JP2553565B2 - ガロア体演算装置 - Google Patents

ガロア体演算装置

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JP2553565B2 JP62162763A JP16276387A JP2553565B2 JP 2553565 B2 JP2553565 B2 JP 2553565B2 JP 62162763 A JP62162763 A JP 62162763A JP 16276387 A JP16276387 A JP 16276387A JP 2553565 B2 JP2553565 B2 JP 2553565B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスク等の媒体にデータを記録再生す
る場合符号誤り検査訂正に用いるガロア体演算装置に関
するものである。
従来の技術 近年光ディスクを用いたデータ記録再生装置の開発が
盛んである。光ディスクメモリは磁気ディスクに比べ大
容量のデータが記録可能である反面、記録媒体の生のエ
ラー率が高いという欠点を持つ。このため記録時にはデ
ータである情報記号に検査記号を付加して符号語を構成
し、光ディスクにはこの符号語を誤り検査訂正符号とし
て記録し、再生時には付加した検査記号を用いて情報記
号の誤りを検出訂正する方法が一般的に用いられる。こ
の様な誤り検査訂正符号として近年注目されているもの
に最小距離d=17程度のリードソロモン符号がある。し
かしながらこの様な最小距離の大きな符号は復号が非常
に複雑で長時間あるいは大きな回路が必要であり、一部
の処理を除き時間を犠牲にしてマイクロコンピュータ等
によるソフトウエアによる復号をおこなうことが主流で
ある。これに対して符号化は復号時とは異なり実時間処
理が必要のため、専用のシンボル単位の帰還型エンコー
ダーを用いるのが一般的である。この様なリードソロモ
ン符号においては符号化処理としてデータのエンコーデ
ィングによるパリティ計算の後、データをパリティと共
に媒体に書き込み、その後読みだしたデータに対して復
号化処理即ちシンドロームの計算、誤り個数の推定およ
び誤り位置多項式の係数の算出、誤り位置の計算、誤り
の値の計算を順次行なうのであるが訂正可能な誤りの数
は誤りの位置が分からない場合に(d−1)/2個、誤り
の位置が分かっている場合にはd−1個である。一般的
に復号の複雑さを示す指標としてのガロア体の計算にお
ける加算あるいは乗算の回数を使ってこれ等の計算量を
評価すると複雑さの程度はシンドロームの計算、誤り位
置の計算、誤り個数の推定および誤り位置多項式の係数
の算出、誤りの値の計算の順であり、符号化時のエンコ
ーディングの計算量についてはほぼシンドロームの計算
と同程度になる。このうちシンドロームの計算はエンコ
ードのパリティ計算と共に速度が非常に必要とされるた
めソフトウエアで実行する場合においても並列演算ハー
ドウエアが使われるのであるが、高速性が要求される場
合でも純粋なハードウエアでなくマイクロプログラミン
グ手法によってこれらの処理をハードウエアに近い速度
でソフトウエア的な処理を行なう場合がある。ところで
線形符号における符号化の定義はパリティ行列Hと符号
語ベクトルCを乗じたものが0ベクトルとなると言うも
のであるがシンドロームの計算はパリティ行列Hと受信
語C′を乗じてシンドロームを得ることであってシンド
ロームが0、即ち符号語Cと受信語C′が同一の場合に
は数学的には同じ事を言っているのである。今、符号長
n、情報長k、パリティ数d−1の線形符号の一種であ
るリードソロモン符号RS(n,k)を考えたときガロア体G
F(2r)の元からなる受信語C′=(c′n-1c′n-2
c′)が与えられたとき0からd−1までのiについ
ての原始元αの累乗の積和演算式 の計算を行なってシンドロームSiを求めるとする。この
時受信語のうちのk個の情報語に対応するc′n-1c′
n-2…c′d-1までの受信情報語に誤りがなく、d−1個
