JPS62107425A - 磁気カ−ドリ−ダに於ける磁気ヘツドのアジマス角検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、キャッシュカード、クレジットカード、身分
証明証等に使用する磁気カードとの間でデータの授受を
行う磁気カードリーダに於ける磁気ヘッドのアジマス角
検出方法に関するものである。

従来の技術 近年、磁気カードリーダは銀行、デパート、工場等、種
々の分野で使用されるようになってきており、例えば銀
行に於けるキャッシュサービスのように、１枚の磁気カ
ードを、オンラインにて結ばれた複数の磁気カードリー
ダで使用する為には磁気カードリーダ内の磁気ヘッドの
アジマス角をほぼ同一となし磁気カードリーダ間の互換
性を図る必要がある。そのため、ＪＩＳ規格ではトラッ
ク位置および磁気カードへの記録角度を詳しく規定して
いる。ところで、トラック位置はトラック幅が６　ｍ　
ｍと比較的広いために、機構的精度で十分満足できるが
、記録角度に関してはＪＩＳ９５６１に定められている
通り、記録トラック数が２個または３個のＩ型のもので
はＯ°±１０′、記録トラック数が１個の■型のもので
はＯ°±２０と厳しい値のため、機構的精度では記録角
度誤差の原因となる磁気ヘッドのアジマス角をＯ°±１
０’或はＯ°±２０゛以内に管理することができず、必
ず磁気ヘッドのアジマス角検出並びに調整を必要として
いる。

ところで、従来の磁気ヘッドのアジマス角検出方法は以
下に述べるような手順にて行っていた。

すなわち、第４図（ａ）に示したような磁気カードに対
し、磁気ヘッドのアジマス角検出並びにアジマス角調整
を行おうとする磁気カードリーダにてデータ書き込みを
行いこの磁気記録が行われた磁気カード８の磁気ストラ
イプ部９に磁性流体を塗布し、当磁気ストライブ部を顕
微鏡にて拡大視察することにより第４図（ｂ）に示すよ
うな磁性反転部１０を観測する。この磁性反転部１０が
磁気ストライプ部の長手方向となす角度を調べることに
よりこの磁気カードにデータを記録した磁気ヘッドのア
ジマス角を検出することができるのである。勿論磁気ヘ
ッドのアジマス角は磁気カード８の外縁と磁性反転部１
０とのなす角度でも知ることができる。

そして、このアジマス角検出結果に基づいて磁気ヘッド
のアジマス角を調整するようにしていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の方法では記録角度を一
回測定するのにかなりの手間がかかり、また顕微鏡でＯ
°±１０゛或はＯ°±２０’という微細な角度を測定す
るのが非常に困難であり、従って磁気ヘッドのアジマス
角調整にも時間を有するるなと実用的ではなかった。

問題点を解決するための手段 上記従来の問題点を解決するため、本発明は、磁気カー
ド基板上に形成した磁気ストライプ部に異なった記録角
度にて複数のバースト信号を記録してなる磁気カードリ
ーダ試験用磁気カードを用い、この磁気カードを磁気カ
ードリーダにて再生し、その際の磁気ヘッドの出力を観
察することにより、そのカードリーダにおける磁気ヘッ
ドのアジマス角を検出し、その検出結果に基づいて磁気
ヘッドのアジマス角調整を行うものである。

作　　用 上記検出方法並びに調整方法としたことにより磁気ヘッ
ドのアジマス角を簡単に検知することができ、磁気ヘッ
ドのアジマス角を容易に調節することができる。

実施例 次に、本発明の一実施例を説明するに際し、磁気カード
リーダの構成について簡単に説明しておく。

第３図は磁気カードリーダのブロック図で、図において
ｌは磁気カードに対してデータの書き込みおよび読み出
しを行う磁気ヘッド、２は前記磁気ヘッドの信号を所望
の電圧に増幅するヘッドアンプ、３はピーク検出回路で
信号のピークを検出し、ハイレベル、ローレベル（以下
ハイレベルを“１″、ローレベルを“Ｏ”とする）の２
値レベルに波形成形を行う。４は復調回路で、ピーク検
出回路３からの出力゛１“、”０“を判別してデータ信
号およびクロック信号を生成する。５は書き込み回路で
”１−および”０”のデータを入力し、磁気カードに対
して書き込みを行う。６はモーターで磁気カードを磁気
ヘッド１に対し、正方向および逆方法に搬送する。７は
モーター制御回路であり前記モーター６を正転および逆
転制御する。以上のように磁気カードリーダは構成され
ている。

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に用いる試験用磁気カードの
一例を示す図であり、図において８は磁気カード基板、
９は磁気ストライプ部であり、第４図に示したそれと同
じものである。また、１１は前記磁気ストライプ９上に
記録された信号を拡大して示している。夫々の信号は少
しずつ記録角をずらして複数個のバースト信号として断
続的に記録されている。

本図において左より３群目のバースト信号が記録角度Ｏ
°で記録されており、左から１群目はＯ’＋１０’、２
群目はＯ”＋５’、４群目はＯ。

−５゛、５群目はＯ’−１０’の記録角度にてバースト
信号が記録されている。

この磁気カードを前記第３図にて示したような構成の磁
気カードリーダにて読み取りを行えば、ヘッドアンプ２
にオシロスコープを接続することで第２図（１）、（２
）または（３）のようにその出力波形が観測される。

よって、第２図（１）のような出力波形であれば磁気ヘ
ッドはアジマス角Ｏ°丁度に調整されていることを示し
ている。また、（２）のような出力波形であればＯ”＋
５’に調整がずれていることが一目でわかる。この磁気
カードを連続的に搬送し、前記バースト信号を再生する
磁気ヘッドからの出力波形を連続的にオシロスコープに
表示させつつ磁気ヘッドのアジマス角を調整することが
極めて容易に行える。また、本実施例では磁気ストライ
ブ部への記録角をＯｏ、０°±５゛、０°±１０゛とし
たがその記録角度の設定は必要によって決定すれば良い
事は言うまでもない。

発明の効果 以上、説明してきたように本発明による磁気ヘッドのア
ジマス角検出方法を用いれば、簡単に磁気カードリーダ
の磁気ヘッドのアジマス角を検出することができると共
に磁気ヘッドのアジマス角の調整が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に用いる磁気カードリーダ試
験用磁気カードの平面図、第２図は本実施例に用いた磁
気カードをアジマス角の異なったカードリーダでデータ
の読み出しを行った際、ヘッドアンプからの出力をオシ
ロスコープで測定して得た波形を示す図、第３図は磁気
カードリーダのブロック図、第４図（ａ）はデータ書き
込みの行われた磁気カードの平面図、同図（ｂ）は磁気
ストライブ部に磁性流体を塗布した後の当ストライブ部
の拡大図である。 １・・・・磁気ヘッド　　　　　２・・・・ヘッドアン
プ３・・・・ピーク検出回路　　　４・・・・復調回路
５・・・・書き込み回路　　　　６・・・・モーター７
・・・・モーター制御回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気カード基板上に磁気ストライプ部を形成する
   と共にこの磁気ストライプ部に異なった記録角度にて複
   数のバースト信号を記録してなる試験用磁気カードを磁
   気カードリーダにて再生し、磁気ヘッドからの出力を観
   察することにより磁気ヘッドのアジマス角を検出するこ
   とを特徴とする磁気カードリーダに於ける磁気ヘッドの
   アジマス角検出方法。