JP2710728B2 - 発熱物体の位置検出装置 - Google Patents

発熱物体の位置検出装置

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JP2710728B2
JP2710728B2 JP4080235A JP8023592A JP2710728B2 JP 2710728 B2 JP2710728 B2 JP 2710728B2 JP 4080235 A JP4080235 A JP 4080235A JP 8023592 A JP8023592 A JP 8023592A JP 2710728 B2 JP2710728 B2 JP 2710728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばホットストリ
ップミル設備において走行するストリップのごとき発熱
物体の先端や尾端が、目標位置に到達したことを検出す
る発熱物体の位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の発熱物体の位置検出装置を
適用した熱間薄板圧延設備の粗工程の一部を示す概念図
であり、図において、1は発熱物体としてのストリッ
プ、2はストリップ1を載せて搬送する搬送テーブルロ
ーラ、3は搬送テーブルローラ2の1つに取り付けられ
た搬送距離検出器、4は熱金属検出器(以下、HMDと
いう)、5はエッジャー、6はストリップ1を圧延加工
する圧延機である。
【0003】次に動作について説明する。いま、HMD
4とエッジャー5との間の物理的距離Xを目標距離とす
る。そして、ストリップ1の先端がエッジャー5の中心
位置に到達したことを検出する場合には、ストリップ1
を搬送テーブル2の上にエッジャー5に向かって走行さ
せる。
【0004】そして、HMD4にて所定の温度のストリ
ップ1を検出したタイミングで、搬送距離検出器3によ
るストリップ1の搬送量検出をスタートさせ、搬送距離
検出器3の検出値が目標距離Xと同じ値となったとき、
ストリップ1の先端がエッジャー5の中心位置に到達し
たと判断する。なお、上記発熱物体の位置検出装置に関
連するものとして、例えば、特開昭49−14145号
公報に記載された熱材位置検出装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の発熱物体の位置
検出装置は以上のように構成されているので、ストリッ
プ1の温度の違いにより、HMD4の検出タイミングが
ばらつき、また、このばらつきを補正する構成となって
いないために、結果的に、ストリップ1の上記エッジャ
ー5等への到達位置に誤差を生じるなどの問題点があっ
た。
【0006】例えば、ストリップ1の温度が900℃
で、その先端がHMD4の直下に来た時に上記検出タイ
ミングを発生するものとした場合には、1000℃のス
トリップ1の先端がHMD4の直下に来る以前(直下よ
り例えば距離L手前)に、HMD4は検出タイミングを
発生してしまい、上記のように到達位置に誤差を生じて
しまう。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ストリップの温度の違いによる
HMDの検出タイミングのばらつきを補正し、これによ
って、ストリップの到達位置を十分な精度で検出するこ
とができる発熱物体の位置検出装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る発熱物体
の位置検出装置は、走行する設定温度の発熱物体が熱金
属検出器の直下に来たとき検出タイミングを発生する搬
送距離検出器と、上記熱金属検出器の上流側に設けられ
て、走行する上記発熱物体の温度を検出する温度計と、
予め設定された上記発熱物体の温度の違いによる上記検
出タイミングのずれに従って、上記温度計により得た温
度に対するずれを補正値として求める補正距離演算部と
を設け、目標距離設定部によって、上記補正値に上記発
熱物体が目的位置に到達するまでの物理距離を加算させ
ることにより、正規の目標距離を設定し、上記設定され
た目標距離と上記搬送距離検出器が出力する発熱物体の
搬送量とを比較器で比較し、一致したとき、上記発熱物
体が目標位置に到達したと判断できるようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明における補正距離演算部は、HMDの
上流に設置される温度計の温度信号により、予め発熱物
体の検出タイミング(距離)の補正値を算出しておき、
さらに目標距離設定部で設定した物理距離+補正値を目
標距離として、搬送距離量が目標距離に達したか否かを
判断することにより、発熱物体の温度の違いに影響され
ることなく位置検出を行えるようにする。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1は発熱物体としてのストリッ
プ、2はストリップ1を載せて搬送する搬送テーブルロ
ーラ、3は搬送テーブルローラ2の1つに取り付けられ
た搬送距離検出器、4は熱金属検出器(以下、HMDと
いう)、5はエッジャー、6はストリップ1を圧延加工
する圧延機、7はHMD4の上流側に設けられた温度計
である。
【0011】また、8はHMD4が感知した温度と、こ
のHMD4の直下からストリップ1の先端までの補正距
離(ずれ)との関係を実測値に基づいて予め求めたデー
タ(グラフ)にしたがって、上記温度計7の計測温度に
対応する距離を求める補正距離演算部、9は予め設定さ
れた上記の目標距離としての物理距離Xと補正距離Lと
を加算する目標距離設定部である。
【0012】さらに、10は搬送距離検出器3によるス
トリップ検出搬送量が目標距離(X+L)に達したか否
かを判定する比較器である。また、図2は補正距離演算
部8に設定されたストリップ温度−検出タイミング特性
を示す上記グラフである。
【0013】次に動作について説明する。いま、HMD
4のストリップ温度−検出タイミング特性が、温度90
0℃の時に、ストリップ1の先端がHMD4の直下で検
出タイミングを発生するものとする。
【0014】そこで、そのストリップ1の先端が温度計
7の直下を通過したとき、1000℃を検出したとする
と、補正距離演算部8が図2に示すストリップ温度−検
出タイミング特性図より、HMD4の直下よりL手前で
検出タイミングが発生したことを検出する。従って、こ
のLの値を補正値として、目標距離設定部9はHMD4
とエッジャー5との間の物理距離Xとを加算し、この加
算値を目標距離として設定しておく。
【0015】この後、HMD4にてストリップ1を検出
したタイミングで、搬送距離検出器3によるストリップ
1の搬送量検出をスタートさせ、搬送距離検出器3の検
出値が、比較器10において目標距離(X+L)と同じ
値となったと判定されたとき、ストリップ1の先端がエ
ッジャー5の中心位置に到達したと判断することにな
る。
【0016】実施例2.なお、上記実施例ではストリッ
プ1の先端がエッジャー5の中心位置に到達したことを
検出するものを示したが、ストリップ1の尾端がエッジ
ャー5の中心位置に到達したことを検出する場合にも適
用でき、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0017】実施例3.また、上記実施例では、物理距
離Xに補正値Lを加えるものを示したが、ストリップ1
の先端が温度計直下通過時の温度値により、搬送距離検
出器3の検出開始時の値に補正を加え、また、ストリッ
プ1の尾端が温度計直下通過時の温度値により、搬送距
離検出器3の検出終了時の値に補正を加えることによ
り、精度の高いストリップの全長計測を行うこともでき
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば走行す
る設定温度の発熱物体が熱金属検出器の直下に来たとき
検出タイミングを発生する搬送距離検出器と、上記熱金
属検出器の上流側に設けられて、走行する上記発熱物体
の温度を検出する温度計と、予め設定された上記発熱物
体の温度の違いによる上記検出タイミングのずれに従っ
て、上記温度計により得た温度に対するずれを補正値と
して求める補正距離演算部とを設け、目標距離設定部に
よって、上記補正値に上記発熱物体が目的位置に到達す
るまでの物理距離を加算させることにより、正規の目標
距離を設定し、上記設定された目標距離と上記搬送距離
検出器が出力する発熱物体の搬送量とを比較器で比較
し、一致したとき、上記発熱物体が目標位置に到達した
と判断できるように構成したので、発熱物体の温度変化
にかかわらず、走行中のこの発熱物体の位置を高精度
に、かつ安定に検出でき、従って、エッジャーによる自
動板幅制御や、クロップシャーによるストリップの先
端,尾端の位置検出を精度よく実施できるものが得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による発熱物体の位置検出
装置を示す構成図である。
【図2】この発明における補正距離演算部に設定される
ストリップ温度−検出タイミング特性図である。
【図3】従来の発熱物体の位置検出装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ストリップ(発熱物体) 3 搬送距離検出器 4 HMD(熱金属検出器) 7 温度計 8 補正距離演算部 9 目標距離設定部 10 比較器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する設定温度の発熱物体が熱金属検
    出器の直下に来たとき検出タイミングを発生する搬送距
    離検出器と、上記熱金属検出器の上流側に設けられて、
    走行する上記発熱物体の温度を検出する温度計と、予め
    設定された上記発熱物体の温度の違いによる上記検出タ
    イミングのずれに従って、上記温度計により得た温度に
    対するずれを補正値として求める補正距離演算部と、上
    記補正値に上記発熱物体が目的位置に到達するまでの物
    理距離を加算することにより、正規の目標距離を設定す
    る目標距離設定部と、上記設定された目標距離と上記搬
    送距離検出器が出力する発熱物体の搬送量とを比較し、
    一致したとき、上記発熱物体が目標位置に到達したと判
    断できるようにする比較器とを備えた発熱物体の位置検
    出装置。
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