JPH08221701A - 記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents
記録再生装置及び記録再生方法Info
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- JPH08221701A JPH08221701A JP2370795A JP2370795A JPH08221701A JP H08221701 A JPH08221701 A JP H08221701A JP 2370795 A JP2370795 A JP 2370795A JP 2370795 A JP2370795 A JP 2370795A JP H08221701 A JPH08221701 A JP H08221701A
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- reproducing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、本来別の目的で搭載されたヘ
ッドを使い、記録不能、再生不能に陥った場合に別のヘ
ッドがその代用を行うことで、システムの信頼性向上と
コスト低減の両立をなし得た記録再生装置を提供するこ
とに有る。 【構成】回転ドラム装置に第三のヘッドを追加し、記
録、再生、第三のヘッドのアジマス角、ギャップ長、イ
ンダクタンスをほぼ同じに配置する。 【効果】本来別の目的で搭載された第三のヘッドを、た
とえば記録専用、あるいは再生専用のヘッドが目詰まり
等により、記録不能、あるいは再生不能に陥った場合
に、その記録、あるいは再生不能に陥ったヘッドの代わ
りとして使用することで、記録中断、あるいは再生中断
を防ぐことが出来、システムの信頼性を大幅に向上出来
る。またこれに伴うヘッドの新たな搭載は少ないのでシ
ステムのコスト低減と両立できる。上記方法に伴うコス
ト上昇分は、新たに搭載された第三のヘッドSB一つと
スイッチングの方式変更のみであり、コストパフォーマ
ンスが高い。
ッドを使い、記録不能、再生不能に陥った場合に別のヘ
ッドがその代用を行うことで、システムの信頼性向上と
コスト低減の両立をなし得た記録再生装置を提供するこ
とに有る。 【構成】回転ドラム装置に第三のヘッドを追加し、記
録、再生、第三のヘッドのアジマス角、ギャップ長、イ
ンダクタンスをほぼ同じに配置する。 【効果】本来別の目的で搭載された第三のヘッドを、た
とえば記録専用、あるいは再生専用のヘッドが目詰まり
等により、記録不能、あるいは再生不能に陥った場合
に、その記録、あるいは再生不能に陥ったヘッドの代わ
りとして使用することで、記録中断、あるいは再生中断
を防ぐことが出来、システムの信頼性を大幅に向上出来
る。またこれに伴うヘッドの新たな搭載は少ないのでシ
ステムのコスト低減と両立できる。上記方法に伴うコス
ト上昇分は、新たに搭載された第三のヘッドSB一つと
スイッチングの方式変更のみであり、コストパフォーマ
ンスが高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR、データーレコ
ーダ等の記録再生装置に使用される回転ドラム装置に搭
載されるヘッドに係り、特にそのヘッドの回転ドラム装
置への搭載方法及び、それを使ったシステムに関する。
ーダ等の記録再生装置に使用される回転ドラム装置に搭
載されるヘッドに係り、特にそのヘッドの回転ドラム装
置への搭載方法及び、それを使ったシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年VTR等の映像の分野では高画質化
の要求からディジタル化が進められ、高密度、高速転送
レートを達成したシステムの要求が高まっている。また
コンピュータ等における情報の分野でも大容量化が進め
られ、回転ドラム装置を使ったヘリカルスキャン方式の
記録再生装置への期待が高まっている。このように、映
像、コンピュータ両分野でヘリカルスキャン方式の大容
量、高速転送レートの記録再生装置の要求が高まってい
る。従って、情報のデジタル化に伴い、ヘリカルスキャ
ン方式の記録再生装置では、情報の記録、あるいは再生
に対する信頼性向上が重要視されている。
の要求からディジタル化が進められ、高密度、高速転送
レートを達成したシステムの要求が高まっている。また
コンピュータ等における情報の分野でも大容量化が進め
られ、回転ドラム装置を使ったヘリカルスキャン方式の
記録再生装置への期待が高まっている。このように、映
像、コンピュータ両分野でヘリカルスキャン方式の大容
量、高速転送レートの記録再生装置の要求が高まってい
る。従って、情報のデジタル化に伴い、ヘリカルスキャ
ン方式の記録再生装置では、情報の記録、あるいは再生
に対する信頼性向上が重要視されている。
【0003】従来のヘリカルスキャン方式の記録再生装
置では、回転ドラムに搭載されているヘッドは、記録ま
たは再生専用ヘッド、あるいは録再兼用ヘッドが搭載さ
れており、それらは、記録、あるいは再生のみの動作を
行っていた。また、編集等の前記録テープへの重ね書き
が必要の時には、新たにフライング消去ヘッド設け、あ
るいはトラッキング精度を上げるためには、サーボトラ
ッキングヘッドを新たに追加して回転ドラム装置に搭載
させていたが、これらも目的専用の動作のみ行ってい
た。例えばヘッドの目詰まり等で記録、あるいは再生出
来なくなった場合には、記録、あるいは再生を一旦中断
し、ヘッドのゴミ等を除去した後に、再度記録、再生等
を行わなければならなかった。
