JP3015673U - 非常脱出口付きドアー - Google Patents

非常脱出口付きドアー

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JP3015673U
JP3015673U JP1995002782U JP278295U JP3015673U JP 3015673 U JP3015673 U JP 3015673U JP 1995002782 U JP1995002782 U JP 1995002782U JP 278295 U JP278295 U JP 278295U JP 3015673 U JP3015673 U JP 3015673U
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JP
Japan
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door
emergency exit
sub
opening edge
sub door
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JP1995002782U
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Inventor
宏行 大島
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マークランド株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアー本体がたとえ変形しても非常脱出口の
サブドアーへの影響を回避でき、しかもサブドアーの開
放を迅速に行える構造の簡単な非常脱出口付きドアーを
提供する。 【構成】 ドアー本体1に設けられた非常脱出口2の開
口縁2aに、外側に向かって開口サイズを狭くする傾斜
を形成するとともに、サブドアー3の周縁3aに、非常
脱出口2の開口縁2aに応じた傾斜を形成する。サブド
アーを、蝶番4によって室内側へのみ開放可能に非常脱
出口に蝶着するとともに、サブドアーと非常脱出口との
間に、室内側からの操作によってワンタッチ解除できる
ロック装置を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地震や火災等の非常時に緊急脱出する非常脱出口を設けた非常脱出 口付きドアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
地震発生の際に、玄関の開口枠が歪んでドアーを開くことができなくなる場合 があることから、このような場合の緊急脱出のためにドアー本体に非常脱出口を 設け、これを常時はサブドアーで閉じておくようにした非常脱出口付きドアーは 公知である(例えば、実開昭53−127634号公報、実公昭60−3231 6号公報、実開昭60−35253号公報等を参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来技術では、ドアー本体が変形することまでも配慮した構造にはな っていない。大地震の際には、玄関の開口枠が歪んでドアー本体の開放が不能に なるばかりでなく、ドアー本体も建物からの荷重を受けて変形することは、平成 7年1月17日に阪神地区を襲った地震の際に、甚大な被害を受けたマンション 等での多くの事例が示すとおりである。ドアー本体が変形してしまっては、その 非常脱出口に設けたサブドアーも影響を受けない筈はなく、サブドアーまでも開 放不能になって非常脱出口として機能を全く果たさなくことが予想される。
【0004】 そこで、本考案の目的は、ドアー本体がたとえ変形しても非常脱出口のサブド アーへの影響を回避でき、しかもサブドアーの開放を迅速に行える構造の簡単な 非常脱出口付きドアーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の態様の非常脱出口付きドアーは、図1に示した例のように、ド アー本体1に設けられた非常脱出口2の開口縁2aに、外側に向かって開口サイ ズを狭くする傾斜を形成するとともに、サブドアー3の周縁3aに、非常脱出口 2の開口縁2aに応じた傾斜を形成したものである。このような構造に加え、サ ブドアー3を、蝶番4によって室内側へのみ開放可能に非常脱出口2に蝶着する とともに、サブドアー3と非常脱出口2との間に、室内側からの操作によってワ ンタッチ解除できるロック装置を設けると良い。
【0006】 本考案の第2の態様の非常脱出口付きドアーは、図6に示した例のように、サ ブドアー10を非常脱出口9に嵌脱自在に嵌合できる大きさとし、これらサブド アー10と非常脱出口9とに、雌雄嵌合により分離自在な蝶番の雌側15と雄側 13とをそれぞれ設け、更にサブドアー10と非常脱出口9との間に、室内側か らの操作によってワンタッチ解除できるロック装置を設けたものである。このよ うな構造に加え、非常脱出口9の開口縁9aに段部12を設け、この段部12と サブドアー10との間にゴムパッキン11を介在させるとともに、非常脱出口9 の開口縁9aとサブドアー10との間に僅かな隙間を形成すると良い。
