JP2000036939A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000036939A
JP2000036939A JP10204157A JP20415798A JP2000036939A JP 2000036939 A JP2000036939 A JP 2000036939A JP 10204157 A JP10204157 A JP 10204157A JP 20415798 A JP20415798 A JP 20415798A JP 2000036939 A JP2000036939 A JP 2000036939A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターレース方式とプログレッシブ方式の
両方に対応する。 【解決手段】 撮像素子14から出力される画像信号は
A/D変換器16によりサンプリングされ、画像圧縮処
理回路18により圧縮される。システム制御回路10
は、設定された記録モードに応じたサンプリング・クロ
ックをA/D変換器16に印加し、設定された記録モー
ドに応じた圧縮制御情報を画像圧縮処理回路18に印加
する。加算器20は回路18の出力にシステムデータを
加算する。その出力は誤り訂正符号化回路22、多重化
回路34及び変調回路36を介してヘッド選択スイッチ
38に印加され、ヘッド選択スイッチ38により選択さ
れる磁気ヘッド42a〜42dに印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】小型・高画質化を狙ったディジタル・ビ
デオレコーダ(以下、DVレコーダという。)が、8m
m方式のアナログ・ビデオレコーダに代わって急速に普
及しつつある。ディジタル信号は、同じ情報量ではアナ
ログ信号に比べ、より多くの帯域を必要とする。そこ
で、DVレコーダの基本フォーマット(SDフォーマッ
ト)では、画像データを圧縮する記録している。DVレ
コーダではまた、1画面を複数に分割して記録するセグ
メント方式を用いている。DVレコーダで使用されるD
Vカセットは、8mmカセットより小さく、それに伴い
磁気テープの記録面も小さく、8mm方式のビデオ・テ
ープに比べ記録時間が短い。
【0003】DVレコーダには長時間モードとしてLP
モードがあるが、これはビデオ・テープの送り速度を標
準(SP)モードの3分の2に下げると共に、記録トラ
ック幅を3分の2にすることにより、標準モードの1.
5倍の記録時間を可能にしている。LPモードはSPモ
ードと信号処理を共通にしているので、記録幅が狭くな
ったことにより再生信号のSN比及びエラーレートが共
に悪化しやすくなる。
【0004】現行のDVレコーダのSDフォーマットよ
り更に長時間記録を図った高圧縮SDフォーマットも決
められている。高圧縮SDフォーマットでは、画像デー
タのサンプリング数を下げ、更に圧縮率を高めることに
より、1フレームをSDフォーマットの半分のトラック
に記録できるようにして、記録時間を2倍にする。
【0005】また、DVレコーダのみならず、テープ状
記録媒体を使用する画像記録装置はいずれも、1フレー
ムの偶数/奇数の走査線を1本間隔に間引いた2つのフ
ィールド画像に1フレームを区分して伝送するインター
レース方式をその対象としている。インターレース信号
は、時間のずれを持った2フィールド画で1フレーム面
を構成しているので、インターレース信号の2つのフィ
ールドからフレーム画を形成して静止画として再生する
と、動きの激しい被写体では2つのフィールドに時間差
が生じ、再生画像に不自然なズレが生じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、コン
ピュータ画面との親和性からプログレッシブ方式が採用
されようとしている。例えば、ディジタル放送では、プ
ログレッシブ方式の採用が検討されているし、静止画記
録の場合には、プログレッシブ方式を採用することで、
高画質の静止画像を記録再生できる。
【0007】そこで、DVレコーダでも、プログレッシ
ブ方式に対応することが望まれる。ずれのない静止画を
再生することを目的に1コマ分のフレーム画像を取り込
むプログレッシブ・モードを設けたDVレコーダも開発
されている。しかし、プログレッシブ・モードで撮影し
た画像を再生した場合、ちらつきが生じて不自然な動画
となってしまう。即ち、静止画と動画の双方で満足でき
る画質を実現できていない。
【0008】本発明は、プログレッシブ方式に対応する
画像記録装置を提示することを目的とする。
【0009】本発明は、インターレース方式とプログレ
ッシブ方式の両方に対応する画像記録装置を提示するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像記録装
置は、入力画像信号を、その偶数・奇数の走査線を1本
間隔で間引いた1:Nインターレース方式で取り込み、
所定の圧縮率で圧縮し、所定の搬送速度で記録媒体を搬
送して記録する第1の記録モードと、前記第1の記録モ
ードの少なくとも圧縮率及び搬送速度の一方を変更し
て、前記第1の記録モードのN倍の記録時間を得る第2
の記録モードと、前記入力画像データを、その全走査線
を一度に取り込み前記第2の記録モードと同じ圧縮率で
圧縮し、記録媒体にプログレッシブに記録する第3のモ
ードの内の、前記第3の記録モードを含む2以上の記録
モードを具備する画像記録装置であって、前記記録モー
ドを設定する記録モード設定手段と、前記入力画像信号
をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリ
ング手段によりサンプリングされた画像データを圧縮す
る画像圧縮手段と、前記記録モードに応じて前記サンプ
リング手段におけるサンプリング周波数を設定するサン
プリング周波数制御手段と、前記記録モードに応じて前
記画像圧縮手段における圧縮率を設定する圧縮率制御手
段と、前記画像圧縮手段により圧縮された画像データを
記録する記録手段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明に係る画像記録装置はまた、入力画
像信号を、その偶数・奇数の走査線を1本間隔で間引い
た1:Nインターレース方式で取り込み、所定の圧縮率
で圧縮し、所定の搬送速度で記録媒体を搬送して記録す
る第1の記録モードと、前記第1の記録モードの少なく
とも圧縮率及び搬送速度の一方を変更して、前記第1の
記録モードのN倍の記録時間を得る第2の記録モード
と、前記入力画像データを、その全走査線を一度に取り
込み前記第2の記録モードと同じ圧縮率で圧縮し、記録
媒体にプログレッシブに記録する第3のモードの内の、
前記第3の記録モードを含む2以上の記録モードを具備
する画像記録装置であって、前記記録媒体を搬送する搬
送手段と、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体
上に多数のトラックを形成し情報を記録する記録手段
と、前記記録モードに応じて前記記録媒体の搬送速度を
設定する搬送制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。本実施例では、標準モードをSDフォー
マットとし、長時間モードを高圧縮SDフォーマット
(SDLフォーマット)としている。
【0014】まず、基本的な記録動作を説明する。シス
テム制御回路10は全体を制御する。ユーザは、記録モ
ード設定スイッチ12により記録モードをシステム制御
回路10に設定する。本実施例で設定できる記録モード
は、SDプログレッシブ・モード、HDモード、SDモ
ード、SDLモード及びSDLプログレッシブ・モード
である。
【0015】撮像素子14から出力される画像信号はA
/D変換器16によりサンプリングされ、ディジタル信
号に変換される。画像圧縮処理回路18は、A/D変換
器16から出力される映像データを圧縮符号化する。シ
ステム制御回路10は、設定された記録モードに応じた
サンプリング・クロックをA/D変換器16に印加し、
設定された記録モードに応じた圧縮制御情報を画像圧縮
処理回路18に印加する。画像圧縮処理回路18は、D
CT、量子化及び可変長符号化からなる周知の圧縮処理
技術を使用する。加算器20は、画像圧縮処理回路18
からの圧縮映像データにシステム制御回路10からのビ
デオ補助情報(VAUX)を加算する。ビデオ補助情報
(VAUX)は、記録フォーマット等を示す。誤り訂正
符号化回路22は、加算器20の出力データを誤り訂正
符号化する。
【0016】マイク24は音声を取り込む。マイク24
から出力される音声信号は、A/D変換器26によりサ
ンプリングされ、ディジタル信号に変換される。システ
ム制御回路10は、設定された記録モードに応じたサン
プリング・クロックをA/D変換器26に印加する。加
算器28は、A/D変換器26からの音声データにシス
テム制御回路10からのオーディオ補助情報(AAU
X)を加算する。オーディオ補助情報(AAUX)は、
記録フォーマット等を示す。A/D変換器26と加算器
28の間に、音声データを圧縮符号化する音声圧縮回路
が挿入されることもある。誤り訂正符号化回路30は、
加算器28の出力データを誤り訂正符号化する。
【0017】システム制御回路10はまた、映像・音声
データの記録位置を示す絶対トラック番号等をサブコー
ドデータとして誤り訂正符号化回路32に印加する。誤
り訂正符号化回路32は、このデータを誤り訂正符号化
する。
【0018】誤り訂正符号化回路22,30,32の出
力は多重化回路34により所定時系列で多重化され、変
調回路36に印加される。変調回路36は、入力データ
をNRZI又は24/25等の周知の方式でディジタル
変調する。
【0019】変調回路36の出力は、ヘッド選択スイッ
チ38を介して回転ドラム40上の磁気ヘッド42a〜
42dに印加される。ヘッド選択スイッチ38は、記録
モードと、回転ドラム40の回転位相に応じて磁気ヘッ
ド42a〜42dの何れかを選択する。これにより、磁
気テープ44に記録トラックが形成される。勿論、サー
ボ回路46が、ドラム・モータ48により回転ドラム4
0を所定速度で回転させ、キャプスタン・モータ50に
より磁気テープ44を所定の搬送速度で搬送する。
【0020】画像圧縮処理回路18の内容を簡単に説明
する。図2は、その概略構成ブロック図を示す。A/D
変換器16から出力される映像データは、入力バッファ
メモリ52に入力する。入力バッファメモリ52は、1
フィールド分の記憶容量を具備し、1フィールドの遅延
回路として機能する。動き検出回路54は、入力バッフ
ァメモリ52の入力と出力から隣接するフィールド間の
動きを検出し、検出した動き量をシステム制御回路10
に印加する。システム制御回路10は、記録モード設定
スイッチ12により設定される記録モード及び動き検出
回路54からの動き量に従い、フィールド単位の圧縮符
号化及びフレーム単位の圧縮符号化のどちらを適用すべ
きかを決定する。
【0021】ブロック化回路56は、入力バッファメモ
リ52から出力される映像データを、8×8画素から成
るブロックに分割する。ブロック化回路56にはシステ
ム制御回路10からフィールド/フレーム選択信号が印
加される。フレーム選択信号に対して、ブロック化回路
56は、入力バッファメモリ52からの映像データを、
奇フィールドと偶フィールドで各ラインを交互に配置し
てフレーム化してからブロック化する。フィールド選択
信号に対しては、ブロック化回路56は、入力バッファ
メモリ52からの映像データを、奇フィールドのライン
と偶フィールドのラインとをそれぞれまとめ、例えば、
上半分を奇フィールドのライン、下半分を偶フィールド
のラインとする画面を形成してから、ブロック化する。
【0022】DCT(離散コサイン変換)回路58は、
ブロック化回路56からの各ブロック・データを離散コ
サイン変換する。画像一般の傾向として、周波数空間で
は高周波成分は目立たないので、この係数を小さくする
ことで、データ量を削減できる。
【0023】量子化回路60は、DCT回路58から出
力される変換係数データを、各周波数成分毎の除数で除
算し、小数点以下を四捨五入して、量子化する。各周波
数成分毎に除数を適当に設定することにより、必要な画
質を保ちながら高い圧縮率を達成できる。
【0024】符号化回路62は、量子化回路60の出力
データを符号化する。符号化回路62は先ず、量子化回
路60から出力される2次元データ出力をDC成分から
水平と垂直の高周波数成分へジグザクスキャンして、1
次元データ列に変換し、その後、ランレングス符号化及
び可変長符号化を適用する。符号化回路62で可変長符
号化されたデータは、出力バッファメモリ64とデータ
量算出回路66に印加される。
【0025】データ量算出回路66は、可変長符号化回
路62の、一定単位での出力データ数を算出し、その算
出結果をシステム制御回路10に印加する。システム制
御回路10は、算出データ量が所定値に収束するよう
に、係数設定回路68を使用して、量子化回路60にお
ける水平周波数成分及び垂直周波数成分毎の除数を調整
する。量子化回路60は、次のフレームから、新たな除
数を適用する。
【0026】出力バッファメモリ64は、符号化回路6
2からの符号化データをバッファリングし、一定レーと
で加算器20に出力する。
【0027】システム制御回路10は、記録すべき画像
の動き検出結果と記録モードとに応じてブロック化及び
量子化を制御することによって、圧縮率を調整する。な
お、係数設定回路68により量子化回路60の除数を変
更することで、よりダイナミックに圧縮率を変更できる
ことはいうまでもない。
【0028】記録モードと圧縮処理との関係を説明す
る。ビデオ信号はNTSC形式であるとする。
【0029】標準モード(SDフォーマット)では、次
のようになる。即ち、記録モード設定スイッチ12を標
準モードに設定すると、システム制御回路10は、輝度
信号のサンプリング周波数を13.5MHz、各色差信
号のサンプリング周波数を3.375MHzにそれぞれ
設定するようにA/D変換器16に指示する。A/D変
換器16は、これらのサンプリング周波数により、輝度
成分が720×480画素、色差成分が1/4の180
×480画素からなる4:1:1の映像データを出力す
る。
【0030】ブロック化回路56は、動き検出回路54
の検出結果に応じて、動きがない場合には図3に示すよ
うに8×8画素からなるブロックに分割し、動きがある
場合には図4に示すように4×8×2画素からなるブロ
ックに分割する。ブロック化回路56はまた、輝度成分
を水平方向に90ブロックに分割すると共に、垂直方向
に60ブロックに分割し、色差成分を水平方向に輝度成
分の1/4に分割すると共に垂直方向に輝度成分と同じ
数に分割する。分割されたブロックは、更に図5で示す
ように、輝度成分が4個、色差成分が各1個の合計6個
のDCTブロックからなるマクロブロックを形成する。
このように形成されたマクロブロックに対し、係数設定
回路68は、図6に示す圧縮率の低い量子化テーブルを
選択し、量子化回路62に設定する。
【0031】この条件で圧縮処理を行なうことにより、
画像圧縮処理回路18は、比較的低い圧縮率で入力映像
データを圧縮し、その圧縮率は約1/5になる。
【0032】長時間モード(SDLフォーマット)及び
プログレッシブモードでは次のようになる。即ち、記録
モード設定スイッチ12を長時間モード又はプログレッ
シブ・モードに設定すると、システム制御回路10は、
輝度信号のサンプリング周波数を10.125MHz、
各色差信号のサンプリング周波数を3.375MHzに
それぞれ設定するようにA/D変換器16に指示する。
A/D変換器16は、これらのサンプリング周波数によ
り、輝度成分が540×480画素、色差成分が1/4
の180×480画素からなり、更に色差データについ
て走査線を1本毎に間引いた3:1:0の映像データを
出力する。
【0033】ブロック化回路56は、動き検出回路54
の検出結果に応じて、動きがない場合には図7に示すよ
うに8×8画素からなるブロックに分割し、動きがある
場合には図8に示すように4×8×2画素からなるブロ
ックに分割する。ブロック化回路56はまた、輝度成分
を水平方向に67.5ブロックに分割すると共に、垂直
方向に60ブロックに分割し、色差成分を水平方向に輝
度成分の1/4に分割すると共に垂直方向に輝度成分と
同じ数に分割する。分割されたブロックは、更に図9で
示すように、輝度成分が6個、色差成分が各1個の合計
8個のDCTブロックからなるマクロブロックを形成す
る。このように形成されたマクロブロックに対し、係数
設定回路68は、図10に示す圧縮率の高い量子化テー
ブルを選択し、量子化回路62に設定する。
【0034】この条件で圧縮処理を行なうことにより、
画像圧縮処理回路18は、比較的高い圧縮率で入力映像
データを圧縮し、その圧縮率は約3/20になる。
【0035】このように、標準モードに比べ長時間モー
ド及び「プログレッシブモードは、サンプリングした段
階で(3+1+0)/(4+1+1)=4/6、画像圧
縮処理回路18での圧縮率が(1/5)/(3/20)
=4/3倍になるので、全体として、圧縮後のデータ量
は(4/6)×(3/4)=1/2となる。図11は、
各モードでの、輝度成分と色差成分のサンプリングレー
ト、圧縮率及び1フレーム当たりのデータ量の相対値の
比較表を示す。
【0036】このようにして、設定された記録モードに
応じてA/D変換器16のサンプリング周波数、並び
に、画像圧縮処理回路18内のブロック化回路56及び
係数設定回路68の処理内容を切り換えることにより、
圧縮率の異なる映像データを作成できる。
【0037】次に、本実施例におけるシステムデータを
説明する。図12は、DVレコーダの1トラックの記録
フォーマットを示す。1トラックは、磁気ヘッドの突入
側から、ITIセクタ、オーディオ・セクタ、ビデオ・
セクタ及びサブコード・セクタが順に配置される。IT
Iセクタには、トラックの形態を示すアプリケーション
IDが記録され。即ち、トラックのフォーマットは、I
TIセクタ内にあるアプリケーションIDにより規定さ
れる。また、ITIセクタにより、インサート編集時の
トラッキング制御が可能になる。オーディオ・セクタに
はオーディオ・データとこれに付随する補助データ記録
され、ビデオ・セクタにはビデオ・データとこれに付随
する補助データが記録される。サブコード・セクタに
は、主に高速サーチのためのデータ、テープ管理に必要
な絶対トラック番号及びタグID等が記録される。
【0038】なお、DVレコーダでは、音声及び映像の
実データ以外に、記録時刻、TV信号方式及びサンプリ
ング周波数など、音声及び映像に関する補助的データが
記録できるようになっている。これらの補助的データは
システムデータと呼ばれ、図13に示すような共通のパ
ック構造で記録されている。1パックは5バイト固定長
からなり、1バイト目(PCO)がパックヘッダ、残り
4バイト(PC1〜PC4)がパック・データと規定さ
れている。パックヘッダは上位4ビットの上位ヘッダと
下位4ビットの下位ヘッダからなる。パック・データ
は、上位ヘッダにより16種類のデータグループに分類
でき、各データ・グループは更に下位ヘッダにより16
種類のパックに分類できる。従って、最大16×16=
256のパックを割り当てることが可能である。256
種のパックのパックデータには、各パック毎に規定され
た補助情報が格納される。
【0039】パックは、重要度に応じて明確に分けら
れ、メインエリアとオプショナルエリアとがある。更
に、メインエリアの中には必須パックと準必須パックが
あり、オプショナルエリアには共通オプションとメーカ
ーオプションがある。メインエリアには重要度の高いデ
ータが所定の位置に格納される。特に、必須パックは、
全てのDVレコーダで互換性をとるために必ず書き込ま
れなければならない。
【0040】オーディオAUX及びビデオAUXの必須
パックを説明する。オーディオAUXの必須パックに
は、サンプリング周波数及び量子化ビット数等を含むソ
ースパックと、著作権ビット及び記録モード等を含むソ
ース制御パックがあり、この2つのパックが、音声の再
生時に参照される。
【0041】図14は、オーディオAUXのソースパッ
クの構造を示す。パックヘッダの上位4ビット“010
1”がオーディオAUXを示し、下位4ビットの“00
00”がソースパックを示す。パックデータは、1フレ
ーム当たりのサンプル数を示すフラグ(AF)、ステレ
オ・モード・フラグ(SM)、1ブロック当りのチャン
ネル数(CHN)、CH1とCH2が対になっているか
否かを示すフラグ(PA)、CHNと組み合わせて用い
るオーディオ・モード情報(AUDIO MODE)、
マルチ言語フラグ(ML)、NTSC方式かPAL方式
かを示すフラグ(50/60)、記録モードを示すフラ
グ(STYPE)、エンファレンス・フラグ(EF)、
エンファレンスの時定数を示すフラグ(TC)、サンプ
リング周波数フラグ(SMP)及び量子化情報を示すフ
ラグ(QU)を含む。
【0042】ビデオAUXのビデオ必須パックには、T
V放送方式及びTVチャンネル等を含むソースパック
と、著作権ビット及び記録モード等を含むソース制御パ
ックの2つのパックがあり、この2つのパックが、ビデ
オ再生時に参照される。
【0043】図15はビデオAUXのソースパックの構
造を示す。パックヘッダの上位4ビット”0110”が
ビデオAUXを示し、下位4ビット”0000”がソー
スパックを示す。
【0044】4バイトのパックデータには、TVチャン
ネル番号を示す情報、白黒かカラーかを示すフラグ(B
/W)、カラーフレームを識別するフラグ(CLF)、
CLFが有効かどうかを示すフラグ(EN)、ソース情
報を示すフラグ(SOURCE CODE)、NTSC
方式かPAL方式かを示すフラグ(50/60)、記録
モード示すフラグ(STYPE)、及び衛星放送などの
識別に関する情報(TUNER CATEGORY)が
用意されている。
【0045】図16は、ビデオAUXのソース制御パッ
クを示す。パックヘッダの上位4ビット”0110”が
前述の通りビデオAUXを示し、下位4ビット”000
1”がソース制御パックを示す。
【0046】パックデータには、コピー可能か否かを示
す情報(CGMS)、入力情報を示す情報(ISR)、
世代情報を示す情報(CMP)、視聴制限を示す情報
(SS)、記録開始点を示す情報(REC ST)、ビ
デオ信号のオリジナル/アフレコを示す情報(REC
MODE)、アスペクト比及びテレビ方式等を示す情報
(BCSYS及びDISP)、一方のフィールド信号の
みを2回反復して出力するか否かを示す情報(FF)、
フィールド1ないし2を出力するか否かを示す情報(F
S)、前後のフレームと異なっているかどうかを示す情
報(FC)、記録モードがインターレースか否かを示す
情報(IL)、静止画の時間的ずれを示す情報(S
T)、静止画モードで記録したかどうかを示すフラグ
(SC)、記録内容のジャンルを示す情報(GENRE
CATEGORY)が用意されている。
【0047】先に説明したように、DVレコーダーで正
常に再生をするためには、上述の必須パックの記録/再
生が不可欠である。本実施例では、記録モードに応じた
記録フォーマットに関するパックデータの「01」から
なるIDを記録する必要がある。図17は、本実施例の
記録モードに関するIDとそのデータを示す。また、他
のIDについては説明を省略するが、入力情報に応じて
必ず記録しなければならない。
【0048】サーボ回路46は、記録モードに応じてキ
ャプスタンモータ50の回転数を制御し、これにより、
磁気テープ44の搬送速度を制御する。具体的には、標
準モード及びプログレッシブ・モードでは、サーボ回路
46は、キャプスタンモータ50の回転数を標準速度に
調整する。長時間モードでは、サーボ回路46は、キャ
プスタンモータ50の回転数を標準速度の半分の速度に
調整する。
【0049】次に、本実施例における磁気ヘッド42a
〜42dの選択方法を説明する。ヘッド選択スイッチ3
8が、記録モードに応じて、使用する磁気ヘッド42a
〜42dを選択する。例えば、磁気ヘッド42aと同4
2bは、同じアジマス角であり、回転ドラム40の周方
向におよそ180度離れて配置される。磁気ヘッド42
c,42dは、異なるアジマス角であり、隣接して配置
されている。
【0050】図18及び図19を参照して、標準モード
における磁気ヘッド切換え動作を説明する。図18は標
準モードでの1フレーム分の記録トラックを示し、図1
9は、標準モードにおける回転ドラム40の回転位相と
各磁気ヘッド42a〜42dの記録電流のタイミング図
を示す。標準モードでは、2つの磁気ヘッド42a,4
2bを使用して、図18に示すように1フレーム(1/
30秒)当たり10本のトラックを形成する。回転ドラ
ム40の回転数が毎秒150回転(即ち、9000rp
m)とした場合、回転ドラム40の回転位相を示すドラ
ムPG(図19(1))のハイとローに応じて、図19
(2)及び(3)に示すように、磁気ヘッド42a,4
2bが切り換えられ、記録電流が供給される。
【0051】図20は、プログレッシブ・モードにおけ
るトラック・パターンを示し、図21は、プログレッシ
ブ・モードにおける回転ドラム40の回転位相と各磁気
ヘッド42a〜42dの記録電流のタイミング図を示
す。プログレッシブ・モードでは、2つの磁気ヘッド4
2a,42bを使用して、図20に示すように、1フレ
ーム(1/60秒)当たり5本のトラックを形成する。
回転ドラム40の回転数を毎秒150回転(即ち、90
00rpm)とした場合、回転ドラム40の回転位相を
示すドラムPG(図21(1))のハイとローに応じ
て、磁気ヘッド42a,42bが切り換えられ、記録電
流が供給される。
【0052】図22は、長時間(SDL)モードにおけ
るトラック・パターンを示し、図23は、長時間(SD
L)モードにおける回転ドラム40の回転位相と各磁気
ヘッド42a〜42dの記録電流のタイミング図を示
す。長時間モードでは、2つの磁気ヘッド42c,42
dを使用して、図23に示すように、1フレーム(1/
30秒)当たり5本のトラックを形成する。回転ドラム
40の回転数を毎秒150回転(即ち、9000rp
m)とした場合、回転ドラム40の回転位相を示すドラ
ムPG(図21(1))のハイ(又はロー)のタイミン
グで、磁気ヘッド42c,42dが切り換えられ、記録
電流が供給される。
【0053】このように、本実施例では、記録モードに
応じてテープ搬送速度を調整し、使用する磁気ヘッドを
選択して、1フレーム分の画像データを記録するトラッ
クの本数を変更する。即ち、本実施例では、標準モード
では1フレーム分の画像データを10本のトラックにわ
たって記録するが、長時間モードでは1フレーム分の画
像データを5本のトラックにわたって記録する。従っ
て、長時間モードでは1フレーム分の画像データを記録
するために必要なテープの量を標準モードの1/2にす
ることができる。また、プログレッシブ・モードは1フ
レーム分の画像データを5本のトラックにわたって記録
しているが、標準モードの2倍の1秒間に60フレーム
記録するので、時間当たりのテープの消費量は標準モー
ドと同じである。各記録モードにおける記録速度と、1
フレーム当たりのトラック数の表を図24に示す。
【0054】図25は、本実施例の記録動作のフローチ
ャートを示す。システム制御回路10は記録モード設定
スイッチ12の設定状態、即ち、ユーザにより設定され
る記録モードを読み取り(S1)、設定された記録モー
ドに応じた経路を選択する(S2)。
【0055】記録モードに応じて、サンプリング周波数
を選択し(S3)、圧縮パラメータを選択し(S4)、
システムデータを設定し(S5)、テープ搬送速度を制
御っし(S6)、使用する磁気ヘッド42a〜42dを
決定し(S7)、フレーム当たりのトラック数を決定す
る(S8)。
【0056】図26は、上記実施例で標準モードをHD
フォーマットとしたときの記録動作のフローチャートを
示す。この場合、図27に示すように、ヘッド構成が変
更される。即ち、磁気ヘッド42eと同42fが互いに
アジマス角の異なるペア・ヘッドとなり、磁気ヘッド4
2gと同42hは互いにアジマス角の異なるペアヘッド
となる。2つのペアヘッドは、回転ドラムの周上でおよ
そ180度離れて配置されている。
【0057】システム制御回路10は記録モード設定ス
イッチ12の設定状態、即ち、ユーザにより設定される
記録モードを読み取り(S11)、設定された記録モー
ドに応じた経路を選択する(S12)。この例では、H
Dモード、SDプログレッシブ(SD−P)モード又は
長時間(SD)モードが選択可能である。
【0058】HDモードに対してはサンプリング周波数
比を12:4:0とし、SD−Pモード及びSDモード
に対してはサンプリング周波数比を4:1:1とする
(S13)。HDモードに対して高い圧縮率を設定し、
SD−Pモード及びSDモードに対して低い圧縮率を設
定する(S14)。各モードに応じたシステム・データ
を設定し(S15)、HDモード及びSD−Pモードに
対してテープ送り速度を倍速に、SDモードに対してテ
ープ送り速度を半分にする(S16)。使用する磁気ヘ
ッド42a〜42dを決定し(S17)、フレーム当た
りのトラック数を決定する(S18)。
【0059】標準モード(HDフォーマット)の圧縮パ
ラメータを簡単に説明する。システム制御回路10はA
/D変換器16に輝度成分のサンプリング周波数として
40.5MHzを、各色差成分のサンプリング周波数と
して13.5MHzを設定する。これにより、A/D変
換器16から出力される映像データは、輝度成分が10
80×960画素、色差成分がその1/3の540×9
60画素となる。色差データを1走査線毎に間引くこと
により、12:3:0の映像データを得ることができ
る。画像圧縮処理回路18内での圧縮処理は、先に説明
した長時間(SDL)モードの場合と同じであり、その
出力映像データ量は、入力映像データ量と比較して約3
/20になる。
【0060】SDプログレッシブ(SD−P)モード又
は長時間(SD)モードでの動作は、標準モードがSD
フォーマットであったときのプログレッシブ・モード及
び長時間モードと同じになるので、詳細な説明は省略す
る。
【0061】このようにして、標準モードに比べ長時間
モード及びプログレッシブモードは、サンプリングした
段階で(4+1+1)/(12+4+0)=6/16で
あり、画像圧縮処理回路18の圧縮率を(3/20)/
(1/5)=4/3倍に下げることにより、圧縮後のデ
ータ量は(6/16)×(4/3)=1/2となる。各
モードのパラメータを図28に示す。
【0062】S15で設定されるシステム・データを、
図29に示す。図29は、記録モードに関するシステム
データの各IDとそのデータ値を示す。たもである。標
準モードの場合、STYPEには、HDフォーマットを
示す値”00010”を設定する。
【0063】テープ搬送速度(S16)、使用する磁気
ヘッド(S17)及びフレーム当たりのトラック数(S
18)を説明する。
【0064】各モードでの磁気テープ搬送速度及びフレ
ーム当たりのトラック数の表を図30に示す。
【0065】図31は標準(HD)モードでの1フレー
ム分の記録トラックを示し、図32は、標準(HD)モ
ードにおける回転ドラム40の回転位相と各磁気ヘッド
42e〜42hの記録電流のタイミング図を示す。標準
(HD)モードでは、4つの磁気ヘッド42e〜42h
を全て使用して、図31に示すように1フレーム(1/
30秒)当たり20本のトラックを形成する。回転ドラ
ム40の回転数が毎秒150回転(即ち、9000rp
m)とした場合、回転ドラム40の回転位相を示すドラ
ムPG(図32(1))のハイとローに応じて、図32
(2)〜(5)に示すように、磁気ヘッド42e〜42
hが切り換えられ、記録電流が供給される。
【0066】図33は、プログレッシブ・モードにおけ
るトラック・パターンを示し、図34は、プログレッシ
ブ・モードにおける回転ドラム40の回転位相と各磁気
ヘッド42e〜42hの記録電流のタイミング図を示
す。プログレッシブ・モードでは、4つの磁気ヘッド4
2e〜42hの全てを使用して、図33に示すように、
1フレーム(1/60秒)当たり10本のトラックを形
成する。回転ドラム40の回転数を毎秒150回転(即
ち、9000rpm)とした場合、回転ドラム40の回
転位相を示すドラムPG(図21(1))のハイとロー
に応じて、磁気ヘッド42e〜42hが切り換えられ、
記録電流が供給される。
【0067】図35は、長時間(SD)モードにおける
トラック・パターンを示し、図36は、長時間(SD)
モードにおける回転ドラム40の回転位相と各磁気ヘッ
ド42e〜42hの記録電流のタイミング図を示す。長
時間モードでは、2つの磁気ヘッド42e,42fを使
用して、図35に示すように、1フレーム(1/30
秒)当たり10本のトラックを形成する。回転ドラム4
0の回転数を毎秒150回転(即ち、9000rpm)
とした場合、回転ドラム40の回転位相を示すドラムP
G(図36(1))のハイ(又はロー)のタイミング
で、磁気ヘッド42e,42fに記録電流が供給され
る。
【0068】このように、標準モードをHDフォーマッ
トする場合にも先に説明したのと同様に、記録モードに
応じてテープ搬送速度及び使用する磁気ヘッド選して、
1フレーム当たりの記録トラック数を変更する。即ち、
標準モードでは1フレーム当たりの記録トラック数を2
0とし、長時間モードでは、1フレーム当たりの記録ト
ラック数を10とする。これにより、長時間モードで1
フレーム分の画像データを記録するのに必要なテープ量
を標準モード時の1/2にすることができる。また、プ
ログレッシブモードでは、1フレーム分を10本のトラ
ックに記録するが、標準モードの2倍の1秒間に60フ
レーム記録するので、時間当たりのテープ消費量は、標
準モードと同じにな。
【0069】なお、HDフォーマットを使用する標準モ
ードの標準速度は、SDフォーマットを使用する標準モ
ードの標準速度の2倍になる。
【0070】DVレコーダに対する実施例を説明した
が、本発明は、これに限らず、他の記録媒体、例えば磁
気ディスク、光磁気ディスク及び半導体メモリ等に画像
信号を記録する装置に適用しても、同様の作用効果を得
ることができる。
【0071】標準モードでSDフォーマットを使用する
実施例では、以下の効果がある。即ち、第1に、記録モ
ードに応じて、デジタル信号処理後の映像データをSD
フォーマットを用いた標準モードでは4:1:1に、S
DLフォーマットを用いた長時間モード及びプログレッ
シブモードでは3:1:0に自動的に制御されるので、
サンプリング後のデータ量を、SDLフォーマットを用
いた長時間モード及びプログレッシブモードではSDフ
ォーマットを用いた標準モードの2/3にすることが出
来る。
【0072】第2に、記録モードに応じて画像圧縮処理
の量子化テーブル制御することにより、SDフォーマッ
トを用いた標準モードでは1/5に圧縮され、SDLフ
ォーマットを用いた長時間モード及びプログレッシブモ
ードでは3/20に圧縮されるので、圧縮率は、SDL
フォーマットを用いた長時間モード及びプログレッシブ
モードではSDフォーマットを用いた標準モードの4/
3倍に設定することが出来る。そして、圧縮後の1画面
あたりのデータ量は長時間モード及びプログレッシブモ
ードはSDフォーマットを用いた標準モードの1/2に
することが出来る。
【0073】第3に、記録モードに応じて磁気テープの
搬送速度を制御すると共に、使用する磁気ヘッドを選択
することにより、SDフォーマットを用いた標準モード
とSDLフォーマットを用いたプログレッシブモードで
は同じテープ搬送速度で、且つ、同じヘッドを使用する
ことで同じテープ使用量で記録できる。
【0074】第4に、記録モードに応じて記録ヘッドを
選択することにより、SDフォーマットを用いた標準モ
ードとSDLフォーマットを用いたプログレッシブモー
ドでは記録ヘッドを共用でき、記録ヘッドを増やすこと
なく複数の記録モードに対応できるようになる。
【0075】このように、SDフォーマットを用いた標
準モードとSDLフォーマットを用いた長時間モード及
びプログレッシブモードの複数方式での記録を、1台の
DVレコーダで選択可能になる。
【0076】また、標準モードでHDフォーマットを使
用する場合には、以下の作用効果がある。即ち、第1
に、記録モードに応じて、デジタル信号処理後の映像デ
ータを、HDフォーマットを用いた標準モードでは1
2:3:0に、SDフォーマットを用いた長時間モード
及びプログレッシブモードでは4:1:1に制御するこ
とにより、サンプリング後のデータ量は、長時間モード
及びプログレッシブモードでは標準モードの6/16に
なる。
【0077】第2に、記録モードに応じて圧縮処理の量
子化テーブル制御することにより、HDフォーマットを
用いた標準モードでは3/20に圧縮され、SDフォー
マットを用いた長時間モード及びプログレッシブモード
では1/5に圧縮されるので、圧縮率は、長時間モード
及びプログレッシブモードでは標準モードの3/4に設
定できる。そして、圧縮後の1画面あたりのデータ量
は、長時間モード及びプログレッシブモードは標準モー
ドの1/2になる。
【0078】第3に、記録モードに応じて磁気テープの
搬送速度を制御し、使用する磁気ヘッドを選択すること
により、HDフォーマットを用いた標準モードとSDフ
ォーマットを用いたプログレッシブモードでは、同じ搬
送速度でかつ同じヘッドを使用して、同じテープ使用量
で記録できる。
【0079】第4に、記録モードに応じて、使用する磁
気ヘッドを選択することにより、HDフォーマットを用
いた標準モードとSDフォーマットを用いたプログレッ
シブモードとで記録ヘッドを共用でき、記録ヘッドを増
やすことなく複数の記録モードに対応できるようにな
る。
【0080】以上の様に、HDフォーマットを用いた標
準モードとSDフォーマットを用いた長時間モード及び
SDフォーマットを用いたプログレッシブモードの複数
方式での記録が、記録モード設定に応じて、入力信号の
圧縮処理、記録処理が自動的に制御されることにより、
1台のDVレコーダーで記録ができる。第1の実施例、
第2の実施例は、本発明における代表的な例であるが、
本発明によれば記録モード設定に応じて、システム制御
回路により入力信号の圧縮処理、記録処理が自動的に制
御されることにより、入力画像データを偶数/奇数の走
査線を1本間隔間引いた1:Nインターレース方式で取
り込み所定の圧縮率で圧縮し所定の搬送速度で記録媒体
を搬送し記録する第1の記録モードと前記第1の記録モ
ードの圧縮率、且つ、搬送速度を変更することにより前
記第1の記録モードのN倍の時間が記録できる第2の記
録モードと前記入力画像データを全走査線を一度に取り
込み前記第2の記録モードと同じ圧縮率を用いて圧縮率
記録媒体にプログレッシブに記録する第3のモードの複
数の記録モードのうち前記第3の記録モードを含めた2
モード以上の記録が1台の記録再生装置で記録すること
ができる。
【0081】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、プログレッシブ方式に対応する記
録モードを含む複数の記録モードを選択自在な画像記録
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 画像圧縮処理回路18の概略構成ブロック図
である。
【図3】 標準モードで動き無しの場合のブロック化回
路56によるブロック例である。
【図4】 標準モードで動きありの場合のブロック化回
路56によるブロック例である。
【図5】 標準モードのマクロブロック例である。
【図6】 図5に示すマクロブロックに適用される量子
化テーブル例である。
【図7】 長時間モードで動き無しの場合のブロック化
回路56によるブロック例である。
【図8】 長時間モードで動きありの場合のブロック化
回路56によるブロック例である。
【図9】 長時間モードのマクロブロック例である。
【図10】 図9に示すマクロブロックに適用される量
子化テーブル例である。
【図11】 各モードでの、輝度成分と色差成分のサン
プリングレート、圧縮率及び1フレーム当たりのデータ
量の相対値の比較表である。
【図12】 DVレコーダの1トラックの記録フォーマ
ットである。
【図13】 DVレコーダの死す手ミュデータのパック
構造である。
【図14】 オーディオAUXのソースパックの構造で
ある。
【図15】 ビデオAUXのソースパックの構造であ
る。
【図16】 ビデオAUXのソース制御パックである。
【図17】 本実施例の記録モードに関するIDとその
データを示す。
【図18】 標準モードでの1フレーム分の記録トラッ
クを示す。
【図19】 標準モードにおける回転ドラム40の回転
位相と各磁気ヘッド42a〜42dの記録電流のタイミ
ング図を示す。
【図20】 プログレッシブ・モードにおけるトラック
・パターンを示す。
【図21】 プログレッシブ・モードにおける回転ドラ
ム40の回転位相と各磁気ヘッド42a〜42dの記録
電流のタイミング図を示す。
【図22】 長時間(SDL)モードにおけるトラック
・パターンを示す。
【図23】 長時間(SDL)モードにおける回転ドラ
ム40の回転位相と各磁気ヘッド42a〜42dの記録
電流のタイミング図を示す。
【図24】 各記録モードにおける記録速度と、1フレ
ーム当たりのトラック数の表を示す。
【図25】 本実施例の記録動作のフローチャートを示
す。
【図26】 標準モードをHDフォーマットとしたとき
の記録動作のフローチャートを示す。
【図27】 図26に対応するヘッド構成図である。
【図28】 図26の場合の角モードのパラメータを示
す。
【図29】 図26の場合のシステム・データ例を示
す。
【図30】 図26の場合の各モードでの磁気テープ搬
送速度及びフレーム当たりのトラック数の表を示す。
【図31】 図26の場合の標準(HD)モードでの1
フレーム分の記録トラックを示す。
【図32】 図26の場合の標準(HD)モードにおけ
る回転ドラム40の回転位相と各磁気ヘッド42e〜4
2hの記録電流のタイミング図を示す。
【図33】 図26の場合のプログレッシブ・モードに
おけるトラック・パターンを示す。
【図34】 図26の場合のプログレッシブ・モードに
おける回転ドラム40の回転位相と各磁気ヘッド42e
〜42hの記録電流のタイミング図を示す。
【図35】 図26の場合の長時間(SD)モードにお
けるトラック・パターンを示す。
【図36】 図26の場合の長時間(SD)モードにお
ける回転ドラム40の回転位相と各磁気ヘッド42e〜
42hの記録電流のタイミング図を示す。
【符号の説明】
10:システム制御回路 12:記録モード設定スイッチ 14:撮像素子14 16:A/D変換器 18:画像圧縮処理回路 20:加算器 22:誤り訂正符号化回路 24:マイク 26:A/D変換器 28:加算器 30:誤り訂正符号化回路 32:誤り訂正符号化回路 34:多重化回路 36:変調回路 38:ヘッド選択スイッチ 40:回転ドラム 42a〜42d,42e〜42h:磁気ヘッド 44:磁気テープ 46:サーボ回路 48:ドラム・モータ 50:キュプスタン・モータ 52:入力バッファメモリ 54:動き検出回路 56:ブロック化回路 58:DCT(離散コサイン変換)回路 60:量子化回路 62:符号化回路 64:出力バッファメモリ 66:データ量算出回路 68:係数設定回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号を、その偶数・奇数の走査
    線を1本間隔で間引いた1:Nインターレース方式で取
    り込み、所定の圧縮率で圧縮し、所定の搬送速度で記録
    媒体を搬送して記録する第1の記録モードと、前記第1
    の記録モードの少なくとも圧縮率及び搬送速度の一方を
    変更して、前記第1の記録モードのN倍の記録時間を得
    る第2の記録モードと、前記入力画像データを、その全
    走査線を一度に取り込み前記第2の記録モードと同じ圧
    縮率で圧縮し、記録媒体にプログレッシブに記録する第
    3のモードの内の、前記第3の記録モードを含む2以上
    の記録モードを具備する画像記録装置であって、 前記記録モードを設定する記録モード設定手段と、 前記入力画像信号をサンプリングするサンプリング手段
    と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた画像デ
    ータを圧縮する画像圧縮手段と、 前記記録モードに応じて前記サンプリング手段における
    サンプリング周波数を設定するサンプリング周波数制御
    手段と、 前記記録モードに応じて前記画像圧縮手段における圧縮
    率を設定する圧縮率制御手段と、 前記画像圧縮手段により圧縮された画像データを記録す
    る記録手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記1:Nインターレース方式におい
    て、Nが2の倍数である請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像圧縮手段による前記第2の記録
    モード及び第3の記録モードの圧縮後のデータ量が、前
    記第1の記録モードのそれの1/2倍である請求項1又
    は2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の記録モードは、SDフォーマ
    ットを使用し、前記第2の記録モードはSDLフォーマ
    ットを使用する請求項1、2又は3に記載の画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2の記録モード及び前記第3の記
    録モードの、前記サンプリング手段の1画面当りのサン
    プリング数は、前記第1の記録モードのそれの2/3倍
    である請求項1、2、3又は4に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記画像圧縮手段は量子化手段を有し、
    前記第2の記録モード及び前記第3の記録モードにおけ
    る前記量子化手段の量子化係数が、前記第1の記録モー
    ドのそれの4/3倍である請求項1、2、3又は4に記
    載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の記録モードはHDフォーマッ
    トを使用し、前記第2の記録モードがSDフォーマット
    を使用する請求項1、2又は3に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の記録モード及び前記第3の記
    録モードの、前記サンプリング手段の1画面当りのサン
    プリング数は、前記第1の記録モードのそれの6/16
    倍である請求項1、2、3又は7に記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像圧縮手段は量子化手段を有し、
    前記第2の記録モード及び前記第3の記録モードにおけ
    る前記量子化手段の量子化係数が、前記第1の記録モー
    ドのそれの3/4倍である請求項1、2、3又は7に記
    載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 入力画像信号を、その偶数・奇数の走
    査線を1本間隔で間引いた1:Nインターレース方式で
    取り込み、所定の圧縮率で圧縮し、所定の搬送速度で記
    録媒体を搬送して記録する第1の記録モードと、前記第
    1の記録モードの少なくとも圧縮率及び搬送速度の一方
    を変更して、前記第1の記録モードのN倍の記録時間を
    得る第2の記録モードと、前記入力画像データを、その
    全走査線を一度に取り込み前記第2の記録モードと同じ
    圧縮率で圧縮し、記録媒体にプログレッシブに記録する
    第3のモードの内の、前記第3の記録モードを含む2以
    上の記録モードを具備する画像記録装置であって、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される前記記録媒体上に多数の
    トラックを形成し情報を記録する記録手段と、 前記記録モードに応じて前記記録媒体の搬送速度を設定
    する搬送制御手段とを有することを特徴とする画像記録
    装置。
  11. 【請求項11】 前記1:Nインターレース方式におい
    て、Nが2の倍数である請求項10に記載の画像記録装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1の記録モードにおける前記搬
    送手段による前記記録媒体の搬送速度が前記第3の記録
    モードの搬送速度と同じであり、前記第2の記録記録モ
    ードの搬送速度が前記第1の記録モードの1/2倍であ
    る請求項10又は11に記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録手段は、前記第2の記録モー
    ド及び前記第3の記録モードでは、前記第1の記録モー
    ドの場合の1/2倍の数のトラックに情報を記録する特
    徴とする請求項10又は11に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 更に、前記記録媒体に記録する複数の
    記録ヘッドと、前記記録モードに応じて前記記録ヘッド
    を設定するヘッド制御手段とを有する請求項10に記載
    の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記ヘッド制御手段は、前記第1の記
    録モード及び第3の記録モードででは同一ヘッドを選択
    し、前記第2の記録モードでで第2の記録用ヘッドを選
    択する請求項14に記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007019567A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Hitachi Ltd 画像記録再生装置
JP2012527667A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 磁気テープへのマルチホスト同時書き込みの方法、システム、及び、磁気テープ・カートリッジ

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