JP2649629B2 - ウォータージェットの研磨材供給装置 - Google Patents

ウォータージェットの研磨材供給装置

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JP2649629B2
JP2649629B2 JP13590292A JP13590292A JP2649629B2 JP 2649629 B2 JP2649629 B2 JP 2649629B2 JP 13590292 A JP13590292 A JP 13590292A JP 13590292 A JP13590292 A JP 13590292A JP 2649629 B2 JP2649629 B2 JP 2649629B2
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俊一 堀
隆規 清波
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Shibuya Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨材を超高圧水噴射
ノズル中のミキシングチューブ内で混入した超高圧水を
噴射してワークの切断加工を行うウォータージェット加
工機における研磨材供給装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアブレシブ型ウォータージェット
加工機の研磨材供給装置は、図3に示される配置図のよ
うに研磨材供給タンク6に開閉バルブ7が設けられてお
り、加工開始時には超高圧水路2内に設けられたジェッ
ト開閉弁20の動作によるジェットONと同時に開閉バ
ルブ7を開として加工を開始している。また、停止時に
は開閉バルブ7を閉にし、研磨材供給チューブ8中の研
磨材18がなくなってから超高圧水路2を閉じジェット
OFFを行っている。
【0003】ところが、この方法によるとジェットON
時に研磨材18が混入されていないのでアルミ等のワー
ク16切断時、特にピアッシング時に図4に示すような
表面が盛り上がった状態の亀裂17が発生する等の不具
合が存在した。そこで、加工停止時にジェットOFFと
開閉バルブ7の閉とを同時に行い、研磨材供給チューブ
8のノズルヘッド部1の研磨材供給口5付近に研磨材1
8を残しておけば、この様な問題は発生しないことが解
明された。
【0004】しかし、ジェットOFFと開閉バルブ7の
閉とを同時に行うと、ノズルヘッド部1内部の負圧(特
にミキシングチューブ12内の負圧)により、ノズルヘ
ッド1内部への入口となる研磨材供給口5付近まで送ら
れてきた研磨材18がノズルヘッド1内部に流れ込み、
場合によっては研磨材18がジェットを絞るオリフィス
4に付着することがある。そして、オリフィス4に研磨
材18が付着したままジェットONにすると付着研磨材
18によりオリフィス4が破損してしまう危険があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の不具
合を解決するために考えられたもので、ジェットON時
には研磨材18が即混入され、アルミ等のワーク16切
断時の亀裂17等の発生を防止すると共に、ジェットO
FF時にはミキシングチューブ12内の負圧により、研
磨材18が該ミキシングチューブ12が存在するノズル
ヘッド1内部へ流れ込むことを防止し、オリフィス4破
損の心配も無いウォータージェットの研磨材供給装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ウォータージェットの研磨材供給装置を下記
のように構成した。すなわち、超高圧水発生装置から供
給される超高圧水と、研磨材供給タンクから研磨材供給
チューブを経て送られてくる研磨材とを、ノズルヘッド
部にて混合し、噴射ノズルにて噴射加工するウォーター
ジェット加工機に於いて、ノズル側の研磨材供給チュー
ブをノズルヘッド取付部から一旦上方へ立ち上げ、略垂
直部を設け、該垂直部の頂上より下方に、加工開始時は
ジェットONより所定時間早く開となり加工終了時には
ジェットOFFより所定時間早く閉となるよう制御され
る開閉弁を設けたものと構成した。
【0007】
【実施例】以下図示の実施例に従い本発明に付き説明す
る。図1が本発明を示すウォータージェットの研磨材供
給装置の全体配置図であり、図2がウォータージェット
におけるノズルヘッド部の拡大断面図である。
【0008】図2に於いてノズルヘッド部1は、超高圧
水路2と噴射ノズル3とによりなり、超高圧水路2の下
端部には送られてきたジェットを絞るためのオリフィス
4及びジェットON、OFFを動作させるジェット開閉
弁20が装着されており、噴射ノズル3は、研磨材供給
チューブ8と接続される研磨材供給口5と超高圧水供給
口15が形成されたミキシングチャンバ13とミキシン
グチューブ12によりなるものである。
【0009】該ノズルヘッド部1は、図1に示されてい
るように超高圧水発生装置(本装置は図示されていな
い。)から供給される超高圧水と、研磨材供給タンク6
から研磨材供給チューブ8を経て送られてくる研磨材1
8とを、混合し、噴射ノズル3にてアブレシブジェット
19を噴射させるものである。
【0010】研磨材18が収納された研磨材供給タンク
6は、下端部に流量調節用の開閉バルブ7が装着されて
おり、開閉バルブ7に研磨材供給チューブ8が接続さ
れ、研磨材供給チューブ8はノズルヘッド部1の研磨材
供給口5に接続されている。
【0011】該研磨材供給チューブ8は、ノズルヘッド
部1の研磨材供給口5への取付部11から一旦上方へと
立ち上げ、略垂直部10を形成し、この垂直部10の頂
上より少し下側でクランプ装置等周辺装置(図示されて
いない。)の邪魔にならない位置に開閉弁9が設けられ
ている。この結果開閉弁9より上部の研磨材供給チュー
ブ8内が研磨材ストック部14となる。尚、実施例にお
ける開閉弁9の位置に関し、上方に1.2グラムと2.
4グラムの研磨材を残した位置に開閉弁9を設置して実
験を行ったが、両者とも本発明の効果を発揮した。
【0012】この開閉弁9は、加工開始時はジェットO
Nより所定時間早く開となり加工終了時にはジェットO
FFより所定時間早く閉となるよう制御されている。更
に詳しく説明すれば、加工開始時には、初めに開閉弁9
を開いて、開閉弁9上部の研磨材ストック部14に溜ま
っている研磨材18を自重でノズルヘッド部1手前(取
付部11付近)に落下させてからジェット開閉弁20を
開としジェットONにする。
【0013】加工終了時には開閉弁9を閉じた後、時間
差をもってジェットOFFにさせる。尚、実施例におけ
る加工終了時には開閉弁9と開閉バルブ7を閉にした
後、開閉弁9からノズル3までの間に残留する研磨材1
8を排出し、その後ジェットをOFFする。この際の時
間差は使用する研磨材の大きさや種類によって任意の時
間を設定できるようにしてある。
【0014】尚、図示していないが、他実施例としてノ
ズル3の真上位置に研磨材タンク6と流量調節バルブ7
を設けて、流量調節バルブ7を本発明の開閉弁9として
作用させることも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明は如上の様に構成されるため次の
様な効果を発揮する。 研磨材供給チューブ8に略垂直部10を形成し、その
頂上より若干下方に開閉弁9を設けたため、開閉弁9上
方の研磨材供給チューブ8内を開閉弁9を閉とした時に
研磨材ストック部14とすることができた。
【0016】その結果、開閉弁9をジェットONより
所定時間早く開とすることにより、研磨材ストック部1
4の研磨材18が自重により落下し、瞬時にミキシング
チューブ12に供給されることとなり、研磨材18が研
磨材供給タンク6から研磨材供給チューブ8内を移送さ
れてくるまでの時間に研磨材18が混入されない状態で
のジェット噴射を防止することが可能となった。
【0017】よって、アルミニュウム等の柔らかい金
属や積層樹脂等のワーク16に対するピアッシング時に
も表面の盛り上がりや積層部分の剥離が防止でき、又、
ガラスやセラミック石材等脆性材料に対しても、水圧の
低圧コントロールとの組合わせでピアッシング時の材料
の割れを防ぐことができることとなった。
【0018】尚、実験の結果、初期のジェットON時に
研磨材が混入されていれば、その後、短い時間研磨材の
混入がなくても、ワークに亀裂等の不具合は発生しない
ことが確認されている。
【0019】更に、加工終了時には開閉弁9を閉じた
後、時間差をもってジェットOFFにさせ、開閉弁9か
らノズル3までの間に残留する研磨材18を排出するた
め、ジェットOFF時にミキシングチューブ12内の負
圧により、研磨材18がノズルヘッド部1内へ流れ込む
ことが防止でき、オリフィス4破損の心配も無いウォー
タージェットの研磨材供給装置となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す全体配置図
【図2】 ノズルヘッド部の拡大断面図
【図3】 従来の装置を示す全体配置図
【図4】 ピアッシング時の亀裂発生状態を示す部分断
面図
【符号の説明】
1...ノズルヘッド部 2...超高圧水路 3...噴射ノズル 4...オリフィス 5...研磨材供給口 6...研磨材供給タンク 7...開閉バルブ 8...研磨材供給チューブ 9...開閉弁 10...略垂直部 11...取付部 12...ミキシングチューブ 13...ミキシングチャンバ 14...研磨材ストック部 15...超高圧水供給口 16...ワーク 17...亀裂 18...研磨材 19...アブレシブジェット 20...ジェット開閉弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高圧水発生装置から供給される超高圧
    水と、研磨材供給タンクから研磨材供給チューブを経て
    送られてくる研磨材とを、ノズルヘッド部にて混合し、
    噴射ノズルにて噴射加工するウォータージェット加工機
    に於いて、ノズル側の研磨材供給チューブをノズルヘッ
    ド取付部から一旦上方へ立ち上げ、略垂直部を設け、該
    垂直部の頂上より下方に、加工開始時はジェットONよ
    り所定時間早く開となり加工終了時にはジェットOFF
    より所定時間早く閉となるよう制御される開閉弁を設け
    たことを特徴とするウォータージェットの研磨材供給装
    置。
JP13590292A 1992-04-28 1992-04-28 ウォータージェットの研磨材供給装置 Expired - Lifetime JP2649629B2 (ja)

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JPH05301166A JPH05301166A (ja) 1993-11-16
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