JP2710344B2 - 高度不飽和脂肪酸及びこれを含有する脂質の製造方法 - Google Patents

高度不飽和脂肪酸及びこれを含有する脂質の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は醗酵法による高度不飽和脂肪酸及びそれらを
含有する脂質の製造方法に関する。
〔従来技術〕
微生物を利用する高度不飽和脂肪酸の製造方法とし
て、様々な菌の利用が種々提案されているが、エキノス
ポランジウム(Echinosporangium)属による高度不飽和
脂肪酸の製造方法は知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明は、高度不飽和脂肪酸を生産する能力を
有することが知られていなかったエキノスポランジウム
属微生物を利用して、安価な常用の培地を用いて効率よ
く高度不飽和脂肪酸を製造する方法を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の目的を達成するため種々研究し
た結果、エキノスポランジウム属に属する微生物が高度
不飽和脂肪酸を生産する能力を有するという全く新しい
知見を得た。従って本発明は、エキノスポランジウム属
に属し、高度不飽和脂肪酸生産能を有する微生物を培養
して高度不飽和脂肪酸又は高度不飽和脂肪酸を含有する
脂質を生成せしめ、そして高度不飽和脂肪酸を採取する
ことを特徴とする高度不飽和脂肪酸の製造方法;及びエ
キノスポランジウム属に属し、高度不飽和脂肪酸生産能
を有する微生物を培養し、そして高度不飽和脂肪酸を含
有する脂質を採取することを特徴とする高度不飽和脂肪
酸を含有する脂質の製造方法を提供する。
〔具体的な説明〕
本発明において、高度不飽和脂肪酸とは、3個以上の
二重結合を炭素鎖中に有する脂肪酸を意味し、好ましく
は炭素原子数18〜22個を有する。このような高度不飽和
脂肪酸として、例えば、γ−リノレン酸、ビスホモ−γ
−リノレン酸、アラキドン酸等を挙げることができる。
本発明においては、エキノスポランジウム属に属し、
高度不飽和脂肪酸生産能を有する微生物であればすべて
使用することができる。例えばエキノスポランジウム・
トランスバーサリス(Echinosporangium transversali
s)ATCC 16960(NRRL 3116),ATCC 18036(NRRL 5525)
等を挙げることができる。これらの菌株はいずれも、米
国アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Am
erican Type Culture Collection;ATCC)からなんら制
限なく入手することができる。
エキノスポランジウム属に属し高度不飽和脂肪酸生産
能を有する微生物を培養して得られる高度不飽和脂肪酸
は、例えばγ−リノレン酸、ビスホモ−γ−リノレン
酸、アラキドン酸等を挙げることができる。
本発明に使用される菌株を培養する為には、その菌株
の胞子、菌子、又は予め培養して得られた前培養液を、
液体培地又は固体培地に接種し培養する。液体培地の場
合に、炭素源としてはグルコース、フラクトース、キシ
ロース、サッカロースマルトース、可溶性デンプン、糖
蜜、グリセロール、マンニトール等の一般的に使用され
ているものが、いずれも使用できるが、これらに限られ
るものではない。窒素源としてはペプトン、酵母エキ
ス、麦芽エキス、肉エキス、カザミノ酸、コーンスティ
プリカー等の天然窒素源の他に、尿素等の有機窒素源、
ならびに硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アン
モニウム等の無機窒素源を用いることができる。この他
必要に応じリン酸塩、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、硫酸
銅等の無機塩及びビタミン等も微量栄養源として使用で
きる。これらの培地成分は微生物の成育を害しない濃度
