JPH0142189Y2 - - Google Patents

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JPH0142189Y2
JPH0142189Y2 JP1984014440U JP1444084U JPH0142189Y2 JP H0142189 Y2 JPH0142189 Y2 JP H0142189Y2 JP 1984014440 U JP1984014440 U JP 1984014440U JP 1444084 U JP1444084 U JP 1444084U JP H0142189 Y2 JPH0142189 Y2 JP H0142189Y2
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JP
Japan
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pen
marking
movable body
pen support
support
Prior art date
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JP1984014440U
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JPS60126838U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多数のセンス線を一定間隔に布設し
たタブレツト上を移動して座標読み取りのための
座標を提示するカーソルに関し、特に座標を読み
取ると同時に、その読み取り座標点をマーキング
できるようにしたカーソルの改良に関するもので
ある。
電磁誘導式の座標読取装置は、多数の平行なセ
イス線をX,Y軸の2方向に布設したタブレツト
と、励磁コイルを持つカーソルとから構成され、
そして入力される図形の座標の読み取りと同時に
その読み取り点をマーキングできるようにするに
は、可動ペンを備えたカーソルが利用される。
従来、上記のようなマーキング用ペンを備えた
カーソルのペン操作手段にはエアーシリンダが使
用されており、このエアーシリンダを動作してマ
ーキングする場合は、まず、タブレツト上にセツ
トした図面の任意点にカーソルの励磁コイルを位
置決めし、マニアル操作による読み取り場合によ
り励磁コイルを励磁して上記点の座標を読み取る
とともに、エアーシリンダを前進動作させてペン
を読み取り座標点へ移動させ、これと同時にエア
ーシリンダの前進運動をペンのアツプ・ダウン運
動に変換する機構によりペンをダウン動作させて
読み取座標点をマーキングするようになつてい
る。
しかし、このような従来のマーキング方式では
ペンの前進運動と下降運動が同時に行われるた
め、ペン先は図面紙に対し斜め上方から進入する
ことになり、これに伴い図面紙にペン先によるこ
じりが発生し易くなるほか、読み取り点にマーキ
ングされるマーク長も長くなつてマーキングの精
度が低下し、また、ペン操作機構も複雑でカーソ
ルをコンパクト化できない欠点があつた。
本考案は上記のような従来の欠点を解決したも
ので、その目的とするところは、マーキング時の
図面紙へのこじりをなくするとともに、マーキン
グ精度を向上できるようにしたマーキングカーソ
ルを提供するにある。
本考案の座標読取装置用フリーカーソルは、上
記目的を達成するために、ベースと、このベース
にスライド可能に取付けられ、かつ前端部に透過
窓を有する移動体と、この移動体を進退操作する
プランジヤと、上記移動体の透過窓部分に設けた
円形の励磁コイルと、上記移動体上の後部に上下
方向に回動可能に支持され、かつ回動端側にマー
キング用ペンを有するペン支持体と、上記透過窓
に穿設され上記マーキング用ペンの先端部が挿通
される孔と、上記ペン支持体を常時マーキング動
作方向に付勢するばねと、上記ペン支持体の回動
端側下面と摺接するようにして上記ベースに設置
され、かつ上記移動体が前進端付近に前進された
ときペンをマーキング体勢にするペン支えとから
構成したものである。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図〜第4図は本考案のマーキングカーソル
の一例を示すもので、1は長方形状のベースであ
り、このベース1には前部側に片寄らせて長四角
状の穴2が形成され、この穴2内にはその相対向
する内側面に形成した案内溝3によつて平板状の
移動体4がベース1の長手方向(前後方向)にス
ライド可能に取付けられている。上記移動体4は
その前端に透明な部材からなる透過窓5を有し、
この透過窓5の部分には円形の励磁コイル6が埋
設されているとともに、励磁コイルの中心に位置
して読み取り座標指示用の十字マーク7が刻設さ
れ、さらにこの十字マーク7より後方に間隔dだ
け離してペン先挿入孔8が穿設されている。
また、上記移動体4の後端部上には、移動体4
の幅方向(短尺方向)に所定間隔離してブラケツ
ト9a,9bが一体に立設され、このブラケツト
9a,9b間に軸ピン10によりブロツク状のペ
ン支持体11を上下方向に回動可能に枢着し、こ
のペン支持体11の回動端には直角に折曲げられ
たマーキング用ペン12の基部が固着され、その
ペン先12aは上記挿入孔8に挿入されている。
上記ペン支持体11の後方に位置して垂直壁13
が移動体4に一体に形成され、この垂直壁13と
上記ペン支持体11の後面間には圧縮ばね14を
介在し、この圧縮ばね14のばね圧によりペン支
持体11を常時マーキング動作方向、即ちペン先
部分12aが移動体4の下面に位置する図面紙
(図示せず)に対しマーキングできる体勢に付勢
するようになつている。
15は上記ペン支持体11の回動端側下面に対
向して水平に配置したペン支えで、このペン支え
15は、その一端に設けた取付基部15cをねじ
16により締付けることによつてベース1に固定
されており、さらにペン支え15のペン12側縁
部には、その上縁を下り勾配にカツトすることに
より傾斜面17が形成され、この傾斜面17及び
ペン支え15の水平面15bに圧接摺動するボー
ル18がペン支持体11の下面に取付けられてい
る。19は上記ベース1の後端上に設置したプラ
ンジヤであり、このプランジヤ19は上記移動体
4を進退操作し、これに合わせてペン12を上下
動作させるものである。
また、20は上記ペン支持体11及びプランジ
ヤ19の部分全体を覆うカバーであり、このカバ
ー20はベース1に固定され、さらにカバー20
には座標読取用の指令ボタン21が設けられてい
る。
次に上記のように構成された本考案のマーキン
グカーソルの動作について説明する。
座標の読み取り及びその読み取り点のマーキン
グに際しては、まず、フリーカーソル全体を図示
しないタブレツト上の図面紙上を摺動させ、希望
する座標点に十字マーク7のクロス点を一致させ
る。次に読取指令ボタン21を押して図示しない
発振回路からの信号により励磁コイル6を励磁す
ると、これから発生する交番磁界は図示しないタ
ブレツトのセンス線に加えられ、このセンス線に
誘起される誘導信号成分だけを検出し、この誘導
信号成分をA/D変換した後、演算制御部(図示
せず)に供給することにより指示された座標位置
を求める。これと同時に演算制御からプランジヤ
19に対し動作指令が与えられ、該プランジヤ1
9を動作させる。プランジヤ19が動作すると、
これに連結した移動体4が第3図の矢印A方向に
前進され、同時にペン支持体11も一体に前進す
る。ここで、ペン支持体11に取付けたボール1
8がペン支え15の水平面15b上に位置されて
いるときは、ペン支持体11はほぼ水平に保持さ
れ、ペン12は下動されることがない。そして移
動体4の前進に伴いボール18がペン支え15の
水平面15bから傾斜面17に差しかかり、傾斜
面17上を下降し始めると、ばね14のばね力を
受けているペン支持体11が軸ピン10を支点に
して第5図の矢印B方向に回動され、孔8に挿入
されているペン先12aを傾斜面17の下り勾配
に沿つて下降させる。
そして、プランジヤ19による移動体4の前進
量が十字マーク7のクロス点とペン先挿入孔8の
間隔d近くになると、ペン先12aの先端がタブ
レツト上にセツトされている図面紙材に接触し、
この状態でさらに移動体4が僅かに前進して前進
端に達すれば、ペン12は十字マーク7で指示さ
れた読み取り完了の座標点をマーキングすること
になる。
また、マーキング完了とともにプランジヤ19
が後退すれば、移動体4を直ちに後退させ、これ
と同時にボール18がペン支え15の傾斜面17
から上平面15bへ移動することでペン支持体1
1を第4図の矢印Bと逆の方向にばね14に抗し
て回動させ、第3図に示す水平状態に復帰させ
る。
以下同様にして十字マーク7を図面の読み取り
点に一致させ、ボタン21を押せば、プランジヤ
19、移動体4及びペン支持体11が上述と同様
に動作して読み取り点をこじりなく、かつ高精に
マーキングすることになる。
なお、ペン支持体11をマーキング回動方向に
付勢するばね14の設置位置は上記実施例のもの
に限らないほか、ばねを圧縮ばねに代えて引張ば
ねとしても良い。またプランジヤ19は電磁式で
も空圧式でもよいことは言うまでもない。
以上説明した通り本考案によれば、ベースにス
ライド可能に取付けた移動体をプランジヤにより
進退操作するとともに、移動体にはペン支持体を
上下方向に回動可能に取付け、このペン支持体に
ばねによつてマーキング方向の操作力を付与し、
そして移動体の前進に伴うペンによる読み取り座
標点へのマーキングタイミングをペン支えによつ
て取る方式としたので、読み取り座標点へのマー
キング時にこじりが生じるおそれがなく、かつ、
マーキング精度も向上できるほか、ペンのマーキ
ング精度も向上できるほか、ペンのマーキング機
構が簡単となり、コンパクト化できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の座標読取装置用フリーカーソ
ルの一例を示す外観図、第2図は本考案における
フリーカーソルのカバーを取除いて示す平面図、
第3図は第2図の−線に沿う断面図、第4図
は同じく第2図−線に沿う断面図、第5図は
本考案におけるフリーカーソルのマーキング時の
一部の断面図である。 1……ベース、3……案内溝、4……移動体、
5……透過窓、6……励磁コイル、7……十字マ
ーク、8……ペン挿入孔、9a,9b……ブラケ
ツト、10……軸ピン、11……ペン支持体、1
2……ペン、14……ばね、15……ペン支え、
18……ボール、19……プランジヤ、20……
カバー、21……指令ボタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースと、このベースにスライド可能に取付け
    られ、かつ前端部に透過窓を有する移動体と、こ
    の移動体を進退操作するプランジヤと、上記移動
    体の透過窓部分に設けた円形の励磁コイルと、上
    記移動体上の後部に上下方向に回動可能に支持さ
    れ、かつ回動端側にマーキング用ペンを有するペ
    ン支持体と、上記透過窓部分に上記励磁コイルの
    中心から所望間隔離して穿設され上記マーキング
    用ペンの先端部が挿通される孔と、上記ペン支持
    体を常時マーキング動作方向に付勢するばねと、
    上記ペン支持体の回動先端側の下面を摺動可能に
    支持すると共に、一端に傾斜面を形成し、ベース
    上に位置可変可能に支持されたペン支えとからな
    る座標指示装置のマーキング機構。
JP1444084U 1984-02-03 1984-02-03 座標指示装置のマ−キング機構 Granted JPS60126838U (ja)

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JP1444084U JPS60126838U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 座標指示装置のマ−キング機構

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JP1444084U JPS60126838U (ja) 1984-02-03 1984-02-03 座標指示装置のマ−キング機構

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JPS60126838U JPS60126838U (ja) 1985-08-26
JPH0142189Y2 true JPH0142189Y2 (ja) 1989-12-11

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548251B2 (ja) * 1973-05-30 1980-12-04
JPS57137802A (en) * 1981-02-20 1982-08-25 Hitachi Seiko Ltd Free cursor with marker in coordinate reader

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548251U (ja) * 1978-09-25 1980-03-29
JPS55124054U (ja) * 1979-02-16 1980-09-03

Patent Citations (2)

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JPS60126838U (ja) 1985-08-26

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