JP2715939B2 - 表示パネルの駆動回路 - Google Patents

表示パネルの駆動回路

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JP2715939B2
JP2715939B2 JP6273430A JP27343094A JP2715939B2 JP 2715939 B2 JP2715939 B2 JP 2715939B2 JP 6273430 A JP6273430 A JP 6273430A JP 27343094 A JP27343094 A JP 27343094A JP 2715939 B2 JP2715939 B2 JP 2715939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ,オフィスワークステーション,壁掛けテレビ等に用
いられる平面型の表示パネルの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示パネルとしてはEL(エレク
トロ・ルミネッセンス)パネルやDC型又はAC型のプ
ラズマディスプレイパネルが知られている。このような
プラズマディスプレイパネルは、絶縁基板間に走査電極
や列電極等を格子状に配置し、各交点に画素領域が形成
された構成になっている。
【0003】図5は、AC型のプラズマディスプレイパ
ネルの基本構成を示したもので、(a)はその局部に関
する平面図であり、(b)は(a)に示すx−x´方向
における側面断面図である。
【0004】このプラズマディスプレイパネル20は、
ガラス材より成る第1の絶縁基板21及び第2の絶縁基
板22と、第1の絶縁基板21上に交互に形成されたそ
れぞれ透明な維持電極16a及び走査電極16bと、こ
れら各維持電極16a及び走査電極16b上に形成され
た電流供給用の金属電極16cと、これら各電極16
a,16b,16cに直交配置するように第2の絶縁基
板22上に形成された列電極17と、各電極16a,1
6b,16cを覆った絶縁層23aと、列電極17を覆
った絶縁層23bと、He,Xe等の放電ガスを充填す
る放電ガス空間26を確保すると共に、画素19を区切
る隔壁18と、第2の絶縁基板22の絶縁層23b上に
形成され,且つ放電ガスの放電により発生する紫外光を
可視光に変換する蛍光体24と、第1の絶縁基板21の
絶縁層23a上に形成され,且つ絶縁層23aを放電よ
り保護するためにMgO等より成る保護層25とで構成
されている。このプラズマディスプレイパネル20にお
いて、縦及び横に延びた隔壁18で囲まれた区画が画素
19となり、この画素19毎に蛍光体24を3色に塗り
分ければ、カラー表示のプラズマディスプレイが得られ
る。尚、ここでのディスプレイの表示方向は、図5
(b)を参照すれば、上面或いは下面の何れでも可能で
あるが、この構成の場合は下面にした方が好ましい。
【0005】図6は、図5(a),(b)に示したプラ
ズマディスプレイパネル20における電極配置を平面図
により示したものである。ここで示されるように、プラ
ズマディスプレイパネル20の電極のみに着目すると、
第1の絶縁基板21と第2の絶縁基板22との間には、
維持電極16aに関してC1 ,C2 ,…,Cm 、走査電
極16bに関してS1 ,S2 ,…,Sm 、列電極17に
関してD1 ,…,Dn-1 及びD2 ,…,Dn が画素19
を形成する位置で交叉している。しかも、これら第1の
絶縁基板21と第2の絶縁基板22とは互いに張り合わ
されることによりシール部27を形成するが、シール部
27は内部には放電ガスが封入されるようになってい
る。
【0006】このようなプラズマディスプレイパネル2
0を駆動するときは、走査電極16bに走査パルスを印
加し、列電極17には同じタイミングでデータパルスを
印加して書き込み放電を行わせると、これにより隣り合
う維持電極16aのうちの例えばC1 と走査電極16b
のうちの例えばS1 との間に交互に印加される維持パル
スにより維持放電が持続される。このとき、放電ガスに
より紫外光が放出され、この結果、蛍光体24が刺激さ
れて可視光を放出するので、所望の表示発光が行われ
る。逆に、放電を停止するためには、維持パルスよりも
電圧が低いか、或いはパルス幅の極端に狭い消去パルス
を維持電極16aと走査電極16bとの間に印加すれば
良い。
【0007】しかしながら、AC型のプラズマディスプ
レイパネル20は、面放電電極間及び対向放電電極間の
両方に誘電体層が存在するため、コンデンサが形成され
てしまう。即ち、AC型のプラズマディスプレイパネル
20の場合、ELパネル程ではないが、かなり大きな容
量を持つことになる。
【0008】ここで、電極に維持パルスを印加してパネ
ル電極間静電容量を充放電させる際、その静電容量(パ
ネル電極間静電容量)値をCP ,電源電圧をVDとした
とき、電源から供給されるエネルギーPはP=CP ×V
2 なる関係で表わされる。従って、立ち上がり時に電
源より供給されるエネルギーPは、抵抗での損失分VD
2 ×CP /2と、パネル電極間静電容量値CP に充電さ
れる分のVD2 ×CP/2との和になる。又、立ち下が
り時にパネル電極間静電容量より放電されるエネルギー
は抵抗での損失分VD2 ×CP /2となる。
【0009】通常の駆動回路では、電源から供給された
エネルギーPは、上述したようにP=CP ×VD2 で表
わされるが、1パルス毎に全てスイッチング素子の抵抗
分やパネルの各電極における抵抗分で消費,即ち、損失
されていることになり、放電には全く関与していない。
この放電に関与しないでパネル電極間静電容量値CP
充放電時に消費される無効電力P′は、実駆動時の駆動
周波数をfとすると、P′=P×f=CP ×VD2 ×f
なる関係で表わされる。
【0010】このため、大型パネルの駆動に際しては、
パネルサイズの増加と共にパネル電極間静電容量値CP
が増加し、駆動周波数fも高くなるので、無効電力損失
も大きくなる。その結果、全体の消費電力の増大が小型
パネルの場合と比較して無視できないものとなる。又、
大型パネルでは負荷容量がより大きな電源を用いる必要
があり、電源回路自体も大きくなってしまう。従って、
大型パネルになればなる程、プラズマディスプレイパネ
ル用として消費電力を削減できる駆動回路を採用すれ
ば、その効果が大きいことになる。
【0011】因みに、このように消費電力を削減したプ
ラズマディスプレイパネルの駆動回路に関連する技術と
しては、例えば特公昭56−30730号公報に開示さ
れたパルス供給回路,特開昭62−192798号公報
に開示された表示装置の駆動回路,特開昭63−101
897号公報に開示された電力を有効に使えるプラズマ
パネルの維持ドライバー及びアドレスドライバー等が挙
げられる。
【0012】図7は、従来のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動回路の一例を示したものである。この駆動回路
は、走査電極側駆動回路37,及びこれとは左右対称に
同一に構成された維持電極側駆動回路38をパネル電極
間静電容量(パネル電極間コンデンサ)39により結合
して構成されている。ここでは、走査電極側駆動回路部
37のみに関してその構成並びに動作を説明する。
【0013】走査電極側駆動回路37ではパネルの走査
電極A点(維持電極側駆動回路38の時は維持電極B
点)にコイル34の一端側を接続し、そのコイル34の
両端に4個のFETスイッチング素子30,32,3
5,36を接続している。各FETスイッチング素子3
0,32,35,36のうち、2個のFETスイッチン
グ素子30,32の一端側には電荷回収用コンデンサ2
9及びダイオード28を共通接続し、FETスイッチン
グ素子30,32の他端側(コイル34側)に介在され
たダイオード31,33の中間にコイル34の他端側が
接続されている。
【0014】この走査電極側駆動回路部37において
は、コイル34とパネル電極間静電容量39とで直列共
振を起こすことにより、共振周期の1/2の期間にパネ
ル電極間静電容量39の電荷が充放電される。一方、電
荷回収用コンデンサ29にはパネル電極間静電容量39
が充電される電源電圧VDの約1/2の電圧VD/2を
外部から印加し、1回の走査電極パルス(維持電極側駆
動回路部38の時は維持電極パルス)でパネル電極間静
電容量39への充放電に使用したエネルギーを電荷回収
用コンデンサ29に回収(電荷回収)させることによ
り、次の走査電極パルスでパネル電極間静電容量39の
充電に使用し、電源電圧VDの電源線から新たに供給さ
れる電力を削減させる。
【0015】図8は、この駆動回路の要部における処理
信号の波形を示したタイミングチャートであり、(a)
は走査電極側駆動回路37におけるA点での走査電極パ
ルスに関するもの、(b)は維持電極側駆動回路38に
おけるB点での維持電極パルスに関するもの、(c)は
面放電電極間の動作に関連した走査電極−維持電極の合
成波形を示したものである。ここでの合成波形が両電極
間における維持パルスの波形となる。
【0016】ところで、走査電極側駆動回路37のパネ
ル電極間静電容量39における1サイクルでの電力損失
P″は、走査電極パルスA(又は維持電極パルスB)の
立ち上がり時間をtr、走査電極側駆動回路37のFE
Tスイッチング素子30,32の抵抗分とパネルの各電
極における抵抗分の直列抵抗をR、コイル34のインダ
クタンス値をLとすると、P″={(tr×R)/(4
×L)}×CP ×VD2 なる関係が成立する。このた
め、上述した電荷回収を行わないP=CP ×VD2 の場
合と比較すると、(tr×R)/(4×L)分だけ電力
損失が少ないことが判る。又、各パルスの立ち上がり時
間tr,立ち下がり時間tf,コイル34のインダクタ
ンス値L,及びパネル電極間静電容量39に関するパネ
ル電極間静電容量値CP の間には、tr=tf=π×
(L×CP 1/2 なる関係が成立する。そこで、この関
係式を上述した関係式P″={(tr×R)/(4×
L)}×CP ×VD2 に代入すると、P″=(π/4)
×R×{(CP /L)1/2 }×CP ×VD2 となる。従
って、コイル34のインダクタンス値Lが大き程、損失
が少なくなることが判る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したプラズマディ
スプレイパネルの駆動回路の場合、電荷回収用コンデン
サとして、パネル電極間静電容量の100倍以上の静電
容量を持つものを用いることが一般的である。これは、
電荷の回収動作を行うために、電荷回収用コンデンサの
端子電圧が安定している必要があるためである。
【0018】しかしながら、図7に示した駆動回路にお
ける電圧VD/2を印加するための電源が無ければ、そ
の起動時において電荷回収用コンデンサの電荷が空であ
り、しかも電荷回収用コンデンサの静電容量が大きいた
め、電荷回収用コンデンサの電圧がVD/2に上昇して
安定化されるまでに時間がかかり、動作の立ち上がりが
遅くなるという問題がある。そこで、従来では図7に示
したように、予め電圧VD/2を印加し得る電源を用意
するか、或いは電荷回収用コンデンサにキックパルスを
別に供給するための起動回路を設けている。
【0019】それでも、この電荷回収用コンデンサは、
大容量で且つ高周波の充放電電流を流すことができる必
要があるため、高周波でも低インピーダンスであるハイ
リップル品の電解コンデンサが必要とされる上、A点を
電源電圧VDにクランプするFETスイッチング素子が
ショートした場合に備え、電源電圧VDの電圧より高い
耐圧性を有することが必要となる。ところが、このよう
な電解型コンデンサは通常の電源回路に用いられる電解
コンデンサに較べると、かなり高価なものになってしま
うという問題がある。
【0020】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、低価な部品を用い
て簡素に構成されると共に、動作の立ち上がりが速く、
且つ安定して電荷回収を行い得る表示パネルの駆動回路
を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表示パ
ネルに印加するパルスを発生する回路であって、該表示
パネルの電極に接続されて該表示パネルの電極に関する
パネル電極間静電容量に等価的に直列接続されて該パネ
ル電極間静電容量の充放電時に共振電流を発生させる充
放電回路部と、表示パネルの電極を一定の電位に保つた
めに該表示パネルの電極に接続される電圧クランプ部と
を含む表示パネルの駆動回路において、充放電回路部
は、パネル電極間静電容量の充放電時に共振電流を発生
させるためのコイルと、パネル電極間静電容量を充放電
する際の無効電力を回収する回収コンデンサと、パネル
電極間静電容量の充電及び放電における共振電流のそれ
ぞれの電流を独立に制御するスイッチ部とを備え、且つ
該コイル,該回収コンデンサ,及び該スイッチ部を直列
接続して成り、電圧クランプ部は、表示パネルの電極及
び電源線の間に接続された電源用スイッチと、表示パネ
ルの電極及び接地線の間に接続された接地用スイッチと
から成り、更に、回収用コンデンサの静電容量値は、少
なくともパネル電極間静電容量と電圧クランプ部におけ
る電源用スイッチ及び接地用スイッチの静電容量との総
和と同等な値から3倍までの値である表示パネルの駆動
回路が得られる。
【0022】
【作用】本発明の表示パネルの駆動回路では、コイル,
スイッチング素子,回収用コンデンサ,及び逆方向電流
阻止用ダイオードで構成される回路をパネル電極間静電
容量と直列接続して充放電回路部を成し、更にパネル電
極間静電容量の一端にそれぞれ電源線,接地線に接続さ
れた電源用スイッチング素子,接地用スイッチング素子
を接続して成る電圧クランプ部を備えた構成とし、パネ
ル電極間静電容量の充放電の度に充放電回路部と電圧ク
ランプ部の2個のスイッチング素子との組み合わせによ
り共振を起こし、表示パネルの充放電に使用した電力に
関しての無効電力を回収用コンデンサに回収させて次の
充放電に使用する。このようにすると、電源線から供給
される充放電電力が減るので、駆動に要する消費電力が
小さくなる。こうした基本構成において、充放電回路部
に使用する回収用コンデンサの静電容量値をパネル電極
間静電容量と電源用スイッチング素子及び接地用スイッ
チング素子の静電容量とを加算した加算値以上であっ
て、且つその加算値に3倍以下の範囲にしているので、
この回収用コンデンサの充放電に要する時間は短く、駆
動回路が安定化されるまでに時間がかからず、又外部か
ら特別な起動回路によるキックパルス等を必要としな
い。従って、この駆動回路では、回収用コンデンサとし
て従来よりも桁違いに容量の小さいもので電力の回収を
行うが、このように低容量のもので無効電力の電荷回収
の動作が行い得ることは新たに見い出されたものであ
る。因みに、回収用コンデンサの静電容量値は、駆動す
るプラズマディスプレイの走査電極又は維持電極の分割
した単位ブロック数によるが、概ね0.1μF以下のた
め、小型で耐圧性があって誘電正接による損失の少ない
安価なセラミックコンデンサ等で済む。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の表示パネルの
駆動回路について、図面を参照して詳細に説明する。図
1は、本発明の一実施例に係るプラズマディスプレイパ
ネルの駆動回路を示したものである。
【0024】この駆動回路は、プラズマディスプレイパ
ネルの走査電極及び維持電極に接続されてこれらの電極
に印加するパルスを発生すると共に、これらの電極間の
静電容量であるパネル電極間静電容量(パネル電極間コ
ンデンサ)1に等価的に直列接続されてパネル電極間静
電容量1の充放電時に共振電流を発生する充放電回路部
2と、走査電極及び維持電極に接続されてこれらの電極
を一定の電位に保つ電圧クランプ部3とを含んでいる。
【0025】このうち、充放電回路部2はパネル電極間
静電容量1の充放電時に共振電流を発生するコイル8
と、パネル電極間静電容量1を充放電する際の無効電力
を回収する電力回収用コンデンサ12と、パネル電極間
静電容量1の充電及び放電における共振電流のそれぞれ
の電流を独立に制御するスイッチ部とを直列接続して成
っている。ここで、スイッチ部は一端側が接地された電
力回収用コンデンサ12の他端側にそれぞれ接続された
FETスイッチング素子4,6と、FETスイッチング
素子4のソース端子側及びコイル8の一端側の間に接続
された逆方向電流阻止用のダイオード10と、FETス
イッチング素子6のドレイン端子側及びコイル8の一端
側の間に接続された逆方向電流阻止用のダイオード11
とを含んで構成され、コイル8の他端側は端子Cを介し
て一端側が接地されたパネル電極間静電容量1の他端側
に接続され、コイル8の一端側及び他端側には抵抗9が
接続されている。
【0026】この充放電回路部2では、パネル電極間静
電容量1,電力回収用コンデンサ12,及びコイル8が
直列共振回路を形成している。FETスイッチング素子
4,6にはNチャンネルのものが用いられ、FETスイ
ッチング素子4,6はそれぞれゲート側から供給される
IN1,IN3の信号で制御される。因みに、コイル8
に並列接続された抵抗9は、波形の振動防止のために設
けられたダンピング抵抗である。
【0027】一方、電圧クランプ部3は、コイル8の他
端側の端子C(即ち、走査電極及び維持電極)及び電源
線(即ち、電源電圧VD)の間に接続された電源用のF
ETスイッチング素子5と、端子C(即ち、走査電極及
び維持電極)及び接地線の間に接続された接地用のFE
Tスイッチング素子7とから成っている。ここで、FE
Tスイッチング素子5にはC−MOS型構成のPチャン
ネルのものが用いられ、FETスイッチング素子7には
C−MOS型構成のNチャンネルのものが用いられ、F
