JP2712984B2 - 昇降搬送装置の安全装置 - Google Patents

昇降搬送装置の安全装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にドロップリフタ
ーやテーブルリフターなどと呼称される昇降搬送装置、
すなわち、搬送用電車などの搬送手段を上下異なるレベ
ルの走行経路の一方から他方へ昇降移載するためや、被
搬送物の積み降ろしなどのために使用される昇降搬送装
置において、保守点検時などにおける安全性を高めるた
めに、昇降キャレッジやこれと連動昇降するカウンター
ウエイトを、チェンなどの昇降駆動用索を介して完全に
ロックするための安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種の昇降搬送装置
は、昇降キャレッジの昇降駆動用索に咬合する駆動輪を
モータにより正逆回転駆動して前記昇降キャレッジを昇
降させるように構成されており、一般的には、前記モー
タへの給電を断てばブレーキが働いて前記駆動輪がロッ
クされるように構成されているので、保守点検時などに
おいて停止している昇降キャレッジやこれに連動するカ
ウンターウエイトが不測に落下するようなことはないの
であるが、万一、前記モータに併設されているブレーキ
が故障したような場合や、他の作業者が誤って前記モー
タを稼働させて昇降キャレッジを駆動したような場合、
保守点検作業者に大きな危険が及ぶ結果となる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の昇降搬送装置の安全装置は、昇降キャレッジの昇
降駆動用索(チェンなど)10a,10bを駆動する駆
動輪(歯輪など)11または前記昇降駆動用索10a,
10bに咬合する案内輪(歯輪など)13a,13b,
16,17に連動連結する回転体21を設け、この回転
体21に周方向適当間隔おきにロック用孔26を設け、
前記回転体21に隣接配置した固定部材22a,22b
に設けたピン孔29,30と前記回転体21のロック用
孔26とにわたって挿脱自在なロック用ピン23を設け
た点に特徴を有する。
【0004】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1に示す昇降搬送装置は、床面上
所定高さに架設された搬送用ガイドレール1a,1bに
案内されて走行する搬送用電車(図示省略)を、被搬送
物の積み降ろしレベルまで、或いは低レベルの別の走行
経路上に乗り移らせるためなどに使用されるものであっ
て、床面上に設置される基台2上に立設された2本の支
柱3,4と、当該両支柱3,4に沿って昇降可能な一つ
の昇降キャレッジ5と、前記両支柱3,4間で昇降可能
なカウンターウエイト装置6と、前記昇降キャレッジ5
とカウンターウエイト装置6とを互いに逆方向に連動昇
降させる昇降駆動手段7とから構成されている。
【0005】前記昇降キャレッジ5には、上昇限位置に
あるときに前記搬送用ガイドレール1a,1bと接続す
るガイドレール8が、昇降キャレッジ5から片持ち状に
張り出すフレーム9を介して取付けられ、このガイドレ
ール8に乗り移った前記搬送用電車を、昇降キャレッジ
5の昇降により所定の低レベルとの間で昇降搬送するこ
とが出来る。
【0006】前記昇降駆動手段7は、図2にも示すよう
に、前記昇降キャレッジ5(詳しくは前記フレーム9)
とカウンターウエイト装置6とを互いに逆方向に連動昇
降させるために張設された循環式の上下2つのチェンな
どの昇降駆動用索10a,10bと、下側索10bの下
端Uターン部に咬合する駆動輪(歯輪など)11を回転
を駆動する減速機およびブレーキ付きモータ12とから
構成されている。13a,13bは前記下側索10bの
下端Uターン部を前記駆動輪11に咬合させるための案
内輪(歯輪など)である。また、図1および図2に示す
ように、前記支柱3,4の上端間には、前記フレーム9
の上方へ片持ち状に延出する張り出しフレーム14を備
えた上部フレーム15が取付けられ、この上部フレーム
15と前記張り出しフレーム14とに前記上側索10a
を案内する案内輪(歯輪など)16,17が軸支されて
いる。18は基台2上に設置された保護ケースであっ
て、この内部に前記駆動輪11および案内輪13a,1
3bが軸支されている。
【0007】図3に示すように、前記駆動輪11を取付
けた回転軸11aの一端はカップリング19を介して前
記モータ12の出力軸12aに連動連結されるが、前記
回転軸11aの他端部には、本発明による安全装置20
が取付けられている。この安全装置20は、前記回転軸
11aの端部に固着された回転体21と、この回転体2
1を挟むように前記基台2上に立設され2枚の固定部材
22a,22b、ロック用ピン23、およびロック用ピ
ン保持部材24から構成されている。25はこの安全装
置20の主要部をカバーするために前記基台2上に設置
されたケースである。
【0008】更に詳述すれば、図4〜図6に示すよう
に、前記回転体21の周辺には周方向等間隔おきに周方
向に沿った円弧状のロック用孔26が設けられている。
このロック用孔26は、円弧状両端部を除く外周側縁と
回転体21の外周縁との間を切除して開放させても良
い。前記両固定部材22a,22bは、基台2上に取付
けられた基板27から立設されている支柱部28の両側
に固着されており、前記回転体21を挟む先端部には、
上下2つのピン孔29,30が各々同心状に相対向させ
て設けられている。これら上下2つのピン孔29,30
は、回転体21の停止角度に関係なく上下何れかのピン
孔の全体が回転体21側のロック用孔26と重なるよう
に、上下の間隔が決められている。
【0009】前記ロック用ピン23は、略中央位置に突
出片31が一体に突設され、その突出片31の一方を差
込みピン部23aとし、他方をグリップ部23bとした
ものであって、グリップ部23bの遊端と前記ロック用
ピン保持部材24とが適当長さの索32により連結され
ている。前記突出片31は、前記ロック用ピン23と同
心状の円形フランジの一部を切除した形状のものであ
る。また、前記ロック用ピン保持部材24は、前記支柱
部28の側面に固着突設され、中央部に前記ロック用ピ
ン23の差込みピン部23aを差込み可能なピン孔24
aが設けられている。
【0010】33は抜け止め手段であって、前記ロック
用ピン23に設けられた突出片31と、前記固定部材2
2aの外側に取付けられた係止部材34とから構成され
ている。この係止部材34は、前記固定部材22aの外
側面との間で係止溝34aを形成するものであって、前
記ロック用ピン23の差込みピン部23aを、前記突出
片31が係止部材34に対向しない向きとした状態で、
当該突出片31が固定部材22aの外側面に当接する位
置まで、前記固定部材22a,22bのピン孔29,3
0と回転体21のロック用孔26とにわたって挿通した
後、当該ロック用ピン23を回転させることにより、前
記突出片31が前記係止溝34a内に嵌合するように構
成されている。
【0011】前記安全装置20を使用しないときは、前
記ロック用ピン23をロック用ピン保持部材24に保持
させておく。すなわち、ロック用ピン23の差込みピン
部23aを前記保持部材24のピン孔24aに差込み、
突出片31を当該保持部材24上に当接させておく。そ
して昇降搬送装置の昇降キャレッジ5(モータ12)を
停止させた状態で各部の保守点検作業を行うときは,前
記安全装置20のロック用ピン23を保持部材24から
抜き取り、固定部材22a,22bの上下2段のピン孔
29,30の内、回転体21のロック用孔26と完全に
重なっている方を選択して、当該ピン孔29,30と回
転体21のロック用孔26とにわたって前記ロック用ピ
ン23の差込みピン部23aを挿通させる。そして突出
片31が固定部材22aに当接したならば、ロック用ピ
ン23を回転させて当該突出片31を係止部材34(係
止溝34a)に係合させ、前記ロック用ピン23が不測
に脱落しないように係止しておく。
【0012】上記のように安全装置20を使用すること
により、駆動輪11は、回転軸11a、回転体21、ロ
ック用ピン23、および固定部材22a,22bを介し
て基台2に連結固定され、この駆動輪11に咬合する昇
降駆動用索10bが回動出来なくなるので、仮にモータ
12に内蔵のブレーキが故障しても、昇降キャレッジ5
やカウンターウエイト6が重力で昇降する恐れはなくな
る。また、他の作業者が誤ってモータ12を稼働させて
も、前記のように駆動輪11がロックされているので昇
降キャレッジ5を昇降駆動することは出来ず、トルクリ
ミッタやサーマルブレーカが作動することになる。
【0013】なお、上記の安全装置20の回転体21
は、駆動輪11ではなく、案内輪13a,13b,1
6,17の何れかに連動連結させることも出来る。ま
た、この安全装置20を使用し得る昇降搬送装置は、上
記実施例のものに限定されない。例えば図7に示すよう
に、下側索10bがなく、上側索10aを案内する案内
輪16を駆動輪として減速機およびブレーキ付きモータ
12に連動連結させて成る昇降搬送装置にも併設するこ
とが出来る。勿論、カウンターウエイト6のない昇降搬
送装置にも併設することが出来る。
【0014】また、ロック用ピン保持部材24で保持さ
れているロック用ピン23を検出するスイッチを併設
し、このスイッチが、前記ロック用ピン23の引抜きを
検出したとき、モータ12の電源回路をオフするように
構成すれば、ロック用ピン23を使用して駆動輪11な
どをロックしているときに誤ってモータ12を稼働させ
てしまう恐れが皆無となり、安全性を一層高めることが
出来る。
【0015】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の安全装置
によれば、昇降キャレッジを昇降駆動する索に咬合する
駆動輪や案内輪に連動連結された回転体のロック用孔と
固定部材のピン孔とにわたってロック用ピンを挿通させ
ることにより、前記駆動輪などと昇降駆動用索を介して
昇降キャレッジを完全にロックすることが出来るので、
仮に昇降駆動用モータに併設されているブレーキが故障
しても、或いは他の作業者が誤って前記モータを稼働さ
せても、昇降キャレッジやカウンターウエイトが不測に
昇降する恐れが皆無となり、保守点検作業時の安全性を
十分に高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降搬送装置の一例を示す斜視図である。
【図2】昇降キャレッジおよびカウンターウエイトの昇
降駆動手段を示す概略側面図である。
【図3】安全装置が併設された駆動輪周辺の構成を示す
横断平面図である。
【図4】図4Aは安全装置部分の拡大平面図であり、図
4Bは図4Aの側面図である。
【図5】安全装置の要部を拡大して示す一部縦断平面図
である。
【図6】ロック用ピンの正面図である。
【図7】昇降キャレッジおよびカウンターウエイトの他
の昇降駆動手段を示す概略側面図である。
【符号の説明】
5 昇降キャレッジ 6 カウンターウエイト 7 昇降駆動手段 10a 上側のチェンなどの昇降駆動用索 10b 下側のチェンなどの昇降駆動用索 11 駆動輪 20 安全装置 21 回転体 22a 固定部材 22b 固定部材 23 ロック用ピン 24 ロック用ピン保持部材 26 回転体のロック用孔 29 固定部材のピン孔 30 固定部材のピン孔 31 ロック用ピンの突出片 33 抜け止め手段 34 係止部材 34a 係止溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降キャレッジの昇降駆動用索を駆動する
    駆動輪または前記昇降駆動用索に咬合する案内輪に連動
    連結する回転体を設け、この回転体に周方向適当間隔お
    きにロック用孔を設け、前記回転体に隣接配置した固定
    部材に設けたピン孔と前記回転体のロック用孔とにわた
    って挿脱自在なロック用ピンを設けて成る昇降搬送装置
    の安全装置。
  2. 【請求項2】前記ロック用ピンを前記回転体のロック用
    孔に挿通した状態で抜け止めする抜け止め手段を並設し
    て成る、請求項1に記載の昇降搬送装置の安全装置。
  3. 【請求項3】前記抜け止め手段が、前記ロック用ピンを
    前記回転体のロック用孔に挿通したときに前記固定部材
    に当接するように当該ロック用ピンから突設された突出
    片と、係る状態で前記ロック用ピンを回転させたときに
    前記突出片が係合するように前記固定部材に設けられた
    係止部材とから構成して成る、請求項2に記載の昇降搬
    送装置の安全装置。
  4. 【請求項4】前記ロック用ピンが前記固定部材から抜き
    取り可能に構成され、このロック用ピンを挿脱自在に嵌
    合し得るピン孔を備えたロック用ピン保持部材を併設し
    て成る、請求項1〜3の何れかに記載の昇降搬送装置の
    安全装置。
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