JP2710117B2 - ウォータージェット加工機の研磨材供給装置 - Google Patents

ウォータージェット加工機の研磨材供給装置

Info

Publication number
JP2710117B2
JP2710117B2 JP17123393A JP17123393A JP2710117B2 JP 2710117 B2 JP2710117 B2 JP 2710117B2 JP 17123393 A JP17123393 A JP 17123393A JP 17123393 A JP17123393 A JP 17123393A JP 2710117 B2 JP2710117 B2 JP 2710117B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
abrasive
jet
air
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17123393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH071338A (ja
Inventor
俊一 堀
徹 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Corp filed Critical Shibuya Corp
Priority to JP17123393A priority Critical patent/JP2710117B2/ja
Publication of JPH071338A publication Critical patent/JPH071338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2710117B2 publication Critical patent/JP2710117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴射ノズルから研磨材
を混入させた超高圧水を噴射することによって被加工物
に対して加工を行うアブレシブ型ウォータージェット加
工機における研磨材供給装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアブレシブ型ウォータージェット
加工機は、図3の配置図に示すのように、ノズルヘッド
1に対して、供給路2を介して超高圧水を供給すると同
時に、供給路3を介して研磨材を供給し、その内部にお
いて超高圧水に適度の研磨材を混入した上、噴射ノズル
4から被加工物に向けて噴射して目的の加工を行うよう
に構成されている。噴射開始に当たって、図4の部分拡
大図に示した超高圧水の流路を開閉するジェット開閉弁
5が開弁されると、超高圧水がオリフィス6を経て供給
され、ミキシングチャンバ7において研磨材8が混入さ
れた上、噴射ノズル4の流路を構成するミキシングチュ
ーブ9を経てウォータージェット10として噴射され
る。なお、図中、11はジェット開閉弁5駆動用のエア
シリンダ、12は研磨材供給用タンク、13はその開閉
弁である。
【0003】ところで、研磨材用の開閉弁13と超高圧
水用のジェット開閉弁5との動作タイミングを工夫する
ことにより、噴射開始時から直ちに研磨材の混入された
良質なジェット流が得られるとともに、噴射停止時にお
いてジェット開閉弁5を閉弁した際に生じる負圧によっ
て研磨材8がオリフィス6部内などへ流入するのを回避
する試みもなされている。この試みにおいては、噴射開
始時には研磨材用の開閉弁13をジェット開閉弁5より
先行させて開弁することにより研磨材8の供給の遅れを
解消するとともに、噴射停止時には研磨材用の開閉弁1
3をジェット開閉弁5より先行させて閉弁することによ
り、ジェット開閉弁5の閉弁により負圧が生じる際には
研磨材8がその場から排除されているように調整してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術はもちろん、後者の試みを加えた場合において
も、噴射停止時における研磨材の供給タイミングの調整
により、供給路3側からオリフィス6部内などへの研磨
材8の流入を回避する上では有効なものの、噴射ノズル
4と被加工物との距離が短いと、ジェット開閉弁5の閉
弁時に生じる前記負圧により、噴射ノズル4と被加工物
との間などに残留する水分を吸引して、オリフィス6部
内などへ逆流するのを阻止することまではできなかっ
た。また、ミキシングチャンバ7に接した側から供給路
3内へ水分が流入するのを防ぐ手立てもないため、その
水分による濡れにより研磨材8のスムーズな流通を妨げ
る結果にもなった。本発明は、このような従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、簡単な構成によ
り、噴射停止時に被加工物上やミキシングチューブ内に
残留する水分がノズルヘッド部内へ逆流したり、研磨材
がオリフィス部などへ逆流する現象を低減でき、さらに
研磨材用の供給路内への水分の逆流も防止できるウォー
タージェット加工機の研磨材供給装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、超高圧水発生装置から供給される超高圧水
と研磨材供給タンクから供給される研磨材とをノズルヘ
ッド部において混合しながら噴射ノズルから噴射するウ
ォータージェット加工機において、前記研磨材供給タン
クからノズルヘッド部への研磨材の供給経路中に開閉弁
を配設するとともに、該開閉弁の下流側に逆流防止用の
エアを供給するエア供給路を接続したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】前記技術手段の採用により、噴射停止時におい
ては、研磨材用の開閉弁の下流側に逆流防止用のエアが
供給されるので、前記ジェット開閉弁の閉弁時に負圧が
生じても逆流防止用のエアの供給によってエアが補填さ
れるため、噴射ノズル先端からノズルヘッド部内への水
分等の逆流は回避される。さらに、前記逆流防止用のエ
アの流通により、研磨材用の供給路内への水分の逆流が
防止される。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明を適用した一実施例の配置図、
図2はその開閉弁の部分拡大図である。本加工機が、図
1に示すのように、ノズルヘッド1に対して、供給路2
を介して図示しない超高圧水発生装置から超高圧水が供
給されると同時に、供給路3を介して研磨材が供給さ
れ、その内部において超高圧水に適度の研磨材が混入さ
れた上、噴射ノズル4から被加工物に向けて噴射するよ
うに構成されており、噴射開始に当たって、図4の部分
拡大図に示した超高圧水の流路を開閉するジェット開閉
弁5が開弁されると、超高圧水がオリフィス6を経て供
給されて、ミキシングチャンバ7において研磨材8が混
入された上、噴射ノズル4の流路を構成するミキシング
チューブ9を経てウォータージェット10が噴射される
点で前記従来の構造例と異なるところはない。なお、図
中、11はジェット開閉弁5駆動用のエアシリンダ、1
2は研磨材供給用タンク、13はその開閉弁である。
【0008】次に、本実施例の特徴部分に関して説明す
る。図中、14は供給路3の途中に配設された開閉弁
で、図2に示すように、この開閉弁14の下流側に逆流
防止用のエア供給路15が接続されている点で特徴を有
する。すなわち、この開閉弁14の閉弁動作と前後して
適当なタイミングで、図示しないエア源との間に接続さ
れた制御弁を介して前記エア供給路15より開閉弁14
の下流側に対してエアが供給され、その下流側の供給路
3を介して前記ミキシングチャンバ7にエアを供給する
ように構成されている。前記開閉弁14は、図2に示し
たように、上流側及び下流側の供給路3の端部が取付け
られる弁箱16と、該弁箱16内に固定されたゴムなど
の弾性体からなる環状のシール体17と、該シール体1
7の内方に回動自在に嵌合されたステンレススチール等
からなる弁体18とを主要素として構成されている。弁
体18には連通路19が形成されており、カップリング
20を介して連結されたロータリアクチュエータ21に
よる回動によって、シール体17にそれぞれ供給路3に
接続した状態に形成された流路22及び流路23を連通
するように構成されている。さらに、流路23には前記
逆流防止用のエア供給路15に連通した流路24が接続
され、図示しない制御弁を介してエア源に接続されてい
る。なお、本実施例においては、シール体17側を弾性
体で形成した場合を示したが、弁体18側あるいはその
双方を弾性体で形成することも可能である。これらの場
合、シール体17と弁体18との隙間に研磨材8が挟ま
ったとしても噛込みは起こらずに、開閉動作を繰返すう
ちにやがて排出されるので弁機能が阻害されることは少
ない。
【0009】しかして、ウォータージェット10の噴射
開始に当たっては、ジェット開閉弁5に先行して、ロー
タリアクチュエータ21を介して弁体18を回動して流
路22及び流路23を連通することにより開閉弁14を
開弁する。なお、開閉弁13は運転開始時に予め開弁し
ておく。この開閉弁14の開弁により供給管3の垂直部
分の研磨材8が重力によってミキシングチャンバ7に到
達する時点を見計らってジェット開閉弁5を開弁する。
これにより、ミキシングチャンバ7内においては、オリ
フィス6を経て供給される超高圧水の高速流に基づくエ
ゼクタ効果によって研磨材8が吸引、混入された上、噴
射ノズル4の流路を構成するミキシングチューブ9を経
てウォータージェット10が噴射される。
【0010】次に、被加工物に対する噴射位置の移動や
被加工物の交換を行う場合等において噴射を停止する場
合には、ジェット開閉弁5に先行して、ロータリアクチ
ュエータ21を介して弁体18を回動し、流路22と流
路23との連通を遮断して開閉弁14を閉弁する。これ
と前後して適当なタイミングでエア供給路15及び流路
24を介して開閉弁14の下流側に逆流防止用のエアを
供給する。前記逆流防止用のエアがミキシングチャンバ
7に到達する時点を勘案して適当なタイミングでジェッ
ト開閉弁5を閉弁する。これにより、ジェット開閉弁5
の閉弁時に伴う負圧の影響は、逆流防止用エアの補填に
より大幅に低減されるため、噴射ノズル4の先端から被
加工物上等に残留する水分等を吸引する虞は殆ど解消さ
れる。同時に、その開閉弁14より下流側の供給路3内
には逆流防止用のエアが流通するので、供給路3内に水
分が逆流することも防止され、以後のスムーズな研磨材
8の流通が維持される。なお、以上の逆流防止用のエア
の供給は、次の噴射開始に伴う開閉弁14の開弁まで継
続され、その開閉弁14の開弁動作と前後して停止され
る。
【0011】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではない。特に開閉弁14は必ずしも供給路3の垂
直部分に配設する必要はなく、ノズルヘッド1との位置
関係も変更可能である。また、各開閉弁の構造や動作タ
イミングは加工条件等に基づいて適宜選定すればよい。
さらに、逆流防止用のエアも必ずしも空気のみである必
要はなく、他のガス体を混入してもかまわない。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づいて次の効
果を得ることができる。 (1)噴射停止時において、ジェット開閉弁の閉弁時に
負圧が生じても逆流防止用のエアの供給によってエアが
補填されるため、噴射ノズル先端からノズルヘッド部内
への水分等の逆流は回避される。 (2)前記逆流防止用のエアの流通により、研磨材用の
供給路内への水分の逆流が防止される結果、常にスムー
ズな研磨材の流通が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した一実施例の配置図である。
【図2】 同実施例における開閉弁の部分拡大図であ
る。
【図3】 従来例を示した配置図である。
【図4】 従来例におけるノズルヘッドの部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
1…ノズルヘッド、2…超高圧水の供給路、3…研磨材
の供給路、4…噴射ノズル、5…ジェット開閉弁、6…
オリフィス、7…ミキシングチャンバ、8…研磨材、9
…ミキシングチューブ、10…ウォータージェット、1
1…エアシリンダ、12…研磨材供給タンク、13,1
4…開閉弁、15…逆流防止用のエア供給路、17…シ
ール体、18…弁体、19…連通路、20…カップリン
グ、21…ロータリアクチュエータ、22〜24…流路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高圧水発生装置から供給される超高圧
    水と研磨材供給タンクから供給される研磨材とをノズル
    ヘッド部において混合しながら噴射ノズルから噴射する
    ウォータージェット加工機において、前記研磨材供給タ
    ンクからノズルヘッド部への研磨材の供給経路中に開閉
    弁を配設するとともに、該開閉弁の下流側に逆流防止用
    のエアを供給するエア供給路を接続したことを特徴とす
    るウォータージェット加工機の研磨材供給装置。
JP17123393A 1993-06-17 1993-06-17 ウォータージェット加工機の研磨材供給装置 Expired - Lifetime JP2710117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17123393A JP2710117B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 ウォータージェット加工機の研磨材供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17123393A JP2710117B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 ウォータージェット加工機の研磨材供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071338A JPH071338A (ja) 1995-01-06
JP2710117B2 true JP2710117B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=15919518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17123393A Expired - Lifetime JP2710117B2 (ja) 1993-06-17 1993-06-17 ウォータージェット加工機の研磨材供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2710117B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000075095A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Toshiba Corp 放射能汚染物の除染装置および研摩材の回収方法
JP5205481B2 (ja) 2011-02-02 2013-06-05 株式会社スギノマシン アブレシブウォータージェット加工機
GB201204253D0 (en) * 2012-03-11 2012-04-25 Miller Donald S Abrasive suspension feed system
CN107139085A (zh) * 2017-06-29 2017-09-08 安徽新兴翼凌机电发展有限公司 一种便携式磨料射流切割装置
JP7226711B2 (ja) * 2019-02-28 2023-02-21 範多機械株式会社 斫り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH071338A (ja) 1995-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0372973A (ja) 塗料供給量制御手段を有するスプレーガン
JP2710117B2 (ja) ウォータージェット加工機の研磨材供給装置
JP2000153247A (ja) 洗浄剥離方法及びその装置
JPH11300304A (ja) 洗浄剥離方法及びその装置
JP2626311B2 (ja) ウオータジェット切断装置
JP4412571B2 (ja) 洗浄剥離装置
JPH0857366A (ja) 洗浄ガン
JPH07241770A (ja) 研削液供給装置
JP2600831Y2 (ja) インク用スプレーガン装置
JP4022729B2 (ja) 固液懸濁液塗布装置
JPH0544048Y2 (ja)
JP3372112B2 (ja) エア−ブラスト装置
JPH0866644A (ja) 高圧液噴射ガン及び高圧液噴射装置
JP3987751B2 (ja) 噴射ノズルおよび噴射方法
JP2001129444A (ja) エアースプレイ塗装方法及びその方法に使用するエアースプレイハンドガン
JPH0487654A (ja) スプレー装置およびスプレー装置の制御装置
JP2010082798A (ja) 粉塵をおさえつつ素地調整を行う方法、及びその装置
JP2649629B2 (ja) ウォータージェットの研磨材供給装置
JPH11114831A (ja) 噴射量を少量に制御可能な直圧式ブラスト加工装置
JPH07291373A (ja) エアゾール包装容器も含む包装容器の噴出頭構造体
JP2004223409A (ja) 気液混合流の噴射装置
JP2620758B2 (ja) 建築用吹付ガン
JP2009096271A (ja) 洗車機
JPH0713823Y2 (ja) スプレーヤの攪拌装置
JPH0924314A (ja) 薬液散布装置及び薬液散布車

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term