低下し,一方,浅い切込み旋削加工時には,相対的に
上昇することになるので,その都度の加工の難易度に応
じた最適条件が選択されることになり,精密な加工を行
うことができる。例えば,回転角270゜以上の部分で鋭
い立上がりの旋削加工が可能であるので,テープ案内面
としてのリード部Rを180゜から270゜迄拡張することが
でき,従って,下部シリンダを小型化してもテープに所
望の映像信号トラックを形成するために,充分な長さの
案内部を提供することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら,カム倣い方式による加工方法では,次
に述べる点で問題がある。即ち,カムに追随するカムフ
ォロワの追随性の問題からリード部を急傾斜なものとし
たり,微妙な傾斜形状にすることは,ほとんど不可能で
あり,また,カムとカムフォロワとの間に切粉等が侵入
すれば,加工精度が低下し,また旋削加工形状を変更す
る場合には,カムを変更しなければならず,例えば,複
数種のVTRのシリンダの製作には,その都度カムを取外
し,再装着し,しかも精度合わせを要するという作業者
の技能に左右される問題点を有している。
また,上記問題点を解決するために適用されているNC
旋盤を使用して工作物にリード加工を施す方法によれ
ば,バイトの加速度及び移動速度に限界があり,工作物
を取り付けた旋盤主軸の回転速度を高めると追従遅れが
発生し,このことが工作物の加工の形状誤差となって表
れてくる。更に,致命的な欠陥は加工精度に限界があ
り,例えば,VTRのシリンダのリード部に関して要求され
るような数ミクロンの真直度を達成できないことにあ
る。
ところで,本出願人に係わる前掲特公昭62−43801号
公報に開示された工作物の旋削加工装置と同様のものを
利用して工作物にリード加工を施す装置が提供されてい
る。NCリード加工機について,第5図を参照して説明す
るが,第5図に示す部品が第6図に示す部品に相当する
ものについては,同一の符号を付すものとする。
上記NCリード加工機は,機台63にはベッド64が取り付
けられ,該ベッド64には主軸台54及びスライダ即ちスラ
イドテーブル51が取り付けられている。主軸台54の主軸
53は,主軸駆動用スピンドルモータ62によって駆動され
る。刃物台66は,Z軸移動テーブル67及びX軸移動テーブ
ル68を介してベッド64に取り付けられている。Z軸移動
テーブル67は,ベッド64に取り付けられたZ′軸駆動用
サーボモータ65によってベッド64に対してZ軸方向(図
では紙面の左右方向)に移動する。
また,X軸移動テーブル68は,Z軸移動テーブル67に取り
付けられたX軸駆動用サーボモータ(図示していない)
によってベッド64に対してX軸方向(図では紙面に垂直
な方向)に移動する。また,工作物50を取り付けた主軸
53は,主軸駆動用スピンドルモータ62によって一定速度
で回転され,要求される工作物形状に基づき数値化され
た情報により刃物台66に取り付けたバイト52を作動さ
せ,工作物50に対して切削加工をする。
主軸台54を本体ベッド64に固定し,主軸台54とは対向
する位置にNC装置で制御されるX−Z移動テーブルを構
成するX軸移動テーブル68及びZ軸移動テーブル67を設
け,該X軸移動テーブル68上に複数個の刃物台66(図で
は特殊な構造の1個のみを示す)及び主軸台54の中心軸
と平行方向に伸びるスライド70を設け,該スライド70を
セットするX−Z移動テーブルであるスライドテーブル
51,該スライドテーブル51に取り付けられたリード加工
用刃物台66をZ′軸移動用サーボモータ65で駆動し,工
作物50の外周面にリードを加工していた。
リードを加工するためには,主軸53に保持される工作
物50の回転数に正比例してZ′軸移動用サーボモータ65
を作動させている。従って,工作物50が一回転する毎に
Z′軸移動用サーボモータ65は正回転と逆回転を一度行
っていることになる。その回転運動と同時に,X−Z移動
テーブル上にセットしたスライドテーブル51は,工作物
50が一回転する毎,即ち,リード(第3図のlの距離)
が1本削られる毎に,第3図に示すように,工作物側に
数拾μmの距離lずつ移動し,最終端の長さに達するま
で,即ち,工作物外周に成形されるリード部の長手方向
の量即ち長さLに達するまで微動運動を繰り返すことに
なる。
しかしながら,上記のようなNCリード加工装置には,X
−Z移動テーブル即ちスライドテーブル51の上面には,
リード加工用刃物台装置が取り付けられている。しか
も,本体ベッド即ち本体ベース64上面より一番高い位置
にリード加工用刃物台66がセットされるため,リード加
工時に作動するサーボモータ65の正回転及び逆回転が振
動等の発生源となり,加工された工作物50の精度に対し
て悪い影響を及ぼしている。
そこで,振動等を抑えるためには,各部分には機械的
剛性が要求され,剛性を向上させれば,全体的に大きく
なり,そのため,動作速度の向上にも限界があった。従
って,従来の機械構成からすれば,リード加工用刃物台
66の加速度は1G〜2Gが限度であった。そこで,NC旋盤を
使用してNCリード加工を行うには,如何に振動を低減さ
せるかの課題があった。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであ
り,VTRに使用されるシリンダに施すリード加工,非真円
加工等の切削加工を高速度で行うことができるNC切削加
工装置を提供することであり,主軸端に設けるクランプ
手段に工作物を正確に保持固定して切削に必要とする回
転を工作物に与え,主軸の回転手段としての主軸台をベ
ルト等を使用して外部より駆動する必要がないビルトイ
ンモータ式に構成し,前記主軸台のNC制御されるX−Z
移動テーブル上に固定し,主軸端に保持された工作物に
回転を与えつつ移動させ,工作物とは対向する位置にあ
る固定テーブル上には,工作物の形状に適するバイトを
刃物台にセットし,該刃物台を固定テーブル上に固定
し,該刃物台には工作物に対する切込み量のみの移動を
与えて振動の発生を排除し,高速回転する工作物が前記
バイトに接すると,工作物を切削して必要とする工作物
形状になるようにNC制御し,X−Zテーブルの移動を繰り
返し,最終目的である形状に工作物の外周面をリード加
工,非真円加工等の切削加工を行うNC切削加工装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は,上記の目的を達成するため,次のように
構成されている。即ち,この発明は,NC制御されるX−
Z移動テーブル上に固定され且つ工作物の切削に必要な
回転を与えるサーボモータを組み込んだ主軸手段,前記
主軸手段に設けられた前記工作物を保持位置決めするク
ランプ手段,前記クランプ手段によって保持された前記
工作物と対向する位置でベッド上に固定状態に設定され
た固定テーブル,前記固定テーブルに取り付けられ且つ
前記X−Z移動テーブルと前記工作物に対して独立して
取り付けられた切削加工用固定刃物台,前記固定テーブ
ルに取り付けられ且つ前記X−Z移動テーブルと前記工
作物に対して独立して往復運動可能な切削加工用刃物
台,及び前記固定テーブルに固定され且つ前記切削加工
用刃物台を往復運動させるサーボモータを具備し,前記
切削加工用刃物台にセットした前記バイトに切り込みの
送りを与える以外は前記バイトを定位置に固定し,高速
回転している前記工作物を近づけて加工形状に応じて前
記工作物を移動させ,前記工作物の外周面に切削加工を
行うことを特徴とするNC切削加工装置に関する。
また,このNC切削加工装置は,前記切削加工用刃物台
を前記工作物の回転軸に対して平行方向に往復運動させ
て前記工作物の外周面にリードを切削加工することを特
徴とするものである。
或いは,このNC切削加工装置は,前記切削加工用刃物
台を前記工作物の回転軸に対して直交方向に往復運動さ
せて前記工作物の外周面に非真円加工を切削加工するこ
とを特徴とするものである。
更に,このNC切削加工装置は,前記固定テーブルに複
数個の刃物台をセット可能に構成したものである。
〔作用〕
この発明によるNC切削加工装置は,上記のように構成
されており,切削加工についての一連の動作について,
従来のNC旋盤による切削加工とほぼ同様であるが,異な
る大きな点は,従来のNC旋盤が高速回転する工作物に対
してバイトを近づけて目的とする形状に工作物を削るの
に対し,この発明のNC切削加工装置がバイトに対して切
り込みの送りを与える以外はバイトを定位置に固定して
おき,高速回転している工作物を近づけ,該工作物を加
工形状に応じて移動させ,工作物の外周面にリード加
工,非真円加工等の切削加工を行うことである。
また,一般に,高速で前後移動を繰り返す切削加工刃
物台は,機械の最大欠点である振動等の発生源でもある
が,本発明の高速NCリード加工機等のNC切削加工装置
は,機械本体に固定テーブルを介して固定しているた
め,機械的剛性に優れている。従来の刃物台は,X−Z移
動テーブル上にリード加工用刃物台等の切削加工用刃物
台を設けているため,X−Zの移動のため設けられた各ス
ライド部のギャップが累積してその分だけ,切削加工用
刃物台が前後移動する時に,ガタとなり振動等が発生し
たが,本発明のNC切削加工装置では,ガタの要因である
X−Z移動スライドが刃物台にないので,振動等もなく
なり,リード加工,非真円加工等の切削加工の高速化,
精度の向上を計ることができる。
〔実施例〕
以下,図面を参照して,この発明によるNC切削加工装
置の実施例について説明する。
まず,第1図,第2図及び第3図を参照して,この発
明によるNC切削加工装置をNCリード加工装置として使用
した実施例について説明する。第1図はこの発明による
NCリード加工装置の一実施例を示す正面図,及び第2図
は第1図の平面図である。
このNCリード加工装置において,本体機台であるベッ
ド1には,X−Z移動テーブルの一部を構成するZ軸移動
テーブル9,及び固定テーブル12が取り付けられている。
Z軸移動テーブル9上にはX軸移動テーブル10が取り付
けられ,両テーブル9,10によってZ軸移動テーブルが構
成されている。Z軸移動テーブル9は,Z軸駆動用サーボ
モータ8の駆動によってZ軸方向に移動させられる。ま
た,X軸移動テーブル10は,Z軸移動テーブル9に取り付け
られたX軸駆動用サーボモータ11の駆動によってX軸方
向に移動させられる。更に,X軸移動テーブル10上に主軸
台7が取り付けられている。該主軸台7には,工作物5
を切削加工するのに必要な加工回転を与えるサーボモー
タ15が組み込まれている。
サーボモータ15については,NC旋盤として工作物に旋
削加工を行う場合に適している高速回転を行う機能を有
すると共に,上記のNCリード加工装置として切削加工を
行う場合に適している低速回転を行う機能を有してい
る。サーボモータ15の高速回転又は低速回転の制御は,N
C制御装置の指令によって行ってもよく,又は切換えス
イッチによって達成してもよい。或いは,図示していな
いが,X軸移動テーブル10上に,高速回転用のサーボモー
タと低速回転用のサーボモータの2種類のサーボモータ
を設置してもよいことは勿論である。
また,X軸移動テーブル10上の主軸台7のサーボモータ
15によって回転駆動される主軸16には,工作物保持用チ
ャックであるクランプ6が設けられている。クランプ6
によって保持される工作物5と対向する位置には,複数
の刃物台2,13,14をセットする固定テーブル12がベッド
1に固定されている。
刃物台13,14は,この装置を一般のNC旋盤として作動
させる場合に利用するものであり,固定テーブル12に取
り付けられ且つX−Z移動テーブルと工作物5に対して
独立して取り付けられた切削加工用固定刃物台である。
刃物台2は,この装置をNCリード加工装置として作動
させ,工作物5にリード加工を行う場合に利用するもの
である。刃物台2は,工作物5に対してリード加工する
ためのリード加工用刃物台であり,固定テーブル12に取
外し可能に取り付けられ,工作物5の外周面にリード加
工を切削加工するため,工作物5の回転軸線と平行な方
向即ちZ′方向に往復運動可能である。刃物台2に対す
るZ′方向への往復運動は,固定テーブル12に取外し可
能に固定したリード加工駆動用サーボモータ3によって
達成される。従って,このリード加工駆動用サーボモー
タ3は,Z′軸移動用サーボモータということもできる。
工作物5に対するリード加工方法は,前掲特公昭62−43
801号公報に開示されたリード加工方法を適用できるも
のである。
このNCリード加工装置は,上記のように構成されてお
り,次のように作用する。このNCリード加工装置は,特
に,VTRに使用されるシリンダに施すリード加工を高速度
で加工することができ,即ち,主軸16の端部に設けたク
ランプ6に工作物5を正確に且つ堅固に保持固定し,切
削に必要な回転をサーボモータ15の作動によって工作物
5に与える。
サーボモータ15は,主軸台7をベルト等を使用して外
部より駆動する必要がないビルトイン式即ち主軸台組込
み式に構成したものである。主軸台7は,NC制御される
X−Z移動テーブル,即ち,Z軸駆動用サーボモータ8に
よってZ軸方向の移動を制御されるZ軸移動テーブル9
及びX軸駆動用サーボモータ11によってX軸方向の移動
を制御されるX軸移動テーブル10から成るX−Z移動テ
ーブル上に固定している。
従って,主軸16の端部にクランプ6によって保持され
た工作物5は,サーボモータ15によって回転が与えられ
且つZ軸駆動用サーボモータ8及びX軸駆動用サーボモ
ータ11によってX軸−Z軸方向に移動させられる。工作
物5と対向する位置にある固定テーブル12上には,工作
物5の加工形状に最適なバイト4を刃物台2にセット
し,刃物台2を固定テーブル12上に取り付け,高速回転
する工作物5がバイト4に接すると,工作物5を切削し
て必要とする加工形状になるようにNC制御し,X軸移動テ
ーブル10及びZ軸移動テーブル9はX軸−Z軸方向の移
動を繰り返し,工作物5に対して最終目的の形状に切削
加工する。
リード加工時は,主軸16に保持される工作物5のサー
ボモータ15による回転に正比例して,固定テーブル12に
取り付けたZ′軸移動用サーボモータ3を作動させてい
る。即ち,工作物5が一回転する毎に,Z′軸移動用サー
ボモータ3は正回転と逆回転を一度行っており,その回
転運動と同時に,X−Z移動テーブルであるZ軸移動テー
ブル9とX軸移動テーブル10とは,工作物5が一回転す
る毎(即ち,リードが1本削られる毎に)に,第3図に
示すように,工作物5側へ数拾μmの切込みで距離lず
つ移動し,最終端に達するまでの長さ(工作物5の外周
面に成形されるリード部の長手方向の量即ち長さL)ま
で微動移動を繰り返すことになる。
このNCリード加工装置は,リード加工についての一連
の動作について,従来のNC旋盤による切削加工とほぼ同
様であるが,異なる大きな違いは従来のNC旋盤が高速回
転する工作物に対してバイトを近づけて目的とする形状
に工作物を削るのに対し,この発明によるNCリード加工
装置では,バイトに対して切り込みの送りを与える以外
はバイトを定位置に固定しておき,該バイトに高速回転
している工作物を近づけて該工作物を工作加工形状に合
わせてX軸−Z軸方向に移動させて切削加工を行うこと
である。
この発明によるNC切削加工装置は,上記に説明したよ
うに,NCリード加工装置として最も特徴を発揮できる
が,必ずしも上記実施例に限定されるものではない。例
えば,この発明によるNC切削加工装置を,第4図に示す
ように,構成することもできる。
第4図において,この発明によるNC切削加工装置をピ
ストン等の工作物20の外周面に対して非真円加工の切削
加工を行うものに適用した場合が示されている。第4図
に示すNC切削加工装置における部品は,第1図で示した
NC切削加工装置における部品と同一或いは同等のものに
ついては同一の符号を付してそれらの部品の重複する部
分の説明は省略する。刃物台18は,このNC切削加工装置
をピストン等の非真円形の工作物の外周面を切削加工す
るものとして利用できるものであり,刃物台18には非真
円形の工作物を切削加工するのに適したバイト19が取換
え可能に取り付けられている。刃物台18は,工作物20に
対して非真円加工するための切削加工用刃物台であり,
固定テーブル12に取外し可能に取り付けられ,工作物20
の外周面に非真円加工を切削加工するため,工作物20の
回転軸線と直交方向,即ちX′方向に往復運動可能であ
る。刃物台18に対するX′方向への往復運動は,固定テ
ーブル12に取外し可能に固定した切削加工駆動用サーボ
モータ17によって達成される。従って,この切削加工駆
動用サーボモータ17は,X′軸移動用サーボモータという
こともできる。
次に,この発明によるNC切削加工装置の更に別の実施
例としては,例えば,固定テーブル上に工作物を測定す
る機器を設けておき,切削加工の終えた工作物を主軸の
回転を止めて該測定機器で寸法測定し,その測定数値を
NC装置にフィードバックすることで,NC装置が備える補
正機能を働かせ,補正値分のみX−Zテーブルを移動さ
せ,工作物に切込みを与えれば,工作物をより一層高精
度に加工することも可能である。或いは,X軸とZ軸を入
れ換えて,Z軸上に主軸台を配置することも可能である。
また,特公昭62−43801号公報に開示した旋削加工方法
では,VHSタイプの加工例として,切削条件を主軸の回転
数:150〜300rpm,バイト送り速度:6000mm/分,送り方向
ピッチ:0.1mmが開示されているが,このような実施例に
限定されるものではない。
〔発明の効果〕
この発明によるNC切削加工装置は,上記のように構成
したので,サーボモータで往復運動作動される刃物台の
支持構造は機械的剛性に優れ,各スリド部は工作物に位
置し,スライド部がバイト側にないため,ギャップが累
積することがなく,前記切削加工用刃物台が前後移動す
る時に,ガタがなく,振動等の発生も低減でき,前記切
削加工用刃物台の高速化が可能となる。その結果,前記
切削加工用刃物台の加速度も10G前後まで向上できる。
即ち,一般に,高速で前後移動を繰り返す前記切削加
工用刃物台が機械の最大欠点である振動の発生源でもあ
るが,このNC切削加工装置では,前記刃物台を機械本体
即ちベッドに固定テーブルを介して固定し,切削加工時
は,単に工作物に対するリード,非真円形等の加工形状
を形成する送りを前記サーボモータで与えるだけである
ため,機械的剛性に優れている。
従って,従来のもののように,X−Z移動テーブル上に
切削加工用刃物台を設け,X−Z軸の移動の各スライド部
のギャップが累積してその分だけ,切削加工用刃物台が
前後移動する時に,ガタとなり振動が発生していた。こ
れに対して,本発明は,ガタの要因であるX−Z移動ス
ライド上に刃物台がないので,振動等の発生もなくな
り,前記切削加工用刃物台の高速化が可能となり,振動
等によって加工精度が阻害されることがなく,精度の向
上を計ることができる。
特に,本発明のNC切削加工装置は,NCリード加工装置
に利用して好ましく,その場合には,前記切削加工用刃
物台を前記工作物の回転軸に対して平行方向に往復運動
させて前記工作物の外周面にリードを切削加工すること
によって,VTRに使用されるシリンダに施すようなリード
加工を高速度で且つ高精度に行うことができる。
或いは,本発明のNC切削加工装置は,前記切削加工用
刃物台を前記工作物の回転軸に対して直交方向に往復運
動させ,ピストン,ピストンリング等の非真円形状の工
作物の外周面に非真円加工を切削加工することもでき
る。
また,前記固定テーブルには,リード加工用刃物台及
び非真円加工用刃物台の他,種々の複数個の切削加工用
刃物台をセットすることができるので,前記主軸手段に
組み込んだ前記サーボモータの回転速度を低速に制御し
て或いは低速に切換えて,前記固定テーブル上の刃物台
として前記リード加工用刃物台を作動し,NCリード加工
装置として切削加工を行うことができることは勿論のこ
と,場合によっては,前記主軸手段に組み込んだ前記サ
ーボモータの回転速度を高速に制御して或いは高速に切
換えて,前記固定テーブル上の刃物台として通常の旋削
加工に使用する刃物台を作動し,NC旋盤として工作物に
対して旋削加工を行うこともできる。
なお,前記主軸手段に組み込んだサーボモータの高速
回転又は低速回転の制御は,NC制御装置の指令によって
行ってもよく,又は切換えスイッチによって達成しても
よく,場合によっては,前記主軸手段を取り付けたX−
Z軸移動テーブル上に,高速回転用のサーボモータと低
速回転用のサーボモータの二種類のサーボモータを設置
してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるNC切削加工装置の一実施例を示
す概略正面図,第2図は第1図の平面図,第3図は工作
物に対する切削状態を説明する概略図,第4図はこの発
明によるNC切削加工装置の別の実施例を示す概略平面
図,第5図は従来の高速NCリード加工機を示す概略正面
図,及び第6図は従来の旋削加工装置を示す概略図であ
る。 1……ベッド,2,13,14,18……刃物台,3……リード加工
駆動用サーボモータ,4,19……バイト,5,20……工作物,7
……主軸台,8……Z軸駆動用サーボモータ,9……Z軸移
動テーブル,10……X軸移動テーブル,11……X軸駆動用
サーボモータ,12……固定テーブル,15……主軸駆動用サ
ーボモータ,16……主軸,17……切削加工用サーボモー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邊 克也 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の 1 西部電機株式会社内 (72)発明者 清水 紘一 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の 1 西部電機株式会社内 (72)発明者 平賀 義二 埼玉県入間市大字上藤沢字下原480番地 株式会社安川電機製作所東京工場内 (56)参考文献 特開 昭62−152603(JP,A) 特開 昭53−39585(JP,A) 実開 昭55−147223(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NC制御されるX−Z移動テーブル上に固定
    され且つ工作物の切削に必要な回転を与えるサーボモー
    タを組み込んだ主軸手段,前記主軸手段に設けられた前
    記工作物を保持位置決めするクランプ手段,前記クラン
    プ手段によって保持された前記工作物と対向する位置で
    ベッド上に固定状態に設定された固定テーブル,前記固
    定テーブルに取り付けられ且つ前記X−Z移動テーブル
    と前記工作物に対して独立して取り付けられた切削加工
    用固定刃物台,前記固定テーブルに取り付けられ且つ前
    記X−Z移動テーブルと前記工作物に対して独立して往
    復運動可能な切削加工用刃物台,及び前記固定テーブル
    に固定され且つ前記切削加工用刃物台を往復運動させる
    サーボモータを具備し,前記切削加工用刃物台にセット
    した前記バイトに切り込みの送りを与える以外は前記バ
    イトを定位置に固定し,高速回転している前記工作物を
    近づけて加工形状に応じて前記工作物を移動させ,前記
    工作物の外周面に切削加工を行うことを特徴とするNC切
    削加工装置。
  2. 【請求項2】前記切削加工用刃物台を前記工作物の回転
    軸に対して平行方向に往復運動させて前記工作物の外周
    面にリードを切削加工することを特徴とする請求項1に
    記載のNC切削加工装置。
  3. 【請求項3】前記切削加工用刃物台を前記工作物の回転
    軸に対して直交方向に往復運動させて前記工作物の外周
    面に非真円加工を切削加工することを特徴とする請求項
    1に記載のNC切削加工装置。
  4. 【請求項4】前記固定テーブルには複数個の刃物台をセ
    ット可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    NC切削加工装置。
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