JP2710176B2 - 誤り位置及び誤りパターン導出回路 - Google Patents

誤り位置及び誤りパターン導出回路

Info

Publication number
JP2710176B2
JP2710176B2 JP3257945A JP25794591A JP2710176B2 JP 2710176 B2 JP2710176 B2 JP 2710176B2 JP 3257945 A JP3257945 A JP 3257945A JP 25794591 A JP25794591 A JP 25794591A JP 2710176 B2 JP2710176 B2 JP 2710176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
circuit
deriving
pattern
error position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3257945A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05100880A (ja
Inventor
典史 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3257945A priority Critical patent/JP2710176B2/ja
Publication of JPH05100880A publication Critical patent/JPH05100880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2710176B2 publication Critical patent/JP2710176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリシステムを始め
とする、各種ディジタルシステムの信頼性向上にかかわ
る誤り訂正の分野において、より高速な誤り訂正及び消
失訂正処理を行う誤り位置及び誤りパターン導出回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリシステム等のディジタルシ
ステムの信頼性向上の対策としてGF(2m )上のリー
ドソロモン符号を中心とする、各種誤り訂正符号が盛ん
に利用されている。このリードソロモン符号の復号法に
はバーレカンプマッシィー法、ユークリッド法等のアル
ゴリズムが知られており、これらの方法によって求めら
れた誤り位置多項式σ(X)及び誤り数値多項式ω
(X)によって誤りの発生した位置とそのパターンを導
くことで復号される。このσ(X)とω(X)から誤り
位置とパターンを導く過程は従来次のように行われてい
た。
【0003】まずσ(X)にGF(2m )の元を逐次代
入し、その根となるものを見つける。この根が、誤り位
置に対応する。これらを{Q1、Q2 、…、Qt }とお
く。次にこの根をω(X)/(K・σ’(X))に代入
する。この値が誤りパターンに相当する。ここで、Kは
ある定義を表し、σ’(X)はσ(X)を形式的に微分
したものを表す。この部分は復号アルゴリズムにおいて
最も処理時間を要する部分の一つであり、この部分の処
理時間の短縮が課題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、誤り
位置多項式σ(X)にガロア体の元を逐次代入していく
ことによってその根に対応する誤り位置を求め、その結
果を用いて誤りパターンを求めるという2段階の処理で
誤り位置とパターンを導いている。その中でも特に誤り
パターン導出の処理時間の短縮が課題となっていた。
【0005】本発明の目的は、この誤りパターンの導出
処理に関して、その処理過程に誤り位置の導出処理と重
複する部分があることに注目し、これら2つの処理を並
行して行い、小さな規模で、かつ処理時間を短縮する回
路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の誤り位置及びパ
ターン導出回路は、誤り訂正符号化されたブロック型デ
ータ列から、それに対応したシンドロームを導く手段
と、前記シンドロームから誤り位置多項式と誤り数値多
項式を導く手段と、前記二つの多項式から誤り位置と誤
りパターンを導出する時に、誤り位置を導出する計算に
並行して、その途中の値を用いて同時に誤りパターンを
導出する手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】バーレカンプマッシィー法、あるいはユークリ
ッド法によって得られた誤り位置多項式σ(X)、及び
誤り多項式ω(X)を各々次のようにおく。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、ω(X)の代わりに次のような多
項式ω*(X)の係数ωj-1σ j j=1、…、t
用意しておく。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、σiが零に等しいときωj-1/σj
をωj-1とおく。誤り位置導出処理では、式(1)にガ
ロア体の元 を逐次代入し、σj・αij j=0、…、t及びその
和である以下の値を求める。
【0012】
【数3】
【0013】この式(4)が零に等しかった場合、式
(3)の係数とσj・αij j=0、…、tを用いて
次の式(5)を求め、式(4)にある係数を乗じて次式
(6)を導く。
【0014】
【数4】
【0015】ここで、t’はt以下の最大の奇数、Ki
はあるGF(2m)\{0}の元を表すものとする。
又、式(5)は式(4)の各項σj・αij j=1、
…、tに式(3)の各項の係数ωj-1/σj j=
1、…、tを乗じて、その総和を求めることによって
得られる。そして、式(5)を式(6)で割り算したも
のが誤り位置αiにおける誤りパターンに一致する。
【0016】このように、式(4)の各項を用いること
によって、ω(X)、σ’(X)への{Q1 、…、
t }の代入に関する計算量、ハードウエア量を減らす
ことができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0018】図1は、本発明の誤り位置及び誤りパター
ンの導出回路の一実施例を示すブロック図である。この
例では最大8重誤り訂正が可能である。図1の回路は、
代入ブロック101、102、…、108の8個と零チ
ェック回路110、9入力排他的論理和回路120、8
入力排他的論理和回路130、誤り位置導出ブロック1
40、誤りパターン導出ブロック150各1個を備えて
いる。図2は代入ブロック101、102、…、108
の詳細ブロック図であり、図3は誤りパターン導出ブロ
ック150の詳細ブロック図である。
【0019】代入ブロック101、102、…、108
は、バーレカンプマッシィー法あるいはユークリッド法
によって得られた誤り位置多項式に、ガロア体の元を逐
次代入する部分である。具体的には、ガロア体乗算器2
0、ラッチ(Latch)21、22、23、ライトパ
ルス発生回路(WPG)24、2入力マルチプレクサー
(MPX)25で構成される。代入ブロックに関する入
力値には、式(1)(2)で表される多項式の各項の係
数そのままでなく、次の式(7)(8)を用いる。
【0020】
【数5】
【0021】尚、σ0の値はそのまま用いる。図2の中
のラッチ1(Latch1)21には従来通りσj・α
ij j=1、2、…、8が保存される。このσj・α
ij j=1、2、…、8の導出は、σjにαjをi回乗
じて求める。従ってiは代入計算の繰り返し回数である
といえる。このαiに関してσ(αi)が零である場合、
ラッチ3(Latch3)23に新たにωj-1・αij
保存する。ラッチ1、ラッチ3の内容が各々このブロッ
クの出力aj、bj、(j=1、2、…、8)となる。
【0022】9入力排他的論理和回路120は、代入ブ
ロック101、102、…、108で得られたσj・α
ij j=1、2、…、8及びσ0の和即ち、σ(αi
を求める回路である。
【0023】8入力排他的論理和回路130は、代入ブ
ロックで得られたωj-1・αij j=1、2、…、8
の和即ち、αiω(αi)を求める回路である。
【0024】零チェック回路110は、σ(αi )が零
であるか否かを判定し、それが零である場合、出力信号
をアクティブにする。
【0025】誤り位置導出ブロック140は、カウンタ
ーとレジスタ群からなり、1回の代入計算を行う度に、
1ずつ増加する。そして、零チェック回路110の出力
信号がアクティブになった時、その時のカウンターの値
をレジスターに保存しておく。このレジスター群に保存
されたカウンターの値が誤り位置に相当する。
【0026】誤りパターン導出ブロック150は4入力
排他的論理回路30、ガロア体乗算器31、ラッチ(L
atch)32、33、ライトパルス発生回路(WP
G)34、定数ROM35、逆元ROM36、レジスタ
群37、マルチプレクサ(MPX)38、39からな
る。零チェック回路110の出力がアクティブになった
時、次の計算を行う。 1.αiσ’(αi)=σ1・αi+σ3・α3i+σ5・α5i
+σ7・α7i 2.Ki×αiσ’(αi) ここで、σj・αij j=1、3、5、7は代入ブロ
ック101、102、…、108から得られる。(注
意)のマルチプレクサ(MPX)の切り替え信号は、対
応する誤り位置多項式の係数σj j=1、2、…、
が零の時、アクティブになるものとする。又、Ki
は繰り返し回数iによって定まる定数であり、この値は
予め定数ROM35として備えておく。そして、ガロア
体の逆元ROM36を用いてこれの逆元を求め、これと
8入力排他的論理和回路130の出力結果であるαiω
(αi)との積を求め、レジスタ群37に保存する。こ
のレジスタ群に保存された値が誤りパターンに相当す
る。マルチプレクサ38の切り替え信号に零チェック回
路110の出力を用いることにすると図3の様にガロア
体乗算器を2回の乗算計算で共有でき、ハードウエアの
削減も望める。
【0027】本回路を光磁気ディスクの符号フォーマッ
トとして採用されているGF(28 )上の(120、1
04、17)リードソロモン符号の復号器として用いた
場合、8バイトの誤りに対する誤り位置及び誤りパター
ン導出処理に要するクロック数は456クロックであ
り、従来の方法による誤り位置のみの導出に要するクロ
ック数440とほぼ同じである。従って本発明の回路を
用いることで、最大8バイトの誤りに対しても従来方式
の誤り位置のみの導出処理時間とほぼ同じ時間内で、誤
り位置及び誤りパターンの導出処理を終えることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように、誤り位置多項式へのガロ
ア体の元の代入計算の途中の値を用いて、誤り位置の導
出計算に並行して誤りパターンを求めることで、同程度
の回路規模で処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誤り位置及び誤りパターン導出回路の
位置実施例を示すブロック図。
【図2】代入ブロックの詳細ブロック図。
【図3】誤りパターン導出ブロックの詳細ブロック図。
【符号の説明】 101、102、…、108 代入ブロック 120 9入力排他的論理和回路 130 8入力排他的論理和回路 140 誤り位置導出ブロック 150 誤りパターン導出ブロック 20 ガロア体乗算器 21 Latch1 22 Latch2 23 Latch3 24 ライトパルス発生回路 25 2入力マルチプレクサ 30 4入力排他的論理和回路 31 ガロア体乗算器 32、33 ラッチ 34 ライトパルス発生回路 35 定数ROM 36 逆元ROM 37 レジスタブロック 38、39 マルチプレクサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正符号化されたブロック型データ
    列から、それに対応したシンドロームを導く手段と、前
    記シンドロームから誤り位置多項式と、誤り数値多項式
    を導く手段と、前記二つの多項式から誤り位置と誤りパ
    ターンを導出する時に、誤り位置を導出する計算に並行
    して、その途中の値を用いて同時に誤りパターンを導出
    する手段とを有することを特徴とした誤り位置及び誤り
    パターン導出回路。
JP3257945A 1991-10-04 1991-10-04 誤り位置及び誤りパターン導出回路 Expired - Fee Related JP2710176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257945A JP2710176B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 誤り位置及び誤りパターン導出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257945A JP2710176B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 誤り位置及び誤りパターン導出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05100880A JPH05100880A (ja) 1993-04-23
JP2710176B2 true JP2710176B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=17313398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257945A Expired - Fee Related JP2710176B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 誤り位置及び誤りパターン導出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2710176B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06314978A (ja) * 1993-04-28 1994-11-08 Nec Corp チェン・サーチ回路
KR100492267B1 (ko) * 1996-09-11 2005-05-27 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 진공 처리장치 및 진공처리방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034136B2 (ja) * 1981-10-15 1985-08-07 日本電気株式会社 リ−ド・ソロモン符号復号方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05100880A (ja) 1993-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0114938B1 (en) On-the-fly multibyte error correction
US6347389B1 (en) Pipelined high speed reed-solomon error/erasure decoder
US6119262A (en) Method and apparatus for solving key equation polynomials in decoding error correction codes
US5440570A (en) Real-time binary BCH decoder
JP3232602B2 (ja) ユークリッドの互除回路
US4504948A (en) Syndrome processing unit for multibyte error correcting systems
US5805617A (en) Apparatus for computing error correction syndromes
JPH07202715A (ja) 時間定義域代数エンコーダ/デコーダ
KR20180085651A (ko) 리스트 디코딩 생성을 통한 이진 bch 코드들의 bm-기반 빠른 체이스 디코딩에서 빠른 다항식 업데이트를 위한 방법을 수행하기 위한 asic
EP0836285B1 (en) Reed-Solomon decoder with general-purpose processing unit and dedicated circuits
EP0204576A2 (en) Apparatus for and methods of decoding a BCH code
JP3354025B2 (ja) エラー位置多項式の計算方法およびその装置
KR100970223B1 (ko) 리드-솔로몬 코드의 소프트-결정 디코딩 방법, 리드-솔로몬 코드워드 디코더 및 컴퓨터 프로그램 제품
EP0393080B1 (en) Hypersystolic reed-solomon encoder
KR19990016134A (ko) 고속 시리얼 에러 위치 다항식 계산회로
JPH0575479A (ja) データ流における誤りの識別、補正修整回路装置
JP3245290B2 (ja) 復号方法とその装置
US6405339B1 (en) Parallelized programmable encoder/syndrome generator
JP2710176B2 (ja) 誤り位置及び誤りパターン導出回路
EP0329775B1 (en) High bandwidth reed-solomon encoding, decoding and error correcting circuit and method
JP3239522B2 (ja) データ消失訂正方法とその回路
KR940011663B1 (ko) 오류정정 시스템
JP3248098B2 (ja) シンドローム計算装置
JP2553565B2 (ja) ガロア体演算装置
JP3233502B2 (ja) 復号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees