JPH08221379A - プロセス制御パラメ−タの学習方法 - Google Patents
プロセス制御パラメ−タの学習方法Info
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- JPH08221379A JPH08221379A JP2310495A JP2310495A JPH08221379A JP H08221379 A JPH08221379 A JP H08221379A JP 2310495 A JP2310495 A JP 2310495A JP 2310495 A JP2310495 A JP 2310495A JP H08221379 A JPH08221379 A JP H08221379A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定器の誤差による設定計算誤差の低減。変
形抵抗学習エラ−の低減。圧延荷重推定精度の向上。圧
延成品精度の向上。 【構成】 実績値(測定値)を使用して学習更新するモ
デル誤差学習パラメ−タの学習ゲインを対象プロセスの
特性変化に追従できる最低限に小さいものとし、該学習
値パラメ−タをモデル誤差学習値格納ファイルに保存。
該学習パラメ−タと数学モデルから操業条件下における
真の測定値を予測計算し、その値と実績値との差を計算
し、その差を測定器の測定誤差として学習計算して測定
誤差学習値格納ファイルに保存。材料加工直前に行なう
設定計算時に、モデル誤差学習値と測定誤差学習値の両
者を使用して設定値を計算。モデル誤差学習値は材料毎
に学習更新し永続的に設定計算に使用。測定誤差学習値
は測定器の校正直後にリセットスタ−ト。
形抵抗学習エラ−の低減。圧延荷重推定精度の向上。圧
延成品精度の向上。 【構成】 実績値(測定値)を使用して学習更新するモ
デル誤差学習パラメ−タの学習ゲインを対象プロセスの
特性変化に追従できる最低限に小さいものとし、該学習
値パラメ−タをモデル誤差学習値格納ファイルに保存。
該学習パラメ−タと数学モデルから操業条件下における
真の測定値を予測計算し、その値と実績値との差を計算
し、その差を測定器の測定誤差として学習計算して測定
誤差学習値格納ファイルに保存。材料加工直前に行なう
設定計算時に、モデル誤差学習値と測定誤差学習値の両
者を使用して設定値を計算。モデル誤差学習値は材料毎
に学習更新し永続的に設定計算に使用。測定誤差学習値
は測定器の校正直後にリセットスタ−ト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュ−タを用いる
製造プロセスの設定制御に関し、製造プロセスにおける
数学モデルを用いるプロセス条件の自動設定と該数学モ
デルの学習更新に関する。
製造プロセスの設定制御に関し、製造プロセスにおける
数学モデルを用いるプロセス条件の自動設定と該数学モ
デルの学習更新に関する。
【0002】
【従来の技術】材料特性モデルの学習は、その学習計算
に必要となる実績値には測定誤差は無い事を大前提に、
同モデルでは表現できない複雑な操業条件変化に対する
誤差を吸収する事を目的に、測定器での測定結果を真値
とし、同一条件における材料特性モデルの推定(計算)
値との差を零ならしめる様な学習値を計算し、その学習
値と今までの累積学習値とを指数平滑して新たな累積学
習値として所定の学習テ−ブルに保存しておき、次に加
工される材料の材料特性を推定する時に材料特性モデル
の補正値として使われる。
に必要となる実績値には測定誤差は無い事を大前提に、
同モデルでは表現できない複雑な操業条件変化に対する
誤差を吸収する事を目的に、測定器での測定結果を真値
とし、同一条件における材料特性モデルの推定(計算)
値との差を零ならしめる様な学習値を計算し、その学習
値と今までの累積学習値とを指数平滑して新たな累積学
習値として所定の学習テ−ブルに保存しておき、次に加
工される材料の材料特性を推定する時に材料特性モデル
の補正値として使われる。
【0003】例えば、製鐵所の熱延工場における熱延仕
上スタンドのコンピュ−タによる圧延自動設定システム
においては、圧延スタンドに圧延材が噛み込む以前の設
定計算において圧延荷重を特定(算出)する場合、その
モデル式から計算された値をその学習値で補正して求め
る。
上スタンドのコンピュ−タによる圧延自動設定システム
においては、圧延スタンドに圧延材が噛み込む以前の設
定計算において圧延荷重を特定(算出)する場合、その
モデル式から計算された値をその学習値で補正して求め
る。
【0004】この学習値は当該材(目下圧延しようとす
る材料;圧延対象材)の層別条件を判断して、該当する
学習テ−ブルから取り出してくる。
る材料;圧延対象材)の層別条件を判断して、該当する
学習テ−ブルから取り出してくる。
【0005】これ以降、上記圧延荷重推定値に見合った
ミルストレッチを計算し、ミルストレッチの学習値であ
るゲ−ジメ−タエラ−学習値などから最終的に各仕上ス
タンド圧下位置を決定する。
ミルストレッチを計算し、ミルストレッチの学習値であ
るゲ−ジメ−タエラ−学習値などから最終的に各仕上ス
タンド圧下位置を決定する。
