JP2719572B2 - 替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付け構造 - Google Patents
替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付け構造Info
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- JP2719572B2 JP2719572B2 JP62184566A JP18456687A JP2719572B2 JP 2719572 B2 JP2719572 B2 JP 2719572B2 JP 62184566 A JP62184566 A JP 62184566A JP 18456687 A JP18456687 A JP 18456687A JP 2719572 B2 JP2719572 B2 JP 2719572B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、鋸柄に対して、鋸刃を任意に取り替える
ように構成した替え刃式鋸における鋸刃の取り付け構造
に関するものである。 (従来技術) 従来一般に使用せられている木工用の鋸にあっては、
柄の先端に鋸刃を固定した構成となっており、鋸刃の切
れ味が止んだ場合には、刃に目立てを施すことによって
その切れ味を維持する構成となっていたのであるが、最
近では、このような目立て作業の面倒さから、鋸柄に対
して鋸刃を任意に取り替え得るように形成した替え刃式
の鋸が多く使用せられるようになっているのである。 しかし、このような替え刃式の鋸にあっては、鋸替え
刃との着脱手段として、鋸柄の先端部に、「U」字状の
折り曲げ金具を取り付け、鋸刃の取り付けに際しては、
該折り曲げ金具の間隙部内に鋸刃の基部を挟み込んだ状
態として差し入れるとともに、鋸刃の背部を折り曲げ金
具の底部で受け止めるように構成したものが大多数を占
めているのであるが、このような構成のものにあって
は、その構成上、片刃式の鋸にしか使用出来ないという
欠点があるのである。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、両刃式鋸にあっても任意に着脱し得る鋸
刃の取り付け構造に関するものであって、従来の構成の
ものにみられた上記のような欠点を除去しようとするも
のである。 〔構成〕 (問題を解決するための手段、作用) この発明は、両刃式の鋸を替え刃式にするための鋸柄
と鋸刃との取り付け構造に関するものであって、基部に
鋸刃の端部を差し入れ得る間隙部を有し先端部に板状部
を有する折り曲げ金具を柄の先端部に取り付けるととも
に、該折り曲げ金具の間隙部内と板状部とにそれぞれ鋸
刃係止突起を形成し、鋸刃と柄部との取り付けに際して
は、鋸刃に形成した掛け合わせ部を、金具における鋸刃
係止突起に係止させる一方、金具の板状部に形成した突
起によって鋸刃を受け止め固定させ、鋸刃の取外しに際
しては、鋸刃を屈曲させることによって、その受け止め
固定状態を解除し得るようにしようとするものである。 (実施例) 図面にもとづいて、この発明に係る柄と鋸刃との取り
付け構造を説明すると、鋸本体1は、第1図並びに第2
図に示す通り、先端部に金具6を取り付けた柄2と、基
部に掛け合わせ部10、11を形成した鋸刃3をもって構成
せられており、鋸刃3と柄2との取り付けに際しては、
鋸刃3に形成した掛け合わせ部10並びに11を、金具6に
おける鋸刃係止突起7並びに8に係止させることによっ
て固定し得るように構成した概略構成となっているので
ある。 すなわち、柄2は、第1図並びに第2図に示す通り、
その先端に、金具6を取り付けた構成とななっているの
であるが、金具6は、第3図乃至第5図に示す通り、柄
2との取り付け部12、鋸刃3を差し入れ得る間隙部4を
形成するための折り曲げ部15、並びに、間隙部を有しな
い板状部5をもって形成せられており、しかも、間隙部
4には差し渡し状に配置させた突起7を形成すると同時
に、板状部5の側部にも鋸刃係止突起8が形成せられた
構成となっており、柄との取り付け部12を、柄2の先端
部に押し入れることによって柄との取り付けがなされる
のである。なお、間隙部4並びに板状部5における突起
7・8は、第6図に示す通り、金具6に対するプレス加
工によって押し出し成形することによって形成すること
も可能であるし、また、別部材を熔着させることによっ
て形成することも可能であるし、また、板状部5に形成
する突起8のの別実施例としては、第7図に示す通り、
板状部5の端縁部に立ち上がり状の板状突起8を一体形
成し、鋸刃3の端縁部を直接受け止め固定するような構
成とすることも可能である。 鋸刃3は、第1図乃至第6図に示す通り、横挽、縦挽
の両方の歯を一枚の鋸身に刻み込んだ構成の両刃鋸であ
り、あご部13からは金具6との取り付け部14が形成せら
れていると同時に、該取り付け部14には、金具6に形成
した突起7・8の位置に対応させた形の掛け合わせ部10
並びに11を形成した構成となっているのである。おな、
金具6を第7図に示すような構成とした場合にあって
