JP2708615B2 - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はVTR等の磁気記録再生装置に使用される回転
ドラム装置に係り、特に、これに搭載される磁気ヘッド
及びフライングイレーズヘッドの構造及びその回転ドラ
ム装置への搭載方法に関する。
〔従来の技術〕
編集機能を有するVTRでは、従来、例えば実開昭62−7
605号公報に示されるように、その機能を保たせなが
ら、高画質保障する為に、記録ヘッドに先行し、フライ
ング・イレーズヘッドを搭載し、前記録を消去した後、
再記録するシステムが多く製品化されている。
第2図は、従来から用いられている、フライングイレ
ーズヘッドを搭載したVTRの、ヘッド配置と、各ヘッド
のトラック関係を示した図である。従来のシステムの多
くは、アナログ記録のシステムである為、同図の様に、
ドラム1回転で1フレームの画面を構成させていた。こ
の為フライングイレーズヘッドのトラック幅は、記録ト
ラック2チャンネル相当分以上の幅があった。また、2
つの記録トラックを同時に消去させる為、そのアジマス
角度は、上記2つの記録トラックのアジマス角度の平均
の値であった。また、上記フライングイレーズヘッド
は、前の記録の消去が目的である為、1M Hz以上の交流
消去が行なわれており、消去周波数は、記録周波数より
高周波であり、また、フライングイレーズヘッドのギャ
ップ長も、記録ヘッドのギャップ長よりも大きくされて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術における、フライングイレーズヘッド
と、記録ヘッドとの組合せでは、例えば、ディジタル記
録方式のVTRに見られる様に、1chのみあるいは、1トラ
ック上の一部の記録トラックの消去に対して配慮されて
なかった。また、消去周波数が、記録周波数に比べ高い
ので、今後の高密度化の為に、記録周波数が高くなった
場合、消去の為に、大電流をフライングイレーズヘッド
に流しすと、アイソレーションが問題となる。また、従
来システムではフライングイレーズヘッドと、記録ヘッ
ドとが全く異ったヘッドであったため、そのヘッド製造
プロセスが異なり、従って、システム全体の製造コスト
も高くなっていた。
本発明の目的は、上記問題点を解決した、フライング
イレーズヘッドと、それを搭載した回転ドラム装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為に、フライングイレーズヘッド
と、記録ヘッドとを、ほぼ同じヘッド諸元にし、また、
消去周波数を、記録周波数に比べ、低く設定したもので
ある。
〔作用〕
フライングイレーズヘッドと、記録ヘッドのヘッド諸
元を同じにすることにより、まず第1に、1chごとの記
録パターンの消去が可能となる。さらに、同一形状のヘ
ッドをフライングイレーズヘッド、並びに記録ヘッドに
使用出来るので、システムの製造コストを下げることが
出来る。また、消去周波数を記録周波数より下げること
により、アイソレーションに対し効果があり、特別のシ
ールドを考えなくても、クロストーク等による性能劣化
を起こさずにフライングイレーズヘッドが搭載出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図(a)は回転ドラム4上のヘッド配置を示す。図で
は、録再分離型のシステムで記録ヘッド2,2′が2ch、再
生ヘッド3(3′)が2ch、フライングイレーズヘッド
1,1′が2chの計6個のヘッドのシステムを示している。
第1図(b)では、上記第1図(a)に示すフライング
イレーズヘッド1、記録ヘッド2、再生ヘッド3が同一
トラックトレース5上、どの様なトレースをするかを示
した図である。またヘッド1,2,3に対し、ヘッド1′,
2′,3′は逆アジマスになっている図でも明らかな様
に、ヘッドは、フライングイレーズヘッド1、記録ヘッ
ド2、再生ヘッド3の順にトラックをトレースしてお
り、まず第一に、フライングイレーズヘッド1でトラッ
ク上に書込まれている前データを消去し、次に記録ヘッ
ド2で新しい情報を記録し、その記録が正しく行なわれ
ているかのチェックの為、再生ヘッド3が上記記録トラ
ックの走査を行なっている。第1図では、記録と再生に
別々のヘッドを使用しているが、同時モニター機能を必
要としないシステムでは記録再生を同一ヘッドとする録
再共用ヘッドでもよい。従来技術では、フライングヘッ
ドのトラック幅TW(FE)は、記録ヘッドのトラック幅T
W(Rec)に比べ、約2倍程度以上有り、2トラック以上の
情報の消去を行なっている。しかしながら、例えばVTR
をデータレコーダーの様な使い方にした場合、1トラッ
クごと、独立に消去したい場合がある。この様な場合、
隣接したトラックの情報を消去せず、1トラックのみ消
去させる為フライングイレーズヘッドのトラック幅T
W(FE)は、記録ヘッドのトラック幅TW(Rec)とほぼ同等に
するとよい。しかし一般には、種々の異なる機種、ある
いは別のVTRで記録したテープを編集したりした場合、
記録テープ上のトラックトレースの曲りの違い、各トラ
ックトレース幅の誤差、トレース位置の誤差等を考慮に
入れ、またフライングイレーズヘッドの消し残り部分の
オーバーライトも考慮に入れると、 第1図(b)(1)式の TW(Rec)=TW(FE)+α、ただしα=−0.3・TW(Rec)
+0.3・TW(Rec) 又は同(2)式の 0.7TW<TW(FE)<0.7TW がよい。また第1図では、フライングイレーズヘッド
と、記録ヘッドとのアジマス角度は、ほぼ等しくしてい
るが、これに限ることはなく、例えば第4図(a)に示
す様に、フライングイレーズヘッドはほぼ0゜のアジマ
ス角度であっても、また同図(b)の記録ヘッドとは逆
のアジマス角度であってもよい。また、一般のフライン
グイレーズヘッド搭載のシステムでは上記フライングイ
レーズヘッドは、前記録データを交流消去する目的で搭
載されている為、フライングイレーズヘッドのギャップ
流Gl(FE)は、記録ヘッドのギャップ長Gl(Rec)に比べ、
約2倍以上大きく、消去周波数も記録周波数に比べ高く
設定されていたが、例えばデータレコーダや、ディジタ
ルVTR等にフライングイレーズヘッドを搭載させた場合
には、フライングイレーズヘッドは、前記録データの消
去ではなく、単なる記憶データの破壊であってもよい。
つまり、ディジタル記録では、前記録データを読み出さ
なければ、消去したのと同じ意味となるので、例えばす
べてのデータがエラーとなる様な記録周波数で前データ
をオーバーライトにより破壊すれば良い。この場合に
は、フライングイレーズヘッドはギャップ長はほぼ記録
ヘッドと同等で良く、特別なものを作る必要はなく、記
録ヘッドと全く同様のヘッドであってもよい。よって同
一ヘッドの搭載であるので、コスト低減になる。また、
消去周波数もデータ破壊となる周波数を、システム上、
記録の使用帯域内でかつ、1M Hz以上の周波数で適当に
選べばよく、またこの場合、消去に特別に大電流を流す
必要もないので、フライングイレーズヘッド搭載によ
り、回転ドラム装置に特別にアイソレーションを考慮す
る必要もない。よってこの点でもコスト低減になる。ま
た、トラックトレース5,5′上記録ヘッド2,2′の前にフ
ライングイレーズヘッド1,1′が搭載されていることよ
り、フライングイレーズヘッドが、重要な記録に先だ
ち、テープを掃除する働きもあり、テープ上のゴミ等の
付着による記録ヘッドの目詰り防止の役目もある。従っ
て、フライングイレーズヘッドは回転ドラム4上記録ヘ
ッドの先行にあり、かつ、ゴミ取り効果を考慮して、な
るべく近くであり、またフライングイレーズヘッドと記
録ヘッドとのクロストークを考慮して10゜以上は離す必
要があるので、フライングイレーズヘッドと、記録ヘッ
ドとの角度をβは10゜<β<45゜が望ましい。
上記第1図は、フライングイレーズヘッド1,1′が、
ヘッドベース上に1個あるシステムであったが、これに
限ることはなく、例えば第3図に示す様に、1つのヘッ
ドベース上に、フライングイレーズヘッドが2個以上配
置された多chフライングイレーズヘッド1,1′であって
もよい。この場合これに応じて、記録ヘッド2,2′、再
生ヘッド3,3′も同じく多chヘッドである。また、図
(b)で示す様に、この場合には、フライングイレーズ
ヘッド1,1′、記録ヘッド2,2′、再生ヘッド3,3′が同
一アジマスのトラックトレース5,5′を走査している
が、これに限ることはなく、例えば第4図(c),
(d)に示す様に、フライングイレーズヘッドのアジマ
ス角度は0゜でも逆アジマスであってもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、前述の様に、1トラックごとにイレ
ーズ出来るのでデータレコーダ等、トラックトレースの
一部のデータのみを消去したい時に効果がある。また、
フライングイレーズヘッドと記録ヘッドとのヘッド諸元
をほぼ等しくすることが出来るので、ヘッド製造プロセ
スがほぼ同等となり、コスト低減になる。さらに消去周
波数を、記録ヘッドの記録帯域内に設定することで、ア
イソレーションに対しても効果があり、これにより、特
別な電磁シールドを考えなくてもクロストーク等の性能
劣化を起こさずにフライングイレーズヘッドが搭載出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は、本発明の回転ドラム装置のヘッド
配置図及びそのテープ摺動面図、第2図は、従来システ
ムの回転ドラム装置におけるヘッド配置図及びそのテー
プ摺動面図、第4図は、本発明における別の実施例にお
けるテープ摺動面図である。 1,1′……フライングイレーズヘッド、2,2′……記録ヘ
ッド、3,3′……再生ヘッド、4……回転ドラム、5,5′
……記録トラックトレース、6,6′……ヘッドベース。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録又は録再兼用磁気ヘッド(2,2′)
    と、磁気テープ上の記録データを消去、又は破壊するこ
    とを目的としたフライングイレーズヘッド(1,1′)が
    分離独立して搭載されてなる回転ドラム装置(4)にお
    いて、 上記記録又は録再兼用磁気ヘッドのトラック幅TW(Rec)
    と、フライングイレーズヘッドのトラック幅TW(FE)との
    関係が、 TW(Rec)=TW(FE)+α ただし、α=−0.3・TW(Rec)〜+0.3・TW(Rec) となる磁気ヘッドの構成を備えていることを特徴とした
    回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】上記記録又は録再兼用磁気ヘッド(2,
    2′)のアジマス角度と、上記フライングイレーズヘッ
    ド(1,1′)のアジマス角度とがほぼ一致する請求項1
    に記載の回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】上記フライングイレーズヘッド(1,1′)
    は、同一ヘッドベース(6)上に2個以上搭載された多
    チャンネルフライングイレーズヘッドである請求項1ま
    たは請求項2に記載の回転ドラム装置。
  4. 【請求項4】上記記録又は録再兼用磁気ヘッド(2,
    2′)と、フライングイレーズヘッド(1,1′)とが、回
    転角度で10゜〜45゜の範囲で配置されており、 かつ、フライングイレーズヘッドが時計周り方向に配置
    されている請求項1に記載の回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】上記フライングイレーズヘッドに流すイレ
    ーズ信号の周波数fFEが、システムの最高使用記録周波
    数fRec(max)に比べ、 1≦fFE≦fRec(max) である請求項1に記載の回転ドラム装置。
  6. 【請求項6】上記フライングヘッドのギャップ長Gl(FE)
    と、上記記録ヘッドのギャップ長Gl(Rec)とが、 Gl(FE)=γGl(Rec) ただし、γ=0.7〜1.8 なる関係である請求項1に記載の回転ドラム装置。
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