JP2719321B2 - キーボックス - Google Patents

キーボックス

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JP2719321B2
JP2719321B2 JP23993695A JP23993695A JP2719321B2 JP 2719321 B2 JP2719321 B2 JP 2719321B2 JP 23993695 A JP23993695 A JP 23993695A JP 23993695 A JP23993695 A JP 23993695A JP 2719321 B2 JP2719321 B2 JP 2719321B2
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JP
Japan
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key
key box
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Inventor
侃 安部
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株式会社エバー商会
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、建築後
あるいは建築中の家屋のキーを、家屋の玄関口近くに収
納するキーボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築中の家屋のキーは、職人又は
所有者が頻繁に取り出して使用するために玄関口近くの
判りにくい場所に収納している。また、建築引渡後の家
屋のキーでも、家族のだれでもが出入りし得るように玄
関口の近くの秘密の場所に収納することが行われてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、家屋のキーを、玄関口近く
のキーボックス内に収納させた場合、該キーボックスの
扉に簡単な錠をつけたりダイヤルロック式の錠をつけた
場合でも、錠をこわしたり、職人としてたまたま知得し
たダイヤルナンバーに基づいて、キーボックスの扉を開
放し、キーボックスから不正にキーを取り出すことがあ
る。本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、そ
の目的とするところは、利用すべき正規の者のみが知る
キーボックス内の隠し部屋にキーを保持しておき、キー
ボックスを開放しても、不正にキーを取得することが困
難となるように改良したキーボックスを提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
キーボックスでは、図示の実施例でも明らかにしたよう
に、扉1を有するキーボックス本体2外壁の一部にキー
投入口3を設けると共に、上記キーボックス本体2の内
部に該キーボックス本体2の内部側から開閉自在とした
隠し部屋4を設け、上記隠し部屋4とキー投入口3とを
連通させるように構成していることを特徴としている。
【0005】また、上記隠し部屋4をキーボックス本体
2内部の上部に形成し、キーボックス本体2の内部天井
を構成する隠し部屋4の底板の少なくとも一部をキーボ
ックス本体2の内部側から開閉自在とする開閉板5と
し、該開閉板5の上部位置に上記キー投入口3を開口
し、該開閉板5は、上下に回動自在に設けられていると
共にキーボックス本体2の内部側から一方の縁部を押し
上げることにより他方の縁部が下方に回動して傾斜しキ
ーボックス本体2の内部側に開く構成とすることができ
る。このような構成において、開閉板5は、その前後又
は左右の対向部が枢着され、その閉鎖位置において上記
他方の縁部が自重又はバネ付勢等によりキーボックス本
体2の対面する内壁面に当接係合する。このような開閉
板5の枢着部と一方の縁部との間の上部に上記キー投入
口3が開口するようになっている。
【0006】上記キーボックスを使用する時には、扉1
を閉鎖した状態でキー投入口3から家屋のキーKを投入
する。キーKは、隠し部屋4内の開閉板5上に載置され
て隠し部屋4内に収納される。従って、扉1を開けて
も、キーKが見えないことから不正使用が阻止されるこ
とになる。キーKをキーボックスから取り出すために
は、キーボックス本体2の内部側から開閉板5の一方の
縁部を押し上げると、開閉板5の他方の縁部が下方に傾
斜して開き、キーKが傾斜に沿ってキーボックス本体2
の内部に落下して取り出される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一つ
を、図1ないし図3を参照して具体的に説明する。ここ
に示すキーボックスは、ダイヤルロックの扉1を有する
キーボックス本体2の一部、例えば、その側壁部の上側
にキー投入口3を設けると共に、キーボックス本体2内
に設けた隠し部屋4を、キー投入口3に連通させてい
る。扉1には、ダイヤルロックの錠6が設けられている
が、キーボックスの用途と場所によっては、この錠6
は、キーによって開閉される錠又はロック機能のない単
なる係止錠であってもよい。
【0008】また、この実施の形態では、隠し部屋4
は、キーボックス本体2の上側に位置して、キーボック
ス本体2内の正面の上側に幕板状に形成された目隠し壁
面2aの後側に形成されている。この隠し部屋4の底板
は、キーボックス本体2の内部天井壁に見立てて形造ら
れており、その全体が、キーボックス本体2の内部側か
ら開閉自在とされる開閉板5とされている。なお、この
開閉板5は隠し部屋4の底板の一部に形成しても良く、
開閉板5の上部にキー投入口3が開口されている。
【0009】上記開閉板5は、その両側部(又は前後
部)に立ち上がり形成されたブラケット板5aが、枢軸
5bにより回動自在に枢着されており、閉じ側への保持
力は、この実施の形態では、枢軸5b(これは、キーボ
ックス本体2の両側壁に螺合したビスなどを利用した水
平軸である)に対する開閉板5の重量バランスで与えら
れている。従って、閉じた状態で、内部天井壁を形造る
ように、開閉板5の後端部は、斜め上向きに曲げられ、
キーボックス本体2の後壁に上方から当接して保持され
る。この開閉板5の閉鎖状態の保持は、上記後端部が当
接するキーボックス本体2の内壁面に突起又はクリップ
を設けて係合させることにより保持してもよい。
【0010】このような構成では、正規の利用者がキー
投入口3からキーKを投入して、隠し部屋4内にキーK
を収納して置いた場合、不正にダイヤルナンバーを知得
して、窃盗などの目的で家屋に侵入しようとする者が、
ダイヤルロックを解除して、キーボックスを開放して
も、隠し部屋4でのキーKの存在を認知できず、キーK
を取得することができない。これによって、一次的な盗
難防止などの役目を果たすことができる。
【0011】また、正規の利用者がキーKを取得するた
めには、この実施の形態では、キーボックス本体2内に
手を差し入れて、開閉板5の後ろ側を押し上げると、そ
の前側の縁部が傾斜状に下がり、開閉板5の前縁部が、
目隠し壁面2aの下に降り、キーKが傾斜面に沿って滑
り落ちる。
【0012】なお、図中、符号7は、キーボックスを支
柱Pなどに装着するための取付具であり、例えば、両端
にネジを形成したコ字形やU字形の取付部材7aと、キ
ーボックス本体2の後壁面に形成した取付孔2bを介し
て内側に挿入された取付部材7aの端部に螺合する蝶ナ
ットなどの結合具7bとで構成されている。
【0013】開閉板5は、スライド式とすることができ
る。また、キー投入口3が形成されるキーボックス本体
2の側壁面や背壁面に沿って縦方向に形成することとも
できる。さらに、開閉板5が容易に開かないように係止
具等を付設することもできる。その他、隠し部屋4につ
いては、キーボックス本体2の底壁面に沿って形成し、
キー投入口3と隠し部屋4とを側壁面に沿って形成した
案内ダクトにより連通させる等の種々の構造を採用しえ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、扉
を有するキーボックス本体の一部にキー投入口を設ける
と共に、上記キーボックス本体内に設けた隠し部屋を上
記キー投入口に連通させ、また、キーボックス本体の内
部側から隠し部屋を開閉できるようにしたので、利用す
べき正規の者のみが知るところの隠し部屋にキーを保持
しておき、キーボックスを開放しても、不正にキーを取
得することが困難となり、より効果的な防犯機能を発揮
できる。
【0015】また、上記隠し部屋を、キーボックス本体
の上部に設けるとともに、その底板の少なくとも一部を
上下に回動自在の開閉板とし、開閉板の上部にキー投入
口を設けるようにすれば、開閉板を下から押し上げるこ
とにより開閉板上のキーが開閉板の傾斜上面に沿って容
易に取り出され、隠し部屋を狭い空間とした場合でもキ
ーの取り出しが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキーボックスの実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】同じく、上部の縦断面図である。
【図3】同じく、隠し部屋を開放した状態を示す上部の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 キーボックス本体 2a 目隠し壁面、2b 取付孔 3 キー投入口 4 隠し部屋 5 開閉板、5a ブラケット板、5b 枢軸 6 錠 7 取付具、7a 取付部材、7b 結合具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉を有するキーボックス本体外壁の一部
    にキー投入口を設けると共に、上記キーボックス本体の
    内部に該キーボックス本体の内部側から開閉自在とした
    隠し部屋を設け、上記隠し部屋とキー投入口とを連通さ
    せるように構成していることを特徴とするキーボック
    ス。
  2. 【請求項2】 上記隠し部屋をキーボックス本体内部の
    上部に形成し、キーボックス本体の内部天井を構成する
    隠し部屋の底板の少なくとも一部をキーボックス本体の
    内部側から開閉自在とする開閉板とし、該開閉板の上部
    位置に上記キー投入口を開口し、該開閉板は、上下に回
    動自在に設けられていると共にキーボックス本体の内部
    側から一方の縁部を押し上げることにより他方の縁部が
    下方に回動して傾斜しキーボックス本体の内部側に開く
    構成になることを特徴とする請求項1に記載のキーボッ
    クス。
JP23993695A 1995-09-19 1995-09-19 キーボックス Expired - Fee Related JP2719321B2 (ja)

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