JP2714761B2 - テーピング機 - Google Patents
テーピング機Info
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- JP2714761B2 JP2714761B2 JP11376294A JP11376294A JP2714761B2 JP 2714761 B2 JP2714761 B2 JP 2714761B2 JP 11376294 A JP11376294 A JP 11376294A JP 11376294 A JP11376294 A JP 11376294A JP 2714761 B2 JP2714761 B2 JP 2714761B2
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- plate
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテーピング機に関し、更
に詳しくはカバーテープとキャリヤテープとを熱圧着さ
せる熱圧着機構を備えたテーピング機の改良に関するも
のである。
に詳しくはカバーテープとキャリヤテープとを熱圧着さ
せる熱圧着機構を備えたテーピング機の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のテーピング機は、図11に
示される如く、カバーテープ2aとキャリヤテープ2b
とを熱圧着させる熱圧着機構1を備え、この熱圧着機構
1が上下一対状の上型1aと下型1bとで形成されてい
た。
示される如く、カバーテープ2aとキャリヤテープ2b
とを熱圧着させる熱圧着機構1を備え、この熱圧着機構
1が上下一対状の上型1aと下型1bとで形成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のテー
プは、通常、カバーテープの剥離力が所定値(10.2
〜71.4gf)内に納まることが要求される。その為
従来は、所望の剥離力になるよう、鏝温度や上型と下型
との圧着時間、押圧力等を制御、調節する必要があった
が、例えば上型の鏝面の高さが左右で0.01mmの狂
いがあっても圧力が均一にかからず精度良く熱圧着でき
ないことから、前提として金型自体が高精度に形成され
ている必要があった。従って従来品の場合は、金型を極
めて高精度に形成しなければならない分、装置自体の価
格が高く付くことになるのを避けられなかった。又従来
品では、幅が異なるテープの圧着作業を行なう場合、通
常、テープ幅に応じた上型、下型に変更する必要があっ
た。従って従来品を使用して、サイズの異なるテープの
圧着を行なう場合は、上型、下型の全体の交換作業を伴
なったから、作業が不便で作業能率が上がらないという
問題点があった。
プは、通常、カバーテープの剥離力が所定値(10.2
〜71.4gf)内に納まることが要求される。その為
従来は、所望の剥離力になるよう、鏝温度や上型と下型
との圧着時間、押圧力等を制御、調節する必要があった
が、例えば上型の鏝面の高さが左右で0.01mmの狂
いがあっても圧力が均一にかからず精度良く熱圧着でき
ないことから、前提として金型自体が高精度に形成され
ている必要があった。従って従来品の場合は、金型を極
めて高精度に形成しなければならない分、装置自体の価
格が高く付くことになるのを避けられなかった。又従来
品では、幅が異なるテープの圧着作業を行なう場合、通
常、テープ幅に応じた上型、下型に変更する必要があっ
た。従って従来品を使用して、サイズの異なるテープの
圧着を行なう場合は、上型、下型の全体の交換作業を伴
なったから、作業が不便で作業能率が上がらないという
問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来品の問題点を解
消しようとするものである。従って本発明の技術的課題
は、金型精度に依存することなく熱圧着でき、又テープ
幅が異なる場合でも金型全体の交換を伴なうことなく、
テーピング作業を行なえるよう形成し、この種作業の能
率の向上を図れるよう形成したテーピング機を提供する
ことにある。
消しようとするものである。従って本発明の技術的課題
は、金型精度に依存することなく熱圧着でき、又テープ
幅が異なる場合でも金型全体の交換を伴なうことなく、
テーピング作業を行なえるよう形成し、この種作業の能
率の向上を図れるよう形成したテーピング機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような技術的手段を採る。即ち本発
明は、カバーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱圧
着させる熱圧着機構1を備え、この熱圧着機構1が上下
動自在に形成された加熱鏝3と、この加熱鏝3の下方に
配設された下型装置4とで形成されたテーピング機であ
って、上記の下型装置4が、上記テープ2a・2bの牽
引方向と直交する方向にスライド自在に形成された下部
プレート5と、この下部プレート5の上に配置されたバ
ランスプレート6と、このバランスプレート6上に重合
された左右一対状のテープガイド7とで形成され、上記
の下部プレート5は上面に断面V字状の溝5aが直線状
に形成され、上記バランスプレート6は上記溝5aの傾
斜面5a1 に周面が当接する当接体6aを下面に備え、
溝5aと直交する方向において上記当接体6aを支点に
揺動自在に配置され、又上記左右一対状のテープガイド
7a・7bは上記下部プレート5の移動方向と同方向に
夫々スライド自在に形成され、上記加熱鏝3の鏝面3a
・3aに対応して幅調整自在に形成されたことを特徴と
するものである。
解決するために次のような技術的手段を採る。即ち本発
明は、カバーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱圧
着させる熱圧着機構1を備え、この熱圧着機構1が上下
動自在に形成された加熱鏝3と、この加熱鏝3の下方に
配設された下型装置4とで形成されたテーピング機であ
って、上記の下型装置4が、上記テープ2a・2bの牽
引方向と直交する方向にスライド自在に形成された下部
プレート5と、この下部プレート5の上に配置されたバ
ランスプレート6と、このバランスプレート6上に重合
された左右一対状のテープガイド7とで形成され、上記
の下部プレート5は上面に断面V字状の溝5aが直線状
に形成され、上記バランスプレート6は上記溝5aの傾
斜面5a1 に周面が当接する当接体6aを下面に備え、
溝5aと直交する方向において上記当接体6aを支点に
揺動自在に配置され、又上記左右一対状のテープガイド
7a・7bは上記下部プレート5の移動方向と同方向に
夫々スライド自在に形成され、上記加熱鏝3の鏝面3a
・3aに対応して幅調整自在に形成されたことを特徴と
するものである。
【0006】この場合本発明では、図6等に示される如
く、バランスプレート6と共に移動するプレート8上に
目盛9がバランスプレート6の移動方向に沿って付さ
れ、当接体6aの中心線L(図4等参照)に対応する上
記目盛9の位置に指標10が付され、この指標10に対
する移動距離を指し示す指針12が各テープガイド7a
・7bに対向状に形成されるのが好ましい。
く、バランスプレート6と共に移動するプレート8上に
目盛9がバランスプレート6の移動方向に沿って付さ
れ、当接体6aの中心線L(図4等参照)に対応する上
記目盛9の位置に指標10が付され、この指標10に対
する移動距離を指し示す指針12が各テープガイド7a
・7bに対向状に形成されるのが好ましい。
【0007】又本発明では、図10に示される如く、バ
ランスプレート6の上面に目盛9がバランスプレート6
の移動方向に沿って付され、当接体6aの中心線Lに対
応する上記目盛9の位置に指標10が付され、この指標
10に対する移動距離を指し示す指針12が各テープガ
イド7a・7bの内側から突き出されて形成されるので
も良い。
ランスプレート6の上面に目盛9がバランスプレート6
の移動方向に沿って付され、当接体6aの中心線Lに対
応する上記目盛9の位置に指標10が付され、この指標
10に対する移動距離を指し示す指針12が各テープガ
イド7a・7bの内側から突き出されて形成されるので
も良い。
【0008】
【作用】本発明では、上記の如くバランスプレート6が
下部プレート5に当接体6aを支点にして揺動自在に配
置されている。従って加熱鏝3が下降しカバーテープ2
aとキャリヤテープ2bとを押圧すると、この押圧力を
バランスプレート6が左右釣り合いをとった状態で受け
る。
下部プレート5に当接体6aを支点にして揺動自在に配
置されている。従って加熱鏝3が下降しカバーテープ2
aとキャリヤテープ2bとを押圧すると、この押圧力を
バランスプレート6が左右釣り合いをとった状態で受け
る。
【0009】又幅の異なるカバーテープ2a、キャリヤ
テープ2bを熱圧着する場合は、加熱鏝3の鏝面3a・
3aの間隔に対応させて、下部プレート5をスライドさ
せて使用する。この場合下部プレート5が移動すると、
この下部プレート5と共にバランスプレート6が移動す
る。そこで次に例えばテープガイド7aを下部プレート
5の移動方向と同方向にスライドさせ、加熱鏝3の鏝面
3a・3aに対応させてテープガイド7a・7bの幅調
整を行なう。そしてこの状態で加熱鏝3を降下させ、カ
バーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱圧着させ
る。
テープ2bを熱圧着する場合は、加熱鏝3の鏝面3a・
3aの間隔に対応させて、下部プレート5をスライドさ
せて使用する。この場合下部プレート5が移動すると、
この下部プレート5と共にバランスプレート6が移動す
る。そこで次に例えばテープガイド7aを下部プレート
5の移動方向と同方向にスライドさせ、加熱鏝3の鏝面
3a・3aに対応させてテープガイド7a・7bの幅調
整を行なう。そしてこの状態で加熱鏝3を降下させ、カ
バーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱圧着させ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に
従って説明する。1は、カバーテープ2aとキャリヤテ
ープ2bとを熱圧着させる熱圧着機構である。この熱圧
着機構1は、上下動自在に形成された加熱鏝3と、この
加熱鏝3の下方に配設された下型装置4とで形成されて
いる。尚この実施例に係るテープは、図2に示される如
く、キャリヤテープ2bがエンボス式のキャリヤテープ
で形成されている。この場合テープ2a、2bは、リー
ルAに巻回され、熱圧着機構1に供給される。
従って説明する。1は、カバーテープ2aとキャリヤテ
ープ2bとを熱圧着させる熱圧着機構である。この熱圧
着機構1は、上下動自在に形成された加熱鏝3と、この
加熱鏝3の下方に配設された下型装置4とで形成されて
いる。尚この実施例に係るテープは、図2に示される如
く、キャリヤテープ2bがエンボス式のキャリヤテープ
で形成されている。この場合テープ2a、2bは、リー
ルAに巻回され、熱圧着機構1に供給される。
【0011】上記の下型装置4は、上記テープ2a・2
bの牽引方向と直交する方向にスライド自在に形成され
た下部プレート5と、この下部プレート5の上に配置さ
れたバランスプレート6と、このバランスプレート6上
に重合された左右一対状のテープガイド7a・7bとで
形成されている。
bの牽引方向と直交する方向にスライド自在に形成され
た下部プレート5と、この下部プレート5の上に配置さ
れたバランスプレート6と、このバランスプレート6上
に重合された左右一対状のテープガイド7a・7bとで
形成されている。
【0012】5aは、上記の下部プレート5の上面に直
線状に形成された断面V字状の溝である。この溝5a
は、図3に示される如く、この実施例では角aが90度
に選定されている。
線状に形成された断面V字状の溝である。この溝5a
は、図3に示される如く、この実施例では角aが90度
に選定されている。
【0013】又図5において、5bは下部プレート5を
スライドさせる操作摘みである。5cはこの操作摘み5
bと一体状に形成された螺杆、5dはこの螺杆5cと螺
合する鈎形の接続板である。この接続板5dの先端は、
下部プレート5に固定されている。又5eは、下部プレ
ート5を案内するガイドである。
スライドさせる操作摘みである。5cはこの操作摘み5
bと一体状に形成された螺杆、5dはこの螺杆5cと螺
合する鈎形の接続板である。この接続板5dの先端は、
下部プレート5に固定されている。又5eは、下部プレ
ート5を案内するガイドである。
【0014】上記のバランスプレート6は、図1、図4
に示される如く、上記溝5aの傾斜面5a1 に周面が当
接する当接体6aを下面に備え、溝5aと直交する方向
において上記当接体6aを支点に揺動自在に配置されて
いる。尚当接体6aは、この実施例では溝5aの傾斜面
5a1 に周面が連続状態で当接するよう、バランスプレ
ート6の前後方向にわたって形成されている。
に示される如く、上記溝5aの傾斜面5a1 に周面が当
接する当接体6aを下面に備え、溝5aと直交する方向
において上記当接体6aを支点に揺動自在に配置されて
いる。尚当接体6aは、この実施例では溝5aの傾斜面
5a1 に周面が連続状態で当接するよう、バランスプレ
ート6の前後方向にわたって形成されている。
【0015】又上記左右一対状のテープガイド7a・7
bは、上記下部プレート5の移動方向と同方向に夫々ス
ライド自在に形成され、上記加熱鏝3の鏝面3a・3a
に対応して幅調整自在に形成されている。
bは、上記下部プレート5の移動方向と同方向に夫々ス
ライド自在に形成され、上記加熱鏝3の鏝面3a・3a
に対応して幅調整自在に形成されている。
【0016】8(図6、図8等参照)は、バランスプレ
ート6と共に移動するプレートである。9は、このプレ
ート8上に付された目盛である。この目盛9は、バラン
スプレート6の移動方向に沿って付されている。又10
は、当接体6aの中心線L(図4等参照)に対応する上
記目盛9の位置に付された指標である。11は、一方の
テープガイド7aに形成された切欠窓である。上記プレ
ート8は、目盛9がこの切欠窓11に臨まれ、上方から
視認できるよう配置されている。又12は、指標10に
対する移動距離を指し示す指針であり、この指針12は
各テープガイド7a・7bに対向状に形成されている。
ート6と共に移動するプレートである。9は、このプレ
ート8上に付された目盛である。この目盛9は、バラン
スプレート6の移動方向に沿って付されている。又10
は、当接体6aの中心線L(図4等参照)に対応する上
記目盛9の位置に付された指標である。11は、一方の
テープガイド7aに形成された切欠窓である。上記プレ
ート8は、目盛9がこの切欠窓11に臨まれ、上方から
視認できるよう配置されている。又12は、指標10に
対する移動距離を指し示す指針であり、この指針12は
各テープガイド7a・7bに対向状に形成されている。
【0017】次にこの実施例の作用を説明する。本発明
の場合、バランスプレート6は、上記の如く下部プレー
ト5に当接体6aを支点にして揺動自在に配置されてい
る。従って加熱鏝3が下降し、その鏝面3a・3aがカ
バーテープ2a、キャリヤテープ2bを押圧すると、こ
の押圧力をバランスプレート6が左右釣り合いをとった
状態で受け、その結果テープ2a、2bが高精度に熱圧
着される。
の場合、バランスプレート6は、上記の如く下部プレー
ト5に当接体6aを支点にして揺動自在に配置されてい
る。従って加熱鏝3が下降し、その鏝面3a・3aがカ
バーテープ2a、キャリヤテープ2bを押圧すると、こ
の押圧力をバランスプレート6が左右釣り合いをとった
状態で受け、その結果テープ2a、2bが高精度に熱圧
着される。
【0018】又幅の異なるテープ2a・2bを熱圧着す
る場合は、先ず作業者は操作摘み5bを回転する。操作
摘み5bを回すと、下部プレート5、バランスプレート
6及びプレート8がガイド5eに案内されて、図1、図
5上で右方向に移動する。
る場合は、先ず作業者は操作摘み5bを回転する。操作
摘み5bを回すと、下部プレート5、バランスプレート
6及びプレート8がガイド5eに案内されて、図1、図
5上で右方向に移動する。
【0019】次に作業者は、テープガイド7aを下部プ
レート5の移動方向と同方向にスライドさせ、加熱鏝3
の鏝面3a・3aに対応させてテープガイド7a・7b
の幅調整を行なう。この場合切欠窓11から露出する目
盛9を参照し、各テープガイド7a・7bの指針12・
12が指標10から同じ距離を指すよう、テープガイド
7a・7bを位置決める。そしてその後、加熱鏝3を降
下させ、カバーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱
圧着する。
レート5の移動方向と同方向にスライドさせ、加熱鏝3
の鏝面3a・3aに対応させてテープガイド7a・7b
の幅調整を行なう。この場合切欠窓11から露出する目
盛9を参照し、各テープガイド7a・7bの指針12・
12が指標10から同じ距離を指すよう、テープガイド
7a・7bを位置決める。そしてその後、加熱鏝3を降
下させ、カバーテープ2aとキャリヤテープ2bとを熱
圧着する。
【0020】以上の処において、本発明は、上記の目盛
9が形成される場合に限定されるものではない。又目盛
9が形成される場合は、例えば図10に示される如く構
成されるのでも良い。この実施例では、上記のバランス
プレート6の上面に目盛9がバランスプレート6の移動
方向に沿って付され、当接体6aの中心線Lに対応する
上記目盛9の位置に指標10が付され、この指標10に
対する移動距離を指し示す指針12が各テープガイド7
a・7bの内側から突き出されて形成されたものであ
る。尚同図において、13は一方のテープガイド7aを
スライドさせる操作杆であり、14は他方のテープガイ
ド7bをスライドさせる為の操作杆である。又本発明が
対象とするテープは、上例に限定されるものではなく、
その他例えばキャリヤテープ2bに部品を納める角穴が
あけられ、このキャリヤテープ2bの上下の両面をカバ
ーテープ2aで覆う式の角穴パンチキャリヤ形テープで
も良いことは勿論である。
9が形成される場合に限定されるものではない。又目盛
9が形成される場合は、例えば図10に示される如く構
成されるのでも良い。この実施例では、上記のバランス
プレート6の上面に目盛9がバランスプレート6の移動
方向に沿って付され、当接体6aの中心線Lに対応する
上記目盛9の位置に指標10が付され、この指標10に
対する移動距離を指し示す指針12が各テープガイド7
a・7bの内側から突き出されて形成されたものであ
る。尚同図において、13は一方のテープガイド7aを
スライドさせる操作杆であり、14は他方のテープガイ
ド7bをスライドさせる為の操作杆である。又本発明が
対象とするテープは、上例に限定されるものではなく、
その他例えばキャリヤテープ2bに部品を納める角穴が
あけられ、このキャリヤテープ2bの上下の両面をカバ
ーテープ2aで覆う式の角穴パンチキャリヤ形テープで
も良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、バラン
スプレートが当接体を支点にして揺動自在に下部プレー
トに配置されている。従って本発明によれば、テープの
圧着操作時における押圧力の釣り合いを、上記のバラン
スプレートによってとれるから、金型の精度に依存する
ことなくテープを精度良く熱圧着でき、金型精度が高く
要求されない分、装置自体を安価に提供できる。又本発
明は、下部プレートとバランスプレートをスライドさ
せ、テープガイドを下部プレートの移動方向と同方向に
スライドさせ、加熱鏝の鏝面に対応させて幅調整でき
る。従って本発明によれば、幅の異なるテープの圧着作
業を、下型交換の作業を伴なうことなく簡単且つ迅速に
行なえ、この種テープの圧着作業の能率を向上できると
いう利点がある。
スプレートが当接体を支点にして揺動自在に下部プレー
トに配置されている。従って本発明によれば、テープの
圧着操作時における押圧力の釣り合いを、上記のバラン
スプレートによってとれるから、金型の精度に依存する
ことなくテープを精度良く熱圧着でき、金型精度が高く
要求されない分、装置自体を安価に提供できる。又本発
明は、下部プレートとバランスプレートをスライドさ
せ、テープガイドを下部プレートの移動方向と同方向に
スライドさせ、加熱鏝の鏝面に対応させて幅調整でき
る。従って本発明によれば、幅の異なるテープの圧着作
業を、下型交換の作業を伴なうことなく簡単且つ迅速に
行なえ、この種テープの圧着作業の能率を向上できると
いう利点がある。
【0022】又請求項2記載の場合は、指標を目印にテ
ープガイドをスライドさせて加熱鏝の鏝面に対応するよ
うテープガイドの幅調整を行なえる。従ってこれによれ
ば、テープガイドを当接体の中心から等距離に配置する
調節作業を簡単化できる。又この本発明の場合は、下部
プレートと共に移動するプレートに目盛が付されている
から、このプレートを適宜位置に配設することにより、
目盛を視認し易い位置に設定できる。
ープガイドをスライドさせて加熱鏝の鏝面に対応するよ
うテープガイドの幅調整を行なえる。従ってこれによれ
ば、テープガイドを当接体の中心から等距離に配置する
調節作業を簡単化できる。又この本発明の場合は、下部
プレートと共に移動するプレートに目盛が付されている
から、このプレートを適宜位置に配設することにより、
目盛を視認し易い位置に設定できる。
【0023】更に請求項3記載の場合は、目盛がバラン
スプレートの上面に直接付されているから、これによれ
ば構造を簡単化でき、装置のコンパクト化、省スペース
化を図れるという利点がある。
スプレートの上面に直接付されているから、これによれ
ば構造を簡単化でき、装置のコンパクト化、省スペース
化を図れるという利点がある。
【図1】本発明の好適な一例を示す要部正面図である。
【図2】テープを示す説明用の斜視図である。
【図3】溝を示す説明図である。
【図4】下部プレートとバランスプレートとを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】下部プレートのスライド動作を説明する要部正
面図である。
面図である。
【図6】図5のVIーVI線における断面図である。
【図7】本発明の作用を説明する要部平面図である。
【図8】図6の要部拡大平面図である。
【図9】図7の要部拡大平面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す要部平面図であ
る。
る。
【図11】従来品の要部を示す説明用の正面図である。
1 熱圧着機構 2a カバーテープ 2b キャリヤテープ 3 加熱鏝 3a 鏝面 4 下型装置 5 下部プレート 5a 溝 5a1 傾斜面 6 バランスプレート 6a 当接体 7a・7b テープガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 カバーテープとキャリヤテープとを熱圧
着させる熱圧着機構を備え、この熱圧着機構が上下動自
在に形成された加熱鏝と、この加熱鏝の下方に配設され
た下型装置とで形成されたテーピング機であって、上記
の下型装置が、上記テープの牽引方向と直交する方向に
スライド自在に形成された下部プレートと、この下部プ
レートの上に配置されたバランスプレートと、このバラ
ンスプレート上に重合された左右一対状のテープガイド
とで形成され、上記の下部プレートは上面に断面V字状
の溝が直線状に形成され、上記バランスプレートは上記
溝の傾斜面に周面が当接する当接体を下面に備え、溝と
直交する方向において上記当接体を支点に揺動自在に配
置され、又上記左右一対状のテープガイドは上記下部プ
レートの移動方向と同方向に夫々スライド自在に形成さ
れ、上記加熱鏝の鏝面に対応して幅調整自在に形成され
たことを特徴とするテーピング機。 - 【請求項2】 バランスプレートと共に移動するプレー
ト上に目盛がバランスプレートの移動方向に沿って付さ
れ、当接体の中心線に対応する上記目盛の位置に指標が
付され、この指標に対する移動距離を指し示す指針が各
テープガイドに対向状に形成されたことを特徴とする請
求項1記載のテーピング機。 - 【請求項3】 バランスプレートの上面に目盛がバラン
スプレートの移動方向に沿って付され、当接体の中心線
に対応する上記目盛の位置に指標が付され、この指標に
対する移動距離を指し示す指針が各テープガイドの内側
から突き出されて形成されたことを特徴とする請求項1
記載のテーピング機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11376294A JP2714761B2 (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | テーピング機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11376294A JP2714761B2 (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | テーピング機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07300110A JPH07300110A (ja) | 1995-11-14 |
JP2714761B2 true JP2714761B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=14620504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11376294A Expired - Fee Related JP2714761B2 (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | テーピング機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714761B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6207072B2 (ja) * | 2013-11-25 | 2017-10-04 | ハイメカ株式会社 | 電子部品のテーピング装置 |
CN114455117B (zh) * | 2022-02-18 | 2024-09-24 | 杭州长川科技股份有限公司 | 编带调试方法 |
-
1994
- 1994-04-30 JP JP11376294A patent/JP2714761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07300110A (ja) | 1995-11-14 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |