JP2716958B2 - タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト及びスノータイヤ - Google Patents

タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト及びスノータイヤ

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JP2716958B2
JP2716958B2 JP7312971A JP31297195A JP2716958B2 JP 2716958 B2 JP2716958 B2 JP 2716958B2 JP 7312971 A JP7312971 A JP 7312971A JP 31297195 A JP31297195 A JP 31297195A JP 2716958 B2 JP2716958 B2 JP 2716958B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両が雪路面
や凍結路面上を走行する際、タイヤに交換装着し、普通
路面を走行する際、タイヤから交換外脱し得るタイヤ巻
嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト及びこれを装着
し得るスノータイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種タイヤとしては、トレッド
面にスチールピンを打ち込んだスパイクタイヤが存在し
たが、アスファルト路面を削り、粉塵公害を惹き起し、
現在はその使用を山間部や山合の路面を除き、条例によ
り禁止されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されているも
のに、その後に登場したスタッドレスタイヤがあるが、
冬期に於いて、アイスバーンでは殆んど摩擦がなくな
り、スリップの危険が大で、交差点付近ではタイヤの空
転により圧雪状態が更に磨かれ、滑りやすいつるつる現
象を作り出しスリップ鏡面を生じさせ、東北、北海道地
方の雪国を中心に道路交通に深刻な問題が生じている。
【0004】このスタッドレスタイヤの問題点とスパイ
クタイヤの粉塵公害を一挙に解決する考案が多数出願さ
れている。ちなみに、実願昭60−46301号、実願
昭61−26875号、実願昭62−58490号、実
願昭62−176554号、実願昭63−34554
号、実願昭63−59740号等が散見される。
【0005】しかしながら、殆んどのものが、スパイク
タイヤを形状記憶合金で製作し、それをタイヤのトレッ
ド面に埋込んで設定温度以下に路面温度が下がった時に
スパイクピンがトレッド面より突出してスパイクタイヤ
に早変りするよう構成するものであるが、スパイクピン
自体が高価かつ摩耗に難点があり、取付構造が複雑にし
て華奢で耐久性に難があり、未だ実用化の段階には至っ
ていない。
【0006】又、従来のスパイクタイヤのスパイクピン
は、スチール製品であり、アスファルト路面を削って数
万Km走行した場合、タイヤは摩耗するが、ピンは突き
出してくるだけで、古くなれば益々路面を削ってしまう
欠点があった。
【0007】この点を考慮して本件出願人はスチール製
スパイクピンに代えてセラミック製円筒スライドピンを
採用するとともに弾性部材としては内部に0℃以上で凝
固する酢酸水を封入しかつ上面の中央に突出ガイド部を
形成して当該突出ガイド部に沿って円筒スライドピンを
トレッド面から出没動する凍結路面走行用タイヤを特願
平6−260034号として先願している。
【0008】然るに、当該先願発明も約10,000K
m以上走行するとか、冬期において路面以外の雪や凍結
のない岩場や山道や工事現場、石タイル張りやコンクリ
ート上を走行すると円筒スライドピンは摩耗や摩滅や摩
損、あるいは欠損が著しくなり、新規交換を要するが円
筒スライドピンには特別な交換構造を施していないの
で、交換作業は複雑かつ至難であり、タイヤをも痛める
結果、止む無く、まだ充分使えるタイヤ自体を廃棄せざ
るを得ない不経済さがある。即ち、1万Km以上を走行
すればタイヤは摩耗してスライドピンは突き出てくる。
従ってスタッドレスタイヤと同様に耐用年数が少ない。
【0009】当該特願平6−260034号の発明の欠
点に鑑み、本件出願人は、埋設したスライドピン毎に専
用工具を使って簡易に新規交換を可能とする特別な交換
構造を施した脱着交換型スライドピン付タイヤを特願平
7−215792号として追掛け出願している。
【0010】而して、本件出願人は、スノータイヤに関
して「スパイクタイヤ粉塵の発生の防止に関する法律」
ではスパイクタイヤとは「金属金具その他これに類する
物をその接地部に固定したタイヤ」と定義付けているこ
とを形式的に適用するとした環境庁の担当官から直接現
下の法律及び行政指導では従来から許容されて来たもの
としてスチールチェーン又はゴムチェーンの如く現場で
直にタイヤから一括脱着が可能でなければ、例え温度変
化によりスライドピンがタイヤトレッド面から出没して
粉塵の発生がなくともピン装置群はタイヤに直接固定し
てあるので一括取外しが困難なものであって、禁止され
ているスパイクタイヤと見倣し同様に取り扱うとの法的
規制の見解を聞かされ、日本での実用化の道を閉ざされ
た。
【0011】他方、スタッドレスタイヤに一括脱着が比
較的容易なゴムチェーンを巻着する場合には、タイヤト
レッド上に凸状の突き出しが出来るため、走行中の振動
と遠心力によりゴムチェーンがずれたり高速走行時に膨
らみ、タイヤハウスに接触し不快音を出したりする問題
があった。
【0012】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は次の通りである。本発明の第1の目的は、タイヤ
に一括脱着可能とする法的規制をクリアして実用化し得
たタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト及び
スノータイヤを提供せんとするものである。
【0013】本発明の第2の目的は、スタッドレスタイ
ヤの問題点とスパイクタイヤの粉塵公害とゴムチェーン
を着装したスノータイヤの欠点を一挙に解決するタイヤ
巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト及びスノータ
イヤを提供せんとするものである。
【0014】本発明の第3の目的は、快適走行を持続
し、簡易に脱着交換自在に構成したタイヤ巻嵌型スライ
ドピン付脱着トレッドベルト及びスノータイヤを提供せ
んとするものである。
【0015】本発明の第4の目的は、スライドピンの出
没を下支え作用する受座部材として感温性弾性部材を採
用するタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト
及びスノータイヤを提供せんをするものである。
【0016】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記した課題の解決は、
本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用する
ことにより前記目的を達成する。すなわち、本発明の第
1の特徴は、連結具を両端に有するベルト本体の左右幅
方向所要間隔に複数の並行ワイヤを長手方向全長に貫通
する一方、並列する当該ワイヤ間の表側面長手方向所定
位置に開口するスライドピンガイド孔に連通対応するシ
リンダ嵌孔に、外周面両側上部の下向ワイヤフックを前
記ワイヤにそれぞれ掛止してシリンダを嵌合し、他方、
シリンダ肩部に係止するストッパフランジを下端に形成
し、前記スライドピンガイド孔に上端が出没自在に挿入
したスライドピンと、当該スライドピンを下支えする感
温性弾性受座盤とを、前記シリンダ内に収容してなるタ
イヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0018】本発明の第2の特徴は、前記本発明の第1
の特徴における並行ワイヤが、奇数本又は偶数本である
タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着ドレッドベルトにあ
る。
【0019】本発明の第3の特徴は、前記本発明の第1
又は第2の特徴におけるシリンダが、ベルト本体の裏側
面に開口するシリンダ嵌孔から下半部を突出してなるタ
イヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0020】本発明の第4の特徴は、前記本発明の第1
又は第2の特徴におけるシリンダが、ベルト本体内に穿
設したシリンダ嵌孔に一体嵌埋してなるタイヤ巻嵌型ス
ライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0021】本発明の第5の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3又は第4の特徴におけるピン上端が、中
央に凹陥部を形成してなるタイヤ巻嵌スライドピン付脱
着トレッドベルトにある。
【0022】本発明の第6の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第4又は第5の特徴におけるベルト本
体が、両側端面に突出した嵌止段部を形成してなるタイ
ヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0023】本発明の第7の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第4、第5又は第6におけるシリンダ
が、外周面下部に嵌止フランジを環設してなるタイヤ巻
嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0024】本発明の第8の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴におけるシ
リンダが、外周面下端所定位置に取付けた複数の鋲の突
出ヘッドに亙り係止自在に周縁に巻上げ部を形成した底
托を外底面に被着してなるタイヤ巻嵌型スライド付脱着
トレッドベルトにある。
【0025】本発明の第9の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第5、第6又は第7の特徴における連
結具が、並行ワイヤの貫通一端群を結着する連結横杆を
雄型連結具として、並行ワイヤの貫通他端にそれぞれ結
着し当該連結横杆に取外し自在に掛嵌固定する鈎環を雌
型連結具として、ベルト本体の両端を無端結合自在に形
成してなるタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベ
ルトにある。
【0026】本発明の第10の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第5、第6、第8又は第9の特徴にお
けるベルト本体が、両端部相互が横ずれ防止自在に嵌合
又は噛合形体に形成してなるタイヤ巻嵌型スライドピン
付脱着トレッドベルトにある。
【0027】本発明の第11の特徴は、前記本発明の第
1、第2、第3、第4、第5、第6又は第8の特徴にお
ける連結具が、並行ワイヤの貫通一端に連接するジョイ
ントピンを雄型連結具とし、並行ワイヤの他端に連接
し、当該ジョイントピンを取外し自在に差込み連結する
埋設ジョイントボックスを雌型連結具として、ベルト本
体の両端を無端結合自在に形成してなるタイヤ巻嵌型ス
ライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0028】本発明装置の第12の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第8、第
9又は第10の特徴における感温性弾性受座盤が、形状
記憶樹脂盤の中央域に複数の形状記憶ワイヤを縦貫植立
してなるタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベル
トにある。
【0029】本発明装置の第13の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第8又は
第11の特徴における感温性弾性受座盤が、形状記憶樹
脂盤の内部中央域に複数の形状記憶ワイヤを縦貫埋込ん
でなるタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト
にある。
【0030】本発明装置の第14の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
9、第10、第11、第12又は第13の特徴における
感温性弾性受座盤が、正規円板形状を記憶された設定温
度に冷却すると元の正規円板形状に復元硬化するポリノ
ルバルネン等の形状記憶樹脂高分子素材製であるタイヤ
巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0031】本発明装置の第15の特徴は、前記本発明
装置の第12又は第13の特徴における形状記憶ワイヤ
が、低温(0〜10℃)で一定形状記憶特性を発揮する
ワイヤをコラーゲン繊維状に曲げ加工してなるタイヤ巻
嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトにある。
【0032】本発明装置の第16の特徴は、前記本発明
装置の第12又は第13の特徴における形状記憶樹脂盤
が、常温(0〜50℃)で一定の形状記憶特性を発揮す
る緩衝材としてのゲル状シリコーン樹脂又はウレタン樹
脂製であるタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベ
ルトにある。
【0033】本発明装置の第17の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15又は第16の特徴におけるスライドピンが、ベル
ト本体表側面長手方向等間隔に凹設した横溝群で形成さ
れた段突部トレッド面の一つ置き右端寄りと一つ置き左
端寄りに左右齟齬状に開口するスライドピンガイド孔か
ら上端を出没自在に突出してなるタイヤ巻嵌型スライド
ピン付脱着トレッドベルトにある。
【0034】本発明装置の第18の特徴は、前記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13、第14、
第15、第16又は第17の特徴におけるベルト本体
が、両側端面を平面平行直線タイプ又は左右ジグザグ状
のリブタイプに形成してなるタイヤ巻嵌型スライドピン
付脱着トレッドベルトにある。
【0035】本発明装置の第19の特徴は、タイヤ巻嵌
型スライドピン付脱着トレッドベルトを無端連結して表
側面とタイヤトレッド面とが一致自在に巻付ける嵌埋溝
を外周面周方向全長に環設してなるスノータイヤにあ
る。
【0036】本発明装置の第20の特徴は、前記本発明
装置の第19の特徴における嵌埋溝が、タイヤ巻嵌型ス
ライドピン付脱着トレッドベルト両側端面に突出した嵌
止段部を嵌合するアンダーカット部を両側内壁面全長に
形成延在してなるスノータイヤにある。
【0037】本発明装置の第21の特徴は、前記本発明
装置の第12又は第13の特徴における嵌埋溝が、タイ
ヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトの裏側面に
露出するシリンダ群がそれぞれ対応嵌入する嵌座孔群を
底面に凹設してなるスノータイヤにある。
【0038】本発明装置の第22の特徴は、前記本発明
装置の第11、第12又は第13の特徴における嵌座孔
が、嵌入するシリンダの嵌止フランジ又は底托の巻上げ
部を係止するアンダーカット部を内周面に形成してなる
スノータイヤにある。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明は、前記のような特徴のあ
る新規な手段を講じたので、前記本発明の第1乃至第1
8の特徴は、表側面に特殊配置のスライドピン群が出没
自在にピン装置群を埋込んでスノータイヤに一括脱着自
在に無端巻付け得るタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着ト
レッドベルトの実施形態を採る。
【0040】前記本発明の第19乃至第22の特徴は、
前記本発明の第1乃至第18の特徴のタイヤ巻嵌型スラ
イドピン付脱着トレッドベルトの表側面をタイヤトレッ
ド面と一致するよう一括脱着自在に嵌埋して無端巻付け
る嵌埋溝を外周面周方向全長に少なくとも一本以上環設
したスノータイヤの実施形態を採る。
【0041】(ベルト形態例1)本発明のタイヤ巻嵌型
スライドピン付脱着トレッドベルトの第1形態例を図面
について説明する。図1は本形態例のタイヤ巻嵌型スラ
イドピン付脱着トレッドベルトのスライドピンを省略し
た上面斜視図、図2は図1中II−II線視拡大断面図、図
3は図1中III −III 線視拡大断面図、図4は本形態例
を無端巻き付けたスノータイヤの斜面図である。
【0042】図中、Aは本形態例のタイヤ巻嵌型スライ
ドピン付脱着トレッドベルト、1は段突部2と横溝3を
表側面長手方向等間隔交互に形成したベルト本体、4a
〜4c、5a〜5cはベルト本体1の両端部相互が横ず
れ防止自在に突合い嵌合又は噛合自在に形成した段違い
結合部である。
【0043】6、7、8はベルト本体1の左右幅方向等
間隔に複数(3本図示)長手方向に貫通する並行ワイ
ヤ、9a、9bは並行ワイヤ6、7、8間の段突部2ト
レッド面2aの一つ置き右端寄りと一つ置き左端寄りに
左右齟齬状に開口するスライドピンガイド孔、10a、
10bはスライドピンガイド孔9a、9bにそれぞれ連
通対応して裏側面に開口するシリンダ嵌孔である。
【0044】11a、11bはベルト本体1の両側端面
に下部を突出した嵌止段部、12は段違い結合部4a〜
4cの各端中央からそれぞれ延出した並行ワイヤ6〜8
の貫通一端を結着する円柱状連結横杆、13a、13
b、13cは段違い結合部5a〜5cの各端中央からそ
れぞれ延出した並行ワイヤ6〜8の貫通他端に各々結着
し、連結横杆12に取外し自在に掛嵌固定する閉口片1
4付C形鈎環で連結横杆12と雌雄連結具を形成する。
【0045】15a、15bはベルト本体1の裏側面に
開口するシリンダ嵌孔10a、10bに、外周上部の両
側下向ワイヤフック16a、16bを並行ワイヤ6と
7、7と8にそれぞれ掛止して嵌合するシリンダ、17
a、17bはシリンダ15a、15bにシリンダ肩部1
8に係止するストッパフランジ19を下端に形成し、ス
ライドピンガイド孔9a、9bに上端が出没自在に挿入
するスライドピンで、上端中央に凹陥部20を形成す
る。
【0046】21a、21bは、シリンダ15a、15
b内に装填されスライドピン17a、17bを下支えす
る感温性弾性受座盤、22はシリンダ15a、15bの
外周面下部に環設する嵌止フランジである。前記感温性
弾性受座盤21a、21bは、形状記憶樹脂盤21a′
と形状記憶樹脂盤21b′の中央域に複数(3本〜5本
程度)を縦貫植立した形状記憶ワイヤ23a、23bと
からなる。
【0047】形状記憶樹脂盤21a′、21b′は、常
温(0〜50℃)で一定の形状記憶特性を発揮する緩衝
材料としゲル状のシリコーン樹脂又はウレタン樹脂製で
あり、形状記憶ワイヤ23a、23bと組合せて緩衝材
とすることにより、一定の正規円板形状の形状記憶特性
による反力と伸縮により、温度に影響されない緩衝力を
得ることができる。
【0048】形状記憶ワイヤ23a、23bは、低温
(0〜10℃)で一定の形状記憶特性を発揮するTi−Ni
合金製ワイヤをコラーゲン繊維状に曲げ加工し(図9参
照)、形状記憶樹脂盤21a′、21b′緩衝材の中心
付近に3〜5本縦貫植立複合させることにより、一定の
反発弾性と温度変化による1mm〜2mmの伸縮作用による
複合効果でより確実な普通路面との切削作用を防止する
効果が生じる。なお、並行ワイヤ6〜8とシリンダ15
a、15b群はベルト本体1の鋳造時に一体に据えられ
て成形される。
【0049】(タイヤ形態例1)本発明のスノータイヤ
の第1形態例を図面に付いて説明する。図5は本形態例
のスノータイヤの図4中V−V線視拡大断面図である。
【0050】図中、Bは前記形態例1のタイヤ巻嵌型ス
ライドピン付脱着トレッドベルトAを二本並行に無端巻
付けたスノータイヤ、24はタイヤ本体、25はタイヤ
巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトAを連結横杆
