JPH11171243A - 包装容器 - Google Patents
包装容器Info
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- JPH11171243A JPH11171243A JP34516897A JP34516897A JPH11171243A JP H11171243 A JPH11171243 A JP H11171243A JP 34516897 A JP34516897 A JP 34516897A JP 34516897 A JP34516897 A JP 34516897A JP H11171243 A JPH11171243 A JP H11171243A
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- packaging container
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、台紙の印刷工程が一面で済
み、且つ簡素な加工工程により組み立てることができ、
もって、コストの安い包装容器を提供するとともに、外
観に優れた包装容器を提供することにある。 【解決手段】被包装品を覆う透明な張出部3aとこの張
出部3aの周縁に形成された平面部3bからなるブリス
ターパック3と、ブリスターパック3の開口側を塞ぐ台
紙2とにより構成される包装容器1であって、台紙2は
一枚のシートを分割線2xにより表面部2Aと裏面部2
Bに分割し、表面部2Aには切込み2b〜2eを形成
し、前記分割線2xにより表面部2Aと裏面部2Bを折
り曲げて重ね、ブリスターパック3の平面部3bを前記
台紙2の切込み2b〜2eに挿入することにより、上記
課題を解決する。
み、且つ簡素な加工工程により組み立てることができ、
もって、コストの安い包装容器を提供するとともに、外
観に優れた包装容器を提供することにある。 【解決手段】被包装品を覆う透明な張出部3aとこの張
出部3aの周縁に形成された平面部3bからなるブリス
ターパック3と、ブリスターパック3の開口側を塞ぐ台
紙2とにより構成される包装容器1であって、台紙2は
一枚のシートを分割線2xにより表面部2Aと裏面部2
Bに分割し、表面部2Aには切込み2b〜2eを形成
し、前記分割線2xにより表面部2Aと裏面部2Bを折
り曲げて重ね、ブリスターパック3の平面部3bを前記
台紙2の切込み2b〜2eに挿入することにより、上記
課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被包装物を透明な
立体的カバー内に載置し、被包装物が外から確認可能な
状態で包装する、いわゆるブリスターパック型包装容器
の改良に関し、特に製造コストを低く押さえることがで
きる包装容器に関する。
立体的カバー内に載置し、被包装物が外から確認可能な
状態で包装する、いわゆるブリスターパック型包装容器
の改良に関し、特に製造コストを低く押さえることがで
きる包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、筆記具等の文房具やコード類等の
電気製品の包装として、透明な立体的カバー(ブリスタ
ーパック)を台紙に固定した、いわゆるブリスターパッ
ク型包装容器が広く使われるようになっている。このブ
リスターパック型包装容器としては、従来、図5及び図
6に示した構造のものが一般的である。
電気製品の包装として、透明な立体的カバー(ブリスタ
ーパック)を台紙に固定した、いわゆるブリスターパッ
ク型包装容器が広く使われるようになっている。このブ
リスターパック型包装容器としては、従来、図5及び図
6に示した構造のものが一般的である。
【0003】図5に示す包装容器51(以下、第1従来例
という)は、一定の腰がある厚紙により形成された台紙
52と被包装物(図示せず)を立体的に覆う透明なブリス
ターパック52とからなる。台紙52は表面並びに裏面に商
品名やバーコード等が印刷・加飾されている。また、ブ
リスターパック53は、被包装物を内側に保持する張出部
53aとその周囲に形成される平面部53bとから構成され
る。平面部53bの両側は裏面側へ折り曲げられて台紙ガ
イド53cが形成される。
という)は、一定の腰がある厚紙により形成された台紙
52と被包装物(図示せず)を立体的に覆う透明なブリス
ターパック52とからなる。台紙52は表面並びに裏面に商
品名やバーコード等が印刷・加飾されている。また、ブ
リスターパック53は、被包装物を内側に保持する張出部
53aとその周囲に形成される平面部53bとから構成され
る。平面部53bの両側は裏面側へ折り曲げられて台紙ガ
イド53cが形成される。
【0004】この包装容器51の組み立ては、台紙52の両
端をブリスターパック53の台紙ガイド53cへ滑り込ま
せ、ホッチキス54等で両者を固定することにより行う。
なお、一般的に、台紙52およびブリスターパック53の上
部には、それぞれ包装容器51を陳列するための懸下用孔
52a、53dが穿孔される。
端をブリスターパック53の台紙ガイド53cへ滑り込ま
せ、ホッチキス54等で両者を固定することにより行う。
なお、一般的に、台紙52およびブリスターパック53の上
部には、それぞれ包装容器51を陳列するための懸下用孔
52a、53dが穿孔される。
【0005】次に、図7に示す包容器55(以下、第2従
来例という)も同様に台紙56とブリスターパック57とか
ら構成される。このブリスターパック57は、同様に被包
装物(図示せず)を収納・保護する張出部57aとその周
囲の平面部53bとにより構成され、表面に薄い塩ビ層が
加工されている台紙56に熱圧着することにより、台紙56
とブリスターパック57とを接着・固定している。台紙56
には、上記従来例と同様に懸下用孔56aが穿孔されてい
る。
来例という)も同様に台紙56とブリスターパック57とか
ら構成される。このブリスターパック57は、同様に被包
装物(図示せず)を収納・保護する張出部57aとその周
囲の平面部53bとにより構成され、表面に薄い塩ビ層が
加工されている台紙56に熱圧着することにより、台紙56
とブリスターパック57とを接着・固定している。台紙56
には、上記従来例と同様に懸下用孔56aが穿孔されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た第1並びに第2従来例には、次のような問題点があ
る。まず、近年、POSシステムの普及からほとんどの
商品の裏面にバーコードが印刷されるようになっている
が、いずれの従来例においても台紙52,56は一枚の単純
なシートなので、表面側並びに裏面側のいずれにも印刷
を行わなければならないという問題点があった。
た第1並びに第2従来例には、次のような問題点があ
る。まず、近年、POSシステムの普及からほとんどの
商品の裏面にバーコードが印刷されるようになっている
が、いずれの従来例においても台紙52,56は一枚の単純
なシートなので、表面側並びに裏面側のいずれにも印刷
を行わなければならないという問題点があった。
【0007】また、第1実施例においては、ブリスター
パック53の成形後、さらにブリスターパック53の両端を
折り曲げる、別の加工工程が必要となる。また、第2実
施例においても、ブリスターパック57と台紙56との熱圧
着を行うために台紙56は上記したように特殊な用紙を必
要とし、熱圧着装置により台紙56上にブリスターパック
57を固定する特殊な加工工程が必要となる。
パック53の成形後、さらにブリスターパック53の両端を
折り曲げる、別の加工工程が必要となる。また、第2実
施例においても、ブリスターパック57と台紙56との熱圧
着を行うために台紙56は上記したように特殊な用紙を必
要とし、熱圧着装置により台紙56上にブリスターパック
57を固定する特殊な加工工程が必要となる。
【0008】このように、これら従来例においては、単
にブリスターパックを成形し、これを台紙に固定する加
工を行う以外に、それぞれ他の加工工程が必要となり、
また、単価の高い部材を必要とする場合もあるため、依
然、コストが高くなってしまうという問題点があった。
にブリスターパックを成形し、これを台紙に固定する加
工を行う以外に、それぞれ他の加工工程が必要となり、
また、単価の高い部材を必要とする場合もあるため、依
然、コストが高くなってしまうという問題点があった。
【0009】また、単に、台紙とブリスターパックとの
係合を簡単な構造により行おうとすると、単純に台紙に
切込みを入れ、この切込みにブリスターパックの縁部を
差し込んで係合させることも考えられるが、このような
構造では、ブリスターパックの縁部が台紙裏側に露出
し、この部分が引っかかったり、また、押圧されると簡
単にブリスターパックが外れてしまうという問題点もあ
り、また、包装容器の外観を損なうことにもなる。
係合を簡単な構造により行おうとすると、単純に台紙に
切込みを入れ、この切込みにブリスターパックの縁部を
差し込んで係合させることも考えられるが、このような
構造では、ブリスターパックの縁部が台紙裏側に露出
し、この部分が引っかかったり、また、押圧されると簡
単にブリスターパックが外れてしまうという問題点もあ
り、また、包装容器の外観を損なうことにもなる。
【0010】そこで、本願発明の目的は、台紙の印刷工
程が一面で済み、且つ簡素な加工工程により組み立てる
ことができ、もって、コストの安い包装容器を提供する
とともに、外観に優れた包装容器を提供することにあ
る。
程が一面で済み、且つ簡素な加工工程により組み立てる
ことができ、もって、コストの安い包装容器を提供する
とともに、外観に優れた包装容器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の包装容器は、被
包装品を覆う透明な張出部とこの張出部の周縁に形成さ
れた平面部からなるブリスターパックと、ブリスターパ
ックの開口側を塞ぐ台紙とにより構成される包装容器で
あって、台紙は一枚のシートを分割線により表面部と裏
面部に分割し、表面部には切込みを形成し、前記分割線
により表面部と裏面部を折り曲げて重ね、ブリスターパ
ックの平面部を前記台紙の切込みに挿入することによ
り、上記課題を解決している。
包装品を覆う透明な張出部とこの張出部の周縁に形成さ
れた平面部からなるブリスターパックと、ブリスターパ
ックの開口側を塞ぐ台紙とにより構成される包装容器で
あって、台紙は一枚のシートを分割線により表面部と裏
面部に分割し、表面部には切込みを形成し、前記分割線
により表面部と裏面部を折り曲げて重ね、ブリスターパ
ックの平面部を前記台紙の切込みに挿入することによ
り、上記課題を解決している。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明の第1実施形態を図1な
いし図3を用いて説明する。本実施形態の包装容器1
は、従来と同様に台紙2とブリスターパック3とから構
成される。
いし図3を用いて説明する。本実施形態の包装容器1
は、従来と同様に台紙2とブリスターパック3とから構
成される。
【0013】まず台紙2は、後述するように一枚の厚紙
やプラスチックシートを分割線2xにより表面部2Aと
裏面部2Bとに分割し、折り曲げることにより構成され
た、二層のシート構造を有する。
やプラスチックシートを分割線2xにより表面部2Aと
裏面部2Bとに分割し、折り曲げることにより構成され
た、二層のシート構造を有する。
【0014】台紙2の上部には、表面部2Aから裏面部
2Bに貫通する懸下用孔2aが穿孔されている。また、
台紙2の表面部2Aには、4本の直線状の切込み2b〜
2eが形成されている。この切込み2b〜2eは、互い
に対向する二つで組みを作り(2bと2e、2cと2
d)、後述するブリスターパック3の張出部3aの高さ
並びに幅と略同じ間隔を開けて形成される。なお、これ
ら切込み2b〜2eの両端は、台紙2の縁部方向へ曲が
っており、切込み2b〜2eをめくり易くしている。ま
た、この切込み2b〜2eは表面部2Aのみに形成され
ており、裏側には裏面部2Bが重なるためにこれら切込
み2b〜2eは包装容器1の裏側に露出しない。
2Bに貫通する懸下用孔2aが穿孔されている。また、
台紙2の表面部2Aには、4本の直線状の切込み2b〜
2eが形成されている。この切込み2b〜2eは、互い
に対向する二つで組みを作り(2bと2e、2cと2
d)、後述するブリスターパック3の張出部3aの高さ
並びに幅と略同じ間隔を開けて形成される。なお、これ
ら切込み2b〜2eの両端は、台紙2の縁部方向へ曲が
っており、切込み2b〜2eをめくり易くしている。ま
た、この切込み2b〜2eは表面部2Aのみに形成され
ており、裏側には裏面部2Bが重なるためにこれら切込
み2b〜2eは包装容器1の裏側に露出しない。
【0015】ブリスターパック3は、内側に被包装物を
覆って保護する張出部3aとその周囲に形成される平面
部3bを一体成形して構成される。これら張出部3aと
平面部3bは、透明合成樹脂シートをバキューム成形す
るなどして一体成形される。
覆って保護する張出部3aとその周囲に形成される平面
部3bを一体成形して構成される。これら張出部3aと
平面部3bは、透明合成樹脂シートをバキューム成形す
るなどして一体成形される。
【0016】次に、図2及び図3を用いて、本実施例の
包装容器の組立て方法を説明する。図2( a) 並びに(
b) は、台紙2の製造方法を示す。同図に示すように、
台紙2は、厚紙等シートの一面を印刷した後、裁断し、
所定形状の台紙材2Xを形成する。台紙材2Xは分割線
2xにより表面部2Aと裏面部2Bとに分割されるが、
この時点ではともに台紙材2Xの一面であるため、一回
の印刷作業で表面部2A、裏面部2Bを同時に印刷する
ことができる。例えば、表面部2Aには商品名等が、裏
面部2Bには品質表示やPOSシステム用のバーコード
等が印刷される。
包装容器の組立て方法を説明する。図2( a) 並びに(
b) は、台紙2の製造方法を示す。同図に示すように、
台紙2は、厚紙等シートの一面を印刷した後、裁断し、
所定形状の台紙材2Xを形成する。台紙材2Xは分割線
2xにより表面部2Aと裏面部2Bとに分割されるが、
この時点ではともに台紙材2Xの一面であるため、一回
の印刷作業で表面部2A、裏面部2Bを同時に印刷する
ことができる。例えば、表面部2Aには商品名等が、裏
面部2Bには品質表示やPOSシステム用のバーコード
等が印刷される。
【0017】印刷が完了した台紙材2Xは、次の加工工
程へ移され、懸下用孔2a1、2a2とともに切込み2b〜
2e を型抜き装置を用いて形成する。後述するように、
台紙材2Xを折り曲げることにより、懸下用孔2a1、2
a2が一致して、懸下用孔2aが形成される。なお、この
懸下用孔2aは、台紙材2Xの折り曲げ工程後に表面部
2A、裏面部2Bを貫通させるように穿孔してもよい。
程へ移され、懸下用孔2a1、2a2とともに切込み2b〜
2e を型抜き装置を用いて形成する。後述するように、
台紙材2Xを折り曲げることにより、懸下用孔2a1、2
a2が一致して、懸下用孔2aが形成される。なお、この
懸下用孔2aは、台紙材2Xの折り曲げ工程後に表面部
2A、裏面部2Bを貫通させるように穿孔してもよい。
【0018】そして、図2(b) に示すように、表面部2
Aと裏面部2Bとの分割線2xに沿って台紙材2Xを折
り曲げ、表面部2Aと裏面部2Bとを重ね、台紙2を構
成する。表面部2Aと裏面部2Bとの接着は、台紙材2
Xの縁部に付着させた接着剤等により行い、切込み2b
〜2e周辺が接着されないように注意する。
Aと裏面部2Bとの分割線2xに沿って台紙材2Xを折
り曲げ、表面部2Aと裏面部2Bとを重ね、台紙2を構
成する。表面部2Aと裏面部2Bとの接着は、台紙材2
Xの縁部に付着させた接着剤等により行い、切込み2b
〜2e周辺が接着されないように注意する。
【0019】図3は、台紙2とブリスターパック3とに
より包装容器を組み立てる工程を説明する。ブリスター
パック3の張出部3a内に被包装物(図示せず)を配置
した後、左右の切込み2c、2dをガイドとしてブリス
ターパック3の平面部3bの両端を差込む。そして、ブ
リスターパック3の平面部3bの下端を台紙2の下部の
切込み2eに差し込んで三方を固定した後、台紙2の上
部の切込み2bを引き上げてブリスターパック3の平面
部3bの上端に被せてブリスターパック3の固定を終了
する。
より包装容器を組み立てる工程を説明する。ブリスター
パック3の張出部3a内に被包装物(図示せず)を配置
した後、左右の切込み2c、2dをガイドとしてブリス
ターパック3の平面部3bの両端を差込む。そして、ブ
リスターパック3の平面部3bの下端を台紙2の下部の
切込み2eに差し込んで三方を固定した後、台紙2の上
部の切込み2bを引き上げてブリスターパック3の平面
部3bの上端に被せてブリスターパック3の固定を終了
する。
【0020】この状態にあっては、ブリスターパック3
の開口部が台紙2により塞がれ、被包装物はブリスター
