JP2715040B2 - 窓付き蓋の製造方法 - Google Patents

窓付き蓋の製造方法

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JP2715040B2 JP27758093A JP27758093A JP2715040B2 JP 2715040 B2 JP2715040 B2 JP 2715040B2 JP 27758093 A JP27758093 A JP 27758093A JP 27758093 A JP27758093 A JP 27758093A JP 2715040 B2 JP2715040 B2 JP 2715040B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆入れなどのケース等
に被せられて、内部を覗き見可能な窓を備えた蓋の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓付き蓋を製造する場合、裏シー
ト、中シート、弾性材、表シート等の重ね合わせる全て
の部材に予め窓穴を設け、その窓穴の位置に透明な窓板
を配して、窓穴の周縁位置で、重ね合わせた全ての部材
と窓板とを一体的に溶着するという方法が採られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の製法は、重ね合
わせる全ての部材に予め窓穴を設ける必要があるので、
準備が面倒であった。また、各部材の窓穴の位置合わせ
が困難であった。また、上記の製法によって得られた窓
は、輪郭が明確でなく、外観の見栄えが良くないという
問題があった。更に、透明な窓板は普通窓穴よりも大き
くて、窓板を溶着したときに窓板の周縁が窓穴の外側に
はみ出して露出状態となるので、見栄えが悪く、又、そ
の縁に何かが引掛かって破損する虞があり、このような
弊害を解消するには、窓板の縁を後から被覆するという
加工を施さねばならず極めて面倒であった。そこで本発
明は、製造が容易で、外観の見栄えが良く、且つ窓板の
縁の引掛かりによる破損の虞のない窓を得ることができ
る斬新な窓付き蓋の製造方法を提供すること、を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の窓付き蓋の製造方法は、裏シート2の上に
透明な窓板3を重ね、更にその上に窓穴4を設けた芯板
5を重ね、芯板5の上に更に中シート6、弾性材7、表
シート8、及び窓枠シート9を順に重ね、窓穴4の内側
位置で、上記の裏シート2、中シート6、弾性材7、表
シート8、及び窓枠シート9を窓板3に対し窓1の輪郭
線となる位置で一体的に溶着し且つその溶着箇所の内側
端で裏シート2、中シート6、弾性材7、表シート8、
及び窓枠シート9を溶断すると共に、その溶着箇所より
外側の窓枠シート9の外周縁位置で同じく中シート6、
弾性材7、表シート8、及び窓枠シート9を窓板3に対
し一体的に溶着して、窓板3に重なっている裏シート
2、中シート6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シー
ト9の一部で上記のように溶断された箇所を除去するこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】窓板3に重ねる裏シート2、中シート6、弾性
材7、表シート8、及び窓枠シート9には予め窓穴を設
ける必要がなくなる。窓1の縁は、窓枠シート9により
形成される窓枠で囲繞される。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て詳説する。この実施例は、筆入れのケースに被せる窓
付き蓋の製法を示したものであり、まず、図1に示すよ
うに、軟質ビニール製の裏シート2の上に、硬質塩化ビ
ニール製の透明な窓板3を重ね、更にその上に窓穴4を
設けたボール紙製の芯板5を重ね、芯板5の上に更に軟
質ビニール製の中シート6、ビニールスポンジ製の弾性
材7、表面に適宜な模様を印刷した軟質ビニール製の表
シート8、及び適宜な着色を施された軟質ビニール製の
窓枠シート9を順に重ね合わせて、ウェルダーの下部金
型14の上に載置する。この下部金型14には窓1の輪
郭線となる位置に溶着且つ溶断可能な刃部16を設けて
いる。
【0007】次に、同じく図1に示すように、窓1の輪
郭線となる位置に溶着且つ溶断可能な刃部10を有し、
その外側で一定幅だけ離れた位置に溶着のみ可能な刃部
11を二重に有するウェルダーの上部金型12を上方か
ら降下させる。
【0008】そして、その上部金型12を、図2に示す
ように、上記の窓枠シート9の上に押下して、窓1の輪
郭線となる位置で、上記の下部金型14の刃部16と上
部金型12の刃部10によって裏シート2、中シート
6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シート9を窓板3
に対し一体的に溶着し、且つ、その溶着箇所の内側端で
裏シート2、中シート6、弾性材7、表シート8、及び
窓枠シート9を溶断すると共に、その溶着箇所より少し
離れた外側で窓枠シート9の外周縁位置を上記の上部金
型12の刃部11により中シート6、弾性材7、表シー
ト8、及び窓枠シート9を窓板3に対し一体的に溶着す
る。
【0009】そして、窓板3に重なっている裏シート
2、中シート6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シー
ト9の一部で、上記のように刃部10,16よって溶断
された箇所を除去すれば、図4に示すように、窓枠13
によって明確に縁どられた窓1を有する蓋15が完成す
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、窓板3に重
ねる裏シート2、中シート6、弾性材7、表シート8、
及び窓枠シート9に予め窓穴を設ける必要がないので、
準備作業が面倒でないという利点があり、また、それら
窓穴の位置合わせも必要ないという利点があり、製造を
極めて容易化する効果がある。また、窓1が窓枠13に
よって縁どられて、はっきりするので、外観上、窓1の
見栄えが良くなるという効果がある。更に、透明な窓板
3の上面周縁部は表シート8等により被覆され、又、下
面周縁部も裏シート2によって被覆されて、窓板3の周
縁が完全に隠蔽され、少しもはみ出し部分が存在しない
ので、この点でも見栄えが良くなり、又、はみ出し部分
に何かが引掛かって破損する虞もなくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用する部材の配置状態を示す断面図である。
【図2】溶着及び溶断工程を示す断面図である。
【図3】不用部分を除去した状態を示す断面図である。
【図4】完成状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 窓 2 裏シート 3 窓板 4 窓穴 5 芯板 6 中シート 7 弾性材 8 表シート 9 窓枠シート 10 刃部 11 刃部 12 金型 13 窓枠 14 金型 15 蓋 16 刃部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏シート2の上に透明な窓板3を重ね、
    更にその上に窓穴4を設けた芯板5を重ね、芯板5の上
    に更に中シート6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シ
    ート9を順に重ね、窓穴4の内側位置で、上記の裏シー
    ト2、中シート6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シ
    ート9を窓板3に対し窓1の輪郭線となる位置で一体的
    に溶着し、且つその溶着箇所の内側端で裏シート2、中
    シート6、弾性材7、表シート8、及び窓枠シート9を
    溶断すると共に、その溶着箇所より外側の窓枠シート9
    の外周縁位置で同じく中シート6、弾性材7、表シート
    8、及び窓枠シート9を窓板3に対し一体的に溶着し
    て、窓板3に重なっている裏シート2、中シート6、弾
    性材7、表シート8、及び窓枠シート9の一部で上記の
    ように溶断された箇所を除去することを特徴とする窓付
    き蓋の製造方法。
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