JP2718564B2 - サッシの取付構造 - Google Patents

サッシの取付構造

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JP2718564B2
JP2718564B2 JP27452290A JP27452290A JP2718564B2 JP 2718564 B2 JP2718564 B2 JP 2718564B2 JP 27452290 A JP27452290 A JP 27452290A JP 27452290 A JP27452290 A JP 27452290A JP 2718564 B2 JP2718564 B2 JP 2718564B2
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sash
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frame
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和典 西尾
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、住宅等におけるサッシの取付構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来例を第5図に示す。図において、70は開口部71を
有した外壁であり、開口部71内にサッシ枠72をビス73に
て取付けていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来のように、サッシ枠72を開口部71にビス止めして
いたのでは、サッシの取付けに大変手間がかかるという
問題があった。しかも、取付けに際してのサッシの位置
決めも困難であった。
この発明の目的は、困難な位置決めが不要で、きわめ
て簡単に取付けることができるサッシの取付構造を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のサッシの取付構造は、開口内周面に係合穴
を有した開口部付の建物構造体と、前記開口部内に嵌合
可能な形状に形成され外周面に前記係合穴に係合可能な
突没自在の係合突起を付勢手段により突出付勢して設け
かつサッシ枠を固定したサッシ下地材とを備えたもので
ある。
〔作 用〕 この発明のサッシの取付構造によると、建物構造体の
開口部にサッシ枠を固定したサッシ下地材を嵌合したも
のであり、サッシ下地材は外周面に突設した係合突起を
開口部の係合穴に係合して、建物構造体に固定される。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて
説明する。
第1図において、10は開口部11付の外壁からなる建物
構造体であり、枠材15の両側に外装材16ならびに内装材
17を貼ってなり、開口部11の上下の開口内周面12には係
合穴13,14が形成されている。また、18は開口部11内に
嵌合したサッシ下地材であり、19はサッシ下地材18とサ
ッシ枠19の固定は、第2図に示すように、サッシ下地材
18を治具20上に位置決めしておき、サッシ枠19を上方よ
り嵌め込みビス止めする。なお、サッシ枠19はあらかじ
め矩形に組んだもの、あるいは各辺を別々にサッシ下地
材18に固定する。また、サッシ下地材18の外周面の上下
には、凹部21,21が形成されており、各凹部21,21内には
ばねからなる付勢手段22,22で突出付勢された係合突起2
3,23が、突没自在に設けられている。さらに、サッシ下
地材18の室内に露出する面には、あらかじめ化粧仕上24
が施されている。化粧仕上24としては、サッシ下地材18
に直接化粧を施したり、あるいは化粧材を貼ったりす
る。サッシ枠19を固定したサッシ下地材18は、第3図に
示すようにして、屋外側から開口部11に嵌合する。係合
突起23は、枠材15を乗り越えて係合穴13,14に係合し、
サッシ下地材18が建物構造体10に固定される。なお、サ
ッシ枠19には戸が取付けられる。
第4図は、サッシ枠19の上端における水密構造を示し
ている。25はサッシ枠ベースであり、このサッシ枠ベー
ス25とサッシ枠19との間に気密材26が介装されており、
さらにその外部にカバー27が垂下されている。なお、気
密材26はサッシ枠19の全周に渡って設けられている。
このように構成されたサッシの取構造によると、あら
かじめサッシ枠19を固定したサッシ下地材18を開口部11
内に嵌合し、係合突起23を係合穴13,14に掛合するだけ
で、ワンタッチで簡単に取付けることができ、しかも位
置決め等の手間もかからない。
また、サッシ下地材18とサッシ枠19とが一体化されて
いるので剛性が向上し、よって開口部11の寸法精度がで
ていなくても、サッシ枠19の開口寸法は確保される。し
かも、サッシ下地材18とサッシ枠19との間に隙間が発生
せず、外観が良い。
また、第4図に示すように、外気圧Aと内気圧Cとの
間に等圧空間Bを設け、かつサッシ枠19と建物構造体10
との間に気密材26を設けたので、屋内外の圧力差によっ
て水が侵入するのを防止できる。しかも、屋外側をカバ
ー27で覆ったので、外装材16を伝って流れ落ちる雨水が
屋内に侵入するのを防止でき、水密性に優れる。
さらに、サッシ下地材18に化粧仕上24が施してあるの
で、サッシ取付後飾り縁を取付ける手間が省ける。
なお、前記実施例の建物構造体10は外壁であったが、
間仕切り壁などであってもよい。
〔発明の効果〕
この発明のサッシの取付構造によると、建物構造体の
開口部にサッシ枠を固定したサッシ下地材を嵌合したも
のであり、サッシ下地材は外周面に突設した係合突起を
開口部の係合穴に係合して、建物構造体に固定され、困
難な位置決めが不要で、きわめて簡単に取付けることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図はその部
分分解斜視図、第3図はその分解断面図、第4図はその
部分断面図、第5図は従来例の断面図である。 10……建物構造体、11……開口部、12……開口内周面、
13,14……係合穴、18……サッシ下地材、19……サッシ
枠、22……付勢手段、23……係合突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口内周面に係合穴を有した開口部付の建
    物構造体と、前記開口部内に嵌合可能な形状に形成され
    外周面に前記係合穴に係合可能な突没自在の係合突起を
    付勢手段により突出付勢して設けかつサッシ枠を固定し
    たサッシ下地材とを備えたサッシの取付構造。
JP27452290A 1990-10-11 1990-10-11 サッシの取付構造 Expired - Lifetime JP2718564B2 (ja)

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