JP2715366B2 - 自動車用トランクの物入れ装置 - Google Patents

自動車用トランクの物入れ装置

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JP2715366B2
JP2715366B2 JP7282594A JP7282594A JP2715366B2 JP 2715366 B2 JP2715366 B2 JP 2715366B2 JP 7282594 A JP7282594 A JP 7282594A JP 7282594 A JP7282594 A JP 7282594A JP 2715366 B2 JP2715366 B2 JP 2715366B2
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trunk lid
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JPH07257288A (ja
Inventor
晃 桑原
Original Assignee
池田物産株式会社
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用トランク内に
設けられる物入れ装置の構造に関するものある。
【0002】
【従来の技術】自動車には、故障した場合の修理用工具
等の小物部品が装備されている。これらの収納箇所は一
般に、トランクルームの内底部やコーナー部等である。
ところが、トランクルーム内には他の荷物等も一緒に積
み込まれていることが多いため、使用する場合に他の荷
物が邪魔して簡単に取り出すことができない場合も少な
くない。そこで、例えば図6に示すような物入れ構造を
取った自動車が従来より提案されている。
【0003】すなわち、図6に示す物入れ構造では、ト
ランクルーム51を閉じるトランクリッド52の内面に
固定されたライニング53に、袋状の物入れ54を取り
付け、この物入れ54をシート状のカバー55で開閉可
能に覆った構成になっている。そして、この物入れ54
内に設けられている位置決めホルダー部56にドライバ
ーやスパナ、ペンチ等の修理用の工具57等を保持さ
せ、通常はカバー55で覆って隠した状態にしておき、
使用の必要が生じたときにカバー55を外して工具57
を露出させ、そこから必要な工具を取り出して使用する
ことができる状態になっている。なお、図6は、カバー
55が外されて工具57が露出されている状態で示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の物入れ構造では、トランクリッド52を開放し
て傾けた状態でカバー55を外すので、カバー55を外
したときに、工具57が位置決めホルダー部56より外
れて脱落したりする場合があり、取り扱いにくいと言う
問題点があった。また、開放されたトランクリッド52
の下向きになっている内面に取り付けられている状態
で、カバー55の開閉から工具57を出し入れするに至
るまでの一切の作業を身体をかがめて無理な姿勢でしな
ければならない。このため作業性も悪いと言う問題点が
あった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は取り扱いが容易な自動車用トラン
クの物入れ装置を提供することにある。さらに、他の目
的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の要
部である、自動車用トランク内に設けられる物入れ装置
において、トランクリッドの内面に一端側が回動可能に
取り付けられ、他端側が回動先端側に延ばされて設けら
れたレール部材と、前記レール部材にスライド自在に取
り付けられ、前記レール部材の案内で前後方向にスライ
ド可能であるとともに、前記レール部材の回動により前
記トランクリッドの内面に当接された格納位置と前記ト
ランクリッドより離れて略水平な位置まで移動される使
用位置とに切り換え可能な箱状の収納体と、前記収納体
を前記格納位置でロックしておくための解除可能なロッ
ク手段とを備えた構成とする、ことにより達成される。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、通常は格納位置、すなわ
ちトランクリッドの内面に当接配置させてロックしてお
くと、トランクリッドと一体化された状態で取り扱うこ
とができ、またロックを外すとレール部材と共に収納体
をトランクリッドより離れて水平におかれる使用位置ま
で回動させ、さらに収納体をレール部材上でスライドさ
せて作業者の手元まで引き寄せて、作業者の手元で物の
出し入れをすることができる。一方、作業後は、逆の手
順で収納体を格納位置に戻してロックすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2は本発明の一実施例とし
て示す自動車の後部構造をトランクリッドを開放させた
状態で示す斜視図である。
【0009】図1及び図2において、自動車の車体1の
後部側にはトランクルーム2が形成されており、このト
ランクルーム2の上面開口部はトランクリッド3によっ
て開閉自在に覆われている。前記トランクリッド3は、
車体1の開口縁前部側に一対のヒンジ4を介して回動可
能であって、その後部回動端にはロック機構5(図3参
照)が設けられている。また、トランクリッド3の内面
側には、硬質プラスチック等でパネル状に成形されたラ
イニング6が取り付けられ、このライニング6でトラン
クリッド3の内面を装飾している。さらに、このライニ
ング6の内面側に密着される状態にして物入れ11が取
り付けられている。
【0010】前記物入れ11は、図3乃至図5にも、図
1及び図2に示す自動車の要部構造として示されてお
り、大きくは一対のレール部材12と、収納体13と、
ロック部材14等で構成されている。
【0011】前記、一対のレール部材12はそれぞれ棒
状のステーであり、左右に分かれて各々配置されてい
る。また、各レール部材12の一端側はヒンジ15を介
してトランクリッド3の前部回動基端側内面に、上下方
向に回動自在にして取り付けられており、他端側は自由
端として後方に向かって延ばされている。
【0012】収納体13は、上面が開口され、内部が複
数の仕切りで区切られている偏平な箱状に形成され、上
面には開閉可能なリッド16が取り付けられ、このリッ
ド16を開けて内部に修理用の工具20a,20b,2
0c等を出し入れ可能になっている。また、左右両側部
分には、一対のレール部材12がスライド自在に挿入係
合されているスライド係合孔17(図3参照)が各々形
成されており、この各スライド係合孔17にレール部材
12をスライド自在に係合させて、収納体13がレール
部材12に取り付けられている。さらに、収納体13の
前面側には、トランクルーム2の上面開口部における後
部周縁2aにカギ止め可能な係止フック18が取り付け
られている。なお、この係止フック18は、図3に示す
ように、下側が開口された逆U字状にして取り付けられ
ている。
【0013】ロック部材14は、収納体13の前側略中
央部に、収納体13を貫通して回動自在に取り付けられ
ている。そして、収納体13の下面側に摘み部14aが
一体回転自在に配置されているとともに、収納体13の
上面側に係合部としてのカギ部14bが一体回転自在に
配置されている。このロック部材14と対応して、ライ
ニング6側には、ロック部材14のカギ部14bが挿入
されて裏面側で係止される係止部を形成するためのカギ
穴19が設けられている。なお、このロック部材14の
カギ部14bとライニング6側のカギ穴19とは、収納
体13がレール部材12上で前端側(ヒンジ15側)に
配置された状態で対応する構造になっており、この位置
で収納体13がガイドレール部材12と共にライニング
6側に回動されて当接される(この位置を以下「格納位
置」と言う)と、その位置でカギ部14bがカギ穴19
内に差し込まれ、さらにカギ部14bを摘み部14aを
介して回転させると、カギ部14bがライニング6の裏
面側に係合ロックできる。
【0014】次に、この動作を説明する。まず、収納体
13は通常は格納位置に配置され、かつカギ部14bが
カギ穴19内に差し込まれて、カギ部14bが図4の実
線で示す位置まで回動されることによってロックされて
いる。また、この状態では、収納体13の上部開口はリ
ッド16で閉じられ、かつ収納体13がトランクリッド
3(実施例ではライニング6)の内面に密着当接されて
いる。したがって、トランクリッド3が開閉されるとき
には、このトランクリッド3と一体に収納体13も移動
され、その収納体13内に格納されている工具20a〜
20cも収納体13内よりこぼれ落ちて脱落することも
ない。
【0015】そして、収納体13内の工具等を使用した
い場合は、トランクリッド3が開放されている状態にお
いて、ロック部材14の摘み部14aを指で持って回
し、カギ部14bが図4の一点鎖線で示す位置まで回動
させる。すると、ロック手段を構成しているところのカ
ギ部14bとカギ穴19との係合が解除(アンロック)
され、収納体13はレール部材12と共に、ヒンジ15
を支点として下方に回転し、図3に実線で示す位置(こ
の位置を以下「使用位置」と言う)、すなわち収納体1
3が略水平な位置に配置されるまで移動させることがで
きる。次いで、さらに収納体13をトランクルーム2の
後部周縁2a側に引くと、レール部材12と収納体13
との間がスライド係合孔17内でスライドし、収納体1
3を後ろ側(通常、作業者が立つ側)に移動させること
ができる。さらに、移動させた状態で係止フック18を
後部周縁2a上に係合させると、収納体13を水平に保
持しておくことができる。図1及び図3の一点鎖線で示
す状態は、このように保持されている状態を示してい
る。また、この状態で収納体13のリッド16を開く
と、収納体13内より工具等を取り出すことができる。
なお、この収納体13に設けられているリッド16は必
ずしも設けなくても差し支えないものである。一方、工
具等の使用が終了したら、前とは逆の手順をとることに
より収納体13を格納位置に戻すことができる。
【0016】したがって、本実施例によれば、通常は収
納体13を格納位置、すなわちトランクリッド3の内面
に当接配置させてロックしておくと、トランクリッド3
と一体化された状態で取り扱うことができ、またロック
を外すとレール部材12と共に収納体13をトランクリ
ッド3から離れて水平におかれる使用位置まで回動さ
せ、さらに収納体13をレール部材12上でスライドさ
せて作業者の手元まで引き寄せて係止フック18を後部
周縁2a上に係合させた状態にすると、作業者の手元で
収納体13内に物を出し入れすることができることにな
る。
【0017】なお、上記実施例では、収納体13内に工
具20a〜20cを収納した場合について説明したが、
これに限ることなく、普通の小物類を収納しても良いこ
とは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る自動
車用トランクの物入れ装置によれば、通常は格納位置、
すなわちトランクリッドの内面に当接配置させてロック
しておくと、トランクリッドと一体化された状態で取り
扱うことができ、またロックを外すとレール部材と共に
収納体をトランクリッドより離れて水平におかれる使用
位置まで回動させ、さらに収納体をレール部材上でスラ
イドさせて作業者の手元まで引き寄せて物の出し入れを
することができるので作業性が向上する。また、トラン
クリッドに対してはロックを係脱するだけで、他の作業
は全て作業者の手元で、かつ水平位置に置かれた状態で
行うことができるので、無理な姿勢での作業も無くな
り、さらに使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示す自動車の要部斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例として示す自動車の要部斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例として一部を破断して示す自
動車の要部側面図である。
【図4】ロック手段のロック・アンロック説明図であ
る。
【図5】図4のA−A線に沿う概略断面図である。
【図6】従来の自動車の要部斜視図である。
【符号の説明】
2 トランクルーム 3 トランクリッド 11 物入れ 12 レール部材 13 収納体 14 ロック部材 15 ヒンジ 19 カギ穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用トランク内に設けられる物入れ
    装置において、 トランクリッドの内面に一端側が回動可能に取り付けら
    れ、他端側が回動先端側に延ばされて設けられたレール
    部材と、 前記レール部材にスライド自在に取り付けられ、前記レ
    ール部材の案内で前後方向にスライド可能であるととも
    に、前記レール部材の回動により前記トランクリッドの
    内面に当接された格納位置と前記トランクリッドより離
    れて略水平な位置まで移動される使用位置とに切り換え
    可能な箱状の収納体と、 前記収納体を前記格納位置でロックしておくための解除
    可能なロック手段、とを備えたことを特徴とする自動車
    用トランクの物入れ装置。
JP7282594A 1994-03-18 1994-03-18 自動車用トランクの物入れ装置 Expired - Lifetime JP2715366B2 (ja)

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JPH07257288A JPH07257288A (ja) 1995-10-09
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KR100494796B1 (ko) * 2002-11-13 2005-06-13 현대자동차주식회사 차량용 잭 보관 케이스
EP3009303B1 (en) * 2014-10-17 2019-02-06 Volvo Car Corporation Removable luggage box for storage in a luggage or trunk space of a motor vehicle, and especially of a hatchback or station wagon automobile

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