【0006】次に、当該圧延材の仕上スタンドでの圧延
後、圧延荷重測定器で測定された圧延荷重実績値を用い
て、この条件下におけるミルストレッチ推定誤差の学習
すなわちゲ−ジメ−タエラ−学習を行ない、続いて圧延
荷重の推定誤差の学習計算を行う。
後、圧延荷重測定器で測定された圧延荷重実績値を用い
て、この条件下におけるミルストレッチ推定誤差の学習
すなわちゲ−ジメ−タエラ−学習を行ない、続いて圧延
荷重の推定誤差の学習計算を行う。
【0007】この学習は、圧延荷重測定器で測定された
圧延荷重実績値を同一圧延条件下におけるモデル式から
得られる圧延荷重計算値で除して求め、その値と過去の
圧延で既に学習されている学習値(以降、累積学習値)
とを学習ゲインで指数平滑することにより新たな累積学
習値を得る。
圧延荷重実績値を同一圧延条件下におけるモデル式から
得られる圧延荷重計算値で除して求め、その値と過去の
圧延で既に学習されている学習値(以降、累積学習値)
とを学習ゲインで指数平滑することにより新たな累積学
習値を得る。
【0008】そして、層別された学習テ−ブルに格納し
て保存し、次に加工される材料の材料特性を推定する時
に材料特性モデルの補正値として使われる。
て保存し、次に加工される材料の材料特性を推定する時
に材料特性モデルの補正値として使われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の学習計算は、そ
の学習計算に必要となる実績値には測定誤差が無い事を
大前提に、同モデルでは表現できない複雑な操業条件変
化に対する誤差の補正値を計算していた。
の学習計算に必要となる実績値には測定誤差が無い事を
大前提に、同モデルでは表現できない複雑な操業条件変
化に対する誤差の補正値を計算していた。
【0010】しかし、測定器には必ず測定誤差が存在す
る。そして測定器によっては、その測定器に現れる誤差
の変動は大きく急峻で、かつ時間とともに不定に変化す
るため、一定期間毎に必ずキャリブレ−ション(零点調
整又は出力特性の修正)が必要となる。
る。そして測定器によっては、その測定器に現れる誤差
の変動は大きく急峻で、かつ時間とともに不定に変化す
るため、一定期間毎に必ずキャリブレ−ション(零点調
整又は出力特性の修正)が必要となる。
【0011】従って、このような、測定値に大きな誤差
を含み、かつその誤差が急峻で不定に発生するような場
合の材料特性モデル学習においては、本来の目的である
材料特性モデルそのものの誤差を吸収する材料特性モデ
ル学習機能だけでは、材料特性モデル学習値に測定誤差
の影響が含まれ異常値となってしまう。
を含み、かつその誤差が急峻で不定に発生するような場
合の材料特性モデル学習においては、本来の目的である
材料特性モデルそのものの誤差を吸収する材料特性モデ
ル学習機能だけでは、材料特性モデル学習値に測定誤差
の影響が含まれ異常値となってしまう。
【0012】例えば、熱間圧延における圧延荷重学習を
行う際に使用する圧延荷重の測定器に例えばドリフト
(零点の変動)が発生して、真の圧延荷重に大きく急峻
なバイアスが加わり、かつそのバイアスが時間とともに
変化する様な場合、そのドリフトが圧延荷重実績値に含
まれてしまうため、従来方式の学習では本来のモデル誤
差にそのドリフトによる誤差が加わって学習されてしま
う。
行う際に使用する圧延荷重の測定器に例えばドリフト
(零点の変動)が発生して、真の圧延荷重に大きく急峻
なバイアスが加わり、かつそのバイアスが時間とともに
変化する様な場合、そのドリフトが圧延荷重実績値に含
まれてしまうため、従来方式の学習では本来のモデル誤
差にそのドリフトによる誤差が加わって学習されてしま
う。
【0013】この結果、それまで数千本の圧延結果から
学習された信頼できる累積学習値が異常値となってしま
う。
学習された信頼できる累積学習値が異常値となってしま
う。
【0014】なお、測定器のキャリブレ−ションまでの
設定計算における圧延荷重予測では、真の圧延荷重を推
定するのではなく、測定器に現れるであろう荷重すなわ
ち、ドリフトを含んだ誤った圧延荷重を推定(計算)し
てやる必要があるため、上記の累積学習値がドリフト分
を含んだ異常値であってもこの時点では成品厚み精度の
悪化を招く事にはならない。
設定計算における圧延荷重予測では、真の圧延荷重を推
定するのではなく、測定器に現れるであろう荷重すなわ
ち、ドリフトを含んだ誤った圧延荷重を推定(計算)し
てやる必要があるため、上記の累積学習値がドリフト分
を含んだ異常値であってもこの時点では成品厚み精度の
悪化を招く事にはならない。
【0015】この理由は、成品厚み精度向上のため、従
来から行われているもう一つの学習機能であるゲ−ジメ
−タエラ−学習にて補償されるからである。すなわち、
ゲ−ジメ−タエラ−学習では、異常実績荷重であって
も、それを正として成品厚み誤差補正学習値を計算する
ため、この時点の設定計算時の圧延荷重推定では荷重推
定値をドリフトによるバイアスが加わった荷重実績に合
致させれば、ドリフトによる成品厚み誤差発生をゲ−ジ
メ−タエラ−学習値が補償することになる。
来から行われているもう一つの学習機能であるゲ−ジメ
−タエラ−学習にて補償されるからである。すなわち、
ゲ−ジメ−タエラ−学習では、異常実績荷重であって
も、それを正として成品厚み誤差補正学習値を計算する
ため、この時点の設定計算時の圧延荷重推定では荷重推
定値をドリフトによるバイアスが加わった荷重実績に合
致させれば、ドリフトによる成品厚み誤差発生をゲ−ジ
メ−タエラ−学習値が補償することになる。
【0016】しかし、圧延荷重測定器はある周期でキャ
リブレ−ションして使用され、そのキャリブレ−ション
後は再び不定期にかつ上記学習した時点でのドリフト量
とは異なる不定なドリフト量が発生するため、この時点
における設定計算にキャリブレ−ション以前に学習され
た異常な累積学習値を使用して圧延荷重を特定(算出)
すると、実績圧延荷重とは大きく異なる圧延荷重を推定
(計算)してしまい、成品厚み精度を悪化させる結果と
なる。
リブレ−ションして使用され、そのキャリブレ−ション
後は再び不定期にかつ上記学習した時点でのドリフト量
とは異なる不定なドリフト量が発生するため、この時点
における設定計算にキャリブレ−ション以前に学習され
た異常な累積学習値を使用して圧延荷重を特定(算出)
すると、実績圧延荷重とは大きく異なる圧延荷重を推定
(計算)してしまい、成品厚み精度を悪化させる結果と
なる。
【0017】従って、本発明は測定器の大きく急峻な測
定誤差が当該学習値に悪影響を及ぼす問題を解決し、か
つ成品精度を補償するために、時間と共に不定に変化す
る測定器測定誤差の学習方法を提供する事を課題とす
る。
定誤差が当該学習値に悪影響を及ぼす問題を解決し、か
つ成品精度を補償するために、時間と共に不定に変化す
る測定器測定誤差の学習方法を提供する事を課題とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】製造プロセスのコンピュ
−タ制御システムに、所定の成品目標を狙って製造設備
の設定値を計算するための数学モデルを有し、製造設備
に材料が加工される以前に、該モデルで設定値を算出し
て設定し、加工後の実績値からその数学モデルの学習を
行い、その学習値を操業条件毎に層別した学習テ−ブル
に格納し、以後の材料に対する数学モデルの精度アップ
を図る、学習パラメ−タを用いるプロセス制御方法にお
いて、測定器から得られる実績値を使用して学習される
モデル誤差学習パラメ−タの、測定器の測定誤差に対す
る急峻な追随を押さえるために、モデル誤差学習ゲイン
を対象プロセスの特性変化に追従できる最低限の値にし
て実行させ、所定のモデル誤差学習値格納ファイルに保
存し、そのモデル誤差学習値と数学モデルから操業条件
下における真の測定値を予測計算し、その予測計算値と
測定器の測定誤差を含んでいる実績値との差を計算し、
その差を測定器の測定誤差として学習計算して所定の測
定器測定誤差学習値格納ファイルに保存し、材料が加工
される直前に行われる製造設備の設定計算時に、モデル
誤差学習値と測定器測定誤差学習値の両者を使用して該
設定値を計算し、モデル誤差学習値は、材料毎に上記学
習方式にて更新し、永続的に設定計算に使用し、測定器
測定誤差学習値はその測定器のキャリブレ−ションまで
は継続使用させ、キャリブレ−ション後はリセットスタ
ートさせる、事を特徴とする。
−タ制御システムに、所定の成品目標を狙って製造設備
の設定値を計算するための数学モデルを有し、製造設備
に材料が加工される以前に、該モデルで設定値を算出し
て設定し、加工後の実績値からその数学モデルの学習を
行い、その学習値を操業条件毎に層別した学習テ−ブル
に格納し、以後の材料に対する数学モデルの精度アップ
を図る、学習パラメ−タを用いるプロセス制御方法にお
いて、測定器から得られる実績値を使用して学習される
モデル誤差学習パラメ−タの、測定器の測定誤差に対す
る急峻な追随を押さえるために、モデル誤差学習ゲイン
を対象プロセスの特性変化に追従できる最低限の値にし
て実行させ、所定のモデル誤差学習値格納ファイルに保
存し、そのモデル誤差学習値と数学モデルから操業条件
下における真の測定値を予測計算し、その予測計算値と
測定器の測定誤差を含んでいる実績値との差を計算し、
その差を測定器の測定誤差として学習計算して所定の測
定器測定誤差学習値格納ファイルに保存し、材料が加工
される直前に行われる製造設備の設定計算時に、モデル
誤差学習値と測定器測定誤差学習値の両者を使用して該
設定値を計算し、モデル誤差学習値は、材料毎に上記学
習方式にて更新し、永続的に設定計算に使用し、測定器
測定誤差学習値はその測定器のキャリブレ−ションまで
は継続使用させ、キャリブレ−ション後はリセットスタ
ートさせる、事を特徴とする。
【0019】
【作用】測定器に大きな誤差を含み、かつその誤差の変
動が急峻で不定に発生するような場合の材料特性モデル
学習においては、本来の目的である材料特性モデルその
ものの誤差を吸収する材料特性モデル学習機能の他に測
定器の測定誤差学習機能を新たに設けて、操業条件変化
に対するモデル誤差に測定器の測定誤差の影響が及ぶの
を最小に抑える。
動が急峻で不定に発生するような場合の材料特性モデル
学習においては、本来の目的である材料特性モデルその