置では、回転ドラムに搭載されているヘッドは、記録ま
たは再生専用ヘッド、あるいは録再兼用ヘッドが搭載さ
れており、それらは、記録、あるいは再生のみの動作を
行っていた。また、編集等の前記録テープへの重ね書き
が必要の時には、新たにフライング消去ヘッド設け、あ
るいはトラッキング精度を上げるためには、サーボトラ
ッキングヘッドを新たに追加して回転ドラム装置に搭載
させていたが、これらも目的専用の動作のみ行ってい
た。例えばヘッドの目詰まり等で記録、あるいは再生出
来なくなった場合には、記録、あるいは再生を一旦中断
し、ヘッドのゴミ等を除去した後に、再度記録、再生等
を行わなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、例えばヘッドの目詰まり等で記録、あるいは再生出
来なくなった場合には、例えば、フライング消去ヘッ
ド、あるいはサーボトラッキングヘッドが搭載されてい
ても、これらのヘッドが記録、あるいは再生の代用をす
ることは無く、記録、あるいは再生を一旦中断し、ヘッ
ドのゴミ等を除去した後、再度記録、再生等を行わなけ
ればならなかった。
て、例えばヘッドの目詰まり等で記録、あるいは再生出
来なくなった場合には、例えば、フライング消去ヘッ
ド、あるいはサーボトラッキングヘッドが搭載されてい
ても、これらのヘッドが記録、あるいは再生の代用をす
ることは無く、記録、あるいは再生を一旦中断し、ヘッ
ドのゴミ等を除去した後、再度記録、再生等を行わなけ
ればならなかった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、搭
載されたヘッドの中で、記録、あるいは再生の代用を
し、装置の動作中断のない、結果的に信頼性の高い記録
再生装置及び記録再生方法を提供することにある。
載されたヘッドの中で、記録、あるいは再生の代用を
し、装置の動作中断のない、結果的に信頼性の高い記録
再生装置及び記録再生方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、回転ドラム装置1に、記録ヘッド、再生ヘッドの他
に第三のヘッドを記録ヘッドと同数もしくはそれ以上配
置し、かつ前記第三のヘッドのアジマス角度、ギャップ
長を、記録ヘッドのアジマス角度、ギャップ長とほぼ等
しくする。あるいは、再生ヘッドのアジマス角度、ギャ
ップ長ともほぼ等しくする。また、記録ヘッドのトラッ
ク幅Tw(W)と再生ヘッドのトラック幅Tw(R)と第三のヘッ
ドのトラック幅Tw(S)の関係を、Tw(W)≒Tw(S)<Tw(R)と
なるように構成する。さらに、テープ編集等すでに記録
されている記録トラック上に情報を重ね書きする場合に
は、記録ヘッドがすでに記録されている情報を消去、あ
るいは破壊するための消去ヘッドの代用をし、上記第三
のヘッドが重ね書き記録における記録ヘッドの代用をす
る。また、記録或いは再生不能であることを判断するた
めの異常モード診断回路、さらに前記異常モード診断回
路により記録或いは再生不能であることが判明した時
(異常モード診断)、別のヘッドで記録或いは再生を代
用させるために、各ヘッド伝送系に、使用目的に応じて
切り替えるためのスイッチSWを配置する。
に、回転ドラム装置1に、記録ヘッド、再生ヘッドの他
に第三のヘッドを記録ヘッドと同数もしくはそれ以上配
置し、かつ前記第三のヘッドのアジマス角度、ギャップ
長を、記録ヘッドのアジマス角度、ギャップ長とほぼ等
しくする。あるいは、再生ヘッドのアジマス角度、ギャ
ップ長ともほぼ等しくする。また、記録ヘッドのトラッ
ク幅Tw(W)と再生ヘッドのトラック幅Tw(R)と第三のヘッ
ドのトラック幅Tw(S)の関係を、Tw(W)≒Tw(S)<Tw(R)と
なるように構成する。さらに、テープ編集等すでに記録
されている記録トラック上に情報を重ね書きする場合に
は、記録ヘッドがすでに記録されている情報を消去、あ
るいは破壊するための消去ヘッドの代用をし、上記第三
のヘッドが重ね書き記録における記録ヘッドの代用をす
る。また、記録或いは再生不能であることを判断するた
めの異常モード診断回路、さらに前記異常モード診断回
路により記録或いは再生不能であることが判明した時
(異常モード診断)、別のヘッドで記録或いは再生を代
用させるために、各ヘッド伝送系に、使用目的に応じて
切り替えるためのスイッチSWを配置する。
【0007】
【作用】回転ドラム装置1に、記録ヘッド、再生ヘッド
の他に第三のヘッドを記録ヘッドと同数もしくはそれ以
上配置し、かつ前記第三のヘッドのアジマス角度、ギャ
ップ長を、記録ヘッドのアジマス角度、ギャップ長とほ
ぼ等しくし、さらに記録或いは再生不能であることを判
断するための異常モード診断回路及びヘッド切り替えス
イッチにより、例えば、記録ヘッドが目詰まり等、何ら
かの原因で記録不能になった場合には、まず記録不能で
あることを異常モード診断回路で行い、次にヘッド切り
替えスイッチによりアジマス角度、トラック幅、ギャッ
プ長がほぼ等しい第三のヘッドが記録の代用を行うよう
にスイッチを切り替える。また、再生ヘッドが同様に何
らかの原因で再生不能になった場合には、アジマス角
度、ギャップ長がほぼ等しい第三のヘッドが上記同様の
診断、スイッチ切り替えにより再生の代用を行う。この
とき第三のヘッドの元々の目的がサーボトラッキング用
なので再生ヘッドのトラック幅よりは狭く、記録トラッ
クとほぼ等しくする。さらに、テープ編集等、前記録ト
ラック上に情報を重ね書きする場合には、記録ヘッドが
前記録の情報を消去、あるいは破壊するための消去ヘッ
ドの代用をし、上記第三のヘッドが重ね書き記録におけ
る記録ヘッドの代用をさせる。記録ヘッドにはシステム
で使用する最高周波数以上の信号を印加することで前情
報を消去できる。
の他に第三のヘッドを記録ヘッドと同数もしくはそれ以
上配置し、かつ前記第三のヘッドのアジマス角度、ギャ
ップ長を、記録ヘッドのアジマス角度、ギャップ長とほ
ぼ等しくし、さらに記録或いは再生不能であることを判
断するための異常モード診断回路及びヘッド切り替えス
イッチにより、例えば、記録ヘッドが目詰まり等、何ら
かの原因で記録不能になった場合には、まず記録不能で
あることを異常モード診断回路で行い、次にヘッド切り
替えスイッチによりアジマス角度、トラック幅、ギャッ
プ長がほぼ等しい第三のヘッドが記録の代用を行うよう
にスイッチを切り替える。また、再生ヘッドが同様に何
らかの原因で再生不能になった場合には、アジマス角
度、ギャップ長がほぼ等しい第三のヘッドが上記同様の
診断、スイッチ切り替えにより再生の代用を行う。この
とき第三のヘッドの元々の目的がサーボトラッキング用
なので再生ヘッドのトラック幅よりは狭く、記録トラッ
クとほぼ等しくする。さらに、テープ編集等、前記録ト
ラック上に情報を重ね書きする場合には、記録ヘッドが
前記録の情報を消去、あるいは破壊するための消去ヘッ
ドの代用をし、上記第三のヘッドが重ね書き記録におけ
る記録ヘッドの代用をさせる。記録ヘッドにはシステム
で使用する最高周波数以上の信号を印加することで前情
報を消去できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1(a)は回転ドラム上のヘッド配置を示し、記
録ヘッドWA、WBが対でシステムの記録を行なってい
る。また上記記録ヘッドWA、WBに対し、約180度
の位置に再生ヘッドRA、RBが対で配置しており、シ
ステムの再生を行っている。さらに、上記記録ヘッドW
A、WBと再生ヘッドRA、RBの間の位置に第三のヘ
ッドSA、SBが配置されている。上記第三のヘッドS
A、SBは、後行する再生ヘッドの記録トラックに対す
るトレース精度を向上させるためにある。すなわち記録
トラックを後行の再生ヘッドが精度良くトレース出来る
ように、先行する第三のヘッドSA、SBで記録トラッ
クを再生し、再生された信号が最大になるように、サー
ボでトラッキング調整を行うために搭載されている。第
三のヘッドは記録ヘッドSA、SBと同数搭載されてい
るがこれに限ることなく、システムの仕様によっては、
例えば同じ記録トレースを二つ以上の第三のヘッドで走
査するように搭載し、さらに前記第三のヘッド相互のヘ
ッド取り付け高さ位置を少しずらすことにより、両ヘッ
ドの再生信号が最大になるようにサーボでトラッキング
調整してトラッキング精度をより高くしてもよい。ま
た、回転ドラムに搭載されているヘッドの相対高さ位置
関係は変わらないので、トラックトレースをある記録ト
ラックのみで代用することで、第三のヘッドを記録ヘッ
ド数以下にしてもよい。図1(b)は上記ヘッド配置に
おける各ヘッドの回転ドラム装置に搭載された状態での
高さ位置関係を示したものである。再生ヘッドRA、R
Bは記録ヘッドWA、WBに対し、2トラック(2T
p)分ずれた位置に、また、第三のヘッドSA、SBは
記録ヘッドWA、WBに対し、取り付け角度に相当した
分(2Tp×θ2/θ1)ずれた位置に搭載されている。
上記システムでは、2チャンネルの記録パターンについ
て示しているが、これに限ることはなく、3チャンネル
以上のシステムでもよい。この場合には、各ヘッドの高
さ位置関係は、上述である必要はなく、システムの仕様
によりある決められた位置に搭載されてもよい。
る。図1(a)は回転ドラム上のヘッド配置を示し、記
録ヘッドWA、WBが対でシステムの記録を行なってい
る。また上記記録ヘッドWA、WBに対し、約180度
の位置に再生ヘッドRA、RBが対で配置しており、シ
ステムの再生を行っている。さらに、上記記録ヘッドW
A、WBと再生ヘッドRA、RBの間の位置に第三のヘ
ッドSA、SBが配置されている。上記第三のヘッドS
A、SBは、後行する再生ヘッドの記録トラックに対す
るトレース精度を向上させるためにある。すなわち記録
トラックを後行の再生ヘッドが精度良くトレース出来る
ように、先行する第三のヘッドSA、SBで記録トラッ
クを再生し、再生された信号が最大になるように、サー
ボでトラッキング調整を行うために搭載されている。第
三のヘッドは記録ヘッドSA、SBと同数搭載されてい
るがこれに限ることなく、システムの仕様によっては、
例えば同じ記録トレースを二つ以上の第三のヘッドで走
査するように搭載し、さらに前記第三のヘッド相互のヘ
ッド取り付け高さ位置を少しずらすことにより、両ヘッ
ドの再生信号が最大になるようにサーボでトラッキング
調整してトラッキング精度をより高くしてもよい。ま
た、回転ドラムに搭載されているヘッドの相対高さ位置
関係は変わらないので、トラックトレースをある記録ト
ラックのみで代用することで、第三のヘッドを記録ヘッ
ド数以下にしてもよい。図1(b)は上記ヘッド配置に
おける各ヘッドの回転ドラム装置に搭載された状態での
高さ位置関係を示したものである。再生ヘッドRA、R
Bは記録ヘッドWA、WBに対し、2トラック(2T
p)分ずれた位置に、また、第三のヘッドSA、SBは
記録ヘッドWA、WBに対し、取り付け角度に相当した
分(2Tp×θ2/θ1)ずれた位置に搭載されている。
上記システムでは、2チャンネルの記録パターンについ
て示しているが、これに限ることはなく、3チャンネル
以上のシステムでもよい。この場合には、各ヘッドの高
さ位置関係は、上述である必要はなく、システムの仕様
によりある決められた位置に搭載されてもよい。
【0009】図2は、上記回転ドラム装置が通常の使用
状態で磁気テープ2上に記録信号を記録している状態を
示す。記録している状態を示す。先行した記録ヘッドW
A、WBがまず記録し、その後を第三のヘッドSA、S
Bがトレースし、後行した再生ヘッドRA、RBが記録
のモニターを行っている。この時、第三のヘッドSA、
SBで記録のモニターを行ってもよい。図2(b)に上
記状態での各ヘッドの信号伝送ルートを示す。本発明の
記録再生装置は、記録ヘッドWA、第三のヘッドSA、
再生ヘッドRA、ロータリートランス(R/T)、記録アン
プ、アンプ、再生アンプ、及び各ヘッドの使用方法を変
えるためのSW回路から構成されている。図2(b)で
は図2(a)で示すAch側の構成のみを示している
が、Bch側も同様の構成になっている。まず記録時に
は、回路基板側(図示せず)からの記録信号が記録アン
プで増幅され、そのままロータリートランス(R/T)を通
じて記録ヘッドWAに伝送され、テープ(図示せず)に
記録される。再生時には、まず記録された信号を、第三
のヘッドSAで再生し、ロータリートランス(R/T)を経
てアンプで増幅された後サーボ回路へ伝送される。サー
ボ回路側(図示せず)では、上記第三のヘッドSAの再
生出力が最大となるようにトラッキングサーボをかけ
る。トラッキングサーボをかけた後、記録信号を再生ヘ
ッドRAで再生し、ロータリートランス(R/T)を経て再
生アンプで増幅し、再生イコライザをかけた後に信号処
理回路(図示せず)へ伝送される。上述は各ヘッドがそ
れぞれ本来の信号伝送ルートで記録再生、サーボを行っ
た場合である。従ってスイッチ(SW)は図中の状態にな
る。第三のヘッドの本来の搭載目的は、サーボトラッキ
ング用なので、本来1chのみでよいが、この場合に
は、記録ヘッド分搭載する。
状態で磁気テープ2上に記録信号を記録している状態を
示す。記録している状態を示す。先行した記録ヘッドW
A、WBがまず記録し、その後を第三のヘッドSA、S
Bがトレースし、後行した再生ヘッドRA、RBが記録
のモニターを行っている。この時、第三のヘッドSA、
SBで記録のモニターを行ってもよい。図2(b)に上
記状態での各ヘッドの信号伝送ルートを示す。本発明の
記録再生装置は、記録ヘッドWA、第三のヘッドSA、
再生ヘッドRA、ロータリートランス(R/T)、記録アン
プ、アンプ、再生アンプ、及び各ヘッドの使用方法を変
えるためのSW回路から構成されている。図2(b)で
は図2(a)で示すAch側の構成のみを示している
が、Bch側も同様の構成になっている。まず記録時に
は、回路基板側(図示せず)からの記録信号が記録アン
プで増幅され、そのままロータリートランス(R/T)を通
じて記録ヘッドWAに伝送され、テープ(図示せず)に
記録される。再生時には、まず記録された信号を、第三
のヘッドSAで再生し、ロータリートランス(R/T)を経
てアンプで増幅された後サーボ回路へ伝送される。サー
ボ回路側(図示せず)では、上記第三のヘッドSAの再
生出力が最大となるようにトラッキングサーボをかけ
る。トラッキングサーボをかけた後、記録信号を再生ヘ
ッドRAで再生し、ロータリートランス(R/T)を経て再
生アンプで増幅し、再生イコライザをかけた後に信号処
理回路(図示せず)へ伝送される。上述は各ヘッドがそ
れぞれ本来の信号伝送ルートで記録再生、サーボを行っ
た場合である。従ってスイッチ(SW)は図中の状態にな
る。第三のヘッドの本来の搭載目的は、サーボトラッキ
ング用なので、本来1chのみでよいが、この場合に
は、記録ヘッド分搭載する。
【0010】図3(a)は何らかの原因で、記録ヘッド
が記録不能になった場合の、各ヘッドの使用状態を示し
たものである。また、図4はその際のフローを示す。本
発明の記録再生装置内では、予め出荷時点の再生出力
(A)を記憶しておく。記録ヘッドWAが例えば目詰ま
り等により記録不能になった場合、再生ヘッドRAが最
初に記録不能を例えば再生出力レベル等をモニターし、
そのレベルが出荷時点のレベルに対し、レベル以下(図
4ではA/2以下)になった時にこれを異常であると判
断する。ただし、再生ヘッドRAが目詰まっている場合
もあるので、トラッキングサーボ用の第三のヘッドSA
も再生出力レベルをモニターし、出荷時点に比べ所定レ
ベル以下(図4ではB/2以下)になった時、これを異
常であると判断する。これを図3(b)の異常モード診
断回路で行う。異常であると判断したと同時にサーボ系
に記録のリトライ指令をし、テープを一定期間戻しても
う一度記録できなかったトラックに記録ヘッドで記録を
試みる。記録ヘッドの瞬時目詰まりで記録不能に陥った
場合には、このリトライで記録が可能となるので各ヘッ
ドの使用状態はそのままで記録を続行する。しかし、目
詰まりがひどい場合には、リトライでも記録できない場
合がある。例えば、リトライを上記同様三回行っても記
録ヘッドが記録不能の状態の場合(図4でN=3の場
合)、サーボ系に異常モードであることを示す指令を送
る。さらに図3(b)に示すSW回路に制御信号を送
り、第三のヘッドSAが記録できるようにSWをノーマ
ルから異常へ切り替える(図4で、記録をWAからSA
に切り替える)。同様サーボのアンプ系に記録電流が流
れないようにSWを異常側に切り替え断線する。記録ト
ラックは、図3(a)に示すように、目詰まりした記録
ヘッドWAの代わりに、第三のヘッドSAが記録を行
う。このとき記録のタイミングはθ2度分ずれるが、こ
れは例えば一旦メモリー(図示せず)に蓄え、θ2度分
ずれたタイミングで第三のヘッドSAに記録信号を送れ
ばよい。また記録ヘッドWAと第三のヘッドSAのギャ
ップ長、あるいはインダクタンス等は同じにしておくと
よい。これにより、記録電流、記録イコライザ等を変更
することなく回路定数そのままで記録でき、かつ記録状
態を本来の記録ヘッドと同じに出来る。さらに、上記記
録ヘッドと第三のヘッドのトラック幅を同じにすること
で、記録パターンを本来の記録ヘッドと同等に出来るた
め、テープ互換に対しなんら問題は生じない。上記では
リトライを三回した後に異常モードであることを指令し
ているがこれに限ることはなく、例えばユーザー側にこ
のリトライ回数を指定できるようにマイコン等を利用し
て表示機能(図示せず)を付加してもよい。また、上記
では、異常であるかどうかの判断を、再生出力レベルで
判断しているが、これに限ることはなく、例えばディジ
タルレコーダーの場合にはエラーレートをモニターし、
所定レベル以上(例えばエラーレート10の−5乗以
上)の劣化を異常と判断してもよい。上記方法により、
たとえ記録ヘッドが何らかの原因で記録不能に陥っても
記録の中断をすることなく記録を続けることが出来るた
め、装置の信頼性はかなり向上できる。また、上記方法
に伴う新たなヘッド搭載は第三のヘッドSB、1chの
みであるので信頼性向上に伴うコスト上昇を低く抑えら
れる。
が記録不能になった場合の、各ヘッドの使用状態を示し
たものである。また、図4はその際のフローを示す。本
発明の記録再生装置内では、予め出荷時点の再生出力
(A)を記憶しておく。記録ヘッドWAが例えば目詰ま
り等により記録不能になった場合、再生ヘッドRAが最
初に記録不能を例えば再生出力レベル等をモニターし、
そのレベルが出荷時点のレベルに対し、レベル以下(図
4ではA/2以下)になった時にこれを異常であると判
断する。ただし、再生ヘッドRAが目詰まっている場合
もあるので、トラッキングサーボ用の第三のヘッドSA
も再生出力レベルをモニターし、出荷時点に比べ所定レ
ベル以下(図4ではB/2以下)になった時、これを異
常であると判断する。これを図3(b)の異常モード診
断回路で行う。異常であると判断したと同時にサーボ系
に記録のリトライ指令をし、テープを一定期間戻しても
う一度記録できなかったトラックに記録ヘッドで記録を
試みる。記録ヘッドの瞬時目詰まりで記録不能に陥った
場合には、このリトライで記録が可能となるので各ヘッ
ドの使用状態はそのままで記録を続行する。しかし、目
詰まりがひどい場合には、リトライでも記録できない場
合がある。例えば、リトライを上記同様三回行っても記
録ヘッドが記録不能の状態の場合(図4でN=3の場
合)、サーボ系に異常モードであることを示す指令を送
る。さらに図3(b)に示すSW回路に制御信号を送
り、第三のヘッドSAが記録できるようにSWをノーマ
ルから異常へ切り替える(図4で、記録をWAからSA
に切り替える)。同様サーボのアンプ系に記録電流が流
れないようにSWを異常側に切り替え断線する。記録ト
ラックは、図3(a)に示すように、目詰まりした記録
ヘッドWAの代わりに、第三のヘッドSAが記録を行
う。このとき記録のタイミングはθ2度分ずれるが、こ
れは例えば一旦メモリー(図示せず)に蓄え、θ2度分
ずれたタイミングで第三のヘッドSAに記録信号を送れ
ばよい。また記録ヘッドWAと第三のヘッドSAのギャ
ップ長、あるいはインダクタンス等は同じにしておくと
よい。これにより、記録電流、記録イコライザ等を変更
することなく回路定数そのままで記録でき、かつ記録状
態を本来の記録ヘッドと同じに出来る。さらに、上記記
録ヘッドと第三のヘッドのトラック幅を同じにすること
で、記録パターンを本来の記録ヘッドと同等に出来るた
め、テープ互換に対しなんら問題は生じない。上記では
リトライを三回した後に異常モードであることを指令し
ているがこれに限ることはなく、例えばユーザー側にこ
のリトライ回数を指定できるようにマイコン等を利用し
て表示機能(図示せず)を付加してもよい。また、上記
では、異常であるかどうかの判断を、再生出力レベルで
判断しているが、これに限ることはなく、例えばディジ
タルレコーダーの場合にはエラーレートをモニターし、
所定レベル以上(例えばエラーレート10の−5乗以
上)の劣化を異常と判断してもよい。上記方法により、
たとえ記録ヘッドが何らかの原因で記録不能に陥っても
記録の中断をすることなく記録を続けることが出来るた
め、装置の信頼性はかなり向上できる。また、上記方法
に伴う新たなヘッド搭載は第三のヘッドSB、1chの
みであるので信頼性向上に伴うコスト上昇を低く抑えら
れる。
【0011】図5(a)は何らかの原因で、再生ヘッド
が再生不能になった場合の、各ヘッドの使用状態を示し
たものである。同じく図4(枠内)に、その際のフロー
を示す。再生ヘッドRAが例えば目詰まり等により再生
不能になった場合、再生不能と同時に再生信号のレベル
が落ち、ディジタルレコーダーの場合にはエラーレート
が劣化する。この出力レベル、あるいはエラーレートの
劣化をモニターし、あるレベル以上を異常と判断する。
異常の場合には異常モード診断回路から制御信号をSW
回路に送り、同一トレース上の再生不能に陥った再生ヘ
ッドRAと同アジマスの第三のヘッドSAが再生ヘッド
の代わりに再生を行うようにSWを切り替える。このと
き再生のタイミングは(θ1ーθ2)度分ずれるが、こ
れは例えば一旦メモリーに蓄え、(θ1ーθ2)度分ず
れたタイミングで第三のヘッドSAの再生信号を処理す
ればよい。また再生ヘッドRAと第三のヘッドSAのギ
ャップ長、あるいはインダクタンス等を同じにしてお
く、再生イコライザ等を変更することなく回路定数その
ままで信号処理が出来る。上記再生ヘッドと第三のヘッ
ドのトラック幅は、再生ヘッドに関しては、トラックト
レースずれを救うために記録ヘッドより幅広にしている
が、第三のヘッドのトラック幅は、元々の搭載目的がト
ラッキング調整用であるため、記録ヘッドとほぼ同じ幅
にされている。従って、再生ヘッドよりはトラックトレ
ースずれ分信号レベルは低下するが、再生不能ではない
ので再生中断することなくそのまま使用することが出来
るので、装置の信頼性はかなり向上できる。また、この
場合も新たなヘッド搭載は第三のヘッドSB、1chの
みであるので信頼性向上に伴うコスト上昇を低く抑えら
れる。図5(b)に上記状態での各ヘッドの信号伝送ル
ートを示す。図2(b)と異なり、スイッチ(SW)の状態
は図に示すように、再生ヘッドRAからは信号は伝送さ
れず、代わりに第三のヘッドSAから再生信号が伝送さ
れるようにする。上記の場合、トラッキングサーボは、
別の第三のヘッドSBで行う。上述では、再生時に第三
のヘッドSA、SBが再生ヘッドRA、RBの代わりを
しているがこれに限ることはなく、記録時、記録のモニ
ターとして使用しても良い。
が再生不能になった場合の、各ヘッドの使用状態を示し
たものである。同じく図4(枠内)に、その際のフロー
を示す。再生ヘッドRAが例えば目詰まり等により再生
不能になった場合、再生不能と同時に再生信号のレベル
が落ち、ディジタルレコーダーの場合にはエラーレート
が劣化する。この出力レベル、あるいはエラーレートの
劣化をモニターし、あるレベル以上を異常と判断する。
異常の場合には異常モード診断回路から制御信号をSW
回路に送り、同一トレース上の再生不能に陥った再生ヘ
ッドRAと同アジマスの第三のヘッドSAが再生ヘッド
の代わりに再生を行うようにSWを切り替える。このと
き再生のタイミングは(θ1ーθ2)度分ずれるが、こ
れは例えば一旦メモリーに蓄え、(θ1ーθ2)度分ず
れたタイミングで第三のヘッドSAの再生信号を処理す
ればよい。また再生ヘッドRAと第三のヘッドSAのギ
ャップ長、あるいはインダクタンス等を同じにしてお
く、再生イコライザ等を変更することなく回路定数その
ままで信号処理が出来る。上記再生ヘッドと第三のヘッ
ドのトラック幅は、再生ヘッドに関しては、トラックト
レースずれを救うために記録ヘッドより幅広にしている
が、第三のヘッドのトラック幅は、元々の搭載目的がト
ラッキング調整用であるため、記録ヘッドとほぼ同じ幅
にされている。従って、再生ヘッドよりはトラックトレ
ースずれ分信号レベルは低下するが、再生不能ではない
ので再生中断することなくそのまま使用することが出来
るので、装置の信頼性はかなり向上できる。また、この
場合も新たなヘッド搭載は第三のヘッドSB、1chの
みであるので信頼性向上に伴うコスト上昇を低く抑えら
れる。図5(b)に上記状態での各ヘッドの信号伝送ル
ートを示す。図2(b)と異なり、スイッチ(SW)の状態
は図に示すように、再生ヘッドRAからは信号は伝送さ
れず、代わりに第三のヘッドSAから再生信号が伝送さ
れるようにする。上記の場合、トラッキングサーボは、
別の第三のヘッドSBで行う。上述では、再生時に第三
のヘッドSA、SBが再生ヘッドRA、RBの代わりを
しているがこれに限ることはなく、記録時、記録のモニ
ターとして使用しても良い。
【0012】図6(a)は前記二例とは異なり、例えば
編集等の既に記録されている記録トラック上に新たな記
録を行う場合を示したものである。この場合に記録ヘッ
ドWA、WBが前記録情報を消去するフライング消去ヘ
ッドの機能を、第三のヘッドSA、SBが記録ヘッドの
機能に持たせる。ここで、記録ヘッドにはシステムの最
高周波数程度、あるいはそれ以上の周波数の信号で、デ
ータとならない、即ち、全エラーとなる信号を印加し、
前記録情報を消去する。この方法ならば、新たに専用の
フライング消去ヘッドを搭載せずに、既搭載ヘッドのみ
で対応できる。図6(b)に上記状態での各ヘッドの信
号伝送ルートを示す。スイッチ(SW)でイレーズ信号が記
録ヘッドWAへ、記録信号が第三のヘッドSAへ伝送さ
れるように切り替える。上記方法では、第三のヘッドは
専用のフライング消去ヘッドと異なり、記録ヘッドと同
アジマスであり、ギャップ長もほぼ同じであるため完全
なイレーズを行うことは出来ないが、記録ヘッドの単な
る重ね書きでは、どうしても生じる瞬時クロッギング等
の既に記録されている情報の消し残りを、たとえ同一ア
ジマスのヘッドとはいえ、全エラーとなる信号を印加
し、既に記録されている記録情報を消去するため、消し
残りによるデータ不良の生じる確率はかなり低減でき、
結果的にフライング消去ヘッド搭載とほぼ同じ効果を搭
載ヘッド数を増やすことなく達成できる。
編集等の既に記録されている記録トラック上に新たな記
録を行う場合を示したものである。この場合に記録ヘッ
ドWA、WBが前記録情報を消去するフライング消去ヘ
ッドの機能を、第三のヘッドSA、SBが記録ヘッドの
機能に持たせる。ここで、記録ヘッドにはシステムの最
高周波数程度、あるいはそれ以上の周波数の信号で、デ
ータとならない、即ち、全エラーとなる信号を印加し、
前記録情報を消去する。この方法ならば、新たに専用の
フライング消去ヘッドを搭載せずに、既搭載ヘッドのみ
で対応できる。図6(b)に上記状態での各ヘッドの信
号伝送ルートを示す。スイッチ(SW)でイレーズ信号が記
録ヘッドWAへ、記録信号が第三のヘッドSAへ伝送さ
れるように切り替える。上記方法では、第三のヘッドは
専用のフライング消去ヘッドと異なり、記録ヘッドと同
アジマスであり、ギャップ長もほぼ同じであるため完全
なイレーズを行うことは出来ないが、記録ヘッドの単な
る重ね書きでは、どうしても生じる瞬時クロッギング等
の既に記録されている情報の消し残りを、たとえ同一ア
ジマスのヘッドとはいえ、全エラーとなる信号を印加
し、既に記録されている記録情報を消去するため、消し
残りによるデータ不良の生じる確率はかなり低減でき、
結果的にフライング消去ヘッド搭載とほぼ同じ効果を搭
載ヘッド数を増やすことなく達成できる。
【0013】図7は例えば再生ヘッドの伝送系が、ヘッ
ドとロータリートランスの間に再生アンプを配置した場
合の伝送系を示す。上記と異なり、ヘッド切り替えスイ
ッチは回転部内に配置される。図7(b)は再生ヘッド
が再生不能になったときに第三のヘッドが再生の代用を
行うときのスイッチ位置を示す。図中再生アンプの電源
供給、或いはスイッチ切り替え信号等は、例えばロータ
リートランス、或いはスリップリングとブラシの組み合
わせで伝送する(図示せず)。
ドとロータリートランスの間に再生アンプを配置した場
合の伝送系を示す。上記と異なり、ヘッド切り替えスイ
ッチは回転部内に配置される。図7(b)は再生ヘッド
が再生不能になったときに第三のヘッドが再生の代用を
行うときのスイッチ位置を示す。図中再生アンプの電源
供給、或いはスイッチ切り替え信号等は、例えばロータ
リートランス、或いはスリップリングとブラシの組み合
わせで伝送する(図示せず)。
【0014】図8では、例えばヘッド目詰まりを防止す
るためのヘッドクリーニングローラ、或いはテープ上の
ゴミを除去するためのテープクリーナーが搭載された場
合の対処方法を示す。図9はその時のフローを示す。上
記同様、異常モード診断回路が記録、或いは再生不能と
判断したとき、クリーニングローラコントロールユニッ
トにクリーニングローラ動作を促す制御信号を送り、ク
リーニングローラを動作させ、ヘッドに付着したゴミを
除去する。記録ヘッドが目詰まりの時には上述の記録リ
トライ時に行うとよい。また、再生ヘッドが目詰まりの
時にはテープはそのまま送りながらクリーニングローラ
を動作させるとよい。例えば、上記リトライ時、あるい
は再生時、N回またはM回(この回数をユーザー側が指
定できるようにしてもよい)クリーニングローラーを動
作させてもヘッド目詰まりが解消されなかったときに上
述のヘッド切り替えを行うとよい。
るためのヘッドクリーニングローラ、或いはテープ上の
ゴミを除去するためのテープクリーナーが搭載された場
合の対処方法を示す。図9はその時のフローを示す。上
記同様、異常モード診断回路が記録、或いは再生不能と
判断したとき、クリーニングローラコントロールユニッ
トにクリーニングローラ動作を促す制御信号を送り、ク
リーニングローラを動作させ、ヘッドに付着したゴミを
除去する。記録ヘッドが目詰まりの時には上述の記録リ
トライ時に行うとよい。また、再生ヘッドが目詰まりの
時にはテープはそのまま送りながらクリーニングローラ
を動作させるとよい。例えば、上記リトライ時、あるい
は再生時、N回またはM回(この回数をユーザー側が指
定できるようにしてもよい)クリーニングローラーを動
作させてもヘッド目詰まりが解消されなかったときに上
述のヘッド切り替えを行うとよい。
【0015】上記では、Achについて記述している
が、Bchについても同様である。
が、Bchについても同様である。
【0016】上記は、映像を記録再生するシステムは勿
論のこと、例えば、コンピュ−タ等で使われるデータレ
コーダ、音声等を記録再生する装置等、情報を記録再生
するシステムならばいずれの場合にも対応できる。
論のこと、例えば、コンピュ−タ等で使われるデータレ
コーダ、音声等を記録再生する装置等、情報を記録再生
するシステムならばいずれの場合にも対応できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。
ているので以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】まず、上記に示すように、本来別の目的で
搭載された第三のヘッドを、たとえば記録専用、あるい
は再生専用のヘッドが目詰まり等により、記録不能、あ
るいは再生不能に陥った場合に、その記録、あるいは再
生不能に陥ったヘッドの代わりとして使用することで、
記録中断、あるいは再生中断を防ぐことが出来、システ
ムの信頼性を大幅に向上出来る。またこれに伴うヘッド
の新たな搭載は少ないのでシステムのコスト低減と両立
できる。 上記方法に伴うコスト上昇分は、新たに搭載
された第三のヘッドSB一つとスイッチングの方式変更
のみで、コストパフォーマンス性が高い。
搭載された第三のヘッドを、たとえば記録専用、あるい
は再生専用のヘッドが目詰まり等により、記録不能、あ
るいは再生不能に陥った場合に、その記録、あるいは再
生不能に陥ったヘッドの代わりとして使用することで、
記録中断、あるいは再生中断を防ぐことが出来、システ
ムの信頼性を大幅に向上出来る。またこれに伴うヘッド
の新たな搭載は少ないのでシステムのコスト低減と両立
できる。 上記方法に伴うコスト上昇分は、新たに搭載
された第三のヘッドSB一つとスイッチングの方式変更
のみで、コストパフォーマンス性が高い。
【図1】本発明の一実施例のヘッド配置および各ヘッド
高さ位置関係を示す。
高さ位置関係を示す。
【図2】本発明によるドラム装置の通常の使用状態を示
す構成およびヘッドトレース。
す構成およびヘッドトレース。
【図3】本発明によるドラム装置の記録ヘッドの記録状
態が不能になった状態を示す構成およびヘッドトレー
ス。
態が不能になった状態を示す構成およびヘッドトレー
ス。
【図4】本発明の動作の流れを示す。
【図5】本発明によるドラム装置の再生ヘッドの再生状
態が不能になった状態を示す構成およびヘッドトレー
ス。
態が不能になった状態を示す構成およびヘッドトレー
ス。
【図6】本発明によるドラム装置の再記録を示す構成お
よびヘッドトレース。
よびヘッドトレース。
【図7】本発明によるドラム装置にヘッドとロータリー
トランスの間に再生アンプを配置した場合を示す。
トランスの間に再生アンプを配置した場合を示す。
【図8】本発明によるドラム装置にヘッドクリーニング
機構を備えた構成を示す。
機構を備えた構成を示す。
【図9】ヘッドクリーニング機構の動作の流れを示す。
1…回転ドラム装置、 2…テープ、 3…クリーニングローラ、 WA、WB…記録ヘッド、 SA、SB…第三のヘッド、 RA、RB…再生ヘッド、 R/T…ロータリートランス、 SW…スイッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】記録及び再生ヘッドが分離独立して配置さ
れてなる回転ドラム装置において、 上記回転ドラム装置1に、記録ヘッドWA、WBと再生
ヘッドRA、RBの他に第三のヘッドSA、SBが記録
ヘッドと同数もしくはそれ以上配置されており、かつ前
記第三のヘッドのアジマス角度、ギャップ長が記録ヘッ
ドのアジマス角度、ギャップ長とほぼ等しいことを特徴
とする記録再生装置。 - 【請求項2】上記回転ドラム装置1に配置された、記録
ヘッドのトラック幅Tw(W)と再生ヘッドのトラック幅Tw
(R)と第三のヘッドのトラック幅Tw(S)の関係が、 Tw(W)≒Tw(S)<Tw(R) となることを特徴とした請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項3】上記回転ドラム装置1に配置された、記録
ヘッドのギャップ長Gl(W)と再生ヘッドのギャップ長Gl
(R)と第三のヘッドのギャップ長Gl(S)の関係が、 Gl(W)≒Gl(S)≒Gl(R) となることを特徴とした請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項4】上記回転ドラム装置1に配置された記録ヘ
ッドWA、WBの少なくとも一つが記録不能となったと
き、記録不能となった記録ヘッドと同アジマスの上記第
三のヘッドSA、SBが記録ヘッドの代用をし、情報を
記録することを特徴とした請求項1記載の記録再生方
法。 - 【請求項5】上記回転ドラム装置1に配置された再生ヘ
ッドRA、RBの少なくとも一つが再生不能となったと
き、再生不能となった再生ヘッドと同アジマスの上記第
三のヘッドSA、SBが再生ヘッドの代用をし、情報を
再生することを特徴とした請求項1記載の記録再生方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370795A JPH08221701A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 記録再生装置及び記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370795A JPH08221701A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 記録再生装置及び記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08221701A true JPH08221701A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12117838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2370795A Pending JPH08221701A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 記録再生装置及び記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08221701A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1619668A3 (en) * | 2001-02-22 | 2007-02-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Detection of abnormal recording |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2370795A patent/JPH08221701A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1619668A3 (en) * | 2001-02-22 | 2007-02-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Detection of abnormal recording |
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