【0007】
【作用】
第1の態様の場合、非常脱出口の開口縁とサブドアーの周縁とは傾斜をもった 嵌合関係になっているため、もしドアー本体が変形してそれによる荷重が非常脱 出口の開口縁からサブドアーに加わると、傾斜している非常脱出口の開口縁とサ ブドアーの周縁とが互いにズレ合い、サブドアーが非常脱出口から室内側へ押し 出されるような恰好になるので、ドアー本体からの荷重を軽減できる。サブドア ーは、室内側からワンタッチでロック解除して室内方向へのみ回動させて開放で きる。
【0008】 第2の態様の場合、サブドアーは、非常脱出口に単に嵌合しているだけである とともに、雌雄分離式蝶番によって非常脱出口に対して回動かつ着脱自在である ため、ドアー本体が変形した場合には、蝶番の雌雄の嵌合が外れ、また外れなく ともサブドアーの撤去は容易である。サブドアーは、室内側からワンタッチでロ ック解除して室内方向へのみ取り外すことができる。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1から図4は本考案の第1実施例を示す。このドアーは、ドアー本体1に、 人が歩いて通れる大きさの縦長矩形の非常脱出口2を設け、この非常脱出口2に 、ドアー本体1とほぼ同じ厚さの縦長矩形のサブドアー3を上下の蝶番4によっ て蝶着したもので、図1はサブドアー3をドアー本体1から分離した状態、図2 はサブドアー3を閉じて室内側から見た状態、図3は室外側から見た状態を示し ている。
【0011】 非常脱出口2の開口縁2aは、その開口サイズを外側に向かって狭くする傾斜 をなし、これに対応してサブドアー3の周縁3aも同様の傾斜をなしている。か かる傾斜のため、サブドアー3は室内方向へのみ開放可能となっているとともに 、ドアー本体1がたとえ変形しても、非常脱出口2の開口縁2aとサブドアー3 の周縁3aとが互いにズレ合うことにより、サブドアー3への影響を回避できる ようになっている。
【0012】 サブドアー3を室内側からのみロック操作できるように、非常脱出口2の開口 縁2aには、蝶番4とは反対側にロック穴5が設けられ、またサブドアー3には 、蝶番4とは反対側にロック機構が内蔵されている。このロック機構として、本 例では、図4に示すようにサブドアー3の内表面(室内側の面)の把手穴3b内 に設けられたロック操作摘み6を回すと、サブドアー3の一側縁3cからロック 片7が出没する型式のものを使用している。サブドアー3を閉じてロック片7を ロック穴5内に突入させると、サブドアー3はロックされるが、このときロック 片7とロック穴5内との間には図4に示すように隙間が形成され、非常脱出口2 に対するサブドアー3の位置が多少ズレても、ロック操作及びその解除に支障が ないようになっている。
【0013】 なお、ドアー本体1は、建物の開口枠に従来公知のように装着され、室内外の 両方から鍵を掛けることができるようになっているが、サブドアー3については 、室外からはロック解除して開けることができないため、鍵は不要である。
【0014】 図5に示す変形例のように、ドアー本体1の周縁1aを傾斜させるとともに、 これに応じて建物の開口枠も傾斜させれば、開口枠が変形した場合のドアー本体 1への影響を回避できる。なお、その傾斜の方向は、ドアー本体1が室内側へ開 く内開き型であるか、室外側へ開く外開き型であるかに応じて決める。また、サ ブドアー3を閉じたとき、その周縁3aと非常脱出口2の開口縁2aとの間に僅 かに隙間が形成されるようにすると、ドアー本体1が変形した場合のサブドアー 3への影響をより少なくすることができる。この場合、隙間風の発生等を防止す るため、非常脱出口2の開口縁2aの周囲(ドアー本体1の外表面)に飾りを兼 ねるような縁取り枠8を設け、この縁取り枠8にサブドアー3の周縁3aが当接 するようにしたり、ゴムパッキンを設けると良い。
【0015】 次に、図6に示す本考案の第2実施例について説明する。このドアーは、ドア ー本体1の下部に、人が横にならないと通れない大きさのやや横長矩形(やや縦 長矩形又は正方形でもよい)の非常脱出口9を設け、この非常脱出口9に板状の サブドアー10をゴムパッキン11と共に着脱自在に嵌めて閉じる形式にしたも のである。
【0016】 非常脱出口9の開口縁9aには、室外側の開口サイズを狭く、室内側の開口サ イズを広くする段部12が形成され、また開口縁9aの下側(ドアー本体1の内 表面)には一対の分離式蝶番の雄側13が固着され、開口縁9aの下側(ドアー 本体1の内表面)にはロック受け金具14が固着されている。ゴムパッキン11 は、サブドアー10と非常脱出口9との間の防水や防塵や緩衝等のためのもので 、段部12に対応した矩形の枠状となっている。
【0017】 一方、サブドアー10の内表面(室内側の表面)の下部には、一対の雌雄分離 式蝶番の雌側15が固着され、上部にはロックハンドル16が装着されている。 雌雄分離式蝶番の雌側15と雄側13とは、雌側15を雄側13の上方から単に 真っ直ぐ嵌合させるだけで、サブドアー10を非常脱出口9に対して回動かつ着 脱自在に支承できる。
【0018】 ロックハンドル16は、サブドアー10に固着されたホルダ17に回動可能に 支承され、雌雄分離式蝶番の雌側15と雄側13とを嵌合させた後、ロックハン ドル16の先端部(上端部)16aをロック受け金具14に下方から嵌合させる ことにより、サブドアー10を閉じた状態にロックできるようになっている。こ のとき、サブドアー10は、その周縁10aと非常脱出口9の開口縁9aとの間 に僅かな隙間を形成して非常脱出口9内に嵌まり込み、室外からはロック解除し て開くことができない構造となる。しかし、室内側からは、ロックハンドル16 をやや上向きに回動させてロック解除すると同時に、そのまま持ち上げるだけで 、サブドアー10を容易に取り外すことができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案による効果は次のとおりである。 請求項1によれば、非常脱出口の開口縁とサブドアーの周縁とは傾斜をもった 嵌合関係になっているため、もしドアー本体が変形してそれによる荷重が非常脱 出口の開口縁からサブドアーに加わると、傾斜している非常脱出口の開口縁とサ ブドアーの周縁とが互いにズレ合い、サブドアーが非常脱出口から室内側へ押し 出されるような恰好になるので、ドアー本体がたとえ変形してもサブドアーへの 影響を回避できる。
【0020】 請求項2によれば、サブドアーを室内側へのみ開放可能に蝶着し、室内側から の操作によってワンタッチでロック解除できるため、サブドアーを緊急時に迅速 に開放できるとともに、室外からはロック解除して開放することができないため 、防犯上安全である。また、単純な構造であるため、非常脱出口及びサブドアー 付きのドアーとして安価に提供できる。
【0021】 請求項3によれば、サブドアーは、非常脱出口に単に嵌合しているだけである とともに、雌雄嵌合により分離自在な蝶番によって非常脱出口に対して回動かつ 着脱自在であるため、ドアー本体が変形した場合には、蝶番の雌雄の嵌合が外れ 、また外れなくともサブドアーを容易に撤去できる。また、非常脱出口の無い既 設のドアーに対しても、簡単な改造で適用できるので経済的である。
【0022】 請求項4によれば、サブドアーと非常脱出口との間の密閉性が良いとともに、 ドアー本体が変形した場合のサブドアーへの影響をより有効に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】サブドアーを閉じて室内側から見た状態の正面
図である。
【図3】サブドアーを閉じて室外側から見た状態の正面
図である。
【図4】第1実施例のロック装置を示す斜視図である。
【図5】第1実施例の変形例を示す側面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアー本体 2 非常脱出口 2a 非常脱出口の開口縁 3 サブドアー 3a サブドアーの周縁 3b 把手穴 3c サブドアーの一側縁 4 蝶番 5 把手穴 6 ロック操作摘み 7 ロック片 8 縁取り枠 9 非常脱出口 9a 非常脱出口の開口縁 10 サブドアー 11 ゴムパッキン 12 段部 13 雌雄分離式蝶番の雄側 14 ロック受け金具 15 雌雄分離式蝶番の雌側 16 ロックハンドル 17 ホルダ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアー本体に非常脱出口を設け、この非常
    脱出口をサブドアーで閉じる非常脱出口付きドアーにお
    いて、前記非常脱出口の開口縁に、外側に向かって開口
    サイズを狭くする傾斜を形成するとともに、前記サブド
    アーの周縁に、前記非常脱出口の開口縁に応じた傾斜を
    形成したことを特徴とする非常脱出口付きドアー。
  2. 【請求項2】サブドアーを、蝶番によって室内側へのみ
    開放可能に非常脱出口に蝶着するとともに、サブドアー
    と非常脱出口との間に、室内側からの操作によってワン
    タッチ解除できるロック装置を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の非常脱出口付きドアー。
  3. 【請求項3】ドアー本体に非常脱出口を設け、この非常
    脱出口をサブドアーで閉じる非常脱出口付きドアーにお
    いて、前記サブドアーを前記非常脱出口に嵌脱自在に嵌
    合できる大きさとし、これらサブドアーと非常脱出口と
    に、雌雄嵌合により分離自在な蝶番の雌側と雄側とをそ
    れぞれ設け、更にサブドアーと非常脱出口との間に、室
    内側からの操作によってワンタッチ解除できるロック装
    置を設けたことを特徴とする非常脱出口付きドアー。
  4. 【請求項4】非常脱出口の開口縁に段部を設け、この段
    部とサブドアーとの間にゴムパッキンを介在させるとと
    もに、非常脱出口の開口縁とサブドアーとの間に僅かな
    隙間を形成したことを特徴とする請求項3に記載の非常
    脱出口付きドアー。
JP1995002782U 1995-03-10 1995-03-10 非常脱出口付きドアー Expired - Lifetime JP3015673U (ja)

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