ものの誤差を吸収する材料特性モデル学習機能の他に測
定器の測定誤差学習機能を新たに設けて、操業条件変化
に対するモデル誤差に測定器の測定誤差の影響が及ぶの
を最小に抑える。
【0020】材料特性モデルの学習は、測定器での測定
結果を真値とし、同一条件における材料特性モデルの推
定(計算)値との差を零ならしめる様な学習値を計算
し、その学習値といままでの累積学習値とを指数平滑し
て新たな累積学習値として所定の学習テ−ブルに保存し
ておき、次に加工される材料特性を推定する時に材料特
性モデルの補正値として使う。但し、この時の学習ゲイ
ンは、加工される材料特性の操業条件変化に対する変動
は緩やかであるという原則に従って、測定器の測定誤差
に急峻に追随することのないように、プロセスの特性変
化に追随できる最低限の値、例えば0.02とする。そ
して、この材料モデル学習値は材料特性モデルが変わる
事の無い限り、永続的に使用する。
結果を真値とし、同一条件における材料特性モデルの推
定(計算)値との差を零ならしめる様な学習値を計算
し、その学習値といままでの累積学習値とを指数平滑し
て新たな累積学習値として所定の学習テ−ブルに保存し
ておき、次に加工される材料特性を推定する時に材料特
性モデルの補正値として使う。但し、この時の学習ゲイ
ンは、加工される材料特性の操業条件変化に対する変動
は緩やかであるという原則に従って、測定器の測定誤差
に急峻に追随することのないように、プロセスの特性変
化に追随できる最低限の値、例えば0.02とする。そ
して、この材料モデル学習値は材料特性モデルが変わる
事の無い限り、永続的に使用する。
【0021】測定器測定誤差学習機能は、測定器で測定
した実績値と、同一条件において、上記材料特性モデル
の学習計算にて求めた累積学習値を使って材料特性モデ
ルから推定(計算)した値との差を、今回の材料加工に
おける測定器測定誤差学習値とし、その学習値といまま
での累積学習値とを指数平滑して新たな累積測定器測定
誤差学習値として次に加工される材料の材料特性を推定
する時に使える様に、所定の学習テ−ブルに格納してお
く。この時の学習ゲインは、測定器に現れる誤差の変動
は大きく急峻で、かつ時間とともに変化するという原則
に従って、測定器の測定誤差に急峻に追随するように、
例えば0.7程度とする。そして、この測定器測定誤差
学習値はその測定器のキャリブレ−ションまでは継続使
用させ、キャリブレ−ション後はリセットスタ−トさせ
る。すなわち初期値(例えば0)として、それから新た
に学習更新させる。
した実績値と、同一条件において、上記材料特性モデル
の学習計算にて求めた累積学習値を使って材料特性モデ
ルから推定(計算)した値との差を、今回の材料加工に
おける測定器測定誤差学習値とし、その学習値といまま
での累積学習値とを指数平滑して新たな累積測定器測定
誤差学習値として次に加工される材料の材料特性を推定
する時に使える様に、所定の学習テ−ブルに格納してお
く。この時の学習ゲインは、測定器に現れる誤差の変動
は大きく急峻で、かつ時間とともに変化するという原則
に従って、測定器の測定誤差に急峻に追随するように、
例えば0.7程度とする。そして、この測定器測定誤差
学習値はその測定器のキャリブレ−ションまでは継続使
用させ、キャリブレ−ション後はリセットスタ−トさせ
る。すなわち初期値(例えば0)として、それから新た
に学習更新させる。
【0022】このように、従来からの材料特性モデル学
習機能をそのまま踏襲しつつモデル学習ゲインを対象プ
ロセスの特性変化に追随できる最低限の値にして実行さ
せて測定器の測定誤差に急峻に追随することによる材料
特性モデル学習値の異常学習を防ぎ、一方で、本発明の
最も特徴とする測定器測定誤差学習機能により測定器の
測定誤差を速やかに吸収し、測定器のキャリブレ−ショ
ンまでの設定計算における材料特性予測では、この測定
器測定誤差学習値と材料特性モデル学習値にて、測定器
に現れるであろう値すなわち、誤差を含めた材料特性値
の推定(計算)精度を上げ、測定器のキャリブレ−ショ
ン後は、この測定器測定誤差学習値をリセットすること
により、キャリブレ−ション前の測定器測定誤差の影響
を断つことにより、目的とする材料の成品精度向上を実
現させる。
習機能をそのまま踏襲しつつモデル学習ゲインを対象プ
ロセスの特性変化に追随できる最低限の値にして実行さ
せて測定器の測定誤差に急峻に追随することによる材料
特性モデル学習値の異常学習を防ぎ、一方で、本発明の
最も特徴とする測定器測定誤差学習機能により測定器の
測定誤差を速やかに吸収し、測定器のキャリブレ−ショ
ンまでの設定計算における材料特性予測では、この測定
器測定誤差学習値と材料特性モデル学習値にて、測定器
に現れるであろう値すなわち、誤差を含めた材料特性値
の推定(計算)精度を上げ、測定器のキャリブレ−ショ
ン後は、この測定器測定誤差学習値をリセットすること
により、キャリブレ−ション前の測定器測定誤差の影響
を断つことにより、目的とする材料の成品精度向上を実
現させる。
【0023】図9に本発明の概念図を示す。図9の
(a)は材料の実績デ−タを基に行う材料特性モデル学
習と測定器測定誤差学習の概念を示し、図9の(b)は
