JP2526922B2 - アライメント・ディスク - Google Patents

アライメント・ディスク

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JP2526922B2 JP62217454A JP21745487A JP2526922B2 JP 2526922 B2 JP2526922 B2 JP 2526922B2 JP 62217454 A JP62217454 A JP 62217454A JP 21745487 A JP21745487 A JP 21745487A JP 2526922 B2 JP2526922 B2 JP 2526922B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G−1.一実施例の概略構成(第1図) G−2.動作説明(第2図〜第6図) G−3.他の実施例 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、ディスク装置のヘッドのトラッキング位置
やアジマス角等の検査・調整を行うために用いられるア
ライメント・ディスクに関する。
B.発明の概要 本発明は、ディスク上の基準となるトラック中心線の
外周側部分と内周側部分とを有するバースト信号パター
ンを、ディスクの回転中心軸を中心として180°の角度
位置で対応させてパターン対となし、このパターン対の
各パターンについての上記外周側部分と内周側部分との
ヘッド走査方向に沿った順序が互いに逆となるように形
成することにより、このパターン対の各パターンからの
再生信号を加算して偏心量測定を可能とし、精度向上を
図ったものである。
C.従来の技術 一定の規格の下に市場に供給される複数のディスク駆
動装置間のいわゆる互換性を確保するために、装置製造
時や出荷時等に、ヘッドのトラッキング位置、アジマス
角や、回転軸の偏心等の検査・調整が必要とされるが、
この検査・調整工程において、一般にいわゆるアライメ
ント・ディスクが用いられる。
第7図は、このようなアライメント・ディスクの従来
例を示している。
この第7図において、アライメント・ディスク20に
は、所定の基準となるトラック中心線21上にインデック
ス・タイミング調整信号パターン22及びアジマス調整信
号パターン23が記録形成され、回転中心軸Q0より所定距
離εだけ偏心した点Q1を中心とする2本の偏心トラック
・パターン26、27が記録形成されている。これらの2本
の偏心トラック・パターン26、27の各径r1、r2は、上記
基準トラック中心線21の径をr0、トラック幅をW、トラ
ック間隔を2cとするとき、それぞれ r1=r0−(W/2+c) r2=r0+(W/2+c) となっており、各トラック・パターン26、27にはバース
ト信号が記録されている。また、第7図中のアジマス調
整信号パターン23としては、ディスク回転方向(矢印R
方向)の逆方向、すなわちヘッド移動方向に沿って順
に、−βアジマス部分A1、+αアジマス部分A2、−αア
ジマス部分A3及び+βアジマス部分A4の4つの部分から
成り、これらの各部分A1〜A4は、それぞれのアジマス角
を−β、+α、−α及び+βとしてバースト信号が記録
されており、部分A2(あるいはA3)のアジマス角αを、
部分A1(A4)のアジマス角βより小さく(|α|<|β
|)設定している。例えば、アジマス調整信号パターン
の各部分A1〜A4のアジマス角を、それぞれ、−70′、+
40′、−40′、+70′としている。
このような信号パターンが記録形成されているアライ
メント・ディスク20をディスク駆動装置の磁気ヘッドMH
により再生したときの出力信号のエンベロープ(包絡
線)波形を第8図に示す。この第8図において、上記イ
ンデックス・タイミング調整信号パターン22に対応する
部分B、上記アジマス調整信号パターン23の各部分A1
A4に続いて、上記各トラック・パターン26、27を再生し
て得られた信号波形Dが配されており、この信号波形D
は2つの山の部分Da、Dbを有している。これらの山の部
分Da、Dbの各ピークPa、PbのレベルLa、Lbは、ヘッドMH
が正常にトラッキングするときに互いに等しく(La=L
b)表れるが、ヘッドMHが径方向にずれているときに
は、第8図の破線に示すように異なって(La≠Lb)表れ
る。この場合の磁気ヘッドMHの径方向のずれ量(いわゆ
るオフ・トラック量)Δrは、 ただし、Wrは磁気ヘッドMHのトラック幅Cはラッピン
グ定数 と表される。なお、3.5インチ・マイクロ・フロッピィ
・ディスクで135TPI(トラック・パー・インチ)タイプ
の場合、上記Wr、Cの各標準値はそれぞれ130μm、20
μmとなる。
次に、上記第8図中のインデックス・タイミング調整
信号パターン部分B及びアジマス調整信号パターンの各
部分A1〜A4を拡大して第9図に示している。この第9図
は、上記磁気ヘッドMHが0アジマスのときを示してお
り、各部分A1、A4のレベルL1、L4が互いに等しくなると
ともに、各部分A2、A3のレベルL2、L3が互いに等しくか
つ上記レベルL1、L4より大きく(L1=L4<L2=L3)なっ
ている。ここで、アジマス検査・調整しようとする磁気
ヘッドMHの検査角δは、 δ=(α−β)/2 となるから、例えば、α=40′、β=70′に設定するこ
とで、検査角δを15′とすることができる。そして、磁
気ヘッドMHのアジマス角が上記検査角δのとき、上記信
号パターン23の部分A1(あるいは部分A4)のレベルが部
分A2(あるいは部分A3)のレベルに等しくなり、これを
検査者等がオシロスコープ等で目視確認することができ
るようになっている。
D.発明が解決しようとする問題点 ところで、このような従来のアライメント・ディスク
においては、第8図に示す再生出力波形の各ピーク部分
Pa、Pbの波形形状が不安定であり、アライメント・ディ
スクの歩留りが悪く、また、検査・調整工程の自動化を
図る際に、ピーク位置の検出のための波形シークが困難
であると同時に、ディスク上でのトラック・パターン2
6、27の占有面積(トラック径方向の幅)が広く必要と
され、しかも偏心検出が困難であるという欠点を有す
る。これらは特に3.5インチ型ディスク等のように記録
密度の高いディスクに適用しようとする際に大きく問題
とされるものである。
そこで、特開昭61-45409号公報に記載された技術にお
いては、トラック径調整信号として、規定の調整信号ト
ラック中心線から幾何学的に交番に内周側と外周側へと
延びて配置された当該内周側信号と外周側信号とを一対
として、4〜96対を、中心軸に関して中心対称に配置し
たパターンのアライメント・ディスクを用いている。し
かしながら、この先行技術によれば、回転中心軸の偏心
を検出しようとする場合の再生信号出力レベルが充分に
得られず、偏心検出精度に限度が生ずる。
本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑みて成された
ものであり、測定精度が高くとれ、検査・調整工程の自
動化に適し、3.5インチ・タイプのディスク等のような
ディスクの高密度化に伴う再生出力エンベロープ波形の
品質低下をカバーできるのみならず、回転軸の偏心の検
出が高精度に行い得るようなアライメント・ディスクの
提供を目的とするものである。
E.問題点を解決するための手段 本発明に係るアライメント・ディスクは、上述の目的
と達成するために、ディスク上の基準となるトラック中
心線よりも外周側の部分と内周側の部分とを有するバー
スト信号パターンを、ヘッド走査方向に沿って複数個設
けるとともにディスクの回転中心軸を中心として180°
の角度位置で対応させてパターン対となし、このパター
ン対の一方のパターンの上記外周側部分が他方のパター
ンの上記内周側部分に、上記一方のパターンの上記内周
側部分が上記他方のパターンの上記外周側部分に、それ
ぞれ対応するように形成して成ることを特徴としてい
る。
F.作用 180°の角度で対応するパターン対の一方のパターン
の外周側部分の再生信号と、他方のパターンの内周側部
分の再生信号とは、偏心方向に応じて同じ極性の向きに
レベル変化するから、これらの各再生信号を加算するこ
とができ、実質的に偏心検出精度を高めることができ
る。
G.実施例 G−1.一実施例の概略構成(第1図) 第1図は、本発明に係るアライメント・ディスクの一
実施例を示している。この第1図に示すアライメント・
ディスク10において、一定の基準となるトラック中心線
11上には、ディスク回転の基準角度位置決定や基準レベ
ル決定等のためのインデックス・バースト信号パターン
12と、磁気ヘッドMHのアジマス角を検査・調整するため
のアジマス測定用バースト信号パターン13とがそれぞれ
所定位置に記録形成されている。また、上記トラック中
心線11より外周側の部分及び内周側の部分から成る径方
向位置(トラッキング位置)測定用のバースト信号パタ
ーン14が、ヘッド走査方向に沿って複数個設けられてい
る。
第1図中のインデックス・バースト信号パターン12と
しては、ディスク10を略々16等分する各境界位置に16個
のパターン120〜1215をそれぞれ設けているが、少なく
とも2個のパターン120、128を設ければ足りる。アジマ
ス測定用バースト信号パターン13は、ディスク回転方向
(矢印R方向)の逆方向、すなわちヘッド移動方向に沿
って順に、+αアジマス部分A+、0アジマス部分A0及び
−αアジマス部分A-の3つの部分から成り、それぞれの
アジマス角が+α、0及び−αとなっている。このよう
なアジマス測定用バースト信号パターン13が複数個、例
えば2個(第1図中の130、138)、互いに180°の角度
をもって設けられている。
次に、各径方向位置(トラッキング位置)測定用バー
スト信号パターン14は、それぞれ上記トラック中心線11
より外周側の部分g及び内周側の部分hを有しており、
これらの各バースト信号パターン14は、偶数個、例えば
14個設けられて、2個毎にパターン対(7対)をなすよ
うになっている。ここで、上記パターン対をなす各パタ
ーンは、アライメント・ディスク10の回転中心軸15を中
心として互いに180°の角度位置に配されており、一方
のパターンの外周側の部分gは他方のパターンの内周側
の部分hに対応し、一方のパターンの内周側の部分hは
他方のパターンの外周側の部分gに対応するように配設
形成されている。すなわち、第1図中の任意のパターン
対、例えばパターン141、149から成るパターン対につい
て見るならば、パターン141の外周側の部分g1に対して1
80°をなす角度位置にパターン149の内周側の部分h9
配設されており、また、パターン141の内周側の部分h1
に対して180°をなす角度位置にパターン149の外周側の
部分g9が配設されている。従って第1図の例では、図中
右半分のパターン141〜147については、ヘッドMHの走査
方向(矢印Rの逆方向)に沿って外周側部分g、内周側
部分hの順に配されているのに対し、図中左半分のパタ
ーン149〜1415については、上記ヘッド走査方向に沿っ
て内周側部分h、外周側部分gの順に配されている。
G−2.動作説明(第2図〜第6図) 上述のようなアライメント・ディスク10の各バースト
信号パターンを磁気ヘッドMHにより再生して得られる出
力信号エンベロープ(包絡線)波形の一例を第2図に示
す。この第2図の例は、第1図の磁気ヘッドMHのトラッ
キング軌跡16が偏心しているときの波形を示しており、
この第2図の波形の各部B、A、g、hは、それぞれ第
1図の記録パターンの各部B、A、g、hに対応してい
る。
このような再生出力信号に基づいて、ヘッドのトラッ
キング位置(ディスク径方向の位置)を検査・調整する
ことについて説明する。
この第2図の再生出力信号において、上記バースト信
号パターン14の各外周側部分g1〜g15の出力レベルVg1
Vg15の全体的な出力Vout及び各内周側部分h1〜h15の出
力レベルVh1〜Vh15の全体的な出力Vinは、 Vout=Vg1+Vg2+…+Vg7 +Vg9+Vg10+…+Vg15 Vin=Vh1+Vh2+…+Vh7 +Vh9+Vh10+…+Vh15 となる。また、 Vg1+Vg9=Vg2+Vg10=… …=Vg7+Vg15≡VCout Vh1+Vh9=Vh2+Vh10=… …=Vh7+Vh15≡VCin となる関係があるから、内周側、外周側の各出力は、上
記7対の信号出力による加算平均で、偏心はキャンセル
された状態で出力が均一化される。
そして、上記外周側の出力と内周側の出力との比較結
果として、 あるいは、 (Vout‐Vin)/7=VCout‐VCout≡d とおくとき、k>1(あるいはd>0)で外周側にオフ
・トラックの状態、k=1(d=0)でオン・トラック
状態、またk<1(d<0)で内周側にオフ・トラック
の状態を、それぞれ示すことになる。
従って、上記各値kやdは機械的偏心の影響は受け
ず、かつ全周の信号が平均化され、より高精度のトラッ
キング位置調整が可能となる。
次に、機械の回転軸の偏心量を検出する場合には、上
記バースト信号パターン14の上記各対について、回転中
心軸15を中心として互いに180°の角度位置をもって配
される部分の各出力レベルを加算し、一対のパターンに
対して得られる2つの加算出力の差を求め、各対の差の
絶対値のうち最大のものを求めることにより、偏心量を
検出することができる。すなわち、上記第1図、第2図
の例のように、バースト信号パターン14が7対記録形成
されているアライメント・ディスク10の場合には、 (Vg1+Vh9)−(Vh1+Vg9)=2ε1-9 (Vg2+Vh10)−(Vh2+Vg10)=2ε2-10 (Vg3+Vh11)−(Vh3+Vg11)=2ε3-11 (Vg4+Vh12)−(Vh4+Vg12)=2ε4-12 (Vg5+Vh13)−(Vh5+Vg13)=2ε5-13 (Vg6+Vh14)−(Vh6+Vg14)=2ε6-14 (Vg7+Vh15)−(Vh7+Vg15)=2ε7-15 のような7個の偏心量ε1-9〜ε7-15を得ることができ
る。
ここで、偏心の方向が第1図に示すように略々図中上
方向を向いている場合には、各偏心量の絶対値|ε1-9
|〜|ε7-15|は、 |ε7-15|>|ε6-14|=|ε1-9| >|ε5-13|=|ε2-10| >|ε4-12|=|ε3-11| となり、これらの差の絶対値のうち最大のもの、すなわ
ち|ε7-15|を偏心量として採用する。
次に、上記アジマス測定用バースト信号パターン13を
再生して得られる出力波形の各部A+、A0及びA-について
説明する。
第3図は、上記第2図の波形のうちのアジマス測定用
バースト信号の正側部分を取り出して示すものであり、
0アジマス部分A0の前後に+αアジマス部分A+及び−α
アジマス部分A-が配されている。この第3図において
は、再生用の磁気ヘッドのアジマス角が0の場合の波形
部分A0のレベルをL0とし、波形部分A+及びA-のレベルを
共にl0とするとき、再生ヘッドのアジマス角が−δ(δ
はアジマス検査角)のときの波形部分A0及びA-のレベル
が互いに等しくl1となるように設定しており、このとき
波形部分A+のレベルはl2となる。なお、再生ヘッドのア
ジマス角が+δのときには、波形部分A0及びA+のレベル
が互いに等しくl1となり、波形部分A-のレベルがl2とな
る。ここで、L0とl1との差をε、l1とl0との差を
ε、l0とl2との差をεとしている。
ところで、一般にアジマス角がxのときの再生レベル
f(x)は、トラック幅をW、記録波長をλとすると
き、 である。従って、上記l0、l1及びl2は、 l0=f(α) l1=f(α−δ) l2=f(α+δ) ε=f(δ) となり、0アジマス部分A0のバースト信号レベルL0とし
ては、 L0=l1+ε =f(α−δ)+f(δ) に設定すればよい。
ところで、アジマス角と再生出力レベルとの間には、
第4図に示すような関係があり、アジマス角が例えば数
十分程度までの小さい間はレベルは大きいが角度変化に
対するレベル変化が小さく、アジマス角が70′(分)程
度と大きくなるとレベルは小さくなるが角度変化に対す
るレベル変化が大きくなる。この点を考慮して、本発明
実施例においては、アジマス測定用バースト信号パター
ン13の各部A+、A-のアジマス角を、それぞれ+70′、−
70′としている。
このように、上記角度αを70′に設定した場合には、
第5図に示すように、上記磁気ヘッドMHのアジマス角が
−δとなるとき、部分A-のレベルと部分A0のレベルとが
互いに等しくl1となる。また、第6図に示すように、磁
気ヘッドMHのアジマス角が+δとなるとき、部分A+のレ
ベルと部分A0のレベルとが互いに等しくl1となる。従っ
て、目視確認や自動計測等により、部分A-あるいはA+
レベルが、部分A0のレベル以下となっている間は、上記
磁気ヘッドMHのアジマス角が上記検査角の−δ〜+δの
範囲内に収まっていることを判別する。
ここで、上記検査角δの具体例として、5′、10′、
15′に設定する場合のそれぞれ上記各レベルL0、l0〜l2
及びε〜εの具体的な数値を第1表に示す。
この第1表において、レベルl0は、上記磁気ヘッドMH
のアジマス角が0のときの上記各部分A+、A-の再生出力
レベルであり、アジマス角が−δとなったときの上記各
部分A-、A+の各再生出力レベルl1、l2と上記レベルl0
の差が、それぞれε、εである。上記バースト信号
パターン23の各部分A+、A-のアジマス角を上記70′とし
た場合には、これらのレベル差ε、εの絶対値が大
きく(すなわち検出感度が高く)、しかも角度の正負方
向に対して対称的に(ε=εとなるように)表れ、
レベル変化が線形的であるから測定が高精度かつ容易に
行える。
これに対して、上記各部分A+、A-のアジマス角を、例
えば40′に設定した場合には、第2表に示すような具体
的数値が得られ、また、例えば60′に設定した場合に
は、第3表に示すような具体的数値が得られる。
これらの第2表、第3表において、先ずアジマス角を
40′とした第2表の場合には、上記各レベル差ε、ε
の絶対値が小さく(すなわち検出感度が低く)、角度
変化に対するレベル変化が非線形的で、ε≠εとな
る。また、アジマス角を60′とした第3表の場合には、
上記各レベル差ε、εの絶対値は比較的大きくとれ
るものの、角度変化に対するレベル変化が非線形的で、
εとεとが対称的に表れない。
ところで、再生出力レベルに注目すると、アジマス角
を70′とした場合には、全体的な信号レベルが上記40′
や60′等の場合に比べて低くなるが、上記アジマス測定
用バースト信号パターン23をディスク上に複数組設ける
ことにより、これらの各バースト信号パターン23の再生
信号を加算処理することで必要な出力レベルを得ること
ができる。
G−3.他の実施例 なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものでは
なく、例えば、1本のトラック中心線に対するアジマス
測定用バースト信号パターンや径方向位置測定用バース
ト信号パターンの個数等は必要に応じて任意に設定でき
る。また、2本以上のトラック中心線を設けて、これら
のトラック中心線に対する各種バースト信号の記録パタ
ーンを異ならせるようにしてもよい。この他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である
ことは勿論である。
H.発明の効果 本発明に係るアライメント・ディスクによれば従来の
偏心した2本のトラックを用いるものに比べて、信号書
込みスペースが少なくて済み、高密度記録のディスクに
最適であり、再生出力波形のピーク点検出が不要となっ
て信号処理が容易化し、専用のトラック・パターン書込
機が不要となる。また、全周信号の平均値化が可能なの
で、波形品質をあまり厳しくしないで済む。さらに、ト
ラッキング位置(径方向位置)調整と偏心測定とが同時
に可能であるのみならず、180°の角度で対応するパタ
ーン対の一方のパターンの外周側部分の再生信号と、他
方のパターンの内周側部分の再生信号とは、偏心方向に
応じて同じ極性の向きにレベルが変化するから、これら
の各再生信号を加算することができ、実質的に偏心検出
精度を高めることができる。
さらに、アジマス測定用バースト信号パターンとして
は、3本のパターン部分A+(アジマス角+α)、A0(ア
ジマス角0)及びA-(アジマス角−α)を用い、部分A+
(あるいはA-)の再生出力レベルが部分A0の再生出力レ
ベルに一致するときの磁気ヘッドのアジマス角を検査角
とするとともに、上記αとしては、角度変化に対するレ
ベル変化が大きくかつ線形性の良好な角度、例えば70′
近傍、に設定することにより、アジマス角の測定精度を
高め、アジマス調整を容易化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例となるアライメント・ディス
クを示す概略平面図、第2図は第1図のディスクを再生
して得られる再生出力信号波形を示す波形図、第3図は
第2図中のアジマス測定用バースト信号を取り出して示
す模式図、第4図はアジマス角と再生出力レベルとの関
係を示すグラフ、第5図及び第6図はアジマス角がそれ
ぞれ−δ及び+δのときのアジマス測定用バースト信号
と磁気ヘッドMHとの関係を説明するための模式図、第7
図はアライメント・ディスクの従来例を示す概略平面
図、第8図は第7図のディスクを再生して得られる再生
出力波形を示す波形図、第9図は第8図中のアジマス調
整信号部分を取り出して示す模式図である。 10……アライメント・ディスク 11……トラック中心線 12……インデックス・バースト信号パターン 13……アジマス測定用バースト信号パターン A+……アジマス角+αの部分 A0……アジマス角0の部分 A-……アジマス角−αの部分 14……径方向位置測定用バースト信号パターン g……外周側部分 h……内周側部分 15……回転中心軸 16……磁気ヘッドのトラッキング軌跡 MH……磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク上の基準となるトラック中心線よ
    りも外周側の部分と内周側の部分とを有するバースト信
    号パターンを、ヘッド走査方向に沿って偶数個設けると
    ともに2個毎にディスクの回転中心軸を中心として互い
    に180°をなす角度位置で対応させてパターン対とな
    し、 このパターン対の一方のパターンの上記外周側部分が他
    方のパターンの上記内周側部分に、上記一方のパターン
    の上記内周側部分が上記他方のパターンの上記外周側部
    分に、それぞれ180°の角度で対応するように形成して
    成ることを特徴とするアライメント・ディスク。
JP62217454A 1987-08-31 1987-08-31 アライメント・ディスク Expired - Lifetime JP2526922B2 (ja)

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