のパリティ語に対応するc′d-2c′d-3…c′がすべ
て0元に誤りこれらが消失したとして消失訂正をおこな
ったとすると求めるd−1個のパリティ語に対応する受
信語の復号はまさにエンコーディング処理を情報語に対
して行なうことと等価でありもし消失訂正をマイクロプ
ログラムで高速におこなうことができるならばエンコー
ドも同様に行なうことが出来ることとなる。すなわちシ
ンドローム計算回路にcn-1cn-2…cd-1までのk個の情報
語を投入し、さらに続けてc′d-2c′d-3…c′のパ
リティ語に対応して0元をd−1個投入して得られたシ
ンドロームSiをあらかじめ計算し、行iを0からd−2
までとし、列jを0からd−2までとした時の各要素を
原始元αの累乗のαi*jで構成した(d−1)×(d
−1)の正方行列の逆行列を求め、この逆行列にシンド
ロームSd-1Sd-2…S0を乗じてcd-2cd-3…c0のd−1個の
パリティ語を得るのである。ところで逆行列の計算量は
一般的にn行n列の場合n4のオーダーであると言われて
いてd=17程度であるとするとほぼ実時間の計算は不可
能と考えなければならない。このため従来のエンコーデ
ィング方式のうち専用のエンコーダを使わない場合には
逆行列の要素を先に求めておきこの逆行列とシンドロー
ム生成回路にcn-1cn-2…cd-1までのk個の情報語を投入
し、さらにパリティ語に対応した情報語c′d-2c′d-3
…c′の入力として0元をd−1個投入して得られた
d−1個のシンドロームSiとを乗ずることによってエン
コーディングが行なわれる場合が多かった。以下図面を
参照しながら、従来例の構成について説明する。第3図
はシンドローム生成回路であり、第4図は従来の訂正処
理で用いられているガロア体演算方式によるエンコーデ
ィングのフローチャートを示すものである。第3図にお
いて1は合計で8ビットとなる論理積ゲート、2は入力
切り換えスイッチ論理回路、3から8は8ビットレジス
タ回路、9から14は切り換えスイッチ論理回路、15から
20はαからαまでのガロア体乗算回路、21はガロア
体加算回路(排他的論理和演算回路)である。次にこの
動作について説明する。この例では演算はGF(28)上で
行なわれる。まずホストコンピュータより送られた情報
語はエンコーデング回路内のメモリー回路に送られる。
予め1の論理積ゲートと2の入力切り換えスイッチ論理
回路により3から8までの8ビットレジスタ回路の内容
が0元となるように初期設定する。次にメモリーの内容
のkシンボルの情報語を読みだして論理積ゲート回路1
を経由して論理積演算を行ない、得られた結果を各々の
ガロア体加算回路(排他的論理和演算回路)21に入力し
かつ入力切り換えスイッチ回路2をガロア体乗算回路15
〜20の乗算結果の帰還された値と加算するように選択
し、更にd−1シンボル即ちこの場合6シンボルの任意
の値を続けて入力すると共に1の論理積ゲートにて0を
乗じるようにして合計nシンボルの入力を終了する。こ
の後レジスタ3〜8内容を切り換えスイッチ論理回路9
〜14によって選択してシンドロームS0からS5を得る。こ
のシンドロームと予め計算しておいて逆行列の値Mi,j
との乗算を第4図に従ったフローチャートに従い計算し
て誤りの値Yj,jすなわち検査語cd-2cd-3…c0を得るの
である。同様にして光ディスクより読みだされ復調され
た受信語はデインターリーブ後、第3図のシンドローム
生成回路すなわち符号誤り検出回路に入力される。得ら
れたシンドロームが全て0でない場合には誤りがあった
と判定され、このシンドロームを誤り個数の推定計算お
よび誤り位置多項式の係数の算出を行なうガロア体演算
回路に送出し、その結果から誤り位置の計算をおこなう
のであるが誤りの位置が予め判明していてかつその数が
符号語において6シンボルならばイレージャ訂正が可能
である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、予め位置数が与
えられているような場合即ちエンコーデングの場合等に
は有効であるが、位置数が不明の場合即ち通常のイレー