パック3と台紙2との間に保持される。なお、台紙2と
ブリスターパック3とを接着剤やシーリングテープなど
で補助的に固定する構造としてもよい。
の開口部が台紙2により塞がれ、被包装物はブリスター
パック3と台紙2との間に保持される。なお、台紙2と
ブリスターパック3とを接着剤やシーリングテープなど
で補助的に固定する構造としてもよい。
【0021】以上説明したように、本実施形態のブリス
ターパック型の包装容器では、裏面に印刷を行う場合で
も、シート状の台紙材2Xの状態で一面を印刷するのみ
でよいために、印刷工程の手間を省くことができる。特
に、一面のみが加飾に適した化粧面となっているシート
を使用しても、この化粧面が折り曲げられて、台紙2の
表裏となるために、外観に優れた包装容器とすることが
できる。
ターパック型の包装容器では、裏面に印刷を行う場合で
も、シート状の台紙材2Xの状態で一面を印刷するのみ
でよいために、印刷工程の手間を省くことができる。特
に、一面のみが加飾に適した化粧面となっているシート
を使用しても、この化粧面が折り曲げられて、台紙2の
表裏となるために、外観に優れた包装容器とすることが
できる。
【0022】また、ブリスターパック3の平面部3bを
台紙2の切込み2b〜2eが差し込んでも、進入した部
分は、表面部2Aと裏面部2Bとの間に形成された隙間
に保持されるので包装容器1の裏側に露出することがな
いため、包装容器の美観が害されることなく、この部分
が押圧されてブリスターパック3が台紙2から外れてし
まうという事故を防止することができる。
台紙2の切込み2b〜2eが差し込んでも、進入した部
分は、表面部2Aと裏面部2Bとの間に形成された隙間
に保持されるので包装容器1の裏側に露出することがな
いため、包装容器の美観が害されることなく、この部分
が押圧されてブリスターパック3が台紙2から外れてし
まうという事故を防止することができる。
【0023】さらに、台紙2とブリスターパック3との
係合は、主として台紙2に形成された切込み2b〜2e
によって行われるので、特殊な加工器具が必要なく、組
立て工程を簡素化することができる。
係合は、主として台紙2に形成された切込み2b〜2e
によって行われるので、特殊な加工器具が必要なく、組
立て工程を簡素化することができる。
【0024】同時に、包装容器を破棄する際は、主とし
て紙で形成される台紙2と合成樹脂製のブリスターパッ
ク3とを簡単に分別することができ、リサイクルに役立
てることができる。
て紙で形成される台紙2と合成樹脂製のブリスターパッ
ク3とを簡単に分別することができ、リサイクルに役立
てることができる。
【0025】本発明の第2実施形態を、図4を用いて説
明する。本実施形態はブリスターパック下端に脚を形成
して、自立可能とした包装容器の実施例である。
明する。本実施形態はブリスターパック下端に脚を形成
して、自立可能とした包装容器の実施例である。
【0026】図4に示すように、本実施形態の包装容器
11は、主として紙製の台紙12と透明な合成樹脂製のブリ
スターパック13とにより構成される。
11は、主として紙製の台紙12と透明な合成樹脂製のブリ
スターパック13とにより構成される。
【0027】台紙12には、上部に懸下用孔12aが穿孔さ
れ、その下側並びに幅方向両側に、3本の切込み12b〜
12dが形成されている。台紙12は第1実施例と同様に、
一枚のシート状の台紙材を分割線12xに沿って表面部12
Aと裏面部12Bとのに分け、二つ折りにして形成したも
のである。
れ、その下側並びに幅方向両側に、3本の切込み12b〜
12dが形成されている。台紙12は第1実施例と同様に、
一枚のシート状の台紙材を分割線12xに沿って表面部12
Aと裏面部12Bとのに分け、二つ折りにして形成したも
のである。
【0028】ブリスターパック13は、張出部13aと平面
部13bとを一体にバキューム成形したものである。平面
部13bの両側下端部には、切り欠き13cが形成されてお
り、また、張出部13aの下端には脚となる突出部13dが
形成されている。
部13bとを一体にバキューム成形したものである。平面
部13bの両側下端部には、切り欠き13cが形成されてお
り、また、張出部13aの下端には脚となる突出部13dが
形成されている。
【0029】本実施形態の包装容器は、第1実施形態と
同様に、ブリスターパック13の平面部13b両端を台紙12
の幅方向両側の切込み12c,12dにスライドさせて差込
むことによって係合させている。この際、ブリスターパ
ック13は、平面部13aの切欠きが13cが切込み12c,12
dの下端12e,12eに当接するまでスライドさせる。そ
して、このようにブリスターパック13を位置決めした状
態で、上部の切込み12bを引き上げてブリスターパック
13の平面部13b上部に乗り上げさせることで、ブリスタ
ーパック13の固定を完了する。
同様に、ブリスターパック13の平面部13b両端を台紙12
の幅方向両側の切込み12c,12dにスライドさせて差込
むことによって係合させている。この際、ブリスターパ
ック13は、平面部13aの切欠きが13cが切込み12c,12
dの下端12e,12eに当接するまでスライドさせる。そ
して、このようにブリスターパック13を位置決めした状
態で、上部の切込み12bを引き上げてブリスターパック
13の平面部13b上部に乗り上げさせることで、ブリスタ
ーパック13の固定を完了する。
【0030】ブリスターパック13の張出部13aに形成さ
れた突出部13dの下端は、台紙12の下端と同じ高さとな
るように調整されており、包装容器11は自立出来る。
れた突出部13dの下端は、台紙12の下端と同じ高さとな
るように調整されており、包装容器11は自立出来る。
【0031】このように、本実施形態のような脚付きタ
イプの包装容器では、ブリスターパック13の下端が台紙
12の下端に一致させる必要があるため台紙12の下部に切
込みを形成することができないが、平面部13bの幅方向
端部に切欠き13cを形成することによって下端側の固定
を行うことができる。
イプの包装容器では、ブリスターパック13の下端が台紙
12の下端に一致させる必要があるため台紙12の下部に切
込みを形成することができないが、平面部13bの幅方向
端部に切欠き13cを形成することによって下端側の固定
を行うことができる。
【0032】なお、第1及び第2実施形態において、台
紙材の折り曲げは、縦方向の分割線により幅方向端部を
折り曲げて行ったが、分割線を横方向に引き、台紙材の
上端や下端を折り曲げて台紙を形成しても良いことは勿
論である。
紙材の折り曲げは、縦方向の分割線により幅方向端部を
折り曲げて行ったが、分割線を横方向に引き、台紙材の
上端や下端を折り曲げて台紙を形成しても良いことは勿
論である。
【0033】また、台紙に形成する切込みも上記実施形
態に限定されるものではなく、ブリスターパックの形状
に応じて、例えば、2本の直線状切込みをV字型に形成
したり、また、曲線状の切込みを形成することもでき
る。
態に限定されるものではなく、ブリスターパックの形状
に応じて、例えば、2本の直線状切込みをV字型に形成
したり、また、曲線状の切込みを形成することもでき
る。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明の包装容器によって
は、台紙の組立て前に印刷を一方の面のみに行えばよい
ため、印刷工程を簡略化することができる。また、台紙
とブリスターパックの結合は、台紙の切込みにブリスタ
ーパックの平面部を差し込むことで行うため、特別な工
具や加工工程が必要なく、かかる簡素な加工工程により
包装容器を組み立てることができる。このため、包装容
器の製造コストを従来の包装容器に比べて低く押さえる
ことができる。
は、台紙の組立て前に印刷を一方の面のみに行えばよい
ため、印刷工程を簡略化することができる。また、台紙
とブリスターパックの結合は、台紙の切込みにブリスタ
ーパックの平面部を差し込むことで行うため、特別な工
具や加工工程が必要なく、かかる簡素な加工工程により
包装容器を組み立てることができる。このため、包装容
器の製造コストを従来の包装容器に比べて低く押さえる
ことができる。
【0035】また、台紙は表面部と裏面部とにより二重
に形成されているので、切込みを通して差し込まれたブ
リスターパックの平面部は包装容器の裏側に露出せず、
外観に優れるとともに、取り扱い易い包装容器とするこ
とができる。
に形成されているので、切込みを通して差し込まれたブ
リスターパックの平面部は包装容器の裏側に露出せず、
外観に優れるとともに、取り扱い易い包装容器とするこ
とができる。
【図1】第1実施形態に係る包装容器の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る台紙の組立て方法の説明図
である。
である。
【図3】第1実施形態に係る包装容器の分解斜視図であ
る。
る。
【図4】第2実施形態に係る包装容器の分解斜視図であ
る。
る。
【図5】第1従来例に係る包装容器の斜視図である。
【図6】第2従来例に係る包装容器の斜視図である。
1,11 …包装容器 2,12 …台紙 2A,12A …表面部 2B,12B …裏面部 2X …台紙材 2x,12x …分割線 2a,12a …懸下用孔 2b〜2e、12b〜12d …切込み 3,13 …ブリスターパック 3a,13a …張出部 3b,13b …平面部 13c …切欠き 13d …突出部
Claims (1)
- 【請求項1】被包装品を覆う透明な張出部とこの張出部
の周縁に形成された平面部からなるブリスターパック
と、ブリスターパックの張出部の開口側を塞ぐ台紙とに
より構成される包装容器であって、台紙は一枚のシート
を分割線により表面部と裏面部に分割し、表面部には切
込みを形成し、前記分割線により表面部と裏面部を折り
曲げて重ね、前記ブリスターパックの平面部を前記台紙
の切込みに挿入して構成されることを特徴とする包装容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34516897A JPH11171243A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34516897A JPH11171243A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11171243A true JPH11171243A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18374755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34516897A Pending JPH11171243A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11171243A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010064768A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Yamagata Gravure Co Ltd | ブリスター包装材、ブリスター包装体及びブリスター包装体の製造方法 |
JP2014125223A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Umeda Shinku Hoso Kk | 包装用容器 |
JP2014133585A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Fuji Seal International Inc | ブリスター容器 |
US20160101919A1 (en) * | 2014-10-13 | 2016-04-14 | Westrock Mwv, Llc | Blister package with divided interior volume |
JP2016088533A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | 大日本印刷株式会社 | 二重包装体 |
JP2019135177A (ja) * | 2015-07-22 | 2019-08-15 | 大日本印刷株式会社 | ブリスターパック |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34516897A patent/JPH11171243A/ja active Pending
Cited By (7)
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