JP2715690B2 - 電子写真現像剤組成物 - Google Patents

電子写真現像剤組成物

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孝史 今井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真現像剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質化の目的で、9μm以下の
粒径を有する小粒径トナーが使用されるようになってい
る。トナー粒子を小粒子化することにより、高画質化が
はかれるが、一方、転写性、クリーニング性が低下する
という問題が発生する。この問題を解決するために、ト
ナー粒子に転写助剤、クリーニング助剤と称する各種添
加剤を添加することが行われている。例えば、シリカ微
粒子の添加により、トナーの粉体流動性を向上させて転
写性を改善する試みや、滑剤、ポリマービード等の添加
により、クリーニング性を改善する試みがなされてい
る。
【0003】一方、トナーの帯電性を下げることによっ
て、これ等の問題を改善することも可能であるが、その
場合には、低帯電量によるトナークラウドの発生が顕著
になり、機内汚染による障害を生じるという問題があっ
た。これ等の状況を図1および図2によって説明する。
図1は、トナー帯電量と付着力の関係を示すグラフであ
り、図2はトナー帯電量とトナーの剥離電界(トナーを
引き剥がすために必要な電界)の関係を示すグラフであ
る。これの図より、トナーの付着力は、トナー帯電量
が同じであれば、トナーの粒径に依存しないことが、ト
ナーの剥離電界は、トナーの粒径が小さくなることによ
って著しく大きくなることが分かる。このことは、トナ
ーを小粒径化することにより、転写クラウドのラチチュ
ードが著しく狭くなることを意味している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、小粒径の
トナーについて、現像に際してトナークラウドを発生さ
せずに、すなわち、トナー帯電量を低下させずに、現像
転写クリーニング性を向上させることが求められてい
た。本発明は、この様な要求の下になされたものであ
る。したがって、本発明の目的は、良好なトナー付着力
と現像転写クリーニング性を示す小粒径トナーを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
の技術における問題点の本質的な改善は、実際に帯電し
たトナーの付着力の制御技術、すなわち、トナー帯電制
御のみならず、トナーの構造制御が必要であると考え、
現像剤の構成材料、構造等と帯電トナーの付着力との関
係について検討した結果、ある粒径範囲の有機樹脂から
なる球状微粒子を外添剤として使用することにより、上
記目的を達成することができることを見いだし、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明の電子写真現像
剤組成物は、少なくとも着色剤と結着樹脂とよりなる平
均粒径9μm以下のトナー粒子に、粒径20nmないし
80nmの有機樹脂からなる球状微粒子を、該トナー粒
子表面に表面被覆率10%以上になるように外添してな
ることを特徴とする。
【0006】本発明の電子写真現像剤組成物において、
外添剤として添加される有機樹脂からなる球状微粒子と
しては、具体的には、アクリル酸エステル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリスチレン樹脂、フッ素樹脂等があげら
れ、これ等の樹脂は、混合物として使用してもよい。
【0007】本発明において、上記有機樹脂からなる
状微粒子は、粒径20〜80nmの範囲にあることが必
要であり、好ましくは30〜60nmの範囲のものが使
用される。これ等球状微粒子は、スペーサー剤としての
機能をはたすものであり、その添加により、トナーとキ
ャリア、或いはトナーと感光体との接触面積が低減し、
非静電的付着力が低減する。
【0008】球状微粒子の粒子径が20nmよりも小さ
くなると、キャリアやブレ−ド等との摩擦により、球状
微粒子がトナー粒子内部に埋め込まれて、スペーサー剤
としての機能が十分に発現されない。また、80nmよ
りも大きくなると、トナー粒子本体との接触面積と同一
オーダーとなり、球状微粒子による接触面積低減効果が
十分に得られない。
【0009】本発明において、上記球状微粒子は、トナ
ー粒子に対して表面被覆率10%以上になるように添加
することが必要である。表面被覆率が10%よりも低く
なると、球状微粒子の添加効果を十分発揮することがで
きなくなる。なお、表面被覆率は、次の式で定義され
る。
【数1】 (式中、fは表面被覆率、dt はトナーの粒径、Pt
トナーの比重、dA は球状微粒子の粒径、PA は球状微
粒子の比重、Cは球状微粒子/トナーの重量比を意味す
る。)
【0010】一方、本発明のトナー粒子は、少なくとも
着色剤と結着樹脂とよりなるが、結着樹脂としては、公
知の樹脂、例えば、スチレン樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リエチレン等のオレフィン系樹脂、ブタジエン、イソプ
レン等のジエン系樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、
フッ素系樹脂、ポリアミド、シリコーン系樹脂、フェノ
ール樹脂、石油樹脂、ポリウレタン等の合成樹脂、更に
は天然樹脂状物があげられる。
【0011】また、着色剤としては、公知の染顔料を用
いることができる。例えば、カーボンブラック、マグネ
タイト、ニグロシン、アニリンブルー、クロムイエロ
ー、群青、メチレンブルークロライド、フタロシアニン
ブルー、ジスアゾイエロー、ローダミン6Gレーキ等、
如何なる染顔料をも用いることができる。必要に応じ
て、帯電制御剤を添加することができる。帯電制御剤と
しては、トナー粒子中で顔料型分散もしくはミセル状分
散(その分散サイズが数mμm以下)する従来公知のも
のが使用できる。例えば、含金属染料などの、金属キレ
ート類、4級アンモニウム塩類、各種電子吸引/供与性
無機粉末、更に極性物質で表面処理した無機物質、極性
ポリマービード等を用いることができる。
【0012】本発明においては、トナー粒子は、平均粒
径が9μm以下になるように形成され、そしてこのトナ
ー粒子に、上記球状微粒子が外添剤として添加・混合さ
れ、静電荷像現像用トナーが製造される。その際使用す
るトナー製造装置としては、ヘンシェルミキサー、スー
パーミキサー、UCミル等が使用できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 実施例1 スチレン−n−ブチルメタクリレート(70:30) 共重合体(Mn=20000、Mw=35000) 100重量部 マゼンタ顔料(C.I.ピグメントレッド57:1) 4重量部 テトラフェニルほう素カリウム 1重量部 上記成分を常法により混合、粉砕、分級して平均粒径9
μmのトナー粒子を得た。得られたトナー粒子に対し
て、粒径40nmのポリメチルメタクリレート樹脂の
粒子を外添剤として添加・混合し、トナー組成物を得
た。キャリアとして、粒径50μmの球状フェライトを
フッ素系樹脂とスチレン−アクリル共重合体でコートし
たものを用い、上記トナー組成物をトナー濃度8重量%
になるように混合して現像剤を作製した。
【0014】この現像剤を用いて、特性の評価を行っ
た。 (i) トナー付着力測定 上記現像剤をマグネチックロール上に層形成した後、ア
ルミニウムプレート上にバイアス現像させることによっ
てトナー層を形成した。トナー層重量は1.0mg/c
2 になるように、主に現像回数バイアスを変化させ制
御した。さらに現像剤中のトナー濃度を変化させ、帯電
量のなるトナー層も形成した。このサンプルに400
μmの空隙を設け、アルミニウム電極を対向させ、外部
電界を段階的に印加し、トナー剥離電界および付着力分
布を測定した。この測定は真空中、約10mTrにて実
施した。表1に付着力の測定結果を示す。なお、代表値
として、トナー帯電量(q/d)=1.0fc/μmの
時の付着力データを示す。
【0015】(ii)転写性評価 上記現像剤を、複写機(FX6800改造機、富士ゼロ
ックス(株)製)に装着し、転写性の評価を行なった。
評価結果を表1に示す。ベタソリッド画像の均一性を5
段階で評価した。ソリッド画像均一性は、ほぼ付着力に
対応しており、付着力低減効果が大きい外添剤を添加し
たトナーの方が、良好な画質の画像が得られた。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明の電子写真現像剤組成物は、直径
9μm以下の小粒径のトナー粒子に、外添剤として粒径
20〜80nmの有機樹脂からなる球状微粒子を添加・
混合して構成されるから、トナー帯電量を低下させず
に、現像転写性が向上したものになる。したがって、本
発明の電子写真現像剤組成物は、現像に際してトナーク
ラウドが発生せず、良好なトナー付着力と現像転写性を
示すので、良好な画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トナー粒子の帯電量と付着力との関係を示す
グラフ。
【図2】 トナー粒子の帯電量とトナー剥離電界との関
係を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 孝史 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 武井 雅之 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 平2−46469(JP,A) 特開 平3−100661(JP,A) 特開 平4−204659(JP,A) 特開 平1−204068(JP,A) 特開 昭63−244053(JP,A) 特開 昭63−131149(JP,A) 特開 平2−297561(JP,A) 特開 平4−188154(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色剤と結着樹脂とよりなる
    平均粒径9μm以下のトナー粒子に、粒径20nmない
    し80nmの有機樹脂からなる球状微粒子を、該トナー
    粒子表面に表面被覆率10%以上になるように外添して
    なることを特徴とする電子写真現像剤組成物。
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