JP2711571B2 - 大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物 - Google Patents
大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物Info
- Publication number
- JP2711571B2 JP2711571B2 JP19457189A JP19457189A JP2711571B2 JP 2711571 B2 JP2711571 B2 JP 2711571B2 JP 19457189 A JP19457189 A JP 19457189A JP 19457189 A JP19457189 A JP 19457189A JP 2711571 B2 JP2711571 B2 JP 2711571B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- less
- minutes
- ethylene
- melt index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大型ブロー成形品を形成するときに良好な耐
ドローダウン性を示すとともに、表面品質及び塗装性が
改善された大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物に
関する。
ドローダウン性を示すとともに、表面品質及び塗装性が
改善された大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物に
関する。
ブロー成形に用いる樹脂は一般に耐ドローダウン性が
優れていることが必要であり、かかる特長を有する高密
度ポリエチレンが広く用いられている。
優れていることが必要であり、かかる特長を有する高密
度ポリエチレンが広く用いられている。
しかしながら、高密度ポリエチレンには、耐ドローダ
ウン性に優れているものの、ブロー成形品の表面品質が
非常に重要な場合には余り適してはいないという問題が
ある。従って、従来から高密度ポリエチレンは主として
ドラムカン、ガソリンタンク、ボート、ソーラタンク等
に使用されてきた。
ウン性に優れているものの、ブロー成形品の表面品質が
非常に重要な場合には余り適してはいないという問題が
ある。従って、従来から高密度ポリエチレンは主として
ドラムカン、ガソリンタンク、ボート、ソーラタンク等
に使用されてきた。
一方、ポリプロピレンは表面品質に優れているが、耐
ドローダウン性が悪く、1.5m程度又はそれ以上の長尺物
に使用した場合、肉厚の均一性が悪くなる。またブロー
成形時に、金型に先当りした部分と後当りした部分とで
表面品質に差が出やすいという問題がある。そのため、
それ自身では特に大型のブロー成形品には適さない。
ドローダウン性が悪く、1.5m程度又はそれ以上の長尺物
に使用した場合、肉厚の均一性が悪くなる。またブロー
成形時に、金型に先当りした部分と後当りした部分とで
表面品質に差が出やすいという問題がある。そのため、
それ自身では特に大型のブロー成形品には適さない。
そこで、高密度ポリエチレンとポリプロピレンとをベ
ースとして、それにエチレン−αオレフィン共重合体ゴ
ムを第三成分として添加した種々のポリオレフィン組成
物が提案されている。
ースとして、それにエチレン−αオレフィン共重合体ゴ
ムを第三成分として添加した種々のポリオレフィン組成
物が提案されている。
例えば特開昭59−199740号は、(イ)メルトインデッ
クスが0.1g/10分以下の高密度ポリエチレン50〜90重量
%、(ロ)メルトフローインデックスが1g/10分以下の
結晶性ポリプロピレン10〜50重量%、(ハ)エチレン−
αオレフィン共重合体ゴム5〜10重量%、及び(ニ)マ
イカ0〜30重量%とからなることを特徴とするポリオレ
フィン組成物を開示している。
クスが0.1g/10分以下の高密度ポリエチレン50〜90重量
%、(ロ)メルトフローインデックスが1g/10分以下の
結晶性ポリプロピレン10〜50重量%、(ハ)エチレン−
αオレフィン共重合体ゴム5〜10重量%、及び(ニ)マ
イカ0〜30重量%とからなることを特徴とするポリオレ
フィン組成物を開示している。
また特公昭64−6657号は、(イ)メルトインデックス
が0.5g/10分以下の高密度ポリエチレン50〜93重量%、
(ロ)メルトフローインデックスが0.5g/10分以下の結
晶性ポリプロピレン5〜50重量%、及び(ハ)メルトフ
ローインデックスが1.0g/10分以下のエチレン−αオレ
フィン共重合体ゴム2〜20重量%とからなることを特徴
とするポリオレフィン組成物を開示している。
が0.5g/10分以下の高密度ポリエチレン50〜93重量%、
(ロ)メルトフローインデックスが0.5g/10分以下の結
