JP2603353Y2 - スクレーパー用刃 - Google Patents
スクレーパー用刃Info
- Publication number
- JP2603353Y2 JP2603353Y2 JP1993016921U JP1692193U JP2603353Y2 JP 2603353 Y2 JP2603353 Y2 JP 2603353Y2 JP 1993016921 U JP1993016921 U JP 1993016921U JP 1692193 U JP1692193 U JP 1692193U JP 2603353 Y2 JP2603353 Y2 JP 2603353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- scraper
- scraper blade
- handle
- back metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、柄に対して刃を自由
に交換し得るスクレーパー用刃の改良に関するものであ
る。
に交換し得るスクレーパー用刃の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】クロスや床タイル等の貼り替え作業に際
しては、クロスや床タイルを剥いだ後、壁面や床面に付
着した糊等の残留物を除去し、新たな作業に備えて壁面
や床面を平滑にする必要があるのであるが、このような
作業に際しては、柄部の先端に弾力性を有する鋼板をも
って形成せられた刃をリベット等により一体的に取り付
けた構成のスクレーパーが使用されるのが普通である。
しては、クロスや床タイルを剥いだ後、壁面や床面に付
着した糊等の残留物を除去し、新たな作業に備えて壁面
や床面を平滑にする必要があるのであるが、このような
作業に際しては、柄部の先端に弾力性を有する鋼板をも
って形成せられた刃をリベット等により一体的に取り付
けた構成のスクレーパーが使用されるのが普通である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この種のスク
レーパーにあっては、作業を行なう箇所や除去しようと
する付着物等の違いにより、刃巾や刃厚の異ったのもの
が使用されるのが普通であるが、従来のものにみられる
ように、柄に対して刃を一体的に取り付けた構成となっ
ている場合には、それぞれの作業に応じて多くの種類の
スクレーパーを用意しなければならないという不便さが
あるし、また、使用中に刃先が損傷したり、あるいは摩
耗変形したような場合には、新しいスクレーパーを調達
しなければならないという不便さがあるのである。特
に、コンクリートの表面に対して作業を行なうような場
合には、スクレーパーの刃の角が酷使される結果、極め
て短時間のうちに角部が丸く摩耗してしまうことになる
のであるが、その都度新しいスクレーパーを調達しなけ
ればならないとしたら、非常に不経済であるという欠点
があるのである。この考案は、スクレーパーの柄に対し
刃を自由に取り替え得るようにすることによって、従来
の構成のものにみられたこのような欠点を除去しようと
するものである。
レーパーにあっては、作業を行なう箇所や除去しようと
する付着物等の違いにより、刃巾や刃厚の異ったのもの
が使用されるのが普通であるが、従来のものにみられる
ように、柄に対して刃を一体的に取り付けた構成となっ
ている場合には、それぞれの作業に応じて多くの種類の
スクレーパーを用意しなければならないという不便さが
あるし、また、使用中に刃先が損傷したり、あるいは摩
耗変形したような場合には、新しいスクレーパーを調達
しなければならないという不便さがあるのである。特
に、コンクリートの表面に対して作業を行なうような場
合には、スクレーパーの刃の角が酷使される結果、極め
て短時間のうちに角部が丸く摩耗してしまうことになる
のであるが、その都度新しいスクレーパーを調達しなけ
ればならないとしたら、非常に不経済であるという欠点
があるのである。この考案は、スクレーパーの柄に対し
刃を自由に取り替え得るようにすることによって、従来
の構成のものにみられたこのような欠点を除去しようと
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この考案は、柄に対して
刃を自由に取り替え得る構成のスクレーパーに使用する
ための替え刃に関するものであって、先端縁部に直線状
の刃部を形成するとともに、手前側に、背金への掛け止
め部を形成し、該掛け止め部を背金に掛け合わせた後、
刃全体を回動させることによって、柄に対して刃を固定
させ得るようにしようとするものである。
刃を自由に取り替え得る構成のスクレーパーに使用する
ための替え刃に関するものであって、先端縁部に直線状
の刃部を形成するとともに、手前側に、背金への掛け止
め部を形成し、該掛け止め部を背金に掛け合わせた後、
刃全体を回動させることによって、柄に対して刃を固定
させ得るようにしようとするものである。
【０００５】
【実施例】図面に基づいて、この考案の一実施例を説明
すると、スクレーパー用刃１は、図１乃至図３に示すと
おり、巾広状の鋼板の手前側背部４を丸みを持たせた円
弧状に形成するとともに、その内側部に半円状の切り欠
部を形成することによって凹部５を形成し、円弧部から
先端側に向けて直線状の縁部９、並びに外側に張り出し
た形の斜め状の縁部１０を順次形成し、かつ、横方向に
配置せられた直線状の縁部に研磨加工を施すことによっ
て刃部８が形成せられた構成となっているのである。一
方、上記スクレーパー用刃１を取り付けるための柄２
は、その先端部に、スクレーパー用刃１を挟み込み支持
するための背金３が取り付けられた構成となっており、
該背金３は、図１乃至図３に示すとりお、鋼板を「Ｕ」
字状に折り曲げ屈曲させるとともに、それにより形成せ
られた間隙部１１内に、スクレーパー用刃１に形成せら
れた凹部５を掛け止めるための掛け止め部６が形成せら
れており、また、背金３の先方側には、スクレーパー用
刃１を挟み込み支持するするための締め付け部７が形成
せられた構成となっており、スクレーパー用刃１を背金
３に取り付けるに際しては、背金３の間隙部１１内にス
クレーパー用刃１の背部４を差し入れ、スクレーパー用
刃１に形成せられた凹部５を、背金３に形成せられた掛
け止め部６に掛け合わせた後、スクレーパー用刃１全体
を回動させ、スクレーパー用刃１の縁部を締め付け部７
内に圧入させるという要領によって行なわれ、また、ス
クレーパー用刃１を柄２から取り外す場合には、スクレ
ーパー用刃１を取り付け時とは逆の方向に回動させるこ
とによって締め付け部７による押圧状態を解除するとと
もに、スクレーパー用刃１に形成した凹部６と背金３に
形成した掛け止め部６との係合状態を解除した後、スク
レーパー用刃１を背金３に形成せられた間隙部１１より
取り出すという方法により行なわれるのである。上記
は、請求項１に付いての実施例を示したものであるが、
請求項２に付いての一実施例を説明すると、スクレーパ
ー用刃１は、図４乃至図６に示すとおり、巾広状の鋼板
の基部位置に、突起１２を形成するとともに、該突起１
２の後方側には、下方方向に向けて突出した形の延出部
１３を形成し、また、突起１２の先端側からは、直線状
の縁部９、並びに外側に張り出した形の斜め状の縁部１
０を順次形成し、かつ、横方向に配置せられた直線状の
縁部に研磨加工を施すことによって刃部８が形成せられ
た構成となっているのである。また、上記スクレーパー
用刃１を取り付けるための柄２は、その先端部に、スク
レーパー用刃１を挟み込み支持するための背金３が取り
付けられた構成となっており、該背金３は、図５並びに
図６に示すとりお、鋼板を「Ｕ」字状に折り曲げ屈曲さ
せるとともに、その折り曲げ背部に、スクレーパー用刃
１に形成せられた突起１２の基部を差し入れ得る形の切
り欠孔１４が形成せられており、また、背金３の先方側
には、スクレーパー用刃１を挟み込み支持するするため
の締め付け部７が形成せられた構成となっており、スク
レーパー用刃１を背金３に取り付けるに際しては、背金
３の間隙部内にスクレーパー用刃１の背部４を差し入
れ、スクレーパー用刃１に形成せられた延出部１３を背
金３の切り欠孔１４内に差し入れ、該延出部１３を背金
３の縁部より突出させた状態として引っ掛けた後、スク
レーパー用刃１全体を回動させ、スクレーパー用刃１の
縁部を締め付け部７内に圧入させるという要領によって
行なわれるのである。
すると、スクレーパー用刃１は、図１乃至図３に示すと
おり、巾広状の鋼板の手前側背部４を丸みを持たせた円
弧状に形成するとともに、その内側部に半円状の切り欠
部を形成することによって凹部５を形成し、円弧部から
先端側に向けて直線状の縁部９、並びに外側に張り出し
た形の斜め状の縁部１０を順次形成し、かつ、横方向に
配置せられた直線状の縁部に研磨加工を施すことによっ
て刃部８が形成せられた構成となっているのである。一
方、上記スクレーパー用刃１を取り付けるための柄２
は、その先端部に、スクレーパー用刃１を挟み込み支持
するための背金３が取り付けられた構成となっており、
該背金３は、図１乃至図３に示すとりお、鋼板を「Ｕ」
字状に折り曲げ屈曲させるとともに、それにより形成せ
られた間隙部１１内に、スクレーパー用刃１に形成せら
れた凹部５を掛け止めるための掛け止め部６が形成せら
れており、また、背金３の先方側には、スクレーパー用
刃１を挟み込み支持するするための締め付け部７が形成
せられた構成となっており、スクレーパー用刃１を背金
３に取り付けるに際しては、背金３の間隙部１１内にス
クレーパー用刃１の背部４を差し入れ、スクレーパー用
刃１に形成せられた凹部５を、背金３に形成せられた掛
け止め部６に掛け合わせた後、スクレーパー用刃１全体
を回動させ、スクレーパー用刃１の縁部を締め付け部７
内に圧入させるという要領によって行なわれ、また、ス
クレーパー用刃１を柄２から取り外す場合には、スクレ
ーパー用刃１を取り付け時とは逆の方向に回動させるこ
とによって締め付け部７による押圧状態を解除するとと
もに、スクレーパー用刃１に形成した凹部６と背金３に
形成した掛け止め部６との係合状態を解除した後、スク
レーパー用刃１を背金３に形成せられた間隙部１１より
取り出すという方法により行なわれるのである。上記
は、請求項１に付いての実施例を示したものであるが、
請求項２に付いての一実施例を説明すると、スクレーパ
ー用刃１は、図４乃至図６に示すとおり、巾広状の鋼板
の基部位置に、突起１２を形成するとともに、該突起１
２の後方側には、下方方向に向けて突出した形の延出部
１３を形成し、また、突起１２の先端側からは、直線状
の縁部９、並びに外側に張り出した形の斜め状の縁部１
０を順次形成し、かつ、横方向に配置せられた直線状の
縁部に研磨加工を施すことによって刃部８が形成せられ
た構成となっているのである。また、上記スクレーパー
用刃１を取り付けるための柄２は、その先端部に、スク
レーパー用刃１を挟み込み支持するための背金３が取り
付けられた構成となっており、該背金３は、図５並びに
図６に示すとりお、鋼板を「Ｕ」字状に折り曲げ屈曲さ
せるとともに、その折り曲げ背部に、スクレーパー用刃
１に形成せられた突起１２の基部を差し入れ得る形の切
り欠孔１４が形成せられており、また、背金３の先方側
には、スクレーパー用刃１を挟み込み支持するするため
の締め付け部７が形成せられた構成となっており、スク
レーパー用刃１を背金３に取り付けるに際しては、背金
３の間隙部内にスクレーパー用刃１の背部４を差し入
れ、スクレーパー用刃１に形成せられた延出部１３を背
金３の切り欠孔１４内に差し入れ、該延出部１３を背金
３の縁部より突出させた状態として引っ掛けた後、スク
レーパー用刃１全体を回動させ、スクレーパー用刃１の
縁部を締め付け部７内に圧入させるという要領によって
行なわれるのである。
【０００６】
【考案の効果】この考案にかかるスクレーパー用刃は上
記のような構成であって、施工作業中にスクレーパーの
刃部が損傷したり変形摩耗したような場合にあっては、
刃のみを取り替えることによって、新品のスクレーパー
としての機能を発揮させることができるし、また、ワン
タッチ操作により刃のみを交換することが可能であるた
め、厚さや刃巾の異るものが必要となった場合には、そ
れぞれの作業に適したしものを自由に選択して使用する
ことができるという便利さがあるのである。さらに、柄
の先端部に背金を取り付け、背金に掛止め部を形成した
構成のものは、替え刃式鋸の柄として存在し、種々の作
業現場で使用されているのであるが、本願考案にかかる
スクレーパー用刃にあっては、この種の構成の柄に対し
ても取り付けることができ、鋸での作業中にスクレーパ
ーでの作業が必要となったような場合は、鋸刃を取り外
し、スクレーパー用刃１に取り替えることにより、スク
レーパーとしての機能を発揮させ得るという便利さがあ
るのである。
記のような構成であって、施工作業中にスクレーパーの
刃部が損傷したり変形摩耗したような場合にあっては、
刃のみを取り替えることによって、新品のスクレーパー
としての機能を発揮させることができるし、また、ワン
タッチ操作により刃のみを交換することが可能であるた
め、厚さや刃巾の異るものが必要となった場合には、そ
れぞれの作業に適したしものを自由に選択して使用する
ことができるという便利さがあるのである。さらに、柄
の先端部に背金を取り付け、背金に掛止め部を形成した
構成のものは、替え刃式鋸の柄として存在し、種々の作
業現場で使用されているのであるが、本願考案にかかる
スクレーパー用刃にあっては、この種の構成の柄に対し
ても取り付けることができ、鋸での作業中にスクレーパ
ーでの作業が必要となったような場合は、鋸刃を取り外
し、スクレーパー用刃１に取り替えることにより、スク
レーパーとしての機能を発揮させ得るという便利さがあ
るのである。
【図１】この考案にかかるスクレーパー用刃本体を柄に
取り付けた状態を示す正面図である。
取り付けた状態を示す正面図である。
【図２】この考案にかかるスクレーパー用刃本体並びに
柄の構成を示す正面図である。
柄の構成を示す正面図である。
【図３】この考案にかかるスクレーパー用刃本体を背金
に取り付け状態を示す一部切り欠正面図である。
に取り付け状態を示す一部切り欠正面図である。
【図４】この考案にかかるスクレーパー用刃本体を示す
正面図である。
正面図である。
【図５】この考案にかかるスクレーパー用刃本体の柄へ
の取り付け要領を示す正面図である。
の取り付け要領を示す正面図である。
【図６】この考案にかかるスクレーパー用刃を背金に取
り付け状態を示す一部切り欠正面図である。
り付け状態を示す一部切り欠正面図である。
１ スクレーパー用刃 ２ 柄 ３ 背金 ５ 凹部 ６ 掛け止め部 ８ 刃部 １２ 突起 １３ 延出部 １４ 切り欠孔
Claims (2)
- 【請求項１】 先端縁部に直線状の刃部８を形成すると
ともに、手前側に、一方側が開口した切り欠凹部５を形
成し、該凹部５を柄２の背金３に形成した掛止め部６に
掛け合わせた後、刃１全体を回動させることによって柄
２に対して固定させ得るように構成したことを特徴とす
るスクレーパー用刃。 - 【請求項２】 先端縁部に直線状の刃部８を形成すると
ともに、基部側に延出部１３を有する突起１２を形成
し、背金３への装着に際しては、突起１２を背金３の上
縁部に形成した切り欠孔１４内に差し入れた状態とした
後、刃１全体を回動させることによって柄２に対して固
定させ得るように構成したことを特徴とするスクレーパ
ー用刃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993016921U JP2603353Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | スクレーパー用刃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993016921U JP2603353Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | スクレーパー用刃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671745U JPH0671745U (ja) | 1994-10-07 |
| JP2603353Y2 true JP2603353Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=11929596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993016921U Expired - Fee Related JP2603353Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | スクレーパー用刃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603353Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6995269B2 (ja) * | 2017-03-13 | 2022-01-14 | 株式会社みろく | スクレーパー |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP1993016921U patent/JP2603353Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0671745U (ja) | 1994-10-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |