JP2720027B2 - 超低温用永久磁石材料 - Google Patents
超低温用永久磁石材料Info
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Description
【発明の詳細な説明】
利用産業分野
この発明は、例えば、150K以下の超低温用、特に核磁
気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター装置あるいは高
速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリング等に用いられる
超低温用の高保持力、高磁束密度永久磁石材料に係り、
Fe−B−R系永久磁石材料において、RがPrになる特定
組成からなり、150K以下で最大エネルギー積(BH)max
が40MGOe以上である超低温用永久磁石材料に関する。 背景技術 従来、核磁気共鳴断層撮影装置、あるいは高速荷電粒
子線収束装置などの高磁界を発生する装置の磁石には、
液体ヘリウムを使用する超電導磁石が用いられてきた
が、ヘリウムは資源として、今後数十年で枯渇すると言
われており、超電導磁石に代わる高性能磁界発生装置が
求められている。 また、アンジュレーター装置などの用途には、希土類
コバルト磁石が用いられている例があるが、主成分のS
m、Coは共に資源的に不足し、かつ高価であり、今後長
期間にわたって、安定して多量に供給されることは困難
である。 そのため、従来の磁気回路の問題点を解消し、前述の
用途に適した、安価でかつ磁気回路の組立構造及び操作
の容易な超低温用永久磁石材料が切望されてきた。 本出願人は先に、高価なSmやCoを必ずしも含有しない
新しい高性能永久磁石として、原子百分比で8〜30%の
R(但しRはYを包含する希土類元素の少なくとも一
種)、2〜28%のB及びFeから成る磁気異方性焼結体で
あることを特徴とするFe−B−R系永久磁石を提案した
(特開昭59−46008号)。 また、本出願人は、上記のFe−B−R系永久磁石のFe
をCoで置換することによって温度特性を改良したFe−B
−R系永久磁石として、原子百分比において、R8〜30%
(但しRはYを包含する希土類元素の少なくとも一
種)、B2〜28%、Co50%以下(但しCo0%を除く)、及
び残部Fe及び不可避の不純物から成る磁気異方性焼結体
永久磁石を提案した(特開昭59−64733号)。 さらに、本出願人は、前記Fe−B−R系永久磁石に添
加元素Mを含有させることによって保磁力(iHc)を改
良したFe−B−R系永久磁石として、T14.5%以下、Ni
4.5%以下(Coを含有する場合は8.0%以下)、Bi5%以
下、V9.5%以下、Nb12.5%以下、Ta10.5%以下、Cr8.5
%以下、Mo9.5%以下、W9.5%以下、Mn3.5%以下、Mn3.
5%以下(Coを含有する場合は8.0以下)、Al9.5%以
下、Sb2.5%以下、Ge7%以下、Sn6.5%以下、Zr5.5以
下、及びHf5.5%以下からなる添加元素Mの一種または
二種以上(但しMとして二種以上の前記添加元素を含む
場合において、M総量は当該添加元素のうち最大値を有
するものの原子百分比以下)を含む永久磁石を提案した
(特開昭59−89401号及び特開昭59−132104号)。 これらのFe−B−R系永久磁石は、RとしてNdやPrを
中心とする資源適に豊富な軽希土類を用い、Feを主成分
として25MGOe以上の極めて高いエネルギー積を示すすぐ
れた永久磁石である。 上記のすぐれた磁気特性を有するFe−B−R軽磁気異
方性焼結体からなる永久磁石は、残留磁束密度(Br)、
保磁力(iHc)の温度係数が大きく、低温において、特
性が飛躍的に向上することを見出した。 しかし、Fe−B−R系永久磁石の代表的な組成を有す
る、RにNdを用いたFe−B−Nd系永久磁石は、常温並び
に低温域ではすぐれた特性を示すが、150K以下の超低温
域では、異方性定数(Ku1)、残留磁束密度(Br)、最
大エネルギー積((BH)max)が低下する問題があっ
た。 発明の目的 この発明は、新規なFe−B−R系永久磁石において、
特に150K以下の超低温域での異方性定数(Ku1)、残留
磁束密度(Br)、最大エネルギー積((BH)max)を改
善することを目的とし、超低温域での用途として、例え
ば核磁気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター装置ある
いは高速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリングなどの高
磁界を発生する装置に最適な超低温用永久磁石材料の提