12と鈎環13a〜13c相互を掛止し無端連結して表
側面の段突部2トレッド面2aとタイヤトレッド面24
aとが水平一致自在に巻付ける外周面周方向全長に複数
(二つ図示)環設した嵌埋溝である。
【0051】26a、26bはタイヤ巻嵌型スライドピ
ン付脱着トラッドベルトA両側端面に突出した嵌止段部
11a、11bをそれぞれ嵌合する両側内壁面全長に形
成延在したアンダーカット部、27a、27bはタイヤ
巻嵌型スライドピン付脱着トラッドベルトがそれぞれ対
応嵌入する底面28に凹設した嵌座孔である。
【0052】29は、嵌入するシリンダ15a、15b
の前後左右側を係止する内周面に形成するアンダーカッ
ト部である。
【0053】本発明の形態例1の仕様は、このような具
体的実施態様を呈するので、雪路面や凍結路面を走行す
るのに先立って、タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレ
ッドベルトA(以下、脱着トレッドベルトA)をスノー
タイヤBに巻装するに当り、脱着トレッドベルトA裏側
面のシリンダ15a、15b群を嵌止フランジ22をア
ンダーカット29内に押し込んで嵌座孔27a、27b
群に嵌込むとともに脱着トレッドベルトAの両側端面の
嵌止段部11a、11bをアンダーカット部26a、2
6bに嵌合して嵌埋溝25に脱着トレッドベルトAの段
突部2トレッド面2aがタイヤトレッド面24aと水平
一致自在に巻嵌する。
【0054】次いで、脱着トレッドベルトAの両端部の
段違い結合部4a〜4cと5a〜5cとを突合せ嵌合又
は噛合せて横ずれを防止し、最終的に連結横杆12に鈎
環13a〜13cを閉口片14を弾性開拡して嵌入掛止
し、閉口片14を解放して閉鎖する。このような一連の
操作で巻装作業を終了する。
【0055】雪路面及び凍結路面上で走行する際、感温
性受座盤21a、21bの形状記憶ワイヤ23a、23
bが記憶した最大限伸長状態に復元硬化するため0〜1
0℃の範囲で設定出来る。スライドピン17a、17b
群を下支え持ち上げ固定し、車体重量によっても上端は
トレッド面2a内に没入せず突出状態を保ちスパイクタ
イヤと同様な機能を示す。
【0056】スノータイヤBに装着した脱着トレッドベ
ルトAはアンダーカット部26a、26bへの嵌止段部
11a、11bの嵌合と、嵌座孔27a、27b群への
シリンダ15a、15b群の嵌入と、アンダーカット部
29への嵌止フランジ22の係止と、段違い結合部4a
〜4cと5a〜5cの横ずれ防止自在な突合せ嵌合又は
噛合せ及び連結横杆12と鈎環13a〜13cとの無端
接続に伴う並行ワイヤ6〜8の緊張力等とにより、走行
中、遠心力や路面との摩擦力を受けて緩みや弛みや皺等
を起生してスノータイヤBの嵌埋溝25から飛び出した
り、外れたりすることを抑制してある。
【0057】又、スライドピン17a、17b群が不用
意に遠心力を受けてスライドピンガイド孔9a、9bか
ら飛び出さないように、ストッパフランジ19をシリン
ダ肩部18に係止し、さらに、シリンダ15a、15b
自体を並行ワイヤ6〜8に両側ワイヤフック16a、1
6bに掛止して万全を期する。
【0058】而して、雪路面や凍結路面から普通路面を
走行するに際しては、スライドピンガイド孔9a、9b
の無いタイヤや巻嵌型スライドピン無し脱着トレッドベ
ルト(図示せず)を段突部2のトレッド面2aとタイヤ
トレッド面24aとが水平一致自在に嵌埋溝25に脱着
トレッドベルトA同様に巻付け装着し得る。
【0059】なお、本形態例での脱着ベルトA及びスノ
ータイヤBの嵌埋溝25の側部形状が平面平行直線タイ
プを専ら説明して来たが図6に示すよう左右ジグザグ状
のリブタイプA′、B′その他も採用し得ることは言う
までもない。
【0060】(ベルト形態例2)本発明のタイヤ巻嵌型
スライドピン付脱着トレッドベルトの第2形態例を図面
について説明する。図7は本形態例の側面斜視図、図8
は図7中IIX −IIX 線視拡大断面図、図9は形状記憶ワ
イヤの拡大正面、図10は図7中X−X線視相当部分の
スノータイヤに装着した拡大断面図である。なお、図1
乃至図3に示す前記第1形態例と同一部分は同一符号を
付して説明の重複を避けた。図中Cは、本形態例のタイ
ヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトである。
【0061】本形態例と前記ベルト形態例1の相違点
は、 (1)並行ワイヤ6〜8の奇数本を並行ワイヤ30〜3
3の偶数本(4本図示)をベルト本体1′に貫通する。 (2)ベルト本体1′の両端は、ベルト形態例1の両端
部の段違い結合部4a〜4c、5a〜5cを設けていな
い。
【0062】(3)雄型連結具としての連結横杆12に
代えてワイヤジョイントピン34を並行ワイヤ30〜3
3の各貫通一端に連接するとともに雌型連結具としての
C形鈎環13a〜13cに代えて並行ワイヤ30〜33
の各他端に埋設ジョイントボックス35を連接する。
【0063】(4)シリンダ15a、15b外周面両側
上部のワイヤフック16a、16bを並行ワイヤ30〜
33の内通レベルに合せ、シリンダ15a、15b肩部
18高さに揃えて張出し、ベルト本体1′と一体に鋳造
成形する。これに伴いシリンダ嵌孔10a、10bに形
体もシリンダ嵌孔36a、36bに変形する。 (5)スライドピン17a、17bのストッパフランジ
19の下面を当接支持した形状記憶ワイヤ23a、23
b群を丸餅型形状記憶樹脂盤21a′、21b′内の中
央域に縦貫埋設して形状記憶樹脂盤21a′、21b′
上面でストッパフランジ19の下面を直接受け支えす
る。
【0064】(6)シリンダ15a、15b外周面下部
に鍔設した嵌止フランジ23に代えて、シリンダ15
a、15bの外周面下端の所定位置、例えば前後左右に
半径方向に取付けた鋲37群の突出ヘッド37aに亙り
係止自在に外底面に被着した底托38外周縁に巻上げ部
38aを形成する。以上6点の構成を異にするがスノー
タイヤB、B′への巻付装着操作は前記第1形態例と同
様に行われる。
【0065】(ベルト形態例3)本発明のタイヤ巻嵌型
スライドピン付脱着トレッドベルトの第3形態例を図面
について説明する。図11は第2形態例のスノータイヤ
に一帯巻嵌装着した本形態例の断面図である。図中、D
は本形態例のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッド
ベルト、Eは本形態例を装着する第2形態例のスノータ
イヤである。なお、図7乃至図8に示す前記ベルト形態
例2と同一部分は同一符号を付して説明の重複を避け
た。
【0066】本形態例Dと前記ベルト形態例2の相違点
は、 (1)シリンダ15a、15b全体を幅広かつ肉厚のベ
ルト本体39内に完全に埋込んで一体鋳造成形する。 (2)感温性弾性受座盤21a、21bをポリノルボル
ネン等の形状記憶樹脂高分子素材製とし、設定温度以上
では弾性軟化し、正規丸餅形状の記憶を与えた設定温度
(低温0〜10℃内で設定出来る)に冷却すると元の正
規丸餅形状に復元硬化する。
【0067】スノータイヤEの嵌埋溝40もタイヤ本体
41のタイヤトレッド面41a周方向中央域全長に亙り
溝底面40aにシリンダ嵌座孔27a、27b群がな
く、ベルト本体39の断面形状と同一の断面で1溝のみ
掘設する。
【0068】以上の3点の構成を異にするが、スノータ
イヤEの嵌埋溝40への脱着トレッドベルトDの巻嵌操
作はいずれも図示しないジョイントピンとジョイントボ
ックスとの無端連結と両側端面に延在する嵌止段部41
a、41bを嵌埋溝40のアンダーカット部43a、4
3bへの嵌込操作だけで済む。
【0069】
【発明の効果】かくして、本発明はスノータイヤにタイ
ヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトをゴムタイ
ヤチェーン同様に自由に一括脱着可能であるから条例や
環境庁の許容基準をクリアして実用か出来るとともにス
ノータイヤに脱着トレッドベルトを装着して雪路面や凍
結路面を走行すればスパイクタイヤ同様の機能を発揮
し、大幅なスリップ事故を解消できる。
【0070】しかも、スノータイヤトレッド面からスラ
イドピン群以外、ゴムチェーンのような凹凸が出張って
装着されていないので、走行中特にアイスバーンの凍結
路面上でも不快な揺れがないとともに、ゴムチェーンで
は耐用走行キロ数が1000Km〜2000Kmとされ、連
続走行に至っては200Kmで切断が見られるが、本発明
では耐用走行キロ数1万5000Kmを安全に走破し、連
続走行に対する何等の支障もなくより安価に提供出来る
等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピン装置群を省略した本発明の脱着トレッドベ
ルトの第1形態例を示す平面斜視図である。
【図2】図1中II−II線視相当部分のピン装置を取付け
た拡大断面図である。
【図3】図1中III −III 線視相当部分のピン装置を取
付けた拡大断面図である。
【図4】脱着トレッドベルトを装着した本発明のスノー
タイヤの第1形態例を示す正面斜視図である。
【図5】図4中IV−IV線視相当部分の拡大断面図であ
る。
【図6】脱着ベルトを装着した本発明のスノータイヤの
他の形態例を示す正面斜視図である。
【図7】本発明の脱着トレッドベルトの第2形態例を示
す側面斜視図である。
【図8】図7中IIX −IIX 線視相当部分の拡大断面図で
ある。
【図9】形状記憶ワイヤの拡大側面図である。
【図10】図7中X−X線視相当部分拡大図である。
【図11】本発明の第3形態例の脱着トレッドベルトを
一帯巻嵌装着した第2形態例のスノータイヤ断面図であ
る。
【符号の説明】
A、A′、C、D…タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着ト
レッドベルト B、B′E…スノータイヤ 1、39…ベルト本体 2…段突部 2a…トレッド面 3…横溝 4a〜4c、5a〜5c…段違い結合部 6〜8、30〜33…並行ワイヤ 9a、9b…スライドピンガイド孔 10a、10b、36a、36b…シリンダ嵌孔 11a、11b、42a、42b…嵌止段部 12…連結横杆 13a〜13c…鈎環 14…閉口片 15a、15b…シリンダ 16a、16b…ワイヤフック 17a、17b…スライドピン 18…シリンダ肩部 19…ストッパフランジ 20…凹陥部 21a、21b…感温性弾性受座盤 21a′、21b′…形状記憶樹脂盤 22…嵌止フランジ 23a、23b…形状記憶ワイヤ 24、41…タイヤ本体 24a、41a…タイヤトレッド面 25、40…嵌埋溝 26a、26b、29、43a、43b…アンダーカッ
