JP2713930B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2713930B2
JP2713930B2 JP62307615A JP30761587A JP2713930B2 JP 2713930 B2 JP2713930 B2 JP 2713930B2 JP 62307615 A JP62307615 A JP 62307615A JP 30761587 A JP30761587 A JP 30761587A JP 2713930 B2 JP2713930 B2 JP 2713930B2
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克己 矢口
治男 麻田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、OCRや、図面読取装置等の画像処理方法
に関する。 (従来の技術) OCRや、図面読取装置等の画像処理装置では、被処理
画像のイメージデータの、効率的な転送や、蓄積のため
に、ランレングス法等の手段を用いて、データ圧縮を行
うことがある。そのようなイメージデータに対して、ス
キュー補正等の目的で、画像の回転処理を行う場合、従
来の技術では、圧縮されたイメージデータを、いったん
伸張し、2次元バッファでのビットマップに変換し、式
(1)による座標変換を行っていた。 (発明が解決しようとする問題点) 前項で記載した従来技術では、 イメージデータの伸張が、必要であり、処理時間が
かかる。 大容量の2次元バッファが必要であり、コスト、ス
ペースがかかる。 座標変換に時間がかかる。 等々の問題点がある。 本発明はイメージデータの伸張を行わずに、簡単な変
換で、回転処理を行う方法を提供することを目的とす
る。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、被処理画像となる白黒二値画像データを1
ライン毎にランレングス法により圧縮する手段と、圧縮
された被処理画像データを格納する手段と、入力された
被処理画像データの回転角θに応じて、 Ln=int[n/tanθ] (但し、int[k]はkの整数部を与える関数、nは0
または正の整数) なるLnを出力する手段と、格納手段に格納された被処理
画像データを(Ln+1−Ln)画素単位毎にブロック分けす
ると共に(Ln+1−Ln)ライン単位毎にブロック分けして
第二の被処理画像データを生成する手段と、ライン単位
にブロック分けされた第二の被処理画像データのうち、
第nブロックに含まれる(Ln+1)ラインからLn+1ライ
ンまでの画像データの先頭画素データに連続するnビッ
ト長の白または黒の連結画素データを付加して第三の被
処理画像データを生成する手段と、画素単位にブロック
分けされた第三の被処理画像データのうち、第nブロッ
クに含まれる(Ln+1)画素からLn+1画素までの画像デ
ータを、入力された回転方向に応じて(n−1)ライン
ずつずらして第四の被処理画像データを生成する手段
と、画素単位にブロック分けされた第四の被処理画像デ
ータに含まれる画像データにつき、隣り合うブロックに
含まれる同種の画素データ同士を連結して第五の被処理
画像データを生成する手段と、第五の被処理画像データ
を伸張することにより回転された被処理画像を出力する
手段とを具備したことを特徴とする画像処理方法を提供
する。 (作用) この発明はOCRや図面読取り装置等の画像処理装置に
おいて、ランレングス法等の手段を用いて、データ圧縮
された被処理画像のイメージデータを、データ伸張を行
わずに、圧縮された状態のまま、高速に、画像の回転処
理を行う機能を有し、回転処理に伴う画像変換誤差を低
減することができる。 (実施例) 本発明の一実施例を図面に従って説明する。第1図
(a)で示されるようにランレングス法で圧縮された画
像データが入力される。Wn,Bnはnビットの長さの白あ
るいは黒の連結成分を示している。参考のために、この
圧縮データを伸張した原パターンを示すと、第2図のよ
うになる。つぎに回転角θ,回転方向が入力されるが、
θより、適当な単調増加点列を以下のように求める。第
4図に示すようにn/tanθに一番近い整数づつ一ライン
分のデータを区切っていき、ずらしてやれば、回転操作
は、近似的に実行できる。 これらの値は、算出して求めてもよいし、テーブル化
して格納しておいてもよい。n/tanθを用いた場合、点
列Lnは第1図(b)のようになる。(θ=10゜の場合に
ついて示す。)この(b)の点列Lnに従って(a)の原
パターン(圧縮された画像データ)を、画素方向及びラ
イン方向にそれぞれブロック分割すると、第1図(c)
のようになる(第二の被処理画像データ生成)。次に第
1図(c)のうち画素方向にブロック分割された第nブ
ロックの画像データ(各長方形で囲まれた部分)を左回
りの場合には上に、右回りの場合には下へ、それぞれ
(n−1)ラインずつずらして再配置する。更に回転に
より生ずる空白画素を補充するため、第1図(c)の各
ライン毎の画像データの先頭に白画素のデータを補充す
る。例えば、第6ラインから第11ラインの画像データの
先頭には「白画素1」を示すW1を、第12ラインから第17
ラインの画像データの先頭には「白画素2」を示すW2を
順次補充し、Ln+1ラインからLn+1ラインの画像データ
の先頭には「白画素Wn(但しWnはnビットの長さの白の
連結成分を示す)」を補充する(第1図(d)参照)。
最後に再配置された画像データのうち、同一ラインで隣
り合うブロックに含まれる画素が同種(白または黒)の
画素データの場合にはこれらを連結することにより、連
結成分の再結合を行うことにより第1図(e)のような
回転後の圧縮された画像データが得られる。この(e)
の結果を伸張すると、第3図となる。 実際の処理フローチャートを第5図に示す。 この第5図の手順により、各ラインは、黒,白の変化
点のほかに、点列{aj}の点で分割されて新しいランの
系列が得られる。 以上の手順後、画像データのあるiラインのデータを
以下のように再配置する。 aji<aj+1が成立するjを求め、ランレングスの先
頭に白ビットをレングスj付加する。iラインのjブロ
ックのデータを、右回りのときはi−jラインずらし、
左回りのときはi+jラインずらすことにより再配置を
行なう。 ひきつづき、白のランが連続する場合や、黒のランが
連続する部分を見つけ、再結合する。 [発明の効果] 本発明によれば、ランレングス法により圧縮されたイ
メージデータを、圧縮された状態のまま処理するため、
著しく少量のバッファ容量で、回転処理を行うことがで
きる。 又、1次変換の式のかわりに、単純なレングス計算
で、回転処理が行えるため、処理時間が大巾に短縮され
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の方法によりランレングス符
号を処理した推移を示す図、 第2図は、本発明の処理に供される画像の一例を示す
図、 第3図は、本発明の方法を用いて第1図の画像を処理し
た結果の図、 第4図は、本発明の処理の原理を示す図、 第5図は、本発明の一実施例の処理フローチャート図で
ある。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.被処理画像となる白黒二値画像データを1ライン毎
    にランレングス法により圧縮する手段と、 圧縮された被処理画像データを格納する手段と、 入力された被処理画像データの回転角θに応じて、 Ln=int[n/tanθ] (但し、int[k]はkの整数部を与える関数、nは0
    または正の整数) なるLnを出力する手段と、 格納手段に格納された被処理画像データを(Ln+1−Ln
    画素単位毎にブロック分けすると共に(Ln+1−Ln)ライ
    ン単位毎にブロック分けして第二の被処理画像データを
    生成する手段と、 ライン単位にブロック分けされた第二の被処理画像デー
    タのうち、第nブロックに含まれる(Ln+1)ラインか
    らLn+1ラインまでの画像データの先頭画素データに連続
    するnビット長の白または黒の連結画素データを付加し
    て第三の被処理画像データを生成する手段と、 画素単位にブロック分けされた第三の被処理画像データ
    のうち、第nブロックに含まれる(Ln+1)画素からL
    n+1画素までの画像データを、入力された回転方向に応
    じて(n−1)ラインずつずらして第四の被処理画像デ
    ータを生成する手段と、 画素単位にブロック分けされた第四の被処理画像データ
    に含まれる画像データにつき、隣り合うブロックに含ま
    れる同種の画素データ同士を連結して第五の被処理画像
    データを生成する手段と、 第五の被処理画像データを伸張することにより回転され
    た被処理画像を出力する手段とからなる画像処理方法。
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