JP2708499B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2708499B2
JP2708499B2 JP63239703A JP23970388A JP2708499B2 JP 2708499 B2 JP2708499 B2 JP 2708499B2 JP 63239703 A JP63239703 A JP 63239703A JP 23970388 A JP23970388 A JP 23970388A JP 2708499 B2 JP2708499 B2 JP 2708499B2
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康之 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム信号とテレビジョン信号とを選択
的に記録する記録装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、毎秒24コマの映画フィルムを毎秒60フィールド
のいわゆるNTSC信号やハイビジョン信号といったテレビ
ジョン信号に変換する場合、フィルムの1コマを2フィ
ールドに、次の1コマを3フィールドに変換する2−3
方式などを用いて時間軸の変換を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらフィルムから変換されたテレビジョン信
号を画像記録再生装置に録画することを考えると、もと
もと毎秒24コマの時間分解能しかない画像を毎秒60フィ
ールドのテレビジョン信号に変換して録画することにな
り、画像情報の記録媒体への記録密度が下がってしまう
という欠点があった。
本発明の目的は以上のような問題を解消した記録装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明は、映画フ
ィルム信号とテレビジョン信号とを選択的に入力する入
力手段と、前記入力手段からの信号をデジタル信号に変
換すると共に記録に適した形態にする処理手段と、前記
処理手段からのデジタル信号を回転ヘッドによりテープ
状記録媒体に記録する記録手段と、前記映画フィルム信
号を記録するフィルム記録モードと、前記テレビジョン
信号を記録するテレビジョン記録モードとの間で記録モ
ードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段
により設定された記録モードに応じて、前記回転ヘッド
の回転速度と前記テープ状記録媒体の搬送速度とを切り
換える制御手段とを備える。
[作用] 本発明によれば、フィルム信号とテレビジョン信号と
をデジタル信号として記録する際に、各信号を記録する
モードに応じてヘッドの回転速度とテープの搬送速度と
を切り換える。
〔実施例〕
本発明の構成による画像記録再生装置の実施例を映画
フィルムとハイビジョン信号を切換えて記録再生する場
合を例にとり説明する。
第1図にディジタル記録再生方式の画像記録再生装置
の構成図を示す。同図に於いて、1は赤信号の入力端
子、2は緑信号の入力端子、3は青信号の入力端子、4
は端子1〜3からの3原色の画像信号を輝度信号Yと2
つの色差信号Pr、Pbに変換するマトリックス回路、5,6,
7はそれぞれ輝度Yと2つの色差Pr,PbをA/D変換できる
適度な帯域で制限する前置フィルタ、8は輝度信号を量
子化するA/D変換器、9は色差信号Prを量子化するA/D変
換器、10は色差信号Pbを量子化するA/D変換器、11は2
つの色差信号を時間軸圧縮し、輝度信号Yの帰線期間内
に走査線毎に交互に挿入するといういわゆるTCI化を行
なうTCI符号器、12は画像データの特徴により、画像デ
ータを圧縮する画像圧縮手段、13は誤り訂正用の訂正符
号を付加する誤り訂正符号化手段、14,15,16は伝送する
情報の直流分を抑圧するNRZI変換器、17,18,19は記録再
生ヘッドを駆動する増幅器、20,22,24は記録再生ヘッ
ド、21はヘッド20に対向するヘッド、23はヘッド22に対
向するヘッド、25はヘッド24に対向するヘッドである。
26,27,28は記録・再生ヘッドに誘起された微弱信号を
増幅する増幅器、29,30,31はヘッドからの(増幅器26,2
7,28を介しての)再生信号を等化し、ディジタル信号を
復調する復調器、32,33,34はNRZI復調器、35は誤り訂正
用冗長ビットを用いて、エラーを訂正する誤り訂正複号
化手段、36は画像圧縮手段12で圧縮された画像を逆の手
段で伸長する画像伸長手段、37はTCI化された信号を輝
度信号Yと2つの色差信号Pr、Pbに復号するTCI復号化
手段、38,39,40はディジタル信号をアナログ信号に変換
するD/A変換器、41,42,43はD/A変換器から出力された画
像信号の有効成分だけを抜き出す後置フィルタ、44は輝
度信号Yと2つの色差信号Pr、PbをR、G、Bの画像信
号に変換するマトリックス回路、45は赤信号の出力端
子、46は緑信号の出力端子、47は青信号の出力端子、50
は基準水平クロックHDの出力端子、51は基準垂直クロッ
クVDの出力端子、48は各部のタイミングを制御するタイ
ミング制御手段、49はモード切換えスイッチである。
第4図に示すように、各ヘッド20〜25は回転シリンダ
52に搭載されており、53は磁気テープである。
第2図に映画フィルムの画像情報を電気信号に変換す
るいわゆるテレシネ装置により得られるフィルムの有効
画素の配置の例を示し、第3図にハイビジョン信号の有
効画素の配置の例を示す。
切換えスイッチ49がテレシネモードに切換えられた場
合、タイミング制御手段48は第2図に示すように1/24秒
で1375本の走査をするために、端子50に33KHzの基準水
平クロックHDを出力し、端子51に24Hzの基準垂直クロッ
クVDを出力する。このことにより端子50、51につなが
れ、基準信号に同期されたテレシネ装置(図示せず)か
ら、順次走査の毎秒24枚の3原色の画像信号が端子1〜
3に入力される。
切換えスイッチ49がビデオモードに切換えられた場
合、タイミング制御手段48は第3図に示すように1/30秒
で1125本の走査をするために端子50に33.75KHzの基準水
平クロックHDを出力し、端子51に60Hzの基準垂直クロッ
クVDを出力する。このことにより端子50,51につながれ
た、ハイビジョンビデオカメラやビデオテープレコーダ
(図示せず)からは、飛越し走査された毎秒60フィール
ドの3原色信号が端子1〜3に入力される。
端子1〜3に入力された3原色の画像はマトリックス
回路4で輝度信号Yと2つの色差信号Pr,Pbに変換さ
れ、それぞれ前置フィルタ5,6,7に入力される。前置フ
ィルタ5では輝度信号Yを30MHzで、前置フィルタ6で
は色差信号Prを7.5MHzで、前置フィルタ7では色差信号
Pbを7.5MHzで帯域制限し、A/D変換器に入力する。
A/D変換器では切換えスイッチ49がテレシネモードの
場合、第2図に示すように輝度信号Yを24×1375×2340
=77.22MHzの量子化クロックで、色差信号Pr,Pbを19.30
5MHzの量子化クロックで8ビットに量子化する。
他方、切換スイッチ49がビデオモードの場合、第3図
に示すように輝度信号Yを30×1125×2200=74.25MHzの
量子化クロックで、色差信号Pr,Pbを18.5625MHzの量子
化クロックで、量子化する。
このように量子化することにより、A/D変換器の出力
では有効な走査線1ラインあたり、1920画素の輝度Y情
報と480画素×2の色差Pr,Pb情報が得られ、この出力は
TCI符号化手段11に入力される。TCI符号化手段11ではメ
モリーを用いた時間軸変換により有効な走査線1ライン
分の輝度情報にライン毎に交互にPrもしくはPbいずれか
の色差情報を組み合わせて走査線1ラインあたり、2400
画素の情報として画像圧縮手段8に出力する。画像圧縮
手段12ではサブサンプルにより時間軸方向へ、DPCMによ
り振幅方向へ、画像圧縮を行い、情報量を約1/4に圧縮
して誤り訂正符号化手段13に出力する。誤り訂正符号化
手段13では圧縮された画像データと、図示しない音声デ
ータなどを合成して誤り訂正に必要な訂正用符号を付加
しトータルとして1フレームあたり4.6Mビットのデータ
を作成してそのデータを3分割してNRZI変調器14,15,16
に出力する。NRZI変調器では入力データが“1"であれば
出力データを反転、“0"であれば反転せずに出力するこ
とによりデータの直流成分を抑圧して増幅器17、18、19
に出力する。増幅器17,18,19で増幅されたそれぞれ3種
のデータは回転シリンダ52上に搭載された3対のヘッド
群によりシリンダに180°強巻きつけられた磁気テープ5
3に3種同時記録される。この時回転シリンダの回転数
はタイミング制御手段48からの制御信号に基づいてシリ
ンダ回転数制御回路60によってフレーム周波数に合わせ
て位相制御され、テレシネモードでは毎秒48回転、ビデ
オモードでは毎秒60回転で回転する。制御手段48からの
制御信号に基づいてテープを送り制御回路61によって磁
気テープ53の送り速度も、各モードに合わせて変化させ
ることによりテレシネモードではビデオモードの1.25倍
の記録時間を達成することができる。シリンダが1回転
する間に対向する1対のヘッドが磁気テープに記録する
情報量は767Kビットと一定なので、記録ビットレート
は、テレシネモードで36.8Mビット/秒ビデオモードで
は46.0Mビット/秒と変化する。
再生時は磁気テープ53に記録されたデータを対向する
20と21,22と23,24と25のヘッドを用いて3種同時再生す
る。再生された信号は再生アンプ26,27,28で増幅され、
データ復調手段29,30,31に入力される。データ復調手段
では、磁気ヘッドの微分特性や各種ロスを補償する等化
器を通した後、PLLを用いて再生データのクロック成分
を抽出して位相ロックをかけ、データを取り出す。ここ
で、テレシネモードとビデオモードではシリンダの回転
数が異なりデータのビットレートが異なるので、このデ
ータ復調手段では各モードに応じて等化器やPLLの特性
を変化させるか、別個に2つ持つ必要がある。
データ復調手段29、30、31で復調されたデータは記録
時と逆の手順により、NRZI復調手段32,33,34によりNRZI
復調され、誤り訂正復号化手段35により誤り訂正され、
画像伸長手段36により圧縮されたデータが約4倍に伸長
され、TCI復号化手段37によりTCI化されていた画像が輝
度信号Yと2つの色差信号Pr、Pbに復調され、D/A変換
器38,39,40によりアナログ信号に変換され、後置フィル
タ41,42,43、マトリックス回路44をへて、3原色信号と
して45,46,47の出力端子に出力される。
本実施例では従来のハイビジョン用の画像記録再生装
置に、シリンダの回転数とテープ送りを制御する回路の
モードに応じた変更と、データ復調手段のモードに応じ
た変更と、タイミング制御回路のモードに応じた変更を
することにより、いわゆるテレシネ装置により送られる
毎秒24フレームの順次走査信号とハイビジョンビデオカ
メラやビデオテープレコーダから送られる毎秒30フレー
ムの1/2インタレース信号の両方式に対応した画像記録
再生を行なうことができる。テレシネモードで記録され
た磁気テープをハイビジョンモニタで再生するには、本
画像記録再生装置の出力を2−3方式その他の時間軸変
換装置を介してハイビジョンモニタに接続すればよい。
以上のように、ディジタル方式の画像記録再生装置に
映画フィルムを記録する際に時間分解能を減少させて記
録時間を延ばすことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、記録モードに
応じてヘッドの回転速度とテープの搬送速度とを切り換
えることによって、フィルム信号を記録する場合でもフ
ィルム信号のフレーム数に応じて記録密度を変更でき、
記録時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、 第2図はテレシネモード時の画素配置図、 第3図はビデオモード時の画素配置図、 第4図はシリンダ上のヘッドの配置図である。 8……輝度信号YのA/D変換器、9……色差信号PrのA/D
変換器、10……色差信号PbのA/D変換器、20,22,24……
記録再生ヘッド、21……ヘッド20に対向するヘッド、23
……ヘッド22に対向するヘッド、25……ヘッド24に対向
するヘッド、38……輝度信号YのD/A変換器、39……色
差信号PrのD/A変換器、40……色差信号PbのD/A変換器、
48……タイミング制御手段、49……モード切換えスイッ
チ、50……基準水平クロックの出力端子、51……基準垂
直クロックの出力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映画フィルム信号とテレビジョン信号とを
    選択的に入力する入力手段と、 前記入力手段からの信号をデジタル信号に変換すると共
    に記録に適した形態にする処理手段と、 前記処理手段からのデジタル信号を回転ヘッドによりテ
    ープ状記録媒体に記録する記録手段と、 前記映画フィルム信号を記録するフィルム記録モード
    と、前記テレビジョン信号を記録するテレビジョン記録
    モードとの間で記録モードを設定するモード設定手段
    と、 前記モード設定手段により設定された記録モードに応じ
    て、前記回転ヘッドの回転速度と前記テープ状記録媒体
    の搬送速度とを切り換える制御手段とを備える記録装
    置。
JP63239703A 1988-09-27 1988-09-27 記録装置 Expired - Lifetime JP2708499B2 (ja)

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JPH0289478A JPH0289478A (ja) 1990-03-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152180A (ja) * 1984-12-26 1986-07-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ディジタル録画信号の形成方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61152180A (ja) * 1984-12-26 1986-07-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ディジタル録画信号の形成方法

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