JP2716750B2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2716750B2
JP2716750B2 JP63272364A JP27236488A JP2716750B2 JP 2716750 B2 JP2716750 B2 JP 2716750B2 JP 63272364 A JP63272364 A JP 63272364A JP 27236488 A JP27236488 A JP 27236488A JP 2716750 B2 JP2716750 B2 JP 2716750B2
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宏 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、型開前にスライド板をスライドさせること
によってゲートカットが行なえるようにした射出成形用
金型に関する。
[従来の技術] ゲート部を有する射出成形用金型にあっては、ゲート
部と成品部とを切断する必要がある。従来のゲートカッ
トは手作業でニッパ等の工具を用いて切断されていた
が、作業能率、生産性の問題があるうえ、切断面を美麗
に処理できない欠点があった。
上記実情に鑑みて提供されたゲート自動切断装置とし
ては、サブマリンゲート(トンネルゲート)を採用した
もの等が知られている(日刊工業新聞社発行著者白石順
一郎「射出成形用金型」第205頁及び第206頁記載)。
又、特開昭60−264217号公報に示すように、型開状態
において成形品突き出しピンでゲートカットできるよう
にしたものが知られている。
さらに、特開昭60−68922号公報に示すように、型開
後にパーテイング面上を進退動してゲート部を切断する
カッタを設ける構造も提供されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、サブマリンゲートを採用したものは、アン
ダーカットとなるための制約が避けられないものであっ
た。
次に、突き出しピンは、型開工程における離型に際し
て突き出しピンを突出する構造であるために、型開側に
押えるものが無く、特殊な金型構造を除いては十分な切
断を行なえないものであった。
又、カッタ切断構造によれば、金型外部からパーテイ
ング面上に沿ってカッタが摺動する距離が長いために、
摺動設備が大掛りになるうえ、長いストロークによるた
め作業時間が多く要する欠点がある。
近年、このような成形品を得る場合、成形品の品質向
上を計る一方、成形品を得るため高速化が望まれてい
る。上記いずれの公報技術も、型開後の切断であるため
に、型開工程までの所要時間が避けられないものであっ
た。
而して、本発明は上記欠点を改良するためのものであ
って、スライド板上にゲート部を設けることによって型
開前にゲートカットを行えるした射出成形金型を提供す
ることを、その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達するための本発明に係る射出成形用金型
は、固定型板又は可動型板のいずれか一方にゲート部を
有するスライド板が摺動自在に設けられ、このスライド
板にはパーテイング面の型閉じ状態でその長手方向にス
ライドさせると共に型開き後の型閉に伴なって原位置へ
と復帰させる駆動機構が備えられている構成を特徴とす
るものである。
[発明の作用] スライド板は固定型板又は可動型板のいずれか一方に
組込まれているので、型閉工程においては、樹脂通路部
としてのゲート部を連通して構成している。溶融樹脂
は、スライド板のゲート部を通してキャビテイに賦形さ
れる。
次に、型閉状態のままで、駆動機構によってスライド
板がスライドするので、ゲート部は位置ズレすることに
よってせん断作用を受けてゲートカットされる。また、
パーティング面が型開された後は、型閉に伴なって原位
置へと復帰される。
[実施例] 図面第1図乃至第8図は本発明に係る射出成形用金型
の一実施例を示すものである。
本実施例に係る射出成形用金型は、固定型板1と可動
型板2とを備え、可動型板2にはスライド板3が組込さ
れて成る。型板1,2には入子型4,5を設けることができ、
この場合には入子型5にスライド板3を設けることが望
ましい。図示しないが、スライド板3は入子型を有しな
い型板1又は2に直接設けても良い。上記スライド板3
は駆動機構6,7によって型閉状態で摺動可能に構成され
ている。尚、図中8はローケートリング、9は固定側取
付板、10はスプルブッシュ、11はスプル、12は制限ピ
ン、13はキャビテイ、14はスペーサブロック、15は可動
側取付板、16はエジェクタ板、17はエジェクタピン、18
はスプルフラーピン、19はリターンピン、20はパーテイ
ング面である。
詳述すると、スライド板3は細長矩形状を呈し、前面
部21に沿ってゲート部22が設けられている。このゲート
部22に連通するランナ部23が連接されることが望まし
い。ゲート部22は多数個取りの場合には前面部21の巾方
向両端側に多数位置され、ランナ部22の所定個所にはス
プルロック孔24・・が貫設されている。又、スライド板
3の背面部25には、袖片26,26が上下両端に亘って突出
され、入子型5の溝条27,27に抜け止め摺動状態で装着
されている。さらに、スライド板3の上端面28には背面
側にテーパ部29が形成され、下端面30には前面側にテー
パ部31が形成されている。
これに対して、駆動機構6,7としては上下の作動ピン
から構成できる。即ち、作動ピン6,7の前端を固定側取
付板9に固定することによって、固定型板1との型開状
態で可動型板2が摺動可能に構成される。この場合の上
位の作動ピン6は、中間部から後半部内側にかけて逃げ
部32が形成され、後端部がテーパ部29に対応して傾斜す
るカム面33に形成され、さらに後端部には下げ作動部34
が突出されている。下げ作動部34は逃げ部32を肉薄とす
ることによって同軸状で形成可能となる。下位の作動ピ
ン7は、後端部上側にカム面35が形成され、これに続い
て逃げ部35が形成され、さらには上げ作動部37が同軸状
で形成されている。
上記構成に基づく作用について説明すると、型閉工程
において、作動ピン6,7は後退位置にあるので、スライ
ド板3は下位の作動ピン7の上げ作動部37に押上げされ
た状態にある。この場合に、スライド板3の上端面28は
上位の作動ピン6の逃げ部32に位置されている。図中3
8,39は後端面をテーパ状とした案内面である。
斯る状態で、第1図乃至第3図に示すように、スプル
11、ランナ部23、ゲート部22・・からキャビテイ13へと
連通しているので、溶融樹脂が金型内へ射出充填される
に至る。
次に、第5図に示すように、固定側取付板9と固定型
板1とが巾wだけ型開すると、スプルーブッシュ10から
スプル成品aが抜ける状態となる。斯る状態で制限ピン
12は固定型板1に当接しておらず、巾α程度の余裕を有
している。
スプル成品aが抜けるタイミングで、上位の作動ピン
6のカム面33がスライド板上端のテーパ部29に当接し、
下位の作動ピン7のカム面34がスライド板下端のテーパ
部31に位置することとなる。依って、その後の僅かに巾
αだけ型開することによって、第6図に示すように上位
の作動ピン6の下げ作動部34にスライド板3の上端面28
が押圧されると同時に、下位の作動ピン7の逃げ面36に
スライド板3の下端面30へ摺動させられる。その結果、
第7図に示すように、スライド板3が下方に位置するこ
とによって、ゲート部22・・はキャビテイ13・・と分離
させられる。この摺動位置において、スプルロック孔24
にスプルフラーピン18が侵入可能に位置する。
さらに、第8図に示すように、パーテイング面20が型
開され、エジェクタ板16の前進によってエジェクタピン
17で成品bのみが突き出されると同時に、成品bと分離
されたスプル成品aとランナ成品cとがスプルフラーピ
ン18で突き出されることとなる。この場合に、作動ピン
6,7は可動型板3から抜け出すが、ストッパ40によって
スライド板3は位置決めされている。ストッパ40は、例
えば入子型2にスプリング43によってボール41を突出さ
せ、これに対応してスライド板3の背面側に凹部42を形
成することで構成できる。
その後の型閉に際しては、作動ピン6,7の後端案内面3
8,39とテーパ部31をガイドとしてスライド板3の上下端
面28,30に侵入する。スライド板3は、上位の作動ピン
6の作動部34に上端面28が位置し、下位の作動ピン7の
逃げ面36に下端面29が位置している。型閉進行に伴なっ
て、下位の作動ピン7のカム面35でテーパ部31から下端
面30を押上げすると同時に、上位の作動ピン6のカム面
35から逃げ面32へと上端面28を上昇させることによっ
て、原位置へと復帰させる。
以上説明したように、上記一実施例によれば、作動ピ
ン6,7にカム面33,36と逃げ面32,36と作動部34,37とを形
成することによって、スライド板3を簡単に駆動させる
ことができるうえ、型開閉とそのタイミングを利用して
スライドさせることができた。この一実施例において、
作動ピン6,7による上げ下げは反対にしても同様なゲー
トカットが行なえるものである。
駆動機構の他の実施例を第9図に示すと、スライド板
3の上端面28に、駆動シリンダ44のロッド45が装着され
ている。この駆動シリンダ44の進退によって、スライド
板3が摺動される。この場合には、スライド板3にテー
パ部29,31を形成する必要が無い。
上記実施例において、スライド板3の上下摺動を前提
として図示説明したが、左右へのスライド構造でも同様
なゲートカットを行なえる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明にかかる射出成形用金型
は、パーティング面の型開閉とそのタイミングを利用し
て成形ハイサイクル化に対応できるようにしたものであ
って、型開前にはゲート部を有するスライド板を摺動さ
せてゲートカットでき、パーティング面が型開された後
には型閉に伴なって原位置へと復帰させることができ
る。又、スライド板を移行させるという単純な工程で、
型閉状態でのせん断力によりゲートカットし得るので、
せん断面も平滑である等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図乃至第8図は本発明に係る射出成形用金型の
一実施例を示し、第1図は型閉状態の縦断面図、第2図
は型閉状態の横断面図、第3図はパーティング面からの
正面図、第4図はスライド板と駆動機構を説明する斜視
図、第5図は型開状態の横断面図、第6図はスライド板
の摺動状態の縦断面図、第7図はスライド板の摺動状態
に係るパーテイング面からの正面図、第8図は型開突出
状態の横断面図、第9図は他例を示す要部断面図であ
る。 1……固定型板、2……可動型板、 3……スライド板、4,5……入子型、 6,7……駆動機構、9……固定側取付板、 11……スプル、12……制限ピン、 13……キャビテイ、16……エジェクタ板、 18……スプルフラーピン、 20……パーテイング面、21……前面部、 22……ゲート部、23……ランナ部、 24……スプルロック孔、25……背面部、 26……袖片、28……上端面、 29,31……テーパ部、30……下端面、 32,36……逃げ面、33,35……カム面、 34……上げ作動部、37……下げ作動部、 40……ストッパ、44……駆動シリンダ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型板又は可動板のいずれか一方にゲー
    ト部を有するスライド板が摺動自在に設けられ、このス
    ライド板にはパーティング面の型閉状態でその長手方向
    にスライドさせると共に型開き後の型閉に伴なって原位
    置へと復帰させる駆動機構が備えられていることを特徴
    とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1において、駆動機構が固定側取付
    板或いはランナーストリッパプレートの型開きに伴なっ
    て移動する作動ピンと、この作動ピンに設けられたカム
    部とからなることを特徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】請求項1において、駆動機構がスライド板
    の長手方向に端面部に装着された駆動シリンダからなる
    ことを特徴とする射出成形用金型。
  4. 【請求項4】請求項1において、駆動機構が固定側取付
    板或いはランナーストリッパプレートの型閉に伴なって
    移動する作動ピンと、この作動ピンに設けられたカム部
    とからなることを特徴とする射出成形用金型。
JP63272364A 1988-10-28 1988-10-28 射出成形用金型 Expired - Lifetime JP2716750B2 (ja)

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