次に加工される材料の材料特性値計算の概念を示す。
(a)は材料の実績デ−タを基に行う材料特性モデル学
習と測定器測定誤差学習の概念を示し、図9の(b)は
次に加工される材料の材料特性値計算の概念を示す。
【0024】
【実施例】熱間圧延(製造プロセス)の圧延条件(製造
パラメ−タ)の計算と設定に関して、以下に説明する。
図1に圧延機の設定計算が実行される時の、圧延状態図
を示すが、図1の(a)に示すように、圧延材(材料)
6の頭部が粗圧延機3を抜けて、出側の温度計4にてそ
の温度が計測されると、統括制御コンピュ−タ1の中
で、圧延材6の仕上圧延機群5に対する圧延設定値を計
算するための設定計算プログラムが実行される。
パラメ−タ)の計算と設定に関して、以下に説明する。
図1に圧延機の設定計算が実行される時の、圧延状態図
を示すが、図1の(a)に示すように、圧延材(材料)
6の頭部が粗圧延機3を抜けて、出側の温度計4にてそ
の温度が計測されると、統括制御コンピュ−タ1の中
で、圧延材6の仕上圧延機群5に対する圧延設定値を計
算するための設定計算プログラムが実行される。
【0025】統括制御コンピュ−タ1の機能構成の概要
を図2に示し、設定計算プログラムに従った設定計算の
内容概略は、図3に示す。設定計算プログラムにより計
算された仕上圧延機群5に対する設定値例えば、各スタ
ンド圧下位置や圧延速度は、統括制御コンピュ−タ1か
ら伝送回路7(図1)を経て設定制御装置2に伝送さ
れ、そこから実際の設定が行われる。
を図2に示し、設定計算プログラムに従った設定計算の
内容概略は、図3に示す。設定計算プログラムにより計
算された仕上圧延機群5に対する設定値例えば、各スタ
ンド圧下位置や圧延速度は、統括制御コンピュ−タ1か
ら伝送回路7(図1)を経て設定制御装置2に伝送さ
れ、そこから実際の設定が行われる。
【0026】次に、図3を参照して設定計算を説明す
る。まず、出側の温度計4にて圧延材6の温度が計測さ
れたタイミングで、設定計算が起動され、図3に示すF
11からF17の機能を実行する。まず、F11では、
当該材の目標厚みや含有成分などの初期デ−タを読込
み、F12で各スタンド出側板厚を計算し、F13で各
スタンドを通過する圧延材6(ストリップ)の温度予測
や圧延機速度を計算し、F14で各スタンドを通過する
圧延材6の変形抵抗値を計算し、F15にて各スタンド
圧延荷重を計算し、F16にてスタンドミルストレッチ
(ミルの弾性変形量)を計算し、F17で各スタンドF
1,F2,・・・(図1)の圧下位置を計算してその処
理を終える。
る。まず、出側の温度計4にて圧延材6の温度が計測さ
れたタイミングで、設定計算が起動され、図3に示すF
11からF17の機能を実行する。まず、F11では、
当該材の目標厚みや含有成分などの初期デ−タを読込
み、F12で各スタンド出側板厚を計算し、F13で各
スタンドを通過する圧延材6(ストリップ)の温度予測
や圧延機速度を計算し、F14で各スタンドを通過する
圧延材6の変形抵抗値を計算し、F15にて各スタンド
圧延荷重を計算し、F16にてスタンドミルストレッチ
(ミルの弾性変形量)を計算し、F17で各スタンドF
1,F2,・・・(図1)の圧下位置を計算してその処
理を終える。
【0027】この実施例では本発明は、上記設定計算の
各処理のうちF15の、各スタンドの圧延荷重計算に実
施される。
各処理のうちF15の、各スタンドの圧延荷重計算に実
施される。
【0028】図5に各スタンドの変形抵抗計算の詳細を
示す。この処理は従来方式と何ら変わるところは無いが
以降の説明の理解を深める一助として付記する。すなわ
ちF30で全仕上スタンドに対する当該圧延材6の変形
抵抗学習値を該当学習ファイルから取り出し、F31か
らF34のル−プで各スタンド変形抵抗を計算する。
尚、F32で使用している変形抵抗(KFMcal)の
モデルは、美坂の変形抵抗式や志田の変形抵抗式を使用
する。
示す。この処理は従来方式と何ら変わるところは無いが
以降の説明の理解を深める一助として付記する。すなわ
ちF30で全仕上スタンドに対する当該圧延材6の変形
抵抗学習値を該当学習ファイルから取り出し、F31か
らF34のル−プで各スタンド変形抵抗を計算する。
尚、F32で使用している変形抵抗(KFMcal)の
モデルは、美坂の変形抵抗式や志田の変形抵抗式を使用
する。
【0029】図6に、各スタンドの圧延荷重計算の詳細
を示す。まず、F40で全仕上スタンドに対する当該圧
延材6の測定誤差学習値を該当学習ファイルから取り出
し、F42で各スタンド圧延荷重を計算する。全仕上ス
タンドに対する圧延荷重計算は、F41からF44のル
−プで行う。尚、F42で使用している圧下力関数(Q
P)のモデル式はHILLなどによる圧下力関数式を使
用する。
を示す。まず、F40で全仕上スタンドに対する当該圧
延材6の測定誤差学習値を該当学習ファイルから取り出
し、F42で各スタンド圧延荷重を計算する。全仕上ス
タンドに対する圧延荷重計算は、F41からF44のル
−プで行う。尚、F42で使用している圧下力関数(Q
P)のモデル式はHILLなどによる圧下力関数式を使
用する。
【0030】次に、圧延設定に用いた学習値の学習更新
を説明する。図1の(b)に学習更新が実行される時の
圧延状態図を示すが、この図において、圧延材6の頭部
が仕上圧延機5を抜けて、実績圧延荷重や圧延材の温度
など、学習更新計算に必要なデ−タが計測されると、統
括制御コンピュ−タ1の中で、学習計算が実行される。
学習計算の概略を、図4に示す。学習計算により計算さ
れた学習値例えば、各スタンドにおける変形抵抗学習値
は、図2の補助記憶装置8に格納される。
を説明する。図1の(b)に学習更新が実行される時の
圧延状態図を示すが、この図において、圧延材6の頭部
が仕上圧延機5を抜けて、実績圧延荷重や圧延材の温度
など、学習更新計算に必要なデ−タが計測されると、統
括制御コンピュ−タ1の中で、学習計算が実行される。
学習計算の概略を、図4に示す。学習計算により計算さ
れた学習値例えば、各スタンドにおける変形抵抗学習値
は、図2の補助記憶装置8に格納される。
【0031】図4を参照して、学習計算の内容を説明す
る。学習更新が起動されると、図4のF21からF27
の機能を実行する。まず、F21では、実績値などの妥
当性などをチェックし以降の処理を実施すべきかどうか
の判断を行い、妥当であれば、F22で圧延材6の幅学
習を行い、F23で各スタンドのゲ−ジメ−タ学習を行
い、F24で圧延材6の温度学習を行い、F25にて各
スタンド変形抵抗学習を行い、F26にて測定器測定誤
差学習計算を行い、F27にて各スタンド圧延トルク学
習を行って処理を終える。
る。学習更新が起動されると、図4のF21からF27
の機能を実行する。まず、F21では、実績値などの妥
当性などをチェックし以降の処理を実施すべきかどうか
の判断を行い、妥当であれば、F22で圧延材6の幅学
習を行い、F23で各スタンドのゲ−ジメ−タ学習を行
い、F24で圧延材6の温度学習を行い、F25にて各
スタンド変形抵抗学習を行い、F26にて測定器測定誤
差学習計算を行い、F27にて各スタンド圧延トルク学
習を行って処理を終える。
【0032】この実施例では本発明は、上記学習計算の
各処理のうちF25の各スタンド変形抵抗学習計算およ
びF26の各スタンド測定器測定誤差学習計算に実施さ
れる。
各処理のうちF25の各スタンド変形抵抗学習計算およ
びF26の各スタンド測定器測定誤差学習計算に実施さ
れる。
【0033】図7に、変形抵抗学習処理の内容を示す。
まず、F50で当該材の累積変形抵抗学習値を該当学習
ファイルから取り出し、F51からF56のル−プで当
該材の全仕上スタンドに対する変形抵抗学習計算を実行
する。F52では実圧延条件下の変形抵抗を計算する。
F53では変形抵抗実績値を計算する。F54では当該
材の変形抵抗学習値を計算する。F57では、上記学習
された変形抵抗学習値を該当する学習ファイルへ格納す
る。この図7に示す変形抵抗学習計算ロジックは、従来
から行われている方法と同様であるが、F54で使用す
る変形抵抗学習ゲインを0.02と、従来方式より10
分の1程度に小さくし、圧延荷重実績値に含まれる測定
器の測定誤差による変形抵抗学習値への急峻な影響を少
なくしている点が、従来方式と異なる特徴である。
まず、F50で当該材の累積変形抵抗学習値を該当学習
ファイルから取り出し、F51からF56のル−プで当
該材の全仕上スタンドに対する変形抵抗学習計算を実行
する。F52では実圧延条件下の変形抵抗を計算する。
F53では変形抵抗実績値を計算する。F54では当該
材の変形抵抗学習値を計算する。F57では、上記学習
された変形抵抗学習値を該当する学習ファイルへ格納す
る。この図7に示す変形抵抗学習計算ロジックは、従来
から行われている方法と同様であるが、F54で使用す
る変形抵抗学習ゲインを0.02と、従来方式より10
分の1程度に小さくし、圧延荷重実績値に含まれる測定
器の測定誤差による変形抵抗学習値への急峻な影響を少
なくしている点が、従来方式と異なる特徴である。
【0034】図8に、測定器測定誤差学習処理の内容を
示す。まず、F60で当該材の累積測定器測定誤差学習
値を該当学習ファイルから取り出し、F61からF66
のル−プで、当該材の全仕上スタンドに対する測定器測
定誤差学習計算を実行する。F62では単位幅当たりの
圧延荷重をモデル式から計算する。F63では実績圧延
荷重誤差を計算し、F64では当該材の測定器測定誤差
学習値を計算する。F67では上記学習計算された測定
器測定誤差学習値を該当する学習ファイルへ格納する。
この図8に示す測定器測定誤差学習計算ロジックは、従
来から行われている方法にはなく、本発明の最も特徴と
するところである。
示す。まず、F60で当該材の累積測定器測定誤差学習
値を該当学習ファイルから取り出し、F61からF66
のル−プで、当該材の全仕上スタンドに対する測定器測
定誤差学習計算を実行する。F62では単位幅当たりの
圧延荷重をモデル式から計算する。F63では実績圧延
荷重誤差を計算し、F64では当該材の測定器測定誤差
学習値を計算する。F67では上記学習計算された測定
器測定誤差学習値を該当する学習ファイルへ格納する。
この図8に示す測定器測定誤差学習計算ロジックは、従
来から行われている方法にはなく、本発明の最も特徴と
するところである。
【0035】本方式により、例えば表1に示すように、
本発明を実施したことにより大幅な変形抵抗値推定精度
悪化を防止する事が可能となる。
本発明を実施したことにより大幅な変形抵抗値推定精度
悪化を防止する事が可能となる。
【0036】
【表1】
【0037】表1は、圧延材頭部の目標成品厚に対する
実績厚みの誤差の±50μm以内的中率とその標準偏差
を示す。これは変形抵抗の学習値が測定器の測定誤差に
悪影響される事なく圧延荷重推定精度が安定したため、
実績厚みの誤差の±50μm以内的中率が向上した結果
である。尚、対象とする鋼種と成品サイズは以下のとお
りである: 鋼種:普通鋼 成品厚み:3.0mm≧成品厚み<4.0mm 成品幅:成品幅<1250mm。
実績厚みの誤差の±50μm以内的中率とその標準偏差
を示す。これは変形抵抗の学習値が測定器の測定誤差に
悪影響される事なく圧延荷重推定精度が安定したため、
実績厚みの誤差の±50μm以内的中率が向上した結果
である。尚、対象とする鋼種と成品サイズは以下のとお
りである: 鋼種:普通鋼 成品厚み:3.0mm≧成品厚み<4.0mm 成品幅:成品幅<1250mm。
【0038】
【発明の効果】材料特性モデル学習値が、測定器の測定
誤差に急峻に追随することによる異常学習が抑制され、
測定器測定誤差学習機能により測定器の測定誤差が速や
かに吸収され、測定器のキャリブレ−ションまでの設定
計算における材料特性予測では、この測定器測定誤差学
習値と材料特性モデル学習値にて測定器に現れるであろ
う値すなわち、誤差を含めた材料特性値の推定(計算)
精度が向上し、測定器のキャリブレ−ション後は、この
測定器測定誤差学習値をリセットするので、キャリブレ
−ション前の測定器測定誤差の影響が遮断され、目的と
する材料の成品精度が向上する。
誤差に急峻に追随することによる異常学習が抑制され、
測定器測定誤差学習機能により測定器の測定誤差が速や
かに吸収され、測定器のキャリブレ−ションまでの設定
計算における材料特性予測では、この測定器測定誤差学
習値と材料特性モデル学習値にて測定器に現れるであろ
う値すなわち、誤差を含めた材料特性値の推定(計算)
精度が向上し、測定器のキャリブレ−ション後は、この
測定器測定誤差学習値をリセットするので、キャリブレ
−ション前の測定器測定誤差の影響が遮断され、目的と
する材料の成品精度が向上する。
【図1】 本発明を一態様で実施する圧延プロセスを示
す側面図であり、(a)は圧延材6に関して、仕上スタ
ンドF1等の設定計算を開始する状態を示し、(b)は
学習値の計算と更新を行なう状態を示す。
す側面図であり、(a)は圧延材6に関して、仕上スタ
ンドF1等の設定計算を開始する状態を示し、(b)は
学習値の計算と更新を行なう状態を示す。
【図2】 図1に示す統括制御コンピュ−タ1の内部機
能を示すブロック図である。
能を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す統括制御コンピュ−タ1の設定計
算の概略を示すフロ−チャ−トである。
算の概略を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図1に示す統括制御コンピュ−タ1の学習値
算出の概略を示すフロ−チャ−トである。
算出の概略を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図3に示す変形抵抗計算F14の内容を示す
フロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
【図6】 図3に示す圧延荷重計算F15の内容を示す
フロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
【図7】 図4に示す変形抵抗学習計算F25の内容を
示すフロ−チャ−トである。
示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図4に示す測定器測定誤差学習計算F26の
内容を示すフロ−チャ−トである。
内容を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 本発明の概念を示すブロック図である。
1:統括制御コンピュ−タ 2:設定制
御装置 3:粗圧延機 4:温度計 5:仕上圧延機群 6:圧延材 7:伝送回路 8:補助記
憶装置
御装置 3:粗圧延機 4:温度計 5:仕上圧延機群 6:圧延材 7:伝送回路 8:補助記
憶装置
Claims (1)
- 【請求項1】 製造プロセスのコンピュ−タ制御システ
ムに、所定の成品目標を狙って製造設備の設定値を計算
するための数学モデルを有し、製造設備に材料が加工さ
れる以前に、該モデルで設定値を算出して設定し、加工
後の実績値からその数学モデルの学習を行い、その学習
値を操業条件毎に層別した学習テ−ブルに格納し、以後
の材料に対する数学モデルの精度アップを図る、学習パ
ラメ−タを用いるプロセス制御方法において、 測定器から得られる実績値を使用して学習されるモデル
誤差学習パラメ−タの、測定器の測定誤差に対する急峻
な追随を押えるために、モデル誤差学習ゲインを対象プ
ロセスの特性変化に追従できる最低限の値にして実行さ
せ、所定のモデル誤差学習値格納フアイルに保存し、 そのモデル誤差学習値と数学モデルから操業条件下にお
ける真の測定値を予測計算し、 その予測計算値と測定器の測定誤差を含んでいる実績値
との差を計算し、その差を測定器の測定誤差として学習
計算して所定の測定器測定誤差学習値格納フアイルに保
存し、 材料が加工される直前に行われる製造設備の設定計算時
に、モデル誤差学習値と測定器測定誤差学習値の両者を
使用して該設定値を計算し、 モデル誤差学習値は、材料毎に上記学習方式にて更新
し、永続的に設定計算に使用し、 測定器測定誤差学習値はその測定器のキャリブレ−ショ
ンまでは継続使用させ、キャリブレ−ション後はリセッ
トスタ−トさせる、事を特徴とする、プロセス制御パラ
メ−タの学習方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310495A JPH08221379A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | プロセス制御パラメ−タの学習方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310495A JPH08221379A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | プロセス制御パラメ−タの学習方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08221379A true JPH08221379A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12101162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2310495A Withdrawn JPH08221379A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | プロセス制御パラメ−タの学習方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08221379A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102686276A (zh) * | 2010-03-31 | 2012-09-19 | 三菱电机株式会社 | 粒子射线照射装置及粒子射线治疗装置 |
JP2021086283A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 横河電機株式会社 | 装置、方法およびプログラム |
US11960267B2 (en) | 2020-04-24 | 2024-04-16 | Yokogawa Electric Corporation | Control apparatus, control method, and storage medium |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2310495A patent/JPH08221379A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102686276A (zh) * | 2010-03-31 | 2012-09-19 | 三菱电机株式会社 | 粒子射线照射装置及粒子射线治疗装置 |
EP2554217A1 (en) * | 2010-03-31 | 2013-02-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Particle beam irradiation apparatus and particle beam treatment apparatus |
EP2554217A4 (en) * | 2010-03-31 | 2013-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | PARTICLE BEAM IRRADIATION APPARATUS AND PARTICLE BEAM PROCESSING APPARATUS |
CN102686276B (zh) * | 2010-03-31 | 2015-04-01 | 三菱电机株式会社 | 粒子射线照射装置及粒子射线治疗装置 |
JP2021086283A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 横河電機株式会社 | 装置、方法およびプログラム |
US11960267B2 (en) | 2020-04-24 | 2024-04-16 | Yokogawa Electric Corporation | Control apparatus, control method, and storage medium |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |