JP2715109B2 - オレフイン類重合用触媒 - Google Patents

オレフイン類重合用触媒

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オレフイン類の重合に供した際に、高活性
に作用し、しかも形状の整つた高立体規則性重合体を得
ることのできる高性能触媒に係るものである。更に詳し
く言えば、本発明は、後に詳述する如き、特殊な固体触
媒成分(I)と特定のケイ素化合物(II)と有機アルミ
ニウム化合物(III)とからなるオレフイン類重合用触
媒を提供するものである。
〔従来技術とその課題〕
近時、プロピレンをはじめとするオレフイン類重合用
触媒における固体触媒成分として従来周知の三塩化チタ
ン触媒成分に代り、新しい型の触媒成分として活性成分
であるチタンを塩化マグネシウムに電子供与体と共に担
持したものが数多く開発され提案されている。
これらの中で最も初期に開発されたものとしては電子
供与体としての有機モノカルボン酸エステルと四塩化チ
タンとの錯体を塩化マグネシウムと共粉砕したものがあ
り、あるいは電子供与体としての有機モノカルボン酸エ
ステルと塩化マグネシウムとの共粉砕生成物を四塩化チ
タンで処理したものがある。
しかし、これらは有機アルミニウム化合物と組合せて
用いてオレフイン類の重合、特にプロピレン、1−ブテ
ン等の立体規則性重合を工業的に行なう場合、重合反応
を行なう際に電子供与体として有機モノカルボン酸エス
テルを用いることが必須とされており、しかもこの場合
有機モノカルボン酸エステルを極めて多量に用いること
が必要であるため、生成重合体に特有のエステル臭を付
与するという問題点が存在した。
さらに、これらの触媒においては、重合初期の活性は
高いものの経時的失活が大きくプロセス操作上問題とな
ると共に、ブロツク共重合等の重合時間をより長くする
場合、実質上それを使用することは不可能であつた。
この点を改良するものとして特開昭54-94590号公報で
は、マグネシウムジハロゲン化物を出発原料として触媒
成分を調製し、有機アルミニウム化合物、有機カルボン
酸エステルおよびM−O−R基を有する化合物などを組
合せてオレフイン類の重合に用いる方法が開示されてい
るが、同公報の記載からも明らかなようにこの場合、触
媒調製時ならびに重合時にも有機カルボン酸エステルを
用いることが必要とされている。一般に、触媒中に含ま
れる有機カルボン酸エステルは、チタンハロゲン化物に
よる処理あるいは有機溶媒による洗浄などにより、生成
重合体の臭いの問題を無視し得る程度の量となつてい
る。しかし、重合時に用いる有機カルボン酸エステルは
前述のように触媒中に含まれる量に比して極めて多量で
あり、なおかつ液体あるいは気体のモノマー中で重合を
行なつた場合、その殆んど全てが生成重合体中に含まれ
てしまうのが現状であり、従つて、生成重合体の臭いの
問題は重合時に有機カルボン酸エステルを用いる限り解
決し得ないものといえる。また同公報に開示されている
方法は、その実施例からも判るように、非常に煩雑な操
作を必要とすると共に得られた触媒は性能的にも活性の
持続性においても実用上充分なものとはいえないのが実
情である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の如き従来技術における種々の問
題点を解決するため、鋭意研究を行なつたところ、本発
明により高度の立体規則性を有する重合体が得られる高
性能触媒を提供することに成功した。
すなわち、本発明は下記(I)の固体触媒成分および
下記(II)のケイ素化合物および下記(III)の有機ア
ルミニウム化合物よりなることを特徴とするオレフイン
類重合用触媒を提供するものである。
(I) 金属マグネシウム粉末と2倍モル以上のアルキ
ルモノハロゲン化物をヨウ素の存在下で反応して得られ
る物質(a)とテトラアルコキシチタン(b)およびフ
タル酸ジエステル(c)を粉砕した後、得られた生成物
に脂肪族炭化水素(d)の存在下、70℃以上でテトラア
ルコキシチタン(b)、脂肪族アルコール(e)及びフ
タル酸ジクロライド(f)を順次加えてそれぞれ処理を
行ない、得られた生成物に四塩化チタン(g)を加え
て、さらに処理することにより得られる固体触媒成分; (II) 一般式 SiRm(OR′)4-m(式中Rはアルキル
基、シクロアルキル基、ビニル基またはアリール基であ
り、R′はアルキル基である。Rがアルキル基の場合
は、そのアルキル基はR′と同一であつてもよい。mは
0≦m<4である。)で表わされるケイ素化合物および (III) 一般式RnAlX3−n式中Rは、炭素数1〜4の
アルキル基、Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素のいずれか
であり、nは、0<n≦3である。)で表わされる有機
アルミニウム化合物(以下単に「有機アルミニウム化合
物」ということがある。) よりなるオレフイン類重合用触媒を提供するものであ
る。
以下に本発明のオレフイン類重合用触媒につき、さら
に詳細に説明する。
まず、前記(I)の固体触媒成分について説明する。
前記(a)の金属マグネシウム粉末とアルキルモノハ
ロゲン化物をヨウ素の存在下での反応によつて得られる
物質(以下単に(a)物質という)を得るには、市販の
金属マグネシウム粉末と、アルキルモノハロゲン化物と
を有機溶媒の不存在下、ヨウ素の存在下で反応させる
が、この際、アルキルモノハロゲン化物は金属マグネシ
ウム粉末1モルに対して2モル以上用いることが必要で
ある。また、反応温度及び反応時間は、上記の反応が充
分に進む限り任意であり、特に限定されるものではない
が、通常20℃以上で10分間以上、好ましくは40℃以上で
30分間以上行なわれる。この反応は、グリニア型の反応
であり、反応によつて得られた(a)物質のIRスペクト
ルを測定するとアルキル基の吸収が見られる。
上記(a)物質の製造に用いられるアルキルモノハロ
ゲン化物としては、常温で液体の脂肪族炭化水素の塩化
物が好ましく、その例としては、例えばn−プロピルク
ロライド、イソプロピルクロライド、n−ブチルクロラ
イド、イソブチルクロライド、ペンチルクロライド、ヘ
キシルクロライドおよびオクチルクロライド等があげら
れる。
前記(b)のテトラアルコキシチタン(以下単に
(b)物質という)としては、そのアルコキシ基とし
て、炭素原子数1〜10のアルコキシ基のものが用いら
れ、特に炭素原子数3又は4のものが好ましく用いられ
る。
この(b)物質は1種又は2種以上を用いることがで
き、その使用量は通常、(a)物質1gに対し、合計0.1
〜10gの範囲である。
前記(c)のフタル酸ジエステル(以下単に(c)物
質という)としてはジメチルフタレート、ジエチルフタ
レート、ジイソプロピルフタレート、ジプロピルフタレ
ート、ジブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、
ジアミルフタレート、ジイソアミルフタレート、エチル
ブチルフタレート、エチルイソブチルフタレートおよび
エチルプロピルフタレート等を例としてあげることがで
きる。
上記の(c)物質は、(a)物質1gに対し0.01g以上
好ましくは、0.02〜0.2gの割合で用いられる。
前記(d)の脂肪族炭化水素(以下単に(d)物質と
いう)および前記(e)の脂肪族アルコール(以下単に
(e)物質という)は、いずれも−30℃〜50℃において
液体のものである。
(d)物質の好ましい例としては炭素原子数5〜12の
脂肪族炭化水素例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカン、ドデカンおよびこれらの異
性体などがあげられ、(e)物質の好ましい例としては
炭素原子数2〜10の脂肪族アルコール、例えばエタノー
ル、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、オクタノールおよびこれらの異性体などがあげ
られる。
前記(f)のフタル酸ジクロライドは(a)物質1gに
対して0.05g以上好ましくは0.1〜0.5gの割合で用いられ
る。
本発明において用いられる四塩化チタン(g)は
(a)物質1gに対して1g以上、好ましくは5g以上の割合
で用いられる。
この際の接触温度は、通常は0℃以上130℃以下であ
る。接触時間は10分間以上、好ましくは30分間以上であ
る。
得られた固体触媒成分(I)は必要に応じn−ヘプタ
ン、トルエン等の有機溶媒を用いて洗浄してもよく、ま
た、繰り返し四塩化チタン(g)で処理してもよい。
これらの態様は、いずれも本発明の実施における一態
様に包含される。
本発明における上記(I)の固体触媒成分の調製に関
する一連の操作は酸素および水分等の不存在下に行なわ
れることが好ましい。
以上の如くして調製された前記(I)の固体触媒成分
は、前記(II)のケイ素化合物および前記(III)の有
機アルミニウム化合物と組合わされ、本発明に係るオレ
フイン類重合用触媒を構成するが、前記(II)のケイ素
化合物としてはアルコキシシラン、フエニルアルコキシ
シラン、アルキルアルコキシシラン、シクロアルキルア
ルコキシシラン、シクロアルキルアルキルアルコキシシ
ランなどがあげられるが具体的にはテトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、フエニルトリエトキシシラン、フエニルトリプロポ
キシシラン、フエニルトリイソプロポキシシラン、ジフ
エニルジメトキシシラン、ジフエニルジエトキシシラ
ン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシ
ラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、エチルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ジビニル
ジエトキシシラン、ジビニルジメトキシシランなどをあ
げることができる。
前記(III)の有機アルミニウム化合物としては、ト
リアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウムハラ
イド、アルキルアルミニウムジハライド、アルキルアル
ミニウムセスキハライドおよびこれ等の混合物をあげる
ことができるが、中でも、トリアルキルアルミニウムが
好ましく、さらに、トリエチルアルミニウムおよびトリ
イソブチルアルミニウムが特に好ましい。
前記(III)の有機アルミニウム化合物は、固体触媒
成分中のチタンg原子当り1〜1000モルで用いられ、該
ケイ素化合物は有機アルミニウム化合物に対するモル比
において1以下、好ましくは0.005〜1.0の範囲で用いら
れる。
本発明に係る重合用触媒を用いての重合反応は有機溶
媒の存在下でもあるいは不存在下でも行なうことがで
き、また、使用するオレフイン単量体は気体および液体
のいずれの状態でも用いることができる。重合温度は20
0℃以下好ましくは100℃以下であり、重合圧力は100kg/
cm2・G以下好ましくは50kg/cm2・G以下である。
本発明に係るオレフイン類重合用触媒を用いて単独重
合または共重合されるオレフイン類はエチレン、プロピ
レン、1−ブテン等である。
〔作用と発明の効果〕
本発明に係るオレフイン類重合用触媒は、これを用い
て、オレフイン類の重合を行なつた場合、従来予期し得
ない程の高い活性を示すため生成重合体中に存在する触
媒残渣量を極めて低くおさえることができ、しかも残留
塩素が極めて微量であるために生成物については脱灰工
程を全く必要としない程度にまで塩素の影響を低減する
ことができる。
生成重合体中に残存する塩素は造粒、成形などの工程
に用いる機器の腐食の原因となると共に生成重合体その
ものの劣化、黄変等の原因ともなるものであるので、こ
の課題を解決し得ることは当該技術分野に対し大きな利
益をもたらすものである。
また、本発明の触媒によれば重合時に有機カルボン酸
エステルを添加しないことにより生成重合体に対するエ
ステル臭の付着という大きな問題をも解決することがで
きる。
さらに、従来、触媒の単位時間当りの活性が重合の経
過に伴なつて大幅に低下するという、いわゆる高活性担
持型触媒における共通の欠点が存在したが、本発明に係
る触媒においては、重合時間の経過に伴なう活性の低下
が、従来公知の触媒に比較し、極めて小さいため、共重
合等重合時間をより長くする場合にも有用であり、か
つ、より高い重合圧力を採用した場合における活性の増
加が大きいため、最近注目されているバルク重合および
気相重合にも幅広く用いることができる。
しかも、本発明に係る触媒によれば、形状の整つた高
度の立体規則性を有する重合体が得られる。
さらに付言すると、工業的なオレフイン重合体の製造
においては重合時に水素を共存させることがMI制御など
の点から一般的とされているが、従来の塩化マグネシウ
ムを担体とし、有機カルボン酸エステルを用いた触媒は
水素共存下では活性および立体規則性が大幅に低下する
という欠点を有していた。しかし、本発明に係る触媒を
用いて水素共存下にオレフインの重合を行なつた場合、
生成重合体のMIが極めて高い場合においても、活性およ
び立体規則性は低下しない。かかる効果は、当業者にと
つて強く望まれていたものであつた。
また、ポリオレフインの製造工程に好ましくない微粉
状重合体が生成せず、最近注目されている気相重合にも
適し、また流動性に優れているためポンプ輸送や遠心分
離などのいわゆる重合後処理工程を容易にすると共に、
粒子形状が優れているため造粒工程をも省略できるなど
種々の効果を奏することができる。
〔実施例〕
以下に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。
実施例1 (1) (a)物質の調製 攪拌機を具備した容量2.0lの丸底フラスコを用い、こ
れを窒素ガスで充分に置換した後、金属マグネシウム粉
末30g、ヨウ素1.0gおよびn−ブチルクロライド1.2lを
装入し、n−ブチルクロライドの沸点下で5時間反応さ
せた。反応終了後上澄液を除去し、生成物を500mlのn
−ブチルクロライドで3回洗浄した後、減圧乾燥して粉
末状の物質を得た。
(2) 固体触媒成分の調製 上記(1)で得られた粉末状物質30g、テトラブトキ
シチタン1.0mlおよびn−ジブチルフタレート1.5mlの窒
素ガス雰囲気下で、25mmφのステンレスボールを全容積
の4/5充填した容量1.0lの振動ミルポツトに装入し、振
動数1430v.p.m、振巾3.5mmで17時間粉砕した。
攪拌機を具備した容量500mlの丸底フラスコに窒素ガ
ス雰囲気下で上記粉砕生成物10g、n−デカン70mlをと
り、80℃に昇温してテトラブトキシチタン12mlを装入
し、125℃に昇温して攪拌下で1時間の処理を行なつ
た。次いでこれにn−ヘプタン25mlと2−エチルヘキシ
ルアルコール7.1mlを混合した溶液を30分間の時間を要
して滴下し、125℃の温度を保ちつつ1時間反応させ
た。その後80℃まで冷却し、更にn−ヘプタン25mlとフ
タル酸クロライド1.5mlの混合溶液を30分間の時間を要
して滴下し、90℃に昇温して1時間処理した。得られた
生成物を200mlのヘプタンで5回洗浄し、その後TiCl475
mlを加えて115℃で3時間反応させた。反応終了後200ml
のヘプタンで10回洗浄して固体触媒成分を得た。
なお、この際、該固体触媒成分中のチタン含有率を測
定したところ4.31重量%であつた。
(3) プロピレンの重合 内容積2.0lの攪拌装置付オートクレーブを用い、これ
を窒素ガスで完全に置換した後、トリエチルアルミニウ
ム200mg、ジフエニルジメトキシシラン45mgおよび前記
固体触媒成分5.0mgを装入した。その後、水素ガス1.4
l、液化プロピレン1.4lを装入し、70℃で1時間重合反
応を行なつた。重合反応終了後、生成した重合体を80℃
で減圧乾燥し、得られたものの量を(A)とする。また
このものを沸騰n−ヘプタンで6時間抽出してn−ヘプ
タンに不溶解の重合体を得、このものの量を(B)とす
る。
使用した固体触媒成分当りの重合活性(C)を以下の
式で表わす。
また全結晶性重合体の収率(D)を下記の式で表わ
す。
さらに生成重合体中の残留塩素量を(E)、生成重合
体のMIを(F)で表わし、得られた結果を第1表に示
す。
実施例2 重合時間を30分間とした以外は実施例1と同様にして
実験を行なつた。得られた結果は、第1表に示す通りで
ある。
実施例3 ジブチルフタレートの代りに同量のジプロピルフタレ
ートを用いた以外は実施例1と同様にして実験を行なつ
た。なお、この際の固体触媒成分中のチタン含有率は4.
46重量%であつた。重合に際しては実施例1と同様にし
て実験を行なつた。得られた結果は第1表に示す通りで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の理解を助けるための模式的図面であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I) 金属マグネシウム粉末と2倍モル
    以上のアルキルモノハロゲン化合物をヨウ素の存在下で
    反応して得られる物質(a)とテトラアルコキシチタン
    (b)およびフタル酸ジエステル(c)を粉砕した後、
    得られた生成物に脂肪族炭化水素(d)の存在下、70℃
    以上でテトラアルコキシチタン(b)、脂肪族アルコー
    ル(e)及びフタル酸ジクロライド(f)を順次加えて
    それぞれ処理を行ない、得られた生成物に四塩化チタン
    (g)を加えて、さらに処理することにより得られる固
    体触媒成分; (II) 一般式SiRm(OR′)4−m(式中Rはアルキル
    基、シクロアルキル基、ビニル基またはアリール基であ
    り、R′はアルキル基である。Rがアルキル基の場合
    は、そのアルキル基はR′と同一であってもよい。m
    は、0≦m<4である。)で表わされるケイ素化合物お
    よび (III) 一般式RnAlX3−n(式中Rは炭素数1〜4の
    アルキル基、Xは水素、塩素、臭素、ヨウ素のいずれか
    であり、nは0<n≦3である。)で表わされる有機ア
    ルミニウム化合物よりなることを特徴とするオレフィン
    類重合用触媒。
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