は、鋸刃3における掛け合わせ部11は不必要である。 この発明に係る鋸刃と鋸柄との取り付け構造は上記の
ような構成であるが、鋸柄への鋸刃の取り付けに際して
は、鋸刃3における取り付け部14の端部を間隙部4内に
差し入れることによって、掛け合わせ部10を突起7に掛
け止めると同時に、鋸刃3をやや屈曲させながら回動さ
せ、金具6における突起8と鋸刃3における掛け合わせ
部11とを一致させた状態とさせた後、その屈曲状態を解
除させるという操作によって行い得るし、また、鋸刃3
の取外しに際しては、鋸刃3をやや屈曲させ、突起8に
よる鋸刃3の受け止め状態を解除させた後、鋸刃3を反
対方向に回動させるという操作によって行い得るのであ
る。 〔効果〕 (発明の効果) この発明に係る替え刃式鋸における柄と鋸との取り付
け構造は上記のような構成であって、柄と鋸刃との着脱
を、鋸刃の基部をやや屈曲させるという極めて簡単な操
作によって行い得ると同時に、取り付けた場合にあって
は、金具6に対して鋸刃3は何れの方向に対しても確実
に固定せられた状態となるため、両刃式の鋸にあっても
採用し得るという利点があるのである。
ように構成した替え刃式鋸における鋸刃の取り付け構造
に関するものである。 (従来技術) 従来一般に使用せられている木工用の鋸にあっては、
柄の先端に鋸刃を固定した構成となっており、鋸刃の切
れ味が止んだ場合には、刃に目立てを施すことによって
その切れ味を維持する構成となっていたのであるが、最
近では、このような目立て作業の面倒さから、鋸柄に対
して鋸刃を任意に取り替え得るように形成した替え刃式
の鋸が多く使用せられるようになっているのである。 しかし、このような替え刃式の鋸にあっては、鋸替え
刃との着脱手段として、鋸柄の先端部に、「U」字状の
折り曲げ金具を取り付け、鋸刃の取り付けに際しては、
該折り曲げ金具の間隙部内に鋸刃の基部を挟み込んだ状
態として差し入れるとともに、鋸刃の背部を折り曲げ金
具の底部で受け止めるように構成したものが大多数を占
めているのであるが、このような構成のものにあって
は、その構成上、片刃式の鋸にしか使用出来ないという
欠点があるのである。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、両刃式鋸にあっても任意に着脱し得る鋸
刃の取り付け構造に関するものであって、従来の構成の
ものにみられた上記のような欠点を除去しようとするも
のである。 〔構成〕 (問題を解決するための手段、作用) この発明は、両刃式の鋸を替え刃式にするための鋸柄
と鋸刃との取り付け構造に関するものであって、基部に
鋸刃の端部を差し入れ得る間隙部を有し先端部に板状部
を有する折り曲げ金具を柄の先端部に取り付けるととも
に、該折り曲げ金具の間隙部内と板状部とにそれぞれ鋸
刃係止突起を形成し、鋸刃と柄部との取り付けに際して
は、鋸刃に形成した掛け合わせ部を、金具における鋸刃
係止突起に係止させる一方、金具の板状部に形成した突
起によって鋸刃を受け止め固定させ、鋸刃の取外しに際
しては、鋸刃を屈曲させることによって、その受け止め
固定状態を解除し得るようにしようとするものである。 (実施例) 図面にもとづいて、この発明に係る柄と鋸刃との取り
付け構造を説明すると、鋸本体1は、第1図並びに第2
図に示す通り、先端部に金具6を取り付けた柄2と、基
部に掛け合わせ部10、11を形成した鋸刃3をもって構成
せられており、鋸刃3と柄2との取り付けに際しては、
鋸刃3に形成した掛け合わせ部10並びに11を、金具6に
おける鋸刃係止突起7並びに8に係止させることによっ
て固定し得るように構成した概略構成となっているので
ある。 すなわち、柄2は、第1図並びに第2図に示す通り、
その先端に、金具6を取り付けた構成とななっているの
であるが、金具6は、第3図乃至第5図に示す通り、柄
2との取り付け部12、鋸刃3を差し入れ得る間隙部4を
形成するための折り曲げ部15、並びに、間隙部を有しな
い板状部5をもって形成せられており、しかも、間隙部
4には差し渡し状に配置させた突起7を形成すると同時
に、板状部5の側部にも鋸刃係止突起8が形成せられた
構成となっており、柄との取り付け部12を、柄2の先端
部に押し入れることによって柄との取り付けがなされる
のである。なお、間隙部4並びに板状部5における突起
7・8は、第6図に示す通り、金具6に対するプレス加
工によって押し出し成形することによって形成すること
も可能であるし、また、別部材を熔着させることによっ
て形成することも可能であるし、また、板状部5に形成
する突起8のの別実施例としては、第7図に示す通り、
板状部5の端縁部に立ち上がり状の板状突起8を一体形
成し、鋸刃3の端縁部を直接受け止め固定するような構
成とすることも可能である。 鋸刃3は、第1図乃至第6図に示す通り、横挽、縦挽
の両方の歯を一枚の鋸身に刻み込んだ構成の両刃鋸であ
り、あご部13からは金具6との取り付け部14が形成せら
れていると同時に、該取り付け部14には、金具6に形成
した突起7・8の位置に対応させた形の掛け合わせ部10
並びに11を形成した構成となっているのである。おな、
金具6を第7図に示すような構成とした場合にあって
は、鋸刃3における掛け合わせ部11は不必要である。 この発明に係る鋸刃と鋸柄との取り付け構造は上記の
ような構成であるが、鋸柄への鋸刃の取り付けに際して
は、鋸刃3における取り付け部14の端部を間隙部4内に
差し入れることによって、掛け合わせ部10を突起7に掛
け止めると同時に、鋸刃3をやや屈曲させながら回動さ
せ、金具6における突起8と鋸刃3における掛け合わせ
部11とを一致させた状態とさせた後、その屈曲状態を解
除させるという操作によって行い得るし、また、鋸刃3
の取外しに際しては、鋸刃3をやや屈曲させ、突起8に
よる鋸刃3の受け止め状態を解除させた後、鋸刃3を反
対方向に回動させるという操作によって行い得るのであ
る。 〔効果〕 (発明の効果) この発明に係る替え刃式鋸における柄と鋸との取り付
け構造は上記のような構成であって、柄と鋸刃との着脱
を、鋸刃の基部をやや屈曲させるという極めて簡単な操
作によって行い得ると同時に、取り付けた場合にあって
は、金具6に対して鋸刃3は何れの方向に対しても確実
に固定せられた状態となるため、両刃式の鋸にあっても
採用し得るという利点があるのである。
【図面の簡単な説明】
添付図面はこの発明の一実施例を示すものであって、第
1図は鋸の全体を示す側面図、第2図は柄並びに鋸刃の
全体を示す側面図、第3図並びに第4図は金具への鋸刃
の取り付け状態を示す斜視図、第5図は金具の構成を示
す一部切欠斜視図、第6図並びに第7図は金具の別実施
例を示す斜視図である。 1……鋸本体、2……柄、3……鋸刃、4……間隙部、
5……板状部、6……金具、7・8……突起、10……掛
け止め部
1図は鋸の全体を示す側面図、第2図は柄並びに鋸刃の
全体を示す側面図、第3図並びに第4図は金具への鋸刃
の取り付け状態を示す斜視図、第5図は金具の構成を示
す一部切欠斜視図、第6図並びに第7図は金具の別実施
例を示す斜視図である。 1……鋸本体、2……柄、3……鋸刃、4……間隙部、
5……板状部、6……金具、7・8……突起、10……掛
け止め部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.柄2の先端部に、鋸刃3を差し入れ得る間隙部4を
有する折り曲げ部15に続いて、間隙部4を有せず、側部
が開放した板状部5を連続させた金具6を取り付けると
ともに、金具6の間隙部内と板状部5とにそれぞれ鋸刃
係止突起7並びに8を形成し、鋸刃3と柄2との取り付
けに際しては、鋸刃3に形成した掛け合わせ部10を突起
7に係止させると同時に、金具6の板状部5に形成した
突起8によって鋸刃3を受け止めて固定し得るように
し、鋸刃3の取り外しに際しては、鋸刃3が板状部5か
ら離れた状態となる屈曲させることにより、係止突起8
による鋸刃3の係合状態を解除し得るように構成したこ
とを特徴とする替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62184566A JP2719572B2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62184566A JP2719572B2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6427864A JPS6427864A (en) | 1989-01-30 |
JP2719572B2 true JP2719572B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=16155450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62184566A Expired - Fee Related JP2719572B2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 替え刃式鋸における柄と鋸刃との取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2719572B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2535550Y2 (ja) * | 1990-06-05 | 1997-05-14 | 三菱重工業株式会社 | 水中移動型検査装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61196001U (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-06 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP62184566A patent/JP2719572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6427864A (en) | 1989-01-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |