JP2712825B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2712825B2
JP2712825B2 JP31847190A JP31847190A JP2712825B2 JP 2712825 B2 JP2712825 B2 JP 2712825B2 JP 31847190 A JP31847190 A JP 31847190A JP 31847190 A JP31847190 A JP 31847190A JP 2712825 B2 JP2712825 B2 JP 2712825B2
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敬次 長田
俊雄 重田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像機器における画像表示装置およびその
端子装置に関するものである。
従来の技術 従来の画像表示装置について、第4図を用いて説明す
る。第4図において、6は背面電極、7イ〜7ニは電子
ビーム源としての線陰極、8は電子ビーム引き出し電
極、9は信号電極、10は第1集束電極、11は第2集束電
極、12イ,12ロは水平偏向電極、13イ,13ロは垂直偏向電
極であり、これら構成部品を前面ガラス容器14及び後面
金属容器1の中に収納し、容器1と14内を真空としてい
る。線陰極7イ〜7ニは水平方向にほぼ一様な電流密度
分布の電子量を発生するように水平方向に架張されてお
り、適宜間隔を介して垂直方向に複数本(本実施例で
は、7イ,7ロ,7ハ,7ニの4本のみ示してある)設けられ
ている。これらの線陰極7イ〜7ニは、たとえばタング
ステン線の表面に酸化物陰極材料を塗着されて構成され
る。背面電極6は平板状の導電材からなり、線陰極7イ
〜7ニに対し平行に設けられている。引き出し電極8は
線陰極7イ〜7ニを介して背面電極6と対向し、水平方
向に適宜間隔で設けられた貫通項15の列を、各線陰極に
対向する水平線上に有する導電板からなる。貫通孔15は
本実施例では円形であるが、楕円または長方形などでも
良く、また前記した従来の実施例の引き出し電極のごと
くスリット様のものでも良い。信号電極9は、引き出し
電極8における貫通孔15の各々に水平方向に相対向する
位置に所定間隔を介して複数個配置された垂直方向に細
長い導電板17の列からなり、各導電板17においては、引
き出し電極8の貫通孔15に相対向する位置に、同様の貫
通孔16を有している。貫通孔16の形状は楕円または長方
形でも良く、また前記した従来の実施例の信号電極のご
とく、垂直方向の細長いスリット様のものでも良い。第
1集束電極10は、信号電極9の貫通孔16と各々に対向す
る位置に貫通孔18を有する導電板からなる。貫通孔18の
形状は、円,楕円,スリット様のものでも良い。第2集
束電極11は、第1集束電極10の貫通孔18に相対向する位
置に縦につながったスリット孔19を有している。スリッ
ト孔19の形状は、第1集束電極10の貫通孔18と同様、丸
穴,楕円,長方形様のものでも良い。水平偏向電極12
イ,12ロは、同一平面に適宜空間を介してたがいに噛み
合った2枚の櫛歯状の端部でつながった導電あ21,22か
ら構成されており、水平偏向電極12イ,12ロの間に作ら
れた空間20は、第2集束電極11の貫通スリット孔19と相
対向している。垂直偏向電極13イ,13ロは、23,24に示す
ごとく端部で連結された導電板すなわち、2枚の櫛歯状
の導電板を同一平面上で適宜間隔を介してたがかいに噛
み合わせた構成からなり、たとえば電子ビーム25に対し
ては、下方の導電板23と、上方の導電板24によって一対
の垂直偏向電極を成す。スクリーン26は、電子ビームの
照射によって発光する蛍光体27をガラス容器14の内面に
塗布し、その上にメタルバック層(図示せず)が付加さ
れて構成される。
以上のように構成された画像表示装置について、その
動作を説明する。
まず、背面電極6に電圧V1,引き出し電8にV1より高
い電圧V2をそれぞれ印加される。さらに線陰極を加熱
し、電子放出を容易にするためにヒータ電流を流した状
態でV1<V0<V2なる適切な電圧V0を線陰極7イに印加す
れば、線陰極表面の電界が正となって電子流が放出さ
れ、引き出し電極8に向かって加速される。また、例え
ば、V0>V2なる電圧V0を線陰極7イに印加すれば、線陰
極表面の電界は負となり電子の放出を抑止することがで
きる。そこで、線陰極の電圧を個別に制御することによ
り、上方の線陰極7イから順に、7ロ,7ハ,……と順に
一定時間ずつ電子ビームを放出させるように繰返し、線
陰極1本毎に水平方向に一様の電流密度分布を持ったシ
ート状の電子ビームを発生させることができる。上記の
シート状電子ビームは、つぎに引き出し電極8の貫通孔
15によって水平方向い複数個に分割され、さらに多数の
電子ビーム列となって言号電極9の貫通孔16に到達する
が、この際に、信号電極9の電圧V3をV3>V0とすれば電
子ビームは通過し、V3<V0とすれば電子ビームは運動エ
ネルギーを失って通過できなくなる。そこで、V3を経時
的に制御することにより、絵素を表示するための画像信
号に応じて電子ビーム通過量を各電子ビーム個別に調節
する。
信号電極9を通過した電子ビームは次に第1集束電極
10,第2集束電極11に到達し、貫通孔18,スリット孔19の
静電レンズ効果によって集束され、整形されたのち、水
平偏向電極12イ,12ロの相隣る導電板間および垂直偏向
電極13イ,13ロの相隣る導電板23,34の間に与えられる電
位差(偏向電圧と呼ぶ)によって水平および垂直に静電
偏向される。さらにスクリーン26のメタルバック層には
高電圧(例えば10KV)が印加されており、電子ビームは
高エネルギーに加速されてメタルバックに衝突し、蛍光
体を発光させる。
テレビジョン画面を縦横にマトリクス状に分割し、小
区分28の集合体としたとき、各小区分に対し上述のよう
にして分割された電子ビームを各1本ずつ対応させ、電
子ビームを各小区分のみ偏向・走査することによって全
画面をスクリーン上に映し出すことができる。また各絵
素に対応したRGB画像信号を、信号電極電圧で上述のよ
うに経時的に制御することにより、テレビジョン動画を
再現することができる。
発明が解決しようとする課題 かかる画像表示装置において、線陰極端子30は第5図
に示すように後面金属容器31に線陰極端子30と金属ベー
ス32との間にガラス33を介してなる気密端子として、前
面ガラス容器14と後面金属容器31からなる空気の内側よ
り後面金属容器31に溶接によって取り付けれ、端子出し
を可能としたものである。
しかしながら、このような構成では、線陰極端子30と
ガラス33の密着性を良好にする為に線陰極端子30表面に
高温での酸化被膜処理を施こしている。この酸化クロム
処理を施こしている、線陰極端子30には直接半田付けが
出来ないという問題点を有するものであった。
本発明は、上記問題点に鑑み、端子の半田付け性を容
易にした画像表示装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置
は、端子表面にNi−BもしくはNi−B−Wの表面処理を
施こしたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、端子表面にNi−Bも
しくはNi−B−Wの表面処理を施こしていることによっ
て、熱プロセスが掛かっても、表面が良好に保たれてい
る為、端子と駆動回転基盤との直接の半田付けが可能と
なり導通が簡単に取れることになる。
実施例 以下、本発明の一実施例の画像表示装置について、図
面を参照しながら説明する。第1図は線陰極端子の取付
け状態を示す断面図であり、第2図は後面金属容器への
線陰極端子,信号電極端子,その他の端子の取付け状態
を示す平面図であり、第3図は信号電極端子の取付け状
態を示す断面図である。第2図において、35は後面金属
容器であり、36は線陰極端子である。第1図は拡大して
示すように、線陰極端子36は表面にNi−BもしくはNi−
B−W37を施こし、段付き部を設けてフランジを有した
金属ベース38にガラス39を介して一体化されており、複
数本全で金属ベース38に取り付けられている。これによ
って線陰極端子36の相互位置精度の確保が図られてい
る。又、線陰極端子36と後面金属容器35との絶縁は、前
記ガラス39によって保たれている。またこの構造によっ
て気密性が保たれている。
そして、前記線陰極端子36は、後面金属容器35に穴40
を開けることにより、それを内側から外側に貫通する形
で位置決めされている。この一体となった金属ベース38
のフランジ部41にレーザ42を照射させて金属ベース38と
後面金属容器35とを溶融させる。この溶融部50を金属ベ
ース38のフランジ全周に作ることによって、後面金属容
器35に線陰極端子36が接着され、シール性が保たれるこ
とになる。又、端子36と後面金属容器35との間の穴40に
は絶縁物が充填されて両者は絶縁されている。このNi−
BもしくはNi−B−W37の表面処理を施こした線陰極端
子36の内側先端に直接もしくはリード線などによって、
第4図に示す線陰極7イ〜7ニが接続され、さらに一方
の外側先端は図示していない駆動回路に直接半田付け接
続される。またこの端子の取り付けは前面ガラス容器14
と後面金属容器1からなる空間の内側より後面金属容器
1に取り付けられている。
又、信号電極端子44も線陰極端子36と同様で第2図,
第3図に示すように、信号電極端子44は表面にNi−Bも
しくはNi−B−W45を施こし、段付き部を設けてフラン
ジを有して金属ベース46にガラス47を介して一体化され
ており、複数本全て金属ベース46に取り付けられてい
る。又、前記線陰極端子36と同様に、信号電極端子44は
後面金属容器35に穴48を開けることにより、それを内側
から外側に貫通する形で位置決めされている。この金属
ベース46と後面金属容器35とをレーザ照射して溶融さ
せ、溶融部を金属ベース46の周囲全体に作ることによっ
て、後面金属容器35に信号電極端子44が接着されシール
性が保たれることになる。又、端子44と後面金属容器35
との間の穴48には絶縁物49が充填されて、絶縁されてい
る。かかる構成によれば端子44と後面金属容器35が導通
することなく、更には端子44の表面にNi−BもしくはNi
−B−W3の表面処理を施こしている為、駆動回路との半
田付けが可能となる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、端子表面にNi−Bもし
くはNi−B−Wの表面処理を施こすことにより、駆動回
路との半田付けが中間金属を介在することなく直接でき
るので、簡単に駆動電圧を印加することができ、コスト
ダインが図られた画像表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における画像表示装置の線
陰極端子取付け状態を示す断面図、第2図は同装置の後
面金属容器への線陰極端子,信号端子,その他の端子の
取付け状態を示す平面図、第3図は同装置の信号電極端
子取付け状態を示す断面図、第4図は画像表示装置の基
本構成を示す分解斜視図、第5図は従来の画像表示装置
の後面金属容器と線陰極端子の取付状態を示す断面図で
ある。 35……後面金属容器、36……線陰極端子、37,45……Ni
−B又はNi−B−W、44……信号電極端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光体を塗布した平板状のスクリーンと、
    前記スクリーンと対向する導電板からなる背面電極を備
    えると共に、前記背面電極とスクリーンによって挟まれ
    た空間に、前記背面電極側より順に、線陰極,ビーム引
    き出し電極,信号電極,集束電極,水平偏向電極及び垂
    直偏向電極を備え、かつこれらスクリーン,線陰極およ
    び前記各種電極を真空状態に収納する前面ガラス容器と
    後面金属容器を備え、少なくとも線陰極端子および信号
    電極端子をそれぞれガラスを介して金属ベースに固定
    し、この金属ベースを前記後面金属容器に溶接し、前記
    後面金属容器の内面より後面金属容器を貫通させる形で
    前記線陰極端子および信号電極端子をそれぞれ取り出し
    た画像表示装置において、前記端子の表面をNi−BかNi
    −B−Wの表面処理を施こしたことを特徴とする画像表
    示装置。
JP31847190A 1990-11-22 1990-11-22 画像表示装置 Expired - Lifetime JP2712825B2 (ja)

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