晶性ポリプロピレン5〜50重量%、及び(ハ)メルトフ
ローインデックスが1.0g/10分以下のエチレン−αオレ
フィン共重合体ゴム2〜20重量%とからなることを特徴
とするポリオレフィン組成物を開示している。
さらに特公昭62−28174号は、低温耐衝撃性、成形性
及び塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物として、(1)
メルトフローインデックス0.5〜20g/10分及びエチレン
含有量20重量%以下の結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体20〜79重量%、(2)ムーニー粘度が10〜
120であるエチレン−プロピレン共重合体ゴムまたはエ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム20〜50重
量%、及び(3)アスペクト比が3以上であり、平均粒
子径0.5〜15μのタルク、平均粒子径1〜200μのマイカ
または平均粒子径1〜100μの繊維結晶性ケイ酸カルシ
ウム1〜30重量%とからなる熱可塑性樹脂組成物を開示
している。この文献はまた比較例において、60%のエチ
レン−プロピレンブロック共重合体と、10%のEPRと、3
0%のHDPEとの組合せを示している。
及び塗装性に優れた熱可塑性樹脂組成物として、(1)
メルトフローインデックス0.5〜20g/10分及びエチレン
含有量20重量%以下の結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体20〜79重量%、(2)ムーニー粘度が10〜
120であるエチレン−プロピレン共重合体ゴムまたはエ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム20〜50重
量%、及び(3)アスペクト比が3以上であり、平均粒
子径0.5〜15μのタルク、平均粒子径1〜200μのマイカ
または平均粒子径1〜100μの繊維結晶性ケイ酸カルシ
ウム1〜30重量%とからなる熱可塑性樹脂組成物を開示
している。この文献はまた比較例において、60%のエチ
レン−プロピレンブロック共重合体と、10%のEPRと、3
0%のHDPEとの組合せを示している。
しかしながら、上記2つのポリオレフィン組成物(特
開昭59−199740号、特開昭64−6657号)は、高密度ポリ
エチレンをベースとするために、耐ドローダウン性に優
れているものの、1.5m〜2m程度の長尺品に使われる場
合、表面品質に若干の問題があることがわかった。その
ために表面品質の要求が厳しい自動車の外装部品等に使
用するには改良の余地が残る。
開昭59−199740号、特開昭64−6657号)は、高密度ポリ
エチレンをベースとするために、耐ドローダウン性に優
れているものの、1.5m〜2m程度の長尺品に使われる場
合、表面品質に若干の問題があることがわかった。その
ために表面品質の要求が厳しい自動車の外装部品等に使
用するには改良の余地が残る。
一方、特公昭62−28174号の熱可塑性樹脂組成物は、2
0〜50重量%と多いエチレン−プロピレン共重合体ゴム
又はエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴムを
含有しているので、良好な耐衝撃性及び塗装性を示す
が、ポリエチレンを配合しない場合には耐ドローダウン
性が十分でないので、大型のブロー成形品には適さな
い。またポリエチレンを配合した場合でも、その明細書
に記載されたものではメルトインデックスが比較的大き
いので、大型ブロー成形品を形成する場合に耐ドローダ
ウン性が不十分であるという問題が残る。
0〜50重量%と多いエチレン−プロピレン共重合体ゴム
又はエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴムを
含有しているので、良好な耐衝撃性及び塗装性を示す
が、ポリエチレンを配合しない場合には耐ドローダウン
性が十分でないので、大型のブロー成形品には適さな
い。またポリエチレンを配合した場合でも、その明細書
に記載されたものではメルトインデックスが比較的大き
いので、大型ブロー成形品を形成する場合に耐ドローダ
ウン性が不十分であるという問題が残る。
なお、ポリフェニレンオキサイドやナイロン等の各種
のエンジニアリングプラスチックスが、スポイラー等の
大型ブロー成形品用樹脂として使用されるようになって
きたが、材料コストが高いという問題がある。
のエンジニアリングプラスチックスが、スポイラー等の
大型ブロー成形品用樹脂として使用されるようになって
きたが、材料コストが高いという問題がある。
そのため、ポリプロピレンをベースとし、その欠点で
あるドローダウン性を克服しつつ表面品質が良好で塗装
性に優れている、大型ブロー成形品用ポリオレフィン組
成物が望まれている。
あるドローダウン性を克服しつつ表面品質が良好で塗装
性に優れている、大型ブロー成形品用ポリオレフィン組
成物が望まれている。
従って、本発明の目的は、良好な耐ドローダウン性、
表面品質及び塗装性を示す安価な大型ブロー成形品用ポ
リオレフィン組成物を提供することである。
表面品質及び塗装性を示す安価な大型ブロー成形品用ポ
リオレフィン組成物を提供することである。
上記目的を鑑み鋭意研究の結果、本発明者等は、表面
品質の良好な成形品を与えるポリプロピレンをベースと
し、それに耐ドローダウン性を向上する作用を有するポ
リエチレン及び両者の相溶化に働くエチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムを適量配合することにより、上記目的
を達成し得る大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物
が得られることを発見し、本発明に想到した。
品質の良好な成形品を与えるポリプロピレンをベースと
し、それに耐ドローダウン性を向上する作用を有するポ
リエチレン及び両者の相溶化に働くエチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムを適量配合することにより、上記目的
を達成し得る大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物
が得られることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の大型ブロー成形品用ポリオレフィ
ン組成物は、(a)メルトフローインデックスが0.7g/1
0分以下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メル
トインデックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35
重量%と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下
のエチレン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え
25重量%以下とを含有し、0.3g/10分以下のメルトイン
デックスを有することを特徴とする。
ン組成物は、(a)メルトフローインデックスが0.7g/1
0分以下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メル
トインデックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35
重量%と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下
のエチレン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え
25重量%以下とを含有し、0.3g/10分以下のメルトイン
デックスを有することを特徴とする。
本発明のもう1つの大型ブロー成形品用ポリオレフィ
ン組成物は、メルトフローインデックスが0.7g/10分以
下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メルトイン
デックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35重量%
と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下のエチ
レン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え25重量
%以下と、(d)平均粒径3μm以下のタルク5〜25重
量%とを含有し、0.3g/10分以下のメルトインデックス
を有することを特徴とする。
ン組成物は、メルトフローインデックスが0.7g/10分以
下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メルトイン
デックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35重量%
と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下のエチ
レン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え25重量
%以下と、(d)平均粒径3μm以下のタルク5〜25重
量%とを含有し、0.3g/10分以下のメルトインデックス
を有することを特徴とする。
本発明を以下詳細に説明する 本発明に用いるポリプロピレンは、一般に結晶性ポリ
プロピレンで、メルトフローインデックス(MFI:JISK 6
758により温度230℃、荷重2.16kgの条件で測定)が0.7g
/10分以下であれば、ホモポリマーに限られず、エチレ
ンとのブロック共重合体はランダム共重合体でもよい。
共重合体の場合、エチレン含有量は10モル%以下とする
のが好ましい。ポリプロピレンのMFIが0.7g/10分より大
きいと、ブロー成形におけるドローダウンが激しく、パ
リソンの長い大型ブロー成形品の成形が難しくなる。好
ましいMFIは0.2〜0.5、特に0.3〜0.4である。
プロピレンで、メルトフローインデックス(MFI:JISK 6
758により温度230℃、荷重2.16kgの条件で測定)が0.7g
/10分以下であれば、ホモポリマーに限られず、エチレ
ンとのブロック共重合体はランダム共重合体でもよい。
共重合体の場合、エチレン含有量は10モル%以下とする
のが好ましい。ポリプロピレンのMFIが0.7g/10分より大
きいと、ブロー成形におけるドローダウンが激しく、パ
リソンの長い大型ブロー成形品の成形が難しくなる。好
ましいMFIは0.2〜0.5、特に0.3〜0.4である。
ポリエチレンはメルトインデックス(MI:JISK 6760に
より温度190℃、荷重2.16kgの条件で測定)が0.2g/10分
以下であることが必要である。この条件を満たしていれ
ば、高密度ポリエチレンに限らず、低密度ポリエチレ
ン、線状低満度ポリエチレンでもよい。なお、ポリエチ
レンのMIが0.2g/10分を超えると耐ドローダウン性が低
下する。好ましいMIは0.01〜0.1g/10分である。
より温度190℃、荷重2.16kgの条件で測定)が0.2g/10分
以下であることが必要である。この条件を満たしていれ
ば、高密度ポリエチレンに限らず、低密度ポリエチレ
ン、線状低満度ポリエチレンでもよい。なお、ポリエチ
レンのMIが0.2g/10分を超えると耐ドローダウン性が低
下する。好ましいMIは0.01〜0.1g/10分である。
また、ポリエチレンはホモタイプの他にコモノマー、
例えばブテン−1、ヘキセン−1などを共重合させたタ
イプのものも使用できる。一般に前者は剛性の向上、後
者はストレスクラッキングを防止する目的に、それぞれ
選択して使用される。
例えばブテン−1、ヘキセン−1などを共重合させたタ
イプのものも使用できる。一般に前者は剛性の向上、後
者はストレスクラッキングを防止する目的に、それぞれ
選択して使用される。
本発明において用いるエチレン−αオレフィン共重合
体ゴムは、エチレンとαオレフィン、例えばプロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などを含
有する共重合体ゴムで、エチレンとαオレフィンとの共
重合体ゴム、又はエチレン−プロピレンの系に第三成分
として非共役ジエン類、例えばエチリデンノルボルネ
ン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンなどを
共重合させた三元共重合体ゴム(以下EPDM)が挙げられ
る。これらのうちでは、エチレン−プロピレン共重合体
ゴム(以下EPR)又はEPDMが好ましい。
体ゴムは、エチレンとαオレフィン、例えばプロピレ
ン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などを含
有する共重合体ゴムで、エチレンとαオレフィンとの共
重合体ゴム、又はエチレン−プロピレンの系に第三成分
として非共役ジエン類、例えばエチリデンノルボルネ
ン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエンなどを
共重合させた三元共重合体ゴム(以下EPDM)が挙げられ
る。これらのうちでは、エチレン−プロピレン共重合体
ゴム(以下EPR)又はEPDMが好ましい。
これらエチレン−αオレフィン共重合体ゴムは、MI
(190℃、2.16kg)が1.0g/10分以下であることが必要で
ある。MIが1.0g/10分を超えると耐ドローダウン性が低
下する。好ましいMIは0.1〜0.7g/10分である。
(190℃、2.16kg)が1.0g/10分以下であることが必要で
ある。MIが1.0g/10分を超えると耐ドローダウン性が低
下する。好ましいMIは0.1〜0.7g/10分である。
なおエチレン−αオレフィン共重合体ゴムは、エチレ
ン含有量が20〜90重量%、ムーニー粘度(JISK−6300 M
L1+4100℃以下同)が60〜100であるのが好ましい。上記
共重合体ゴム中のエチレン含有量が20重量%未満、また
は90重量%を超えるとゴム的性質が不十分となり、得ら
れる成形体の衝撃強度が低下する。また上記共重合体ゴ
ムのムーニー粘度が上記の範囲外のものを用いると、ポ
リプロピレンとポリエチレンとの混練における相溶性が
悪くなり、さらに組成物の耐ドローダウン性のためにも
好ましくない。
ン含有量が20〜90重量%、ムーニー粘度(JISK−6300 M
L1+4100℃以下同)が60〜100であるのが好ましい。上記
共重合体ゴム中のエチレン含有量が20重量%未満、また
は90重量%を超えるとゴム的性質が不十分となり、得ら
れる成形体の衝撃強度が低下する。また上記共重合体ゴ
ムのムーニー粘度が上記の範囲外のものを用いると、ポ
リプロピレンとポリエチレンとの混練における相溶性が
悪くなり、さらに組成物の耐ドローダウン性のためにも
好ましくない。
本発明のポリオレフィン組成物において、ポリプロピ
レンの含有量は40〜80重量%、ポリエチレンの含有量は
5〜35重量%、エチレン−αオレフィン共重合体ゴムの
含有量は15重量%を超え、25重量%以下である。
レンの含有量は40〜80重量%、ポリエチレンの含有量は
5〜35重量%、エチレン−αオレフィン共重合体ゴムの
含有量は15重量%を超え、25重量%以下である。
ポリプロピレンが40重量%未満であると、ブロー成形
品の表面品質が低く、また80重量%を超えると耐ドロー
ダウン性が低下する。好ましいポリプロピレンの含有量
は45〜70重量%である。
品の表面品質が低く、また80重量%を超えると耐ドロー
ダウン性が低下する。好ましいポリプロピレンの含有量
は45〜70重量%である。
ポリエチレンが5重量%未満であると、耐ドローダウ
ン性の向上に効果が十分でなく、また35重量%を超える
と表面品質の低下が見られるようになる。好ましいポリ
エチレンの含有量は10〜30重量%である。
ン性の向上に効果が十分でなく、また35重量%を超える
と表面品質の低下が見られるようになる。好ましいポリ
エチレンの含有量は10〜30重量%である。
エチレン−αオレフィン共重合体ゴムが15重量%以下
であると、得られる組成物の塗装性が低く、また25重量
%を超えても塗装性がさらに改善されるということはな
いばかりか、耐熱剛性が低下するという問題が生ずる。
好ましいエチレン−αオレフィン共重合体ゴムの含有量
は20〜25重量%である。
であると、得られる組成物の塗装性が低く、また25重量
%を超えても塗装性がさらに改善されるということはな
いばかりか、耐熱剛性が低下するという問題が生ずる。
好ましいエチレン−αオレフィン共重合体ゴムの含有量
は20〜25重量%である。
このような成分からなる本発明の組成物は、0.3g/10
分以下のメルトインデックスを有する。組成物のメルト
インデックスが0.3g/10分より大きいと、耐ドローダウ
ン性が不十分である。
分以下のメルトインデックスを有する。組成物のメルト
インデックスが0.3g/10分より大きいと、耐ドローダウ
ン性が不十分である。
本発明のもう1つのポリオレフィン組成物は、40〜80
重量%のポリプロピレン、5〜35重量%のポリエチレン
及び15重量%を超え25重量%以下のエチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムの外に、5〜25重量%のタルク(平均
粒径3μm以下)を含有することを特徴とする。タルク
は耐熱剛性を改善する作用を有し、エチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムの添加により低下した耐熱剛性を補
う。平均粒径については、3μmを超えると組成物の表
面性が低下するので、3μm以下の平均粒径を有するタ
ルクを使用する必要がある。好ましいタルクの平均粒径
は2μm以下である。タルクの含有量は、5重量%未満
であると十分な耐熱剛性の改善効果が得られない。しか
し、25重量5を超えると組成物の表面性及び耐衝撃性が
低下する。
重量%のポリプロピレン、5〜35重量%のポリエチレン
及び15重量%を超え25重量%以下のエチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムの外に、5〜25重量%のタルク(平均
粒径3μm以下)を含有することを特徴とする。タルク
は耐熱剛性を改善する作用を有し、エチレン−αオレフ
ィン共重合体ゴムの添加により低下した耐熱剛性を補
う。平均粒径については、3μmを超えると組成物の表
面性が低下するので、3μm以下の平均粒径を有するタ
ルクを使用する必要がある。好ましいタルクの平均粒径
は2μm以下である。タルクの含有量は、5重量%未満
であると十分な耐熱剛性の改善効果が得られない。しか
し、25重量5を超えると組成物の表面性及び耐衝撃性が
低下する。
なお、本発明の組成物は、上記の各成分を配合し、高
速ミキサー、バンバリーミキサー、連続ニーダ、単軸又
は二軸スクリュー押出機などの混練機を用いて加熱溶融
状態で混練することによって得られる。
速ミキサー、バンバリーミキサー、連続ニーダ、単軸又
は二軸スクリュー押出機などの混練機を用いて加熱溶融
状態で混練することによって得られる。
本発明の組成物には、上記成分の他に、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、安定剤、滑剤、帯電防止剤、電気特性改
良剤、難燃化剤、加工性改良剤、顔料などの各種添加剤
を配合することができる。
紫外線吸収剤、安定剤、滑剤、帯電防止剤、電気特性改
良剤、難燃化剤、加工性改良剤、顔料などの各種添加剤
を配合することができる。
このようにして得られる本発明のポリオレフィン組成
物は、大型ブロー成形品、特に2m以上の長尺物に適す
る。
物は、大型ブロー成形品、特に2m以上の長尺物に適す
る。
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、実施例における組成物の特性の試験法は以下の
通りである。
通りである。
(1)耐ドローダウン性の評価 大型中空成形機(石川島播磨重工業(株)製、IPB−2
00C)を使用し、長さ2.0m、幅0.16m、重さ4kgのバンパ
ーを成形し、下部肉厚に対する上部肉厚の比が0.6〜1.0
の場合を○、0.6未満の場合、成形不良及び成形不能の
場合をともに×とした。
00C)を使用し、長さ2.0m、幅0.16m、重さ4kgのバンパ
ーを成形し、下部肉厚に対する上部肉厚の比が0.6〜1.0
の場合を○、0.6未満の場合、成形不良及び成形不能の
場合をともに×とした。
(2)表面品質の評価 上記バンパーを表面粗さ計により測定し、10個の測定
点における表面粗さの平均値が20μm未満の場合を○と
し、20μm以上の場合を×とした。
点における表面粗さの平均値が20μm未満の場合を○と
し、20μm以上の場合を×とした。
(3)熱変形温度 JIS K7207,荷重4.6kg/cm2。
(4)アイゾット衝撃強度 ASTM D256により、3.2mm厚ノッチ付試験片(上記バン
パーより切り出した)について、−30℃で測定 (5)塗装性 ラッカー塗料を1コート/1ベークで塗装し、1cm平方
の領域にカッターで100個の碁盤目を付け、碁盤目剥離
試験を行い、碁盤目の剥離個数が20/100以下の場合を
○、それ以外の場合を×とした。
パーより切り出した)について、−30℃で測定 (5)塗装性 ラッカー塗料を1コート/1ベークで塗装し、1cm平方
の領域にカッターで100個の碁盤目を付け、碁盤目剥離
試験を行い、碁盤目の剥離個数が20/100以下の場合を
○、それ以外の場合を×とした。
実施例1〜7 結晶性ポリプロピレン(PP:MFI0.4g/10分)、高密度
ポリエチレン(HDPE:密度0.945g/cm3、MI0.04g/10
分)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR:エチレ
ン含有量73重量%、ムーニー粘度70、MI0.7g/10分)、
またはこれらとタルク(平均粒径2μm)を第1表に示
す組合せで配合して、ミキサーで混合し、得られた混合
物を温度220℃に設定した二軸混練押出機で溶融混練し
た後、ペレット化した。得られたペレットを用いて、長
さ2m、幅0.16m、重さ4kgのバンパーをブロー成形により
成形し、耐ドローダウン性の評価を行った。また、上記
バンパーにより切り出した試験片により、表面粗さ(表
面品質を表す)、アイゾット衝撃強度及び熱変形温度を
測定し、また碁盤目試験により塗装性を評価した。結果
を第1表に示す。
ポリエチレン(HDPE:密度0.945g/cm3、MI0.04g/10
分)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EPR:エチレ
ン含有量73重量%、ムーニー粘度70、MI0.7g/10分)、
またはこれらとタルク(平均粒径2μm)を第1表に示
す組合せで配合して、ミキサーで混合し、得られた混合
物を温度220℃に設定した二軸混練押出機で溶融混練し
た後、ペレット化した。得られたペレットを用いて、長
さ2m、幅0.16m、重さ4kgのバンパーをブロー成形により
成形し、耐ドローダウン性の評価を行った。また、上記
バンパーにより切り出した試験片により、表面粗さ(表
面品質を表す)、アイゾット衝撃強度及び熱変形温度を
測定し、また碁盤目試験により塗装性を評価した。結果
を第1表に示す。
比較例1〜8 実施例において、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、EPR及びタルクの量を種々変更した以外、実施例と
同じ方法により、試験片を作成し、同様の評価を行っ
た。結果を第1表に示す。
ン、EPR及びタルクの量を種々変更した以外、実施例と
同じ方法により、試験片を作成し、同様の評価を行っ
た。結果を第1表に示す。
比較例9 ポリプロピレンとしてメルトフローインデックスが1.
0g/10分のものを使用した以外、実施例と同じ方法によ
り試験片を作成し、同様の評価を行った。結果を第1表
に示す。
0g/10分のものを使用した以外、実施例と同じ方法によ
り試験片を作成し、同様の評価を行った。結果を第1表
に示す。
比較例10 HDPEとしてメルトインデックスが0.3g/10分のものを
使用した以外、実施例と同じ方法により試験片を作成
し、同様の評価を行った。結果を第1表に示す。
使用した以外、実施例と同じ方法により試験片を作成
し、同様の評価を行った。結果を第1表に示す。
比較例11 タルクとして平均粒径が5μmのものを使用した以
外、実施例と同じ方法により試験片を作成し、同様の評
価を行った。結果を第1表に示す。
外、実施例と同じ方法により試験片を作成し、同様の評
価を行った。結果を第1表に示す。
以上の結果から、以下のことがわかる。
(1)ポリプロピレンの割合が40重量%未満の場合、表
面品質が低い(比較例7)。
面品質が低い(比較例7)。
(2)ポリプロピレンのMFIが0.7g/10分を超える場合、
耐ドローダウン性が低い(比較例9)。
耐ドローダウン性が低い(比較例9)。
(3)HDPEの割合が5重量%未満の場合、耐ドローダウ
ン性が低い(比較例8)。
ン性が低い(比較例8)。
(4)HDPEのMIが0.2g/10分を超える場合、耐ドローダ
ウン性が低い(比較例10)。
ウン性が低い(比較例10)。
(5)塗装性を良好とするためには、EPRを15重量%よ
り多く添加する必要がある。
り多く添加する必要がある。
(6)PERが15重量%を超え25重量%以下の範囲では、
適正量のタルクの添加(5〜25重量%)により耐熱剛性
が改良され、かつ、表面性、耐衝撃性のバランスの良い
材料となる(実施例4〜7)。
適正量のタルクの添加(5〜25重量%)により耐熱剛性
が改良され、かつ、表面性、耐衝撃性のバランスの良い
材料となる(実施例4〜7)。
(7)25重量%を超えてEPRを添加すると、耐熱剛性が
不良となり、かつ耐熱剛性の改良のためにタルクを添加
しても、EPRの中にタルクが取りこまれるため、耐熱剛
性がほとんど改良されなくなってしまう(比較例5〜
6)。
不良となり、かつ耐熱剛性の改良のためにタルクを添加
しても、EPRの中にタルクが取りこまれるため、耐熱剛
性がほとんど改良されなくなってしまう(比較例5〜
6)。
(8)25重量%を超えてタルクを添加すると、表面性及
び耐衝撃性が不良となる(比較例4)。
び耐衝撃性が不良となる(比較例4)。
(9)タルクの平均粒径が3μmを超える場合、表面品
質が低下する(比較例11)。
質が低下する(比較例11)。
以上の結果から明らかなように、ポリプロピレン、ポ
リエチレン及びエチレン−αオレフィン共重合体ゴムが
本発明の範囲内にある場合に、耐ドローダウン性、表面
品質、熱変形温度及びアイゾット衝撃強度のいずれも満
足であるとともに、塗装性が改善された組成物が得られ
る。またタルクを含有することにより、エチレン−αオ
レフィン共重合体ゴムの添加による耐熱剛性の低下を補
うことができる。
リエチレン及びエチレン−αオレフィン共重合体ゴムが
本発明の範囲内にある場合に、耐ドローダウン性、表面
品質、熱変形温度及びアイゾット衝撃強度のいずれも満
足であるとともに、塗装性が改善された組成物が得られ
る。またタルクを含有することにより、エチレン−αオ
レフィン共重合体ゴムの添加による耐熱剛性の低下を補
うことができる。
以上詳述したように、本発明のポリオレフィン組成物
は、良好な耐ドローダウン性及び表面品質を有し、かつ
耐熱剛性及び耐衝撃性にも優れているので、特に長尺物
の大型ブロー成形品に適している。また塗装性が改善さ
れているで、ラッカー塗料やウレタン塗料等により、文
字を書いたり、塗装したりすることができる。従って、
自動車の外装品、バンパー等の長尺物の大型ブロー成形
品で塗装を要するものに好適に使用することができる。
は、良好な耐ドローダウン性及び表面品質を有し、かつ
耐熱剛性及び耐衝撃性にも優れているので、特に長尺物
の大型ブロー成形品に適している。また塗装性が改善さ
れているで、ラッカー塗料やウレタン塗料等により、文
字を書いたり、塗装したりすることができる。従って、
自動車の外装品、バンパー等の長尺物の大型ブロー成形
品で塗装を要するものに好適に使用することができる。
フロントページの続き (72)発明者 北村 正勝 愛知県名古屋市中区錦3丁目6番29号 東燃石油化学株式会社名古屋支店内 (72)発明者 高堂 豊 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東燃石油化学株式会社技術開発センター 内 (72)発明者 福田 治男 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−92944(JP,A) 特開 平1−141934(JP,A) 特開 昭61−98756(JP,A) 特開 昭58−185634(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)メルトフローインデックスが0.7g/1
0分以下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メル
トインデックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35
重量%と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下
のエチレン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え
25重量%以下とを含有し、0.3g/10分以下のメルトイン
デックスを有することを特徴とする大型ブロー成形品用
ポリオレフィン組成物。 - 【請求項2】(a)メルトフローインデックスが0.7g/1
0分以下のポリプロピレン40〜80重量%と、(b)メル
トインデックスが0.2g/10分以下のポリエチレン5〜35
重量%と、(c)メルトインデックスが1.0g/10分以下
のエチレン−αオレフィン共重合体ゴム15重量%を超え
25重量%以下と、(d)平均粒径3μm以下のタルク5
〜25重量%とを含有し、0.3g/10分以下のメルトインデ
ックスを有することを特徴とする大型ブロー成形品用ポ
リオレフィン組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19457189A JP2711571B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19457189A JP2711571B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0359049A JPH0359049A (ja) | 1991-03-14 |
JP2711571B2 true JP2711571B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16326750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19457189A Expired - Lifetime JP2711571B2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 | 大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2711571B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000039269A (ko) * | 1998-12-11 | 2000-07-05 | 남창우 | 무광특성, 내충격성 및 감촉성이 우수한 폴리올레핀 수지조성물 및 이의 제품 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0655868B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1994-07-27 | 出光石油化学株式会社 | ブロー成形用樹脂組成物 |
KR970015655A (ko) * | 1995-09-06 | 1997-04-28 | 전성원 | 폴리프로필렌 범퍼 커버 조성물 |
JP5052491B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2012-10-17 | 日本ポリプロ株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物およびそれからなるブロー成形体 |
CN105292028A (zh) * | 2015-10-10 | 2016-02-03 | 广东东箭汽车用品制造有限公司 | 一种聚乙烯吹塑成型汽车防护杠及其表面涂装方法 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP19457189A patent/JP2711571B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000039269A (ko) * | 1998-12-11 | 2000-07-05 | 남창우 | 무광특성, 내충격성 및 감촉성이 우수한 폴리올레핀 수지조성물 및 이의 제품 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359049A (ja) | 1991-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3031142B2 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
US9758657B2 (en) | Mineral-filled polypropylene composition | |
US20170335098A1 (en) | Non-painting metallic polypropylene resin composition | |
EP0069479A1 (en) | Thermoplastic resin composition | |
EP0663937B1 (en) | Thermoplastic olefins with low viscosity | |
GB2161490A (en) | Propylene-ethylene copolymer base resin composition for molding purposes | |
JP2711571B2 (ja) | 大型ブロー成形品用ポリオレフィン組成物 | |
US5763520A (en) | Polypropylene bumper cover composition | |
CN108570203B (zh) | 聚丙烯树脂组合物及其成型产品 | |
JPS646656B2 (ja) | ||
JPS6038448A (ja) | ポリオレフイン組成物 | |
JP2711570B2 (ja) | ポリオレフィン組成物 | |
JP3119511B2 (ja) | 自動車用樹脂組成物 | |
KR20100118664A (ko) | 플로우마크 억제특성을 갖는 폴리프로필렌 수지 조성물 | |
JPH07157627A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS59199740A (ja) | ポリオレフイン組成物 | |
JP3119512B2 (ja) | 自動車用樹脂組成物 | |
KR19980067272A (ko) | 자동차 외장재용 복합 탄성수지 조성물 | |
JP3184268B2 (ja) | 自動車外装用樹脂組成物 | |
KR100448121B1 (ko) | 폴리프로필렌 수지 조성물 | |
JPH05295225A (ja) | 自動車用樹脂組成物 | |
JPS62256856A (ja) | ポリプロピレン組成物 | |
JP3352815B2 (ja) | ブロー成形用樹脂組成物及びそれからなる塗装樹脂成形体 | |
JP2889045B2 (ja) | 自動車用樹脂組成物 | |
US20240174847A1 (en) | Polypropylene composite resin composition and a molded article containing the same |