ETスイッチング素子5,7はそれぞれゲート側から供
給されるIN2,IN4の信号で制御される。この電圧
クランプ部3はパネル電極間静電容量1の端子Cにおけ
る電圧を電源電圧VD及び接地線にクランプする。但
し、この駆動回路では、充放電回路部2の電力回収用コ
ンデンサ12の静電容量値が少なくともパネル電極間静
電容量1と電圧クランプ部3におけるFETスイッチン
グ素子5,7の静電容量との総和と同等な値から3倍ま
での値となっている。
【0028】図2は、この駆動回路による処理信号(駆
動電圧)及びその電流(駆動電流)の波形をタイミング
チャートにより示したものである。ここでは、上述した
FETスイッチング素子4,5,6,7の動作を表わす
波形と、パネル電極間静電容量1の両端電圧VCPの波形
と、プラズマディスプレイパネルを充電する方向を正と
した場合のコイル8に流れる電流ILの波形と、電力回
収用コンデンサ12の端部における電圧VR の波形とを
示している。
【0029】具体的に云えば、スイッチ駆動入力信号I
N1がFETスイッチング素子4のゲートにゲート・ソ
ース間電圧として供給されると、FETスイッチング素
子4は期間a′,期間bの一部,期間aでオンし、期間
c,期間dでオフとなる。又、スイッチ駆動入力信号I
N2がFETスイッチング素子5のゲートにゲート・ソ
ース間電圧として供給されると、FETスイッチング素
子5は期間bの一部でオンし、その他の期間a′,期間
c,期間d,期間aでオフとなる。更に、スイッチ駆動
入力信号IN3がFETスイッチング素子6のゲートに
ゲート・ソース間電圧として供給されると、FETスイ
ッチング素子6は期間cと期間dの一部とでオンし、期
間a′,期間b,期間aでオフとなる。加えて、スイッ
チ駆動入力信号IN4がFETスイッチング素子7のゲ
ートにゲート・ソース間電圧として供給されると、FE
Tスイッチング素子7は期間dの一部でオンし、その他
の期間a,期間b,期間c,期間a´でオフとなる。
【0030】このようなパネル駆動の1周期は、期間a
から期間dまでであるが、図示したように電源を投入し
たとき(即ち、起動時のt=0)には、パネル電極間静
電容量1に関するパネル電極間静電容量値CP に電荷が
全く充電されておらず、動作が異なるため、ここでは期
間bの前に期間a′を設けている。
【0031】以下は、この駆動回路によるクランプ動作
をそれぞれ図3(a)〜(e)に示すように、図2にお
ける各期間の動作に対応させて具体的に説明する。
【0032】先ず図3(a)に示すように、期間a′に
おいて、起動時のt=0ではFETスイッチング素子4
を閉じてもパネル電極間静電容量1と電力回収用コンデ
ンサ12とには電荷が全く充電されていないので回路電
流は流れない。尚、FETスイッチング素子5,6,7
は解放状態にあり、以下も同様に特に説明しない限りス
イッチング素子は解放されているものとする。
【0033】次に図3(b)に示すように、期間bでは
FETスイッチング素子4は閉じたままで所定時間の経
過後、FETスイッチング素子5を閉じると、パネル電
極間静電容量1は接地及び電源電圧VD間に接続される
ので、図示のような充電電流が流れてパネル電極間静電
容量1には電荷が充電される。
【0034】更に図3(c)に示すように、期間cでは
FETスイッチング素子4,5を開いたままで所定時間
の経過後、FETスイッチング素子6を閉じると、パネ
ル電極間静電容量1に蓄えられた電荷はコイル8を通
り、電力回収用コンデンサ12に向かって流れる。この
とき、コイル8には逆起電力が発生して電流(共振電
流)ILが流れ、電力回収用コンデンサ12には電荷が
蓄えられる。尚、パネル電極間静電容量1の電位VCP
下がり、この後にパネル電極間静電容量1を流れる電流
は零に達する。
【0035】次に図3(d)に示すように、期間dでは
パネル電極間静電容量1の電位が最低値になるときにF
ETスイッチング素子7を閉じる。ここでFETスイッ
チング素子7が閉じられることにより、パネル電極間静
電容量1は零電位にクランプされる。このとき、電力回
収用コンデンサ12の電圧波形はパネル電極間静電容量
1の電圧波形と逆で、その振幅は電力回収用コンデンサ
12の容量値によって相違するが、ここでは電源線の電
源電圧VDより低い電位を保っている。電力回収用コン
デンサ12に蓄えられた電荷は次のサイクルまで保持さ
れる。
【0036】又、期間aでは図3(e)に示すように、
