JP2712187B2 - アライメント・ディスク - Google Patents

アライメント・ディスク

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JP2712187B2 JP62217455A JP21745587A JP2712187B2 JP 2712187 B2 JP2712187 B2 JP 2712187B2 JP 62217455 A JP62217455 A JP 62217455A JP 21745587 A JP21745587 A JP 21745587A JP 2712187 B2 JP2712187 B2 JP 2712187B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。 A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G−1.一実施例の概略構成(第1図) G−2.動作説明(第2図〜第6図) G−3.他の実施例 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、ディスク装置のヘッドのトラッキング位置
やアジマス角等の検査・調整を行うために用いられるア
ライメント・ディスクに関する。 B.発明の概要 本発明は、ディスク上の基準となるトラック中心線上
にアジマス線0の角の第1のバースト信号記録部分と、
上記アジマス角0のバースト信号記録部分をちゅしんと
して、ヘッドの走査方向に沿った前後位置の一方に設け
られたアジマス角+αを有する第2のバースト信号記録
部分と、上記第1のバースト信号記録部分を中心とし
て、ヘッドの走査方向に沿った上記前後位置の他方に設
けられたアジマス角−αを有する第3のバースト信号記
録部分を設けるとともに、バースト信号の記録アジマス
角αとしては、磁気ヘッドのアジマス角の角度変化に対
する再生出力レベルの変化が大きく、かつ線形性のよい
角度70′近傍を選定することにより、アジマス角の検査
・調整の精度向上を図ったものである。 C.従来の技術 一定の規格の下に市場に供給される複数のディスク駆
動装置間のいわゆる互換性を確保するために、装置製造
時や出荷時等に、ヘッドのトラッキング位置、アジマス
角や、回転軸の偏心等の検査・調整が必要とされるが、
この検査・調整工程において、一般にいわゆるアライメ
ント・ディスクが用いられる。 第7図は、このようなアライメント・ディスクの従来
例を示している。 この第7図において、アライメント・ディスク20に
は、所定の基準となるトラック中心線21上にインデック
ス・タイミング調整信号パターン22及びアジマス調整信
号パターン23が記録形成され、回転中心軸Q0より所定距
離εだけ偏心したQ1を中心とする2本の偏心トラック・
パターン26、27が記録形成されている。これらの2本の
偏心トラック・パターン26、27の各径r1、r2は、上記基
準トラック中心線21の径をr0、トラック幅をW、トラッ
ク間隔を2cとするとき、それぞれ r1=r0−(W/2+c) r2=r0+(W/2+c) となっており、各トラック・パターン26、27にはバース
ト信号が記録されている。また、第7図中のアジマス調
整信号パターン23としては、ディスク回転方向(矢印R
方向)の逆方向、すなわちヘッド移動方向に沿って順
に、−βアジマス部分A1、+αアジマス部分A2、−αア
ジマス部分A3及び+βアジマス部分A4の4つの部分から
成り、これらの各部分A1〜A4は、それぞれのアジマス角
を−β、+α、−α及び+βとしてバースト信号が記録
されており、部分A2(あるいはA3)のアジマス角αを、
部分A1(A4)のアジマス角βより小さく(|α|<|β
|)設定している。例えば、アジマス調整信号パターン
の各部分A1〜A4のアジマス角を、それぞれ、−70′、+
40′、−40′、+70′としている。 このような信号パターンが記録形成されているアライ
メント・ディスク20をディスク駆動装置の磁気ヘッドMH
により再生したときの出力信号のエンベロープ(包絡
線)波形を第8図に示す。この第8図において、上記イ
ンデックス・タイミング調整信号パターン22に対応する
部分B、上記アジマス調整信号パターン23の各部分A1
A4に続いて、上記各トラック・パターン26、27を再生し
て得られた信号波形Dが配されており、この信号波形D
は2つの山の部分Da、Dbを有している。これらの山の部
分Da、Dbの各ピークPa、PbのレベルLa、Lbは、ヘッドMH
が正常にトラッキングするときに互いに等しく(La=L
b)表れるが、ヘッドMHが径方向にずれているときに
は、第8図の破線に示すように異なって(La≠Lb)表れ
る。この場合の磁気ヘッドMHの径方向のずれ量(いわゆ
るオフ・トラック量)Δrは、 ただし、Wrは磁気ヘッドMHのトラック幅 Cはラッピング定数 と表わされる。なお、3.5インチ・マイクロ・フロッピ
ィ・ディスクで135TPI(トラック・パー・インチ)タイ
プの場合、上記Wr、Cの各標準値はそれぞれ130μm、2
0μmとなる。 次に、上記第8図中のインデックス・タイミング調整
信号パターン部分B及びアジマス調整信号パターンの各
部分A1〜A4を拡大して第9図に示している。この第9図
は、上記磁気ヘッドMHが0アジマスのときを示してお
り、各部分A1、A4のレベルL1、L4が互いに等しくなると
ともに、各部分A2、A3のレベルL2、L3が互いに等しくか
つ上記レベルL1、L4より大きく(L1=L4<L2=L3)なっ
ている。ここで、アジマス検査・調整しようとする磁気
ヘッドMHの検査角δは、 δ=(α−β)/2 となるから、例えば、α=40′、β=70′に設定するこ
とで、検査角δを15′とすることができる。そして、磁
気ヘッドMHのアジマス角が上記検査角δのとき、上記信
号パターン23の部分A1(あるいは部分A4)のレベルが部
分A2(あるいは部分A3)のレベルに等しくなり、これを
検査者等がオシロスコープ等で目視確認することができ
るようになっている。 D.発明が解決しようとする問題点 ところで、このような従来のアライメント・ディスク
において、アジマス調整信号パターン23としては、再生
出力レベルをある程度大きく得るために、すくなくとも
一部、例えば上記部分A2、A3の記録アジマス角αをなる
べく小さく(40′程度)設定しているが、この記録アジ
マス角が小さい範囲では、磁気ヘッドMHのアジマス角の
変化に対する 出力レベルの変化の割合が小さく、非線
形的である。このため、アジマス角の測定精度や調整精
度に限度があり、検査・調整工程の自動化にも悪影響を
与えることになる。このようなアジマアス調整信号パタ
ーンに関する問題点は、例えば特開昭61−45409号公報
に記載された両面ヘッドドライブ用アライメントディス
クにおいても同様に生じている。 本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑みて成された
ものであり、アジマス角の測定精度が高くとれ、検査・
調整工程の自動化に適し、3.5インチ・タイプのディス
ク等のようなディスクの高密度化に伴う再生出力エンベ
ロープ波形の品質低下をカバーできるようなアライメン
ト・ディスクの提供を目的とするものである。 E.問題点を解決するための手段 本発明に係るアライメント・ディスクは、上述の目的
を達成するために、ディスク上の基準となるトラック中
心線上に設けられたアジマス角0の第1のバースト信号
記録部分と、上記アジマス角0のバースト信号記録部分
を中心として、ヘッドの走査方向に沿った前後位置の一
方に設けられたアジマス角+αを有する第2のバースト
信号記録部分と、上記第1のバースト信号記録部分を中
心として、ヘッドの走査方向に沿った上記前後位置の他
方に設けられたアジマス角−αを有する第3のバースト
信号記録部分とを有し、上記アジマス角αは、70′に設
定されることを特徴としている。 F.作用 アジマス測定用バースト信号パターン中の上記アジマ
ス角が±αのバースト信号記録部分は、磁気ヘッドのア
ジマス角の変化に応じて再生レベルが大きく変化し、し
かも線形性が良好であるため、アジマス角の測定精度を
高め、アジマス調整を容易化することが可能となる。さ
らに、上記アジマス測定用バースト信号パターンを複数
設けて、各パターンの再生信号を加算処理することによ
り、全体的な出力レベルの低下を防止できる。 G.実施例 G−1.一実施例の概略構成(第1図) 第1図は、本発明に係るアライメント・ディスクの一
実施例を示している。この第1図に示すアライメント・
ディスク10において、一定の基準となるトラック中心線
11上には、ディスク回転の基準角度位置決定や基準レベ
ル決定等のためのインデックス・バースト信号パターン
12と、磁気ヘッドMHのアジマス角を検査・調整するため
のアジマス測定用バースト信号パターン13とがそれぞれ
所定位置に記録形成されている。また、上記トラック中
心線11より外周側の部分及び内周側の部分から成る径方
向位置(トラッキング位置)測定用のバースト信号パタ
ーン14が、ヘッド走査方向に沿って複数個設けられてい
る。 第1図中のインデックス・バースト信号パターン12と
しては、ディスク10を略々16等分する各境界位置に16個
のパターン120〜1215をそれぞれ設けているが、少なく
とも2個のパターン120〜128を設ければ足りる。アジマ
ス測定用バースト信号パターン13は、ディスク回転方向
(矢印R方向)の逆方向、すなわちヘッド移動方向に沿
って順に、+αアジマス部分A+、0アジマス部分A0及び
−αアジマス部分A-の3つの部分から成り、それぞれの
アジマス角が+α、0及び−αとなっている。このよう
なアジマス測定用バースト信号パターン13が複数個、例
えば2個(第1図中の130、138)、互いに180°の角度
をもって設けられている。 次に、各径方向位置(トラッキング位置)測定用バー
スト信号パターン14は、それぞれ上記トラック中心線11
より外周側の部分g及び内周側の部分hを有しており、
これらの各バースト信号パターン14は、偶数個、例えば
14個設けられて、2個毎にパターン対(7対)をなすよ
うになっている。ここで、上記パターン対をなす各パタ
ーンは、アライメント・ディスク10の回転中心軸15を中
心として互いに180°の角度位置に配されており、一方
のパターンの外周側の部分gは他方のパターンの内周側
の部分hに対応し、一方のパターンの内周側の部分hは
他方のパターンの外周側の部分gに対応するように配設
形成されている。すなわち、第1図中の任意のパターン
対、例えばパターン141、149から成るパターン対につい
て見るならば、パターン141の外周側の部分g1に対して1
80°をなす角度位置にパターン149の内周側の部分h9
配設されており、また、パターン141の内周側の部分h1
に対して180°をなす角度パターン149の外周側の部分g9
が配設されている。従って第1図の例では、図中右半分
のパターン141〜147については、ヘッドMHの走査方向
(矢印Rの逆方向)に沿って外周側部分g、内周側部分
hの順に配されているのに対し、図中左半分のパターン
149〜1415については、上記ヘッド走査方向に沿って内
周側部分h、外周側部分gの順に配されている。 G−2.動作説明(第2図〜第6図) 上述のようなアライメント・ディスク10の各バースト
信号パターンを磁気ヘッドMHにより再生して得られる出
力信号エンベロープ(包絡線)波形の一例を第2図に示
す。この第2図の例は、第1図の磁気ヘッドMHのトラッ
キング軌跡16が偏心しているときの波形を示しており、
この第2図の波形の各部B、A、g、hは、それぞれ第
1図の記録パターンの各部B、A、g、hに対応してい
る。 このような再生出力信号に基づいて、ヘッドのトラッ
キング位置(ディスク径方向の位置)を検査・調整する
ことについて説明する。 この第2図の再生出力信号において、上記バースト信
号パターン14の各外周部分g1〜g15の出力レベルVg1〜V
g15の全体的な出力Vout及び各内周側部分h1〜h15の出力
レベルVh1〜Vh15の全体的な出力Vinは、 Vout=Vg1+Vg2+…+Vg7+Vg9+Vg10+…+Vg15 Vin=Vh1+Vh2+…+Vh7+Vh9+Vh10+…+Vh15 となる。また、 Vg1+Vg9=Vg2+Vg10=……=Vg7+Vg15≡VCout Vh1+Vh9=Vh2+Vh10=……=Vh7+Vh15≡VCin となる関係があるから、内周側、外周側の各出力は、上
記7対の信号出力による加算平均で、偏心はキャンセル
された状態で出力が均一化される。 そして、上記外周側の出力と内周側の出力との比較結
果として、 あるいは、 (Vout−Vin)/7=VCout−VCout≡d とおくとき、k>1(あるいはd>0)で外周側にオフ
・トラックの状態、k=1(d=0)でオン・トラック
状態、またk<1(d<0)で内周側にオフ・トラック
の状態を、それぞれ示すことになる。 従って、上記各種kやdは機械的偏心の影響は受け
ず、かつ全周の信号が平均化され、より高精度のトラッ
キング位置調整が可能となる。 次に、機械の回転軸の偏心量を検出する場合には、上
記バースト信号パターン14の上記各対について、回転中
心軸15を中心として互いに180°の角度位置をもって配
される部分の各出力レベルを加算し、一対のパターンに
対して得られる2つの加算出力の差を求め、各対の差の
絶対値のうち最大のものを求めることにより、偏心量を
検出することができる。すなわち、上記第1図、第2図
の例のように、バースト信号パターン14が7対記録形成
されているアライメント・ディスク10の場合には、 (Vg1+Vh9)−(Vh1+Vg9)=2ε1-9 (Vg2+Vh10)−(Vh2+Vg10)=2ε2-10 (Vg3+Vh11)−(Vh3+Vg11)=2ε3-11 (Vg4+Vh12)−(Vh4+Vg12)=2ε4-12 (Vg5+Vh13)−(Vh5+Vg13)=2ε5-13 (Vg6+Vh14)−(Vh6+Vg14)=2ε6-14 (Vg7+Vh15)−(Vh7+Vg15)=2ε7-15 のような7個の偏心量ε1-9〜ε7-15を得ることができ
る。 ここで、偏心の方向が第1図に示すように略々図中上
方向を向いている場合には、各偏心量の絶対値|ε1-9
|〜|ε7-15|は、 |ε7-15|>|ε6-14|=|ε1-9| >|ε5-13|=|ε2-10| >|ε4-12|=|ε3-11| となり、これらの差の絶対値のうち最大のもの、すなわ
ち|ε7-15|を偏心量として採用する。 次に、上記アジマス測定用バースト信号パターン13を
再生して得られる出力波形の各部A+、A0及びA-について
説明する。 第3図は、上記第2図の波形のうちのアジマス測定用
バースト信号の正側部分を取り出して表すものであり、
0アジマス部分A0の前後に+αアジマス部分A+及び−α
アジマス部分A-が配されている。この第3図において
は、再生用の磁気ヘッドのアジマス角が0の場合の波形
部分A0のレベルをL0とし、波形部分A+及びA-のレベルを
共にl0とするとき、再生ヘッドのアジマス角が−δ(δ
はアジマス検査角)のときの波形部分A0及びA-のレベル
が互いに等しくl1となるように設定しており、このとみ
波形部分A+のレベルはl2となる。なお、再生ヘッドのア
ジマス角が+δのときには、波形部分A0及びA+のレベル
が互いに等しくl1となり、波形部分A-のレベルがl2とな
る。ここで、L0とl1との差をε、l1とl0との差を
ε、l0とl2との差をεとしている。 ところで、一般にアジマス角がxのときの再生レベル
f(x)は、トラック幅をW、記録波長をλとすると
き、 である。従って、上記l0、l1及びl2は、 l0=f(α) l1=f(α−δ) l2=f(α+δ) ε=f(δ) となり、0アジマス部分A0のバースト信号レベルL0とし
ては、 L0=l1+ε =f(α−δ)+f(δ) に設定すればよい。 ところで、アジマス角と再出力レベルとの間には、第
4図に示すような関係があり、アジマス角が例えば数十
分程度までの小さい間はレベルは大きいが角度変化に対
するレベル変化が小さく、アジマス角が70′(分)程度
と大きくなるとレベルは小さくなるが角度変化に対する
レベル変化が大きくなる。この点も考慮して、本発明実
施例においては、アジマス測定用バースト信号パターン
13の各部A+、A-のアジマス角を、それぞれ+70′、−7
0′としている。 このように、上記角度αを70′に設定した場合には、
第5図に示すように、上記磁気ヘッドMHのアジマス角が
−δとなるとき、部分A-のレベルと部分A0のレベルとが
互いに等しくl1となる。また、第6図に示すように、磁
気ヘッドMHのアジマス角が+δとなるとき、部分A+のレ
ベルと部分A0のレベルとが等しくl1となる。従って、目
視確認や自動計測等により、部分A-あるいはA+のレベル
が、部分A0のレベル以下となっている間は、上記磁気ヘ
ッドMHのアジマス角が上記検査角の−δ〜+δの範囲内
に収まっていることを判別できる。 ここで、上記検査角δの具体例として、5′、10′、
15′に設定する場合のそれぞれ上記各レベルL0、l0〜l2
及びε〜εの具体的な数値を第1表に示す。 この第1表において、レベルl0は、上記磁気ヘッドMH
のアジマス角が0のときの上記各部分A+、A-の再生出力
レベルであり、アジマス角が−δとなったときの上記各
部分A-、A+の各再生出力レベルl1、l2と上記レベルl0
の差が、それぞれε、εである。上記バースト信号
パターン23の各部分A+、A-のアジマス角を上記70′した
場合には、これらのレベル差ε、εの絶対値が大き
く(すなわち検出感度が高く)、しかも角度の正負方向
に対して対称的に(ε=εとなるように)表れ、レ
ベル変化が線形的であるから測定が高精度かつ容易に行
える。 これに対して、上記各部分A+、A-のアジマス角を、例
えば40′に設定した場合には、第2表に示すような具体
例数値が得られ、また、例えば60′に設定した場合に
は、第3表に示すような具体的数値が得られる。 これらの第2表、第3表において、先ずアジマス角を
40′とした第2表の場合には、上記各レベル差ε、ε
の絶対値が小さく(すなわち検出感度が低く)、角度
変化に対するレベル変化が非線形的で、ε≠εとな
る。また、アジマス角を60′とした第3表の場合には、
上記各レベル差ε、εの絶対値は比較的大きくとれ
るものの、角度変化に対するレベル変化が非線形的で、
εとεとが対称的に表れない。 ところで、再生出力レベルに注目すると、アジマス角
を70′とした場合には、全体的な信号レベルが上記40′
や60′等の場合に比べて低くなるが、上記アジマス測定
用バースト信号パターン23をディスク上に複数組設ける
ことにより、これらの各バースト信号パターン23の再生
信号を加算処理することで必要な出力レベルを得ること
ができる。 G−3.他の実施例 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものでは
なく、例えば、1本のトラック中心線に対するアジマス
測定用バースト信号パターンや径方向位置測定用バース
ト信号パターンの個数等は必要に応じて任意に設定でき
る。また、2本以上のトラック中心線を設けて、これら
のトラック中心線に対する各種バースト信号の記録パタ
ーンを異ならせるようにしてもよい。この他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である
ことは勿論である。 H.発明の効果 本発明に係るアライメント・ディスクによれば、アジ
マス測定用バースト信号パターンとして、3本のパター
ン部分A+(アジマス角+α)、A0(アジマス角−α)及
びA-(アジマス角−α)を用い、部分A+(あるいはA-
の再生出力レベルが部分A0の再生出力レベルに一致する
ときの磁気ヘッドのアジマス角を検査角とするととも
に、上記αとしては、角度変化に対するレベル変化が大
きくかつ線形性の良好な角度70′近傍に設定することに
より、再生出力レベルが大きく、ヘッドのアジマス角に
関わらず略一定の再生出力を得ることができるアジマス
角0との再生出力レベルについての比較が簡略化され、
アジマス角の測定精度が高まり、アジマス調整を容易化
することが可能となる。 さらに、アジマス測定用バースト信号パターンのアジ
マス角は、従来のように2種類ではなく、αの1種類に
なったので、検査角の自由度が上がり、また、3本のパ
ターンになることで記録スペースが小さくなる。 さらに、従来の偏心した2本のトラックを用いるもの
に比べて、信号書込みペーストが少なくて済み、高密度
記録のディスクに最適であり、再生出力波形のピーク点
検出が不要となって信号処理が容易化し、専用のトラッ
ク・パターン書込機が不要となり、全周信号の平均値化
が可能なので、波形品質をあまり厳しくしないで済む。
さらに、トラッキング位置(径方向位置)調整と偏心測
定とが同時に可能であるのみならず、180°の角度で対
応するパターン対の一方のパターンの外周側部分の再生
信号と、他方のパターンの内周側部分の再生信号とは、
偏心方向に応じて同じ極性の向きにレベルが変化するか
ら、これらの各再生信号を加算することができ、実質的
に偏心検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例となるアライメント・ディス
クを示す概略平面図、第2図は第1図のディスクを再生
して得られる再生出力信号波形を示す波形ず、第3図は
第2図中のアジマス測定用バースト信号を取り出して示
す模式図、第4図はアジマス角と再生出力レベルとの関
係を示すグラフ、第5図及び第6図はアジマス角がそれ
ぞれ−δ及び+δのときのアジマス測定用バースト信号
と磁気ヘッドMHとの関係を説明するための模式図、第7
図はアライメント・ディスクの従来例を示す概略平面
図、第8図は第7図のディスクを再生して得られる再生
出力波形を示す波形図、第9図は第8図中のアジマス調
整信号部分を取り出して示す模式図である。 10……アライメント・ディスク 11……トラック中心線 12……インデックス・バースト信号パターン 13……アジマス測定用バースト信号パターン A+……アジマス角+αの部分 A0……アジマス角0の部分 A-……アジマス角−αの部分 14……径方向位置測定用バースト信号パターン g……外周側部分 h……内周側部分 15……回転中心軸 16……磁気ヘッドのトラッキング軌跡 MH……磁気ヘッド

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ディスク上の基準となるトラック中心線上に設けら
    れたアジマス角0の第1のバースト信号記録部分と、 上記アジマス角0のバースト信号記録部分を中心とし
    て、ヘッドの走査方向に沿った前後位置の一方に設けら
    れたアジマス角+αを有する第2のバースト信号記録部
    分と、 上記第1のバースト信号記録部分を中心として、ヘッド
    の走査方向に沿った上記前後位置の他方に設けられたア
    ジマス角−αを有する第3のバースト信号記録部分とを
    有し、 上記アジマス角αは、70′に設定されること を特徴とするアライメント・ディスク。
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JPS62107425A (ja) * 1985-11-01 1987-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気カ−ドリ−ダに於ける磁気ヘツドのアジマス角検出方法

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