であれば特に制限はない。実用上一般に、炭素源は0.1
〜30重量%、好ましくは1〜10重量%、窒素源は0.01〜
5重量%、好ましくは0.1〜2重量%の濃度とするのが
良い。
固体培地で培養する場合は、固形物重量に対して50〜
100重量%の水を加えたふすま、もみがら、米ぬか等を
用い、5〜40℃、好ましくは20〜30℃の温度において、
3〜14日間培養を行う。この場合に必要に応じて培地中
に窒素源、無機塩類、微量栄養源を加えることができ
る。
また、高度不飽和脂肪酸の生産量を増加せしめるため
には、モルティエレラ属微生物等を利用する場合と同
様、培地中にヘキサデカンもしくはオクタデカンのごと
き炭化水素;オレイン酸もしくはリノール酸のごとき脂
肪酸またはその塩、例えばナトリウム塩もしくはカリウ
ム塩;又はオリーブ油、綿実油もしくはヤシ油のごとき
油脂類を単独で、又は組み合わせて存在せしめるのが好
ましい。これらの添加物は培養開始前の培地又は培養中
の培養液に添加することができる。これらの添加物は一
度に添加することもでき、又は連続的に、もしくは複数
回に分けて経時的に添加することもできる。培養開始前
においては炭化水素、脂肪酸もしくはその塩、又は油脂
類の添加が好ましく、培養中においては脂肪酸もしくは
その塩、又は油脂類の添加が好ましい(特開昭63-1469
5,63-14696,63-14697,63-44891)。
またさらに、ビスホモ−γ−リノレン酸の生産量を増
加せしめるためには、アラキドン酸生産能を有するエキ
ノスポランジウム属微生物を胡麻油又は落花生油、ある
いは胡麻油又は落花生油中に含まれる有効成分の存在下
で培養するのが好ましい。この場合の胡麻油及び落花生
油は粗製品でも精製品でもよい。本発明においては、ビ
スホモ−γ−リノレン酸の蓄積を促進する物質として胡
麻油の抽出物を使用することができ、この場合、胡麻油
とは実質的に非混合和性であり且つ有効成分を抽出・溶
解することができる種々の有機溶剤を用いて抽出を行う
ことができる。このような有機溶剤として、例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メタノー
ル、エタノール等を挙げることができる。有効成分を含
有する抽出物を得るには、例えば胡麻油と上記の溶剤の
いずれかとを均一に混合した後、低温において静置し、
遠心分離等の常法に従って相分離を行い、溶剤画分から
溶剤を蒸発除去することにより得られる。本発明におい
て使用する添加物はまた、胡麻種子からの抽出部であっ
てもよい。この場合、胡麻種子を必要により破砕した
後、任意の溶剤、例えば胡麻油からの抽出について前記
した溶剤を用いて常法により抽出することができる。抽
出残渣を分離した後、抽出液から蒸発等により溶剤を除
去することにより抽出物が得られる。
本発明によれば、この様にして調製される抽出物中に
含まれるセサミン、セサミノール、エピセサミン、エピ
セサミノール、セサモリン、2−(3,4−メチレンジオ
キシフェニル)−6−(3−メトキシ−4−ヒドロキシ
フェニル)−3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタ
ン、2,6−ビス−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタン、又
は2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−6−(3
−メトキシ−4−ヒドロキシフェノキシ)−3,7−ジオ
キサビシクロ〔3.3.0〕オクタン等のリグナン類化合物
を単独で、又はいずれか2種類以上を組み合わせて使用
することもできる。これらはいずれも既知化合物であり
商業的に入手することができる。また、これらの化合物
を胡麻油抽出物から得るためには、前記のようにして得
られる抽出物をカラムクロマトグラフィー、高速液体ク
ロマトグラフィー、再結晶、蒸留等の常法に従って処理
することにより目的とする化合物を単離すればよい。
この発明の添加物としてはさらに、各種の植物、例え
ば香辛性植物、たとえばタラゴン(Tarragon)、イノン
ド種子(Dill Seed)、パセリ(Parsley)、ウコン(Tu
rmeric)、ナツメグ(Nutmeg)等からの抽出物、又はこ
れから製造された香辛料からの抽出物を使用することが
できる。これらの抽出物は常用の溶剤、例えばジクロロ
メタン、エタノール、メタノール、エチルエーテル等を
用いて調製することができる。
添加物の量はおよそ次の通りである。胡麻油又は落花
生油、あるいはこの両者の総添加量は培地に対して0.00
1〜10重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。胡麻油
の抽出物を添加する場合、その添加量は培地に対して3
×10-3〜3×10-1重量%である。また、セサミン、セサ
ミノール、エピセサミン、エピセサミノール等のリグナ
ン類化合物を添加する場合その量(これらの2種類以上
を組み合わせて使用する場合はその合計量)は、培地に
対して1×10-3〜1×10-1重量%である。これらの添加
物類は生産微生物を接種する前又はその直後の培地に加
えてもよく、又は培養を開始した後に加えてもよく、あ
るいは両時点で加えてもよい。培養開始後の添加は1回
でもよく、又は複数回に分けて間欠的に添加してもよ
い。あるいは、連続的に添加することもできる。なお、
上記の各種の添加物のほかに、さらにアラキドン酸の生
産を上げる油脂、例えば、オリブ油、大豆油、綿実油、
ヤシ油等を使用することもできる(特願昭63-53642)。
培養温度は5〜40℃、好ましくは20〜30℃として、培
地のpHは4〜10、好ましくは6〜9として通気攪拌培
養、振盪培養、又は静置培養を行う。培養は通常2〜10
日間行う。
このように培養して、菌体内に高度不飽和脂肪酸を含
有する脂質が生産蓄積される。液体培地を使用した場合
には培養菌体から、次のようにして高度不飽和脂肪酸の
採取を行う。
培養終了後、培養液より遠心分離及び濾過等の常用の
固液分離手段により培養菌体を得る。菌体は十分水洗
し、好ましくは乾燥する。乾燥は凍結乾燥、風乾等によ
って行うことができる。乾燥菌体は、好ましくは窒素気
流下で有機溶媒によって抽出処理する。有機溶媒として
はエーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、石油エーテル等を用いるこ
とができ、またメタノールと石油エーテルの交互抽出や
クロロホルム−メタノール−水の一層系の溶媒を用いた
抽出によっても良好な結果を得ることができる。抽出物
から減圧下で有機溶媒を留去することにより、高濃度の
高度不飽和脂肪酸を含有した脂質が得られる。
また、上記の方法に代えて湿菌体を用いて抽出を行う
ことができる。メタノール、エタノール等の水に対して
相溶性の溶媒、又はこれらと水及び/または他の溶媒と
から成る水に対して相溶性の混合溶媒を使用する。その
他の手順は上記と同様である。
上記のようにして得られた脂質中には、各種高度不飽
和脂肪酸が脂質化合物、例えば脂肪の構成成分として含
まれている。これらを直線分離することもできるが、低
級アルコールとのエステル、例えばγ−リノレン酸メチ
ル、ビスホモ−γ−リノレン酸メチル、アラキドン酸メ
チルとして分離するの好ましい。このようなエステルに
することにより、他の脂質成分から容易に分離すること
ができ、また、培養中に生成する他の脂肪酸、例えばパ
ルミチン酸、オレイン酸、リノール酸等(これらも、高
度不飽和脂肪酸のエステル化に際してエスレル化され
る)から容易に分離することができる。例えば、高度不
飽和脂肪酸のメチルエステルを得るには、前記の抽出脂
質を無水メタノール−酢酸5〜10%,BF3−メタノール1
0〜50%等により、室温にて1〜24時間処理するのが好
ましい。
前記の処理液から高度不飽和脂肪酸メチルエステルを
回収するにはヘキサン、エーテル、酢酸エチル等の有機
溶媒で抽出するのが好ましい。次に、この抽出液を無水
硫酸ナトリウム等により乾燥し、有機溶媒を好ましくは
