JP2709255B2 - 展望用エレベータの運転装置 - Google Patents
展望用エレベータの運転装置Info
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Description
屋外が展望可能にかご室及び昇降路をガラスで被った展
望用エレベータの運転装置に関するものである。
適するように、かご室と昇降路の壁がガラスで構成され
ている。このガラスは網入ガラス、線入ガラス、合わせ
ガラスが用いられ、簡単には割れないが、全く割れない
というものではない。
が当たってガラスが割れたり、いたずらによりハンマー
やガラスカッタでガラスを破壊されたりすると、かご内
の乗客や建物の外の人がガラスで怪我をする危険性があ
り、エレベータをそのままで運転させておくことは安全
上問題があった。
るもので、展望用エレベータを被うガラスが破損したと
きに、エレベータを自動的に帰着・停止させることので
きる展望用エレベータの運転装置を得ることを目的とす
るものである。
レベータの運転装置は、昇降するかご内から屋外が展望
可能にかご室及び昇降路をガラスで被った展望用エレベ
ータにおいて、かご室及び昇降路を被っているガラスが
破損したことを検出する検出手段と、この検出手段が動
作したときに乗場呼登録を無効にしかご呼階に停止しな
がらエレベータを特定階に帰着させると共に特定階への
帰着完了後に運転を中止し休止制御する制御手段と、こ
の制御手段による特定階への帰着運転制御時にかご内の
乗客に音声または表示によって帰着運転中を知らせると
共に帰着完了後はエレベータからの降車を知らせる案内
装置と、上記制御手段による特定階への帰着運転時に管
理人室へ通報する非常通報装置とを備えたことを特徴と
するものである。
運転装置は、昇降するかご内から屋外が展望可能にかご
室及び昇降路をガラスで被った展望用エレベータにおい
て、かご室及び昇降路を被っているガラスが破損したこ
とを検出する検出手段と、この検出手段が動作したとき
にエレベータを最寄階に停止させると共に最寄階への帰
着完了後に運転を中止し休止制御する制御手段と、この
制御手段による最寄階への帰着運転制御時にかご内の乗
客に音声または表示によって帰着運転中を知らせると共
に帰着完了後はエレベータからの降車を知らせる案内装
置と、上記制御手段による最寄階への帰着運転時に管理
人室へ通報する非常通報装置とを備えたことを特徴とす
るものである。
おいては、検出手段により、かご室及び昇降路を被って
いるガラスが破損したことを検出すると、制御手段によ
って、乗場呼登録を無効にしかご呼階に停止しながらエ
レベータを特定階に帰着させると共に特定階への帰着完
了後に運転を中止し休止制御し、案内装置により、制御
手段による特定階への帰着運転制御時にかご内の乗客に
音声または表示によって帰着運転中を知らせると共に帰
着完了後はエレベータからの降車を知らせ、また、非常
通報装置により、制御手段による特定階への帰着運転時
に管理人室へ通報する。
運転装置においては、検出手段により、かご室及び昇降
路を被っているガラスが破損したことを検出すると、制
御手段によって、エレベータを最寄階に停止させると共
に最寄階への帰着完了後に運転を中止し休止制御し、案
内装置により、この制御手段による最寄階への帰着運転
制御時にかご内の乗客に音声または表示によって帰着運
転中を知らせると共に帰着完了後はエレベータからの降
車を知らせ、非常通報装置により、制御手段による最寄
階への帰着運転時に管理人室へ通報する。
説明する。図1中、+、−は直流電源、1はかご室のガ
ラスに接着されたガラスセンサ群で、かご室のガラス1
枚毎に1個づつのガラスセンサ1a〜1nがそれぞれ接
着されている。2は昇降路のガラスに接着されたガラス
センサ群で、昇降路のガラス1枚毎に1個づつのガラス
センサ2a〜2nがそれぞれ接着されている。
る検出リレーで、3a,3bはその常開接点、3cはそ
の常閉接点である。4はエレベータの乗場のボタンが押
されたことを検出し、上昇または下降運転の為の呼びを
登録する乗場呼登録回路、5はエレベータを特定の階ま
で運転させる為の帰着指令を発生する帰着指令発生回路
で、帰着指令発生時に接点閉成する。6は帰着指令発生
回路5が閉成することで付勢される帰着運転リレーで、
6a,6bはその常開接点である。
ベータの扉が全開したことが確認されると接点閉成する
帰着完了検出回路、8は帰着完了検出回路7が閉成する
ことで付勢される帰着完了検出リレーで、8a,8bは
その常開接点である。9はエレベータの運転を休止する
為の運転休止回路、10はかご内の乗客にエレベータが
帰着運転中であること及びかごからの降車を案内する為
に音声の発生や表示を行う案内装置、11はエレベータ
に備えられた非常通報装置である。
室または昇降路のガラスに石や乗客の荷物等があたりガ
ラスが破損したり、いたずらによりハンマーやガラスカ
ッタでガラスが破壊されたとき、ガラスセンサ1a〜1
nまたは2a〜2nは、上記行為により発生する特有の
振動周波数を検出し接点閉成する。この接点閉成によ
り、検出リレー3は付勢され、その常開接点3aにより
自己保持状態となる。
2nは、前述のように破損、破壊によって発生する振動
周波数を検出する為、風やエレベータの走行による振動
には反応しない。上記検出リレー3が付勢されることに
より、その常閉接点3cが開放し、乗場呼登録回路4は
接点開放する。乗場呼登録回路4が接点開放すること
で、エレベータはかご呼のみに停止し、かご内の乗客を
降車させることができる。
り、その常開接点3bが閉成し、その閉成により帰着指
令発生回路5は帰着指令を発し接点閉成され、帰着運転
リレー6が付勢される。上記帰着運転リレー6の付勢に
より、エレベータは特定階まで前述の様にかご呼に停止
しながら帰着運転を行う。
運転されて、特定階で停止し、エレベータの扉が全開す
ると、帰着完了検出回路7が接点閉成されて、帰着完了
検出リレー8が付勢される。帰着完了検出リレー8が付
勢されることにより、その常開接点8aが閉成し、運転
休止回路9が閉成され、エレベータは以降の運転を中止
し、休止状態となる。また、帰着完了検出リレー8の常
開接点8bも閉成するので、案内装置10によりかご内
の乗客に対して、エレベータから降車することを音声ま
たは表示によって促し、乗客を安全に避難させる。
ー6の常開接点6a及び6bが閉成されるので、案内装
置10によりかご内の乗客に対して帰着運転中であるこ
とを案内すると共に、非常通報装置11により、管理人
等へエレベータの異常を自動通報することで、エレベー
タの復旧が速やかに行える様にし、建物外の人がガラス
の破片でケガをすることを最小限に防ぐことができる。
示す回路図である。上記実施例1では、ガラスセンサ群
1または2の動作に基づいてエレベータを特定階までの
帰着運転させているが、帰着指令発生回路5及び帰着運
転リレー6を使用するかわりに、最寄階停止回路13及
び停止決定リレー14を用いることで、検出リレー3の
付勢により直ちにエレベータを最寄階に停止させて乗客
を降車させることでも同様の効果が得られる。なお、こ
の実施例では、最寄階停止・休止となるので、エレベー
タのかご呼登録回路12も検出リレー3の付勢により開
放させておく。
レベータの運転装置によれば、検出手段により、かご室
及び昇降路を被っているガラスが破損したことを検出す
ると、制御手段によって、乗場呼登録を無効にしかご呼
階に停止しながらエレベータを特定階に帰着させると共
に特定階への帰着完了後に運転を中止し休止制御し、案
内装置により、制御手段による特定階への帰着運転制御
時にかご内の乗客に音声または表示によって帰着運転中
を知らせると共に帰着完了後はエレベータからの降車を
知らせ、また、非常通報装置により、制御手段による特
定階への帰着運転時に管理人室へ通報するようにしたの
で、エレベータの乗客や建物の外の人がガラスでケガを
することを最小限に防ぎ、安全を確保することができる
と共に、かご内の乗客に特定階への帰着運転中を知ら
せ、かご呼階に停止しながらエレベータを特定階に帰着
させることができると共に帰着完了後はエレベータから
の降車を知らせ、また、非常通報装置により、管理人室
へ通報してエレベータの復旧を速やかに行うことができ
る。
運転装置によれば、検出手段により、かご室及び昇降路
を被っているガラスが破損したことを検出すると、制御
手段によって、エレベータを最寄階に停止させると共に
最寄階への帰着完了後に運転を中止し休止制御し、案内
装置により、この制御手段による最寄階への帰着運転制
御時にかご内の乗客に音声または表示によって帰着運転
中を知らせると共に帰着完了後はエレベータからの降車
を知らせ、非常通報装置により、制御手段による最寄階
への帰着運転時に管理人室へ通報するようにしたので、
エレベータの乗客や建物の外の人がガラスでケガをする
ことを最小限に防ぎ、安全を確保することができると共
に、かご内の乗客に最寄階への帰着運転中を知らせ、エ
レベータを最寄階に帰着させることができると共に帰着
完了後はエレベータからの降車を知らせ、また、非常通
報装置により、管理人室へ通報してエレベータの復旧を
速やかに行うことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降するかご内から屋外が展望可能にか
ご室及び昇降路をガラスで被った展望用エレベータにお
いて、かご室及び昇降路を被っているガラスが破損した
ことを検出する検出手段と、この検出手段が動作したと
きに乗場呼登録を無効にしかご呼階に停止しながらエレ
ベータを特定階に帰着させると共に特定階への帰着完了
後に運転を中止し休止制御する制御手段と、この制御手
段による特定階への帰着運転制御時にかご内の乗客に音
声または表示によって帰着運転中を知らせると共に帰着
完了後はエレベータからの降車を知らせる案内装置と、
上記制御手段による特定階への帰着運転時に管理人室へ
通報する非常通報装置とを備えたことを特徴とする展望
用エレベータの運転装置。 - 【請求項2】 昇降するかご内から屋外が展望可能にか
ご室及び昇降路をガラスで被った展望用エレベータにお
いて、かご室及び昇降路を被っているガラスが破損した
ことを検出する検出手段と、この検出手段が動作したと
きにエレベータを最寄階に停止させると共に最寄階への
帰着完了後に運転を中止し休止制御する制御手段と、こ
の制御手段による最寄階への帰着運転制御時にかご内の
乗客に音声または表示によって帰着運転中を知らせると
共に帰着完了後はエレベータからの降車を知らせる案内
装置と、上記制御手段による最寄階への帰着運転時に管
理人室へ通報する非常通報装置とを備えたことを特徴と
する展望用エレベータの運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5055470A JP2709255B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 展望用エレベータの運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5055470A JP2709255B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 展望用エレベータの運転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263356A JPH06263356A (ja) | 1994-09-20 |
JP2709255B2 true JP2709255B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12999497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5055470A Expired - Fee Related JP2709255B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 展望用エレベータの運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2709255B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980020855A (ko) * | 1996-09-12 | 1998-06-25 | 이종수 | 엘리베이터의 안전장치 및 그 제어방법 |
JP2007031087A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの制御装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6279170A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-11 | 株式会社東芝 | エレベ−タの制御装置 |
JP2896525B2 (ja) * | 1990-05-28 | 1999-05-31 | チッソ株式会社 | 熱可塑性樹脂用改質剤組成物と耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物の各製造方法 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP5055470A patent/JP2709255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06263356A (ja) | 1994-09-20 |
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