JP2719503B2 - 建築用型枠 - Google Patents

建築用型枠

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JP2719503B2
JP2719503B2 JP2260995A JP2260995A JP2719503B2 JP 2719503 B2 JP2719503 B2 JP 2719503B2 JP 2260995 A JP2260995 A JP 2260995A JP 2260995 A JP2260995 A JP 2260995A JP 2719503 B2 JP2719503 B2 JP 2719503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築用型枠に関し、特に
型パネルと枠骨組みを一体に規格化して型枠をユニット
化し、組立を容易にすると共に作業効率を高め、かつ広
範囲に利用可能でコストを軽減できる建築用型枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般の高層集合住宅や高層オフィスビル
における各フロアの間取りは生産性やコストに対する配
慮から殆どの場合がほぼ一定の設計がなされている。特
に、近年、公共団体が建築している高層アパート団地
は、間取りは統一した規格のもとで大規模に建築されて
いるため、型枠も建築方式の変遷に応じて従来から使用
されている木材型枠から現在のメタルフォーム型枠に発
展している。
【0003】このメタルフォームパネルは、図7に示す
ように、鋼製のパネル100、枠組み120及び強化梁
130によって構成される。枠組み120とパネル10
0との接触面積を広げることにより、パネル100の変
形を防止するために、図8及び図9に示すように、枠組
み120とパネル100との間に多数の支持梁140を
設けている。また、図7で示すように、形成しようとす
るコンクリート壁の表裏両面に配置される各パネル10
0の互いに対応する位置に通孔150を穿設し、それぞ
れ組立られて表裏両面に相対する両パネル100の間に
ロッドを架設し、コンクリート壁の厚さとなる両パネル
100間に形成されるコンクリートモルタル打込み空間
の幅を一定に保持し、相対するパネル100がコンクリ
ートモルタル打込み空間に流し込んだコンクリートモル
タルの圧力によって撓みや膨らみを生じないようにす
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のメ
タルフォームパネルには、次のような欠点がある。 メタルフォームパネルを組立てるときは、パネル、
枠組み、支持梁及び強化梁を一緒に組み合せるのである
が、一般に、この枠組みの構造は複雑であるため、ま
ず、枠組みを組み立ててから支持梁やパネル及び強化梁
を組み合わせる。よって、上記パネル、枠組み、支持梁
及び強化梁からなる主要構成は、いわば四大部材と言わ
れるものであるが、枠組みの構造が複雑であることから
全体の組立作業はかなり煩わしい。
【0005】間数が多い場合、通常、間取りを規格化
して一定した方が有利ではあるが、高層建築は荷重の増
加に対応して4、5階ごとに柱の断面積が段階的に太く
なるので、それに応じて壁面積が段階的に縮小される。
このように建築物のサイズに変動がある場合は、パネル
を断裁しあるいは継ぎはぎ方式で面積を調整するが、こ
のパネルは同一ビルの定まった数階にしか使用すること
ができず、更に次の工程に使用するに際してサイズが適
合しない可能性がある。この場合、再度断裁あるいは継
ぎはぎ方式でパネルの面積を調整する必要がある。しか
も、この頻度はかなり高い。この間仕切り縮小による型
枠寸法の変化は元来のパネル幅寸法に比べて遥かに小さ
く、よってパネルを小さく裁断して溶接することになる
が、この作業を何度か繰り返すと、パネルの小さい切れ
端が無視できない量となり、時間を費やしコストが高く
なる。
【0006】パネルの裁断される位置は一定しておら
ず、前の工程でロッドを架設するのに適した通孔の相対
位置が断裁されることもあり、この場合、使用上の要求
から新たに位置を替えてパネルに通孔を穿設し直さなけ
ればならず、かつ、それ以前にロッドを挿通していた通
孔からコンクリートモルタルが漏れるのを防ぐために、
孔径が約25mmである通孔を塞がなければならず非常
に不便である。
【0007】この種のメタルフォーム型枠のパネルは
一般に比較的大面積であり、かつ裁断しなければならな
い場合のコストに対する配慮から、図10で示す部屋配
置の設計を例に挙げると、大面積の仕切壁210の型枠
を組立てるのには非常に適するが、廊下220のつき壁
230や広さ僅か740mm程度のパイプシャフト240
などに使用される場合は根本的にパネルを組合せること
ができない。また、この場合、大面積のパネルを裁断し
て組立てるとしても、コストの面から考えると従来の木
材パネルよりも不経済である。よって、現在のメタルフ
ォームパネルは各フロア全体の外側壁または大広間の仕
切り型枠を組立てる場合にのみ使用され、間取りなどは
一般の煉瓦或いは軽い仕切材料によって直接仕切られる
のであり、この点でメタルフォームパネルの使用上の効
果が大きく割り引かれてしまう。
【0008】本発明は、上記従来の建築用型枠パネルに
おける問題点に鑑み、構造が簡単で組立、解体が容易で
適用範囲が広い建築用型枠を提供することを目的として
なされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、コン
クリートモルタル打込部の阻隔面となる単位寸法に設定
したパネル部と、該パネル部の背面側の両側縁に該パネ
ル部と直交して背面向きに延伸するように互いに平行に
形成した一対の側板とを備え、隣接するパネル部の側板
を互いに連結して、各パネル部によりコンクリートモル
タルの堰止め型枠パネル面を形成する複数の主枠と、基
体と、該基体の周辺の上記主枠と連接する側面と、該基
体の周辺の互いに隣接連結する端面とにより升形に組立
られ、各端面を互いに連接して上記堰止め型枠パネル面
の背面側に設けられる複数の補強梁ユニットとを組合せ
てなる建築用型枠を提供するものである。
【0010】上記主枠は一体に成型してもよい。
【0011】上記主枠のパネル部の背面の一方の側板に
外向きに突出する凸縁を形成し、他方の側板に該凸縁と
対応して互いに嵌合する凹縁を設けてもよい。
【0012】上記主枠はアルミ又はアルミ合金で形成し
てもよい。
【0013】上記組立完了した複数の主枠の各パネル部
に保護塗料を塗装してもよい。
【0014】上記保護塗料をエポキシ樹脂としてもよ
い。
【0015】上記補強梁ユニットを、基体上で一対の側
面を一体に接合した側面を有する中空箱形状とし、該側
面の基体の端面近傍の上下縁に凹陥部を設け、各凹陥部
と最も近い端面との間に接合孔を穿設し、該接合孔に挿
通した螺締部材を隣接した補強梁ユニットの接合孔に螺
止めして補強梁ユニットを連結する構造としてもよい。
【0016】上記複数の主枠の一部の主枠のパネル部に
ロッドを架設固持するための通孔を穿設してもよい。
【0017】
【作用】上記のように構成された本発明に係る建築用型
枠では、その幅寸法が間仕切り寸法の増減分とする単位
寸法に形成しておけば、まず建築体の壁面幅に応じて適
当数の主枠をそのパネル部がコンクリートモルタル打込
部に向かうように配列し、次に、接合孔を利用して各隣
接する主枠を接続固定し、かつ補強梁ユニットを各主枠
の背面に固定させると共に、補強梁ユニット自体をも互
いに接続固定して建築体壁面幅に適合した型枠パネルセ
ットを組立てることができ、この組立完了した型枠パネ
ルセットを二組使って、建築体の厚さを保つ間隔距離に
各型枠パネルセットの互いのパネル部を相対させるよう
に取付け、かつ該両組の型枠パネルセットにおける互い
に相対する位置の主枠の通孔にロッド両端を通して螺締
部材で螺定して、該両組の型枠パネルセットの間隔距離
を牢固に保持すると、該建築体を造るためのコンクリー
トモルタル打込部の型枠を形成することができ、該両型
枠パネルセットは打込んだコンクリートモルタルの側圧
によって開かないようになる。
【0018】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明
について詳細に説明する。図1に示すように、本発明の
第1実施例に係る建築用型枠は、溶接によって一体に形
成された複数個の主枠1及び複数個の補強梁ユニット2
を組合せてなる。
【0019】上記主枠1は金属製であって、図2に示す
ように、コンクリートモルタルを堰止める阻隔面となる
パネル部11及び該パネル部11の背面側の両側縁にパ
ネル部11と直交して背面向きに延伸し、隣接する主枠
1を互いに連接するための側面板12を備えている。該
両側面板12の該パネル部11と接続した側辺と対向す
る側辺にそれぞれ固定部13を溶接している。また、主
枠1には、両側板12の同じ高さ位置に、それぞれ接合
孔14を穿設して特定主枠15としてもよい。
【0020】本実施例では、上記主枠1の幅は100m
m,120mm,140mm,160mm,180mm、及び200m
mの6種の規格サイズに設定している。ただし、主枠1
の幅は、これに限定されず適当な寸法の組み合わせとす
ることができる。主枠1の高さは、一般の建築物におけ
る各フロアの通常の高さよりやや高めに統一したサイズ
で形成している。多数ある主枠1の中から適当数の主枠
1を選出し、それぞれに従来のメタルフォームパネル同
様に控えロッドを掛け渡すための通孔15を穿設し、形
成する壁の寸法に応じた寸法を有する主枠1の連結体
(型枠パネルセット1’)を形成する。
【0021】上記補強梁ユニット2は、直方体状の箱体
であって、基体21、該基体21周壁で相対する一対の
端面22,22及び一対の側面23,23を備えている。
該端面22及び側面23には、それぞれ接合孔24,2
5を設けている。各補強梁ユニット2の長さは上記主枠
1の各種幅サイズに類似した規格サイズに形成する。
【0022】この第1実施例に係る建築用型枠を組立て
る時は、まず、建築体の壁面幅を計ってからその幅に応
じて適宜に配設される異なる幅サイズの主枠1の数を算
出し、その後、図3に示すように、主枠1のパネル部1
1をコンクリートモルタル打込部に向かわせるように配
列させる。次に、接合孔14に挿通した螺合部材31に
より隣接する主枠1を互いに接続固定し、かつ螺接部材
32を金属ワシャ33に貫挿して、該金属ワシャ33の
一端を固定部13に押圧当接させると共に、湾曲状に形
成された金属ワシャ33の他端を補強梁ユニット2に当
接させと、金属ワシャ33と補強梁ユニット2をほぼ平
行に保たせる。この状態で螺合部材32先端を補強梁ユ
ニット2の側面23の接合孔25に貫挿して螺止めする
ことにより、補強梁ユニット2を主枠1に固定する。な
お、上記主枠1の側板12が充分な厚さを有する場合に
は、金属ワシャ33や固定部13を使用せずに、直接補
強梁ユニット2の側面23の接合孔25から螺合部材を
貫挿して主枠1の側板12に係止するように螺合固定し
ても良い。その後、互いに隣合う補強梁ユニット2をそ
れぞれの端面22の接合孔24に挿通した螺合部材34
で螺止めして接続固定する。
【0023】図4に示すように、上記第1実施例に係る
建築用型枠を使用する場合には、組立が完了した二組の
型枠パネルセットを建築体の厚さを保つ間隔距離に互い
のパネル部11が相対するように取付け、かつ該両組の
型枠パネルセットの互いに相対する特定主枠1の通孔1
5に控えロッド35両端を通して螺締部材36により螺
定して、該両組の型枠パネルセットの間隔距離を牢固に
保持し、該両型枠パネルセットが打込んだコンクリート
モルタルの側圧から突張り開かれないように防止するの
である。
【0024】上記本発明の第1実施例に係る建築用型枠
は、従来のこの種の建築用型枠と比較して、下記のよう
な利点を有する。 上記主枠1は単一なパネルユニット部材あり、補強
梁ユニット2と結合して必要とする適当な大きさの型枠
パネルセットを形成することができ、全体の構成として
主枠1と補強梁ユニット2の二つの主要部材を含むのみ
である。この点で、パネルと枠組みを別々に製造してか
ら組合せ、かつ複雑な枠組みを組立完了し、枠組みにパ
ネルとわく組みの接触面積を増大させるための支持梁を
設けてから、パネルと結合して強化梁を取付ける構造で
あって、四つの主要部材から構成される従来の建築用型
枠と比較すると、確実に製造コストや組立時間を節減し
て使用することができ、便利である。
【0025】 上記のように第1実施例の主枠1は、
小形ユニットに規格化されており、そのパネル部11の
幅サイズは100mm,120mm,140mm,160mm,18
0mm及び200mmの6種の規格サイズがあるので、10
0mm以上の幅であれば4種の異なる規格サイズの主枠1
で組立配列することにより、上記6種規格サイズのほか
の寸法の型枠パネルセットを構成することができる。例
えば、型枠パネルセットの幅を220mmとする場合に
は、1個の100mmサイズの主枠1と1個の120mmサ
イズの主枠1を組合わせればよい。また、型枠パネルセ
ットの幅を240mmとする場合には、2個の120mmサ
イズの主を組合わせればよい。型枠パネルセットの幅を
260mmとする場合には、1個の100mmサイズの主枠
1と1個の160mmサイズの主枠1を組合わせればよ
い。型枠パネルセットの幅を280mmとする場合には、
2個の140mmサイズの主枠1を組合わせるか、あるい
は1個の120mmの主枠1と1個の160mmの主枠1を
組合わせればよい。型枠パネルセットの幅を300mmと
する場合には、1個の140mmサイズの主枠1と1個の
160mmサイズの主枠1を組合わせるか、あるいは1個
の120mmの主枠1と1個の180mmの主枠1を組合わ
せればよい。
【0026】このように第1実施例の建築用型枠では、
いわば積木方式で必要とする型枠の幅を組合せれば所望
の幅寸法の型枠パネルセットを得ることができ、型枠パ
ネルセットを多少幅寸法の異なる工程に使用する場合に
は、新たにパネルを製作したり、それまで使用していた
パネルを裁断し、あるいは小型パネルを製作して継ぎ足
す必要がない。例えば、前のフロアのある壁面が360
0mm幅の時に20個の180mmサイズの主枠1を使用す
れば良いのが、続くフロアで柱の断面積が変化したため
にその壁面が3620mm幅になった時は、それまで使用
していた主枠1のうちの1枚の180mmサイズを200
mmサイズのものに取り替えれば良い。このように第1実
施例では、主枠1を裁断しなくても100mm以上の幅で
あれば、いかなる幅サイズの建築体にも適用でき、従来
のメタルフォームパネルのように、この20mm幅の違い
から新たにもう1つのパネルを造るか、その建築体を煉
瓦積みにするか、もしくは軽い仕切材料で仕切るかなど
施工方法について悩む必要がない。
【0027】型枠パネルユニットを構成する主枠1の
うち特定の主枠1に通孔15を穿設するため、建築体の
コンクリートモルタル打込部の表面積や厚さ及び型枠パ
ネルセットの受けるモルタルの側圧に応じて通孔15の
間隔距離及び孔数を決定することができ、型枠パネルセ
ットを組立てる際に、適当な間隔置きに通孔15を備え
た特定主枠1を組合せて、該特定主枠1と相対するもう
一方の型枠パネルセットのそれぞれ部位にも特定主枠1
を設け、ロッド35の両端をそれぞれ通孔15に螺定す
れば、該両型枠パネルセットの間隔距離を打込んだコン
クリートモルタルの側圧に影響されず一定に固持するこ
とができる。
【0028】 規格化された主枠1の最小幅サイズは
100mmであり、従って、狭い廊下のつき壁や広さ僅か
740mm程度のパイプシャフトなどの型枠組立に問題な
く使用することができ、パネルを裁断する必要がないの
で、作業時に、外側壁のほかにその他の仕切壁をも同時
に施工することができ、また、主枠1の幅サイズは上記
6種以外に特殊な需要に対応してより幅大きい若しくは
幅小さいサイズの主枠1を製作してもよい。
【0029】図5は、本発明の第2実施例を示してい
る。この第2実施例では、補強梁ユニット4は、側面4
2,42が基体41上で一体に接続され中空方形状であ
る。また、側面42の端面43近傍の上下縁に凹陥部4
4を設けている。各凹陥部44と、その凹陥部44に最
も近い端面43間に接合孔45を穿設している。更に、
各側面42に複数の接合孔46を設けている。組立時に
は、補強ユニット4は、側面42の接合孔46に挿通し
た螺締部材により主枠1に螺止めされ、同時に上記凹陥
部44と端面43間に穿設された接合孔45に挿通した
螺締部材を隣接の補強梁ユニット4の接合孔45に螺止
めすることにより型枠パネルセットに補強梁ユニット4
を組み付ける。第2実施例のその他の構造及び作用は上
記した第1実施例と同様である。
【0030】図6は、本発明の第3実施例を示してい
る。この第3実施例において、主枠5は軽量なアルミや
アルミ合金を押出し成形により一体成型している。ま
た、主枠5は適当な強度を備えた非金属材料(例えばプ
ラスチック・スチール=Plastic Steel)で一体成型して
製作してもよい。また、主枠5は、その一方の面を平滑
なパネル部51に形成して、該パネル部51の背面両側
に直角に延伸して隣接する両主枠5を接合するための側
板52,53を設けている。一方の側板52には、外向
きに突出する凸縁54を形成している。他方の側板53
には、上記凸縁54と対応して相補形態を呈する凹縁5
5を設けている。また、上記凸縁54と凹縁55には、
それぞれ接合孔56,57を穿設し、並びに該両側板5
2,53の上記パネル部51から遠ざかったそれぞれ側
縁に互いに内側に向く固定部58,59を形成して、主
枠5を規格化された小さいパネルユニットに形成してい
る。使用する時は、上記第1実施例と同様に、組立てよ
うとする型枠の幅度に応じて適当サイズの適当数の主枠
5を配列接続し、さらに補強梁ユニットを取付ければ型
枠パネルセットの組立てが完了する。
【0031】本発明において、上記主枠がアルミ製品で
ある場合は、組立完成した各パネル部に漆類などを塗装
して、型枠を解体する際に、部分乾燥凝固したコンクリ
ートがアルミ製パネルに付着するのを防止する。一方、
ペンキ類も型枠解体後に養生凝固したコンクリート表面
に付着する可能性があるいが、建築体に漆類を塗装しあ
るいはタイルや壁紙を貼るに悪影響をもたらすのであれ
ば、実験よりエポキシ樹脂を各パネル部に塗装すれば建
築体の表面を清浄に保持できる作用があることが判明し
ており、エポキシ樹脂を塗装しておけば、建築体壁面に
漆類を塗装するあるいはタイルなどを貼るのに影響を生
じることがない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る建築用型枠は、従来技術のこの主の型枠における
パネル、わく組み、強化梁及び支持梁などがそれぞれ別
個に存在する煩雑な構造とは異なり、主枠と補強梁ユニ
ットだけで強固な型枠を積木方式に組立てることができ
る上、異なる工程に再び利用できると共に、建築物の間
取りにおける大面積壁面の型枠から狭い廊下のつき壁あ
るいはパイプシャフトの仕切壁など小面積の型枠までの
組立に適用でき、かつ裁断されることがないのでコスト
上の負担を軽減して、型枠の組立効率を高め、従来のメ
タルフォームパネルよりも大幅に経済的効能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る建築用型枠を示す
斜視図である。
【図2】 第1実施例における接合孔を穿設した主枠を
示す斜視図である。
【図3】 第1実施例における主枠と補強梁ユニットの
連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図4】 第1実施例の建築用型枠の使用状態を示す断
面図である。
【図5】 本発明の第2実施例に係る建築用型枠を示す
斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施例における接合孔を穿設し
た主枠を示す斜視図である。
【図7】 従来のメタルフォーム型枠パネルを示す斜視
図である。
【図8】 従来のメタルフォーム型枠における支持梁の
接続状態を示す部分拡大断面図である。
【図9】 従来のメタルフォーム型枠における支持梁の
接続状態を示す部分拡大正面図である。
【図10】 建築物の部屋配置の一例を示す概略平面図
である。
【符号の説明】
1,5 主枠 11,51 パネル部 12,52,53 側板 15 通孔 2,4 補強梁ユニット 21,41 基体 22,43 基体の端面 23,42 基体の側面 44 凹陥部 45 接合孔 54 凸縁 55 凹縁

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートモルタル打込部の阻隔面と
    なる単位寸法に設定したパネル部(11,51)と、該パ
    ネル部(11,51)の背面側の両側縁に該パネル部(1
    1,51)と直交して背面向きに延伸するように互いに
    平行に形成した一対の側板(12,52)とを備え、隣接
    するパネル部(11,51)の側板(12,52)を互いに連
    結して、各パネル部(11)によりコンクリートモルタル
    の堰止め型枠パネル面を形成する複数の主枠(1,5)
    と、 基体(21,41)と、該基体(21,41)の周辺の上記主
    枠(1,5)と連接する側面(23,43)と、該基体(21,
    41)の周辺の互いに隣接連結する端面(22,42)とに
    より升形に組立られ、各端面(22,42)を互いに連接
    して上記堰止め型枠パネル面の背面側に設けられる複数
    の補強梁ユニット(2,4)とを組み合わせてなる建築用
    型枠。
  2. 【請求項2】 上記主枠(5)を一体に成型してなる請求
    項1記載の建築用型枠。
  3. 【請求項3】 上記主枠(5)のパネル部(51)の背面の
    一方の側板(52)に外向きに突出する凸縁(54)を形成
    し、他方の側板(53)に該凸縁(54)と対応して互いに
    嵌合する凹縁(55)を設けてなる請求項2記載の建築用
    型枠。
  4. 【請求項4】 上記主枠(5)をアルミ又はアルミ合金で
    形成してなる請求項2記載の建築用型枠。
  5. 【請求項5】 上記組立完了した複数の主枠(5)の各パ
    ネル部(51)に保護塗料を塗装してなる請求項4記載の
    建築用型枠。
  6. 【請求項6】 上記保護塗料をエポキシ樹脂としてなる
    請求項6記載の建築用型枠。
  7. 【請求項7】 上記補強梁ユニット(4)は、基体(41)
    上で一対の側面(42)を一体に接合した側面(42)を
    有する中空箱形状であって、該側面(42)の基体(41)
    の端面(43)近傍の上下縁に凹陥部(44)を設け、各凹
    陥部(44)と最も近い端面(43)との間に接合孔(45)
    を穿設し、該接合孔(45)に挿通した螺締部材を隣接し
    た補強梁ユニット(4)の接合孔(45)に螺止めして
    補強梁ユニットを連結するようにしてなる請求項1記載
    の建築用型枠。
  8. 【請求項8】 上記複数の主枠(1,5)の一部の主枠
    (1,5)のパネル部(11,51)にロッドを架設固持する
    ための通孔(15)を穿設してなる請求項1記載の建築用
    型枠。
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