JP2719306B2 - メイクアップ化粧料 - Google Patents

メイクアップ化粧料

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JP2719306B2 JP30094293A JP30094293A JP2719306B2 JP 2719306 B2 JP2719306 B2 JP 2719306B2 JP 30094293 A JP30094293 A JP 30094293A JP 30094293 A JP30094293 A JP 30094293A JP 2719306 B2 JP2719306 B2 JP 2719306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーフルオロアルキル
基を有する特定の構造を持つシリコーン化合物、及びフ
ッ素化合物にて表面処理した改質粉体を配合したメイク
アップ化粧料を提供することを目的とする。さらに詳し
くは、パーフルオロアルキル基およびポリオキシアルキ
レン基を側鎖として持つシリコーンからなる化合物、お
よびパーフルオロアルキルリン酸エステル塩等のフッ素
化合物で表面処理した改質粉体を配合することを特徴と
する、メイクアップ化粧料を提供することを目的とす
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
サマーファンデーション等の耐水性が要求される商品に
おいて、汗、皮脂に対する抵抗力を持たせるため、撥水
撥油性を有するフッ素化合物にて表面処理した改質粉体
を使用することが行われている。しかしながら、フッ素
化合物で表面処理した改質粉体は、撥水撥油性の性質が
強く、従来化粧料に用いられてきた油剤や溶媒と分離し
てしまう問題があった。
【0003】このため、フッ素化合物処理粉体の撥水撥
油性の性質を、アクリル等の物質で低下させる等の処理
を施した改質粉体を使用することが行われているが、基
本的な解決には至っていない。
【0004】これは、フッ素化合物処理粉体の界面自由
エネルギーと、従来の油剤、溶媒の持つ界面自由エネル
ギーとの差が大きいことから生じているものと考えられ
る。そして、この差を埋めるためには、それぞれの素材
をつなぐ第3の素材が必要と考えられる。
【0005】そこで、本発明人は、フッ素化合物処理粉
体と従来の油剤をつなぐ素材について鋭意研究した結
果、パーフルオロアルキル基およびポリオキシアルキレ
ン基を側鎖として持つシリコーンからなる化合物が有効
であることを見いだした。
【0006】この化合物は、フッ素化合物処理粉体と従
来の油剤とを分離させずに、安定的に保持する効果を有
していた。その結果、汗や皮脂に強く、かつ感触に優れ
たメイクアップ化粧料を得るに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、化2
【0008】
【化2】
【0009】(但し、l、m、nは整数であって、l=
0〜500、m=1〜500、n=1〜500であり、
1 は同種または異種の非置換または置換の炭素数1〜
20のアルキル基またはアリール基、R2 は炭素数1〜
10のフッ素置換アルキル基であり、R3 は−Cp 2p
O(C2 4 O)a (C3 6 O)b 5 で示されるポ
リオキシアルキレン基であり、R4 はR1 またはR2
たはR3 のいずれかであり、R5 は水素原子または炭素
数1〜5のアルキル基またはアセチル基であり、a、
b、pは整数であって、a=0〜100、b=0〜10
0、a+bは1以上であり、p=2〜6である。)の構
造を有する化合物(以下FPDシリコーンと略す)、及
びフッ素化合物にて表面処理した改質粉体を配合してな
るメイクアップ化粧料に関する。
【0010】以下に本発明の構成を詳説する。本発明の
FPDシリコーンは、化3に示す構造を有している。
【0011】
【化3】
【0012】(但し、l、m、nは整数であって、l=
0〜500、m=1〜500、n=1〜500であり、
1 は同種または異種の非置換または置換の炭素数1〜
20のアルキル基またはアリール基、R2 は炭素数1〜
10のフッ素置換アルキル基であり、R3 は−Cp 2p
O(C2 4 O)a (C3 6 O)b 5 で示されるポ
リオキシアルキレン基であり、R4 はR1 またはR2
たはR3 のいずれかであり、R5 は水素原子または炭素
数1〜5のアルキル基またはアセチル基であり、a、
b、pは整数であって、a=0〜100、b=0〜10
0、a+bは1以上であり、p=2〜6である。)
【0013】R1 基としては、例えば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等の
アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の
シクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール
基が挙げられ、さらに好ましくはメチル基が挙げられ
る。
【0014】R2 基としては、例えば、トリフルオロプ
ロピル基、ノナフルオロヘキシル基、ヘプタデカフルオ
ロデシル基が挙げられる。
【0015】R3 基としては、例えばエチレンオキサイ
ドのみからなる化合物として、−C3 6 O(C2 4
O)5 H、−C3 6 O(C2 4 O)10H、−C3
6 O(C2 4 O)20H、−C3 6 O(C2 4 O)
50H、−C3 6 O(C2 4 O)100 H、−C3 6