ト部 27a、27b…嵌座孔 28、40a…底面 34…ワイヤジョイントピン 35…ワイヤジョイントボックス 37…鋲 37a…突出ヘッド 38…底托 38a…巻上げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 27/20 B60C 27/20 D (56)参考文献 特開 昭49−38306(JP,A) 特開 昭59−130711(JP,A) 特開 平4−193612(JP,A) 特開 平4−238704(JP,A) 特開 平6−48127(JP,A) 特開 平6−312608(JP,A) 特開 平6−312609(JP,A) 特開 平8−2226(JP,A) 特開 平8−40022(JP,A) 特開 平8−118921(JP,A) 実開 昭59−8807(JP,U) 実開 昭59−136303(JP,U) 実開 昭60−184708(JP,U) 実開 昭61−7403(JP,U) 実開 昭62−151105(JP,U) 実開 平2−80004(JP,U) 実開 平4−2709(JP,U) 実開 平4−34103(JP,U) 実公 昭53−24723(JP,Y2)

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結具を両端に有するベルト本体の左右幅
    方向所要間隔に複数の並行ワイヤを長手方向全長に貫通
    する一方、 並列する当該ワイヤ間の表側面長手方向所定位置に開口
    するスライドピンガイド孔に連通対応するシリンダ嵌孔
    に、外周面両側上部の下向ワイヤフックを前記ワイヤに
    それぞれ掛止してシリンダを嵌合し、 他方、シリンダ肩部に係止するストッパフランジを下端
    に形成し、前記スライドピンガイド孔に上端が出没自在
    に挿入したスライドピンと、当該スライドピンを下支え
    する感温性弾性受座盤とを、前記シリンダ内に収容す
    る、 ことを特徴とするタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレ
    ッドベルト。
  2. 【請求項2】並行ワイヤは、 奇数本又は偶数本である、 ことを特徴とする請求項1記載のタイヤ巻嵌型スライド
    ピン付脱着ドレッドベルト。
  3. 【請求項3】シリンダは、 ベルト本体の裏側面に開口するシリンダ嵌孔から下半部
    を突出する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ巻嵌型ス
    ライドピン付脱着トレッドベルト。
  4. 【請求項4】シリンダは、 ベルト本体内に穿設したシリンダ嵌孔に一体嵌埋する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ巻嵌型ス
    ライドピン付脱着トレッドベルト。
  5. 【請求項5】ピン上端は、 中央に凹陥部を形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のタイヤ
    巻嵌スライドピン付脱着トレッドベルト。
  6. 【請求項6】ベルト本体は、 両側端面に突出した嵌止段部を形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のタ
    イヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト。
  7. 【請求項7】シリンダは、 外周面下部に嵌止フランジを環設する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト。
  8. 【請求項8】シリンダは、 外周面下端所定位置に取付けた複数の鋲の突出ヘッドに
    亙り係止自在に周縁に巻上げ部を形成した底托を外底面
    に被着する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    のタイヤ巻嵌型スライド付脱着トレッドベルト。
  9. 【請求項9】連結具は、 並行ワイヤの貫通一端群を結着する連結横杆を雄型連結
    具として、 並行ワイヤの貫通他端にそれぞれ結着し当該連結横杆に
    取外し自在に掛嵌固定する鈎環を雌型連結具として、 ベルト本体の両端を無端結合自在に形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、5、6又は7記載
    のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト。
  10. 【請求項10】ベルト本体は、 両端部相互が横ずれ防止自在に嵌合又は噛合形体に形成
    する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、5、6、8又は9
