JP2715192B2 - 波長多重光記録媒体 - Google Patents

波長多重光記録媒体

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JP2715192B2
JP2715192B2 JP3153968A JP15396891A JP2715192B2 JP 2715192 B2 JP2715192 B2 JP 2715192B2 JP 3153968 A JP3153968 A JP 3153968A JP 15396891 A JP15396891 A JP 15396891A JP 2715192 B2 JP2715192 B2 JP 2715192B2
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憲 河田
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光により多重記録が可
能な波長多重光記録媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、発振波長の異なるレーザ
ー等の光を複数用いて、複数の記録層に多重記録を行な
うことができる波長多重光記録媒体が開発されている。
多重光記録が可能な記録材料としては、ホトケミカルホ
ールバーニング材料(PHB)とラングミュア−ブロジ
ェット(LB)膜を形成するホトクロミック化合物など
が挙げられる。
【0003】ホトケミカルホールバーニング材料(PH
B)は色素と溶剤、所望により高分子からなり、極低温
領域において色素の不均一吸収帯中の均一吸収帯の線幅
が充分に狭くなる性質がある。この材料からなる波長多
重光記録媒体に、不均一吸収帯中を構成する各均一吸収
帯に均一吸収帯の波長のレーザー光を照射すると、光吸
収強度が減少し、これを利用して波長多重光記録が可能
となる(米国特許第4101976号参照)。
【0004】しかしながら、上記PHB材料を用いた波
長多重光記録媒体は、極低温にて使用することが条件で
あるため、通常の環境で利用することができない。ま
た、低温で用いる場合も低温環境を維持する必要があ
り、その費用が莫大である、などの問題がある。
【0005】ラングミュア−ブロジェット(LB)膜を
利用した波長多重光記録媒体は、光吸収ピークを有する
シアニン色素が成膜物質と共にLB法により形成された
累積膜を記録層としたものが知られている。このような
記録層は、LB膜にする過程で、あるいはLB膜を形成
後UV光等を照射することにより、吸収スペクトルの半
値幅が狭い鋭い光吸収ピークを示すJ−会合体を形成す
る。そしてこのJ−会合体にJ−会合体の光吸収ピーク
と同じ波長のレーザーを照射することにより会合状態を
解離させて情報の記録を行なうことができる。例えば、
特開昭62−167088号および特開昭62−167
089号には、基板上に反射層を設け、その上に上記シ
アニン色素の累積膜(LB膜)を複数積層した光記録媒
体が開示されている。また、特開昭63−57291号
には、基板上に、反射層、下引き層そして上記シアニン
色素の累積膜(LB膜)を複数積層し、記録層間にスペ
ーザー層を形成した光記録媒体が開示されている。上記
下引き層およびスペーザー層は、ω−トリコサン酸のL
B膜で、これにより、各記録層の記録が相互に影響され
ないようなエネルギーで記録することができるとしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記LB膜に用いられ
るシアニン色素は、吸収スペクトルの半値幅が先鋭な
(狭く鋭い)光吸収ピークを示すこと、および吸収極大
波長が広い波長範囲に種々存在することから、多重光記
録媒体に好適な色素である。しかしながら、上記のよう
にLB法により得られる累積膜は、一般にJ−会合体を
形成しているが、必ずしも安定とはいえず、熱の付与等
により会合状態が変化し易い。このため、上記記録層
は、経時安定性にも問題がある。また熱により変化し易
いので多重記録した際、記録していない記録層が変化し
たり、記録した記録状態が変化するとの問題もある。
【0007】従って、本発明の目的は、熱安定性および
経時安定性に優れた波長多重光記録媒体を提供すること
を目的とする。また、本発明は、多重記録した際、全て
の記録層の記録状態が変化しない多重波長光記録媒体を
提供することを目的とする。さらに、本発明は、高い記
録感度とC/Nなどの優れた記録再生特性を示す波長多
重光記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
を解決するため、ラングミュア・プロジェット法にて累
積膜を形成した時、強いJ−会合体を形成することがで
きる色素の探索を重ねてきたところ、下記の色素を見出
し、本発明に至った。
【0009】従って、上記目的は、基板上に、ラングミ
ュア・ブロジェット法(LB法)により形成された色素
と成膜物質との混合物の累積膜からなる、光により情報
の記録が可能な記録層が、二層以上に積層され、且つそ
れぞれの記録層の色素が互いに異なる波長領域に吸収極
大を有する波長多重光記録媒体において、少なくとも一
つの記録層の色素が、下記の一般式(I):
【化2】 [ただし、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ置換基を有
していても良い炭素原子数8以下のアルキル基、アルキ
ニル基、アルケニル基又はアリール基を表わし、これら
は互いに同一でも異なっていても良く、Yは窒素原子、
または水素原子の結合した炭素原子を表わし、Zは置換
基を有していても良い芳香族環を形成するための原子群
を表わし、Lは、置換基を有していても良い3、5もし
くは7個のメチン基が共役二重結合により連結して生じ
る三価の基を表わし、そして、X-は陰イオンを表わ
す]で表わされることを特徴とする波長多重光記録媒体
により達成することができる。
【0010】上記本発明の情報記録媒体の好ましい態様
は以下の通りである。
【0011】1)該基板と該記録層との間に、反射層お
よび中間層がこの順で設けられている上記波長多重光記
録媒体。
【0012】2)該記録層間に、中間層が設けられてい
る上記波長多重光記録媒体。
【0013】3)該成膜物質が、ステアリルアミン、ス
テアリン酸メチルおよびジオクタデシルジメチルアンモ
ニウムクロライドからなる群より選ばれる少なくとも一
種である上記波長多重光記録媒体。
【0014】4)該中間層が、ω−トリコサン酸のLB
膜である上記波長多重光記録媒体。
【0015】5)各記録層中の色素が、J−会合体を形
成している、ω−トリコサン酸である上記波長多重光記
録媒体。
【0016】[発明の詳細な記述]本発明の波長多重光
記録媒体は、基板上に色素と成膜物質とのLB膜である
記録層が多層形成された基本構造を有し、記録層の少な
くとも一層が上記の一般式(I)で表わされる色素を含
んでいる。
【0017】本発明の波長多重光記録媒体の一例の断面
図を図1に示す。ガラス基板1の上に、反射層2、中間
層3、第一記録層4、中間層5および第二記録層6がこ
の順で設けられている。反射層は例えばAlを真空蒸着
することにより形成することができ、反射層上の中間
層、記録層および記録層の間の中間層は、ラングミュー
・プロジェット法により形成される。記録または再生用
のレーザー7は、記録層側から照射され、反射層で反射
するレーザーを検出して、記録または再生が行なわれ
る。また、図1の構成と異なり反射層が最上層の記録層
上に設けられてもよい。この場合は基板側からレーザー
が照射される。上記反射層または中間層を設けなくても
良いが、設けた方が各記録層の記録状態が向上するので
好ましい。反射層または中間層を設けない場合は、レー
ザーの照射は基板側から行なってもその反対側から行な
っても良い。
【0018】本発明の波長多重光記録媒体、たとえば以
下に述べるような方法により製造することができる。
【0019】本発明の基板材料として、例えばガラス;
ポリカーボネート;ポリメチルメタクリレート等のアク
リル樹脂;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩
化ビニル系樹脂;エポキシ樹脂;アモルファスポリオレ
フィンおよびポリエステルなどを挙げることができ、所
望により併用してもよい。なお、これらの材料はフィル
ム状としてまたは剛性のある基板として使うことができ
る。上記材料の中で、耐湿性、寸法安定性および価格な
どの点からポリカーボネートが好ましい。
【0020】記録層が設けられる側の基板表面には、平
面性の改善、接着力の向上および記録層の変質の防止の
目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料とし
てはたとえば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸
・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイナト共
重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリ
ルアミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロル
スルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化
ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイ
ミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リカーボネート等の高分子物質;およびシランカップリ
ング剤などの有機物質を挙げることができる。下塗層
は、たとえば上記物質を適当な溶剤に溶解または分散し
て塗布液を調製したのち、この塗布液をスピンコート、
ディップコート、エクストルージョンコートなどの塗布
法により基板表面に塗布することにより形成することが
できる。下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの
範囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲であ
る。
【0021】また、基板(または下塗層)上には、トラ
ッキング用溝(プレグルーブ)またはアドレス信号等の
情報を表わす凹凸(プレピット)が形成されていること
が好ましい。上記ポリカーボネートなどの樹脂材料を使
用する場合は、樹脂材料を射出成形あるいは押出成形な
どにより直接基板上にプレグルーブ等が設けられること
が好ましい。またグルーブ形成を、プレグルーブ層を設
けることにより行なってもよい。プレグルーブ層の材料
としては、アクリル酸のモノエステル、ジエステル、ト
リエステルおよびテトラエステルのうちの少なくとも一
種のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開始剤との
混合物を用いることができる。プレグルーブ層の形成
は、まず精密に作られた母型(スタンパー)上に上記の
アクリル酸エステルおよび重合開始剤からなる混合液を
塗布し、さらにこの塗布液層上に基板を載せたのち、基
板または母型を介して紫外線の照射により液層を硬化さ
せて基板と液相とを固着させる。次いで、基板を母型か
ら剥離することによりプレグルーブ層の設けられた基板
が得られる。プレグルーブ層の層厚は一般に0.05〜
100μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μm
の範囲である。
【0022】本発明では、基板上に、反射層が設けられ
ることが好ましい。反射層の材料である光反射性物質は
レーザー光に対する反射率が高い物質であり、その例と
しては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、N
b、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、
Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、A
u、Zn、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、T
e、Pb、Po、Sn、Biなどの金属および半金属あ
るいはステンレス鋼を挙げることができる。これらのう
ちで好ましいものは、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、
Au、Alおよびステンレス鋼である。これらの物質は
単独で用いてもよいし、あるいは二種以上の組合せでま
たは合金として用いてもよい。反射層は、たとえば上記
光反射性物質を蒸着、スパッタリングまたはイオンプレ
ーティングすることにより記録層の上に形成することが
できる。反射層の層厚は一般には10〜300nmの範
囲にある。
【0023】上記基板上または反射層上には、中間層が
設けられることが好ましい。中間層の材料としては、ω
−トリコサン酸(CH3 (CH220CH2 COO
H)、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド
およびステアリン酸メチルなどを挙げることができる。
【0024】上記中間層は、ラングミュア・ブロジェッ
ト法(LB法)により形成される累積膜で、例えば下記
のようにして形成することができる。ω−トリコサン酸
を有機溶媒に溶解し、この溶液を水槽の水面に滴下、展
開して、単分子膜を形成させる。次にこの単分子膜を一
定表面圧下で圧縮しながら、水面を垂直に横切る基板
を、所望の回数上下動させて基板に移し採る。このよう
にして、ω−トリコサン酸の分子を配向、配列させて、
中間層を形成する。中間層は、単分子膜を2〜10回積
層した累積膜であることが好ましく、その層厚は1〜4
0nmが好ましい。
【0025】上記基板上、反射層上または中間層上に、
本発明の記録層が設けられる。本発明の記録層は、色素
を成膜物質と共にラングミュア・ブロジェット法(LB
法)により形成された累積膜からなっている。そして、
本発明では記録層が二層以上に積層され、且つそれぞれ
の記録層の色素は互いに異なる波長領域に吸収極大を有
している。本発明の記録層は、その少なくとも一層が、
下記の一般式(I):
【化3】 [ただし、R1、R2、R3およびR4は、置換基を有していて
も良い炭素原子数8以下のアルキル基、アルキニル基、
アルケニル基又はアリール基を表わし、これらは互いに
同一でも異なっていても良く、Yは窒素原子、または水
素原子の結合した炭素原子を表わし、Zは置換基を有し
ていても良い芳香族環を形成するための原子群を表わ
し、Lは、置換基を有していても良い3、5もしくは7
個のメチン基が共役二重結合により連結して生じる三価
の基を表わし、そして、X- は陰イオンを表わす]で表
わされる色素を含んでいる。
【0026】上記一般式(I)において、R1、R2、R3
よびR4は、それぞれ置換基を有していても良い炭素原子
数8以下のアルキル基が好ましく、特に炭素原子数1〜
3のアルコキシ基、炭素原子数1〜3のアルキルチオ基
またはアセトキシ基を有する炭素原子数4以下のアルキ
ル基または無置換の炭素原子数4以下の直鎖のアルキル
基が好ましい。Yは窒素原子が好ましい。Lは、メチル
基で置換されていてもよい3または5個のメチン基が共
役二重結合により連結して生じる三価の基が好ましい。
- はハライドイオン、SbF6 -、BF4 -、PF6 -およ
びClO4 - などの球状または四面体型陰イオンが好ま
しく、特にClO4 - が好ましい。
【0027】本発明の記録層に使用される上記一般式
(I)のイミダゾキノキサリン系色素以外の色素として
は、下記の一般式(II)で表わされる色素を使用するこ
とが好ましい。
【化4】 [ただし、R1およびR2は、置換基を有していても良い炭
素原子数8以下のアルキル基、アルキニル基、アルケニ
ル基又はアリール基を表わし、これらは互いに同一でも
異なっていても良く、Wは、酸素原子または硫黄原子表
わし、Yは窒素原子または水素原子の結合した炭素原子
を表わし、Zは芳香族環を形成するための原子群を表わ
し、Lは、置換されていても良い3,5,もしくは7個
のメチン基が共役二重結合により連結して生じる三価の
基を表わし、そして、X- は陰イオンを表わす]上記一
般式(II)で表わされる色素は、一般式(I)で表わさ
れる色素とはWの元素のみが異なり、他の好ましい範囲
は一般式(I)に準ずる。
【0028】上記一般式(I)に含まれる好ましい色素
例をI−1〜I−27に示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】
【化15】
【0040】
【化16】
【0041】
【化17】
【0042】
【化18】
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】
【化24】
【0049】
【化25】
【0050】
【化26】
【0051】
【化27】
【0052】
【化28】
【0053】
【化29】
【0054】
【化30】
【0055】
【化31】
【0056】記録層の形成には、上記の色素と共に耐光
性を向上させるためにいわゆる一重項酸素クエンチャー
として知られている種々の色素、例えばジインモニウム
系色素、アミニウム系色素を併用しても良い。クエンチ
ャーの具体例としては、PA−1006(三井東圧ファ
イン(株))、IRG−023、IRG−022および
IRG−003(以上日本化薬(株))などを挙げるこ
とができる。上記クエンチャーの添加量は、上記一般式
(I)の色素100重量部に対して5〜30重量部が好
ましい。
【0057】記録層の形成は、例えば下記のようにして
行なうことができる。上記色素および成膜物質を有機溶
媒に溶解し、この溶液を水槽の水面に滴下、展開して、
単分子膜を形成させる。次にこの単分子膜を一定表面圧
下で圧縮しながら、水面を垂直に横切る基板を、所望の
回数上下動させて基板に移し採る。このようにして、色
素分子を配向、配列させ、集合状態のJ−会合体を形成
させて、その累積膜を得る。記録層は、単分子膜を5〜
80回積層した累積膜であることが好ましく、その層厚
は50〜100nmが好ましい。このようにして基板
(反射層または中間層)上に第一記録層を形成した後、
第一記録層の色素と吸収極大の波長が異なる色素を含む
第二記録層を、上記と同様にして、直接または上記中間
層を介して第一記録層上に形成する。また、記録層は、
レーザーの照射側に近い層ほど、短波長側の波長領域に
吸収極大(吸収ピーク)を有する色素を用いた記録層を
配置することが好ましい。このようにして所望の数の記
録層を積層することができる。
【0058】成膜物質としては、ステアリルアミン、ス
テアリン酸メチル、ジオクタデシルジメチルアンモニウ
ムクロライドおよびアラキン酸を挙げることができる。
これらは単独、あるいは組合せて使用することができ
る。好ましい成膜物質は色素の種類により異なるので、
用いる色素により成膜物質を適宜選択して使用すること
が望ましい。上記色素に対する成膜物質の割合は、重量
比で色素100部に対して成膜物質が100〜500部
が好ましく、特に200〜400部が好ましい。
【0059】本発明の色素および成膜物質を溶解するた
めの有機溶剤(溶媒)としては、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、セロソルブアセテートなどのエステル;メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン
などのケトン;ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタ
ン、クロロホルムなどの塩素化炭化水素;ジメチルホル
ムアミドなどのアミド;シクロヘキサンなどの炭化水
素;テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサン
などのエーテル;エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノールジアセトンアルコールな
どのアルコール;2,2,3,3−テトラフロロプロパ
ノールなどのフッ素系溶剤;エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのエ
チレングリコールエーテル類などを挙げることができ
る。また、これらの溶剤は中間層形成時の溶剤としても
用いることができる。塗布液中にはさらに酸化防止剤、
UV吸収剤、可塑剤、滑剤など各種の添加剤を目的に応
じて添加してもよい。
【0060】このようにして形成された記録層は、吸収
極大の吸収ピークが先鋭で半値幅が狭い。一方、情報の
記録は、その極大波長近傍のレーザーの照射により吸収
ピークが低下することによりなされる。従って、上記記
録層は波長多重光記録用に最適であり、この記録層を積
層することにより記録再生特性に優れた波長多重光記録
媒体を得ることができる。さらに、本発明では、記録層
のLB膜に使用される上記一般式(I)の色素は、上記
のようにJ−会合を形成し易く吸収極大の吸収ピークが
先鋭で半値幅が狭いのみならず、形成されたJ−会合体
は熱等に対して極めて安定である。従って、本発明の波
長多重光記録媒体は、熱安定性および経時安定性に優
れ、且つ、多重記録した際、全ての記録層の記録状態が
変化し難い安定した記録状態を示す、優れた記録媒体と
いうことができる。さらに、上記記録媒体は、熱等に対
して極めて安定であるにもかかわらず記録感度において
も優れている。また上記記録媒体は、短波長の光を吸収
する記録層をレーザーの照射側に配置している。一般に
このような記録層は吸収極大の波長より長波長側での吸
収が極めて小さいため、その上に設けられる記録層に照
射されるレーザー光をほとんど吸収しないことから、記
録層をその極大吸収の短波長のものから設けることによ
り波長多重光記録により適した媒体が得られる。
【0061】本発明の波長多重光記録媒体は、耐光性を
向上させるため特定の波長域の光を遮蔽するためにフィ
ルター層を設けても良い。フィルター層は、基板上に色
素層を介してまたは他の層を介して設けられても良い。
フィルター層は、塗布により設けても良いし、薄膜状の
フィルターを貼りつけて形成してもよい、あるいはフィ
ルター層を形成する代わりに基板自体を着色しても良
い。特定の波長域の光を遮蔽するため種々の色素や顔料
を適宜使用することができる。
【0062】本発明の波長多重光記録媒体では、記録層
上に反射層を設けない場合は、最上の記録層の上に、反
射層を設けてもよい。
【0063】また、記録層上または反射層の上には、記
録層などを物理的および化学的に保護する目的で保護層
が設けられてもよい。この保護層は、基板の記録層が設
けられていない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設
けられてもよい。保護層に用いられる材料の例としては
SiO、SiO2 、MgF2 、SnO2、Si34
の無機物質;熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性
樹脂等の有機物質を挙げることができる。保護層は、た
とえばプラスチックの押出加工で得られたフィルムを接
着層を介して記録層(反射層)上および/または基板上
にラミネートすることにより形成することができる。あ
るいは真空蒸着、スパッタリング、塗布等の方法により
設けられてもよい。また、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
の場合には、これらを適当な溶剤に溶解して塗布液を調
製したのち、この塗布液を塗布し、乾燥することによっ
ても形成することができる。UV硬化性樹脂の場合に
は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布液を調
製したのちこの塗布液を塗布し、UV光を照射して硬化
させることによっても形成することができる。これらの
塗布液中には、更に帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収
剤等の各種添加剤を目的に応じて添加してもよい。記録
層上に直接保護層形成材料を塗布する場合は、該記録層
を保護層の塗布液の溶解作用から守るため記録層上にポ
リブタジエンなどを塗布(その際溶剤としては記録層を
溶解しない溶剤を用いる)することにより保護層形成用
下塗層を設けることが好ましい。該下塗層は、金属等の
薄膜を蒸着により設けてもよい。保護層の層厚は一般に
は0.1〜100μmの範囲にある。
【0064】さらに、記録層上に保護層を形成するの代
わりに、記録層上にプラスチックのフィルムを基板の内
周及び外周にて融着して設け、これにより記録層を保護
してもよい。本発明において、情報記録媒体は上述した
構成からなる単板であってもよいが、あるいは更に上記
構成を有する二枚の基板を記録層が内側となるように向
い合わせ、接着剤等を用いて接合することにより、貼合
せタイプの記録媒体を製造することもできる。あるいは
また、二枚の円盤状基板のうちの少なくとも一方に上記
構成を有する基板を用いて、リング状内側スペーサとリ
ング状外側スペーサとを介して接合することにより、エ
アーサンドイッチタイプの記録媒体を製造することもで
きる。
【0065】本発明の情報記録媒体は上記のような方法
で製造することができる。情報の記録および再生は、上
記波長多重光記録媒体を用いて、例えば次のように行な
われる。まず、波長多重光記録媒体を定線速度または定
角速度にて回転させながら、基板側または記録層側から
半導体レーザー光などの記録用の光を照射する。この光
の照射により、記録層に、色素のJ−会合体の解離等の
会合状態の変化により屈折率が変化することによって情
報が記録されると考えられる。この光の照射は、レーザ
ーを記録層の数と同数用いて、記録層一層づつ順次記録
しても良いし、任意の数の記録層に同数のレーザーを照
射して一度にあるいは順次情報を記録しても良い。
【0066】使用される光は、記録すべき記録層の吸収
極大波長に対して下記の条件: λr −20≦λl ≦λr +60 [但し、λr は当該記録層の吸収極大波長およびλl
当該記録層の記録に用いる光の波長を表わす。]を満足
することが必要である。上記記録に用いる光は、レーザ
ーを用いないで、広波長領域に亙る光を放射する光源を
カットフィルターなどにより取り出される複数の波長の
光を用いても良い。
【0067】上記のように記録された情報の再生は、情
報記録媒体を上記と同一の定線速度で回転させながら、
上記の条件を満足する記録に用いる光の波長と同波長の
レーザーを記録層の数と同数用いて、任意の数の記録層
に同数のレーザーを照射してその記録層からの反射光を
検知することにより行なわれる。再生は、順次行なって
も良いし、あるいは一度に行なっても良い。
【0068】
【実施例】以下に、本発明の実施例および比較例を記載
する。
【0069】[実施例1]トラッキングガイドが設けら
れた円盤状のガラス基板(外径:120mm、内径:1
5mm、厚さ:1.2mm、トラックピッチ:1.6μ
m、グルーブの幅:0.5μm、グルーブの深さ:80
nm;図1の1)上に、Alを真空蒸着すことにより2
00nmの反射層(図1の2)を形成した。
【0070】ω−トリコサン酸をクロロホルムに溶解し
て濃度が1.0mg/mlの中間層形成用溶液を調製し
た。この溶液を、20℃の蒸留水の表面に滴下して単分
子膜を展開した後、水面の仕切を移動させて表面圧を3
0.0dyne/cm とし、基板の上下動速度(ディッピング
スピード)を、1層目の採取では0.5mm/分で、2
層目以降の採取では20mm/分にて、5層の累積膜か
らなる層厚20nmの中間層(図1の3)を反射層上に
形成した。
【0071】次に、前記色素I−11、ジオクタデシル
ジメチルアンモニウムクロライド(DODAC)および
ステアリン酸メチル(StME)をモル比で1:1:2
にて、クロロホルム/メタノール(容量比で4/1)に
溶解して、DODACとStMEとの合計の濃度が1.
0mg/mlの第一記録層形成用溶液を調製した。この
溶液を、20℃の蒸留水の表面に滴下して単分子膜を展
開した後、水面の仕切を移動させて表面圧を35.0dy
ne/cm まで圧縮した。基板の上下動速度(ディッピング
スピード)を、1層目の採取では0.5mm/分で、2
層目以降の採取では20mm/分にて、25層の累積膜
からなる層厚80nmの第一記録層(図1の4)を中間
層上に形成した。第一記録層の吸収スペクトルを測定し
たところ、色素溶液での吸収極大680nmより長波長
側にシフトした位置の830nmにJ−会合体の存在を
示す吸収極大が観測された。
【0072】上記第一記録層上に、前記反射層上の中間
層と同様にして、3層の累積膜からなる層厚20nmの
中間層(図1の5)を形成した。
【0073】次いで、前記色素I−18とアラキン酸を
モル比で1:2にて、クロロホルム/メタノール(容量
比で4/1)に溶解して、アラキン酸の濃度が1.0m
g/mlの第二記録層形成溶液を調製した。この溶液を
16℃の蒸留水の表面に滴下して単分子膜を展開した
後、水面の仕切を移動させて表面圧を30.0dyne/cm
まで圧縮した。基板の上下動速度(ディッピングスピー
ド)を、1層目の採取では0.5mm/分で、2層目以
降の採取では20mm/分にて、6層の累積膜からなる
層厚20nmの第二記録層(図1の6)を中間層上に形
成した。第二記録層の吸収スペクトルを測定したとこ
ろ、色素溶液の吸収極大583nmより長波長側にシフ
トした位置の670nmにJ−会合体の存在を示す吸収
極大が観測された。
【0074】このようにして、基板、反射層、中間層、
第一記録層、中間層および第二記録層からなる波長多重
光記録媒体を製造した。
【0075】[比較例1]実施例1において、第一記録
層に用いた前記色素I−11を下記の色素Aに、そして
第二記録層に用いた前記色素I−18の色素を下記の色
素Bに変えた以外は実施例1と同様にして波長多重光記
録媒体を製造した。
【0076】色素A:
【化32】
【0077】色素B:
【化33】
【0078】上記実施例1および比較例1で得られた波
長多重光記録媒体を下記のように評価した。
【0079】[波長多重光記録媒体の評価] 1)熱安定性 上記で得られた波長多重光記録媒体を窒素雰囲気下、5
0℃の恒温槽内に20時間放置した。加熱前と後の吸光
度を測定し、その吸収曲線を得た。図2が実施例1の吸
収曲線で、図3が比較例1の吸収曲線である。実線が加
熱前、点線が加熱後を表わす。図2より、実施例1で得
られた本発明の波長多重光記録媒体の記録層は、加熱後
も吸光度の変化がほとんどなく、色素のJ−会合の状態
が安定していることが分かる。一方、図3より、比較例
1の従来のシアニン色素を用いた記録層は、加熱により
吸光度の変化が著しく、吸収強大のピークが大きく低下
していることから、色素のJ−会合の状態が崩壊したと
考えられる。
【0080】2)次に、実施例1で得られた波長多重光
記録媒体の第一記録層の記録特性を評価した。上記記録
媒体に、約1.6μmのスポット径を有し、波長830
nmの半導体レーザー光を、記録パワー8.5mW、ト
ラックピッチ1.0μmにて、らせん状に照射して信号
を記録した。上記記録前後の第一記録層の吸光度の変化
(吸収曲線)を図4に示す。実線が記録前、点線が記録
後を表わす。これにより、レーザーの高エネルギー照射
によって記録層の色素のJ−会合が崩壊し、吸収が小さ
くなったことが分かる。これを利用することにより情報
を記録することができる。
【0081】2)次に、実施例1で得られた波長多重光
記録媒体の第二記録層の記録特性を評価した。上記記録
媒体に、赤外線フィルターを通過させたXeランプ光源
からの光を、上記記録媒体上に約1.6μmのスポット
径を形成させて、記録パワー8.5mW、トラックピッ
チ1.0μmにて、らせん状に照射して信号を記録し
た。上記記録前後の第一記録層の吸光度の変化(吸収曲
線)を図5に示す。実線が記録前、点線が記録後を表わ
す。これにより、レーザーの高エネルギー照射によって
記録層の色素のJ−会合が崩壊し、吸収が小さくなった
ことが分かる。これを利用することにより情報を記録す
ることがきる。
【0082】
【発明の効果】本発明の波長多重光記録媒体は、記録層
のLB膜に使用する色素として前記一般式(I)の色素
を使用している。このため、各記録層が先鋭で半値幅が
狭い吸収ピーク(吸収極大)を有する。媒体への情報の
記録は、その吸収極大の波長近傍のレーザーの照射によ
り反射率が低下することにより行なわれることから、本
発明の記録媒体は波長多重光記録用に最適であるという
ことができる。さらに、本発明の記録層に使用している
上記一般式(I)の色素は、この色素はJ−会合を形成
し易く、形成されたJ−会合体は熱等に対して極めて安
定である。従って、本発明の波長多重光記録媒体は、熱
安定性および経時安定性に優れ、且つ、多重記録した
際、全ての記録層の記録状態が変化し難い安定した記録
状態を示す、優れた記録媒体ということができる。さら
に本発明の波長多重光記録媒体は、熱安定性に優れてい
るにも拘らず記録感度も高いとの利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長多重光記録媒体の一例を示す断面
図である。
【図2】実施例1の記録層の加熱前後における吸収曲線
である。
【図3】比較例1の記録層の加熱前後における吸収曲線
である。
【図4】実施例1の第一記録層の記録前後における吸収
曲線である。
【図5】実施例1の第二記録層の記録前後における吸収
曲線である。
【符号の説明】
1 基板 2 反射層 3 中間層 4 第一記録層 5 中間層 6 第二記録層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、ラングミュア・ブロジェット
    法により形成された色素と成膜物質との混合物の累積膜
    からなる、光により情報の記録が可能な記録層が、二層
    以上に積層され、且つそれぞれの記録層の色素が互いに
    異なる波長領域に吸収極大を有する波長多重光記録媒体
    において、少なくとも一つの記録層の色素が、下記の一
    般式(I): 【化1】 [ただし、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ置換基を有
    していても良い炭素原子数8以下のアルキル基、アルキ
    ニル基、アルケニル基又はアリール基を表わし、これら
    は互いに同一でも異なっていても良く、Yは窒素原子、
    または水素原子の結合した炭素原子を表わし、Zは置換
    基を有していても良い芳香族環を形成するための原子群
    を表わし、Lは、置換基を有していても良い3、5もし
    くは7個のメチン基が共役二重結合により連結して生じ
    る三価の基を表わし、そして、X-は陰イオンを表わ
    す]で表わされることを特徴とする波長多重光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 該基板上に、反射層および中間層がこの
    順で設けられている請求項1に記載の波長多重光記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 該記録層間に、中間層が設けられている
    請求項1に記載の波長多重光記録媒体。
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