供を目的としている。 発明の構成と効果 この発明は、超低温域での異方性定数、残留磁束密
度、最大エネルギー積が常温時よりすぐれたFe−B−R
系超低温用永久磁石を目的に種々検討した結果、RにNd
を用いたFe−B−Nd系永久磁石は、第2図及び第3図に
示す如く、常温並びに低温域ではすぐれた特性を示す
が、例えば150K以下の超低温域では、Nd2Fe14B正方晶相
がスピン再配列転移を示し、磁化容易方向が正方晶のC
軸からずれ、異方性定数(Ku1)、残留磁束密度(B
r)、最大エネルギー積((BH)max)が低下することに
着目し、組成的に解決することを目的に種々検討した結
果、Fe−B−R系永久磁石のRの40%以上をPrとするこ
とにより、第1図に示す如く、超低温域での異方性定
数、残留磁束密度、最大エネルギー積が常温時より著し
く向上し、特に最大エネルギー積((BH)max)が40MGO
e以上の特性を示すことを知見し、この発明を完成し
た。 すなわち、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe65原子%〜80原子%であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 また、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe及びCo65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)
であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 また、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe65原子%〜80原子%、 Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、S
n、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種または2種以上が0.1
原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原子%以下、Znは1.1
原子%以下)であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 さらに、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe及びCo65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)
であり、 Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、S
n、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種または2種以上が0.1
原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原子%以下、Znは1.1
原子%以下)であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 この発明の永久磁石材料は、結晶粒径が2〜40μmの
範囲にある正方晶系の結晶構造を有する化合物を主相と
し、体積比で1%〜50%の非磁性相(酸化物相を除く)
を含むことを特徴とする。 また、この発明の永久磁石材料は、Rとして資源的に
豊富な軽希土類のPrを用いたFe,B,Rを主成分とすること
により、第1図に示す如く、150K以下の超低温域で磁気
特性がすぐれ、40MGOe以上の極めて高いエネルギー積並
びに高残留磁束密度、高保磁力を有するすぐれたFe−B
−R系永久磁石を安価に得ることができる。 この発明の永久磁石材料は、液体空気や液体窒素など
の冷媒を用いて、超低温域まで冷却して使用することに
より、実施例に示す如く、最大エネルギー積((BH)ma
x)が40MGOe以上の特性を示す。 永久磁石材料の限定理由 この発明の永久磁石材料に用いる希土類元素Rは、組
成の10原子%〜30原子%を占め、その全量がPrからな
る。 Rに占めるPrが少なくなり、特にRの40%未満ではス
ピン再配列の減少が超低温域にて発生し、超低温域にお
いて40MGOe以上の(BH)maxが得られないため、実施例
の参考例に示すごとく、Rの40%以上をPrとする必要が
有り、他はNdを用いることが好ましく、PrとNd以外の希
土類元素はRの20%未満にすることが好ましいが、この
発明では最も優れた特性を示す組成として、Rの全量を
Prとする。 Rの原料としては、純希土類元素でなくてもよく、工
業上入手可能な範囲で製造上不可避な不純物を含有する
ものでも差し支えない。また、Rの全量をPrとするが、
希土類元素は、化学的性質が似ており、精製に際し完全
に分離することが困難であるため、Pr以外の希土類元
素、特にSm,Tm,Erは不純物レベルで含む場合には差し支
えない。 Rは、新規なFe−B−R系永久磁石材料における必須
元素であって、10原子%未満では結晶構造がα−鉄と同
一構造の立方組織となるため、高磁気特性、特に高保磁
力が得られず、30原子%を超えるとRリッチな非磁性相
が多くなり、残留磁束密度(Br)が低下して、すぐれた
特性の永久磁石が得られない。よって、希土類元素は、
10原子%〜30原子%とする。 Bは、Fe−B−R系永久磁石材料における必須元素で
あって、2原子%未満では菱面体組織となり、高い保磁
力(iHc)は得られず、28原子%を超えるとBリッチな
非磁性相が多くなり、残留磁束密度(Br)が低下するた
め、すぐれた永久磁石が得られない。よって、Bは2原
子%〜28原子%の範囲とする。 Feは、Fe−B−R系永久磁石材料において必須元素で
あり、65原子%未満では残留磁束密度(Br)が低下し、
80原子%を超えると高い保磁力が得られないので、Feは
65原子%〜80原子%の含有とする。 また、Fe−B−R系永久磁石材料において、Feの一部
をCoで置換することは、得られる磁石の磁気特性を損な
うことなく、温度特性を改善することができるが、Co置
換量がFeの20%を超えると、逆に磁気特性が劣化するた
め好ましくない。Coの置換量がFeとCoの合計量の5原子
%〜15原子%の場合は、Brは置換しない場合に比較して
増加するため、高いBrを得るためには好ましい。 また、Fe−B−R系永久磁石材料は、上述した元素の
他に、工業的生産上不可避的不純物の存在を許容できる
が、Bの一部を4.0原子%以下のC、3.5原子%以下の
P、2.5原子%以下のS、3.5原子%以下のCuのうち少な
くとも1種、合計量で4.0原子%以下で置換することに
より、得られる永久磁石の製造性改善、低価格化が可能
である。 また、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、S
b、Ge、Sn、Zr、Ni、Si、Zn、Hfからなる添加元素は、
いずれも保磁力の向上に大きく寄与する。また、それら
の元素を選定することによって、保磁力の向上だけでな
く、減磁曲線の角型性の改善、製造性の改善、低価格化
を図ることもできるという作用効果を有する。特に、添
加元素としてはV、Nb、Ta、Mo、Cr、Al、Wが好まし
い。 しかし、保磁力改善のための添加に伴い、残留磁束密
度(Br)の低下を招来するので、超低温域において、最
大エネルギー積40MGOeを得るのに必要なBr値を下回らな
い範囲での添加が好ましく、超低温域にて高磁束密度を
得る用途の特殊性を考慮すると、いずれも0.1原子%〜
3原子%が好ましく、特に1原子%以下が望ましい。但
し、Sbは2.5原子%、Znは1.1原子%以下である。なお、
2種以上含有する場合は、その最大含有量は当該添加元
素のうち最大値を有するものの原子%以下で含有させる
ことにより、永久磁石の高保磁力化が可能になる。 また、前記添加元素は、製造工程の原料微粉末を得る
までの工程で添加することができる。例えば、添加元素
を酸化物の形にて、あるいは他の元素との混合酸化物の
形にて直接還元の際に、出発原料に配合することもでき
る。また、微粉砕工程の前に配合添加することもでき
る。 結晶相は主相が正方晶であることが、微細で均一な合
金粉末より、すぐれた磁気特性を有する永久磁石を作製
するのに不可欠である。 また、この発明の永久磁石材料は、磁場中プレス成形
することにより磁気的異方性磁石が得られ、また、無磁
界中でプレス成形することにより、磁気的等方性磁石を
得ることができる。 この発明による永久磁石は、液体空気などの超低温域
において、保持力iHc≧10kOe、残留磁束密度Br>11kGを
示し、最大エネルギー積(BH)maxは40MGOe以上を示
し、最も好ましい組成範囲ではその最大値は50MGOe以上
に達する。 また、この発明の永久磁石材料のRの全量をPrが占め
る場合で、R12.5原子%〜21原子%、B5原子%〜15原子
%、Fe74原子%〜80原子%を主成分とするとき、焼結磁
石で超低温域において、(BH)maxが40MGOe以上のすぐ
れた磁気特性を示し、特に軽希土類元素がPrとNdで、Pr
が両者の合計量の40%以上の場合には、(BH)maxは77K
においても、その最大値が40MGOe以上に達する。 実施例 実施例1 出発原料として、純度99.9%の電解鉄、純度99.5%以
上のB、純度99.9%以上の電解Co、純度99.7%以上の希
土類元素を使用し、さらに、純度99.5%以上の添加元素
を使用し、これらを第1表に示す組成合金となる如く配
合し、これらを高周波溶解しその後水冷銅鋳型に鋳造
し、第1表の各組成の鋳塊を得た。なお、第1表におい
て、組成No1,2,3,6,7,8,16,23(*印)が特許請求の範
囲に限定する範囲のものであり、上記以外は発明者らが
知見した新規な組成を示す参考例である。 その後、インゴットをスタンプミルにより粗粉砕し、
次にボールミルにより微粉砕して粒度2μmの微粉末を
得た。 この微粉末を金型に挿入して10kOeの磁界中で配向
し、磁界に直角方法に1ton/cm2の圧力で成形した。 得られた成形体を、1060℃、1.5時間、Ar雰囲気中の
条件で焼結し、その後放冷し、さらにAr中での800℃で
1時間と630℃で1.5時間の2段時効処理を施して、永久
磁石を作製した。 得られた各永久磁石材料のBr、(BH)maxの値を、振
動型磁力計(VSM)を用いて77Kの温度にて測定した。第
1表にその結果を示す。なお、(BH)maxについては室
温時における測定結果を併記する。 また、第1表の本発明組成No.1、No.2及び比較例のN
o.27については、77K〜300Kの温度変化と最大エネルギ
ー積の関係を測定して第4図に示す。なお、第4図に
は、組成No.1は実線●印、組成No.2は実線○印、組成N
o.27は実線△印で表示してある。さらに、第5図には、
本発明組成No.3の永久磁石材料の77Kにおける減磁曲線
を示す。 第1表及び第5図から明らかなように、この発明によ
る永久磁石材料は、超低温域において、磁気特性が大き
く向上し、核磁気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター
装置あるいは高速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリング
等に用いられる超低温用高保磁力高時速密度永久磁石材
料に最適なことが分かる。
気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター装置あるいは高
速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリング等に用いられる
超低温用の高保持力、高磁束密度永久磁石材料に係り、
Fe−B−R系永久磁石材料において、RがPrになる特定
組成からなり、150K以下で最大エネルギー積(BH)max
が40MGOe以上である超低温用永久磁石材料に関する。 背景技術 従来、核磁気共鳴断層撮影装置、あるいは高速荷電粒
子線収束装置などの高磁界を発生する装置の磁石には、
液体ヘリウムを使用する超電導磁石が用いられてきた
が、ヘリウムは資源として、今後数十年で枯渇すると言
われており、超電導磁石に代わる高性能磁界発生装置が
求められている。 また、アンジュレーター装置などの用途には、希土類
コバルト磁石が用いられている例があるが、主成分のS
m、Coは共に資源的に不足し、かつ高価であり、今後長
期間にわたって、安定して多量に供給されることは困難
である。 そのため、従来の磁気回路の問題点を解消し、前述の
用途に適した、安価でかつ磁気回路の組立構造及び操作
の容易な超低温用永久磁石材料が切望されてきた。 本出願人は先に、高価なSmやCoを必ずしも含有しない
新しい高性能永久磁石として、原子百分比で8〜30%の
R(但しRはYを包含する希土類元素の少なくとも一
種)、2〜28%のB及びFeから成る磁気異方性焼結体で
あることを特徴とするFe−B−R系永久磁石を提案した
(特開昭59−46008号)。 また、本出願人は、上記のFe−B−R系永久磁石のFe
をCoで置換することによって温度特性を改良したFe−B
−R系永久磁石として、原子百分比において、R8〜30%
(但しRはYを包含する希土類元素の少なくとも一
種)、B2〜28%、Co50%以下(但しCo0%を除く)、及
び残部Fe及び不可避の不純物から成る磁気異方性焼結体
永久磁石を提案した(特開昭59−64733号)。 さらに、本出願人は、前記Fe−B−R系永久磁石に添
加元素Mを含有させることによって保磁力(iHc)を改
良したFe−B−R系永久磁石として、T14.5%以下、Ni
4.5%以下(Coを含有する場合は8.0%以下)、Bi5%以
下、V9.5%以下、Nb12.5%以下、Ta10.5%以下、Cr8.5
%以下、Mo9.5%以下、W9.5%以下、Mn3.5%以下、Mn3.