O(C2 4 O)5 CH3 、−C3 6 O(C2
4 O)102 5 、−C3 6 O(C2 4 O)203
7 、−C3 6 O(C2 4 O)504 9 、−C3
6 O(C2 4 O)100 5 11、−CH2 CH(C
3 )CH2 O(C2 4 O)3 H、−CH2 CH2
H(CH3 )O(C2 4 O)10CH3 、−CH2 CH
2 C(CH3 2 O(C2 4 O)204 9 、が挙げ
られる。また、プロピレンオキサイドのみからなる化合
物としては、例えば、−C3 6 O(C3 6 O)
5 H、−C3 6 O(C3 6 O)10H、−C3 6
(C3 6 O)20H、−C3 6 O(C3 6 O)
50H、−C3 6 O(C3 6 O)100 H、−C3 6
O(C3 6 O)5 CH3 、−C3 6 O(C3
6 O)102 5 、−C3 6 O(C3 6 O)203
7 、−C3 6 O(C3 6 O)504 9 、−C3
6 O(C3 6 O)100 5 11、−CH2 CH(C
3 )CH2 O(C3 6 O)3 H、−CH2 CH2
H(CH3 )O(C3 6 O)10CH3 、−CH2 CH
2 C(CH3 2 O(C3 6 O)204 9 、が挙げ
られる。エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの
共重合体としては、例えば、−C3 6 O(C2
4 O)5 (C3 6 O)5 H、−C3 6 O(C2 4
O)20(C3 6 O)20H、−C3 6 O(C2
4 O)10(C3 6 O)20CH3 、−C3 6 O(C2
4 O)20(C3 6 O)10CH3 、−CH2 CH(C
3 )CH2 O(C2 4 O)50(C3 6 O)204
9 、−CH2 CH2 CH(CH3 )O(C2 4 O)
10(C3 6 O)100 H、−CH2 CH2 C(CH3
2 O(C2 4 O)100 (C3 6 O)10CH3 、が挙
げられる。ここで、エチレンオキサイド単位とプロピレ
ンオキサイド単位は、ブロック共重合体でもランダム共
重合体でも構わない。
【0016】R5 基としては、例えば、水素原子、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等
のアルキル基または、アセチル基が挙げられる。また、
a、bの範囲については、a=0〜100、b=0〜1
00であるが、乳化性を容易にするため、a=5〜10
0であり、かつa/b≧1であることが好ましい。
【0017】また、パーフルオロアルキル基の結合した
ユニットとポリオキシアルキレン基の結合したユニット
は、任意の組み合わせで結合している。
【0018】本発明のFPDシリコーンの合成方法とし
ては、例えば、以下に挙げるような方法がある。
【0019】合成方法1 R1 3SiX、R1 2SiX2 、R1 2 SiX2 、R1
3 SiX2 、(R1 )(H)SiX2 、(H)(R1
2 SiX、R1 22 SiX及びR1 23 SiX(但し、
XはCl、Br、I等のハロゲンあるいはメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ基等のアルコキシ基である。)から
なる群より選ばれ、(R1 )(H)SiX2 及び/また
は(H)(R1 2 SiXを必須とするようなオルガノ
シラン類を加水分解してオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンを得、これに、Cp H2p-1O(C2 4 O)a
(C3 6 O)b R5 ─(A)、で示されるポリオキシ
アルキレンと、末端に二重結合を有するフッ素置換アル
キル化合物を付加反応させて合成することができる。
【0020】尚、ここで上記オルガノシラン類を加水分
解してからフッ素置換アルキル基を有するオルガノハイ
ドロジェンシロキサンを得て、これに前記(A)式のポ
リオキシアルキレンを付加反応させて合成しても良い。
また、上記オルガノシラン類を加水分解してからポリオ
キシアルキレン基を有するオルガノハイドロジェンシロ
キサンを得、これに末端に二重結合を有するフッ素置換
アルキル化合物を付加反応させて合成しても良い。
【0021】合成方法2 R1 3SiO1/2 、R1 2SiO、R1 2 SiO、R1
3 SiO、(R1 )(H)SiO、(H)(R1 2
iO、R1 22 SiO1/2 、R1 23 SiO1/2 単位の
シロキサン単位のうち、(R1 )(H)SiO及び/ま
たは(H)(R1 )SiO1/2 単位が必須になるように
したシロキサンオリゴマー原料を組み合わせて再重合
し、化4に示されるオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンを得、これに前記(A)式のポリオキシアルキレン
と末端に二重結合を有するフッ素置換アルキル化合物を
付加反応させて合成することができる。
【0022】
【化4】
【0023】(但し、R6 は水素原子、R1 、R2 また
はR3 である。)
【0024】尚、ここで上記オルガノハイドロジェンシ
ロキサンの代わりに化5で示すようなオルガノハイドロ
ジェンシロキサンを得て、これに(A)式のポリオキシ
アルキレンを付加反応させて合成しても良いし、化6で
示されるようなオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を得て、これに末端に二重結合を有するフッ素置換アル
キル化合物を付加反応させても良い。
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】本発明のメイクアップ化粧料におけるFP
Dシリコーンの配合量は、化粧料100重量部に対し
て、0.1〜95重量部が好ましく、更に好ましくは1
〜20重量部である。
【0028】本発明で用いられるフッ素化合物によって
表面処理された粉体としては、例えば、米国特許第36
32744号公報に示されているようなポリフルオロア
ルキルリン酸、特開昭62−250074号公報に示さ
れているようなパーフルオロアルキルリン酸エステル
塩、特開平2−218603号公報にあるようなパーフ
ルオロアルキルシラン、特開昭55−167209号公
報に示されているようなパーフルオロアルキル鎖を有す
る樹脂、テフロン、パーフルオロアルコール、パーフル
オロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロポリエーテ
ル、パーフルオロシリコーン等の化合物で被覆処理され
た粉体が挙げられる。
【0029】本発明で用いるフッ素化合物によって表面
処理される母材となる粉体としては、赤色104号、赤
色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色
素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等の
レーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレ
タンパウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダ
ー、セルロースパウダー等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸
化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群
青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セ
リウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カ
オリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸ア
ルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、N−アシル
アスパラギン酸被覆マイカ等の有機物被覆顔料及び金属
石鹸処理顔料、ゼオライト、シリカ、アルミナ、石膏、
ガラスビーズ等の無機粉体、ガラス繊維、微粒子酸化チ
タン、微粒子酸化亜鉛、微粒子黒酸化鉄、アルミナ処理
微粒子酸化チタン、シリカ処理微粒子酸化チタン等が挙
げられる。
【0030】本発明のメイクアップ化粧料におけるフッ
素化合物によって表面処理された粉体の配合量は、化粧
料100重量部に対して、好ましくは1〜95重量部で
あり、更に好ましくは5〜90重量部である。
【0031】本発明の化粧料では、上記の改質粉体以外
に、通常化粧料に使用される粉体類、樹脂、油剤、シリ
コーン油、紫外線吸収剤、界面活性剤、香料、防腐剤、
殺菌剤、溶剤、水等を同時に配合することができる。
【0032】ここで、粉体類はシリコーン処理、シラン
処理、脂肪酸処理、アミノ酸処理等の表面処理が行われ
ていてもいなくても構わない。油剤としては、アルコー
ル類、エステル油、炭化水素が挙げられる。シリコーン
油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコ
ーン、トリメチルシロキシケイ酸等が挙げられる。界面
活性剤としては、ノニオン系、カチオン系、アニオン系
の界面活性剤を用いる事ができる。
【0033】本発明のメイクアップ化粧料では、油剤と
して従来知られているフッ素化合物油剤を使用すること
ができる。フッ素化合物油剤の例としては、パーフルオ
ロポリエーテル、パーフルオロシリコーン、パーフルオ
ロデカリン、パーフルオロアダマンタン、ポリフルオロ
カーボン、パーフルオロフォスファゼン等が挙げられ
る。これらのフッ素化合物油剤は、従来の油剤と分離し
てしまう傾向があるが、FPDシリコーンと組み合わせ
ることで、分離しにくい処方系を構築することができ
る。
【0034】本発明のメイクアップ化粧料の例として
は、ファンデーション(2ウェイ、水使用、リクイド、
油性、エマルジョン)、口紅、白粉、頬紅、プレストパ
ウダー、チークカラー、アイシャドウ、アイライナー、
ネイルカラー、ベースファンデーション等が挙げられ
る。
【0035】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明する。
【0036】実施例及び比較例で用いた化粧料の崩れ、
及び感触に関する評価は、22〜32歳の女性8名のパ
ネラーに対して、実施例及び比較例で作製した化粧料を
使用させ、その結果をアンケート方式で解答させる方法
で行った。結果は、評価項目に対して10名中何名が同
意したかを示してある。例えばスコアが6ならば、8名
中6名が化粧料が崩れにくいと評価したことを示す。
尚、本評価では、化粧料の耐久性を化粧料の崩れとして
評価した。
【0037】実施例1 ファンデーション 化7に示す構造を有するFPDシリコーン、及びフッ素
処理顔料として大東化成工業(株)製、パーフルオロア
ルキルリン酸エステル塩5%処理顔料を使用し、表1の
処方でファンデーションを作製した。
【0038】
【化7】
【0039】
【表1】
【0040】粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合し
た後、FPDシリコーンを混合し、ついで残りの液体成
分を加え、さらに撹拌、混合した。ついで、アトマイザ
ーを用いて粉砕を行った後、金型を用いて打型し、製品
とした。
【0041】比較例1 ファンデーション 実施例1で用いたFPDシリコーンの代わりに、化8に
示す構造を持ったポリエーテル変性シリコーン(信越化
学工業製)を用いた他は全て同様にしてファンデーショ
ンを作製した。
【0042】
【化8】
【0043】〔但し、c=20〜40、d=1〜5、R
=C3 6 O(C2 4 O)10-30 (C3 6 O)
10-30 Bu、(Bu:ブチル基)である〕
【0044】実施例2 ファンデーション 化9に示す構造を有するFPDシリコーン、及びフッ素
処理顔料として大東化成工業(株)製、パーフルオロア
ルキルリン酸エステル塩5%処理顔料、そしてシリコー
ン処理顔料としてメチルハイドロジェンポリシロキサン
3%加熱被覆処理顔料を使用し、表2の処方でファンデ
ーションを作製した。
【0045】
【化9】
【0046】
【表2】 ┌────────────┬──────┐ │ 成 分 │配合量(部)│ ├────────────┼──────┤ │シリコーン処理セリサイト│ 40.0 │ │シリコーン処理マイカ │ 12.0 │ │シリコーン処理タルク │ 12.0 │ │フッ素処理酸化チタン │ 13.5 │ │超微粒子酸化チタン │ 5.0 │ │フッ素処理ベンガラ │ 0.9 │ │フッ素処理黄酸化鉄 │ 2.9 │ │フッ素処理黒酸化鉄 │ 0.4 │ │FPDシリコーン(化9)│ 6.0 │ │スクワラン │ 3.0 │ │ジメチルポリシロキサン │ 3.0 │ │パーフルオロシリコーン │ 1.0 │ │香料、殺菌剤 │ 0.3 │ └────────────┴──────┘
【0047】粉体成分をヘンシェルミキサーにて混合し
た後、予め混合しておいた液体成分を加え、さらに撹
拌、混合した。ついで、アトマイザーを用いて粉砕を行
った後、金型を用いて打型し、製品とした。
【0048】比較例2 ファンデーション 実施例2で用いたFPDシリコーンの代わりに、ジメチ
ルポリシロキサンを用いた他は全て同様にしてファンデ
ーションを作製した。
【0049】実施例3 リクイドファンデーション 化10及び化11に示す構造を有するFPDシリコー
ン、及びフッ素処理顔料として大東化成工業(株)製、
パーフルオロアルキルリン酸エステル塩3%処理顔料を
使用し、表3の処方でファンデーションを作製した。
【0050】
【化10】
【0051】(但し、R=−CH2 CH(CH3 )CH
2 O(C2 4 O)10(C3 6 O)10H)
【0052】
【化11】
【0053】(但し、RはC3 6 O(C2 4 O)50
(C3 6 O)50H)
【0054】
【表3】
【0055】成分Aをヘンシェルミキサーにて混合した
後、予め混合しておいた成分Bを加え、さらに撹拌、混
合した。ついで、予め混合しておいた成分Cを加え、撹
拌、混合した後、容器に充填し製品とした。
【0056】比較例3 リクイドファンデーション 実施例3のFPDシリコーンの代わりにパーフルオロシ
リコーン(FL−100 信越化学工業製)を用いた他
は全て同様にしてリクイドファンデーションを作製し
た。
【0057】実施例および比較例を用いて化粧料の崩
れ、及び感触に関する評価を行った結果を表4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】実施例と比較例の比較から、実施例は比較
例に比べて化粧料が崩れにくく、耐久性に富んでいるこ
とがわかる。また、感触評価の結果からも、実施例の方
が比較例よりも感触に優れていることが判る。
【0060】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、崩れにくく
耐久性に富み、かつ感触に優れたメイクアップ化粧料を
提供することは明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09C 3/08 C09C 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式化1 【化1】 (但し、l、m、nは整数であって、l=0〜500、
    m=1〜500、n=1〜500であり、R1 は同種ま
    たは異種の非置換または置換の炭素数1〜20のアルキ
    ル基またはアリール基、R2 は炭素数1〜10のフッ素
    置換アルキル基であり、R3 は−Cp 2pO(C2 4
    O)a (C3 6 O)b 5 で示されるポリオキシアル
    キレン基であり、R4 はR1 、R2 またはR3 のいずれ
    かであり、R5 は水素原子または炭素数1〜5のアルキ
    ル基またはアセチル基であり、a、b、pは整数であっ
    て、a=0〜100、b=0〜100、a+bは1以上
    であり、p=2〜6である。)の構造を有する化合物、
    及びフッ素化合物にて表面処理した改質粉体を配合して
    なるメイクアップ化粧料。
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