JP2717125B2 - 半導体量子井戸構造の製造方法 - Google Patents

半導体量子井戸構造の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、GaAsを含む積層型基板を超高真空中で加工
して半導体量子井戸を製造する方法に関する。
[従来の技術] III−V族化合物半導体は半導体レーザを始めとする
種々の光電素子に応用されている。また、分子線エピタ
キシャル(MBE)法に代表される薄層成長技術の発達は
様々な積層方向の微細構造の実現を可能にし、III−V
族化合物半導体の薄層成長においても成長層の層厚を正
確に制御できるようになった。その結果、エッチング等
の技術と組み合わせることによって、量子井戸レーザの
ように電子の動きの次元を減少させる構造を応用した素
子を作製できるようになった。
最近、AlGaAs/GaAs系半導体などにおいて電子の次元
をより低次元に制限する構造が、より効率の良い発光や
速い電子の移動に有効であることが分かってきた。そこ
で基板面内方向における加工技術を応用し1次元に電子
を閉じ込めた量子細線構造や0次元に電子を閉じ込めた
量子箱構造が盛んに試作されている。
第3図に従来の量子細線構造の作製方法の一例を示
す。
まず、第3図(a)に示すようにGaAs基板31上に、MB
E法によって下部AlGaAs障壁層32を厚さ1.0μm、GaAs井
戸層33を12nm厚、上部AlGaAs障壁層34を0.5μm厚、そ
れぞれ連続的に成長させる。このMBE成長されたウェハ
ーの成長層側に通常の電子ビームリソグラフィー技術に
より幅100nmのレジストパターン35を形成する。
次に、第3図(b)に示すように、このレジストパタ
ーン35をマスクとしてAlGaAs/GaAs層のエッチングを行
う。エッチングは通常のドライエッチングを用い、その
エッチング深さは2.0μmとする。これにより、幅100nm
のメサが形成される。
このようにして作製された線状のGaAs井戸層は左右の
大気に曝れた部分から空乏層が内部に拡がっており、実
際に電子が移動可能な幅は約25nmになっている。即ち、
この素子のGaAs中の電子は、厚さ12nm、幅25nmの線状部
分に閉じ込められているわけである。ここで、GaAs中の
励起子に関与する電子波の広がりが約20nmであることを
考慮すれば、電子はメサに添った方向にしか移動できな
い。つまり、この素子は、量子細線構造を形成してい
る。
しかし、従来のドライエッチングは、イオンを用いる
プロセスであるために、量子細線となるべき層にイオン
損傷が誘起される。(一般に、イオンを用いたプロセス
は試料に何等かの損傷を与えることが知られている。)
このため、半導体レーザの活性層のようにある程度長寿
命の少数キャリアを利用する層の加工には利用すること
が出来ない。
実際の素子作製プロセスでは、エッチングの後マスク
を除去し、AlGaAs/GaAsの再成長を行うことによって量
子細線構造の埋め込みをしなければならない。しかし、
この従来例のようにドライエッチングを用いる方法で
は、マスクを除去するために素子を大気に曝さねばなら
ない。その為、表面に位置するAlGaAs層には非常に安定
な酸化膜が形成され、その表面上への再成長は困難であ
る。また、有機金属気相成長法などを用いて、ある程度
の結晶を成長させることは可能ではあるが、この場合に
も成長界面に多くの欠陥準位が残ることが知られてい
る。
そこで、イオンを用いない方法として、ウェットエッ
チングの技術を駆使して量子箱を作製する方法が、Y.Mi
yamotoらによって提案されている。(Japanese Journal
of Applied Physics.26(4),L225−L227(1987)参
照)。第4図にその作製工程を示す。
その工程を簡単に説明する。まず、第4図(A)に示
すように、有機金属気相成長法(OMVPE)を用いてInGaA
sP/InP積層構造ウェハーを作製する。この場合は、表面
にp−GaInAsP表面層41、その下部にp−InP層42、アン
ドープInP層43、及びGaInAsP QW層44、さらにその下部
にInP活性層45と言った具合に積層されている。
次に、p−GaInAsP表面層41に一方向((001)方向)
に平行なパターンを、リソグラフィー及びHBr:HNO3:H2O
液によるエッチングを用いて形成(第4図(B)参照)
する。続いて、このp−GaInAsP層41をマスクとして、
p−InP層42,アンドープInP層43をHCl液を用いてエッチ
ングする(第4図(C)参照)。
次に前述のパターンと直交する方向((011)方向)
に、前述したのと同様にして、リソグラフィー及びHBr:
HNO3:H2O液によるエッチングを用いてp−GaInAsP表面
層41にパターンを形成した後、HCl液によってInP層42,4
3のエッチングを行う(第4図(D)参照)。
そして、H2SO4:H2O2:H2O液でGaInAsP QW層44のエッ
チングを行う。続いて、液相エピタキシャル成長法(LP
E)を用いてp−GaInAsP層46、p−InP層47、及び、p+
−GaInAsP層48を結晶成長して量子箱を実現している
(第4図(E)参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この様なウエットエッチングを用いる
方法では、サイドエッチング現象が生じるために、量子
細線や、量子箱のサイズを10nm以下の精度で制御するこ
とは、ほとんど不可能である。また、工程が非常に煩雑
であると言った問題点もある。
更に、この方法では、エッチングの後でウェハーを大
気に曝なければならないので、その後の結晶成長のとき
に成長不良や界面準位の増加などの欠陥が誘起されると
いう問題点がある。特に、大気に曝したAlGaAs層の上に
LPE法を用いて結晶成長することは不可能である。
本発明は、超真空中でイオンを用いること無く、サブ
ミクロンのオーダーの加工ができ、且つ、加工を施した
半導体積層部上に再結晶成長が可能なGaAsを含む半導体
量子井戸構造の製造方法を提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、少なくともGaAsを含みその厚さが該GaAs中
の励起子に関与する電子波の広がりと同程度以下である
第1の層と、該第1の層の下部に隣接して形成された第
1の層よりも禁制帯幅の大きい第2の層とを含む半導体
積層部に加工を施し、前記第1の層の表面の面内1方向
あるいは面内2方向に励起子に関与する電子波の広がり
と同程度以下の幅を有する凸部を形成することを含む半
導体量子井戸構造の製造方法において、前記凸部の形成
は、前記第1の層の表面の所定領域に電子を照射すると
ともに、前記第1の層の表面にハロゲンまたはハロゲン
化合物から選ばれた少なくとも一種類のガスを含むガス
を照射して、前記第1の層の前記所定領域をエッチング
してその厚さを低減させることによって行われることを
特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図に本発明の第1の実施例を用いて量子細線構造
を作製する工程図を示す。
まず、第1図(a)に示すように(001)面n−GaAs
基板11上に、AlxGa1-xAsバリア層12を1.5μm(ただし
0<x≦1)、GaAs量子井戸層13を10nm、連続してエピ
タキシャル成長する。このときの成長方法としてはガス
ソースMBE法を利用した。すなわち、結晶成長時の基板
は超高真空チャンバー内に保持されているわけである。
このように、n−GaAs基板11上には、第1の層としてGa
As層13を有すると共に、その下部に、第2の層としてAl
xGa1-xAsバリア層12を備えた半導体積層部が形成され
る。
次に上述の結晶成長装置と超高真空トンネルで連結さ
れている第2の超高真空チャンバーへ半導体積層部が形
成されたウエハーを移動させる。このとき移動に要する
時間は10分以内が望ましい。
この第2のチャンバーには電子ビームガンと塩素ガス
照射用のガスセルが具備されており、両者ともウエハー
に向けられている。電子ビーム15の電流は10nA、プロー
ブ径は20nmであり、静電偏向電極により1×1mm2の範囲
内の任意の点に照射可能である。この静電偏向機能と基
板マニピュレータとの組合せによりウエハー表面のいか
なる点でも電子ビームを照射することが可能になる。ま
た,塩素ガス16はウエハー全面にほぼ均一に照射するこ
とができるようになっている。
このような第2の超高真空チャンバー内に移動された
ウエハーに、第1図(b)に示すように電子ビーム15と
塩素ガス16を同時に照射した。ここで電子ビーム15は幅
20nm、周期40nmのグレーティング状に走査した。即ち、
電子ビーム15を照射する幅20nmの領域と、電子ビーム15
を照射しない幅20nmの領域とが交互に存在することにな
る。
この時、電子ビーム15の照射された幅20nmの線状領域
のみにおいて、電子ビーム15と塩素ガス16の相互作用に
より、表面に位置するGaAs井戸層13のエッチングが起こ
る。具体的に言えば、塩素ガス16は、第1の層であるGa
As井戸層13上に吸着され、電子ビームの照射によって、
照射された部分のGaAs井戸層13が活性化され、例えば、
気化されにくいGaが塩素と反応して気化することによる
ものと考えられる。
また、このときのエッチングレートは基板温度を変え
ることにより変化させることができる。その基板の温度
はガスのみではエッチングが生じない範囲で任意に選択
できる。ここでは基板温度を100℃とした。このときのG
aAsのエッチングレートは約0.1nm/secであっあ。この状
態で60秒間エッチングを行った。このエッチングにより
電子ビーム15の走査領域内のGaAs量子井戸層13は深さ約
6nmエッチングされた。すなわち、第1図(c)及び第