減圧下で留去することにより主として脂肪酸エステルか
らなる混合物が得られる。この混合物中には、目的とす
る高度不飽和脂肪酸メチルエステルの他に、パルミチン
酸メチルエステル、ステアリン酸メチルエステル、オレ
イン酸メチルエステル等の脂肪酸メチルエステルが含ま
れている。これらの脂肪酸メチルエステル混合物から高
度不飽和脂肪酸メチルエステルを単離するには、カラム
クロマトグラフィー、低温結晶化法、尿素包接法、液々
交流分配クロマトグラフィー等を単独で、又は組み合わ
せて使用することができる。
こうして単離された各種高度不飽和脂肪酸メチルから
高度不飽和脂肪酸を得るには、アルカリで加水分解した
後、エーテル、酢酸エチル等の有機溶媒で抽出すればよ
い。
又、高度不飽和脂肪酸をそのメチルエステルを経ない
で採取するには、前記の抽出脂質をアルカリ分解(例え
ば5%水酸化ナトリウムにより室温にて2〜3時間)し
た後、この分解液から、脂肪酸の抽出・精製に常用され
ている方法により抽出・精製することができる。
次に、実施例により、この発明をさらに具体的に説明
する。
実施例1 グルコース2%及び酵母エキス1%を含む培地(pH6.
0)100mlを500mlエルレンマイヤーフラスコに入れ、120
℃で20分間殺菌した。エキノスポランジウム・トランス
バーサリス(Echinos-porangium transversalis)NRRL
3116(ATCC 16960)及びNRRL 5525(ATCC 18036)を別
々に培地に1白金耳を接種し、レシプロシェーカー(11
0rpm)により28℃で8日間振盪培養した。培養後、濾過
により菌体を回収し、十分水洗した後、凍結乾燥し、そ
れぞれ809mg、及び784mgの乾燥菌体を得た。この菌体よ
り、クロロホルム−メタノール−水の一層系の溶媒を用
いる。Bligh&Dyerの抽出法によって油脂を抽出した
所、それぞれ194.5mg、及び161.3mgの油脂が得られた。
この油脂を無水メタノール−塩酸(10%)を用いて50℃
にて3時間処理することによってメチルエステル化し、
エーテルで抽出して、それぞれ485mg、及び420mgの脂肪
酸メチルを得た。この脂肪酸メチルの組成はガスクロマ
トグラフィーによる分析で、それぞれパルミチン酸メチ
ル11.9%、及び12.2%、ステアリン酸メチル4.9%、及
び4.2%、オレイン酸メチル38.4%、及び40.1%、リノ
ール酸メチル13.1%、及び14.3%、γ−リノレン酸メチ
ル5.5%、及び5.1%、ビスホモ−γ−リノレン酸メチル
5.0%、及び4.7%、アラキドン酸メチル21.2%、及び1
9.4%でることが認められた。NRRL 3116株より得た、こ
の混合物脂肪酸メチルについて、さらにカラムクロマト
グラフィーによって分離し、γ−リノレン酸メチル、ビ
スホモ−γ−リノレン酸メチル及びアラキドン酸メチル
画分をそれぞれ分取し、ロータリーエバポレーターによ
って溶媒を留去した結果精製されたγ−リノレン酸メチ
ル、ビスホモ−γ−リノレン酸メチル及びアラキドン酸
メチルをそれぞれ13.3,12.1、及び51.4mg得た。本標品
と市販のγ−リノレン酸メチル、ビスホモ−γ−リノレ
ン酸メチル及びアラキドン酸メチル標準サンプルについ
て、ガスクロマトグラフィー分析、高速液体クロマトグ
ラフィー分析、質量分析、及びNMR分析によって比較を
行ったところ、両者はいずれの分析においても一致し
た。
実施例2 グルコース2%及び酵母エキス1%、並びに種々の炭
化水素、脂肪酸ナトリウム又は油脂0.5%を含む培地(p
H6.0)2mlを10mlのエルレンマイヤーフラスコに入れ、1
20℃で20分間殺菌した。エキノスポランジウム・トラン
スバーサリスNRRL 3116(ATCC 16960)をそれぞれの培
地に1白金耳を接種し、レシプロシェーカー(110rpm)
により28℃で7日間振盪培養した。培養後、濾過により
菌体を回収し、十分水洗した後遠心エバポレーター(60
℃、2時間)で乾燥させ、そして、塩化メチレン2ml、
無水メタノール−塩酸(10%)2ml加え、50℃で3時間
処理することによってメチルエステル化し、n−ヘキサ
ン4ml水1mlを加え、2回抽出し溶媒を遠心エバポレータ
ー(40℃、1時間)で留去した後、得られた脂肪酸メチ
ルエステルをガスクロマトグラフィーで分析した。第1
表にその結果を示す。
標準培地を炭化水素、脂肪酸ナトリウム又は油脂類を
添加した場合、高度不飽和脂肪酸の生成量は無添加にく
らべ、1〜20%向上した。
実施例3 グルコース4%、酵母エキス1%及び胡麻油2%を含
む培地(pH6.0);グルコース4%、酵母エキス1%及
び落花生油2%を含む培地(pH6.0);グルコース4
%、酵母エキス1%及びオリブ油2%を含む培地(pH6.
0);並びにグルコース4%及び酵母エキス1%を含む
培地(pH6.0)2mlを10mlのエルレンマイヤーフラスコに
入れ、120℃で20分間殺菌した。エキノスポランジウム
・トランスバーサリスNRRL 3116(ATCC 16960)をそれ
ぞれの培地に1白金耳を接種し、レシプロシェーカー
(110rpm)により28℃で7日間振盪培養した。培養後、
実施例2と同様に濾過、水洗、乾燥、加水分解、メチル
エステル化、及び抽出を行い、得られた脂肪酸メチルエ
ステルをガスクロマトグラフィーで分析した。第2表に
その結果を示す。
第3表から明らかなように、胡麻油又は落花生油を培
地に添加することにより、アラキドン酸の生産が押さえ
られ、ビスホモ−γ−リノレン酸が大量に生産された。
又、胡麻油又は落花生油以外の油の一例としてオリブ油
を添加したが、ビスホモ−γ−リノレン酸の大量生産は
認められなかった。
この結果から、胡麻油及び落花生油以外に、胡麻油の
有機溶剤抽出物、あるいは該抽出物中の有効成分である
セサミン(2,6−ビス−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)−シス−3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタ
ン)、セミノール(2−(3,4−メチレンジオキシ−6
−ヒドロキシフェニル)−6−(3,4−メチレンジオキ
シフェニル)−シス−3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕
オクタン)、エピセサミン、エピセサミノール、さら
に、胡麻油の粗製品からセサモリン、又胡麻種子のアセ
トン抽出物から得た2−(3,4−メチレンジオキシフェ
ニル)−6−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタン、2,6
−ビス−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−
3,7−ジオキサビシクロ〔3.3.0〕オクタン、2−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)−6−(3−メトキシ−
4−ヒドロキシフェノキシ)−3,7−ジオキサビシクロ
〔3.3.0〕オクタンの添加により、ビスホモ−γ−リノ
レン酸の生産が増加するのは明らかである(特願昭63-5
3642)。
実施例4 グルコース4%、酵母エキス1%及びセサミン又はエ
ピセサミン0.01%を含む培地(pH6.0)2mlを10mlのエル
レンマイヤーフラスコに入れ、120℃で20分間殺菌し
た。エキノスポランジウム・トランスバーサリスNRRL 3
116(ATCC 16960)をそれぞれの培地に1白金耳を接種
し、レシプロシェーカー(110rpm)により28℃で7日間
振盪培養した。培養後、実施例2と同様に濾過、水洗、
乾燥、加水分解、メチルエステル化及び抽出を行い、得
られた脂肪酸メチルエステルをガスクロマトグラフィー
で分析した。セサミン、エピセサミンの添加によりビス
ホモ−γ−リノレン酸が大量に生産することが認めら
れ、培地当りの生産量はそれぞれ401.3mg/l、及び383.5
mg/lであった。
実施例5 グルコース4%及び酵母エキス1%を含む培地(pH6.
0)4mlを20mlのエルレンマイヤーフラスコに入れ、120
℃で20分間殺菌した。エキノスポランジウム・トランス
バーサリスNRRL 3116(ATCC 16960)を培地に1白金耳
を接種し、レシプロシェーカー(110rpm)により28℃で
2日間振盪培養した後、胡麻油80mg(2%)又はセサミ
ン0.4mg(0.01%)を加え、さらに6日間培養した。実
施例2と同様に濾過、水洗、乾燥、加水分解、メチルエ
ステル化及び抽出を行い、得られた脂肪酸メチルエステ
ルをガスクロマトグラフィーで分析した。培養中に胡麻
油、又はセサミンを添加してもビスホモ−γ−リノレン
酸が大量に生産することが認められ、培地当りの生産量
はそれぞれ440.3mg/l、及び412.7mg/lであった。
実施例6 香辛料であるタラゴン(Tarragon)、イノンド種子
(Dill Seed)、パセリ(Parsley)、ウコン(Turmeri
c)、及びナツメグ(Nutmeg)各々0.5gに別々に5mlのジ
クロロメタンを添加し、乳針材中で磨砕、抽出を行った
後、遠心分離にかけて、上清を集め、溶媒をエバポレー
ターで留去し、それぞれの香辛料について抽出物を得
た。
上記の抽出物を4mlのエタノールに溶解した溶液、あ
るいは、ウラシル、シトシン、アデニン、グアニン、ヒ
ポキサンチンの各4mg/ml水溶液を、基本培地(グルコー
ス4%、酵母エキス1%、pH6.0)10ml(試験管中)に
それぞれ滅菌濾過後50μlずつ添加し、これにエキノス
ポランジウム・トランスバーサリスNRRL 3116(ATCC 16
960)を1白金耳を接種し、28℃で6日間振盪培養(300
rmp)して得られた菌体について実施例2に従ってそれ
ぞれの培地当りのビスホモ−γ−リノレン酸生産量を求
めたところ、タラゴン(Tarragon)抽出物添加では0.32
g/l、イノンド種子(Dill Seed)抽出物添加では0.28g/
l、パセリ(Parsley)抽出物添加では0.26g/l、ウコン
(Turmeric)抽出物添加では0.40g/l、ナツメグ(Nutme
g)抽出物添加では0.30g/l、ウラシル添加では0.22g/
l、シトシン添加では0.20g/l、アデニン添加では0.25g/
l、グアニン添加では0.23g/l、ヒポキサンチン添加物で
は0.21g/lであった。又、同時に比較のために、これら
添加物を加えなかった対照区の培地当りのビスホモ−γ
−リノレン酸生産量は0.14g/lであった。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エキノスポランジウム(Echinosporangiu
    m)属に属し、高度不飽和脂肪酸生産能を有する微生物
    を培養して、高度不飽和脂肪酸、又は高度不飽和脂肪酸
    を含有する脂質を生成せしめ、そして高度不飽和脂肪酸
    を採取することを特徴とする高度不飽和脂肪酸の製造方
    法。
  2. 【請求項2】エキノスポランジウム(Echinosporangiu
    m)属に属し、高度不飽和脂肪酸生産能を有する微生物
    を培養して、高度不飽和脂肪酸を含有する脂質を採取す
    ることを特徴とする高度不飽和脂肪酸を含有する脂質の
    製造方法。
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