FETスイッチング素子6,7を開いたままで所定時間
の経過後、FETスイッチング素子4を閉じると、電力
回収用コンデンサ12に蓄えられた電荷はコイル8を通
してパネル電極間静電容量1に向かって流れる。このと
き、コイル8の逆起電力により共振電流ILが流れ、パ
ネル電極間静電容量1が充電される。以後は期間aから
期間dまでの動作が繰り返されることになる。
【0037】このような駆動回路の場合、パネル電極間
静電容量1,コイル8,電力回収用コンデンサ12,及
び各FETスイッチング素子4〜7のタイミングを制御
した共振動作によりパネル電極間静電容量1の充放電電
力を削減し、次のサイクルまでの間に前のサイクルの無
効電力の大部分を少ない部品点数で回収することができ
る。しかも、ここで使用した電力回収用コンデンサ12
は、従来のものよりも桁違いに容量の小さいものである
が、このように低容量のコンデンサで電荷回収の動作が
可能であることは本実施例の構成により見い出されたも
のである。
【0038】そこで、以下は本実施例の駆動回路による
消費電力の削減性について、具体的に説明する。先ず電
源線の電源電圧VDと流入する直流電流との積により消
費電力Pを求めると共に、従来の駆動回路の消費電力を
P ×VD2 ×fより求め、これらを用いて無効電力の
回収率ηを算出すると、回収率ηはη={−P/(CP
×VD2 ×f)}×100(%)なる関係で表わされ
る。
【0039】図4は、電力回収用コンデンサ12の静電
容量値CR (μF)を変化させた場合の回収率η(%)
の変化を示したものである。但し、ここではCP2をパネ
ル電極間静電容量1及びFETスイッチング素子5,7
の出力容量並びに帰還容量に関する総和を示す静電容量
値(以下、パネル側の総容量値と呼ぶ)とし、電源電圧
VDが160Vである場合のコイル8のインダクタンス
値がそれぞれ異なる場合の特性を示している。
【0040】図4からは、電力回収用コンデンサ12の
静電容量値CR が少なくともパネル側の総容量値C
P2(ここでは3800pFとする)の値と等しければ回
収率ηが高くなり、更に静電容量値CR の値がパネル側
の総容量値CP2の値の約2倍の7600pF付近で回収
率ηが一定になることが判る。従って、電力回収用コン
デンサ12の静電容量値CR は、パネル側の総容量値C
P2の1〜3倍の範囲とすることが望ましい。静電容量値
R が更に大きければ回収率ηは飽和するが、この値が
大きくなればなる程、電力回収用コンデンサ12の価格
が高くなるので望ましくない。ここで明らかなように、
電力回収用コンデンサ12としては、従来のものと同一
の耐圧性を有するが、従来のものよりも価格が易く、し
かも損失の少ない信頼性の高い小容量のコンデンサ(例
えばセラミックコンデンサやフィルムコンデンサ等)を
適用することが可能になっている。
【0041】又、図4からは、コイル8のインダクタン
ス値が大きい程、回収率ηが向上することも判る。即
ち、コイル8のインダクタンス値が大きくなると、パネ
ル電極間静電容量1の充放電時に流れる電流が減少する
ので、パネル側の各電極における抵抗分、コイル8の内
部抵抗、各FETスイッチング素子4〜7のオン抵抗等
による全ての抵抗分[R]による電力損失が減少するた
め、回収率ηが向上することになる。
【0042】この駆動回路では、電力回収用コンデンサ
12の静電容量値CR がパネル側の総容量値CP2と等価
的に直列接続されているため、合成容量値CP3の値が小
さくなる。この合成容量値CP3はCP3=CR ×CP2
(CR +CP2)なる関係で表わされ、これに対応する維
持パルスの立ち上がり時間tr,並びに立ち下がり時間
tfは、tr=tf=π×(L×CP31/2 なる関係で
表わされる。従って、コイル8のインダクタンス値が従
来の場合と同じであれば、維持パルスの立ち上がり時間
trや立ち下がり時間tfは従来よりも速くなって高速
動作となる。
【0043】尚、実施例ではAC型のプラズマディスプ
レイパネルに適用される駆動回路について説明したが、
本発明の駆動回路はその他の表示パネル,即ち、DC型
のプラズマディスプレイパネルやELパネル等にも適用
できる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の表示パ
ネルの駆動回路によれば、パネル電極間静電容量に等価
的に直列接続されてパネル電極間静電容量の充放電時に
共振電流を発生する充放電回路部と、表示パネルの電極
を一定に保つ電圧クランプ部とを含む基本構成におい
て、充放電回路部の回収用コンデンサの静電容量値を少
なくともパネル電極間静電容量と電圧クランプ部におけ
るスイッチの静電容量との総和と同等な値から3倍まで
の値とし、回収用コンデンサの充放電に要する時間及び
駆動回路が安定化されるまでの時間を短縮化しているの
で、従来のように電荷回収動作を高速に立ち上げるため
の電荷回収専用の別電源や特別な起動回路を用いること
無く、低価な部品を用いて簡素な構成で電荷回収動作を
高速に立ち上げて安定化させることができるようにな
る。又、特に充放電回路部に備えられる回収用コンデン
サには静電容量が小さく、しかも低価格で低損失な特性
が得られる多種類のものを用いることができるため、高
い回収率と信頼性とを合わせ持つ表示パネルの駆動回路
が提供され、工業上非常に有益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るAC型のプラズマディ
スプレイパネルの駆動回路を示したものである。
【図2】図1に示す駆動回路による処理信号(駆動電
圧)及びその電流(駆動電流)の波形を示したタイミン
グチャートである。
【図3】(a)〜(e)はそれぞれ図2における各期間
の動作に対応した駆動回路によるクランプ動作を示した
ものである。
【図4】図1に示す駆動回路に備えられる電力回収用コ
ンデンサにおける容量と回収率との関係を示したもので
ある。
【図5】従来の表示パネルの一例であるAC型のプラズ
マディスプレイパネルの基本構成を示したもので、
(a)はその局部に関する平面図、(b)は(a)に示
すx−x′線方向における側面断面図である。
【図6】図5に示すプラズマディスプレイパネルの電極
配置を示した平面図である。
【図7】図5に示すプラズマディスプレイパネルの駆動
回路を示したものである。
【図8】図7に示す駆動回路による処理信号の波形を示
したタイミングチャートであり、(a)は一方の走査電
極側駆動回路におけるA点での走査電極パルスに関する
もの、(b)は他方の維持電極側駆動回路におけるB点
での維持電極パルスに関するもの、(c)は面放電電極
間の動作に関連した走査電極−維持電極の合成波形に関
するものである。
【符号の説明】
1,39 パネル電極間静電容量 2 充放電回路部 4,5,6,7,30,32,35,36 FETスイ
ッチング素子 8,34 コイル 9 抵抗 10,11,28,31,33 ダイオード 12 電力回収用コンデンサ 16a 維持電極 16b 走査電極 16c 金属電極 17 列電極 18 隔壁 19 画素 20 プラズマディスプレイパネル 21,22 絶縁基板 23a,23b 絶縁層 24 蛍光体 25 保護層 26 放電ガス空間 27 シール部 29 電荷回収用コンデンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルに印加するパルスを発生する
    回路であって、該表示パネルの電極に接続されて該表示
    パネルの電極に関するパネル電極間静電容量に等価的に
    直列接続されて該パネル電極間静電容量の充放電時に共
    振電流を発生させる充放電回路部と、前記表示パネルの
    電極を一定の電位に保つために該表示パネルの電極に接
    続される電圧クランプ部とを含む表示パネルの駆動回路
    において、前記充放電回路部は、前記パネル電極間静電
    容量の充放電時に共振電流を発生させるためのコイル
    と、前記パネル電極間静電容量を充放電する際の無効電
    力を回収する回収コンデンサと、前記パネル電極間静電
    容量の充電及び放電における共振電流のそれぞれの電流
    を独立に制御するスイッチ部とを備え、且つ該コイル,
    該回収コンデンサ,及び該スイッチ部を直列接続して成
    り、前記電圧クランプ部は、前記表示パネルの電極及び
    電源線の間に接続された電源用スイッチと、前記表示パ
    ネルの電極及び接地線の間に接続された接地用スイッチ
    とから成り、更に、前記回収用コンデンサの静電容量値
    は、少なくとも前記パネル電極間静電容量と前記電圧ク
    ランプ部における前記電源用スイッチ及び前記接地用ス
    イッチの静電容量との総和と同等な値から3倍までの値
    であることを特徴とする表示パネルの駆動回路。
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