JP2729248B2 - 非真円形状加工旋盤 - Google Patents

非真円形状加工旋盤

Info

Publication number
JP2729248B2
JP2729248B2 JP4075258A JP7525892A JP2729248B2 JP 2729248 B2 JP2729248 B2 JP 2729248B2 JP 4075258 A JP4075258 A JP 4075258A JP 7525892 A JP7525892 A JP 7525892A JP 2729248 B2 JP2729248 B2 JP 2729248B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
moving body
feed motor
axis moving
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4075258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05237703A (ja
Inventor
敬 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOKUMA KK
Original Assignee
OOKUMA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOKUMA KK filed Critical OOKUMA KK
Priority to JP4075258A priority Critical patent/JP2729248B2/ja
Publication of JPH05237703A publication Critical patent/JPH05237703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2729248B2 publication Critical patent/JP2729248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は凸状部を有する非真円
形状ワークを旋削加工する旋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、楕円形状のワークの場合、これ
を図5に示すような標準バイト41で旋削加工すると、
バイト41の前逃げ面がワークWと干渉するので、従来
は、図6に示すような前逃げ角θが大きい特殊バイト4
2を使用していた。ところが、特殊バイト42を使用す
ると、刃先強度が低くチッピングしやすいため切削速度
を上げることができない、ワークWと刃先との接触面積
が小さいため刃先が早期に摩耗して寿命が短くなる、ワ
ークWの形状に応じて多種類の特殊バイト42を用意す
る必要がありコスト高を招く、などの問題点があった。
また、従来の非真円形状ワーク加工旋盤は主軸の回転及
びX軸方向の送りのみを同期制御するように構成されて
いるので、図7に示すように、ワークWに対する刃先の
前すくい角θ1〜θ3が主軸の回転に伴って繰り返し変
化し、その結果、切削抵抗が変動し、加工精度、特に、
形状精度に悪影響を及ぼすという不具合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、切
削速度を上げることができ、バイトの寿命を向上でき、
しかも、標準バイトによる高精度加工が可能な非真円形
状加工旋盤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の非真円形状加工旋盤は、主軸中心まで
の距離が回転角に応じて連続的に変化する曲面を備えた
非真円形状ワークをバイトにより旋削加工する旋盤であ
って、Z軸方向に移動可能なサドルに中台を設置し、中
台上にX軸移動体を実質的にX軸方向へ移動可能に載置
し、X軸移動体にX軸送りモータを連結し、X軸移動体
上にバイトホルダを備えたY軸移動体を実質的にY軸方
向へ移動可能に載置し、Y軸移動体にY軸送りモータを
連結し、X軸送りモータ及びY軸送りモータをワーク形
状データと主軸の回転位置とに基づいて制御し、バイト
の刃先を非真円形状ワークのX軸方向最大外径部位に位
置決めするNC装置を設けて構成される。
【0005】
【作用】この発明の非真円形状加工旋盤においては、N
C装置がX軸送りモータ及びY軸送りモータを主軸の回
転に同期して制御することにより、バイトの刃先が非真
円形状ワークのX軸方向最大外径部位に常に接触した状
態で、ワークが旋削加工される。したがって、バイトの
前逃げ面がワークと干渉するおそれがなくなり、標準バ
イトを支障なく使用することができ、もって、切削速度
を上げ、刃先の寿命を向上でき、かつ、工具コストを削
減できる。また、バイトの刃先がワークのX軸方向最大
外径部位に常時接触しているため、切削抵抗の変動を抑
制して、加工精度、特に、形状精度を向上することが可
能となる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。図1に示すように、NC旋
盤のベッド1には斜状の摺動面2が設けられ、この摺動
面2上にはサドル3がボールネジ4によりZ軸方向に摺
動可能に支持されている。サドル3上には中台5がX1
軸方向に摺動可能に設置され、ボールネジ6、プーリ
7、タイミングベルト8、プーリ9を介して中台送りモ
ータ10に連結されている。中台5上にはX軸移動体1
1がX2軸方向に摺動可能に載置され、ボールネジ12
を介してX軸送りモータ13に連結されている。X軸移
動体11にはX2軸に対しα゜傾斜した摺動面14が設
けられ、この摺動面14上にはY軸移動体15がYs軸
方向に摺動可能に載置されて、ボールネジ16を介して
Y軸送りモータ17に連結されている。Y軸移動体15
上にはバイトホルダ18が設けられ、このバイトホルダ
18にはバイト19が主軸20に指向するように取付け
られている。そして、図2に示すように、主軸20はパ
ルスジェネレータ21を備えた主軸駆動モータ22によ
り回転及び角度割出し可能に構成されている。
【0007】NC装置23は旋盤の各部を制御するCP
U24を備え、このCPU24には非真円形状ワークW
(図3及び図4参照)の形状データを含む加工プログラ
ムを入力する簡易プログラム入力装置25と、前記加工
プログラムデータを記憶するプログラムデータメモリー
26とが接続されている。また、NC装置23は、X
1,Z,X2,Ysの各軸毎に関数発生器27〜30を
備え、ここでプログラムデータ及び主軸駆動モータ22
からの回転位置信号に基づき各軸の送り指令を作成し、
D/A変換器31及び増幅器32を介して中台送りモー
タ10、サドル送りモータ33、X軸送りモータ13、
Y軸送りモータ17を制御するように構成されている。
これにより、バイト19の刃先が非真円形状ワークWの
X軸方向最大外径部位に常に接触するように、位置決め
される。
【0008】非真円形状ワークWの旋削加工に際して
は、中台5がX1軸方向に位置決めされて、X軸移動体
11及びY軸移動体15が旋削開始位置に配置され、こ
の状態で、X軸送りモータ13及びY軸送りモータ17
がNC装置23により主軸20の回転に同期して制御さ
れる。これにより、図3及び図4に示すように、楕円形
状ワークWまたは偏心形状ワークWがいずれの回転位置
にあっても、バイト19の刃先がワークWのX軸プラス
方向における最大外径部位に常に接触した状態で、ワー
クWが旋削加工される。したがって、バイト19の前逃
げ面がワークWと干渉するおそれがなくなり、標準バイ
トを支障なく使用することができ、もって、切削速度を
上げ、刃先の寿命を向上でき、かつ、工具コストを削減
できる。また、バイト19の刃先がワークWのX軸方向
最大外径部位に常時接触しているため、切削抵抗の変動
を抑制して、加工精度、特に、形状精度を向上すること
が可能となる。また、X軸移動体11及びY軸移動体1
5はボールネジ12,16のみを介してX軸送りモータ
13及びY軸送りモータ17に連結されているので、可
動部が軽量化されて、摺動抵抗及びイナーシャが軽減さ
れ、その結果、X軸移動体11及びY軸移動体15が主
軸20の高速回転に正確に追従して高精度に位置決めさ
れる。
【0009】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、X軸移動体及びY軸移動体をX
軸送りモータ及びY軸送りモータに連結し駆動力を伝達
するにはボールネジだけでなく、ラック・ピニオンなど
を利用するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部
の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも可
能である。
【0010】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、バイトの刃先が非真円形状ワークのX軸方向最大外
径部位を切削するように構成したので、切削速度を上げ
ることができ、バイトの寿命を向上でき、しかも、標準
バイトによる高精度加工が可能になるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す非真円形状加工旋盤の
側面図である。
【図2】図1の旋盤を制御するNC装置のブロック図で
ある。
【図3】図1の旋盤による楕円形状ワークの旋削作用を
示す説明図である。
【図4】図1の旋盤による偏心形状ワークの旋削作用を
示す説明図である。
【図5】従来の標準バイトによる旋削作用を示す説明図
である。
【図6】従来の特殊バイトによる旋削作用を示す説明図
である。
【図7】従来の別の問題点を指摘する説明図である。
【符号の説明】
1・・ベッド、2,14・・摺動面、3・・サドル、
4,12,16・・ボールネジ、5・・中台、7,9・
・プーリ、8・・タイミングベルト、10・・中台送り
モータ、11・・X軸移動体、13・・X軸送りモー
タ、15・・Y軸移動体、17・・Y軸送りモータ、1
8・・バイトホルダ、19・・バイト、20・・主軸、
21・・パルスジェネレータ、22・・主軸駆動モー
タ、23・・NC装置、24・・CPU、25・・簡易
プログラム入力装置、26・・プログラムデータメモリ
ー、27〜30・・関数発生器、31・・D/A変換
器、32・・増幅器、33・・サドル送りモータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸中心までの距離が回転角に応じて連
    続的に変化する曲面を備えた非真円形状ワークをバイト
    により旋削加工する旋盤であって、Z軸方向に移動可能
    なサドルに中台を設置し、中台上にX軸移動体を実質的
    にX軸方向へ移動可能に載置し、X軸移動体にX軸送り
    モータを連結し、X軸移動体上にバイトホルダを備えた
    Y軸移動体を実質的にY軸方向へ移動可能に載置し、Y
    軸移動体にY軸送りモータを連結し、X軸送りモータ及
    びY軸送りモータをワーク形状データと主軸の回転位置
    とに基づいて制御し、バイトの刃先を非真円形状ワーク
    のX軸方向最大外径部位に位置決めするNC装置を設け
    てなることを特徴とする非真円形状加工旋盤。
JP4075258A 1992-02-25 1992-02-25 非真円形状加工旋盤 Expired - Lifetime JP2729248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075258A JP2729248B2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 非真円形状加工旋盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075258A JP2729248B2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 非真円形状加工旋盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05237703A JPH05237703A (ja) 1993-09-17
JP2729248B2 true JP2729248B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=13571019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4075258A Expired - Lifetime JP2729248B2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 非真円形状加工旋盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2729248B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066802A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Komatsu Ltd Nc旋盤による偏心位置旋削加工方法
DE102005021640B4 (de) * 2005-05-06 2007-08-09 Satisloh Gmbh Maschine zur Bearbeitung von optischen Werkstücken, insbesondere von Kunststoff-Brillengläsern
KR101021531B1 (ko) * 2008-10-15 2011-03-16 한국기계연구원 가변 절삭공구장치
JP5413913B2 (ja) * 2010-09-29 2014-02-12 学校法人金沢工業大学 旋削による非円形加工方法
JP6008294B2 (ja) * 2013-02-08 2016-10-19 学校法人金沢工業大学 旋削による非円形加工方法
JP6533071B2 (ja) * 2014-05-15 2019-06-19 東芝機械株式会社 非円形孔の加工方法、非円形孔の加工装置およびレンズ
JP2019089167A (ja) * 2017-11-15 2019-06-13 株式会社ジェイテクト 切削装置及び切削加工方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131803A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Okuma Mach Works Ltd Y軸送り可能な旋盤
JP2538947B2 (ja) * 1987-10-26 1996-10-02 三菱重工業株式会社 ヘ―ル加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05237703A (ja) 1993-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6868304B2 (en) Multi-function machine tool and machining method in multi-function machine tool
US3880025A (en) Machine tool for the machining of shafts
US4730373A (en) Machine tool for multiple surface machining
US5020201A (en) Machine tool
JPH05200601A (ja) 工作機械
JP4681191B2 (ja) 2主軸対向旋盤
JPH05200614A (ja) フライス盤用切削工具及びカッタヘッド
JP2729248B2 (ja) 非真円形状加工旋盤
JPS60155310A (ja) 切削加工方法およびその装置
US6623219B2 (en) Printed board processing machine
US4297925A (en) Turret head for a lathe
JPH03208501A (ja) 数値制御複合旋盤
JPH1015703A (ja) 多機能旋盤
JP3573289B2 (ja) ガンドリル機械
JPH0276623A (ja) Nc制御歯車面取盤
KR100227183B1 (ko) 다축 피스톤 가공기
JPH06114601A (ja) 数値制御旋盤
JPH0288102A (ja) Nc切削加工装置
JP2005169524A (ja) 自動旋盤
KR200216668Y1 (ko) 범용 공작기계의 씨엔씨 장치
JPH08187602A (ja) 多軸自動工作機械のピックオフスピンドルの駆動装置
JP2000308901A (ja) 旋 盤
JPH04152020A (ja) ネジ加工工具およびネジ加工方法
KR100321138B1 (ko) 2 스핀들을 부착한 3축 이송의 에어콘용 스크롤 가공기
JP3522862B2 (ja) 歯車材歯端面のr面取加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 15