1図(d)に示すように、GaAs量子井戸層13は、このエ
ッチングによって、幅20nm、厚さ4nmの部分13(a)
(凹部)と、厚さ10nmの部分13(b)(凸部)とが周期
的に存在し、表面に凸部(凹凸)を有する形に加工され
たことになる。
次にこの基板を前述のガスソースMBEチャンバーに戻
し、第1図(e)に示すように、表面に凸部を有するGa
As量子井戸層13の上にAlyGa1-yAsバリア層14(0<y≦
1)を成長させる。これによって、GaAs量子井戸層13
は、禁制帯幅のより大きいバリア層12、14によって挾ま
れたことになる。
この様な構造のウエハーでは、電子は層厚方向におい
てはGaAs量子井戸内に閉じこめられる。又、横方向で
は、厚さ10nmの部分13(b)内に閉じこめられる。これ
は、一般に量子井戸層では厚さの薄いほうが等価的に禁
制帯幅が広いと見なすことができるからである。つま
り、電子は、層厚方向、及び、横方向において閉じこめ
られており、本実施例を用いて量子細線が実現できる。
本実施例の場合、エッチングに電子と塩素ガスの化学
的反応を利用するので、イオンを用いた場合にみられた
ような結晶欠陥の導入は見られない。また、エッチング
は超高真空のチャンバー内で実施され、結晶成長装置へ
搬送する場合にも超真空トンネルを通して行われるので
大気に曝されるれることがなく、再結晶成長された結晶
の質は良好で、界面にも何等欠陥は見られない。
また、電子ビームのプローブ系を20nm以下に絞り込む
ことは比較的用意で、非常に優れた制御性及び再現性を
得ることができた。
次に、第2の実施例として量子箱の作製方法を説明す
る。ここでは量子箱を活性層に応用した半導体レーザー
の作製方法について述べる。
第2図を参照してその作製工程を説明する。まず、第
2図(a)に示すように(001)面n−GaAs基板21上に
n−AlxGa1-xAsクラッド層22を厚さ1.5μm、Alの混晶
比がxからyまで徐々に変化するAlGaAsグレイデッドイ
ンデックス(GRIN)層23を厚さ0.15μm、GaAs量子井戸
層24を厚さ8nm、MBE法により連続的に成長させる。(た
だし、0<x≦1,0<y≦1,かつ、x>yである。) 次に、このウェハーを前記第1の実施例で述べた装置
と同様のエッチングチャンバーに移し、電子ビーム51と
塩素ガス52を表面に照射した。
この時、電子ビーム51は、第2図(b)に示すよう
に、GaAs量子井戸層の、所定の間隔をおいて15nm×15nm
の正方形部分24(a)が残るように網の目状に走査し、
塩素ガス52はウエハー表面全面にほぼ均一となるように
照射した。エッチングは、GaAs量子井戸24の電子ビーム
の照射された部分が全てエッチングされ、AlGaAsGRIN層
が露出するまで行った。
このようにして、15×15×8nm3の直方体GaAs量子井戸
層24(a)が所定の間隔をもって配列されたウエハーを
MBE装置に搬送し、再度結晶成長を実施した。
2度目の成長においては、AlyGa1-yAs埋め込み層25を
6nm、Alの混晶比がyからxまで徐々に変化するAlGaAsG
RIN層26を0.15μm、p−AlxGa1-xAsクラッド層27を厚
さ1.2μm、p−GaAsコンタクト層28を1.0μmを連続的
に成長させる。(ただし、0<x≦1,0<y≦1,かつ、
x>yである。)最後に、成長層側にp型オーミック電
極29(a)、基板側にn型オーミック電極29(b)を形
成し、(110)面をへき開することによりレーザー共振
器とした。
上記したレーザー共振器は、直方体に加工されたGaAs
量子井戸層24(a)が、周りをGaAsよりもエネルギー禁
制耐幅の大きな物質で取り囲まれている。直方体GaAs層
の大きさは15×15×8nm3であり、励起子の電子の広がり
と同程度以下である。、即ち量子箱が形成されている。
このようにして作製された量子箱はp−n接合部に位置
しており、半導体レーザーの活性層の働きをすることが
分かる。
本素子をロウメサ状に加工して特性を測定した。その
結果、しきい値電流850μA、微分量子効率=90%であ
り、良好な量子箱が作製されていることが確認された。
なお、本発明は上記の実施例に限られるものではな
く、以下のような場合にも適用可能である。
1)Si基板上にGaAs層が積層されている場合。
2)対象となるGaAs層を挾む又は取り囲む物質がAlGaAs
以外のGaAsよりもエネルギー禁制耐幅が大きい場合。
3)量子細線や量子箱の寸法が異なる場合。
4)量子細線や量子箱の形状が実施例と異なる場合。
(三角柱状の量子細線、三角錘状や半球状の量子箱
等。) 5)量子箱の配列が異なる場合。(市松模様、ランダム
等。) 6)量子細線の方向が一方向でなく、複数方向の量子細
線が重なって存在する場合。
7)電子の照射方法が異なる場合。(基板全面に均一に
照射可能な電子ビームと、金属マスクとを組み合わせて
パターンを形成する場合等。) 8)ガスが塩素以外の場合。(例えばCCl4、CCl2F4、As
Cl3、GaCl3等、あるいはこれらのガスとH2、N2ガスなど
他のガスとの混合ガスの場合。) 9)ガスと電子の照射時間が異なる場合。(ガスを周期
的に照射する、電子とガスの照射を時間をずらして行
う、交互に照射する等。) 10)埋め込み結晶成長の方法が異なる場合。(化学種ビ
ームエピタキシャル(CBE)法など。ただし超高真空中
で行うものが望ましい。) 11)半導体レーザー以外の作製に用いる場合。(電界効
果トランジスター、ホトディテクター等) 12)加工しようとする層が、既にパターンを有している
場合。(結晶成長で作製されたファセット量子細線を更
に電子とガスを用いて加工する場合など。) [発明の効果] 本発明によればGaAsを含む積層型半導体基板におい
て、基板に欠陥を誘起すること無く、また、再現性、制
御性よく量子井戸構造を作製することができる。
更に、量子井戸構造の作製の後、続けて結晶成長を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を用いた量子細線構造の
作製工程図、第2図は本発明の第2の実施例を用いた量
子箱を利用する半導体レーザの作製工程図、第3図は従
来のドライエッチングを用いる量子細線の作製工程図、
第4図はウエットエッチングを用いた従来の量子箱の作
製工程図である。 11……GaAs基板、12……AlxGa1-xAsバリア層、13……、
14……AlyGa1-yAsバリア層、15……電子ビーム、16……
塩素ガス、21……n−GaAs基板、22……n−AlxGa1-xA
s、23……AlGaAsGRIN層、24……GaAs量子井戸層、25…
…AlyGa1-yAs埋め込み層、26……AlGaAsGRIN層、27……
p−AlxGa1-xAsクラッド層、28……p−GaAsコンタクト
層、29……電極、31……GaAs基板、32……下部AlGaAs障
壁層、33……GaAs量子井戸層、34……上部AlGaAs障壁
層、35……レジストパターン、41……p−GaInAsP層、4
2……p−InP層、43……アンドープInP層、44……GaInA
sP QW層、45……InP活性層、46……p−GaInAsP層、47
……p−InP層、48……p+−GaInAsP層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 健三 神奈川県横浜市緑区あざみ野4―1 あ ざみ野団地5―209 (56)参考文献 特開 昭63−213386(JP,A) Jpn,.J.Appl.Phys. 28[3](1989)P.L515−L517 1988年(昭和63年)第49回応用物理学 会学術講演会予稿集4a−G−4 p. 954

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともGaAsを含みその厚さが該GaAs中
    の励起子に関与する電子波の広がりと同程度以下である
    第1の層と、該第1の層の下部に隣接して形成された第
    1の層よりも禁制帯幅の大きい第2の層とを含む半導体
    積層部に加工を施し、前記第1の層の表面の面内1方向
    あるいは2方向に励起子に関与する電子波の広がりと同
    程度以下の幅を有する凸部を形成することを含む半導体
    量子井戸構造の製造方法において、 前記凸部の形成は、前記第1の層の表面の所定領域に電
    子を照射するとともに、前記第1の層の表面にハロゲン
    またはハロゲン化合物から選ばれた少なくとも一種類の
    ガスを含むガスを照射して、前記第1の層の前記所定領
    域をエッチングしてその厚さを低減させることによって
    行われることを特徴とする半導体量子井戸構造の製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体量子井戸構造の製造
    方法において、前記エッチングを行った後、連続して前
    記凸部が形成された半導体積層部上に前記第1の層より
    も禁制帯幅の大きな第3の層をエピタキシャル成長させ
    る工程を含むことを特徴とする半導体量子井戸構造の製
    造方法。
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JPS63155713A (ja) * 1986-12-19 1988-06-28 Hitachi Ltd 半導体微細構造の製造法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
1988年(昭和63年)第49回応用物理学会学術講演会予稿集4a−G−4 p.954
Jpn,.J.Appl.Phys.28[3](1989)P.L515−L517

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