    記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベル
    ト。
  11. 【請求項11】連結具は、 並行ワイヤの貫通一端に連接するジョイントピンを雄型
    連結具とし、 並行ワイヤの他端に連接し、当該ジョイントピンを取外
    し自在に差込み連結する埋設ジョイントボックスを雌型
    連結具として、 ベルト本体の両端を無端結合自在に形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は8
    記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベル
    ト。
  12. 【請求項12】感温性弾性受座盤は、 形状記憶樹脂盤の中央域に複数の形状記憶ワイヤを縦貫
    植立する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、8、
    9又は10記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレ
    ッドベルト。
  13. 【請求項13】感温性弾性受座盤は、 形状記憶樹脂盤の内部中央域に複数の形状記憶ワイヤを
    縦貫埋込む、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、8又
    は11記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッド
    ベルト。
  14. 【請求項14】感温性弾性受座盤は、 正規円板形状を記憶させた設定温度に冷却すると元の正
    規円板形状に復元硬化するポリノルバルネン等の形状記
    憶樹脂高分子素材製である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    9、10又は11記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱
    着トレッドベルト。
  15. 【請求項15】形状記憶ワイヤは、 低温(0〜10℃)で一定形状記憶特性を発揮するワイ
    ヤをコラーゲン繊維状に曲げ加工してなる、 ことを特徴とする請求項12又は13記載のタイヤ巻嵌
    型スライドピン付脱着トレッドベルト。
  16. 【請求項16】形状記憶樹脂盤は、 常温(0〜50℃)で一定の形状記憶特性を発揮する緩
    衝材としてのゲル状シリコーン樹脂又はウレタン樹脂製
    である、 ことを特徴とする請求項12又は13記載のタイヤ巻嵌
    型スライドピン付脱着トレッドベルト。
  17. 【請求項17】スライドピンは、 ベルト本体表側面長手方向等間隔に凹設した横溝群で形
    成された段突部トレッド面の一つ置き右端寄りと一つ置
    き左端寄りに左右齟齬状に開口するスライドピンガイド
    孔から上端を出没自在に突出する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15又は16
    記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベル
    ト。
  18. 【請求項18】ベルト本体は、 両側端面を平面平行直線タイプ又は左右ジグザグ状のリ
    ブタイプに形成する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16又
    は17記載のタイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッド
    ベルト。
  19. 【請求項19】タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッ
    ドベルトを無端連結して表側面とタイヤトレッド面とが
    一致自在に巻付ける嵌埋溝を外周面周方向全長に環設す
    る、 ことを特徴とするスノータイヤ。
  20. 【請求項20】嵌埋溝は、 タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルト両側端
    面に突出した嵌止段部を嵌合するアンダーカット部を両
    側内壁面全長に形成延在する、 ことを特徴とする請求項19記載のスノータイヤ。
  21. 【請求項21】嵌埋溝は、 タイヤ巻嵌型スライドピン付脱着トレッドベルトの裏側
    面に露出するシリンダ群がそれぞれ対応嵌入する嵌座孔
    群を底面に凹設する、 ことを特徴とする請求項19又は20記載のスノータイ
    ヤ。
  22. 【請求項22】嵌座孔は、 嵌入するシリンダの嵌止フランジ又は底托の巻上げ部を
    係止するアンダーカット部を内周面に形成する、 ことを特徴とする請求項19、20又は21記載のスノ
    ータイヤ。
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