5%以下(Coを含有する場合は8.0以下)、Al9.5%以
下、Sb2.5%以下、Ge7%以下、Sn6.5%以下、Zr5.5以
下、及びHf5.5%以下からなる添加元素Mの一種または
二種以上(但しMとして二種以上の前記添加元素を含む
場合において、M総量は当該添加元素のうち最大値を有
するものの原子百分比以下)を含む永久磁石を提案した
(特開昭59−89401号及び特開昭59−132104号)。 これらのFe−B−R系永久磁石は、RとしてNdやPrを
中心とする資源適に豊富な軽希土類を用い、Feを主成分
として25MGOe以上の極めて高いエネルギー積を示すすぐ
れた永久磁石である。 上記のすぐれた磁気特性を有するFe−B−R軽磁気異
方性焼結体からなる永久磁石は、残留磁束密度(Br)、
保磁力(iHc)の温度係数が大きく、低温において、特
性が飛躍的に向上することを見出した。 しかし、Fe−B−R系永久磁石の代表的な組成を有す
る、RにNdを用いたFe−B−Nd系永久磁石は、常温並び
に低温域ではすぐれた特性を示すが、150K以下の超低温
域では、異方性定数(Ku1)、残留磁束密度(Br)、最
大エネルギー積((BH)max)が低下する問題があっ
た。 発明の目的 この発明は、新規なFe−B−R系永久磁石において、
特に150K以下の超低温域での異方性定数(Ku1)、残留
磁束密度(Br)、最大エネルギー積((BH)max)を改
善することを目的とし、超低温域での用途として、例え
ば核磁気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター装置ある
いは高速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリングなどの高
磁界を発生する装置に最適な超低温用永久磁石材料の提
供を目的としている。 発明の構成と効果 この発明は、超低温域での異方性定数、残留磁束密
度、最大エネルギー積が常温時よりすぐれたFe−B−R
系超低温用永久磁石を目的に種々検討した結果、RにNd
を用いたFe−B−Nd系永久磁石は、第2図及び第3図に
示す如く、常温並びに低温域ではすぐれた特性を示す
が、例えば150K以下の超低温域では、Nd2Fe14B正方晶相
がスピン再配列転移を示し、磁化容易方向が正方晶のC
軸からずれ、異方性定数(Ku1)、残留磁束密度(B
r)、最大エネルギー積((BH)max)が低下することに
着目し、組成的に解決することを目的に種々検討した結
果、Fe−B−R系永久磁石のRの40%以上をPrとするこ
とにより、第1図に示す如く、超低温域での異方性定
数、残留磁束密度、最大エネルギー積が常温時より著し
く向上し、特に最大エネルギー積((BH)max)が40MGO
e以上の特性を示すことを知見し、この発明を完成し
た。 すなわち、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe65原子%〜80原子%であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 また、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe及びCo65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)
であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 また、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe65原子%〜80原子%、 Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、S
n、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種または2種以上が0.1
原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原子%以下、Znは1.1
原子%以下)であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 さらに、この発明は、 Fe−B−R系永久磁石材料において、 R(但しRはPr)10原子%〜30原子%、 B2原子%〜28原子%、 Fe及びCo65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)
であり、 Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、Ge、S
n、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種または2種以上が0.1
原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原子%以下、Znは1.1
原子%以下)であり、 主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以上の
(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久磁石
材料である。 この発明の永久磁石材料は、結晶粒径が2〜40μmの
範囲にある正方晶系の結晶構造を有する化合物を主相と
し、体積比で1%〜50%の非磁性相(酸化物相を除く)
を含むことを特徴とする。 また、この発明の永久磁石材料は、Rとして資源的に
豊富な軽希土類のPrを用いたFe,B,Rを主成分とすること
により、第1図に示す如く、150K以下の超低温域で磁気
特性がすぐれ、40MGOe以上の極めて高いエネルギー積並
びに高残留磁束密度、高保磁力を有するすぐれたFe−B
−R系永久磁石を安価に得ることができる。 この発明の永久磁石材料は、液体空気や液体窒素など
の冷媒を用いて、超低温域まで冷却して使用することに
より、実施例に示す如く、最大エネルギー積((BH)ma
x)が40MGOe以上の特性を示す。 永久磁石材料の限定理由 この発明の永久磁石材料に用いる希土類元素Rは、組
成の10原子%〜30原子%を占め、その全量がPrからな
る。 Rに占めるPrが少なくなり、特にRの40%未満ではス
ピン再配列の減少が超低温域にて発生し、超低温域にお
いて40MGOe以上の(BH)maxが得られないため、実施例
の参考例に示すごとく、Rの40%以上をPrとする必要が
有り、他はNdを用いることが好ましく、PrとNd以外の希
土類元素はRの20%未満にすることが好ましいが、この
発明では最も優れた特性を示す組成として、Rの全量を
Prとする。 Rの原料としては、純希土類元素でなくてもよく、工
業上入手可能な範囲で製造上不可避な不純物を含有する
ものでも差し支えない。また、Rの全量をPrとするが、
希土類元素は、化学的性質が似ており、精製に際し完全
に分離することが困難であるため、Pr以外の希土類元
素、特にSm,Tm,Erは不純物レベルで含む場合には差し支
えない。 Rは、新規なFe−B−R系永久磁石材料における必須
元素であって、10原子%未満では結晶構造がα−鉄と同
一構造の立方組織となるため、高磁気特性、特に高保磁
力が得られず、30原子%を超えるとRリッチな非磁性相
が多くなり、残留磁束密度(Br)が低下して、すぐれた
特性の永久磁石が得られない。よって、希土類元素は、
10原子%〜30原子%とする。 Bは、Fe−B−R系永久磁石材料における必須元素で
あって、2原子%未満では菱面体組織となり、高い保磁
力(iHc)は得られず、28原子%を超えるとBリッチな
非磁性相が多くなり、残留磁束密度(Br)が低下するた
め、すぐれた永久磁石が得られない。よって、Bは2原
子%〜28原子%の範囲とする。 Feは、Fe−B−R系永久磁石材料において必須元素で
あり、65原子%未満では残留磁束密度(Br)が低下し、
80原子%を超えると高い保磁力が得られないので、Feは
65原子%〜80原子%の含有とする。 また、Fe−B−R系永久磁石材料において、Feの一部
をCoで置換することは、得られる磁石の磁気特性を損な
うことなく、温度特性を改善することができるが、Co置
換量がFeの20%を超えると、逆に磁気特性が劣化するた
め好ましくない。Coの置換量がFeとCoの合計量の5原子
%〜15原子%の場合は、Brは置換しない場合に比較して
増加するため、高いBrを得るためには好ましい。 また、Fe−B−R系永久磁石材料は、上述した元素の
他に、工業的生産上不可避的不純物の存在を許容できる
が、Bの一部を4.0原子%以下のC、3.5原子%以下の
P、2.5原子%以下のS、3.5原子%以下のCuのうち少な
くとも1種、合計量で4.0原子%以下で置換することに
より、得られる永久磁石の製造性改善、低価格化が可能
である。 また、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、S
b、Ge、Sn、Zr、Ni、Si、Zn、Hfからなる添加元素は、
いずれも保磁力の向上に大きく寄与する。また、それら
の元素を選定することによって、保磁力の向上だけでな
く、減磁曲線の角型性の改善、製造性の改善、低価格化
を図ることもできるという作用効果を有する。特に、添
加元素としてはV、Nb、Ta、Mo、Cr、Al、Wが好まし
い。 しかし、保磁力改善のための添加に伴い、残留磁束密
度(Br)の低下を招来するので、超低温域において、最
大エネルギー積40MGOeを得るのに必要なBr値を下回らな
い範囲での添加が好ましく、超低温域にて高磁束密度を
得る用途の特殊性を考慮すると、いずれも0.1原子%〜
3原子%が好ましく、特に1原子%以下が望ましい。但
し、Sbは2.5原子%、Znは1.1原子%以下である。なお、
2種以上含有する場合は、その最大含有量は当該添加元
素のうち最大値を有するものの原子%以下で含有させる
ことにより、永久磁石の高保磁力化が可能になる。 また、前記添加元素は、製造工程の原料微粉末を得る
までの工程で添加することができる。例えば、添加元素
を酸化物の形にて、あるいは他の元素との混合酸化物の
形にて直接還元の際に、出発原料に配合することもでき
る。また、微粉砕工程の前に配合添加することもでき
る。 結晶相は主相が正方晶であることが、微細で均一な合
金粉末より、すぐれた磁気特性を有する永久磁石を作製
するのに不可欠である。 また、この発明の永久磁石材料は、磁場中プレス成形
することにより磁気的異方性磁石が得られ、また、無磁
界中でプレス成形することにより、磁気的等方性磁石を
得ることができる。 この発明による永久磁石は、液体空気などの超低温域
において、保持力iHc≧10kOe、残留磁束密度Br>11kGを
示し、最大エネルギー積(BH)maxは40MGOe以上を示
し、最も好ましい組成範囲ではその最大値は50MGOe以上
に達する。 また、この発明の永久磁石材料のRの全量をPrが占め
る場合で、R12.5原子%〜21原子%、B5原子%〜15原子
%、Fe74原子%〜80原子%を主成分とするとき、焼結磁
石で超低温域において、(BH)maxが40MGOe以上のすぐ
れた磁気特性を示し、特に軽希土類元素がPrとNdで、Pr
が両者の合計量の40%以上の場合には、(BH)maxは77K
においても、その最大値が40MGOe以上に達する。 実施例 実施例1 出発原料として、純度99.9%の電解鉄、純度99.5%以
上のB、純度99.9%以上の電解Co、純度99.7%以上の希
土類元素を使用し、さらに、純度99.5%以上の添加元素
を使用し、これらを第1表に示す組成合金となる如く配
合し、これらを高周波溶解しその後水冷銅鋳型に鋳造
し、第1表の各組成の鋳塊を得た。なお、第1表におい
て、組成No1,2,3,6,7,8,16,23(*印)が特許請求の範
囲に限定する範囲のものであり、上記以外は発明者らが
知見した新規な組成を示す参考例である。 その後、インゴットをスタンプミルにより粗粉砕し、
次にボールミルにより微粉砕して粒度2μmの微粉末を
得た。 この微粉末を金型に挿入して10kOeの磁界中で配向
し、磁界に直角方法に1ton/cm2の圧力で成形した。 得られた成形体を、1060℃、1.5時間、Ar雰囲気中の
条件で焼結し、その後放冷し、さらにAr中での800℃で
1時間と630℃で1.5時間の2段時効処理を施して、永久
磁石を作製した。 得られた各永久磁石材料のBr、(BH)maxの値を、振
動型磁力計(VSM)を用いて77Kの温度にて測定した。第
1表にその結果を示す。なお、(BH)maxについては室
温時における測定結果を併記する。 また、第1表の本発明組成No.1、No.2及び比較例のN
o.27については、77K〜300Kの温度変化と最大エネルギ
ー積の関係を測定して第4図に示す。なお、第4図に
は、組成No.1は実線●印、組成No.2は実線○印、組成N
o.27は実線△印で表示してある。さらに、第5図には、
本発明組成No.3の永久磁石材料の77Kにおける減磁曲線
を示す。 第1表及び第5図から明らかなように、この発明によ
る永久磁石材料は、超低温域において、磁気特性が大き
く向上し、核磁気共鳴断層撮影装置、アンジュレーター
装置あるいは高速荷電粒子線収束装置、磁気ベアリング
等に用いられる超低温用高保磁力高時速密度永久磁石材
料に最適なことが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による永久磁石材料の温度変化と磁気
特性の関係を示すグラフである。 第2図は比較永久磁石材料の温度変化と磁気特性の関係
を示すグラフである。 第3図は比較永久磁石材料の温度変化と最大エネルギー
積の関係を示すグラフである。 第4図はこの発明による永久磁石材料及び比較永久磁石
材料の温度変化と最大エネルギー積の関係を示すグラフ
である。 第5図は、第1表の本発明組成No.3の永久磁石材料の77
Kにおける減磁曲線を示すグラフである。
特性の関係を示すグラフである。 第2図は比較永久磁石材料の温度変化と磁気特性の関係
を示すグラフである。 第3図は比較永久磁石材料の温度変化と最大エネルギー
積の関係を示すグラフである。 第4図はこの発明による永久磁石材料及び比較永久磁石
材料の温度変化と最大エネルギー積の関係を示すグラフ
である。 第5図は、第1表の本発明組成No.3の永久磁石材料の77
Kにおける減磁曲線を示すグラフである。
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フロントページの続き
(72)発明者 松浦 裕
大阪府三島郡島本町江川2−15―17 住
友特殊金属株式会社山崎製作所内
(72)発明者 佐川 真人
大阪府三島郡島本町江川2−15―17 住
友特殊金属株式会社山崎製作所内
(56)参考文献 特開 昭60−9852(JP,A)
特開 昭59−46008(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.Fe−B−R系永久磁石材料において、R(但しRは
Pr)10原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe65原
子%〜80原子%であり、主相が正方晶相より構成され、
150K以下で40MGOe以上の(BH)maxを有することを特徴
とする超低温用永久磁石材料。 2.Fe−B−R系永久磁石材料において、R(但しRは
Pr)10原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe及び