ジャ訂正の場合等においては逆行列を前もって求めてお
く訳にはいかず、訂正に於ける処理とエンコーディング
処理を兼用することが出来なかった。また若し行なおう
としても速度的な問題により高速化が非常に難しく、特
に符号距離が大きい場合には現実的に不可能であった。
また高速化を図るために専用ハードウエアを設けること
も出来るが余りにも回路量が増大し、実用性が低下する
という問題点を有していた。本発明は上記問題点に鑑み
高速性と小さなハードウエア量を両立させるガロア体演
算装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、符号語がガロア体GF
(2r)の元から構成される最小距離dの誤り訂正線形符
号のX0からXL-1までの既知のL個の誤り位置数と少なく
ともS0からSL-1までのシンドロームを生成する回路と、
値を記憶する手段と、jを0≦j≦L−1、j≧i≧
0、右辺において添字が前記の不等号を満たさない変数
を0とする条件の元にi=jならばσj,j=1とし、σ
i,j=σi,j−1×j-1+σi−1,j−1としてjを0から
L−1まで変化させるとともに前記jの各々につきiを
前記条件下にて変化させて結果を得る第1の逐次計算手
段と、Yj,0をjをi≦jの条件下にL−1から0まで
変化させて にてYj,jを計算して右辺におけるYi,j=Yi,j+1
(Xi+Xj)と置いた各計算結果と左辺の計算結果のY
j,jを逐次的にjを1減じたYj,jを求める式に代入する
手順で求めるべき誤り量ないしは誤り量の中間値である
j,0をを求める第2の逐次計算手段からなる、或いは
またi≦jの条件下に第1の計算手段による任意のjに
ついてのσi,jの計算過程にて算出されたσi,jが得られ
た時、シンドロームSiと共に にて中間結果Pjを得て記憶しておく第3の計算手段と、
第2の計算手段の替りに求めるべき誤り量ないしは誤り
量の中間値であるYj,0を、jをi≦jの条件下にL−
1から0まで変化させることにより にてYj,jを計算して右辺におけるYi,j=Yi,j+1
(Xi+Xj)と置いた各計算結果と左辺の計算結果のY
j,jを逐次的にjを1減じた上記のYj,jを求める式に代
入する手順で結果を求める第4の逐次計算手段により得
るのである。
作用 本発明は上記した構成によってリードソロモン符号の
エンコード時或いは復号時、符号語のシンドローム計算
後誤りであったと仮定した位置或いは誤りがあった位置
を与えて一連のガロア体の乗除算と加算による繰り返し
演算を行ない検査符号のエンコーデングと消失訂正を行
なうものであり、この手順が従来と比較してはるかに計
算回数が少なくてすむため実時間処理が要求される場合
にても適用でき、かつ回路量も非常に少なくこれを実現
出来るのである。
実施例 以下本発明の一実施例のガロア体演算装置について図
面を参照しながら説明する。第1図aは本発明の第1の
実施例のブロック図である。第1図bは第1図aにおけ
る第1の実施例の第1の計算手段のフローチャートを示
すものである。また第1図cは第1図aにおける第1の
実施例の第2の計算手段のフローチャートを示すもので
ある。第1図aにおいて22はシンドローム生成回路で第
3図に示すものと同じ物であり、23はメモリー回路であ
る。また24はガロア体演算回路でありマイクロプログラ
ムにより高速にガロア体の演算を実行する。第1図bに
おける第1の計算手段では誤りの値Yj,jを求める過程
におけるσi,jを算出して記憶する。また第1図cにお
ける第2の計算手段では記憶したσi,jおよびシンドロ
ームSiと誤り位置数から最終的に誤りの値Yj,jを求め
る部分である。以上のように構成されたガロア体演算方
法の第1の実施例について以下第1図a、第1図b、第
1図c及び第3図を用いてその方法を説明する。求める
べき誤りの値のYj,jをj=5からj=0までの6つの
値であるとする。この時の各値の計算式は Y5,5=P5 但し P5=S5+σ4,5×S4+σ3,5×S3+σ2,5×S2 +σ1,5×S1+σ0,5×S0 σ4,5=X0+X1+X2+X3+X4=1×X4+σ3,4 σ3,5=(X0+X1+X2+X3)×X4+(X0+X1+X2)×X3 +(X0+vX1)×X2+X0×X1=σ3,4×X4+σ2,4 σ2,5=((X0+X1+X2)×X3+(X0+X1) ×X2+X0×X1)×X4+((X0+X1) ×X2+X0×X1)×X3+X0×X1×X2 =σ2,4×X4+X1,4 σ1,5=(((X0+X1)×X2+X0×X1) ×X3+X0×X1×X2)×X4+X0×X1 ×X2×X3=σ1,4X4+σ0,4 σ0.5=X0×X1×X2×X3×X4=σ0,4X4+0 Y4,4=Y5,5/(X5+X4)+P4 但し P4=S4+σ3,4×S3+σ2,4×S2+σ1,4×S1+σ0,4×S0 σ3,4=X0+X1+X2+X3=1×X3+σ2,3 σ2,4=(X0+X1+X2)×X3+(X0+X1) ×X2+X0×X1=σ2,3×X3+σ1,3 σ1,4((X0+X1)×X2+X0×X1)×X3 +X0+X1+X2=σ1,3×X3+σ0,3 σ0,4=X0+X1+X2+X3=σ0,3×X3+0 Y3,3=Y5,4/((X5+X3)Y4,4/X4+X3)+P3 但し Y5,4=Y5,5/(X5+X4) P3=S3+σ2,3×S2+σ1,3×S1+σ0,3×S0 σ2,3=X0+X1+X2=1×X2+σ1,2 σ1,3=(X0+X1)×X2+X0×X1=σ1,2×X2+σ0,2 σ0,3=X0+X1+X2=σ0,2×X2+0 Y2,2=Y5,3/(X5+X2)+Y4,3/(X4+X2) +Y3,3/(X3+X2)+P2 但し Y5,3=Y5,4/(X5+X3) Y4,3=Y4,4/(X4+X3) P2=S2+σ1,2×S1+σ0,2×S0 σ1,2=X0+X1=1×X1+σ0,1 σ0,2=X0+X1=σ0,1×X1+0 Y1,1=Y5,2/(X5+X1)+Y4,2/(X4+X1) +Y3,2/(X3+X1)+Y2,2/(X2+X1)+P1 但し Y5,2=Y5,3/(X5+X2) Y4,2=Y4,3/(X4+X2) Y3,2=Y3,3/(X3+X2) P1=S1+σ0,1×S0 σ0,1=X00,0=Y5,1/(X5+X0)+Y4,1/(X4+X0) +Y3,1(X3+X0)+Y2,1/(X2+X0) +Y1,1/(X1+X0)+P0 但し Y5,1=Y5,2/(X5+X1) Y4,1=Y4,2/(X4+X1) Y3,1=Y3,2/(X3+X1) Y2,1=Y2,2/(X2+X1) P0=S0 またここで求めた0番目の誤りの値Y0,0の計算途中に
は1番目から5番目の他の誤りの値Y1,0=Y1,1/(X1
+X0)、Y2,0=Y2,1/(X2+X0)、Y3,0=Y3,1
(X3+X0)、Y4,0=Y4,1/(X4+X0)、Y5,0=Y5,1
/(X5+X0)が同時に求まっている。なおここでは とおいた。
以上の様にYj,0を求めるためにYj,jの計算をj=L
−1から0まで行なうのであるがこれに先だってσi,j
の計算手順をσi,j=σi,j−1×Xj-1+σi−1,j−1
と言うように行い、ここで求めたσi,jを記憶してお
く。これはσi,jの計算を行なうため1過程前でのσ
i,j−1及びσi−1,j−1の値を使用しなければならな
いためでありまた誤り量を求める際にもこのσi,jを必
要とするためである。この後Yj,jの計算を の式に従って算出する場合にもσi,jの計算と同様にY
i,j+1、すなわちjの最大値L−1から0までのYj,j
計算過程の1過程前でのjが1だけ増加したYi,j=Y
i,j+1/(Xi+Xj)の計算結果を使用しなければなら
ない。このためYi,j+1/(Xi+Xj)を計算したとき
は必ずメモリーに入れておき次の過程でメモリーの内容
を読みだして再び更新した値を書き込むと言う手順で逐
次計算を行なうと都合が良い。また新たに求まった左辺
の結果のYj,jも同様にメモリーに書き込んでおく。こ
の様にして計算を続けてj=0となったとき、メモリー
にはYj,0すなわち求める誤りの量が格納されている。
この方法をエンコーディングに応用した場合、第3図に
示すシンドローム生成回路にて最小距離dのリードソロ
モン符号の情報語及び0元に誤ったと仮定した検査語に
対するシンドロームS0からSd-2までのL個の値を3から
8までの8ビットのレジスタから読み取り、既知である
個数L=6のX0からXL-1までの誤り位置数、すなわちα
、α、α、α、α、αの値を23のマイクロ
プログラム制御のガロア体演算回路に入力し結果を23の
メモリー回路に得るのである。次に本発明の第2の実施
例のガロア体演算装置について図面を参照しながら説明
する。第2図aは本発明の第2の実施例のブロック図で
ある。第2図bは第2図aにおける第2の実施例の第2
及び第3の計算手段のフローチャートを示すものであ
る。また第2図cは第2図aにおける第2の実施例の第
5の計算手段のフローチャートを示すものである。第2
図aにおいて22はシンドローム生成回路で第3図に示す
ものと同じ物であり、23はメモリー回路である。また24
はガロア体演算回路でありマイクロプログラムにより高
速にガロア体の演算を実行する。第2図bにおいては第
1及び第3の計算手段からσi,jを計算してこの結果とS
iから中間値Pjを算出して記憶する。また第2図cにお
いては第5の計算手段により記憶しておいた中間値Pj
誤り位置数から最終的に誤りの値Yj,jを求める部分で
ある。以上のように構成されたガロア体演算方法の第2
の実施例について以下第2図a、第2図b、第2図c及
び第3図を用いてその方法を説明する。求めるべき誤り
の値のYj,jをj=5からj=0までの6つの値である
とする。この時の各値の計算式は、以上の様にYj,0
求めるためにYj,jの計算をj=L−1から0まで行な
うのであるがこれに先だって中間値P0からPj-1の値を求
めたほうが効率が良い。すなわちPjを求めるために、σ
i,jの計算手順をσi,j=σi,j−1×Xj-1+σ
i−1,j−1と言うように行ない、同時にここで求めた
σi,jとシンドローム Siから の計算を行なうのである。ところでσi,jの計算を行う
ためPj-1、すなわち1過程前でのσi,j−1およびσ
i−1,j−1の値を使用しなければならない。このため
σi,jを計算したときは必ずメモリーに入れておき次の
過程でメモリーの内容を読みだして再び更新した値を書
き込むと言う手順で行なうのが最もメモリー効率が良
い。この様にして求めた中間値Pjはメモリーの別の場所
に格納しておく。この後Yj,jの計算を の式に従って算出する。この時も第1の実施例と同様に
i,j+1、すなわちjの最大値L−1から0までのY
j,j計算過程の1過程前での Yj,j=Yi,j+1/(Xi+Xj)の計算結果を使用する。
この様にして計算を続けてj=0となったとき、メモリ
ーにはYj,0すなわち求める誤りの量が格納されてい
る。もちろん誤りの位置数が他の手段によって判明して
いる場合にはその位置数を与えてイレージャ訂正が可能
であるが若し符号距離の許す範囲内であれば上述した手
順で系統的に訂正が可能であり、他の検出手段による確
実な誤りに対してパラメータを制御されたマイクロプロ
グラムによる1シンボルから6シンボルまでの高能力訂
正を行なうことが出来、この手順による計算労力は乗算
についてのみ言えばは2×L3/2である。なお本発明の
第1の実施例において0元の乗算は最初から結果を0元
として省略できるし、1の乗算も同様に省略できる。ま
た初期値設定の代わりに計算の途中に0元を投入する
等、条件判定を行ないながら値を代入することも当然考
えられる。また逐次計算を行なう際には一部の結果をレ
ジスタ等に保存したまま計算することが可能である。ま
たこれ等の計算は通常のマイクロプロセッサによって実
行されても良く、通常ガロア体の乗算を対数テーブルで
行なうため特に本発明のアルゴリズムは効率がよい。な
お誤りの位置が知られていない場合においてもバーレカ
ンプマッシイ、ユークリッドの互除法等により得られた
シンドロームのガロア体上での乗除算、加算処理により
誤り個数と誤り位置多項式の各次数の係数の値を求め訂
正処理を行なうことができ、イレージャによる訂正と併
用して処理出来ることは無論である。
発明の効果 以上述べてきたように本発明によれば、符号誤り検査
訂正装置のうちシンドローム生成回路のみを使用しこれ
によって得られたシンドロームからエンコーディング及
び消失訂正を高速に実行出来る。従来の方法によればL4
のオーダと言う非常な計算労力が必要とされたのに対し
本発明によれば2×L3/2オーダと言う少しの計算労力
で消失訂正が可能であり、ハードウエア資産の共用によ
り高速復号と小さなハードウエアが同時に実現すること
になり、高速かつ高機能要求される光ディスク装置等に
おいて、高い生の誤り率を有する記録媒体の復号を実用
的に実行出来るためその効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】 第1図aは本発明の第1の実施例のブロック図、第1図
bは第1の実施例の第1の計算手段のフローチャート、
第1図cは第1の実施例の第2の計算手段のフローチャ
ート、第2図aは本発明の第2の実施例のブロック図、
第2図bは第2の実施例の第2及び第3の計算手段のフ
ローチャート、第2図cは第2の実施例の第5の計算手
段のフローチャート、第3図はシンドローム生成回路、
第4図は従来例に於けるガロア体演算方法によるエンコ
ーディング処理のフローチャートである。 22……シンドローム生成回路、23……メモリー回路、24
……ガロア体演算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−258535(JP,A) 特開 昭61−258536(JP,A) 特開 昭62−115928(JP,A) 特開 昭64−19831(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告,信学 技報Vol.87,No.52,P.9− 16,(IT87−11)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号語がガロア体GF(2r)の元から構成さ
    れる最小距離dの誤り訂正線形符号のX0からXL-1までの
    既知のL個の誤り位置数と少なくともS0からSL-1までの
    シンドロームを生成する回路と、値を記憶する手段と、
    jを0≦j≦L−1、j≧i≧0、右辺において添字が
    前記の不等号を満たさない変数を0とする条件の元にσ
    j,j=1とし、σi,j=σi,j−1×Xj-1+σi−1,j−1
    としてjを0からL−1まで変化させるとともに前記j
    の各々につきiを前記条件下にて変化させて結果を得る
    第1の逐次計算手段と、求めるべき誤り量ないしは誤り
    量の中間値であるYj,0を、jをi≦jの条件下にL−
    1から0まで変化させて にてYj,jを計算して右辺におけるYi,j=Yi,j+1
    (Xi+Xj)と置いた各計算結果と左辺の計算結果のY
    j,jを逐次的にjを1減じた上記のYj,jを求める式に代
    入する手順で結果を求める第2の逐次計算手段からなる
    ガロア体演算装置。
  2. 【請求項2】i≦jの条件下に第1の計算手段によって
    任意のjについてのσi,jの計算過程にて算出されたσ
    i,jが得られた時、シンドロームSiと共に、 にて中間結果Pjを得て記憶しておく第3の計算手段と、
    第2の計算手段の替りに求めるべき誤り量ないしは誤り
    量の中間値であるYj,0を、jをi≦jの条件下にL−
    1から0まで変化させ、 にてYj,jを計算して右辺における Yi,j=Yi,j+1/(Xi+Xj)と置いた各計算結果と左
    辺の計算結果のYj,jを逐次的にjを1減じた上記のY
    j,jを求める式に代入する手順で結果を求める第4の逐
    次計算手段からなる特許請求の範囲第1項記載のガロア
    体演算装置。
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