Co65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)であ
り、主相が正方晶相より構成され、150K以下で40MGOe以
上の(BH)maxを有することを特徴とする超低温用永久
磁石材料。 3.Fe−B−R系永久磁石材料において、R(但しRは
Pr)10原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe65原
子%〜80原子%、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、M
o、W、Sb、Ge、Sn、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種ま
たは2種以上が0.1原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原
子%以下、Znは1.1原子%以下)であり、主相が正方晶
相より構成され、150K以下で40MGOe以上の(BH)maxを
有することを特徴とする超低温用永久磁石材料。 4.Fe−B−R系永久磁石材料において、R(但しRは
Pr)10原子%〜30原子%、B2原子%〜28原子%、Fe及び
Co65原子%〜80原子%(但しCoはFeの20%以下)であ
り、Al、Ti、V、Cr、Mn、Bi、Nb、Ta、Mo、W、Sb、G
e、Sn、Zr、Ni、Si、Zn、Hfのうち1種または2種以上
が0.1原子%〜3原子%(但し、Sbは2.5原子%以下、Zn
は1.1原子%以下)であり、主相が正方晶相より構成さ
れ、150K以下で40MGOe以上の(BH)maxを有することを
特徴とする超低温用永久磁石材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60085256A JP2720027B2 (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 超低温用永久磁石材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60085256A JP2720027B2 (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 超低温用永久磁石材料 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8115805A Division JP2983902B2 (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 超低温用永久磁石材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61243153A JPS61243153A (ja) | 1986-10-29 |
JP2720027B2 true JP2720027B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13853489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60085256A Expired - Lifetime JP2720027B2 (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 超低温用永久磁石材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6472502A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-17 | Hitachi Metals Ltd | Permanent magnet for accelerating particle beam |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5946008A (ja) * | 1982-08-21 | 1984-03-15 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 永久磁石 |
JPS609852A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-18 | ゼネラル・モ−タ−ズ・コ−ポレ−シヨン | 高エネルギ−積の稀土類−鉄磁石合金 |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP60085256A patent/JP2720027B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61243153A (ja) | 1986-10-29 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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